JP3960199B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は遊技機に関し、特に隣接する構成部材同士間の開閉あるいは脱着状態を検出するための検出手段を備えた遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
遊技機の一種である例えばパチンコ機においては遊技機本体としてのパチンコ機本体と前面枠としての扉枠の間に、あるいはパチンコ機本体と支持枠体としての外枠との間にセンサを配設する場合がある。扉枠やパチンコ機本体の開放の有無は管理室において報知されその時間が記録される。このようにセンサは機器の保守・点検のためにホール側で開放した記録を残すとともに、遊技者側の不正を防止する観点から行われているものである。その他機種によってはパチンコ機本体に開閉盤としてのセット盤が開閉可能に装着され、このセット盤の基盤ボックス内に制御機構が設けられているものがある。この場合にはパチンコ機本体とセット盤との間に検出手段としてのセンサが配設される。
センサには種々の方式があるが、もっとも多用されているのは安価なリミットスイッチである。リミットスイッチは検出部としての入力レバーの入切で開放状態を検出するものである。例えばパチンコ機本体側にリミットスイッチを配設しこれがはめ込まれる外枠側に入力レバーと当接する当接プレートを配設し、外枠にパチンコ機本体を閉塞(装着)した状態で入力レバーが押動され、開放状態で入力レバーへの押圧が解消されることで開閉状態を検出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記例でいえばリミットスイッチと当接プレートとの間隔が狭すぎるとパチンコ機本体を閉塞した際に入力レバーが当接プレートに強く押されて過負荷がかかり、甚だしい場合には壊れてしまうケースもあった。これはリミットスイッチと当接プレートとの間隔調整が不十分であることに起因するものであるが、一方であまり間隔が広すぎるとわずかな振動や若干の部材の寸法誤差によるがたつきの範囲でリミットスイッチが入力されてしまうといった不具合も生じてしまう。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、検出手段の設置作業が容易で、かつ検出手段に過負荷がかかりにくい遊技機を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、少なくとも支持枠体と、同支持枠体を覆う遊技者が対面して遊技を行う遊技面が形成された遊技台とを備え、同支持枠体及び遊技台を含め複数の構成部材を開閉可能あるいは脱着可能に組み合わせ同複数の構成部材間の開閉あるいは脱着に伴いON/OFFされる検出部を有する検出手段を設けた遊技機において、前記各構成部材の開閉あるいは着脱に伴い作用する緩衝部材を配設し、同緩衝部材を介在させた状態で同検出部は揺動可能なケースを介して遊技台の端面に装着されており、前記複数の構成部材の閉塞に伴って同ケースが支持枠体と当接し同検出部がONされるように構成するとともに、同ケースは同複数の構成部材の閉塞状態において揺動可能な余裕を有していることをその要旨とする。
このような構成では、構成部材の開閉あるいは脱着に伴って検出手段の検出部はON/OFFされるが、そのON/OFFは緩衝部材を介在させて行われる。この時検出手段は揺動可能なケースを介して遊技台の端面(入出力基盤側方)に装着されておりこのケースが支持枠体と当接することで検出部がONされることとなる。この時構成部材が閉塞されていてもケースは揺動可能である。
請求項2に記載の発明では少なくとも支持枠体と、同支持枠体を覆う遊技者が対面して遊技を行う遊技面が形成された遊技台とを備え、同支持枠体及び遊技台を含め複数の構成部材を開閉可能あるいは脱着可能に組み合わせ同複数の構成部材間の開閉あるいは脱着に伴いON/OFFされる検出部を有する検出手段を設けた遊技機において、前記各構成部材の開閉あるいは着脱に伴い作用する緩衝部材を配設し、同緩衝部材を介在させた状態で同検出部は揺動可能なケースを介して遊技台の端面に装着されており、前記複数の構成部材の閉塞に伴って同検出部が支持枠体と当接し同検出部がONされるように構成するとともに、同ケースは同複数の構成部材の閉塞状態において揺動可能な余裕を有していることをその要旨とする。
このような構成では、構成部材の開閉あるいは脱着に伴って検出手段の検出部はON/OFFされるが、そのON/OFFは緩衝部材を介在させて行われる。この時検出手段は揺動可能なケースを介して遊技台の端面(入出力基盤側方)に装着されておりこの検出部が支持枠体と当接することで検出部がONされることとなる。この時構成部材が閉塞されていてもケースは揺動可能である。
請求項3に記載の発明では請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記ケースは可撓性のある取り付けフレームに配設されていることをその要旨とする。これによって、複数の構成部材の閉塞の際に取り付けフレームが撓むため検出手段に負荷がかかりにくくなる。
【0005】
【発明の効果】
上記各請求項に記載された発明では、緩衝部材の緩衝作用によって検出手段に過負荷がかからない。また、緩衝作用を受ける領域において検出手段の配置位置に裕度が生じるため厳密に位置合わせをする必要がなく検出手段の装着作業の効率が向上する。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をパチンコ機に応用した各実施の形態について図面に基づいて説明する。まず、主として図1及び図2に基づいてパチンコ機の概略を説明し、その後各実施の形態それぞれの固有の構成について説明する。尚、以下の説明で前面側或いは表面側とは遊技者が正対する側をいい、後面側或いは背面側とはその反対側をいうものとする。また図2における説明では裏面側からみた左右方向をそれぞれ左右とする。
