JP4932553B2 - 電源装置 - Google Patents

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本発明は、電源装置に関し、特に、パチスロ台の電源装置に設けられた設定スイッチの不正な操作を防止できるようにした電源装置に関する。
一般に、パチスロ台(スロットマシン)などの遊技台は、前面扉が右開きで、遊技台本体に収納される装置に電源を供給するための電源装置が、遊技台正面からみて左側の下方に配置されている。
このような電源装置は、前面に操作部が設けられており、この操作部には、各部の装置に電源を供給させて遊技台を起動させるための電源スイッチ、遊技台の打止の有無を設定する打止有無設定スイッチ、メンテナンス時にメダルを回収するため、メダルを遊技台の受け皿に自動で払い出すか否かを設定するメダル回収スイッチ、遊技台の出玉率を設定するための設定スイッチ等の各操作スイッチが設けられていて、さらに操作部を覆う前面扉(カバーパネル)が取付けられている。
そして、係員は前面扉を開いた状態で、上記各種のスイッチを操作する。例えば、メダル回収スイッチが操作されると、メダル払出装置からメダルが強制的に払い出されることにより、メダルの回収が行われ、また、設定スイッチが操作されて、スロットマシンの出玉率が設定されることでスロットマシンの出玉管理が行われる。このように電源装置の操作部に配設された各操作スイッチを操作することによって、遊技メダルの回収作業、スロットマシンのメンテナンス作業および出玉管理作業が行われる。
このため、不正に電源装置の前面扉が開放されて、設定スイッチが操作されることにより、出玉率が不正に操作されたり、不正にメダル回収スイッチが操作されて、不正にメダルが払い出されるといった不正があった。
そこで、このような不正を防止させるための技術が提案されている(特許文献1,2参照)。
特開2004−65493号公報 特開2006−75406号公報
しかしながら、上述した手法においては、電源装置の前面扉にロックが設けられてはいるものの、前面扉を開ける方向とロック解除方向が同じである構造である(前面扉に開閉操作をするためのつまみが設けられ、裏にロック機構が設けられている構造である)ため、遊技台の前面扉の隙間から道具(針金等)が用いられて、この電源装置の前面扉のロックを引き出すといった操作のみで比較的容易に外されてりしまうことがあり、操作部の各種スイッチを操作して、不正なメダルの排出が行なわれることがあった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、パチスロ台の電源装置に設けられた設定スイッチの不正な操作を防止できるようにするものである。
本発明の一側面の電源装置は、パチスロ台に内蔵される電源装置であって、前記電源装置の正面部に配設され、前記パチスロ台の出玉率を設定する操作部と、一方の端部のヒンジを軸として回動することにより、前記操作部を被覆または露出する扉部と、前記扉部の他方の端部であって、前記扉部が前記操作部を被覆するとき、前記電源装置の側面部と略並行で、かつ、前記回動方向に対して略垂直方向に、対向して設けられた2つの係合片と、前記電源装置の側面部であって、前記扉部が前記操作部を被覆するとき、前記2つの係合片とそれぞれ係合する2つの係合爪と、前記2つの係合爪と、それぞれ一体の2つの操作案内子と、前記2つの操作案内子を、前記回動方向に対して垂直方向で、かつ、前記側面部に対して略並行に、それぞれを反発させる弾性体と、前記2つの操作案内子の、それぞれについて、前記弾性体の反発方向に対して対向する方向における動作範囲を規制する規制部とを備え、前記2つの操作案内子は、それぞれ自らを、前記弾性体の反発方向に対向する方向に押圧操作する操作面を有し、前記押圧操作する操作面間の距離は、平均的な人間の片手の少なくとも2本以上の指で、摘むことが可能な所定の距離である
本発明の一側面の電源装置においては、パチスロ台に内蔵される電源装置であって、前記電源装置の正面部に配設され、前記パチスロ台の払い出し設定値を設定する操作部を、一方の端部のヒンジを軸として回動することにより、被覆または露出する扉部に、前記扉部の他方の端部であって、前記扉部が前記操作部を被覆するとき、前記電源装置の側面部と略並行で、かつ、前記回動方向に対して略垂直方向に、対向して設けられた2つの係合片が設けられ、前記電源装置の側面部に、前記扉部が前記操作部を被覆するとき、前記2つの係合片とそれぞれ係合する2つの係合爪が設けられ、前記2つの係合爪と、それぞれ一体の2つの操作案内子が設けられ、前記2つの操作案内子を、前記回動方向に対して垂直方向で、かつ、前記側面部に対して略並行に、それぞれを反発させる弾性体が設けられ、前記2つの操作案内子の、それぞれについて、前記弾性体の反発方向に対して対向する方向における動作範囲を規制する規制部が設けられ、前記2つの操作案内子は、それぞれ自らを、前記弾性体の反発方向に対向する方向に押圧操作する操作面を有し、前記押圧操作する操作面間の距離は、平均的な人間の片手の少なくとも2本以上の指で、摘むことが可能な所定の距離である。
