JP4927789B2 - 接触シール、ウエハホルダ及びめっき装置 - Google Patents

接触シール、ウエハホルダ及びめっき装置 Download PDF

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Description

本発明は、例えば半導体ウエハの表面にめっき処理を施す時に、半導体ウエハの周縁部に接触して該周縁部を水密的にシールする接触シール、及び該接触シールをシール材として使用したウエハホルダ及びめっき装置に関する。
例えば、半導体ウエハの表面に電解めっきによって銅等の金属膜を成膜するプロセスでは、図1に示すように、半導体ウエハWの有効領域2の外周部をリング状の無効領域(エッジエクスクルージョン)4とし、このエッジエクスクルージョン4にシール材や通電用接点を接触させるようにしている。このエッジエクスクルージョン4は、半導体ウエハWの周縁部に接触して該周縁部を水密的にシールするシール材のシール部との接触面及びその外側領域として区画される。
半導体ウエハWの外周端部には、一般に半導体ウエハの方向を合わせるためにノッチ部(V字状の切欠き)6が形成され、また半導体ウエハを保持するウエハホルダのシール材等として、このノッチ部6を横切ることのない直径を有する円形のシール部を有する接触シールが一般に使用されている。また、電解めっきで半導体ウエハの表面にめっきを行う際には、通電用接点に接触して半導体ウエハの表面に通電するのに十分な接触領域をエッジエクスクルージョン4に確保する必要がある。
ここに、図1に示すように、半導体ウエハWで製造する多数の半導体チップ8のうち、図2に示すように、エッジエクスクルージョン4と重なる部分Bをその隅部に有する半導体チップ8aは、正常にめっきできないために不良品となる。
半導体ウエハの外周部に生じるエッジエクスクルージョンの幅が狭くなれば、半導体ウエハ中に正常にめっきできる半導体チップの数が増え、1枚の半導体ウエハから製造できる半導体チップの数が増える。このため、エッジエクスクルージョンの幅を狭くする要求が強まっている。具体的な数値としては、図1において、現状のエッジエクスクルージョン4の幅Wは、一般に3mm程度であるが、エッジエクスクルージョン4の幅Wを2mm、更には1.5mmへと狭くすることが要求されている。
ここに、エッジエクスクルージョンの幅を狭くするためには、シール材として、直径をより大きくした円形の接触シールを使用すれば良いが、それだけでは、シール材のシール部が半導体ウエハに設けたノッチ部を横切って液漏れが生し、また電解めっきの際に通電用接点と接触する接触領域が確保できなくなって、電解めっきができなくなる。
本発明は上記事情に鑑みて為されたもので、液漏れの発生を防止し、また通電用接点との十分な接触領域を確保しながら、エッジエクスクルージョンの幅を極力狭くして、1枚の半導体ウエハからより多くの半導体チップを製造することができるようにした接触シール、並びに該接触シールをシール材として用いたウエハホルダ及びめっき装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、半導体ウエハの周縁部に接触して該周縁部を水密的にシールするリング状のシール部を有し、前記シール部の円周方向に沿った、半導体ウエハの通電用接点との接触部に対応する位置には、内方に膨出し前記接触部の周囲を迂回して半導体ウエハの周縁部を水密的にシールする膨出部が設けられていることを特徴とする接触シールである。
このように、シール部の円周方向に沿った、半導体ウエハの通電用接点との接触部に対応する位置に、内方に膨出する膨出部を設けることで、直径のより大きなシール部を有する接触シールを使用しても、膨出部の外方に、半導体ウエハの通電用接点との十分な接触領域を確保することができる。これによって、液漏れの発生を防止し、また半導体ウエハの通電用接点との十分な接触領域を確保しながら、エッジエクスクルージョンの幅を極力狭くして、1枚の半導体ウエハからより多くの半導体チップを製造することができる。
請求項に記載の発明は、前記膨出部は、内方に円弧状に湾曲して膨出することを特徴とする請求項1に記載の接触シールである。
請求項に記載の発明は、前記膨出部は、内方に弦状に膨出することを特徴とする請求項1に記載の接触シールである
請求項4に記載の発明は、前記シール部の半導体ウエハとの接触面の内径は、半導体ウエハのベベル部の幅と前記シール部の半導体ウエハとの接触面の幅のみを考慮して設定されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の接触シールである。
請求項5に記載の発明は、半導体ウエハのシール接触面及びその外側領域として区画されるエッジエクスクルージョンの幅は、0.8〜2.5mmであることを特徴とする請求項4記載の接触シールである。