図1に示すように、パチンコ遊技機の支持枠体としての外枠1は上下左右の各枠板1a〜1dによって四角形に枠組みされた木製の枠体とされている。下部枠板1b上面には幕板2が配設されている。外枠1には遊技機本体としてのパチンコ機本体4が装着されている。パチンコ機本体4はヒンジ金具6の回動軸6aを中心に回動し外枠1に対して開閉可能とされている。パチンコ機本体4の上半身には遊技盤5が装着されている。遊技盤5の前面にはほぼ垂直に配置された遊技面9が形成されている。遊技面9上には内レール10、外レール11、入賞口12及び可変表示装置13等が所定位置に配置された遊技領域14が形成されている。尚、釘については図示が省略されている。遊技盤5の周囲は額縁状の扉枠支持フレーム7にて包囲されている。扉枠支持フレーム7はパチンコ機本体4と一体的に形成されている。扉枠支持フレーム7の上部前面には水平方向に3つのランプ8が配設されている。
【0007】
図2に示すように、遊技盤5の背面側には開閉可能に開閉盤としてのセット盤22がパチンコ機本体4に対して開閉可能に装着されている。セット盤22は上下に配設されたヒンジ部23によってパチンコ機本体4に支持されており、盤面に散点的に配置された開閉ピン26の引き出し及び押し込みによってパチンコ機本体4に着脱される。セット盤22の中央付近には可変表示装置13の制御を行う制御機構としての図柄表示装置ユニット31が配設されている。同ユニット31に隣接して賞球の排出等のパチンコ機の電子的制御を行う制御機構としての制御装置ユニット32が配設されている。同両ユニット31,32の上方には賞球タンク33が配設されている。賞球タンク33の右方には入出力基盤34が配設されている。入出力基盤34の右側方には検出手段としてのリミットスイッチ30が配設されている。リミットスイッチ30については後述する。入出力基盤34の下方には球払い出し機構Pが配設されている。球払い出し機構Pの下方にはセーフ球処理機構Qが配設されている。セット盤22の下方には遊技球発射機構Rが配設されている。賞球タンク33、球払い出し機構P等にてパチンコ機本体4の(背面から見て)右端面4aが形成されることとなる。右端面4aの形状はパチンコ機本体4の背面に配設された各種構成部材の形状、配置位置によって一定ではないが、要はこれより側方には他の部材が存せず外枠1にパチンコ機本体4を装着した際に外枠1の左部(背面からでは右部となる)枠板1dの内面に面する部分をいう。
【0008】
図1に示すように、遊技盤5の前面には前面枠としての扉枠15が配設されている。扉枠15はヒンジ金具6の回動軸6aを中心に回動しパチンコ機本体4に対して開閉可能とされている。扉枠15は閉じられた状態で前記扉枠支持フレーム7に当接する。扉枠15はほぼ正方形の外形を有し、中央にほぼ正方形の大型の窓穴16が形成されている。扉枠15上方の上梁19には水平方向に3つの透孔24が形成されている。透孔24は前記扉枠支持フレーム7のランプ8に対応しており、扉枠15を閉じた時に各ランプ8が対応する透孔24内に配置される。上梁19前面には半透明の装飾パネル25が配設され、同透孔24を覆っている。ランプ8の光は同透孔24を通して光透過性の装飾パネル25を明るく照らし出す。左縦枠21には扉枠支持フレーム7に設けられた鍵穴27を(図1参照)露出させるための台形の大きな切り欠き28が形成されている。扉枠15の背面側には同窓穴16の全周囲に渡って同窓穴16を包囲する金属製の補強フレーム29が配設されている。
【0009】
扉枠15の下方には上部カバープレート35が装着されている。上部カバープレート35はパチンコ機本体4に対して図示しないヒンジ金具によって片持ち支持され同パチンコ機本体4に対して開閉可能とされている。上部カバープレート35は前方に突出形成され、上面に上受け皿36が載置されている。上部カバープレート35の下方には下部カバープレート37が配設されている。下部カバープレート37はパチンコ機本体4に対して固着されている。下部カバープレート37は前方に突出形成され、上面に下受け皿38が載置されている。下受け皿38は主として上受け皿36に貯留しきれなかった遊技球を貯留するものである。下部カバープレート37には灰皿40が装着されている。下受け皿38の右側方には操作ハンドル39が取付けられている。
【0010】
次にリミットスイッチ30及び同リミットスイッチ30周辺の構成について各実施の形態毎に詳述する。
【0011】
(実施の形態1)
図2及び図3に示すように、右端面4aの一部を構成する前記入出力基盤34の右側方には取り付けフレーム41が形成されている。取り付けフレーム41には略台形に右方に突出する取り付けプレート43が形成されている。図3及び図5に示すように、取り付けプレート43には固定ボルト44によってリミットスイッチ30が固着されている。リミットスイッチ30は本体30aと検出部としての入力レバー30bと、同レバー30bに押動される入切ボタン30cを備えている。レバー30bは本体30aの外方(図3では右方)に向いて配置されている。取り付けプレート43の同リミットスイッチ30の上方位置には中間レバー45が回動軸としての固定ボルト46によって回動可能に軸支されている。緩衝部材としての中間レバー45は合成樹脂製よりなる部材であって、固定ボルト46に支持された基部47から右外下方に膨出してくの字状に屈曲形成されている。中間レバー45は屈曲部頂点45aにおいて左部枠板1dの内面と当接するように構成されるとともに、先端45bが入力レバー30b表面に当接されている。
【0012】
次に実施の形態1の作用について説明する。
図1のように扉枠15がパチンコ機本体4に対し開放状態にあり、パチンコ機本体4は外枠1に対し開放状態にあるとする。このときリミットスイッチ30は図7(a)に示す状態とされる。ここでまず扉枠15を回動させて遊技面9を覆うように遊技盤5に装着する。次いでパチンコ機本体4をヒンジ金具6の回動軸6aを中心に外枠1方向に回動させる。すなわち、パチンコ機本体4の右端面4aが図1の状態から約90度回動して左部枠板1dの内面に接近していくこととなる。パチンコ機本体4が外枠1に接近すると、まず中間レバー45の屈曲部頂点45aから左部枠板1dの内面に当接し、レバー30bは中間レバー45の先端45bによって押動されて本体30a方向に回動されこの作用によって入切ボタン30cも押動される(図7(b)の状態)。
