JP4932783B2 - 室内除染装置 - Google Patents

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Description

本発明は、無菌室やクリーンルーム、病室などの室内に設置されて、該室内に除染ガスを放出し、室内の壁面、又は室内にある物品の表面を除染する室内除染装置に関する。
室内に設置されて除染ガスを放出し、該室内の壁面、又は室内にある物品の表面を除染する室内除染装置が知られている(特許文献1参照)。従来の室内除染装置は、筐体(ケーシング)内に除染ガス発生装置を備えてなり、該除染ガス発生装置から生じた除染ガスを筐体の開口(吹出口)から直接除染対象室に放出して当該室内を除染する。
特開平7−227418号公報
ところで、上記室内除染装置によって除染対象室を除染する際には、除染ガスが除染対象室の隅々まで円滑に行き渡るように、除染ガスを室内の適切な場所から放出することが望まれる。しかしながら、従来の室内除染装置にあっては、除染ガス発生装置を内蔵する筐体が大型であるが故に除染対象室に設置可能な場所が制限されており、除染ガスを適切な場所から放出できず、室内の除染が不十分となったり、除染に時間がかかるという問題があった。
また、複雑な形状の除染対象室を除染する場合には、一箇所から放出するだけでは除染ガスを隅々まで行き渡らせるのが困難であるため、除染対象室の複数箇所から除染ガスを放出することが望まれる。このような場合、上記従来の室内除染装置では、除染ガス発生装置を備える筐体を室内に複数台設置することとなるが、除染ガスの放出箇所と同数の除染ガス発生装置が必要となるためコスト高となっていた。
本発明はかかる問題の解決を試みたものであり、除染対象室を効率的に除染できる室内除染装置の提供を目的とする。
本発明は、除染ガスを発生させる除染ガス発生装置を具備してなり、除染対象室に設置される親機と、前記除染対象室に親機とは離して設置され、除染ガス供給用のパイプを介して前記親機と連結されて、該パイプを介して親機から供給される除染ガスを除染ガス放出口から前記除染対象室に放出する子機とを備えてなる室内除染装置である。
かかる室内除染装置にあっては、親機の除染ガス発生装置から発生した除染ガスが、パイプを介して子機に供給されて、子機の除染ガス放出口から室内に放出されることとなる。子機は、除染ガス発生装置を具備しない分だけ親機より小型化可能であり、除染対象室における設置自由度が高い。このため、本発明の室内除染装置では、かかる子機から除染ガスを放出することにより、除染対象室の適切な場所から除染ガスを放出可能となる。
また、本発明の室内除染装置にあっては、子機を複数備える構成や、親機が、除染対象室に除染ガスを放出する除染ガス放出口を備える構成が提案される。かかる構成によれば、除染ガス発生装置の数に対して、より多くの箇所から除染ガスを放出することが可能となり、従来構成に比べて除染に必要な室内除染装置のコストを削減できる。
前記子機は、前記除染ガス供給用のパイプが接続されて、内部に除染ガスを受け入れる筐体と、斜め上方に向けて開口する除染ガス放出口を備え該筐体の上部に取り付けられる中空の回転放出体とを備えており、該回転放出体は、垂直方向の連通管を介して前記筐体と連通するとともに、該連通管を中心に水平回転駆動される構成が提案される。
かかる構成にあっては、親機から子機に供給される除染ガスを、水平回転する回転放出体から子機の周囲に分散状に放出することができ、除染ガスを除染対象室に効率的に分散させることができる。
また、上記構成にあって、前記回転放出体は、スリット状の除染ガス放出口を複数備え、各除染ガス放出口には、該除染ガス放出口を部分的に閉塞する調整板が取り付けられており、該調整板を、各除染ガス放出口の長尺方向に沿って摺動させることにより、除染ガス放出口を閉塞する高さ位置を夫々調節可能である構成が提案される。
かかる構成にあっては、除染対象室の形状に合わせて除染ガスの放出高さを選択することによって、除染対象室に効率的に除染ガスを分散させることが可能となる。また、各除染ガス放出口におけるガスの放出高さが夫々異なる高さとなるよう調節すれば、回転放出体の各除染ガス放出口から別々の場所に向けて除染ガスが放出されることとなり、除染ガスをより効率的に分散させることが可能となる。