請求項6に記載の発明は、固定保持部材とシール材を取付けた可動保持部材との間に半導体ウエハを介在させ、前記可動保持部材を前記固定保持部材に向けて押圧し半導体ウエハの周縁部に前記シール材を接触させて該周縁部を水密的にシールしつつ半導体ウエハを着脱自在に保持するウエハホルダであって、前記シール材として、請求項1乃至5のいずれかに記載の接触シールを使用することを特徴とするウエハホルダである。
請求項7に記載の発明は、半導体ウエハをその裏面側で着脱自在に保持する上下動自在なウエハホルダと、前記ウエハホルダで保持した半導体ウエハの周縁部に接触して該周縁部を水密的にシールするシール材とを有するめっき装置であって、前記シール材として、請求項1乃至5のいずれかに記載の接触シールを使用することを特徴とするめっき装置である。
本発明によれば、液漏れの発生を防止し、また半導体ウエハの通電用接点との十分な接触領域を確保しながら、より直径の大きなシール部を有する接触シールを使用してエッジエクスクルージョンの幅を極力狭くし、これによって、1枚の半導体ウエハからより多くの半導体チップを製造することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図3は、本発明の実施形態の接触シールをシール材として用いたウエハホルダを備えためっき装置の全体配置図を示す。図3に示すように、このめっき装置には、半導体ウエハを収納したウエハカセット10を搭載する2台のカセットテーブル12と、半導体ウエハWのノッチ部6(図1及び図8等参照)の位置を所定の方向に合わせるアライナ14と、めっき処理後の半導体ウエハWを高速回転させて乾燥させるスピンドライヤ16が備えられている。更に、この近くには、ウエハホルダ18を載置して半導体ウエハWの該ウエハホルダ18との着脱を行うウエハ着脱部20が設けられ、これらのユニットの中央には、これらの間で半導体ウエハWを搬送する搬送用ロボットからなるウエハ搬送装置22が配置されている。
そして、ウエハ着脱部20側から順に、ウエハホルダ18の保管及び一時仮置きを行うストッカ24、半導体ウエハWを純水に浸漬させるプリウェット槽26、半導体ウエハWの表面に形成したシード層等の表面の酸化膜をエッチング除去するプリソーク槽28、半導体ウエハWの表面を純水で水洗する第1の水洗槽30a、洗浄後の半導体ウエハWの水切りを行うブロー槽32、第2の水洗槽30b及びめっき槽34が順に配置されている。このめっき槽34は、オーバーフロー槽36の内部に複数のめっきユニット38を収納して構成され、各めっきユニット38は、内部に1枚の半導体ウエハWを収納して銅めっき等のめっきを施すようになっている。
更に、これらの各機器の側方に位置して、これらの各機器の間でウエハホルダ18を半導体ウエハWとともに搬送する、例えばリニアモータ方式を採用したウエハホルダ搬送装置40が備えられている。このウエハホルダ搬送装置40は、ウエハ着脱部20とストッカ24との間で半導体ウエハWを搬送する第1トランスポータ42と、ストッカ24、プリウェット槽26、プリソーク槽28、水洗槽30a,30b、ブロー槽32及びめっき槽34との間で半導体ウエハWを搬送する第2トランスポータ44を有している。
ウエハホルダ搬送装置40のオーバーフロー槽36を挟んだ反対側には、各めっきユニット38の内部に位置してめっき液を攪拌する掻き混ぜ棒としてのパドル(図示せず)を駆動するパドル駆動装置46が配置されている。
ウエハ着脱部20は、レール50に沿って横方向にスライド自在な平板状の載置プレート52を備えており、この載置プレート52に2個のウエハホルダ18を水平状態で並列に載置して、この一方のウエハホルダ18とウエハ搬送装置22との間で半導体ウエハWの受渡しを行った後、載置プレート52を横方向にスライドさせて、他方のウエハホルダ18とウエハ搬送装置22との間で半導体ウエハWの受渡しを行うようになっている。
ウエハホルダ18は、図4乃至図7に示すように、例えば塩化ビニル製で矩形平板状の固定保持部材54と、この固定保持部材54にヒンジ56を介して開閉自在に取付けた可動保持部材58とを有している。可動保持部材58は、基部58aとリング状の支持部58bとを有し、例えば塩化ビニル製で、下記の押えリング62との滑りを良くしており、その支持部58bの固定保持部材54側表面に、リング状で一方のリップ部を長くした横断面略コ字状のシール材(接触シール)60が固定保持部材54側に開口して取付けられている。
可動保持部材58の固定保持部材54と反対側には、押えリング62が回転自在に支承され、この押えリング62の外周面にスライドプレート64が取付けられている。この押えリング62は、酸化性環境に対して耐食性に優れ、十分な剛性を有する、例えばチタンから構成されている。
