JP4933015B2 - 磁化反転を精緻に配置することにより磁気符号化密度を増大させる方法および装置 - Google Patents

磁化反転を精緻に配置することにより磁気符号化密度を増大させる方法および装置 Download PDF

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Description

【0001】
関連出願の相互参照
1997年4月1日に発行され、発明の主題が関連する本発明の譲受人に対して譲渡されたフェルナンデス氏による米国特許第5,616,904号の記載の全てをここに参照として取り入れる。
【0002】
本発明の分野
本発明は一般に、磁気データの符号化を改善することに関する。とりわけ、本発明は、磁気媒体上への磁化反転を精緻に配置することおよびそれを読み出すことによって達成されるデータ符号化密度の向上に関連している。
【0003】
発明の背景
テープのような磁気媒体が長い間データの記憶装置として一般に使用されてきた。磁気媒体には数多くの用途があり、例えば、コンピュータハードディスク、コンピュータハードディスクのバックアップに適した磁気テープカートリッジ、データを記憶すべくIDカード上に形成された磁気ストライプなどがある。技術進歩が進み、情報ニーズがますます増大するにつれ、磁気媒体を含む全ての記憶媒体のユーザーは、より高い密度で情報を記憶することの利点に気づくであろう。磁気媒体は磁化反転(磁気転移)の確立を通して媒体上に情報を記憶するものである。磁化反転の数を増加させることにより記録密度を増やすそうとするとしばしばコストが高くなってしまうが、もし非常にたくさんの磁化反転を小さなスペースに配置できるのであれば記録密度は本質的に増加する。とりわけ今現在において利用可能な材質を使用することが特に望まれるのであれば、媒体の性質や技術などに起因する限界が存在するため、磁気媒体を使用して達成することができる情報密度には限界が生ずる。さらに、磁気IDカードのように数多くの用途が普及しているが、磁化反転を通しての媒体上に配置可能な情報の密度はこれらの標準規格によって決まってくる。例えば、クレジットカードの磁気ストライプに関する情報の符号化を取り決めている標準規格では、カード上に配置されるべき情報と、当該情報を記録するための符号化方法とが指定されている。カードとカード読書装置との互換性を維持すべく、カードは標準規格に従っていなければならない。カードの情報内容を増やすためにはカード上の磁化反転の数を増やすことが必要な標準規格では、標準規格で指定された情報以外の他の情報を記録するための余地はもはや残されていないだろう。
【0004】
媒体上に記録される情報の密度を上昇させることが好ましいとしても、磁気テープなどの他の媒体には同様の限界が存在する。これは、磁化反転の数の増加を不可能としている媒体や標準規格に原因がある。これがクレジットカードやデビットカードのような金融IDカードなどにおける実情である。磁気ストライプ型のクレジットカードやデビットカードでは一般に情報を磁気記録するためのエリアは本当に小さいものである。情報の内容は、マスターカード社やVISA社のような機関によって策定された標準規格によって指定されている。一般に標準規格では情報を追加するための余分なエリアを残していないことが多い。
【0005】
しばしば、クレジットカードやデビットカードに追加のセキュリティ情報を付加すれば有用であると証明されているが、カードデザインの標準規格のために、磁化反転を追加する形式でもって付加的な情報を追加することは許されない。
【0006】
さらに、特別な標準規格に従って動作している装置はいうまでもなく、他の異なる標準に従って動作している装置にも読むことが可能な方法を用いて、磁気媒体上に情報を記録する必要がある状況が生じるかもしれない。例えば、既存のリーダー(読み出し装置)が明白に読み取れ、しかも、認証情報を検出できるように設計されたリーダーにも読み取れることができるような方法を用いて、クレジットカードのようなIDカードについての認証情報を符号化できれば望ましいだろう。
【0007】
磁気データ記憶装置のための符号化標準規格は、一般にデータを表すために使用される磁化反転の標準位置(基準位置)を定義しており、所定の耐性内であればこの標準位置からの偏差が許されている。一般に、磁気ヘッドに沿って磁気媒体が通過することによって生じる信号のピークポイントをセンサにより検出することで、磁化反転が認識される。典型的な磁気符号化プロセスにおいては、ピークポイントとその結果として認識される磁化反転とは標準から偏差している。ピークポイントの正確な位置からの偏差は「ジッター」と呼ばれている。(上で引用されている)フェルナンデス特許は、磁気媒体の認証に使用される磁気媒体用の磁気的なサインを定義するための、ジッターのパターンを読む技術を記述している。
【0008】
もし磁化反転の標準位置からの偏差またはジッターを制御できれば、データの符号化に使用可能な追加の情報を表現することができる。すでに、媒体の認証のための追加情報のソースとして既存のジッターを使用することが上述のフェルナンデス特許に記述されているが、制御されたジッターを使用して媒体上に情報を符号化するための具体的な手段は開示されていない。
【0009】