また、本発明において、前記除染ガスは過酸化水素ガスであり、前記除染ガス供給用のパイプは、該パイプ内を加熱する加熱装置を具備する構成が提案される。過酸化水素ガスは凝縮し易いものであるが、かかる構成によれば、除染ガス発生装置から発生した過酸化水素ガスをパイプ内で凝縮させることなく子機へ供給することが可能となる。
また、本発明において、前記子機の少なくとも一台は、筐体の上部に、除染ガス放出口から所定の方向に向けて放出される除染ガスの一部を他の方向に反射する多孔性の反射板を備える構成が提案される。かかる構成にあっては、除染ガス放出口から反射板に向けて放出される除染ガスは、その一部が反射板で反射して他の方向に放出されることとなり、残りの部分は反射板の孔を通過して反射板の裏側に放出されることとなる。したがって、かかる反射板を用いれば、回転放出体からの除染ガスの放出量を方向に応じて変化させることができる。このため、子機の周囲の空間形状に合わせて反射板を適切に配設することによって、除染ガスを子機周囲に偏りなく分散させることが可能となる。
また、本発明において、親機及び子機は移動用のキャスターを具備している構成が提案される。かかる構成によれば、親機及び子機を除染対象室の適切な場所に容易に設置可能となる。
また、本発明において、親機が、除染対象室に除染ガスを放出する除染ガス放出口を具備することも提案される。また、かかる構成にあっては、前記親機は、除染ガス発生装置を内蔵する筐体と、斜め上方に向けて開口する除染ガス放出口を備え該筐体の上部に取り付けられる中空の回転放出体とを備え、該回転放出体が、垂直方向の連通管を介して前記筐体と連通するとともに、該連通管を中心に水平回転駆動されるようにすることが提案される。
また、本発明の室内除染装置は、除染対象室に放出された除染ガスを分解する除染ガス分解装置を備えることが望ましい。かかる除染ガス分散装置は、親機や子機に配設することもできるし、それらとは別の機体に配設することもできる。
以上のように、本発明の室内除染装置は、除染ガス発生装置を具備しない子機から除染ガスを放出することで、既存の室内除染装置を設置困難な狭い場所からも除染ガスを放出できるため、除染対象室の隅々まで除染ガスを効率的に行き渡らせることが可能となる。また、除染ガス発生装置の数に比べて除染ガス放出箇所を多くできるため、装置全体のコストを抑えられる。また、親機と子機の設置態様は除染対象室の形状に合わせて柔軟に変更できるため、様々な除染対象室を適切に除染できるという利点がある。
本発明の実施形態を、以下の実施例に従って説明する。
本実施例の室内除染装置は、除染ガスとして過酸化水素ガスを用いるものである。図1,2に示すように、室内除染装置1は、過酸化水素ガスを発生させる除染ガス発生装置を具備してなる親機2と、除染ガス供給用のパイプ4を介して前記親機2と連結される子機3とを備えている。
親機2及び子機3は、水平回転する回転放出体5を上部に備えている。回転放出体5には、斜め上方に開口する除染ガス放出口6が形成されており、親機2の除染ガス発生装置から発生した過酸化水素ガスは、水平面に沿って回転する各除染ガス放出口6から各回転放出体5の周囲に放出される。
図3は、本実施例の室内除染装置1の設置例を示したものである。かかる設置例では、除染対象室Cは三つの小部屋C1〜C3に区画されている。室内除染装置1は、1台の親機2と2台の子機3とを備えてなる。親機2は、中央の小部屋C1に設置され、子機3は周辺の小部屋C2,C3に夫々設置される。親機2及び子機3は、底部のキャスター10によって除染対象室Cの各小部屋C1〜C3に搬送され、除染ガス供給用のパイプ4によって相互に連結される。かかる設置例にあっては、除染対象室Cは三つの小部屋C1〜C3に区画された比較的複雑な形状をなしているが、親機2及び子機3を各小部屋C1〜C3に設置して、各小部屋C1〜C3から過酸化水素ガスが放出されるため、各小部屋C1〜C3の隅々まで過酸化水素ガスを行き渡らせることができる。なお、親機2と子機3の設置位置は、除染対象室Cの大きさ・形状によって適宜変更されるものであり、かかる設置例に限定されるものではない。また、本実施例の室内除染装置1は、親機2と子機3を少なくとも1台ずつ備えていればよく、除染対象室Cの大きさ・形状に応じて夫々の設置台数を変更できる。