スライドプレート64の外側方に位置して、固定保持部材54には、内方に突出する突出部を有する逆L字状のクランパ70が円周方向に沿って等間隔で立設されている。そして、スライドプレート64の表面及び該表面を覆うように位置するクランパ70の内方突出部の下面は、回転方向に沿って互いに逆方向に傾斜するテーパ面となっている。更に、押えリング62の表面の円周方向に沿った複数箇所(例えば4カ所)には、例えば押えリング62にねじ込んだ回転ピンからなる突起73が設けられ、この突起73を回転機構で引っ掛けて押えリング62をスライドプレート64と一体に回転させるようになっている。
これにより、可動保持部材58を開いた状態で、固定保持部材54の中央部に半導体ウエハWを挿入し、ヒンジ56を介して可動保持部材58を閉じた後、押えリング62を時計回りに回転させ、スライドプレート64をクランパ70の突出部の内部に滑り込ませることで、固定保持部材54と可動保持部材58とをテーパ面を介して互いに締付けてロックし、押えリング62を反時計回りに回転させて逆L字状のクランパ70の突出部からスライドプレート64を引き抜くことで、このロックを解くようになっている。そして、このようにして可動保持部材58をロックした時、シール材60の内周面側に位置する足の短い第1シール部60aが半導体ウエハWの表面に、外周面側に位置する足の長い第2シール部60bが固定保持部材54の表面にそれぞれ圧接し、シール材60を均一に押圧して、ここを確実に水密的にシールするようになっている。
固定保持部材54の中央部には、半導体ウエハWの大きさに合わせてリング状に突出し、表面を半導体ウエハWの周縁部に当接させて該半導体ウエハWを支持する支持面80となる突条部82が設けられており、この突条部82の円周方向に沿った所定位置に凹部84が設けられている。そして、図4及び図7に示すように、この各凹部84内に、下記のハンド98に設けた外部接点から延びる複数の配線にそれぞれ接続した複数(図示では8個)の導電体(通電用接点)88が配置されて、固定保持部材54の支持面80上に半導体ウエハWを載置した際、この導電体88の端部が半導体ウエハWの側方で固定保持部材54の表面にばね性を有した状態で露出するようになっている。
シール材60の第1シール部60aと第2シール部60bで挟まれた内部には、図7に示すように、支持体90が取付けられ、この支持体90の導電体88に対向した位置に、通電用接点92の脚部92aが固着されている。この通電用接点92は、板ばね形状に形成されている。つまり、この通電用接点92は、内方に板ばね状に突出する接点端部92bを有しており、この接点端部92bにおいて、その弾性力によるばね性を有して容易に屈曲するようになっている。
そして、可動保持部材58をロックして固定保持部材54と可動保持部材58で半導体ウエハWを保持した時、図7(b)に示すように、シール材60で水密的にシールされた位置、すなわちシール材60の第1シール部60aと第2シール部60bで挟まれた領域で、導電体88の露出部が通電用接点92の脚部92aの下面に弾性的に接触して電気的に接続され、半導体ウエハWが通電用接点92の接点端部92bの先端に弾性的に接触する。これによって、半導体ウエハWをシール材60でシールしてウエハホルダ18で保持した状態で、通電用接点92を介して半導体ウエハWに給電が行えるようになっている。
シール材60は、固定保持部材54と可動保持部材58で半導体ウエハWを保持した時に該半導体ウエハWの周縁部と固定保持部材58の表面にそれぞれ接触する第1シール部60aと第2シール部60bを有しており、このシール部60a,60bの間に装着した支持体90に一体的に保持されている。つまり、シール材60は、シール部60a,60bを繋ぐ平坦部を可動保持部材58の支持部58bと支持体90で挟み、この可動保持部材58の支持部58bと支持体90とをボルトで締付けることで固定されている。更に、可動保持部材58の支持部58bとシール材60の上面との間にシール材93が介装されて、ここを確実にシールするように構成されている。
このように、シール材60を支持体90に一体的に保持することで、めっき終了後、可動保持部材58を移動させ半導体ウエハWの保持を解いて、半導体ウエハWをウエハホルダ18から取出す際に、シール材60の第1シール部60aが半導体ウエハWに付着して固定保持部材58の支持部58bから捲れてしまうことを防止して、シール材60と半導体ウエハWとの剥離性を向上させることができる。
図8及び図9に示すように、シール材60として、半導体ウエハWの周縁部に圧接して該周縁部を水密的にシールする第1シール部60aの該半導体ウエハWとの接触面(シール接触面)100の内径dが、半導体ウエハWの外径Dに対して、約0.8mm〜2.5mm程度、好ましくは0.8mm〜2.0mm程度だけ短いものが使用されている。つまり、半導体ウエハWのシール接触面100及びその外側領域が半導体ウエハWのエッジエクスクルージョン(無効領域)4として区画されるのであるが、このエッジエクスクルージョン4の幅Wが約0.8mm〜2.5mm程度、好ましくは0.8mm〜2.0mm程度となるようになっている。