ついで、再びパチンコ機本体4を開放させていくと上記とは逆に図7(b)の状態から図7(a)の状態となる。
【0013】
このように構成することにより本実施の形態1は次のような効果を奏する。
(1)パチンコ機本体4が外枠1に対して開放されてもリミットスイッチ30の配設位置がパチンコ機本体4の右端面4aの回動軸6a側にありパチンコ機本体4を開放しても隙間はあまり大きくならないため不正遊技をたくらむ者がこのリミットスイッチ30に非常に触りにくくなる。また、パチンコ機本体4の開放に伴ってパチンコ機本体4の切り欠き28側が前方に張り出すためこれが邪魔となるとともに右端面4aは逆に回動して背後に隠れていくためますます不正が行いにくい。
(2)リミットスイッチ30のレバー30bはパチンコ機本体4が外枠1に装着された状態で中間レバー45を間に介して同中間レバー45の緩衝作用を受けながら入切ボタン30cを押動している。そのため、レバー30bには過負荷がかからず、リミットスイッチ30の過負荷による故障が生じにくい。
(3)パチンコ機本体4と左部枠板1dの接近に伴って中間レバー45が撓み、この撓む範囲においてリミットスイッチ30の配置位置の調整に裕度ができるため、リミットスイッチ30の配置作業にそれほどの技量を必要としなくてよくなる。また、外枠1の経年使用による寸法誤差にも対応することが容易である。
(4)中間レバー45は屈曲部頂点45aが直接左部枠板1dの内面に当接するため特に中間レバー45を押動するための当接プレートのような別部材は不要となりコストの削減に寄与する。
(5)中間レバー45のサイズや形状を変更することでリミットスイッチ30の取り付け位置を変えることなく異なる仕様に変更したパチンコ機に対応することが可能となる。
(6)取り付けフレーム41自体が若干左右に撓むという可撓性を有しているため、中間レバー45が撓むことと併せてリミットスイッチ30に負荷がかかりにくくなっている。
(7)リミットスイッチ30はパチンコ機本体4側にあるため、直接入出力基盤34から配線することができるとともに、入出力基盤34に隣接して配設されているため、リミットスイッチ30への電源供給を簡単かつ安価に実現することができる。
【0014】
(実施の形態2)
図2及び図4に示すように、右端面4aの一部を構成する前記入出力基盤34の右側方には取り付けフレーム41が形成されている。取り付けフレーム41には略台形に右方に突出する取り付けプレート43が形成されている。図4及び図6に示すように、取り付けプレート43には固定ボルト44によってリミットスイッチ30が固着されている。リミットスイッチ30は本体30a及び入切ボタン30cを備えているが入力レバー30bは備えず、その代わりに中間レバー50がその入力レバー30bを兼ねている。入切ボタン30cは本体30aの外方(図4では右方)に向いて配置されている。中間レバー50は回動軸としての固定ボルト46によって回動可能に軸支されている。中間レバー50は合成樹脂製よりなる部材であって、固定ボルト46に支持された基部51から下方に向かって二股に分かれた短脚52と長脚53とを備えている。緩衝部材としての外側の短脚52は湾曲して形成され、湾曲部頂点52aにおいて左部枠板1dの内面と当接するように構成されている。内側の長脚53はリミットスイッチ30の入力レバーとして入切ボタン30cを押動する。
【0015】
次に実施の形態2の作用について説明する。
図1のように扉枠15がパチンコ機本体4に対し開放状態にあり、パチンコ機本体4は外枠1に対し開放状態にあるとする。このときリミットスイッチ30は図8(a)に示す状態とされる。この状態では中間レバー45の短脚52の湾曲部頂点52aは入切ボタン30cに当接しているものの、押動はしていない。ここでまず扉枠15を回動させて遊技面9を覆うように遊技盤5に装着する。次いでパチンコ機本体4をヒンジ金具6の回動軸6aを中心に外枠1方向に回動させる。すなわち、パチンコ機本体4の右端面4aが図1の状態から約90度回動して左部枠板1dの内面に接近していくこととなる。パチンコ機本体4が外枠1に接近すると、まず中間レバー45の短脚52の湾曲部頂点52aから左部枠板1dの内面に当接し、短脚52は撓みながらも押圧力を受け、長脚53も入切ボタン30cを押圧して入切ボタン30cは押動される(図8(b)の状態)。
ついで、再びパチンコ機本体4を開放させていくと上記とは逆に図8(b)の状態から図8(a)の状態となる。
【0016】
このように構成することにより本実施の形態2は次のような効果を奏する。
(1)パチンコ機本体4が外枠1に対して開放されてもリミットスイッチ30の配設位置がパチンコ機本体4の右端面4aの回動軸6a側にありパチンコ機本体4を開放しても隙間はあまり大きくならないため不正遊技をたくらむ者がこのリミットスイッチ30に非常に触りにくくなる。また、パチンコ機本体4の開放に伴ってパチンコ機本体4の切り欠き28側が前方に張り出すためこれが邪魔となるとともに右端面4aは逆に回動して背後に隠れていくためますます不正が行いにくい。
(2)中間レバー50はパチンコ機本体4が外枠1に装着された状態で短脚52を間に介して同短脚52の緩衝作用を受けながら長脚53によって入切ボタン30cを押動している。そのため、レバー30bには過負荷がかからず、リミットスイッチ30の過負荷による故障が生じにくい。
(3)パチンコ機本体4と左部枠板1dの接近に伴って中間レバー50の短脚52が撓み、この撓む範囲においてリミットスイッチ30の配置位置の調整に裕度ができるため、リミットスイッチ30の配置作業にそれほどの技量を必要としなくてよくなる。また、外枠1の経年使用による寸法誤差にも対応することが容易である。