本発明の一側面の電源装置における前記電源装置の正面部に配設され、前記パチスロ台の払い出し設定値を設定する操作部とは、例えば、操作パネルであり、一方の端部のヒンジを軸として回動することにより、前記操作部を被覆または露出する扉部とは、例えば、カバー扉であり、前記扉部の他方の端部であって、前記扉部が前記操作部を被覆するとき、前記電源装置の側面部と略並行で、かつ、前記回動方向に対して略垂直方向に、対向して設けられた2つの係合片とは、例えば、2つの対向する鍵状のものであり、前記電源装置の側面部であって、前記扉部が前記操作部を被覆するとき、前記2つの係合片とそれぞれ係合する2つの係合爪とは、例えば、前記2つの係合片にそれぞれ対向する鍵状の爪である。
すなわち、操作パネルが被覆されている場合、カバー扉は、カバー扉に設けられた2つの係合片と、電源装置本体に設けられた2つの係合爪とが、係合することにより、電源装置本体に対してロックされた状態となり、2つの係合片と係合爪との係合状態をそれぞれ解除しなければ、カバー扉を開いて操作パネルを露出させることができない。
結果として、パチスロ台の電源装置の操作パネルに設けられた設定スイッチの不正な操作を防止することが可能となる。
本発明によれば、パチスロ台の電源装置に設けられた設定スイッチの不正な操作を防止することが可能となる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、発明の詳細な説明に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、発明の詳細な説明に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の詳細な説明中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
すなわち、本発明の一側面の電源装置は、パチスロ台に内蔵される電源装置(例えば、図1乃至図8の電源装置1)であって、前記電源装置の正面部に配設され、前記パチスロ台の出玉率を設定する操作部(例えば、図3の操作パネル41)と、一方の端部のヒンジを軸として回動することにより、前記操作部を被覆または露出する扉部(例えば、図3のカバー扉12)と、前記扉部の他方の端部であって、前記扉部が前記操作部を被覆するとき、前記電源装置の側面部と略並行で、かつ、前記回動方向に対して略垂直方向に、対向して設けられた2つの係合片(例えば、図3の係合片61−1,61−2)と、前記電源装置の側面部であって、前記扉部が前記操作部を被覆するとき、前記2つの係合片とそれぞれ係合する2つの係合爪(例えば、図3の係合爪33b−1,33b−2)と、前記2つの係合爪(例えば、図3の係合爪33b−1,33b−2)と、それぞれ一体の2つの操作案内子(例えば、図3の操作案内子33−1,33−2)と、前記2つの操作案内子を、前記回動方向に対して垂直方向で、かつ、前記側面部に対して略並行に、それぞれを反発させる弾性体(例えば、図3の圧縮コイルバネ32)と、前記2つの操作案内子のそれぞれについて、前記弾性体の反発方向に対して対向する方向における動作範囲を規制する規制部(例えば、図4の段部31b−1,31b−2)とを備え、前記2つの操作案内子(例えば、図3の操作案内子33−1,33−2)は、それぞれ自らを、前記弾性体の反発方向に対向する方向に押圧操作する操作面(例えば、図3の操作面33a−1,33a−2)を設けるようにさせることができ、前記押圧操作する操作面間の距離は、平均的な人間の片手の少なくとも2本以上の指で摘むことが可能な所定の距離である。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1乃至図5は、本発明の一実施の形態である電源装置を示している。図1は、電源装置1の外観斜視図であり、図2は、右部が電源装置1の側面部であり、左部が右部AA’断面図(以下、この方向を正面方向と称するものとする)を示している。図3は、正面右側からの分解斜視図であり、図4は、正面左側からの分解斜視図である。図5は、扉ロック機構13の側面断面図である。