従って、磁気媒体上の磁化反転の数を増大させなくとも、磁気媒体に記憶される情報の密度を増大させるための技術ニーズが存在するといえる。この技術では、記憶媒体上において精緻に制御された磁化反転の配置位置を使用することで、追加の情報を読めるように特別に装置かされていないデバイスであっても読み取れるように追加の情報を定義する。
【0010】
発明の概要
本発明にかかる情報記録システムは、磁気媒体上に磁化反転の正確な配置を作成するのに適したメディア・ライター(媒体書き込み器)を有する。メディア・ライターは、あらかじめ定義された標準規格に従って媒体の長さに沿って磁化反転を配置することで、磁気媒体に沿って従来ビットを書き込んでゆく。例えば、バイナリーの「1」を記録するためには、メディア・ライターが、ロー(Low)からハイ(High)への磁化反転を配置し、短いインターバルを置き続けてハイからローへの磁化反転を配置し、次の磁化反転の前に短いインターバルを置く。また、バイナリーの「0」を書き込むためには、メディア・ライターが、ローからハイへの磁化反転を配置し、長いインターバルを置き、続けてハイからローへの磁化反転を配置する。その際には、次のビットを開始する前にはインターバルを置かない。各磁化反転の配置は、標準の配置と、標準配置からの許容可能な偏差とを定義する標準規格によって定義される。
【0011】
追加のビットを符号化するためには、メディア・ライターが標準位置から偏差した位置に、ビット間の磁化反転を配置させる。追加の「0」を符号化するためには、メディア・ライターが標準位置の前に磁化反転を配置させる。追加の「1」を符号化するためには、メディア・ライターが標準位置の後ろに磁化反転を配置させる。この標準位置からの偏差は、ビットを符号化するための標準規格によって定義されている耐性の範囲内に収まるものであり、しかもこの標準規格は従来技術のメディア・リーダーによって使用されている標準規格であってもよい。例えば、磁気IDカード上にデータを記録するための従来の標準規格においては標準値から8%の偏差が許されているとする。追加の「0」を符号化するためには、メディア・ライターは、ビット開始位置の磁化反転とビット終了位置の磁化反転との間の距離が標準の磁化反転間の距離に比較し少なくとも3%を超えるように磁化反転を配置することができる。追加の「1」を符号化するためには、メディア・ライターは、ビット開始位置の磁化反転とビット終了位置の磁化反転との間の距離が、標準の磁化反転間の距離に比し少なくとも3%より小さくなるように磁化反転を配置することができる。偏差が標準値から少なくとも3%より小さいことを必要とするのは、追加のデータを表す偏差とランダムに生じている偏差とを区別できるようにするためである。従来のメディア・ライターは標準位置から3%以内の位置に磁化反転を配置できるため、磁化反転が標準位置から3%以上偏差することはない。仮に、磁化反転が標準位置から3%以上偏差していると検出されたならば、その偏差はもはやデータを表現したものといえ、データとして安全に取り出すことができるだろう。
【0012】
エラーの累積を防止するために、従来どおりに符号化されたビット間の磁化反転の配置を調節することによって追加のビットを表現する。1組のビット(ビットペア)のメンバーを分離する磁化反転の配置を調節することによって、ビットペアの開始と終了において磁化反転の配置を変更する必要がなくなる。 従って、ペアビットの開始時と終了時における磁化反転をそれらの標準位置にとどめることができる。
【0013】
本発明にかかるリーダーは、ビットを復号するために磁化反転を読み出し、データを符号化したり復号したりするための所定の標準規格に従って、一連の磁化反転を「1」や「0」として解釈して行く。同様に、リーダーは追加のデータを検出するために、標準の配置から偏差している磁化反転の配置を検出する。リーダーはビット間の磁化反転の偏差を検出する。もし、磁化反転間の距離が標準距離より少なくとも3%大きかったとすると、例えば、標準値からの偏差は追加の「0」を表現しているものとして解釈され、一方、磁化反転間の距離が標準距離よりも少なくとも3%小さかったとすると、標準値からの偏差は追加の「1」を表現しているものとして解釈できる。
【0014】
本発明の技術に従ったカードや他の磁気媒体を読むための従来のリーダーは、磁化反転によって符号化された追加のビットを検出することなく、従来どおりに符号化されたビットを読み出すことができる。これは、例えば、適切なリーダーであれば検出できるセキュリティ情報や他の認証情報を追加可能にする。その際に、これらの情報を検出できるように装置化されていないリーダーに対しては干渉を与えることはない。
【0015】
本発明に従ったライターを用いて符号化された磁気媒体が従来技術のリーダーによって読めるならば、磁化反転によって表現されたビットを読めるであろう。磁化反転の配置によって符号化されたビットは検出されないであろうし、従来どおりに符号化された情報の読み出しを妨害することもないであろう。
【0016】
本発明のより完全な理解と発明の利点および特徴は、以下の詳細な説明と添付図面から明らかにされる。
【0017】
詳細な説明
