JPH0765553A - 光カード - Google Patents

光カード

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JPH0765553A
JPH0765553A JP21055393A JP21055393A JPH0765553A JP H0765553 A JPH0765553 A JP H0765553A JP 21055393 A JP21055393 A JP 21055393A JP 21055393 A JP21055393 A JP 21055393A JP H0765553 A JPH0765553 A JP H0765553A
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JP
Japan
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track
optical card
data
tracks
recorded
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JP21055393A
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English (en)
Inventor
Hideki Hosoya
英樹 細谷
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】媒体種別を示す特別のマークを設けることな
く、光カード上のトラック本数を記録再生装置が容易に
判別できるようにする。 【構成】データトラック3ごとに配置され当該データ
トラック3のアドレスを示す情報を含むトラックID部
4に、データトラック3の本数に関する情報を書込む。
あるいは、各データトラック3の両端部ごとに配置さ
れ当該データトラックのトラック番号を示す情報を含む
トラックID部4に関し、データトラック3の一端側に
あるトラックID部4に記録されたトラック番号の増加
方向が、データトラック3の他端側にあるトラックID
部4に記録されたトラック番号の増加方向に対し、反対
となるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光カードに関し、特
に、相互に平行な複数のトラックを有し、それぞれのト
ラックごとに当該トラックのアドレスを示すトラックI
D部が設けられている光カードに関する。
【0002】
【従来の技術】情報記録媒体として、磁気を用いて記録
・再生を行なう磁気的記録媒体(フロッピーディスクや
磁気カードなど)や、光を用いて記録・再生を行なう光
学的記録媒体などが知られている。光学的記録媒体の形
態としては、ディスク状、カード状、テープ状など各種
のものが知られており、目的、用途などにより使い分け
られている。このうちカード状の光学的記録媒体(以
下、光カードと称する)は、製造の容易さ、携帯性の良
さ(典型的には、銀行のキャッシュカードのサイズであ
る)、アクセス性の良さといった特徴を有しており、今
後、用途がますます広がっていくと考えられる。
【0003】光学的記録媒体には、その媒体の特性によ
り、書込んだデータを消去して書き換えることが可能な
ものと、データの追記のみが可能なものがあるが、現状
において、光カードでは追記のみが可能なものが一般的
である。光カードは、医療分野など、消去書換えができ
ないという特性が利点となる分野での応用が期待されて
いる。
【0004】図5は、光カードの一例を示す平面図であ
る。略長方形の光カード1には、複数本のトラッキング
トラック2が相互に平行に設けられており、隣接するト
ラッキングトラック2の間には、実際に情報が記録され
るデータトラック3が設けられている。したがって、デ
ータトラック3自体も相互に平行になるように複数本設
けられている。トラッキングトラック2は、データトラ
ック3に対してデータの書込みや読出しを行なう際の位
置決め用として使用される。各データトラック3の両端
部には、対応するデータトラック3の物理的な位置やそ
のデータトラック3のアドレスなどを示すトラックID
部(トラック識別部)4が設けられている。トラックI
D部4には、所定のデータが予めフォーマット(プリフ
ォーマット)されている。なお、各データトラック3
は、それぞれ、一般にセクタと呼ばれる1ないし複数の
最小記録単位に分割されている。
【0005】この光カード1への情報の記録は、再生時
に光学的に検出可能なピット列となるように、記録情報
に従って変調された光ビームを微小スポットに絞り込
み、この光ビームでデータトラック3上を走査すること
によって行なわれる。また、記録された情報の再生は、
記録が行われない程度の一定パワーの光ビームスポット
を用いてデータトラック3上を走査し、データトラック
3に形成されている情報ピット列からの反射光量あるい
は透過光量の相違を検出することにより、行なわれる。
【0006】光ビームスポットによる走査は、光カード
