JP4927574B2 - クロージャカバー - Google Patents

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Description

本発明は、ケーブルを接続して保護するクロージャのクロージャカバーに関するものである。
従来より、光ファイバケーブルの接続には光ファイバケーブル用クロージャが用いられている。光ファイバケーブル用クロージャは、少なくとも両端部に端面板を備えた内部ユニット内に光ファイバケーブルを導入し、このケーブルから光ファイバを引き出して相互に接続し、これを収納する構造を有している。
少なくとも両端部に端面板を備えた内部ユニットは、クロージャの外周をクロージャカバーで覆うことで風雨や障害物等から保護されている。クロージャカバーは、本体と2以上の係止具とで構成されており、クロージャカバーを開放して内部の光ファイバの接続作業等が行えるよう、開閉可能な構造になっている。より具体的には、上記の2以上の係止具を係止することで、クロージャの内部を密閉し、また、係止具を外すことで開放可能としている。尚、本明細書において、クロージャカバーの係止具により接合する対向する2つの辺を接合辺と呼び、対向する2つの接合辺を接合した部分を接合部と呼ぶ。
従来の架空用クロージャカバーに用いられる係止具は、図9に示すようなベロ状のフック202と略L字形状の係止片203とからなる係止具200が広く用いられている。図9(a)は、係止具200の側面図を示し。(b)は下面図を示している。フック202と係止片203は、本体の接合辺201aと201bとにそれぞれ係止可能に設置されている。
係止具200は、ベロ状のフック202に設けられた挿通孔204に、係止片203を相通させることで係止させる構造となっている。係止片203が略L字形状に形成されているため、挿通孔204から係止片203が容易に抜けることはない。係止具200を開放するためには、フック202を本体側とは逆向きに引き上げる必要があり、これにより係止片203が挿通孔204から引き抜かれて開放される。
上記のような係止具の別の例として、特許文献1で開示されている係止具910を図10に示す。同図に示す係止具910は、係止凹凸が2ヶ所形成されている2重ロック構造となっている。接合辺911aには2つの凹部を有するベロ状のフック912が設けられ、接合辺の他方911bには2つの凸部からなる係止片913がフック912と係止可能な位置に設けられている。
上記のようなフックと係止片とからなる係止具を接合部に複数配置する場合、図11に示すように、同一構造の係止具を同じ並びで配置している。すなわち、図11に示す従来のクロージャカバー900では、係止具200のフック202を一方の接合辺901aに複数配置する一方、他方の接合辺901bにはフック202と係止可能な位置に係止片203を複数配置していた。このように、フック202を一方の接合辺901aに並べることで、一方向から力を加えてフック202を持ち上げることができ、これにより係止片203を手早く挿通孔204から開放できるといった作業性に利点があった。
公開平10−126947号公報
しかしながら、従来のクロージャカバーでは、以下のような課題があった。フックが接合部の一方にのみ設けられていると、全てのフックが同じ方向の外力によって開放されてしまう可能性が高まる。例えば、ケーブル等が全てのフックに引っかかったまま持ち上げられると、全ての係止部が一斉に外れてクロージャカバーが開放されてしまう恐れがあった。特に、架設ポイントに設置される架空クロージャでは、周囲に別のケーブルが配置されていることが多く、たとえば、クロージャの近傍に新しく別のケーブルが敷設されるような場合に、新しく敷設されるケーブルが敷設作業で揺り動かされ、近傍にあるクロージャの係止具のフックに引っかかって開放してしまうなどの恐れがあった。
つまり、一方向に働く外力は一つの障害物等によって容易に加えられる恐れがあり、クロージャカバーが容易に開放されてしまうといった問題があった。
そこで、本発明はこれらの問題を解決するためになされたものであり、少なくとも一方向の外力によって開放されることのないクロージャカバーを提供することを目的とする。
本発明のクロージャカバーの第1の態様は、光ファイバケーブルを外部から導入するための導入孔を有する端面板を備えた内部ユニットを覆うクロージャカバーであって前記端面板の外周に密接するように屈曲させるためのヒンジを有して対向する2つの接合辺を接合して前記内部ユニットを密閉する本体と、ベロ状のフックと係止片とで構成されて前記2つの接合辺を接合させるためのそれぞれ1以上の第1の係止具及び第2の係止具と、を備え、前記第1の係止具が第1の方向の外力で開放されるように形成され、前記第2の係止具が前記第1の方向とは異なる方向の外力で開放されるように形成されていることを特徴とする。
本発明のクロージャカバーの他の態様は、前記第1の係止具は、前記ベロ状のフックと前記係止片がそれぞれ一方の前記接合辺と他方の前記接合辺に配置されて前記他方の接合辺側からの外力で開放され、前記第2の係止具は、前記ベロ状のフックと前記係止片がそれぞれ前記他方の接合辺と前記一方の接合辺に配置されて前記一方の接合辺側からの外力で開放されることを特徴とする。