電源装置1は、いわゆるパチスロ台に代表される遊技台の各部の装置ユニットに電源を供給させるための回路を搭載した図示しない回路基板を有し、それを収容するためのケース11を備えている。また、電源装置1の正面方向には、カバー扉12が設けられており、図1の矢印O方向に回動されると操作パネル41が露出され、矢印C方向に回動されると操作パネル41が被覆される。
また、操作パネル41には、電源のON/OFFの切り替えを許容するシーソスイッチからなる電源スイッチ51、遊技台の打止有/無の切り替えを許容するスライドスイッチからなる打止有無設定スイッチ52、メンテナンス時にメダルを回収するため、メダルを遊技台の受け皿に自動で払い出すか否かの切り替えを許容するスライドスイッチからなるメダル回収スイッチ53、鍵を挿入して、例えば、時計回り方向または反時計回り方向に回転させることで遊技台の出玉率の設定変更を許容し、図示せぬハーネスを介して回路基板上に実装される鍵式のスイッチからなる設定スイッチ54がそれぞれ設けられている。
カバー扉12は閉じることにより、電源スイッチ51、打止有無設定スイッチ52、メダル回収スイッチ53、および設定スイッチ54が不正操作されないように操作パネル41を被覆する。
カバー扉12の正面左側の上下には、略円柱棒状のヒンジ63−1,63−2が設けられており、ヒンジ63−1の下部63bおよびヒンジ63−2が、それぞれ電源装置1の本体に設けられた、ヒンジ63−1,63−2と略同径穴状の扉開閉支持部55−1,55−2に挿通されている。このような構成により、カバー扉12は、ヒンジ63−1,63−2を軸として回動自在な構成とされている。
また、ヒンジ63−1の上部63aは、螺旋状のねじりコイルバネ71に挿通されている。このねじりコイルバネ71は、一方の端部がバネ受け部56に固定され、他方の端部がバネ受け部62に固定されている。ねじりコイルバネ71は、図1の矢印C方向にカバー扉12を付勢するトルクを発生している。このため、カバー扉12は、このねじりコイルバネ71で発生されるトルクにより、無負荷の場合、図1,図2で示されるように操作パネル41を被覆するように閉じた状態となり、併せて操作パネル41も被覆された状態となる。一方、正面右部に設けられた扉ロックカバー部14の下部に摘み14aが使用者により摘まれて、上述したねじりコイルバネ71により発生するトルクに打ち勝つような負荷を掛けながら図1で示される矢印O方向に引き出されることにより、カバー扉12は、ヒンジ63−1,63−2を軸として回動して開き、操作パネル41が露出され、操作パネル41上の電源スイッチ51、打止有無設定スイッチ52、メダル回収スイッチ53、および設定スイッチ54がそれぞれ操作可能な状態となる。
扉ロック機構13は、ハウジング31、圧縮コイルバネ32、操作案内子33−1,33−2、およびケース11の側面部であって、操作パネル41の正面右端部に設けられた台34から構成されている。
操作案内子33−1、圧縮コイルバネ32、操作案内子33−2は、それぞれこの順序で上からハウジング31のくぼみ31cに内挿された状態で、ハウジング31および台34に挟み込まれている。
より詳細には、操作案内子33−1,33−2は、抜け止め片33c−1,33c−2をそれぞれ圧縮コイルバネ32の両端部に対して当接し、かつ、柱部33d−1,33d−2が、圧縮コイルバネ32と共にハウジング31のくぼみ31cに内挿されて、くぼみ31c内を摺動可能な状態で、ハウジング31および台34に挟み込まれている。
圧縮コイルバネ32は、図5で示される矢印A,A’方向に反発力を発生しているため、抜け止め片33c−1,33c−2は、それぞれ矢印A,A’に対して押圧される状態となるが、ハウジング31内の段部31b−1,31b−2に当接することによりハウジング31内に固定される。従って、操作案内子33−1,33−2は、無負荷の場合、抜け止め片33c−1,33c−2が、矢印A,A’方向から段部31b−1,31b−2に付勢された状態で静止している。また、抜け止め片33c−1,33c−2は、ハウジング31のくぼみ31cと、台34との摺動面における水平断面形状が略長楕円形状であり、非円形であるため、係合爪33b−1,33b−2が、柱部33d−1,33d−2を軸として回転することができない構成となっている。