図1Aは、一般に使用されている標準規格ISO ID−1に準拠して設計された磁気カードの背面図を示した図である。標準規格ISO ID−1は、磁気カードのデザインとして広く普及しているものである。磁気カードの背面には、磁気ストライプエリア102が示されており、このエリアは本発明にかかるシステムによって有効に書き込みと読み出しが実行される。カード100は、高さが53.98mm、幅が85.60mm、厚さが0.76mmであり、 半径が3.18mmの角103のような角(コーナー)を有している。磁気ストライプエリア102は、高さが10.28mmで幅が82.55mmである。磁気ストライプエリア102はトップエッジ(上端)104とボトムエッジ(下端)108を有しており、上端104はカードのトップ106から5.54mmの位置にあり、下端108は、カードのトップ106から15.82mmの位置にある。磁気ストライプエリア102のライトエッジ(右端)はカード100の右端112から2.92mmの位置にあり、データはカードの磁気ストライプエリア102上に符号化され、第1のビット114はカード100の右端から7.44mmのところから開始される。磁気ストライプエリア102には、第1のトラック116、第2のトラック118および第3のトラック120が含まれている。
【0018】
図1Bは、磁気カード100の磁気ストライプエリア102をより詳細に示した図であり、第1の磁気トラック116、第2の磁気トラック118および第3の磁気トラック120が描かれている。第1の磁気トラック116は、カードのトップ部106から5.66mmのところに位置し、上端部122を有し、磁気ストライプ102の上端104から0.12mmのところに上端部122がある。第1の磁気トラック116の幅は2.80mmである。
【0019】
第2の磁気トラック118は、上端部124を有し、この上端部124は、第1の磁気トラック116の下端部126から0.50mmのところに位置している。第2の磁気トラック118は、2.80mmの幅を有する。
【0020】
第3の磁気トラック120は、上端部128を有し、この上端部128は第2の磁気トラック116の下端130から0.76mmのところに位置している。第3のトラック130は2.80mmの幅を有している。同様に、第3の磁気トラック120は、下端部132を有し、この下端部132は、磁気ストライプエリア120の下端108から0.56mmだけ離れたところに位置している。
【0021】
磁気カード100が例示されているが、本発明の教示はテープ、ディスク若しくは磁化反転を使用してデータを表現するのに適した他の形態など、他の磁気媒体にも拡張されうることを理解できるであろう。
【0022】
図2Aは、従来技術の記録システムに従って書き込まれたデータ200のサンプル文字列を示している。データ200の文字列にはスケールを示してはいない。データ200の文字列は、磁気カード100のような磁気カードの第1のトラックと第3のトラックとに書き込まれるデータと類似している。例として示されているのは、「0」を符号化された第1のビット202と、「1」を符号化された第2のビット204である。第1のビット202は、左端において磁化反転208を有し、右端において磁化反転210を有している。磁化反転210は、磁化反転208から0.12mm離れた標準位置または標準位置から8%の耐性範囲内に位置することができる。よって、磁化反転210は、磁化反転208から0.11mm乃至0.13mmに位置することができ、これはすなわち、限界点212と限界点214との間を意味している。ビット204は、左端に磁化反転216を有し、上位への(立ち上がり)磁化反転218とそれに続く下位への(立り下がり)磁化反転220とを有する。上位への磁化反転218は、磁化反転216から0.6mm離れた標準位置に存在するか、あるいは、標準位置から10%以内で偏差できる。よって、上位への磁化反転は磁化反転216から0.54mm乃至0.66mmの範囲内に存在することができ、すなわち、限界点222と限界点224との間である。下位への磁化反転220は、上位への磁化反転218から0.5mmの標準位置または標準位置から10%ほど偏差することができる。すなわち、下位への磁化反転220は、上位への磁化反転218から0.45mm乃至0.55mmの範囲内に存在することができ、これは限界点226と限界点228との間である。磁化反転216に対する上位の磁化反転218の相対的な位置もまたこの範囲内に収まるので、下位の磁化反転220は磁化反転216から0.99mm乃至1.21mmの範囲内に収まることになろう。
【0023】
図2Bは、従来の記録システムによって書き込まれたデータ250のサンプル文字列を示している。データ250の文字列にはスケールを付していない。データ250の文字列は、カード100のような磁気カードの第2トラックに書き込むことができるデータを同様のものであってもよい。「0」として符号化された第1のビット252と、「1」として符号化された第2のビット254とについての寸法が示されている。第1のビット252は、左端において磁化反転256を有し、右端において磁化反転258を有している。磁化反転258は、磁化反転256から0.34mm離れた標準位置または標準位置から5%の耐性範囲内に存在しうる。よって、磁化反転258は、磁化反転256から0.32mm乃至0.36mmに位置することができ、これはすなわち、限界点260と限界点262との間を意味している。
【0024】
