JP4930715B2 - 照明装置の製造方法 - Google Patents
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などを挙げることができる。
光重合性開始剤としては、ベンゾフェノン系、アセトフェノン系、ベンゾイン系、およびチオキサントン系等を挙げることができる。
図3は、本実施形態に係る製造方法により照明装置1を製造する手順を説明するための模式図である。図3(A)に示すように、まず、有機EL素子10を作製する。具体的には、まず、ガラス製の透明基材層12における光出射面12Bとは反対側の面12AにITO等により透明電極14を形成し、次いで、透明電極14の上に、発光層16、裏面電極18をこの順に真空蒸着等により成膜する。このようにして有機EL素子10を作製する。
(1)透明基材層12の光出射側に、複数の四角錐状の錐体21Aからなる凹凸構造21が形成されたレンズシート20を配置したので、この凹凸構造21により発光層16からの光を集光させることができて、光取出効率を高めることができる。このため、正面方向の輝度がより一層高いエレクトロルミネッセンス素子を提供できる。従って、このように高輝度な素子を用いることにより、より高輝度な照明装置を提供できる。
前記実施形態では、有機EL素子10を予め製造した後に、その光出射面12Bにレンズシート20を接着する手順としたが、例えば、有機EL素子10の製造の際、すなわち、光出射面12B上にレンズシート20が接着された透明基材層12を用いて有機EL素子10を作製し、最後に有機EL素子10を発光させて接着層を形成する手順としてもよい。
(1)レンズシート部材の作製
まず、50mm×50mmのステンレス鋼SUS430製の矩形板材を用意し、その全面に、厚さ100μmのニッケル−リン無電解めっきを施した。次いで、頂角90度の単結晶ダイヤモンドチップ(コンツールファインツーリング社製)が取り付けられたバイトを、微細加工用の工作機械(ナノグルーバ AMG71P、不二越社製)に用いて、ニッケル−リン無電解めっき面に対して、板材の短辺方向に沿って、幅20μm、高さ10μm、ピッチ20μm、頂角90度の断面二等辺三角形状の線状部を複数切削加工した。次いで、板材の長辺方向に沿って、前記同様のピッチで線状部を複数切削加工した。これにより、矩形板材の表面に、凸状の四角錐が正格子状に複数並んだ凹凸構造を有する金属スタンパを作製した。
まず、透過性を有するガラス製の基板(透明基材層)の上に、ITOを蒸着して陽極(第1電極)を形成した。次に、この陽極の上にNPBを蒸着して正孔輸送層(発光層)を形成した。この正孔輸送層の上に青色発光材料であるADS082を蒸着して青色発光層(発光層)を形成した。この青色発光層の上に赤色発光材料であるDCJTBを蒸着して赤色発光層(発光層)を形成した。この赤色発光層の上にAlq3を蒸着して緑色発光層(発光層)および電子輸送層を形成した。この電子輸送層の上にてLiFを蒸着してバッファー層を形成した後、アルミニウムを蒸着して陰極(第2電極)を形成した。以上のようにして、白色有機EL素子を作製した。
次に、得られた白色有機EL素子のガラス製の基板の表面(光出射面)の上に、光硬化性組成物が当接するように前記レンズシート部材を配置した。次に、白色有機EL素子を3000cd/m2で2分間発光させて、光硬化性組成物を硬化させて接着層30とすることにより、レンズシート20を有機EL素子10に接着した。最後に、レンズシート20からアルミニウム製シート46を剥がして、有機EL素子10の光出射面12Bにレンズシート20を備えた照明装置1を製造した。
本実施例では、アルミニウム製シートを用いなかった点と、白色有機EL素子の発光を3000cd/m2で3分間とした点以外は、実施例1と同様にして照明装置を得た。
本実施例では、レンズシートに用いた透明樹脂シートを、脂環式オレフィン樹脂からなる透明樹脂シートの代わりにPETフィルムを用いた点と、光硬化性組成物として共立化学社製、「ワールドロック8120T」を用いた点と、色有機EL素子の発光を3000cd/m2で4分間とした点以外は、実施例2と同様にして照明装置を得た。
本比較例では、白色有機EL素子の発光で光硬化性組成物を硬化させる代わりに、外部の露光装置(ウシオ電機社製、「ユニキュアシステム」)を用いて光硬化性組成物を硬化させた以外は、実施例1と同様とした。
10 有機EL素子(エレクトロルミネッセンス素子)
12 透明基材層
12A 面
12B 光出射面
14 透明電極(第1電極)
16 発光層
18 裏面電極(第2電極)
20 レンズシート
20A 平坦面
21 凹凸構造(出光方向変換部)
21A 錐体
30 接着層
40 レンズシート部材
42 光硬化性組成物(光硬化物)
44 剥離シート
46 金属製シート
Claims (2)
- 光を出射する光出射面を有するエレクトロルミネッセンス素子と、
このエレクトロルミネッセンス素子の光出射側に設けられ、光硬化性組成物を硬化させてなる接着層と、
前記接着層の光出射側に設けられるとともに、その少なくとも一方の主面に、前記エレクトロルミネッセンス素子から出射する光の方向を変換する出光方向変換部が形成されたレンズシートと、をこの順に備える照明装置の、製造方法であって、
前記エレクトロルミネッセンス素子の光出射側に前記光硬化性組成物を配置する光硬化性組成物配置ステップと、
前記光硬化性組成物の光出射側に前記レンズシートおよび金属シートを配置するレンズシート配置ステップと、
前記エレクトロルミネッセンス素子からの光の出射により前記光硬化性組成物を硬化させて前記接着層を形成する接着層形成ステップと、
金属シートを剥離する剥離ステップと、を備える照明装置の製造方法。 - 透明基材層と、第1電極と、発光層と、第2電極とをこの順に有し、前記透明基材層における前記第1電極とは反対側の面が光を出射する光出射面となるエレクトロルミネッセンス素子と、前記エレクトロルミネッセンス素子を構成する前記透明基材層の光出射側に設けられ、
光硬化性組成物を硬化させてなる接着層と、
前記接着層の光出射側に設けられるとともに、その少なくとも一方の主面に、前記エレクトロルミネッセンス素子から出射する光の方向を変換する出光方向変換部が形成されたレンズシートと、をこの順に備える照明装置の、製造方法であって、
前記透明基材層における前記光出射面とは反対側の面に第1電極を設けるステップと、
前記第1電極における前記透明基材層とは反対側の面に発光層を設けるステップと、
前記発光層における前記第1電極とは反対側の面に第2電極を設けるステップと、
前記透明基材層の光出射側に前記光硬化性組成物を配置する光硬化性組成物配置ステップと、
前記光硬化性組成物の光出射側に前記レンズシートおよび金属シートを配置するレンズシート配置ステップと、
前記エレクトロルミネッセンス素子からの光の出射により前記光硬化性組成物を硬化させて前記接着層を形成する接着層形成ステップと、
金属シートを剥離する剥離ステップと、を備える照明装置の製造方法。
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