と光ビームスポットとの相対的に往復運動させることに
よって行なわれるが、往復運動のうちの一方向の動作時
に記録がなされ、その戻りすなわち記録直後の逆方向の
動作時に、記録した情報を再生し、記録が正しくなされ
たかどうかのチェック(これをベリファイと称する)を
行なう。正しく記録がなされた場合には次の記録を行な
い、ベリファイの結果正しく記録がなされていないこと
が判明したときには、次のデータトラックなど、別の場
所に再記録を行なう。また、再生は往復運動の両方向で
なされるのが一般的である。
【0007】光カードを含む光記録媒体は、磁気記録媒
体に比べてエラーレートが高いので、記録媒体に対して
予想されるエラーレートにおいて充分にエラーが訂正で
きるように、記録データに対して強力なエラー訂正符号
(ECC;Error CorrectionCode)を施し、再生時(ベ
リファイ時の再生を含む)にエラー訂正を行なうのが一
般的である。
【0008】このような光カードに対して情報の記録・
再生を行なう記録再生装置には、光カードの記録面上で
の光ビームスポットの大きさを制御するオートフォーカ
ス制御手段と、光ビームスポットの位置がデータトラッ
ク上にあるように制御するオートトラッキング制御手段
とが設けられている。光カード側のトラッキングトラッ
クは、オートトラッキング制御のためのガイドとして使
用される。
【0009】以上、光カードについて概説したが、光カ
ードは、光カード単独としての応用のみならず、ICチ
ップ、磁気ストライプ、エンボスなどと組み合わせた複
合カードとしての応用も期待されている。このような応
用を考えると、同じ大きさのカードであっても、光記録
領域の幅すなわちデータトラックの本数が異なる種々の
光カードが存在することになる。図6(a)〜(c)は、それ
ぞれ、光カードの応用例を示す平面図である。
【0010】図6(a)に示したものは、カード全面が光
記録領域10となっている光カードである。図6(b)に
示したものは、ロゴ(図では"Optical Card"とイタリッ
クのボールド体で示されている)などの印刷領域をある
程度広く取り、その分、光記録領域10が狭くなってい
る光カードである。また、図6(c)に示したものは、I
Cチップ11と組み合わせICカードとしての機能を持
たせたものであり、ICカードとして必要な分だけ光記
録領域10の面積が狭くなっている。
【0011】このように各種の光カードが実用化される
と、挿入された光カードがどの種類のものであるかを光
カードの記録再生装置側において判別できるようにする
必要がある。このためには、光カード自体に、その光カ
ードの種類を判別するための何らかの情報を予め記録
(プリフォーマット)しておくことが要求される。特
に、光カード上のトラックの本数についての情報は、光
カードへのアクセスがトラック番号に基づいて行なわれ
るのが一般的であるので、存在しないトラックにアクセ
スすることを防止するために、重要なものとなる。
【0012】このような要求を満たすものとして、本出
願人は、特開昭62-239345号公報において、『一定の間
隔で配されたトラッキングトラックとトラッキングトラ
ックの間に設けられ光ビームの照射によって情報が記録
される記録部を有し、前記記録部の少なくとも一か所に
光学的に探知可能な媒体種別を示すマークを設けた光学
的記録媒体』を開示した。図7はこのような光カードを
示す平面図である。この光カードでは、複数本あるトラ
ッキングトラック2n,2n-1,…のうち、トラッキングト
ラック2n-2と2n-3との間に、媒体種別を示すマーク5
が設けられている。したがって、トラック本数に対応し
て媒体種別を示すマーク5を複数種用意しておけば、記
録再生装置は、このマーク5を読み取ることにより、挿
入された光カードの種類やトラック本数を判別すること
可能となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭62-239345号公報に開示のものでは、媒体種別を示
す比較的大きなマークを本来データトラックとなるべき
位置に設けるので、このマークを光カード中に設ける分
だけ情報記録容量が減少する。特に、確実な媒体判別を
目的としてマークを多数個あるいは多数箇所に設けた場
合には、情報記録容量の低下を無視できないという問題
点がある。
【0014】本発明の目的は、媒体種別を示す特別のマ
ークを設けることなく、光カード上のトラック本数を記
録再生装置が容易に判別できる光カードを提供すること
にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】第1の発明の光カード
は、相互に平行な複数のデータトラックと、前記データ
トラックごとに配置され当該データトラックのアドレス
を示す情報を含むトラックID部とを有する光カードに
おいて、該光カードに含まれるデータトラックの本数に
関する情報が、前記トラックID部に書込まれているこ
とを特徴とする。
【0016】又、第2の発明の光カードは、相互に平行