本発明のクロージャカバーの他の態様は、前記第1の係止具と前記第2の係止具はともに、前記対向する2つの接合辺の一方に設置された前記ベロ状のフックと他方に立設された前記係止片とで構成され、前記第1の係止具として前記フックを前記本体側に押し下げることで前記フックが前記係止片に形成された挿通孔から開放可能となる下方開放型係止具が用いられ、前記第2の係止具として前記フックを前記本体側とは逆向きに引き上げることで前記係止片が前記フックに形成された挿通孔から開放可能となる上方開放型係止具が用いられていることを特徴とする。
本発明のクロージャカバーの他の態様は、前記第1の係止具は、前記対向する2つの接合辺の一方に設置された前記ベロ状のフックと他方に立設された前記係止片とで構成され、前記第1の係止具として前記フックを前記本体側に押し下げることで前記フックが前記挿通孔から開放可能となる下方開放型係止具が用いられ、前記接合部の少なくとも両端部には、前記下方開放型係止具が用いられていることを特徴とする。
本発明のクロージャカバーの他の態様は、前記本体が2以上あって前記本体の対向する2つの接合辺を前記2以上の係止具で接合する接合部が2箇所以上形成されており、前記2以上の本体の少なくとも一つは、前記光ファイバケーブルの導入方向と垂直な方向に屈曲可能であることを特徴とする。
以上説明の通り本発明によれば、開放方式の異なる係止具を併せて用いることで、少なくとも一方向の外力が加わっただけでは開放されることのないクロージャカバーを提供することができる。
本発明の好ましい実施の形態におけるクロージャカバーについて、図面を参照して詳細に説明する。なお、同一機能を有する各構成部については、図示及び説明簡略化のため、同一符号を付して示す。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るクロージャカバーを備えたクロージャを示す斜視図である。クロージャ100は、両端の端面板101とクロージャカバー110とで内部を覆って保護する構造となっている。端面板101には、ケーブルを外部から導入するための導入孔102が設けられている。
光ファイバケーブルのクロージャへの導入方向と垂直な方向をクロージャカバー110の縦方向としたとき、クロージャカバー110の縦寸法は端面板101の外周を取り巻く長さとなっており、横寸法は、2つの端面板101間の距離とほぼ等しくなっている。カバー本体111は展開して平板状にした場合、略長方形の形状を有しており、端面板形状に合わせて形成されたヒンジ112で屈曲させて端面板101に密接させるとともに、接合辺120a、120bをカバー本体111上に設けられた係止具121及び122で接合することでクロージャ100の内部を覆って保護することができる。
係止具121及び122は、ともにカバー本体111に設置されたベロ状のフックと本体111上に立設された係止片とで構成されている。両端に位置する係止具121は、フック121aが一方の接合辺120aに設置され、係止片121bが他方の接合辺120bに設置されている(第1の係止具)。これに対し中央に位置する2つの係止具122は、係止片122bが接合辺120aに設置され、フック122aが接合辺120bに設置されており(第2の係止具)、本実施形態では同じ構造の係止具121と係止具122がそれぞれ別の対向する2つの接合辺に設けられ、逆向きに設置されている。
上記のように、係止具121と係止具122とを逆向きに設置することで、それぞれを開放方式の異なる第1の係止具と第2の係止具としている。すなわち、係止具121では、接合辺120b側からフック121aを開放させるのに対し、係止具122では、接合辺120a側からフック122aを開放させるようにしている。これにより、一方向から外力が加えられても、係止具121と係止具122とが同時に開放されてしまうことはない。
係止具121及び係止具122に適用可能な係止具の実施例を以下に説明する。まず、図9に示した従来の係止具200を本実施形態の係止具121及び係止具122に適用することができる。係止具200は、ベロ状のフック202に設けられた挿通孔204に係止片203を相通させることで係止させる構造となっており、係止片203の略L字形状の突起部203aをフック202とは反対向きに設けていることから、挿通孔204から係止片203が容易に抜けることはない。
また、係止具200を開放するためには、フック202の先端に設けられたつまみ202aをカバー本体側とは逆向きに引き上げる必要があり、これにより係止片203が挿通孔204から引き抜かれて開放される。以下では、係止具200のようにカバー本体側とは逆向きに引き上げることで開放する係止具を上方開放型係止具と呼ぶこととする。
係止具200を本実施形態の係止具121及び係止具122に用いた場合、フック202のつまみ202aの向きが係止具121と係止具122とで逆向きになることから、一方の外力が加えられても係止具121及び122が同時に開放されてしまう恐れはない。