ここに、図9に示すように、半導体ウエハWのベベル部の幅Wは、一般に0.5mm以下で、第1シール部60aの半導体ウエハWとの接触面(シール接触面)100の幅Wは、一般に0.3mm〜1.5mm程度である。そこで、ベベル部の幅W及びシール接触面100の幅Wのみを考慮して、半導体ウエハWの外径Dに対する第1シール部60aの半導体ウエハWとの接触面(シール接触面)100の内径d、ひいてはエッジエクスクルージョン4の幅Wを設定している。
図8に示すように、半導体ウエハWには、一般に半導体ウエハWの方向を合わせるためのノッチ部6があり、また前述のように、半導体ウエハWの周縁部に通電用接点92との接触部を確保する必要がある。しかし、前述のようにしてエッジエクスクルージョン4の幅Wを設定すると、シール材60の第1シール部60aが半導体ウエハWのノッチ部6を跨って延び、これによって、液漏れが発生し、また、半導体ウエハWの周縁部に通電用接点92との接触部を確保することが困難となる。
そこで、この例では、図10に示すように、シール材60の第1シール部60aの半導体ウエハWに設けられたノッチ部6に対応する位置に、内方に円弧状に膨出してノッチ部6の周囲を迂回するノッチ迂回用膨出部60cを設け、これによって、図8に示すように、このノッチ迂回用膨出部60cの半導体ウエハWとの接触面(シール接触面)100aがノッチ部6の内方に位置し、ノッチ部6を迂回して半導体ウエハWの周縁部を水密的にシールするようにしている。
更に、図11に示すように、シール材60の第1シール部60aの半導体ウエハWの周縁部の通電用接点92との接触部に対応する位置に、内方に円弧状に膨出して該通電用接点92との接触部の周囲を迂回する接点迂回用膨出部60dを設け、これによって、図8に示すように、この接点迂回用膨出部60dの半導体ウエハWとの接触面(シール接触面)100bが通電用接点92との接触部の内方に位置し、通電用接点92との接触部を迂回して半導体ウエハWの周縁部を水密的にシールするようにしている。
ノッチ迂回用膨出部60cは、図12に示すように、その半導体ウエハWとの接触面(シール接触面)100aがノッチ部6の形状に沿って円弧状に湾曲して延び、かつシール潰れが不均一となって液漏れを起こし易くなる特異点を作らないように、曲線で結ばれていることが好ましい。シール接触面100aの外周とノッチ部6との幅Wは、例えば0.5mm程度である。
なお、ノッチ迂回用膨出部60cの形状は、図12で示すような、曲線で結ばれている形状以外にも、例えば、図14に示すように、その半導体ウエハWとの接触面(シール接触面)100cがノッチ部6を弦状に迂回するように曲線と直線で結ばれた形状や、直線のみの形状など、ノッチ部6を迂回することができるような形状であれば良いことは勿論である。
接点迂回用膨出部60dにあっても同様に、図13に示すように、その半導体ウエハWとの接触面(シール接触面)100bが通電用接点92との接触部の形状に沿って円弧状に湾曲して延び、かつシール潰れが不均一となって液漏れを起こし易くなる特異点を作らないように、曲線で結ばれていることが好ましい。この通電用接点92の突出端からシール接触面100bの外周までの距離Lは、例えば0.5mmであり、通電用接点92の半導体ウエハWの内方への突出長さLは、例えば1.0mmである。
なお、接点迂回用膨出部60dの形状は、ノッチ迂回用膨出部60cと同様に、図13で示すような、曲線で結ばれている形状以外にも、例えば、図15に示すように、その半導体ウエハWとの接触面(シール接触面)100dが接点92を弦状に迂回するように曲線と直線で結ばれた形状や、直線のみの形状など、接点92を迂回することができるような形状であれば良いことは勿論である。特に、図15に示すように、接点92として、基板Wとの接触部の長さが長いものを使用した場合は、このように、接点92を弦状に迂回するように曲線と直線で結ばれた形状の接点迂回用膨出部60dを使用することが好ましい。また、ノッチ迂回用膨出部60cの形状と、接点迂回用膨出部60dの形状は、同じ形状でも良いが、異なる形状でも良い。
このように、第1シール部60aの円周方向に沿った所定位置、例えば半導体ウエハWに設けられたノッチ部6に対応する位置や半導体ウエハの通電用接点92との接触部に対応する位置に、内方に膨出する膨出部60c,60dを設けることで、直径のより大きな第1シール部60aを有するシール材(接触シール)60を使用しても、膨出部60cの外方に半導体ウエハのノッチ部6を位置させ、また半導体ウエハの通電用接点92との十分な接触領域を確保することができる。これによって、液漏れの発生を防止し、また通電用接点92との十分な接触領域を確保しながら、エッジエクスクルージョン4の幅Wを極力狭くして、1枚の半導体ウエハからより多くの半導体チップを製造することができる。