(4)中間レバー50は同短脚52の屈曲部頂点52が直接左部枠板1dの内面に当接するため特に中間レバー50を押動するための当接プレートのような別部材は不要となりコストの削減に寄与する。
(5)中間レバー50のサイズや形状を変更することでリミットスイッチ30の取り付け位置を変えることなく異なる仕様に変更したパチンコ機に対応することが可能となる。
(6)取り付けフレーム41自体が若干左右に撓むという可撓性を有しているため、短脚52が撓むことと併せてリミットスイッチ30に負荷がかかりにくくなっている。
(7)リミットスイッチ30はパチンコ機本体4側にあるため、直接入出力基盤34から配線することができるとともに、入出力基盤34に隣接して配設されているため、リミットスイッチ30への電源供給を簡単かつ安価に実現することができる。
(8)中間レバー50がリミットスイッチ30の入力レバー30bと緩衝部材を兼ねるため構成部品が減り、組み立て工程が簡略化される。
【0017】
(実施の形態3)
図9(a)及び図9(b)に示すように、リミットスイッチ30は本体30a及び入切ボタン30cを備えているが入力レバー30bは備えず、その代わりに中間レバー55がその入力レバー30bを兼ねている。中間レバー55は回動軸としての固定ボルト46によって回動可能に軸支されている。中間レバー55は先端が途中で屈曲されており、斜め上方に延出する緩衝部材としての延出部55aが形成されている。延出部55aに左部枠板1dの内面が当接すると一体形成された中間レバー55が押動される。
このとき、延出部55aが屈曲しているため左部枠板1dの内面と当接すると若干撓んでリミットスイッチ30にかかる負荷を軽減する。この実施の形態でも上記実施の形態1及び2の不正が行いにくいという効果に加え、次のような効果が奏される。
(1)リミットスイッチ30の中間レバー55はパチンコ機本体4が外枠1に装着された状態で延出部55aを間に介して同延出部55aの緩衝作用を受けながら入切ボタン30cを押動している。そのため、中間レバー55には過負荷がかからずリミットスイッチ30の過負荷による故障が生じにくい。
(2)パチンコ機本体4と左部枠板1dの接近に伴って延出部55aが撓み、この撓む範囲においてリミットスイッチ30の配置位置の調整に裕度ができるため、リミットスイッチ30の配置作業にそれほどの技量を必要としなくてよくなる。また、外枠1の経年使用による寸法誤差にも対応することが容易である。
(3)中間レバー55がリミットスイッチ30の入力レバー30bと緩衝部材を兼ねるため構成部品が減り、組み立て工程が簡略化される。
(4)中間レバー55のサイズや形状を変更することでリミットスイッチ30の取り付け位置を変えることなく異なる仕様に変更したパチンコ機に対応することが可能となる。
【0018】
(実施の形態4)
図10(a)及び図10(b)に示すように、リミットスイッチ30は支軸57によって回動可能に吊り下げ支持されている。リミットスイッチ30は取り付けプレート43から突設したピン58に装着されたコイルばね59によって常時反時計回り方向(外方向)に付勢され、パチンコ機本体4が開放された状態で若干斜めに保持されている。リミットスイッチ30のレバー30bと左部枠板1dの内面とが当接してレバー30bが押動される。そしてレバー30bが本体30a方向に押圧された状態で更に左部枠板1dの内面がレバー30bを押圧するとリミットスイッチ30自体がコイルばね59の付勢力に抗して時計回り方向(内方向)に回動して移動する(図10(b)の状態)。
このように、左部枠板1dの内面が当接するとリミットスイッチ30自体が
揺動するためリミットスイッチ30にかかる負荷が軽減される。この実施の形態でも上記実施の形態1の不正が行いにくいという効果に加え、次のような効果が奏される。
(1)リミットスイッチ30はコイルばね59を自らとパチンコ機本体4側の取り付けフレーム41との間に介在させ外枠1とパチンコ機本体4との接近によるリミットスイッチ30へかかる負荷を緩衝しているため、過負荷がかからずリミットスイッチ30の過負荷による故障が生じにくい。
(2)パチンコ機本体4と左部枠板1dの接近に伴ってコイルばね62の付勢力に抗しながらリミットスイッチ30は時計回り方向(内方向)に回動する。この回動できる範囲においてリミットスイッチ30の配置位置の調整に裕度ができるため、リミットスイッチ30の配置作業にそれほどの技量を必要としなくてよくなる。また、外枠1の経年使用による寸法誤差にも対応することが容易である。
【0019】
(実施の形態5)
図11(a)及び図11(b)に示すように、リミットスイッチ30は支軸57によって回動可能に吊り下げ支持されている。支軸57の位置は若干リミットスイッチ30の外方にずれているため、軸支された状態でリミットスイッチ30は傾斜している。本実施の形態ではリミットスイッチ30の検出部としてのレバー61は内側、すわなち取り付けフレーム41側に向いて配置されている。レバー61は先端が途中で屈曲されており、斜め上方に延出する緩衝部材としての延出部61aが形成されている。
リミットスイッチ30と左部枠板1dの内面とが当接するとリミットスイッチ30自体が押動されて時計回り方向(内方向)に回動していく。そしてレバー61の延出部61a先端が取り付けフレーム41の当接プレート62に押し当てられていき、レバー61が左部枠板1dの内面と当接プレート62に挟まれて圧縮されてリミットスイッチ30の入切ボタン30cが押動される。更に、パチンコ機本体4が外枠1に装着された状態においては図11(b)のようにリミットスイッチ30はほぼ垂直な状態となる。
このように、左部枠板1dの内面がリミットスイッチ30に当接してこれを押動するとリミットスイッチ30自体が揺動してレバー61の延出部61aが当接プレート62に当接し、延出部61aが屈曲しているためこの緩衝作用を受けながらレバー66は入切ボタン30cを押動する。この実施の形態でも上記実施の形態1の不正が行いにくいという効果に加え、次のような効果が奏される。