また、本実施例の室内除染装置1は、親機2と子機3の他に、過酸化水素ガスを分解するための分解専用機8を備えている。この分解専用機8は、送風ファンや触媒などからなる既存の除染ガス分解装置(図示省略)を具備しており、室内に充満した過酸化水素ガスを分解し、無毒化する。なお、除染ガス分解装置は分解専用機8に配設せず、親機2や子機3に配設することもできる。
本実施例の室内除染装置1は、親機2に配設された制御装置29(図9参照)による自動運転によって除染対象室の除染処理を実行する。具体的には、除染処理開始時には、親機2は除染ガス発生装置31(図9参照)を作動させて、除染ガス供給用のパイプ4を介して各子機3に過酸化水素ガスを供給するとともに、電気ケーブル(図示省略)を介して各子機3に電力を供給して夫々の回転放出体5を回転させて、子機3の周囲に過酸化水素ガスを分散状に放出する。また、親機2は、自機の回転放出体5にも過酸化水素ガスを供給するとともに、該回転放出体5を回転駆動させて自機の周囲にも過酸化水素ガスを分散状に放出する。その後、予めプログラムされた除染時間が経過すると、親機2は除染ガス発生装置及び各回転放出体5の回転を停止させる。次いで、親機2は、電気ケーブル(図示省略)を介して分解専用機8に電力を供給して除染ガス分解装置を作動させ、予めプログラムされた過酸化水素ガス分解処理時間が経過すると、除染ガス分解装置8の作動を停止させて、一連の除染処理を終了する。
以下に、本発明の要部に係る構成を説明する。
子機3は、図1,2,4に示すように、キャスター10付きのスタンド11と、該スタンド11の上部に配設されたガス分流用の筐体12とを具備してなる。筐体12の外形は直方体状をなしており、その各側面には、ガス供給用のパイプ4を接続するための接続口13が形成される。また、筐体12の上面には、回転放出体5が水平回転可能に取り付けられ、筐体12の下方には回転放出体5を回転駆動するモータ14がスタンド11に固定される。
図5,6に示すように、回転放出体5は、正面略山形をなす中空の金属製筐体部20と、該筐体部20の底部に取り付けられた上下方向の連通管21とを備えてなる。除染ガス放出口6,6は、筐体部20の両側上部の傾斜面に一つずつ形成される。各除染ガス放出口6,6は、中央上部から周辺下部に向かうスリット状をなしている。また、各除染ガス放出口6には、該放出口6を部分的に閉塞する調整板22が設けられる。調整板22は、その側周縁に除染ガス放出口6の側縁と嵌合する溝24を備え、除染ガス放出口6の長尺方向に沿って摺動可能に組み付けられている。かかる構成によれば、調整板22を摺動させて、該調整板22が除染ガス放出口6を閉塞する高さ位置を調節することによって、除染ガス放出口6から除染ガスを放出する高さ位置を設定することができる。
図4に示すように、回転放出体5は、筐体12の上部に形成された円形の開口部15に、連通管21を密嵌させることにより連通管21を介して筐体部20の内部と筐体12の内部とを連通させる。かかる構成にあっては、パイプ4を介して筐体12に供給された過酸化水素ガスは、連通管21を介して筐体部20内部へと流れ込み、除染ガス放出口6から斜め上方へ放出されることとなる。
また、回転放出体5は、筐体12に対して該連通管21を中心に水平回転可能に保持されて、前記モータ14によって回転駆動されることにより、過酸化水素ガスの放出方向を水平面に沿って回転させ、過酸化水素ガスを周囲に分散させる。モータ14は、その本体部分をスタンド11に固定される。モータ14の回転軸16は、本体部分から直上方に延びて、筐体12及び連通管21の中心を貫通し、その上端を回転放出体5の上部に固定されており、モータ14の駆動によって回転放出体5は、連通管21を中心に水平回転駆動される。