図9に示した係止具200と同様に、フックをカバー本体側とは逆向きに引き上げることで開放される係止具の別の実施例を図2に示す。図2(a)は、係止具210の側面図を示し、(b)は下面図を示している。同図に示す係止具210は、係止具200と異なり、フック212に挿通孔に代えて凹部214を穿設している。また、係止片213の形状を略L字形状でなく矩形(直方体)としている。係止片213が凹部214に嵌合されることで、フック212と係止片213とが係止されるように形成されている。
また、係止具210を開放する場合には、係止具200と同様に、フック212の先端に設けられたつまみ212aをカバー本体側とは逆向きに引き上げることで、係止片213が凹部214から引き抜かれて開放される。すなわち、係止具210は前述した上方開放型係止具である。
開放方式の異なる別の係止具の実施例を図3に示す。図3(a)は、係止具220の側面図を示し。(b)は下面図を示している。同図に示す係止具220は、フック222の先端にカバー本体側とは逆向きに形成された突出部224を備えており、係止片223にはフック222を挿通させるための挿通孔225を備えている。フック222を挿通孔225に挿通することで係止されるよう形成されており、フック222が挿通孔225に挿通されると、突出部224が挿通孔225に係止されて容易に抜けないように構成されている。
係止具220を開放する場合には、係止具200及び210とは異なって、フック222をカバー本体側に押し下げることで突出部224が挿通孔225からはずれ、フック222が挿通孔225から引き抜かれて開放される。以下では、係止具220のようにカバー本体側に押し下げることで開放する係止具を下方開放型係止具と呼ぶこととする。下方開放型の係止具は、上方開放型の係止具に比べて開放されにくくなっている。
上記では、係止具の実施例として図9に示した係止具200、図2に示した係止具210、及び図3に示した係止具220の3種類について説明したが、第1の実施形態の係止具121及び122として、いずれの係止具を適用することも可能である。
本発明の第2の実施の形態に係るクロージャカバーを備えたクロージャを図4に示す。同図は、本実施形態のクロージャカバー310を備えたクロージャ300の斜視図である。本実施形態のクロージャカバー310は、第1の係止具321として上方開放型係止具である係止具200又は210を用い、第2の係止具322として下方開放型係止具である係止具220を用いている。
本実施形態では、係止具321及び322のそれぞれのフック321a、322aがともに一方の接合辺120aに設置され、それぞれの係止片321b、322bがともに他方の接合辺120bに設置されている。すなわち、本実施形態では、一方向から係止具321及び322を開放するよう配列されている。
しかし、第1の係止具321を開放するためには、本体111側とは逆向きの力をフック321aに加える必要があるのに対し、第2の係止具322を開放するためには、本体111側に向いた力をフック322aに加える必要があり、第1の係止具321と第2の係止具322とでは、開放するために加える力の向きが逆となっている。逆方向の力が外部から同時に加えられることはほとんどないと考えられることから、本実施形態のクロージャカバー310でも、障害物等から外力が加えられても、係止具321、322の全てが同時に開放されてしまう恐れはほとんどなくなる。
尚、本実施形態では、両端部には上方開放型係止具を、中央部には下方開放型係止具を設置しているが、配列はこれに限定されない。
本発明の第3の実施の形態に係るクロージャカバーを備えたクロージャを図5に示す。同図は、本実施形態のクロージャカバー410を備えたクロージャ400の斜視図である。本実施形態では、第2の実施形態と同様に、第1の係止具421として上方開放型係止具である係止具200又は210を用い、第2の係止具422として下方開放型係止具である係止具220を用いている。
本実施形態ではさらに、第1の係止具421と第2の係止具422とをそれぞれ逆向きとなるように接合部120に設置している。すなわち、第1の係止具421のうち、一方は、フック421aが一方の接合辺120aに設置され、係止片421bが他方の接合辺120bに設置されており、他方は、係止片421bが一方の接合辺120aに設置され、フック421aが他方の接合辺120bに設置されている。
同様にして、第2の係止具422のうち、一方は、フック422aが一方の接合辺120aに設置され、係止片422bが他方の接合辺120bに設置されており、他方は、係止片422bが一方の接合辺120aに設置され、フック422aが他方の接合辺120bに設置されている。
上記のように構成された本実施形態のクロージャカバー410は、フック421aと422aのそれぞれ2つを逆方向から開放する必要があるのに加えて、フック421aに加える力と422aに加える力も、それぞれ逆方向となる。従って、障害物等から外力が加えられても、係止具421、422の全てが同時に開放されてしまう危険性をさらに低減することが可能となる。