ビット254は、左端に磁化反転264を有し、下位への磁化反転266とそれに続く上位への磁化反転268とを有する。下位への磁化反転26は、磁化反転26から0.170mm離れた標準位置に存在するか、あるいは、標準位置から7%以内で偏差して位置しうる。よって、下位への磁化反転26は磁化反転26から0.158mm乃至0.182mmの範囲内に存在することができ、すなわち、限界点270と限界点272との間である。上位への磁化反転268は、下位への磁化反転266から0.5mm離れた標準位置または標準位置から10%ほど偏差して位置しうる。すなわち、上位への磁化反転268は、下位への磁化反転266から0.45mm乃至0.55mmの範囲内に存在することができ、これは限界点274と限界点276との間である。磁化反転264に対する下位への磁化反転266の相対的な位置もまたこの範囲内に収まるので、上位への磁化反転268は磁化反転264から0.203mm乃至0.237mmの範囲内に収まることになろう。
【0025】
図3は、本発明の技術に従って書き込まれたデータ300の文字列を示している。データ300の文字列はスケールが付されていない。データ300の文字列は、図1に示したカード100の第1のトラックと第3のトラックのようなトラックへと適切に書き込まれる。データ300の文字列は、磁化反転シーケンスによって符号がされたビットの列を含んでおり、一例として、そのうちのビット302は「1」を表し、ビット304は「0」を表し、ビット306は「0」を表し、そしてビット308は「1」を表している。磁化反転310はビット302とビット304とを分離し、磁化反転312はビット306とビット308とを分離している。磁化反転310と磁化反転312とは、磁化反転を書き込むための標準のデータ符号化システムで定められた標準位置には配置されていない。その代わり、磁化反転310は、ビット304を開始するための磁化反転310とビット304を終了させるための磁化反転315との間の距離が標準距離よりも少なくとも3%は大きくなるように配置されている。ここでいう標準距離は、ビット304が標準位置314において開始されたとしたならば達成されうる距離のことである。磁化反転312は、ビット308を開始するための磁化反転312とビット308を終了させるための磁化反転317との間の距離が標準距離よりも少なくとも3%は小さくなるように配置されている。ここでいう標準距離は、ビット308が標準位置316において開始されたとしたならば達成されうる距離のことである。この方法において、追加「0」はビット302とビット304との間に符号化され、追加の「1」はビット306とビット308との間符号化される。磁化反転310および磁化反転312の配置は、磁化反転配置のための耐性マージン内であり、従って、ビット302とビット304とを正確に読み出すことを妨害されることはない。しかも、適切に設計されたリーダーであれば、磁化反転310と磁化反転312との配置を読み出すことができ、磁化反転310と磁化反転312との配置によって表されたビットを判定することができる。
【0026】
このようにして、追加された1ビットは、磁化反転の列として符号化された2つのビットごとに、ビット間の磁化反転の配置位置を通して符号化される。各追加ビットはビットペアメンバー間の磁化反転の配置によって符号化されるため、エラーの累積といった問題を回避することができる。例えば、磁化反転315と磁化反転317が、それぞれペアの第2のビットの終わりにおいて発生しており、それぞれ標準位置318と320に存在する。もし従来どおりに符号化された各々のビットが、同様に磁化反転配置を利用して符号化された追加ビットを有しているとすれば、追加ビットは標準位置からの偏差を累積してしまい、実質的な偏差をもたらしてしまう。例として、「1」が5個連続した文字列は、「1」を5個書き込んだときに、標準位置から15%の偏差をもたらしてしまう。しかしながら、従来どおりに符号化された2ビット間の境界で標準位置から偏差するように磁化反転を配置することで、追加ビットを符号化したとしても、ペアビット間の距離を標準距離から偏差しないようにすることができる。各ペアビットは、書き込み処理に起因して通常発生する偏差やエラーによってのみ標準距離から偏差することになる。
【0027】
図4は、本発明の教示に従って書き込まれたデータ400の文字列を示している。データ400の文字列にはスケールを付していない。データ400の文字列は、図1に示されたカード100における第2の磁気トラックのようなトラックに対して適切に書き込まれる。データ400の文字列には、磁化反転シーケンスによって符号化されたビット列402,404,406および408が含まれており、それぞれ、ビット402は「1」を表し、ビット404は「0」を表し、ビット406は「0」を表し、ビット408は「1」を表している。磁化反転410は、ビット402とビット404とを分離しており、磁化反転412は、ビット406とビット408とを分離している。磁化反転410と磁化反転412とは、磁化反転を書き込むための標準のデータ符号化システムに従った標準位置に配置されてはいない。その代わり、磁化反転410は、ビット402を開始するための磁化反転41とビット402を終了させるための磁化反転41との間の距離が標準距離よりも少なくとも3%は大きくなるように配置されている。ここでいう標準距離は、磁化反転410が標準位置414に配置された場合に達成されうる距離のことである。磁化反転412は、ビット406を開始するための磁化反転415とビット406を終了させるための磁化反転412との間の距離が標準距離よりも少なくとも3%は小さくなるように配置されている。ここでいう標準距離は、磁化反転412が標準位置419に配置された場合に達成されうる距離のことである。磁化反転410の配置によって追加の「0」が符号化され、磁化反転412の配置によって追加の「1」が符号化されている。磁化反転410と磁化反転412との配置は、磁化反転配置のための耐性マージン内であり、従って、ビット402とビット404とを正確に読み出す際に妨害とならない。ペアビット間の標準位置から偏差するように磁化反転を配置することによってエラーの累積を回避している。よって、磁化反転415と磁化反転420は、それぞれビットペアの最後で発生し、それぞれ標準位置422と424に位置する。