また、操作案内子33−1,33−2は、それぞれ操作面33a−1,33a−2が、平均的な人間の片手の少なくとも2本以上の指で、摘むことが可能な所定の距離(例えば、人差指と親指で摘むことができる距離)となるように設けられており、使用者により、図5の矢印B,B’方向に圧縮コイルバネ32の反発力に打ち勝つように双方を摘まむように、押圧されると、柱部33d−1,33d−2が、それぞれハウジング31のくぼみ31cおよび台34により形成されている摺動面上を摺動し、抜け止め片33c−1,33c−2が操作制限突起31a−1,31a−2に当接すると停止する。
すなわち、操作案内子33−1,33−2は、圧縮コイルバネ32の反発力に付勢されて無負荷であれば、それぞれ抜け止め片33c−1,33c−2が、段部31b−1,31b−2に当接することにより静止しているが、操作面33a−1,33a−2が押圧されて、圧縮コイルバネ32の反発力の打ち勝つと、それぞれ抜け止め片33c−1,33c−2が、操作制限突起31a−1,31a−2に当接するまでの範囲で、柱部33d−1,33d−2を矢印B,B’方向に摺動する。換言すれば、操作制限突起31a−1,31a−2および段部31b−1,31b−2は、それぞれ操作案内子33−1,33−2の摺動可能範囲を規制している。なお、操作案内子33−1,33−2は、それぞれ独立して摺動することが可能である。
さらに、操作案内子33−1,33−2には、それぞれ操作面33a−1,33a−2が設けられている端部にカバー扉12が閉じられているとき、カバー扉12の背面に向って係合爪33b−1,33b−2が設けられている。係合爪33b−1,33b−2は、それぞれ扉ロックカバー部14上に設けられた係合片61−1,61−2と係合する構成となっている。より詳細には、係合爪33b−1,33b−2は、それぞれカギ部33e−1,33e−2を備えており、逆に、係合片61−1,61−2は、カバー扉12が閉じた状態における、それぞれ背面下上方向に対して鍵状の構成となっている。すなわち、図5で示されるように、係合片61−1,61−2の端部61a−1,61a−2は、操作パネル41の面に対して背面方向に向って飛び出しており、逆に、係合爪33b−1,33b−2の曲面33b’−1,33b’−2は、操作パネル41の面に対して正面方向に向って飛び出している。また、係合片61−1,61−2の端部61a−1,61a−2および係合爪33b−1,33b−2の曲面33b’−1,33b’−2が、それぞれ垂直方向に対して略同位置であるため、それぞれの端部61a−1,61a−2および曲面33b’−1,33b’−2(カギ部33e−1,33e−2)が係合され、これによりカバー扉12が、本体11に対してロックされた状態となる。
次に、カバー扉12を、電源装置1の本体に対して閉じるときの動作について説明する。
カバー扉12が開いた状態である場合、使用者による図1の矢印O方向へのカバー扉12への負荷が開放されると、すなわち、カバー扉12が何物にも触れていない状態になると、カバー扉12は、ねじりコイルバネ71により発生するトルクにより、図1における矢印C方向に回動し、カバー扉12が、電源装置1のケース11に対して閉じることにより、操作パネル41を被覆する。
そして、カバー扉12の矢印C方向への回動が進むと、カバー扉12が電源装置1のケース11に対して閉じる直前において、扉ロックカバー部14の係合片61−1,61−2の端部61a−1,61a−2と、扉ロック機構13の操作案内子33−1,33−2の係合爪33b−1,33b−2における曲面33b’−1,33b’−2とが、相互に当接する。しかしながら、この状態においても、カバー扉12は、ねじるコイルバネ71のトルクにより、矢印C方向へと回動する。
すると、扉ロックカバー部14の係合片61−1,61−2の端部61a−1,61a−2は、操作案内子33−1,33−2の係合爪33b−1,33b−2における曲面33b’−1,33b’−2を、それぞれ矢印B,B’方向に押圧する。操作案内子33−1,33−2の曲面33b’−1,33b’−2がそれぞれ矢印B,B’方向に押圧されることにより、柱部33d−1,33d−2が、矢印B,B’方向に摺動する。柱部33d−1,33d−2が、矢印B,B’方向に摺動することにより、抜け止め片33c−1,33c−2が、圧縮コイルバネ32を矢印B,B’方向から挟み込むように押圧する。
圧縮コイルバネ32は、カバー扉12の矢印C方向への回動に基づく、抜け止め片33c−1,33c−2の押圧作用により発生する力以上の反発力は備えられていないので、柱部33d−1,33d−2の矢印B,B’方向への摺動は進む。