(1)リミットスイッチ30のレバー61はパチンコ機本体4が外枠1に装着された状態でレバー61の延出部61aを間に介して同延出部61aの緩衝作用を受けながら入切ボタン30cを押動している。そのためレバー61には過負荷がかからずリミットスイッチ30の過負荷による故障が生じにくい。
(2)パチンコ機本体4と左部枠板1dの接近に伴ってレバー61の延出部61aが撓み、この撓む範囲においてリミットスイッチ30の配置位置の調整に裕度ができるため、リミットスイッチ30の配置作業にそれほどの技量を必要としなくてよくなる。また、外枠1の経年使用による寸法誤差にも対応することが容易である。
(3)レバー61がリミットスイッチ30の入力レバー30bと緩衝部材を兼ねるため構成部品が減り、組み立て工程が簡略化される。
(4)レバー61が内側を向いて配置されているため、パチンコ機の運搬・設置作業時にレバー61がぶつかって折れたり曲がったりするという不具合が生じにくい。
【0020】
(実施の形態6)
図2及び図12に示すように、右端面4aの一部を構成する前記入出力基盤34の右側方には取り付けフレーム41が形成されている。取り付けフレーム41には略台形に右方に突出する取り付けプレート43が形成されている。取り付けプレート43にはケース65とともにリミットスイッチ30が装着されている。図13に示すように、ケース65は固定ボルト66を下方位置に配設された取り付け孔65aから通して取り付けプレート43に対して回動可能に装着されている。固定ボルト66上方には長孔67が形成されている。長孔67には取り付けプレート43より突設された規制ねじ68が配置され、ケース65の回動が規制されている。その結果、ケース65は固定ボルト66を回動中心として揺動可能とされる。
図14、図15(a)〜図15(c)に示すように、固定ボルト66及び長孔67間には左方に開放された第1の収納部69が形成されている。第1の収納部69には緩衝部材としての板バネ70が収納されている。第1の収納部69の右方には第2の収納部71が形成されている。第2の収納部71は右方に開放されており、同第2の収納部71内にはリミットスイッチ30が収納されている。リミットスイッチ30は第2の収納部71内に固定された本体30aと検出部としてのレバー30bとレバー30bの押動によって入切される入切ボタン30cとを備えている。レバー30bは第2の収納部71から若干右方に突出されている。本実施の形態では入切ボタン30cが押されていない状態で検出信号が出力されるようになっている。
【0021】
図13に示すように、板バネ70は取り付けプレート43の左方に突設された付勢プレート72に対してケース65を時計回り方向(右方)に付勢しており、図15(a)及び図15(b)に示すように付勢状態でケース65は若干右方に傾斜されている。一方、図2のようにパチンコ機本体4が外枠1内に収納された状態では、図15(c)に示すように左部枠板1dの上方寄り内面によって押動された状態となり、レバー30bが押圧状態とされるとともにリミットスイッチ30もろともケース65が板バネ70の付勢力に抗して反時計回り方向(左方)に回動する。
【0022】
このような構成の実施の形態6のパチンコ機の作用について説明する。
図1のように扉枠15がパチンコ機本体4に対し開放状態にあり、パチンコ機本体4は外枠1に対し開放状態にあるとする。このときリミットスイッチ30は図15(a)に示す状態とされる。ここでまず扉枠15を回動させて遊技面9を覆うように遊技盤5に装着する。次いでパチンコ機本体4をヒンジ金具6の回動軸6aを中心に外枠1方向に回動させる。すなわち、パチンコ機本体4の右端面4aが図1の状態から約90度回動して左部枠板1dの内面に接近していくこととなる。パチンコ機本体4が外枠1に接近すると、まずリミットスイッチ30のレバー30bから左部枠板1dの内面に当接し、レバー30bは押動されて本体30a方向に回動され入切ボタン30cを押す(図15(b)の状態)。さらに、レバー30bが押動されるとリミットスイッチ30もろともケース65が板バネ70の付勢力に抗して反時計回り方向(左方)に回動され、パチンコ機本体4が外枠1に装着された状態でリミットスイッチ30は図15(c)に示す状態となる。図15(c)に示すようにパチンコ機本体4が外枠1に装着された状態で規制ねじ68は長孔67内の中央付近に位置しており、ケース65は左方向へ揺動することについて若干の余裕を持っている。ついで、再びパチンコ機本体4を開放させていくと上記とは逆に図15(c)の状態から図15(b)の状態となり図15(a)の状態となる。尚、本実施の形態6では開放によってレバー30bへの押圧が解除されることで入力される。
【0023】
このように構成することにより本実施の形態6は次のような効果を奏する。
(1)パチンコ機本体4が外枠1に対して開放されてもリミットスイッチ30の配設位置がパチンコ機本体4の右端面4aの回動軸6a側にありパチンコ機本体4を開放しても隙間はあまり大きくならないため不正遊技をたくらむ者がこのリミットスイッチ30に非常に触りにくくなる。また、パチンコ機本体4の開放に伴ってパチンコ機本体4の切り欠き28側が前方に張り出すためこれが邪魔となるとともに右端面4aは逆に回動して背後に隠れていくためますます不正が行いにくい。
(2)図15(c)のようにパチンコ機本体4が外枠1に装着された状態で規制ねじ68は長孔67内の中央付近に位置しており、ケース65は左方向へ揺動することについて若干の余裕を持っている。従って、リミットスイッチ30には板バネ70の付勢力以上の過負荷がかからずリミットスイッチ30の過負荷による故障が生じにくい。
(3)リミットスイッチ30が収納されているケース65は左部枠板1dの内面による押動と板バネ70の付勢力によって長孔67の分だけ左右に揺動するようになっている。すなわちケース65は固定されておらずリミットスイッチ30の配置位置の調整に裕度があるため、リミットスイッチ30の配置作業にそれほどの技量を必要としなくてよくなる。また、外枠1の経年使用による寸法誤差にも対応することが容易である。