可動保持部材58の開閉は、図示しないシリンダと可動保持部材58の自重によって行われる。つまり、固定保持部材54には通孔54aが設けられ、載置プレート52の上にウエハホルダ18を載置した時に該通孔54aに対向する位置にシリンダが設けられている。これにより、シリンダロッドを伸展させ、通孔54aを通じて押圧棒で可動保持部材58の基部58aを上方に押上げることで可動保持部材58を開き、シリンダロッドを収縮させることで、可動保持部材58をその自重で閉じるようになっている。
この例にあっては、押えリング62を回転させることにより、可動保持部材58のロック・アンロックを行うようになっているが、このロック・アンロック機構は、天井側に設けられている。つまり、このロック・アンロック機構は、載置プレート52の上にウエハホルダ18を載置した時、この中央側に位置するウエハホルダ18の押えリング62の各突起73に対応する位置に位置させた把持部材を有し、載置プレート52を上昇させ、突起73を把持部材で把持した状態で把持部材を押えリング62の軸芯周りに回転させることで、押えリング62を回転させるように構成されている。このロック・アンロック機構は、1個備えられ、載置プレート52の上に載置した2個のウエハホルダ18の一方をロック(またはアンロック)した後、載置プレート52を横方向にスライドさせて、他方のウエハホルダ18をロック(またはアンロック)するようになっている。
ウエハホルダ18の固定保持部材54の端部には、ウエハホルダ18を搬送したり、吊下げ支持したりする際の支持部となる一対の略T字状のハンド98が連接されている。そして、ストッカ24内においては、この周壁上面にハンド98の突出端部を引っ掛けることで、これを垂直に吊下げ保持し、この吊下げ保持したウエハホルダ18のハンド98をウエハホルダ搬送装置40の第1トランスポータ42で把持してウエハホルダ18を搬送するようになっている。なお、プリウェット槽26、プリソーク槽28、水洗槽30a,30b、ブロー槽32及びめっき槽34内においても、ウエハホルダ18は、ハンド98を介してそれらの周壁に吊下げ保持される。
このように構成しためっき装置による一連のめっき処理を説明する。先ず、半導体ウエハをその表面(被めっき面)を上にした状態でカセット10に収容し、このカセット10をカセットテーブル12に搭載する。
このカセットテーブル12に搭載したカセット10から、ウエハ搬送装置22で半導体ウエハを1枚取出し、アライナ14に載せてノッチ部6(図1及び図8参照)などの位置を所定の方向に合わせる。このアライナ14で方向を合わせた半導体ウエハをウエハ搬送装置22でウエハ着脱部20まで搬送する。
ウエハ着脱部20においては、ストッカ24内に収容されていたウエハホルダ18をウエハホルダ搬送装置40の第1トランスポータ42で2基同時に把持して、ウエハ着脱部20まで搬送する。そして、ウエハホルダ18を水平な状態として下降させ、これによって、2基のウエハホルダ18をウエハ着脱部20の載置プレート52の上に同時に載置し、シリンダを作動させてウエハホルダ18の可動保持部材58を開いた状態にしておく。
この状態で、中央側に位置するウエハホルダ18にウエハ搬送装置22で搬送した半導体ウエハを挿入し、シリンダを逆作動させて可動保持部材58を閉じ、しかる後、ロック・アンロック機構で可動保持部材58をロックする。そして、一方のウエハホルダ18への半導体ウエハの装着が完了した後、載置プレート52を横方向にスライドさせて、同様にして、他方のウエハホルダ18に半導体ウエハを装着し、しかる後、載置プレート52を元の位置に戻す。
これにより、半導体ウエハWは、そのめっき処理を行う面をウエハホルダ18の開口部から露出させた状態で、周囲をシール材60でめっき液が浸入しないようにシールされ、シールによってめっき液に触れない部分において複数の接点と電気的に導通するように固定される。ここで、接点からはウエハホルダ18のハンド98まで配線が繋がっており、ハンド98の部分に電源を接続することにより半導体ウエハのシード層等に給電することができる。
次に、半導体ウエハWを装着したウエハホルダ18をウエハホルダ搬送装置40の第1トランスポータ42で2基同時に把持し、ストッカ24まで搬送する。そして、ウエハホルダ18を垂直な状態となして下降させ、これによって、2基のウエハホルダ18をストッカ24に吊下げ保持(仮置き)する。
これらのウエハ搬送装置22、ウエハ着脱部20及びウエハホルダ搬送装置40の第1トランスポータ42においては、前記作業を順次繰り返して、ストッカ24内に収容されたウエハホルダ18に順次半導体ウエハを装着し、ストッカ24の所定の位置に順次吊り下げ保持(仮置き)する。一方、ウエハホルダ搬送装置40の第2トランスポータ44にあっては、半導体ウエハを装着しストッカ24に仮置きしたウエハホルダ18を2基同時に把持し、プリウェット槽26まで搬送して下降させ、これによって、2基のウエハホルダ18をプリウェット槽26内に入れる。