また、子機3は着脱可能な反射板23を備えている。反射板23は湾曲した多孔性の金属板からなるものであり、図7,8に示すように、回転放出体5の一側面を覆うように、下端を筐体12の上面に着脱可能に固定される。かかる構成にあっては、回転放出体5から反射板23に放出された過酸化水素ガスは、一部が反射板23で反射して他の方向に流れていくこととなり、残りの部分は反射板23の孔を通過して反射板23の裏側へ通過することとなる。このように、かかる反射板23を装着すれば、機体周囲の空間形状に合わせて過酸化水素ガスの放出量を放出方向によって変化させることができる。具体的には、図7,8のW部分に壁面が位置する場合には、子機3の周囲に均一に過酸化水ガスを放出すると、スペースが限られている壁面側は他の方向よりもガス濃度が濃くなって子機3周囲のガス濃度が不均一となり、除染の度合いに大きなバラツキが生じることとなるが、図7,8に示すように、反射板23を、回転放出体5の壁側に装着すれば、壁面Wに向けて放出される過酸化水素ガスの一部を反射板23で他方向に反射することができ、これにより、ガス濃度のバラツキを抑えることが可能となる。
図9に示すように、親機2は、除染ガス発生装置31や制御装置29等を収容する金属製の筐体30を備えてなり、該筐体30の底部に取り付けられたキャスター10により移動可能となっている。
除染ガス発生装置31は、過酸化水素水を蓄えるタンク35と、過酸化水素水を蒸発させて過酸化水素ガスを発生させる蒸発器36と、タンク35から蒸発器36へ過酸化水素水を供給するポンプ37とで構成される。この除染ガス発生装置31は既存のものであり、適宜変更可能である。
筐体30には送風用ファン38が配設される。除染ガス発生装置31によって発生した過酸化水素ガスは、この送風用ファン38が筐体外から吸い込んだ空気と混合されて筐体30の上部へと送られる。
筐体30の上部は過酸化水素ガスを分岐させる分流室32を構成する。前記過酸化水素ガスはHEPAフィルタ40を通過した後に、分流室32下部の開口部39から室内に流入する。分流室32の各側面には、ガス供給用のパイプ4を接続するための接続口13が形成される。また、分流室32の上部には円形の開口部34が形成されており、該開口部34に回転放出体5が水平回転可能に保持される。この回転放出体5は、子機3と同じものであり、筐体30内に配設されたモータ14によって水平回転駆動される。かかる構成によれば、除染ガス発生装置31から発生した過酸化水素ガスは、分流室32から、接続口13に接続されたパイプ4に夫々流入するとともに、上部の回転放出体5内へ流入し、除染ガス放出口6から親機2周囲に放出されることとなる。
親機2と子機3を接続するパイプ4は耐腐食性の金属よりなり、親機2及び子機3の接続口13に接続されて、親機2から子機3へと過酸化水素ガスを供給する。このパイプ4は電熱線を具備しており、親機2から電力供給を受けて、パイプ4内を通過する過酸化水素ガスを凝縮しない温度に加熱するようになっている。
以上のように、本実施例の室内除染装置1にあっては、親機2の除染ガス発生装置31から発生した除染ガスが親機2及び子機3の各除染ガス放出口6から放出されるため、一台の除染ガス発生装置31で発生した過酸化水素ガスを除染対象室の複数箇所から放出することができる。このため、除染対象室が複雑な形状をしている場合でも、少ない除染ガス発生装置で除染対象室を効率的に除染することができる。
また、子機3は除染ガス発生装置31を備えておらず小型であり、除染ガス発生装置を備える親機2を設置困難な場所にも設置できるため、除染対象室の理想的な場所から除染ガスを放出することができる。
また、親機2と子機3とがパイプ4を介して連結されており、夫々の設置場所を除染対象室の形状に合わせて柔軟に変更できるため、様々な除染対象室を適切に除染できる。また、親機2及び子機3は移動用のキャスター10を具備しているから、除染対象室への設置や、設置場所の変更、除染後の撤去などを容易に行うことができる。また、親機2から子機3へ過酸化水素ガスを供給するパイプ4は、過酸化水素ガスがパイプ内で凝縮しないように加熱する電熱線を具備しているから、親機2で発生した過酸化水素ガスを凝縮させることなく確実に子機3へ送ることができる。
また、親機2及び子機3は、斜め上方に開口する除染ガス放出口6が配設され水平回転駆動される中空の回転放出体5を備えているから、各機体の周囲に効率よく過酸化水素ガスを分散状に放出することができる。また、スリット状の除染ガス放出口6には、過酸化水素ガスの放出高さを調節する調整板22が配設されているから、除染対象室に合わせて各調整板22の位置を調節することにより、さらに効率的に過酸化水素ガスを分散させることができる。