(4)リミットスイッチ30のレバー30bは直接左部枠板1dの内面に当接するため特にレバー30bを押動するための当接プレートのような別部材は不要となりコストの削減に寄与する。
(5)取り付けフレーム41自体が若干左右に撓むという可撓性を有しているため、ケース65が揺動することと併せてリミットスイッチ30に負荷がかかりにくくなっている。
(6)リミットスイッチ30はパチンコ機本体4側にあるため、直接入出力基盤34から配線することができるとともに、入出力基盤34に隣接して配設されているため、リミットスイッチ30への電源供給を簡単かつ安価に実現することができる。
(7)リミットスイッチ30がケース65に収納されているため、パチンコ機の運搬・設置作業時にぶつかって故障するという不具合が生じにくい。
【0024】
(実施の形態7)
図2及び図16に示すように、右端面4aの一部を構成する前記入出力基盤34の右側方には取り付けフレーム41が形成されている。取り付けフレーム41には略台形に右方に突出する取り付けプレート43が形成されている。取り付けプレート43にはケース73が装着されている。図16に示すように、ケース73は下方位置に配設された固定ネジ74によって取り付けプレート43に対して回動可能に装着されている。固定ねじ74上方には長孔75が形成されている。長孔75には取り付けプレート43より突設された規制ねじ76が配置され、ケース73の回動が規制されている。その結果、ケース73は固定ネジ74を回動中心として揺動可能とされる。
図16、図17(a)〜図17(c)に示すように、固定ねじ74及び長孔75間には左方に開放された収納部77が形成されている。収納部77内にはリミットスイッチ30が収納されている。リミットスイッチ30は収納部69内に固定された本体30aと検出部としての入力レバー30bとを備えており、入力レバー30bが押動されて入切ボタン30cを押す。本実施の形態では入切ボタン30cが押されていない状態で検出信号が出力されるようになっている。
リミットスイッチ30は入力レバー30bが取り付けフレーム41側を向くように配置されている。入力レバー30bの内側(図16上で左方)には固定ピン79に固定されたコイルばね80が配設されている。コイルばね80は取り付けフレーム41に形成された当接プレート81に対して入力レバー30bを介してリミットスイッチ30(本体30a)を外方に付勢する。
【0025】
このような構成の実施の形態7のパチンコ機の作用について説明する。
図1のように扉枠15がパチンコ機本体4に対し開放状態にあり、パチンコ機本体4は外枠1に対し開放状態にあるとする。このときリミットスイッチ30は図17(a)に示す状態とされる。ここでまず扉枠15を回動させて遊技面9を覆うように遊技盤5に装着する。次いでパチンコ機本体4をヒンジ金具6の回動軸6aを中心に外枠1方向に回動させる。すなわち、パチンコ機本体4の右端面4aが図1の状態から約90度回動して左部枠板1dの内面に接近していくこととなる。
パチンコ機本体4が外枠1に接近すると、まずケース73の外方上角部分から左部枠板1dの内面に当接し、リミットスイッチ30はケース73とともに押動されて反時計回り方向(内方向)に回動を始める。入力レバー30bはコイルばね80に当接させられて入切ボタン30cが押動される(図17(b)に示す状態)。
更に、コイルばね80の付勢力に抗してパチンコ機本体4を閉塞方向に回動させていくと、パチンコ機本体4が外枠1に完全装着された状態で本体30aは図17(c)に示すようにほぼ垂直に配置される。
ついで、再びパチンコ機本体4を開放させていくと上記とは逆に図17(c)の状態から図17(b)の状態となり、更に図17(a)の状態となる。
【0026】
このように構成することにより本実施の形態7は次のような効果を奏する。
(1)図17(c)のようにパチンコ機本体4が外枠1に装着された状態で本体30aはコイルばね80の付勢力によって保持されており左右に揺動することについて若干の余裕を持っている。従って、リミットスイッチ30にはコイルばね80の弾性以上の過負荷がかからずリミットスイッチ30の過負荷による故障が生じにくい。
(2)パチンコ機本体4と左部枠板1dの接近に伴ってコイルばね80の付勢力に抗しながらリミットスイッチ30は時計回り方向(内方向)に回動する。この回動(揺動)できる範囲においてリミットスイッチ30の配置位置の調整に裕度ができるため、リミットスイッチ30の配置作業にそれほどの技量を必要としなくてよくなる。また、外枠1の経年使用による寸法誤差にも対応することが容易である。
(3)リミットスイッチ30が揺動するため入力レバー30bを取り付けフレーム41側に向いて配置させることができ、例えばパチンコ機本体4の運搬中に入力レバー30bに誤って接触してしまいリミットスイッチ30が故障するという不具合が生じにくい。
(4)リミットスイッチ30が揺動することに加え、コイルばね80が弾性を持っているため左部枠板1dの経年使用による寸法誤差にも対応することができる。
(5)リミットスイッチ30は直接左部枠板1dの内面に当接するため特に入力レバー30bを押動して入切ボタン30cを入り切りするための当接プレートのような別部材は不要となりコストの削減に寄与する。
(6)取り付けフレーム41自体が若干左右に撓むという可撓性を有しているため、コイルばね80の弾性に加えてさらにリミットスイッチ30に負荷がかかりにくくなっている。
(7)リミットスイッチ30はパチンコ機本体4側にあるため、直接入出力基盤34から配線することができるとともに、入出力基盤34に隣接して配設されているため、リミットスイッチ30への電源供給を簡単かつ安価に実現することができる。