尚、本実施形態ではひとつの接合辺において、フックと係止片は交互に設置されるようにしているが、配列はこれに限定されない。
本発明の第4の実施の形態に係るクロージャカバーを備えたクロージャを図6に示す。同図は、本実施形態のクロージャカバー510を備えたクロージャ500の斜視図である。本実施形態のクロージャカバー510では、接合部120の両端の第1の係止具521に下方開放型係止具である係止具220を用いている。
一般に、1つの接合部を複数の係止具で接合する場合、いずれか一方の端部の係止具が開放されると、それを起点に次々と係止具が開放され易くなってしまう。そこで、本実施形態では、接合部120の両端に設置された第1の係止具521に、開放され難い下方開放型係止具220を用いるようにしている。
これにより、接合部120が開放され難いようにすることができる。接合部120の両端以外の第2の係止具522としては、上方開放型係止具と下方開放型係止具のいずれを用いるようにしてもよいが、作業性の観点から上方開放型係止具を用いることが好ましい。
本発明の第5の実施の形態に係るクロージャカバーを備えたクロージャを図7に示す。同図は、本実施形態のクロージャカバー610を備えたクロージャ600の斜視図である。本実施形態は、クロージャ600の両端に端面板101がそれぞれ2つずつ配置された拡張クロージャに係るものである。両端の端面板101がそれぞれ2つずつ配置されたことにより、クロージャカバー610としても610aと610bの2つを組み合わせて用いている。
クロージャカバー610aは、展開して平板状にした場合、略長方形の形状を有しており、端面板形状に合わせて形成されたヒンジ612で屈曲させて端面板101に密接させるとともに、クロージャカバー610bを係止具621と622及び係止具631と632で接合することでクロージャ600の内部を覆って保護している。
また、クロージャカバー610aは、図8に示すように単体で両端にそれぞれ1つの端面板101を有するクロージャのクロージャカバーとして使用できるものである。
このように、2つのクロージャカバー610aと610bとを組み合わせた場合には、接合部が620と630の2箇所でき、それぞれを係止具で係止して接合させる必要がある。特に、本実施形態例のようにヒンジ612で屈曲させて端面板101に密接させる構造のクロージャカバーを係止する場合は、2ヶ所の接合部をほぼ同時に接合することが困難なため、クロージャ600を密閉するに当たり、まず2つの接合部620、630のうち、一方(例えば接合部620)を係止具で係止して接合させ、その後もう一方(例えば接合部630)を係止具で係止する方法となる。このような場合、最初に係止した接合部が、後に係止する接合部を係止しようとした場合に外れやすい問題がある。
したがって、接合部620、630のうち、少なくともいずれか一方は、より強固に接続させておくのが好ましい。
図7に示す実施形態では、2つの接合部620と630の両方に、下方開放型係止具220と上方開放型係止具200又は210とを組み合わせて用いている。接合部620及び630に対し、第4の実施形態と同様に、各接合部の両端の第1の係止具621、631には下方開放型係止具220を用い、それ以外の位置の第2の係止具622,632には上方開放型係止具200又は210を用いるようにしている。また、係止具621と622、及び係止具631と632のそれぞれにおいて、設置方向を逆向きにすることでさらに開放されにくくしている。
通常、作業者に最も近く作業しやすい位置にある接合部を開放しやすくしておくのが好ましい。そこで、作業時に開放しない接合部については、開放され難い下方開放型係止具を用いるのがよい。また、係止具だけでは一方向の外力で開放されてしまう恐れがあるため、さらに上方開放型係止具を組み合わせて用いるのがよい。
従って、本実施形態のように両端に下方開放型係止具を用い、中央部は上方開放型係止具を用い、さらには両端と中央部の係止具で設置方向を逆向きにする方法は、開放され難く、かつ、作業性の観点からも好ましい方法である。
なお、上記説明のように、接合部620と630のいずれか一方を、作業時により開放しやすくしたい場合には、たとえば第1の実施形態と同様に、上方開放型係止具200又は210だけを逆方向に設置するのがよい。
クロージャカバーが1つで接合部がクロージャの角部に位置する実施形態を図8に示す。同図に示す第6の実施形態では、クロージャカバー710の接合部720が、クロージャ700の角部に位置している。このように、接合部720がクロージャ700の角部に位置する場合でも、接合部720の両端部の第1の係止具721に下方開放型係止具220を用い、それ以外の位置の第2の係止具722には上方開放型係止具200又は210を用いることで、接合部720をより強固に接合することが可能となる。