【0028】
図5は、本発明にかかる磁気読み出し・書き込み装置500を例示した図である。本システム500は、読み出しヘッド502と、書き込みヘッド504と、読み出し増幅器506と、書き込み増幅器508と、アナログ/デジタル(A/D)変換器510と、デジタル/アナログ(D/A)変換器512と、プロセッサ514とを含んでいる。磁気トラックへの書き込み処理が望まれると、書き込まれるデータがプロセッサ510に供給され、プロセッサ510はデータをD/A変換器512に受け渡し、そこでアナログ形式に変換される。D/A変換器512は、アナログデータを書き込み増幅器508に供給し、書き込み増幅器508はアナログデータを増幅して書き込みヘッド504に送出し、そして、トラック516が読み出しヘッド502と書き込みヘッド504とに近接して通過する。書き込みヘッド502を近接してトラック516が通過すると、トラック516上に存在するデータシーケンスが読み出しヘッドによって検出される。データシーケンスはプロセッサ514に供給され、プロセッサ514は、書き込み動作のタイミングや配置など、書き込み処理を制御するのにシーケンスデータを利用する。
【0029】
書き込みヘッド504は、ビットを符号化するための標準規格に従って磁気トラック516上に磁化反転を配置させていく。書き込みヘッド504は、従来のビットと追加ビットとを磁気トラック516上に位置させていく。従来のビットは、磁化反転のシーケンスを書き込むことによって磁気トラック上にビットを配置させる。追加のビットは、従来ビット間の磁化反転の位置を選択することによって、磁気トラック516上に表現される。符号化の標準規格による標準位置から偏差した位置における従来ビット間の磁化反転配置が、データを表すために使用される。標準規格によって定義された耐性の範囲内において磁化反転は標準位置から偏差するが、システム500のような適宜の読み書き装置は十分に識別を行なえる。例えば、追加の「0」は、従来のビットを形成している磁化反転間の距離が標準距離から+3%まで偏差するように磁化反転を配置させることによって表現され、一方、追加の「1」は、従来のビットを形成している磁化反転間の距離が標準距離から−3%まで偏差するように磁化反転を配置させることによって表現される。
【0030】
もしシステム500のようなシステムによって書き込まれた磁気媒体が、従来技術のシステムによって読まれるとすれば、磁化反転は磁気媒体を符号化するための標準規格において定められている耐性の範囲内であるため、磁化反転のシーケンスとして符号化されたビットは通常どおり読み出せるであろう。しかしながら、磁化反転の配置によって符号化された追加のビットは検出されない。
【0031】
従来のビットと追加のビットとを予め符号化された媒体をシステム500のようなシステムが読む場合には、読込ヘッド502は、磁化反転を検出し、信号を生成し、読み出し増幅器506に送出するであろう。読み出しヘッド502は、識別可能な磁化反転の位置とタイミングとに基づいて正確な信号を生成する。読み出しヘッド506は、信号をA/D変換器510に対して送出し、A/D変換器510はこの信号をデジタル形式の信号に変換してそれをプロセッサ514に送出する。プロセッサ514は、磁化反転のシーケンスとして従来どおり符号化されたビットを検出する。さらに、プロセッサ514は、この信号の中から位置データとタイミングのデータを検出し、追加のビットを符号化するために使用された磁化反転の標準位置からの偏差を識別する。
【0032】
書き込み能力は別として、従来どおりに符号化された磁気トラックまたはトラック516のようなトラックを読み出せる能力を備えた装置500と似通って装置を設計してもよい。そのような装置は、読み出しヘッド502と、読み出し増幅器506と、A/D変換器510と、プロセッサ514とのようなコンポーネントを有することになろう。この様な装置の動作は、装置500について上述したような読み出し動作と同様のものとなろう。
【0033】
図6は、本発明においてデータ600を書き込むためのプロセスを示した図である。ステップ602において、一連の従来のビットと一連の追加のビットが書き込みのために組み立てられる。ステップ604において、一連の従来のビットと一連の追加のビットがデータストリームとしてマージされる。ステップ606において、データストリームは一連の磁化反転に置換される。従来ビットのそれぞれは符号化の標準規格に従った一連の磁化反転によって表現され、追加ビットのそれぞれは符号化の標準規格に従った標準位置から偏差した位置に設けられた磁化反転によって表現される。追加のビットのそれぞれは、従来の2ビット間の磁化反転によって表現される。追加のビットを表す磁化反転は、定義された量だけ標準位置から偏差し、この定義された量は符号化の標準規格によって許容された耐性の範囲内の量である。ステップ608において、各ビットは、磁気媒体上に書き込まれる。各従来のビットは、媒体上に一連の磁化反転を書き込むことによって書き込まれ、各追加ビットは、標準位置から偏差した位置において、従来ビットのペア間に磁化反転を配置させることによって書き込まれる。ステップ610において、磁気媒体が読まれて、そして媒体から読み出されたデータが、媒体に書き込まれていると思われるデータと比較される。もし読み出されたデータが予期されたデータと一致すれば、このプロセスはステップ612 へと進み、書き込みプロセスが成功裡に終了する。もし読み出されたデータが予期されたデータと一致しない場合は、本プロセスはステップ 614に進み、書き込みプロセスが失敗したとの警告を発行する。