(8)パチンコ機本体4が外枠1に対して開放されてもリミットスイッチ30の配設位置がパチンコ機本体4の右端面4aの回動軸6a側にありパチンコ機本体4を開放しても隙間はあまり大きくならないため不正遊技をたくらむ者がこのリミットスイッチ30に非常に触りにくくなる。また、パチンコ機本体4の開放に伴ってパチンコ機本体4の切り欠き28側が前方に張り出すためこれが邪魔となるとともに右端面4aは逆に回動して背後に隠れていくためますます不正が行いにくい。
【0027】
・リミットスイッチ30に位置はパチンコ機本体4の右端面4aと外枠1の左部枠板1d間に限らず、パチンコ機本体4と外枠1の他の位置でもよい。従って、緩衝部材の配設場所もリミットスイッチ30の配置位置の変更に伴って当然変更されうる。
・上記各実施の形態ではリミットスイッチ30は入出力基盤34の取り付けフレーム41に装着するようになっていたが、右端面4aであれば上下方向にずれた位置に配置することは自由である。
・上記各実施の形態ではリミットスイッチ30側は左部枠板1dの内面と直接当接するようになっていたが、左部枠板1dの内面に当接プレートのような別部材を介していてもよい。
・図18に示すように、扉枠15、パチンコ機本体4、セット盤22が前後方向に3層に配設されている。このとき、中間のパチンコ機本体4に透孔83を形成し、同透孔83内に緩衝部材としての板ばね84を配設し、扉枠15あるいはセット盤22に(図18ではセット盤22)リミットスイッチ30を装着するようにしてもよい。すなわち、中間に構成部材を配してその前後の構成部材間で検出するようにし中間の構成部材に緩衝部材を配設することが可能である。
・その他の位置、例えば扉枠15と遊技盤5の扉枠支持フレーム7間やセット盤22とパチンコ機本体4との間や上部カバープレート35とパチンコ機本体4の間など開放されたり脱着されたりする部材間に必要に応じて上記のような緩衝部材を介在させたリミットスイッチ30を配置することは自由である。。
・左部枠板1dの内面側にリミットスイッチ30を配置しても構わない。
・上記各実施の形態では押圧により入り切りされるリミットスイッチ30であったが、これ以外の他の検出手段、例えば光電センサ、近接センサ、マイクロスイッチ等であってもよい。
【0028】
(実施の形態8)
図19及び図20に示すように、本発明をスロットマシンに適用してもよい。本実施の形態のスロットマシン85は遊技台としての前扉86の裏面にリール装置87が装着された機種である。前扉86は支持枠体としての外枠88に対して回動軸89を回動中心として回動する。前扉86の前面には遊技面90が形成されている。端面となるリール装置87の側方には例えば上記図10に示すセンサ30が配設されている。前扉86が外枠88前面を封塞した状態において、外枠88の回動軸89側内面88aがセンサ30の図示しない入力レバーと当接する。前扉86が開放されると外枠88の内面88aのセンサ30に対する押圧は解除される。
このように構成すると、
(1)リミットスイッチ30の配設位置が回動軸89側にあるため外枠88を開放しても隙間はあまり大きくならないため上記と同様不正遊技をたくらむ者がこのリミットスイッチ30に非常に触りにくくなる。また、外枠88の開放に伴って前扉86が前方に張り出すためこれが邪魔となるとともにリミットスイッチ30側(右端面)は逆に回動して背後に隠れていくためますます不正が行いにくい。
(2)リミットスイッチ30のレバーは直接回動軸75が外枠88の内面88aに当接するため特にレバー入り切りのための当接プレートのような別部材は不要となりコストの削減に寄与する。
(3)上記同様リミットスイッチ30自体が揺動するためリミットスイッチ30にかかる負荷が軽減される。
その他、スロットマシン85には図6〜図11の各リミットスイッチ30が応用できる。緩衝部材としての板バネ70やコイルばね62の他に復帰力の強いスポンジのようなものを使用してもよい。また、内面88aに当接プレートのような別部材を介していてもよい。
・上記スロットマシン85ではリミットスイッチ30はリール装置87の側面(端面)に装着されていた。しかし、リール装置87が外枠88側にあるタイプのスロットマシン85では取り付けプレートを前扉86の裏面に固着し、この取り付けプレートを前扉86の端面としてにリミットスイッチ30を装着することでリミットスイッチ30のレバーを外枠88の内面88aに当接させるようにしてもよい。
・本発明はパチンコ機以外にもアレパチ、アレンジボール等の遊技機にも応用可能である等その他、本発明の趣旨を逸脱しない態様で実施することは自由である。
【0029】
上記実施の形態から把握できる本発明のその他の技術的思想について下記に付記として説明する。
(1) 少なくとも支持枠体と、同支持枠体前面を覆う遊技盤を備えた遊技機本体とを備え、同支持枠体及び遊技機本体を含め複数の構成部材を開閉可能あるいは脱着可能に組み合わせ同複数の構成部材間の開閉あるいは脱着に伴いON/OFFされる検出部を有する検出手段を設けた遊技機において、
前記各構成部材の開閉あるいは着脱に伴い作用する緩衝部材を配設し、同緩衝部材を介在させた状態で同検出部がON/OFFされるように構成したことを特徴とする遊技機。
(2)支持枠体と、同支持枠体に対して開閉可能に支持され遊技面が形成された前扉と、同支持枠体あるいは前扉のいずれかに配設されたリール装置とを備え、同支持枠体及び前扉を含め複数の構成部材を開閉可能あるいは脱着可能に組み合わせ同複数の構成部材間に開閉あるいは脱着状態を検出する検出手段を配設するようにした遊技機において、
前記各構成部材の開閉あるいは着脱に伴い作用する緩衝部材を配設し、同緩衝部材を介在させた状態で同検出部がON/OFFされるように構成したことを特徴とする遊技機。
(3)前記検出部は同支持枠体内面と同検出部との間に介在された緩衝部材によって入切されることを特徴とする請求項1若しくは付記1又は2のいずれかに記載の遊技機。
(4)前記検出手段と前記遊技機本体(又は前扉)の開閉支軸側端面との間には緩衝部材が配設されていることを特徴とする付記3に記載の遊技機。
(5)前記緩衝部材は前記検出手段又は検出手段と前記遊技機本体(又は前扉)のいずれかに配設されていることを特徴とする請求項1若しくは付記1〜4のいずれかに記載の遊技機。