次に、この半導体ウエハを装着したウエハホルダ18を、前記と同様にして、プリソーク槽28に搬送し、プリソーク槽28で酸化膜をエッチングし、清浄な金属面を露出させる。更に、この半導体ウエハを装着したウエハホルダ18を、前記と同様にして、水洗槽30aに搬送し、この水洗槽30aに入れた純水で半導体ウエハの表面を水洗する。水洗が終了した半導体ウエハを装着したウエハホルダ18を、前記と同様にして、めっき液を満たしためっき槽34に搬送し、めっきユニット38に吊り下げ保持する。ウエハホルダ搬送装置40の第2トランスポータ44は、上記作業を順次繰り返し行って、半導体ウエハを装着したウエハホルダ18を順次めっき槽34のめっきユニット38に搬送して所定の位置に吊下げ保持する。
全てのウエハホルダ18の吊下げ保持が完了した後、オーバーフロー槽36のめっき液を循環させ、かつ、オーバーフローさせながら、めっき槽34内のアノード(図示せず)と半導体ウエハWとの間にめっき電圧を印加し、同時にパドル駆動装置46によりパドルを半導体ウエハの表面と平行に往復移動させることで、半導体ウエハの表面にめっきを施す。この時、ウエハホルダ18は、めっきユニット38の上部でハンド98により吊り下げられて固定され、めっき電源から導電体88及び通電用接点92を通して、シード層等に給電される。
めっきが終了した後、めっき電源の印加、めっき液の供給及びパドル往復運動を停止し、めっき後の半導体ウエハWを装着したウエハホルダ18をウエハホルダ搬送装置40の第2トランスポータ44で2基同時に把持し、前述と同様にして、水洗槽30bまで搬送し、この水洗槽30bに入れた純水に浸漬させて半導体ウエハの表面を純水洗浄する。次に、この半導体ウエハWを装着したウエハホルダ18を、前記と同様にして、ブロー槽32に搬送し、ここで、エアーの吹き付けによってウエハホルダ18に付着した水滴を除去する。しかる後、この半導体ウエハWを装着したウエハホルダ18を、前記と同様にして、ストッカ24の所定の位置に戻して吊下げ保持する。
ウエハホルダ搬送装置40の第2トランスポータ44は、上記作業を順次繰り返し、めっきが終了した半導体ウエハを装着したウエハホルダ18を順次ストッカ24の所定の位置に戻して吊下げ保持する。
一方、ウエハホルダ搬送装置40の第1トランスポータ42にあっては、めっき処理後の半導体ウエハWを装着しストッカ24に戻したウエハホルダ18を2基同時に把持し、前記と同様にして、ウエハ着脱部20の載置プレート52の上に載置する。この時、ウエハホルダ18に備えられていた半導体ウエハと接点との接触状態を確認するセンサで、この接触状態が不良であると判断した半導体ウエハを装着しストッカ24に仮置きしたままのウエハホルダ18も同時に搬送して載置プレート52の上に載置する。
そして、中央側に位置するウエハホルダ18の可動保持部材58のロックを、ロック・アンロック機構を介して解き、シリンダを作動させて可動保持部材58を開く。この時、前述のように、半導体ウエハWが可動保持部材58にくっついたまま可動保持部材58が開くことが防止される。この状態で、ウエハホルダ18内のめっき処理後の半導体ウエハWをウエハ搬送装置22で取出して、スピンドライヤ16に運び、このスピンドライヤ16の高速回転によってスピンドライ(水切り)した半導体ウエハをウエハ搬送装置22でカセット10に戻す。
そして、一方のウエハホルダ18に装着した半導体ウエハをカセット10に戻した後、或いはこれと並行して、載置プレート52を横方向にスライドさせて、同様にして、他方のウエハホルダ18に装着した半導体ウエハをスピンドライしてカセット10に戻す。載置プレート52を元の状態に戻した後、半導体ウエハを取出したウエハホルダ18をウエハホルダ搬送装置40の第1トランスポータ42で2基同時に把持し、前記と同様にして、これをストッカ24の所定の場所に戻す。しかる後、めっき処理後の半導体ウエハを装着しストッカ24に戻したウエハホルダ18をウエハホルダ搬送装置40で2基同時に把持し、前記と同様にして、ウエハ着脱部20の載置プレート52の上に載置して、前記と同様な作業を繰り返す。
そして、めっき処理後の半導体ウエハを装着しストッカ24に戻したウエハホルダ18から全ての半導体ウエハを取出し、スピンドライしてカセット10に戻して作業を完了する。
図16は、本発明の実施形態の接触シールをシール材として用いためっき装置の概要を示す断面図である。
図16に示すように、このめっき装置は、表面(被めっき面)を上向きにして半導体ウエハWを吸着等によって着脱自在に保持する、上下動及び回転自在なウエハ保持部110を有している。このウエハ保持部110の上方に位置して、ウエハ保持部110で保持した半導体ウエハWを上昇させた時に、半導体ウエハWの周縁部に接触して通電する複数の通電用接点112と、内周端部が半導体ウエハWの周縁部上面に圧接してここを水密的にシールする単一のシール部114aを有するリング状のシール材114が配置されている。このシール材114は、通電用接点112を覆うように配置され、これによって、半導体ウエハWの上面(被めっき面)に供給されためっき液が半導体ウエハWの端部から染み出すのを防止するとともに、めっき液が通電用接点112を汚染することを防止するようになっている。