【0034】
図7は、本発明にかかるデータ読み出しプロセス700を例示した図である。ステップ702において、磁気媒体は読み出しヘッドに沿って通過する。ステップ704において、媒体記録されている磁化反転が検出される。ステップ706において、符号化された従来のビットを表している磁化反転のシーケンスが、符号化標準規格に従って磁化反転のシーケンスに対応するビットへと変換される。ステップ708において、ビットが記憶される。ステップ710において、符号化された2つのビットを分離している磁化反転が検査され、ビットを符号化するために使用された符号化標準規格に従った標準位置から磁化反転の位置が偏差しているかどうかを決定する。もしあらかじめ定義された量だけ標準位置から磁化反転の位置が偏差しているならば、磁化反転は追加の符号化されたビットであると識別され、もしあらかじめ定義された量だけ標準位置から偏差していなければ、追加のビットは識別されない。ステップ712において、追加の符号化されたビットを表している磁化反転のシーケンスが、符号化標準規格に従った磁化反転シーケンスによって表されたビットへと変換される。ステップ714において追加の符号化されたビットが記憶される。ステップ716において、読み出しプロセスのパラメータが検査され、追加の読み出しが実行されるべく残っているかどうかを決定する。これは、例えば、最後に読み出された複数のビットを検査することによりそれらが終了シーケンスを表すかどうかを決定したり、読み出されるべきデータ量を管理している予めめられたパラメータを検査したり、時間パラメータを調査したり、あるいは望まれている他の全ての技術を使用したりすることによって実行される。もし追加の読み出しを実行すべきものが残されていなければ、本プロセスはステップ750で終了する。もし追加の読み出しが残っていれば、プロセスはステップ702に戻る。
【0035】
図8は、本発明の技術を使用して磁気カードに証明情報を蓄積する方法800を示している。ステップ802において、磁気指紋を識別すべく、磁気パターンがカードから読み出される。磁気パターンの読み出しと、磁気指紋の識別とは、上述のフェルナンデス特許の開始に従って達成することができる。ステップ804において、磁気指紋の数値的表現が生成され、数値的な指紋情報が形成される。ステップ806において、カード上に書き込まれるべきデータが組み立てられる。ステップ808において、識別データと数値的な指紋情報とがデータストリームを形成するためにマージされる。ステップ810において、識別データと数値的な指紋情報とがカードに書き込まれる。識別データは磁化反転によって表された従来のビットとして符号化され、数値的な指紋情報は従来のビットを分離する磁化反転の配置によって表現される追加のビットとして符号化される。この方法によれば、数値的な指紋情報は、カードに対して書き込まれるべき他の全ての情報のために空き領域を残しながら、カードに書き込まれうる。従って、数値的な指紋情報をカードに記録しても、他の情報の書き込みが妨害されることはない。
【0036】
図9は、本発明におけるカード認証方法900を例示したものである。ステップ902において、磁気情報がカードから読み出される。ステップ904において、従来のビットとして符号化された識別情報が識別され、記憶される。同時に、カードの磁気的な特徴が読み出され、数値的な指紋情報を生成するための数値的な表現へと変換される。ステップ906において、数値的な指紋情報が記憶される。ステップ908において、磁化反転が追加の情報を表現しているかどうかを決定すべく、偏差について、従来のビットを分離している磁化反転が検査される。もし磁化反転が標準位置から予め定められた量を1以上偏差していなければ、本プロセスはステップ908に進み、磁化反転が符号化された情報を含んでいないと判定される。そして本プロセスはステップ950に進む。もし磁化反転が予め定められた量よりも標準位置から離れていれば、本プロセスはステップ912へと進み、磁化反転は符号化された追加の情報を含んでいるものとして解釈される。ステップ914において、符号化された追加の情報が復号され、数値的な指紋情報が生成される。ステップ916において、復号された数値的な指紋は格納されている数値的な指紋と比較される。もし復号された数値的な指紋情報と、あらかじめ定義された耐性内において蓄積されている数値的な指紋情報との照合に失敗すれば、本プロセスはステップ918に進んで、カードが拒絶される。もし復号された数値的な指紋情報と、記憶されている数値的な指紋情報とが一致すれば、本プロセスはステップ950に進む。ステップ950において、識別情報が抽出され、処理される。
【0037】