な複数のデータトラックと、前記各データトラックの両
端部ごとに配置され当該データトラックのトラック番号
を示す情報を含むトラックID部とを有する光カードに
おいて、前記データトラックの一端側にあるトラックI
D部に記録されたトラック番号の増加方向が、前記デー
タトラックの他端側にあるトラックID部に記録された
トラック番号の増加方向に対し、反対となっていること
を特徴とする。
【0017】
【作用】第1の発明の光カードでは、データトラックの
本数に関する情報をトラックID部内に記録するので、
媒体種別を示す特別のマークを設けることなく、光カー
ドの記憶容量を損ねることなく、トラック本数を記録再
生装置が容易に判別できるようになる。
【0018】第2の発明の光カードでは、各データトラ
ックの両端に設けられるトラックID部に関し、データ
トラックの一端側にあるトラックID部に記録されたト
ラック番号の増加方向がデータトラックの他端側にある
トラックID部に記録されたトラック番号の増加方向に
対し反対となっているので、どのデータトラックにおい
てもその両端のトラックID部から読み出されるトラッ
ク番号の和がデータトラックの本数に直接対応する値と
なる。これによって、媒体種別を示す特別のマークを設
けることなく、光カードの記憶容量を損ねることなく、
トラック本数を記録再生装置が容易に判別できるように
なる。
【0019】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0020】《実施例1》図1は、本発明の実施例1の
光カードにおけるトラックID部の構成を示す図であ
る。この光カードは、図5を用いて説明した従来の光カ
ードと同様のものであるが、トラックID部の中にカー
ドタイプを示す領域22が設けられている点で従来のも
のと異なっている。
【0021】トラックID部は、自己再生クロック生成
の同期引き込みのためのパターンであるプリアンブル部
PRA、同期信号フィールドS、識別フィールドID、
エラー訂正符号フィールドECC、同期信号フィールド
S、プリアンブル部PRAがこの順に並んだフィールド
構成となっている。識別フィールドIDは、トラックア
ドレスを表わす領域21とカードタイプを表わす領域2
2とによって構成されている。同期信号フィールドS
は、トラックアドレスを表わす領域21の先頭を識別す
るために設けられている。エラー訂正符号フィールドE
CCは、トラックID部の読み取り信頼性を向上するた
めのエラー訂正符号が配置されるフィールドである。プ
リアンブル部PRAと同期信号フィールドSとは、この
トラックID部を両方向から読み取り可能なように、ト
ラックID部の両端に設けられている。
【0022】一般に1枚の光カードに設けられるデータ
トラックの本数は、上述の図6(a)に示すように光カー
ドの全面を光記録領域とした場合であっても、3500
本から4000本程度である。したがってそのトラック
アドレスを示すためには、12ビットの情報があれば充
分である。光カード上のデータは、バイト単位(1バイ
トは8ビット)で記録した方が扱いやすいので、トラッ
クアドレスを表わすために2バイト(16ビット)の領
域が確保される。本実施例では、上述のように、実際に
トラックアドレスを表わすには12ビットで充分である
ことに着目し、トラックアドレスを表わす領域21を1
2ビットとし、余った4ビットをトラック本数の違いを
示す識別子すなわちカードタイプを表わす領域22とし
て使用している。記録再生装置は、光カード上の任意の
トラックID部のこのカードタイプを表わす領域22を
読み取ることにより、挿入された光カードのトラック本
数の違いを認識することが可能となる。
【0023】カードタイプを表わす領域22として4ビ
ットが確保されているので、トラック本数の異なる16
種類の光カードに対応することができ、実用上は充分な
数のカード種別を表わすことができる。本実施例の光カ
ードは、従来の光カードでは実質的に使用されていなか
った領域を用いてカード種別を記録しているので、光カ
ードの記録容量を減少させることがない。さらには、上
述の特開昭62-239345号公報におけるような媒体種別を
示すためのマークを設ける必要がないので、このマーク
を記録していた領域が不要となり、その分、データ記録
容量が増加する。さらに、カード種別の判別のために光
カード上の特定の場所を読む必要はなく、どのデータト
ラックのトラックID部を読んでも、カード種別の判別
が可能となる。
【0024】《実施例2》図2は、本発明の実施例2の
光カードにおけるトラックID部の構成を示す図であ
る。この光カードは、実施例1に示したものと同様のも
のであるが、トラックID部の識別フィールドIDの構
成のみが異なっている。すなわちこの光カードでは、識
別フィールドIDは、トラックアドレスを表わす領域3
1とトラック本数を表わす領域32とによって構成され
ている。これら各領域31,32は、それぞれ2バイト
幅となっている。トラックアドレスを表わす領域31に