なお、本発明の室内除染装置は、上記実施例の形態に限らず本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えることができる。例えば、実施例の回転放出体5は、斜め上方に向けて開口する一対の除染ガス放出口6を備えているが、本発明に係る回転放出体は、一つでも構わないし、三つ以上でも構わない。また、図10に示す変形例の回転放出体5aのように、斜め上方に開口する除染ガス放出口6以外に、直上方に開口する除染ガス放出口6aを備えていても構わない。また、実施例の室内除染装置1は、除染ガスとして過酸化水素ガスを用いるものであるが、本発明に係る除染ガスはこれに限定されるものではない。また、親機と子機の台数は適宜変更可能であり、親機の数も1台に限定されるものではない。また、親機と子機を繋ぐパイプは可撓性を有するものであってもかまわない。また、子機に供給される除染ガスは、親機から直接供給される形態に限らず、親機から別の子機を介して間接的に供給されるものであってもかまわない。また、実施例の室内除染装置1は除染ガス分解装置を具備しているが、除染ガス分解装置は必須の構成ではなく、除染対象室Cの空調の排気系で過酸化水素ガスを分解処理する場合には除染ガス分解装置は不要となる。
室内除染装置1の一側面図である。 室内除染装置1の平面図である。 室内除染装置1の設置例を示す平面図である。 子機3の内部構造を示す縦断側面図である。 回転放出体5の斜視図である。 回転放出体5の縦断側面図である。 反射板23を装着した子機3の一側面図である。 反射板23を装着した子機3の平面図である。 親機2の内部構造を示す説明図である。 変形例の回転放出体5aの縦断側面図である。
符号の説明
1 室内除染装置
2 親機
3 子機
4 パイプ
5,5a 回転放出体
6,6a 除染ガス放出口
10 キャスター
12 筐体
13 接続口
15 開口部
16 回転軸
21 連通管
22 調整板
23 反射板
31 除染ガス発生装置
32 分流室
C 除染対象室

Claims (4)

  1. 除染ガスを発生させる除染ガス発生装置を具備してなり、除染対象室に設置される親機と、
    前記除染対象室に親機とは離して設置され、除染ガス供給用のパイプを介して前記親機と連結されて、該パイプを介して親機から供給される除染ガスを除染ガス放出口から前記除染対象室に放出する子機と
    を備え、
    前記子機は、前記除染ガス供給用のパイプが接続されて、内部に除染ガスを受け入れる筐体と、斜め上方に向けて開口する除染ガス放出口を備え該筐体の上部に取り付けられる中空の回転放出体とを備えており、
    該回転放出体は、垂直方向の連通管を介して前記筐体と連通するとともに、該連通管を中心に水平回転駆動されるものであることを特徴とする室内除染装置。
  2. 前記回転放出体は、スリット状の除染ガス放出口を複数備え、
    各除染ガス放出口には、該除染ガス放出口を部分的に閉塞する調整板が取り付けられており、該調整板を、各除染ガス放出口の長尺方向に沿って摺動させることにより、除染ガス放出口を閉塞する高さ位置を夫々調節可能であることを特徴とする請求項1に記載の室内除染装置。
  3. 除染ガスを発生させる除染ガス発生装置を具備してなり、除染対象室に設置される親機と、
    前記除染対象室に親機とは離して設置され、除染ガス供給用のパイプを介して前記親機と連結されて、該パイプを介して親機から供給される除染ガスを除染ガス放出口から前記除染対象室に放出する子機と
    を備え、
    前記除染ガスは過酸化水素ガスであり、前記除染ガス供給用のパイプは、該パイプ内を加熱する加熱装置を具備することを特徴とする室内除染装置。
  4. 除染ガスを発生させる除染ガス発生装置を具備してなり、除染対象室に設置される親機と、
    前記除染対象室に親機とは離して設置され、除染ガス供給用のパイプを介して前記親機と連結されて、該パイプを介して親機から供給される除染ガスを除染ガス放出口から前記除染対象室に放出する子機と
    を備え、
    前記子機の少なくとも一台は、筐体の上部に、除染ガス放出口から所定の方向に向けて放出される除染ガスの一部を他の方向に反射する多孔性の反射板を備えることを特徴とする室内除染装置。
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