本発明は好ましい実施形態との関係で開示されたが、特許請求の範囲と上述の説明から逸脱することなく、当業者が幅広く様々な実現手段を採用できることは理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 本発明に従った読み出しと書き込みに適した磁気カードの一部を示した図である。
【図1B】 図1Aに示された磁気カードにおける磁気ストライプの領域を詳細に拡大した図である。
【図2A】 従来の符号化標準規格に従って符号化されたデータストリングを示した図である。
【図2B】 従来の符号化標準規格に従って符号化されたデータストリングを示した図である。
【図3】 本発明の開示技術に従って符号化されたデータストリングを示した図である。
【図4】 本発明の開示技術に従って符号化されたデータストリングを示した図である。
【図5】 本発明の開示技術に従った磁気読書デバイスを示した図である。
【図6】 本発明に従った磁気データの書き込みみ処理を示した図である。
【図7】 本発明に従った磁気データの読み出し処理を示した図である。
【図8】 本発明に従った磁気カードの書き込みみ処理を示した図である。
【図9】 本発明に従った磁気データの読み込みおよび認証処理を示した図である。

Claims (11)

  1. 磁気媒体上にデータを符号化する方法であって、
    前記磁気媒体上の標準位置に配置された一連の磁化反転によって表現される従来ビットを前記磁気媒体上に配置させるべく符号化するステップと、
    従来ビットに含まれた磁化反転の標準位置からの偏差によって表現される追加ビットを前記磁気媒体上に配置させるために符号化するステップと
    前記従来ビットと前記追加ビットとをデータ列として前記磁気媒体上に書き込むステップと
    を有し、
    前記データ列には前記従来ビットとマージされた前記追加ビットが含まれており、
    前記データ列は前記従来ビットが単独で占めていた前記磁気媒体上の領域と同一の領域を占めており、
    前記データ列は前記従来ビット単独でのデータ密度よりも高いデータ密度を提供することを特徴とする方法。
  2. 各追加ビットは2つの従来ビットを分離する磁化反転に配置されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 追加ビットを表現する従来ビットに含まれた磁化反転の標準位置からの前記偏差は、従来ビットを符号化する際に使用される磁化反転についての耐性の範囲内にあることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 各追加ビットはペアとなる従来ビットの間にある磁化反転に配置され、前記ペアとなる従来ビットの開始の磁化反転または終了の磁化反転にはいずれの追加ビットも配置されないことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 磁気媒体からデータを読み出す方法であって、
    前記磁気媒体から一連の磁化反転を読み出すステップであって、前記一連の磁化反転は、従来ビットと追加ビットとによる一連のビットを表しており、各従来ビットは磁化反転の並びとして符号化されており、各追加ビットは2つの従来ビットを分離する磁化反転の標準位置からの偏差として符号化されており、前記従来ビットと前記追加ビットはデータ列として符号化されており、前記データ列には前記従来ビットとマージされた前記追加ビットが含まれており、前記データ列は前記従来ビットが単独で占めていた前記磁気媒体上の領域と同一の領域を占めており、前記データ列は前記従来ビット単独でのデータ密度よりも高いデータ密度を提供する、ステップと、
    前記磁化反転を読み出している間に、一連の磁化反転によって符号化された従来ビットを検出して解釈するとともに、2つの従来ビットを分離する磁化反転の標準位置からの偏差として符号化された追加ビットを検出して解釈するステップと
    を有する方法。
  6. 磁気媒体からデータを読み出す読み出し装置であって、
    読み出し信号を生成すべく磁気トラック上の磁化反転を読み出す読み出しヘッドと、
    増幅された読み出し信号を生成すべく前記読み出し信号を増幅する増幅器と、
    前記増幅された読み出し信号が表現しているデジタルデータストリームを生成するアナログ/デジタル変換器と、
    一連の磁化反転として符号化された従来ビットを識別するとともに、従来ビット間の磁化反転の標準位置からの偏差として符号化された追加ビットを識別すべく、前記デジタルデータストリームを解釈するよう動作するプロセッサと、
    を有し、
    前記データストリームは従来ビットと追加ビットとによる一連のビットを表しており、
    前記従来ビットと前記追加ビットはデータ列として前記磁気媒体上において符号化されており、
    前記データ列には前記従来ビットとマージされた前記追加ビットが含まれており、
    前記データ列は前記従来ビットが単独で占めていた前記磁気媒体上の領域と同一の領域を占めており、
    前記データ列は、前記従来ビット単独でのデータ密度よりも高いデータ密度を提供する
    ことを特徴とする読み出し装置。
  7. 磁気媒体からデータを読み出したり該磁気媒体にデータを書き込んだりする読み出し書き込み装置であって、
    磁化反転を表現する読み出し信号を生成すべく磁気媒体上において出現する磁化反転を検出する読み出しヘッドと、
    前記磁気媒体上に書き込まれるべきデータを表現する増幅された書き込み信号に基づいて、前記磁気媒体上に磁化反転を書き込む書き込みヘッドと、