は、対応するデータトラックのトラックアドレス(トラ
ック番号)がバイナリ表現でそのまま記録され、トラッ
ク本数を表わす領域32にはこの光カード中のデータト
ラックの本数がバイナリ表現でそのまま記録されてい
る。
【0025】記録再生装置は、トラック本数を表わす領
域32を読み取ることにより、挿入された光カードのト
ラック本数の違いを認識することが可能である。本実施
例では、トラック本数を直接データとして記録すること
により、トラック本数の異なる全てのカード種別を表現
可能である。本実施例では、識別フィールドIDが4バ
イト構成であって上述の実施例1よりも2バイト長くな
っているが、光カード上での1ビット長を5μmとする
と80μmの増加であり、70mm前後のトラック長に
比べれば問題になる値ではない。もちろん、カード種別
の判別のために光カード上の特定の場所を読む必要はな
く、どのデータトラックのトラックID部を読んでも、
カード種別の判別が可能となる。
【0026】《実施例3》図3(a)及び(b)は、本発明の
実施例3の光カードの両端のトラックID部に記録され
たトラック番号を模式的に示している。即ち、図3(a)
は、2500本のデータトラック3を有する光カードの
各データトラックの両端部にそれぞれ設けられるトラッ
クID部4L,4Rに記録(プリフォーマット)されてい
るトラック番号をゴシック体の数字で示したものであ
る。
【0027】そして図3(a)において、データトラック
3の左側にある一連のトラックID部4Lでは、光カー
ドの図示下側から上側に向かう方向に、1ずつトラック
番号が増加する様に記録されている。これに対し、デー
タトラック3の右側にある一連のトラックID部4R
は、光カードの上側から下側に向かう方向に、1ずつト
ラック番号が増加する様に記録されている。そして、同
一のデータトラック3に対応する左側のトラックID部
Lのトラック番号と右側のトラックID部4Rのトラッ
ク番号の和は、データトラック3によらず、常に249
9となっている。この2499という数字は、トラック
番号の最大値であって、トラック番号を0から2499
まで付したことに対応し、この光カードに設けられたデ
ータトラック3の本数に直接対応している。トラック番
号を0から開始するものとした場合には、左右のトラッ
クID部4L,4Rに記録されたトラック番号の和は、必
ず、光カード中のデータトラックの本数から1を引いた
値となる。もし、トラック番号を1から開始するものと
した場合には、データトラックの両端にあるトラックI
D部に記録されたトラック番号の和は、2501、すな
わち、光カードに設けられたデータトラック数に1を加
えた値となる。
【0028】又、図3(b)は、データトラック3の本数
が1100本である光カードの各データトラックの両端
部に各々設けられるトラックID部4L,4Rに記録(プ
リフォーマット)されているトラック番号をゴシック体
の数字で示したものである。図3(b)の光カードの場
合、データトラック3の左側にある一連のトラックID
部4Lには、図示上側から下側に向かって、1099,1
098,1097,…,3,2,1,0とトラック番号が記録
され、データトラック3の右側にある一連のトラックI
D部4Rには、図示上側から下側に向かって、0,1,2,
3,…,1097,1098,1099と記録されている。
この場合、同一のデータトラック3の両側にあるトラッ
クID部4L,4Rに記録されたトラック番号の和は10
99であって、トラック番号の最大値と一致する。
【0029】以上説明した通りであるから、データトラ
ックの左側にある一連のトラックID部とデータトラッ
クの右側にある一連のトラックID部とにおいて、最初
のトラック番号の値が同じであり、かつトラック番号の
増加方向が相互に反対(反平行)であれば、その和はト
ラック本数と何らかの関係のある数値となり、トラック
本数が異なるカード同士で上記の和が同じ値になること
はない。
【0030】したがって、図3(a),(b)に示されるよう
な光カードを記録再生装置に挿入した場合、記録再生装
置は一のデータトラック3の両側にあるトラックID部
L,4Rに記録されたトラック番号の和を求め、この和
の違いから挿入された光カードのトラック本数の種別を
識別することができる。この場合、特定のデータトラッ
クの両端のトラックID部を読み出す必要はなく、任意
の一つのデータトラックに関してその両端のトラックI
D部を読み出すことにより、識別が可能となる。
【0031】従来の光カードでは、データトラックごと
にそのデータトラックの両側のトラックID部には同じ
トラック番号を記録するのが一般的であった。これは左
右どちらから走査しても、データトラックへの記録再生
前にそのデータトラックのトラック番号を認識できるよ
うにするためである。本実施例の光カードでは、左右の
トラックID部に記録されるトラック番号が異なってい
るが、左右どちらかのトラックID部に記録されたトラ
ック番号をそのデータトラックのトラック番号と定義