扉ロックカバー部14の係合片61−1,61−2の端部61a−1,61a−2は、カバー扉12の矢印C方向への回動が進むにつれて、操作案内子33−1,33−2の係合爪33b−1,33b−2における曲面33b’−1,33b’−2を、矢印B,B’方向に押圧し続けることになる。すると、曲面33b’−1が端部61a−1の下部に、曲面33b’−2が端部61a−2の上部にそれぞれ滑り込むように動作する。
このため、曲面33b’−1の最上部が端部61a−1の最下部を乗り越えると、抜け止め片33c−1が圧縮コイルバネ32の反発作用を受けることにより、柱部33d−1が矢印A方向に摺動し、カギ部33e−1が係合片61−1に係合することにより係合片61−1と係合爪33b−1とが係合する。同様に、曲面33b’−2の最下部が、端部61a−2の最上部を乗り越えると、抜け止め片33c−2が圧縮コイルバネ32の反発作用を受けることにより柱部33d−2が矢印A’方向に摺動し、カギ部33e−2が、係合片61−2に係合することにより係合片61−1と係合爪33b−1とが係合する。
結果として、係合爪33b−1,33b−2は図6の右部で示されるように、それぞれがカバー扉12が矢印C方向に閉じる際に発生する作用により、矢印B,B’方向に摺動した後、図6の左部の状態に移行して、係合片61−1,61−2とそれぞれ係合する。
このため、カバー扉12を閉じる際には、特に、使用者による操作がなされなくても、ねじりコイルバネ71により発生するトルクにより、係合爪33b−1,33b−2と、係合片61−1,61−2とが、それぞれに係合されることになるので、カバー扉12は、手を離すだけでロックされる。
カバー扉12は、係合爪33b−1,33b−2と、係合片61−1,61−2とが係合されていることにより、電源装置1のケース11に対して拘束された状態となるため、単純に扉ロックカバー部14の摘み14aを矢印O方向に引っ張っても回動することができない(カバー扉12を開くことができない)状態となるため、容易に開放することができない状態となる。
また、上述したように抜け止め片33c−1,33c−2は、ハウジング31のくぼみ31cと、台34との摺動面における水平断面形状が略長楕円形状であり、非円形であるため、係合爪33b−1,33b−2が、仮に不正に道具(針金等)で引っ掛けられるなどしても係合爪33b−1,33b−2が柱部33d−1,33d−2を軸として回転することがないので、係合爪33b−1,33b−2と、係合片61−1,61−2との係合を解除することは困難であり、カバー扉12の不正な開放を抑制させることが可能となる。
次に、カバー扉12を、電源装置1の本体に対して開くときの動作について説明する。
上述したように、カバー扉12は、係合爪33b−1,33b−2と、係合片61−1,61−2とが係合されていることにより、矢印O方向に回動することができない。そこで、この係合状態を解除するため、図7,図8で示されるように、2本の指で、操作面33a−1,33a−2を摘むようにして、矢印B,B’方向に押圧する。この操作により、柱部33d−1,33d−2が矢印B,B’方向に摺動し、抜け止め片33c−1,33c−2へと操作面33a−1,33a−2に負荷された力が伝達され、結果として、抜け止め片33c−1,33c−2が圧縮コイルバネ32を矢印B,B’方向から挟み込むように圧縮する。
尚、図7は、人差指と親指により操作面33a−1,33a−2が押圧されている状態を示している。また、図8は、図7における扉ロック機構13の拡大図を示している。
この状態からさらに、圧縮コイルバネ32により発生されている反発力に打ち勝つように、操作面33a−1,33a−2に矢印B,B’方向の押圧力が負荷されると、柱部33d−1,33d−2が矢印B,B’方向に摺動し、カギ部33e−1,33e−2が、係合片61−1,61−2に対して係合している状態から解除される。このように、カギ部33e−1,33e−2が係合片61−1,61−2に対して係合している状態から解除されることにより、係合爪33b−1,33b−2と、係合片61−1,61−2との係合が解除され、カバー扉12はケース11による拘束から開放される。しかしながらこの状態においても、カバー扉12はねじりコイルバネ71で発生するトルクにより、矢印C方向に付勢された状態となっているので、カバー扉12は、例えば、扉ロックカバー部14の摘み14aにより、矢印O方向にさらに引き出されなければ、ケース11に対して開放することができない。