    増幅された読み出し信号を生成すべく前記読み出し信号を増幅する読み出し増幅器と、
    前記増幅された書き込み信号を生成すべく前記書き込み信号を増幅する書き込み増幅器と、
    前記増幅された読み出し信号に基づいてデジタルデータストリームを作成するアナログ/デジタル変換器と、
    前記磁気媒体上に書き込まれるべきデータを表現している出力デジタルデータストリームに基づいて前記書き込み信号を生成し、増幅された書き込み信号を生成すべく前記書き込み増幅器へと前記書き込み信号を送出するデジタル/アナログ変換器と、
    前記デジタルデータストリームによって表現されたビットを識別すべく前記デジタルデータストリームを受信し、前記磁気媒体上において磁化反転のシーケンスとして符号化された従来ビットと従来ビット間にある磁化反転の標準位置からの偏差として符号化された追加ビットとを識別するよう動作し、前記磁気媒体上に従来ビットを符号化すべく磁化反転のシーケンス配置を指定する出力デジタルデータストリームと前記磁気媒体上に配置される追加ビットを符号化するために従来ビット間の磁化反転の標準位置から偏差した配置を指定する出力デジタルデータストリームとをデータ列として生成するよう動作するプロセッサと
    を有し、
    前記データ列は、従来ビットと追加ビットとによる一連のビットを表しており、前記従来ビットと前記追加ビットは前記磁気媒体上で前記データ列として符号化され、前記データ列には前記従来ビットとマージされた前記追加ビットが含まれており、前記データ列は前記従来ビットが単独で占めていた前記磁気媒体上の領域と同一の領域を占めており、前記データ列は、前記従来ビット単独でのデータ密度よりも高いデータ密度を提供する
    ことを特徴とする読み出し書き込み装置。
  8. 前記プロセッサは、前記偏差が従来ビットを符号化する磁化反転の配置に関する耐性の範囲内にあるよう、従来ビット間の磁化反転の標準位置から偏差した配置を指定するよう動作することを特徴とする請求項7に記載の読み出し書き込み装置。
  9. 前記プロセッサは、ペアとなる従来ビットの開始の磁化反転または終了の磁化反転にはいずれも偏差を配置せず、ペアとなる従来ビットの間にある標準位置からの偏差の配置を指定するよう動作することを特徴とする請求項8に記載の読み出し書き込み装置。
  10. 磁気カードを生成する方法であって、
    前記磁気カード上に書き込まれる識別情報を組み立てるステップと、
    磁気指紋を識別すべく前記磁気カードから磁気情報を読み出すステップと、
    前記磁気指紋から数値的な表現を含む数値的な指紋情報を生成するステップと、
    前記識別情報と前記数値的な指紋情報とをマージしデータストリームを形成するステップと、
    前記識別情報を従来ビットとして表現し、前記数値的な指紋情報を追加ビットとして表現すべく、前記データストリームを前記磁気カードへと書き込むステップと
    有し、
    各追加ビットは従来ビットに含まれている磁化反転の標準位置からの偏差として表現されており、
    前記データストリームは従来ビットと追加ビットとによる一連のビットを表しており、
    前記従来ビットと前記追加ビットはデータ列として前記磁気媒体上において符号化されており、
    前記データ列には前記従来ビットとマージされた前記追加ビットが含まれており、
    前記データ列は前記従来ビットが単独で占めていた前記磁気媒体上の領域と同一の領域を占めており、
    前記データ列は前記従来ビット単独でのデータ密度よりも高いデータ密度を提供する
    ことを特徴とする方法。
  11. 磁気カードを認証する方法であって、
    前記磁気カードから磁気情報を読み出すステップと、
    従来ビットとして符号化された識別情報を解釈して記憶するステップと、
    前記磁気カードから磁気情報を読み出して磁気指紋情報を生成するステップと、
    前記磁気指紋情報の数値的表現を含む数値的な指紋情報を生成するステップと、
    前記数値的な指紋情報を記憶するステップと、
    前記磁気情報内の磁化反転を調査し、前記磁化反転が予め定められた量だけ標準位置から偏差しているかどうかを判定するステップと、
    前記磁化反転が予め定められた量だけ標準位置から偏差している場合に、前記磁化反転を解釈して前記磁気カードに追加ビットとして符号化されている追加の情報を識別するステップと、
    前記追加の情報を復号して復号された数値的な指紋情報を生成するステップと、
    前記復号された数値的な指紋情報と前記記憶されている数値的な指紋情報とを比較するステップと、
    前記比較の結果が不一致であれば前記磁気カードを拒絶するステップと、
    前記比較の結果が一致であれば前記識別情報を抽出して処理するステップと
    有し、
    各追加ビットは従来ビットに含まれている磁化反転の標準位置からの偏差として符号化されており、
    前記追加ビットはデータ列の中で前記従来ビットにマージされており、
    前記データ列は前記従来ビットが単独で占めていた前記磁気カード上の領域と同一の領域を占めており、
    前記データ列は前記従来ビット単独でのデータ密度よりも高いデータ密度を提供する
    ことを特徴とする方法。
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