し、反対側のトラックID部を読んだ場合には、すでに
識別されているトラック本数の値と読み出されたトラッ
ク番号とから、そのデータトラックのトラック番号を求
めればよい。
【0032】例えば図3(a)に示した光カードの場合、
データトラック3の左側のトラックID部4Lに記録さ
れたトラック番号をそのデータトラック3のトラック番
号と定義すれば、右側のトラックID部4Rのトラック
番号を読んだ場合には、その読んだトラック番号を24
99(両方のトラック番号の和)から差し引けば良い。
右側のトラックID部4Rにおいてトラック番号が24
96であれば、データトラックの番号は、 2499−2496=3 となる。これは、左側のトラックID部4Lに記録され
たトラック番号と一致する。
【0033】光カードでは、記録や再生の途中にキズや
ゴミなどの欠陥によってオートトラッキングが外れ、そ
ののち予期せずに隣接するデータトラックを制御対象と
してオートトラッキングが再開始する場合がある。従来
の光カードの場合、あるデータトラックに対する記録再
生前に読出したトラック番号と、記録再生後に読出した
トラック番号とが一致しないことにより、このような隣
接トラックへの飛びを検出することができる。本実施例
の光カードの場合、記録再生前に検出したトラック番号
と記録再生後に検出したトラック番号の和が規定値と異
なることから、同様の現象の発生を検出することができ
る。
【0034】以上の説明において、データトラック3の
左側にあるトラックID部4Lにおいては下側から上側
に向かってトラック番号が増加し、右側にあるトラック
ID部4Rでは上側から下側に向かってトラック番号が
増加するものとしたが、増加方向がそれぞれ逆になって
いてもよいことは、当然のことである。
【0035】なお、上述の実施例3では、トラック番号
が0から始まるものとしていたが、トラック番号の開始
値はこれに限られるものではない。図4(a),(b)は、そ
れぞれ2502本、1102本のデータトラック3を有
する光カードの構成を模式的に示す図である。これら光
カードは、実施例3の光カードと同様のものであるが、
トラック本数が2本多い点とトラック番号の開始値が−
2である点で異なっている。したがって、図4(a)の光
カードのトラック番号の最大値は2499であり、左右
のトラックID部4L,4Rから読み出されるトラック番
号の和は2497である。また、図4(b)の光カードの
トラック番号の最大値は1099であり、左右のトラッ
クID部4L,4Rから読み出されるトラック番号の和は
1097である。
【0036】図4(a)に示した光カードの場合、データ
トラック3の右側のトラックID部4Rに記録されたト
ラック番号をそのデータトラック3のトラック番号と定
義すれば、左側のトラックID部4Lのトラック番号を
読んだ場合には、その読んだトラック番号を2497
(両方のトラック番号の和)から差し引けば良い。左側
のトラックID部4Lにおいてトラック番号が2498
であれば、データトラックの番号は、 2497−2498=−1 となる。これは、右側のトラックID部4Rに記録され
たトラック番号と一致する。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明の光カー
ドは、データトラックの本数に関する情報をトラックI
D部内に記録することにより、媒体種別を示す特別のマ
ークを設けることなく、光カードの記憶容量を損ねるこ
となく、トラック本数を記録再生装置が容易に判別でき
るようになるという効果がある。
【0038】第2の発明の光カードは、各データトラッ
クの両端に設けられるトラックID部に関し、データト
ラックの一端側にあるトラックID部に記録されたトラ
ック番号の増加方向がデータトラックの他端側にあるト
ラックID部に記録されたトラック番号の増加方向に対
し反対となるようにすることにより、どのデータトラッ
クにおいてもその両端のトラックID部から読み出され
るトラック番号の和を求めることによってデータトラッ
クの本数を識別することが可能となる。これにより、媒
体種別を示す特別のマークを設けることなく、光カード
の記憶容量を損ねることなく、トラック本数を記録再生
装置が容易に判別できるようになるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の光カードでのトラックID部のフィ
ールド構成を示す図である。
【図2】実施例2の光カードでのトラックID部のフィ
ールド構成を示す図である。
【図3】(a),(b)は、それぞれ実施例3の光カードの構
成を示す模式図である。
【図4】(a),(b)は、それぞれ実施例3での別の光カー
ドの構成を示す模式図である。
【図5】光カードの一例を示す平面図である。
【図6】(a)〜(c)は、それぞれ、光カードの応用例を示
す平面図である。
【図7】媒体種別を示すためのマークが設けられた光カ
ードを示す図である。
【符号の説明】