(6)前記緩衝部材は3層に配置された構成部材のいずれかに配設されていることを特徴とする請求項1若しくは付記1〜4のいずれかに記載の遊技機。
(7)前記検出手段は揺動可能に支持され同端面と支持枠体内面との接近に伴って同支持枠体内面によって揺動され前記検出部が同端面又は支持枠体内面に当接することを特徴とする請求項1若しくは付記1〜6のいずれかに記載の遊技機。
(8)検出手段は回動軸を中心に回動するとともに、規制ピンが長孔内を往復動することによって揺動することを特徴とする付記7に記載の遊技機。
(9)前記検出手段はケースに収納され、同ケースとともに揺動することを特徴とする付記7又は8に記載の遊技機。
(10)ケースは回動軸を中心に回動するとともに、規制ピンが長孔内を往復動することによって揺動することを特徴とする付記9に記載の遊技機。
(11)前記緩衝部材は前記検出部と一体に構成されたことを特徴とする請求項1若しくは付記1〜10のいずれかに記載の遊技機。
(12)前記検出部は前記遊技機本体(又は前扉)の開閉支軸側端面側に配置されていることを特徴とする請求項1若しくは付記1〜11のいずれかに記載の遊技機。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態のパチンコ機の扉枠及びパチンコ機本体を開放した状態の斜視図。
【図2】 本各実施の形態の背面図。
【図3】 実施の形態1においてパチンコ機本体を開放した状態を説明する部分拡大背面図。
【図4】 実施の形態2においてパチンコ機本体を開放した状態を説明する部分拡大背面図。
【図5】 実施の形態1のリミットスイッチの装着状態を説明する分解斜視図。
【図6】 実施の形態2にリミットスイッチの装着状態を説明する分解斜視図。
【図7】 実施の形態1のリミットスイッチの状態を説明する説明図であって(a)はパチンコ機本体開放状態、(b)はパチンコ機本体閉塞状態。
【図8】 実施の形態2のリミットスイッチの状態を説明する説明図であって(a)はパチンコ機本体開放状態、(b)はパチンコ機本体閉塞状態。
【図9】 実施の形態3のリミットスイッチの状態を説明する説明図であって(a)はパチンコ機本体開放状態、(b)はパチンコ機本体閉塞状態。
【図10】 実施の形態4のリミットスイッチの状態を説明する説明図であって(a)はパチンコ機本体開放状態、(b)はパチンコ機本体閉塞状態。
【図11】 実施の形態5のリミットスイッチの状態を説明する説明図であって(a)はパチンコ機本体開放状態、(b)はパチンコ機本体閉塞状態。
【図12】 実施の形態6においてパチンコ機本体を開放した状態を説明する部分拡大背面図。
【図13】 実施の形態6にリミットスイッチの装着状態を説明する分解斜視図。
【図14】 実施の形態6のケースを説明する断面図。
【図15】 実施の形態6のリミットスイッチの状態を説明する説明図であって(a)はパチンコ機本体開放状態、(b)はリミットスイッチの入力レバーのみが押動された状態(c)はパチンコ機本体閉塞状態。
【図16】 実施の形態7においてパチンコ機本体を開放した状態を説明する部分拡大背面図。
【図17】 実施の形態7のリミットスイッチの状態を説明する説明図であって(a)はパチンコ機本体開放状態、(b)はリミットスイッチの入力レバーのみが押動された状態(c)はパチンコ機本体閉塞状態。
【図18】 扉枠、パチンコ機本体及びセット盤の3層構造において中間のパチンコ機本体に板ばねを配設状態の説明図。
【図19】 スロットマシンに応用した実施の形態8の斜視図。
【図20】 同じスロットマシンを開放した状態の斜視図。
【符号の説明】
1…支持枠体としての外枠、1d…左部枠板、4…遊技台としてのパチンコ機本体、4a…開閉支軸側端面としての右端面、5…遊技盤、9…遊技面、30…検出手段としてのリミットスイッチ、30b…検出部としての入力レバー、45,50…緩衝部材としての中間レバー、59…緩衝部材としてコイルばね、55a…緩衝部材としての延出部、61a…緩衝部材としての延出部、70…緩衝部材としての板バネ、80…緩衝部材としての板バネ、84…緩衝部材としての板バネ。
Claims (3)
- 少なくとも支持枠体と、同支持枠体を覆う遊技者が対面して遊技を行う遊技面が形成された遊技台とを備え、同支持枠体及び遊技台を含め複数の構成部材を開閉可能あるいは脱着可能に組み合わせ同複数の構成部材間の開閉あるいは脱着に伴いON/OFFされる検出部を有する検出手段を設けた遊技機において、
前記各構成部材の開閉あるいは着脱に伴い作用する緩衝部材を配設し、同緩衝部材を介在させた状態で同検出部は揺動可能なケースを介して遊技台の端面に装着されており、前記複数の構成部材の閉塞に伴って同ケースが支持枠体と当接し同検出部がONされるように構成するとともに、同ケースは同複数の構成部材の閉塞状態において揺動可能な余裕を有していることを特徴とする遊技機。 - 少なくとも支持枠体と、同支持枠体を覆う遊技者が対面して遊技を行う遊技面が形成された遊技台とを備え、同支持枠体及び遊技台を含め複数の構成部材を開閉可能あるいは脱着可能に組み合わせ同複数の構成部材間の開閉あるいは脱着に伴いON/OFFされる検出部を有する検出手段を設けた遊技機において、
前記各構成部材の開閉あるいは着脱に伴い作用する緩衝部材を配設し、同緩衝部材を介在させた状態で同検出部は揺動可能なケースを介して遊技台の端面に装着されており、前記複数の構成部材の閉塞に伴って同検出部が支持枠体と当接し同検出部がONされるように構成するとともに、同ケースは同複数の構成部材の閉塞状態において揺動可能な余裕を有していることを特徴とする遊技機。 - 前記ケースは可撓性のある取り付けフレームに配設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
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