このシール材114として、図17に示すように、半導体ウエハWの周縁部に圧接して該周縁部を水密的にシールするシール部114aの該半導体ウエハWとの接触面(シール接触面)116の内径dが、半導体ウエハWの外径Dに対して、約0.8mm〜2.5mm程度、好ましくは0.8mm〜2.0mm程度だけ短いものが使用されている。つまり、半導体ウエハWのシール接触面116及びその外側領域が半導体ウエハWのエッジエクスクルージョン(無効領域)4として区画されるのであるが、このエッジエクスクルージョン4の幅Wが約0.8mm〜2.5mm程度、好ましくは0.8mm〜2.0mm程度となるようになっている。
そして、シール材114のシール部114aの半導体ウエハWに設けられたノッチ部6に対応する位置に、内方に膨出してノッチ部6の周囲を迂回するノッチ迂回用膨出部を設け、これによって、このノッチ迂回用膨出部の半導体ウエハWとの接触面(シール接触面)116aがノッチ部6の内方に位置し、ノッチ部6を迂回して半導体ウエハWの周縁部を水密的にシールするようにしている。更に、シール材114のシール部114aの半導体ウエハWの周縁部の通電用接点112との接触部に対応する位置に、内方に膨出して該通電用接点112との接触部の周囲を迂回する接点迂回用膨出部を設け、これによって、この接点迂回用膨出部の半導体ウエハWとの接触面(シール接触面)116bが通電用接点112との接触部の内方に位置し、通電用接点112との接触部を迂回して半導体ウエハWの周縁部を水密的にシールするようにしている。
これによって、前述の例と同様に、液漏れの発生を防止し、また通電用接点112との十分な接触領域を確保しながら、エッジエクスクルージョン4の幅Wを極力狭くして、1枚の半導体ウエハからより多くの半導体チップを製造することができる。
ウエハ保持部110の上方に電極ヘッド120が配置されている。この電極ヘッド120は、揺動アーム122の自由端にボールベアリング124を介して連結したハウジング126と、このハウジング126の下端開口部を塞ぐように配置された多孔質構造体128とを有している。すなわち、ハウジング126は、下方に開口した有底カップ状に形成され、この下部内周面には、凹状部126aが、多孔質構造体128の上部には、この凹状部126aに嵌合するフランジ部128aがそれぞれ設けられ、このフランジ部128aを凹状部126aに嵌入することで、ハウジング126に多孔質構造体128が保持されている。これによって、ハウジング126の内部に中空のめっき液室130が区画形成されている。
多孔質構造体128は、この内部にめっき液を含有させることで、つまり多孔質構造体128自体は絶縁体であるが、この内部にめっき液を複雑に入り込ませ、厚さ方向にかなり長い経路を辿らせることで、めっき液の電気伝導率より小さい電気伝導率を有するように構成されている。多孔質構造体128の外周部には、ここを電気的にシールドするゴム製のシールドリング132が装着されている。
めっき液室130内には、多孔質構造体128の上方に位置して、内部に上下に貫通する多数の通孔134aを有するアノード134が配置されている。更に、ハウジング126の周壁内部には、アノード134及び多孔質構造体128の側方に位置して上下に貫通するめっき液注入部136が設けられ、ハウジング126の頂壁には、めっき液室130内のめっき液を排出するめっき液排出部138が設けられている。めっきに際して、アノード134は、めっき電源140のアノードに接続され、通電用接点112は、めっき電源140のカソードに接続される。
このめっき装置によれば、ウエハ保持部110で半導体ウエハWを吸着保持した後、ウエハ保持部110を上昇させて半導体ウエハWの周縁部に通電用接点112及びシール材114のシール部114aをそれぞれ接触させる。この時、電極ヘッド120は上昇した位置にある。
そして、電極ヘッド120を多孔質構造体128と半導体ウエハWとの距離が、例えば0.5〜3mm程度となるまで下降させ、しかる後、半導体ウエハWの上面のシール材114で囲まれた領域に、めっき液注入部136からめっき液を注入し、これによって、半導体ウエハWの上面からめっき液室130内にかけてめっき液を満たす。そして、必要に応じて、ウエハ保持部110を低速で回転させながら、アノード134と通電用接点112との間にめっき電源140からめっき電圧を印加して、半導体ウエハWの表面にめっきを行う。
これまで本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。例えば、上記の各例においては、本発明の接触シールを電解めっき装置のウエハホルダのシール材や電解めっき装置のシール材に使用した例を示しているが、無電解めっき装置のウエハホルダのシール材や無電解めっき装置のシール材に使用しても良い。この場合、半導体ウエハに給電する必要はないので、シール材のシール部に接点用膨出部を設ける必要はない。