1 光カード 2 トラッキングトラック 3 データトラック 4,4L,4R トラックID部 5 マーク 21,31 トラックアドレスを表わす領域 22 カードタイプを表わす領域 32 トラック本数を表わす領域

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に平行な複数のデータトラックと、
    前記データトラックごとに配置され当該データトラック
    のアドレスを示す情報を含むトラックID部とを有する
    光カードにおいて、 該光カードに含まれるデータトラックの本数に関する情
    報が、前記トラックID部に書込まれていることを特徴
    とする光カード。
  2. 【請求項2】 前記トラックID部内において前記アド
    レスがビット表現で表わされ、該ビット表現をバイト単
    位にまとめるときの余剰ビットが前記データトラックの
    本数に関する情報のために使用される、請求項1記載の
    光カード。
  3. 【請求項3】 データトラックの本数を表わす数値が前
    記トラックID部内にそのまま書込まれている請求項1
    記載の光カード。
  4. 【請求項4】 相互に平行な複数のデータトラックと、
    前記各データトラックの両端部ごとに配置され当該デー
    タトラックのトラック番号を示す情報を含むトラックI
    D部とを有する光カードにおいて、 前記データトラックの一端側にあるトラックID部に記
    録されたトラック番号の増加方向が、前記データトラッ
    クの他端側にあるトラックID部に記録されたトラック
    番号の増加方向に対し、反対となっていることを特徴と
    する光カード。
  5. 【請求項5】 一本のデータトラックの両端の各トラッ
    クID部内に記録されたトラック番号の和が、前記デー
    タトラックの位置によらず一定である請求項4記載の光
    カード。
  6. 【請求項6】 同期引き込みのためのプリアンブル部と
    エラー訂正符号フィールドとが前記トラックID部にさ
    らに設けられている請求項1ないし5いずれか1項に記
    載の光カード。
JP21055393A 1993-08-25 1993-08-25 光カード Pending JPH0765553A (ja)

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JP21055393A JPH0765553A (ja) 1993-08-25 1993-08-25 光カード
US08/287,266 US5638345A (en) 1993-08-25 1994-08-08 Information recording and/or reproducing apparatus and method for use with a multi-track optical recording medium
DE69432278T DE69432278T2 (de) 1993-08-25 1994-08-08 Aufzeichnungs- und/oder Wiedergabegerät für Informationen und optisches Aufzeichnungsmedium.
EP94305867A EP0640932B1 (en) 1993-08-25 1994-08-08 Information recording and/or reproducing apparatus and optical recording medium

Applications Claiming Priority (1)

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JP21055393A JPH0765553A (ja) 1993-08-25 1993-08-25 光カード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0765553A true JPH0765553A (ja) 1995-03-10

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ID=16591231

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JP21055393A Pending JPH0765553A (ja) 1993-08-25 1993-08-25 光カード

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JP (1) JPH0765553A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100315905B1 (ko) * 1999-01-11 2002-01-09 이원래 안정된 설치 구조를 가진 비원형 컴팩트 디스크

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