以上のように、カバー扉12を開放するためには、操作面33a−1,33a−2を矢印B,B’方向に対して押圧して、同時にカギ部33e−1,33e−2が、それぞれ係合片61−1,61−2に対して係合している状態から解除される必要がある。上述した構成により、カギ部33e−1,33e−2が、それぞれ係合片61−1,61−2に対して係合している状態から解除されるには、少なくとも2本以上の指による操作が必要となる。
また、カバー扉12は、ねじりコイルバネ71で発生するトルクにより、矢印C方向に付勢された状態となっているので、必ず摘み14aなどにより矢印O方向に引き出される必要がある。
以上のような構成から、上述した電源装置1においては、カバー扉12は少なくとも2本の指で操作面33a−1,33a−2を摘み、少なくとも別の1本の指で摘み14aを引き出す必要があり、さらにそれぞれの操作を別の位置で(片手で操作できる範囲ではない程度に離れた位置で)実行する必要がある。このとき、操作面33a−1,33a−2の操作方向は、カバー扉12の回動方向に対して垂直方向であり、さらにそれぞれ独立した動作である。従って、少なくとも2アクション以上(少なくとも2本の指で操作面33a−1,33a−2を摘むという第1のアクション、および、少なくとも別の1本の指で摘み14aを引き出すという第2のアクション)で操作しなければ、カバー扉12は、ケース11より開放することができない。このため、仮に不正に遊技台の前面扉を若干開放することができたとしても、さらに、カバー扉12を開放するのは事実上困難であるため、カバー扉12の不正な開放を防止させることが可能となる。
結果として、不正な道具(針金等)で、遊技台の前扉を僅かにでも開くことができたとしても、電源装置1のカバー扉12をさらに開放し、その上で操作パネル41上の電源スイッチ51、打止有無設定スイッチ52、メダル回収スイッチ53、および設定スイッチ54を不正に操作するのは極めて困難な状態とすることが可能となり、不正な操作を防止することが可能となる。
さらに、このように、カバー扉12を開ける際には、少なくとも2アクション以上で操作することが必要となるが、上述したように、カバー扉12を閉じる際には、カバー扉12から手を離すのみでよいため、容易にカバー扉をロック状態とすることが可能となる。
以上のことから、本発明によれば、パチスロ台の電源装置に設けられた設定スイッチの不正な操作を防止することが可能となる。
本発明の適用した電源装置の外観正面図である。 図1の電源装置の正面図および側面図である。 図1の電源装置の分解斜視図である。 図1の電源装置の分解斜視図である。 図1の扉ロック機構の断面図である。 カバー扉を閉じる時の操作を説明する図である。 カバー扉を開放する時の操作を説明する図である。 カバー扉を開放する時の操作を説明する図である。
符号の説明
1 電源装置
11 ケース
12 カバー扉
13 扉ロック機構
14 扉ロックカバー
14a 摘み
31 ハウジング
32 圧縮コイルバネ
33,33−1,33−2 操作案内子
33a−1,33a−2 操作面
33b−1,33b−2 係合爪
33b’−1,33b’−2 曲面
33c−1,33c−2 抜け止め片
33d−1,33d−2 柱部
33e−1,33e−2 カギ部
34 台
61−1,61−2 係合片
71 ねじりコイルバネ

Claims (1)

  1. パチスロ台に内蔵される電源装置であって、
    前記電源装置の正面部に配設され、前記パチスロ台の出玉率を設定する操作部と、
    一方の端部のヒンジを軸として回動することにより、前記操作部を被覆または露出する扉部と、
    前記扉部の他方の端部であって、前記扉部が前記操作部を被覆するとき、前記電源装置の側面部と略並行で、かつ、前記回動方向に対して略垂直方向に、対向して設けられた2つの係合片と、
    前記電源装置の側面部であって、前記扉部が前記操作部を被覆するとき、前記2つの係合片とそれぞれ係合する2つの係合爪と
    前記2つの係合爪と、それぞれ一体の2つの操作案内子と、
    前記2つの操作案内子を、前記回動方向に対して垂直方向で、かつ、前記側面部に対して略並行に、それぞれを反発させる弾性体と、
    前記2つの操作案内子の、それぞれについて、前記弾性体の反発方向に対して対向する方向における動作範囲を規制する規制部とを備え、
    前記2つの操作案内子は、それぞれ自らを、前記弾性体の反発方向に対向する方向に押圧操作する操作面を有し、
    前記押圧操作する操作面間の距離は、平均的な人間の片手の少なくとも2本以上の指で、摘むことが可能な所定の距離である
    電源装置。
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