また、図16に示す例では、被めっき面を上向きにして半導体ウエハを保持する、いわゆるフェースアップ方式を採用しためっき装置のシール材として本発明の接触シールを使用しているが、被めっき面を下向きにして半導体ウエハを保持する、いわゆるフェースダウン方式を採用しためっき装置のシール材として本発明の接触シールを使用しても良い。また、図7に示す例では、横断面略コ字状で片方が半導体ウエハWの表面に接し、もう片方が固定保持部材54の表面に接するシールを使用しているが、半導体ウエハWの表面に接するシールと、固定保持部材54に接するシールとに分割したシールを使用しても良い。
従来例における半導体ウエハの有効領域と無効領域(エッジエクスクルージョン)を示す半導体ウエハの平面図である。 図1のA部拡大図である。 本発明の実施の形態のウエハホルダを備えためっき装置の全体配置図である。 ウエハホルダの一部を省略した平面図である。 ウエハホルダの縦断正面図である。 ウエハホルダの右側面図である。 ウエハホルダにおける導電体と通電用接点を示す断面図で、(a)は半導体ウエハ保持前、(b)は半導体ウエハ保持後の状態を示す。 ウエハホルダで半導体ウエハを保持した時における半導体ウエハのシール部との接触面(シール接触面)と半導体ウエハの関係を示す図である。 ウエハホルダで半導体ウエハを保持した時における半導体ウエハとシール部との関係を示す断面図である。 ウエハホルダで半導体ウエハを保持した時のノッチ部における半導体ウエハとシール部との関係を示す断面図である。 ウエハホルダで半導体ウエハを保持した時の通電用接点との接触部における半導体ウエハとシール部との関係を示す断面図である。 図8のE部拡大図である。 図8のF部拡大図である。 シール材のノッチ迂回用膨出部の変形例を示す図12相当図である。 シール材の接点迂回用膨出部図の変化例を示す図13相当図である。 本発明の実施形態の接触シールをシール材として用いためっき装置の概要を示す断面図である。 図16に示すめっき装置で半導体ウエハを保持した時における半導体ウエハのシール部との接触面(シール接触面)と半導体ウエハの関係を示す図である。
符号の説明
18 ウエハホルダ
22 ウエハ搬送装置
26 プリウェット槽
28 プリソーク槽
30a,30b 水洗槽
32 ブロー槽
34 めっき槽
36 オーバーフロー槽
38 めっきユニット
40 ウエハホルダ搬送装置
54 固定保持部材
56 ヒンジ
58 可動保持部材
60 シール材(接触シール)
60a,60b 接触部
60c、60d 膨出部
62 押えリング
64 スライドプレート
70 クランパ
88 導電体
92 通電用接点
100,100a,100b シール接触面
112 通電用接点
114 シール材(接触シール)
114a シール部
116,116a,116b シール接触面
120 電極ヘッド
128 多孔質構造体
134 アノード

Claims (7)

  1. 半導体ウエハの周縁部に接触して該周縁部を水密的にシールするリング状のシール部を有し、
    前記シール部の円周方向に沿った、半導体ウエハの通電用接点との接触部に対応する位置には、内方に膨出し前記接触部の周囲を迂回して半導体ウエハの周縁部を水密的にシールする膨出部が設けられていることを特徴とする接触シール。
  2. 前記膨出部は、内方に円弧状に湾曲して膨出することを特徴とする請求項1に記載の接触シール。
  3. 前記膨出部は、内方に弦状に膨出することを特徴とする請求項1に記載の接触シール。
  4. 前記シール部の半導体ウエハとの接触面の内径は、半導体ウエハのベベル部の幅と前記シール部の半導体ウエハとの接触面の幅のみを考慮して設定されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の接触シール。
  5. 半導体ウエハのシール接触面及びその外側領域として区画されるエッジエクスクルージョンの幅は、0.8〜2.5mmであることを特徴とする請求項4記載の接触シール。
  6. 固定保持部材とシール材を取付けた可動保持部材との間に半導体ウエハを介在させ、前記可動保持部材を前記固定保持部材に向けて押圧し半導体ウエハの周縁部に前記シール材を接触させて該周縁部を水密的にシールしつつ半導体ウエハを着脱自在に保持するウエハホルダであって、
    前記シール材として、請求項1乃至5のいずれかに記載の接触シールを使用することを特徴とするウエハホルダ。
  7. 半導体ウエハをその裏面側で着脱自在に保持する上下動自在なウエハホルダと、
    前記ウエハホルダで保持した半導体ウエハの周縁部に接触して該周縁部を水密的にシールするシール材とを有するめっき装置であって、
    前記シール材として、請求項1乃至5のいずれかに記載の接触シールを使用することを特徴とするめっき装置。
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