なお、本実施の形態における記述は、本発明に係るクロージャカバーの一例を示すものであり、これに限定されるものではない。本実施の形態におけるクロージャカバーの細部構成及び詳細な動作等に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明の第1の実施の形態に係るクロージャカバーを備えたクロージャを示す斜視図である。 上方開放型係止具の別の実施例を示す図である。 下方開放型係止具の実施例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るクロージャカバーを備えたクロージャを示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係るクロージャカバーを備えたクロージャを示す斜視図である。 本発明の第4の実施の形態に係るクロージャカバーを備えたクロージャを示す斜視図である。 本発明の第5の実施の形態に係るクロージャカバーを備えたクロージャを示す斜視図である。 本発明の第6の実施の形態に係るクロージャカバーを備えたクロージャを示す斜視図である。 従来の上方開放型係止具を示す図である。 従来の別の上方開放型係止具を示す図である。 従来のクロージャカバーを備えたクロージャを示す斜視図である。
符号の説明
100、300、400、500,600,700 クロージャ101 端面板
102 導入孔
110、310、410、510、610、610a、610b、710 クロージャカバー
111 カバー本体
112、612 ヒンジ
120、620、630、720 接合部
121、321、421、521、621、631、721 第1の係止具
121a、122a、321a、322a、421a、422a フック
121b、122b、321b、322b、421b、422b 係止片
122、322、422、522、622,632、722 第2の係止具
200、210、220 係止具
201 接合部
202、212、222 フック
203、213、223 係止片
204、225 挿通孔
214 凹部
224 突出部
900 クロージャカバー
910 係止具
901、911 接合部
912 フック
913 係止片

Claims (5)

  1. 光ファイバケーブルを外部から導入するための導入孔を有する端面板を備えた内部ユニットを覆うクロージャカバーであって、
    前記端面板の外周に密接するように屈曲させるためのヒンジを有して対向する2つの接合辺を接合して前記内部ユニットを密閉する本体と、
    ベロ状のフックと係止片とで構成されて前記2つの接合辺を接合させるためのそれぞれ1以上の第1の係止具及び第2の係止具と、を備え、
    前記第1の係止具が第1の方向の外力で開放されるように形成され、前記第2の係止具が前記第1の方向とは異なる方向の外力で開放されるように形成されている
    ことを特徴とするクロージャカバー。
  2. 前記第1の係止具は、前記ベロ状のフックと前記係止片がそれぞれ一方の前記接合辺と他方の前記接合辺に配置されて前記他方の接合辺側からの外力で開放され、
    前記第2の係止具は、前記ベロ状のフックと前記係止片がそれぞれ前記他方の接合辺と前記一方の接合辺に配置されて前記一方の接合辺側からの外力で開放される
    ことを特徴とする請求項1に記載のクロージャカバー。
  3. 前記第1の係止具と前記第2の係止具はともに、前記対向する2つの接合辺の一方に設置された前記ベロ状のフックと他方に立設された前記係止片とで構成され、前記第1の係止具として前記フックを前記本体側に押し下げることで前記フックが前記係止片に形成された挿通孔から開放可能となる下方開放型係止具が用いられ、
    前記第2の係止具として前記フックを前記本体側とは逆向きに引き上げることで前記係止片が前記フックに形成された挿通孔から開放可能となる上方開放型係止具が用いられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のクロージャカバー。
  4. 前記第1の係止具は、前記対向する2つの接合辺の一方に設置された前記ベロ状のフックと他方に立設された前記係止片とで構成され、前記第1の係止具として前記フックを前記本体側に押し下げることで前記フックが前記挿通孔から開放可能となる下方開放型係止具が用いられ、
    前記接合部の少なくとも両端部には、前記下方開放型係止具が用いられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のクロージャカバー。
  5. 前記本体が2以上あって前記本体の対向する2つの接合辺を前記2以上の係止具で接合する接合部が2箇所以上形成されており、
    前記2以上の本体の少なくとも一つは、前記光ファイバケーブルの導入方向と垂直な方向に屈曲可能である
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のクロージャカバー。
JP2007016730A 2007-01-26 2007-01-26 クロージャカバー Active JP4927574B2 (ja)

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