JP2008278728A - トラフ - Google Patents

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Susumu Chikaoka
晋 近岡
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Abstract

【課題】熱による体積変化の有無に関わらず防水性を保ち、耐久性や作業性にも優れたトラフを提供する。
【解決手段】トラフ10は、長手方向に複数連結可能な本体12と蓋30により構成される。前記蓋30の一方の端部30Aには係合部42が設けられ、他方の端部30Bには溝48と突起52が設けられる。突起52は、外力が加えられた際の変形が可能であり、かつ、形状復元性を有している。前記蓋30は、係合部42の係合片44を、溝48に収納することにより複数の蓋30同士が連結可能となっており、熱による蓋30の体積膨張がない場合には、突起52が連結部分の位置決めを行う。また、蓋30の体積が膨張した場合には、前記突起52が隣接する蓋30の端面に押されて縮むため、該突起52の縮んだ長さに対応して係合片44が溝48内をスライドし、連結部分のひずみ発生を防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種ケーブル類を収納するトラフに関するものである。
光ファイバケーブルやその他のケーブル類を収納するトラフは、従来はコンクリート製のものが多用されていたが、重量があるために運搬・据付に手間がかかったり、衝撃に弱かったりするという問題を抱えているため、近年では、合成樹脂製のトラフが多数実用化されている。トラフの本体内に収納されたケーブル類は、小動物にかじられたりするのを防止するために、砂などによって埋められている。このようなトラフには一般的には蓋が設けられるが、通常は、平板状の蓋を並べるだけのものが多く、隙間から浸入した雨水などによって砂が外部に流れ出してしまう。このような不都合を解決するために、例えば、以下の特許文献1には、ケーブル等を収納するためのトラフ本体同士及び蓋体同士を合成樹脂で形成し、前記トラフ本体同士及び蓋体同士をそれぞれ接続して延長可能とするとともに、前記蓋体同士を、係合溝と係合突部の係合により連結するトラフが開示されている。当該技術によれば、高い気密性が得られ、いたずらなどを防止するとともに、防水性を向上することが可能となっている。
特開2000−55240公報(第2頁,第6図及び第7図)
しかしながら、以上のような背景技術では、トラフ本体同士,蓋体同士,トラフ本体と蓋体の接合が主として凹凸の係合により行われるため、接合部分が密着している。従って、接続作業が容易であり防水性も高い一方で、合成樹脂製の各部が熱により膨張したときに、ひずみが生じて破損しやすくなるという不都合がある。地中に埋設されたり内側に砂が詰められたりする本体では、ほとんど膨張や伸びが見られないものの、地上に露出している蓋体は、外気温による影響を受けやすく、特に、上述した現象が顕著である。
本発明は、以上の点に着目したもので、その目的は、熱による体積変化の有無に関わらず防水性を保ち、耐久性や作業性にも優れたトラフを提供することである。
前記目的を達成するため、本発明は、ケーブル類を収納ないし保護するトラフであって、底面と一対の側面によって上方と両端が開放した形状に構成されており、端部が互いに重なった状態で長手方向に複数配設可能なトラフ本体,該トラフ本体の上方の開放部を覆う上面と、前記トラフ本体の側面上端側と重なり合う一対の側面を有するとともに、端部に設けた係合機構によって、該端部が互いに重なった状態で長手方向に複数連結可能な蓋体,連結する蓋体のいずれか一方の端面から長手方向に突出して設けられており、前記蓋体の体積膨張によって、隣接する他の蓋体の端面から圧力を受けて変形するとともに、形状復元性を有する位置決め手段,を備えるとともに、前記位置決め手段の変形の程度に応じて、前記係合機構による蓋体同士の重なり部分が、長手方向にスライド可能であることを特徴とする。
主要な形態の一つは、前記係合機構が、連結する一方の蓋体の端部に設けられており、該端部から長手方向に延出した所定幅の延設片と、該延設片の先端側から上方に向けて突出した所定幅の係合片を有する係合部,連結する他方の蓋体の端部の上面裏側に設けられており、前記係合片を長手方向に沿ってスライド可能に収納する溝部,を備えるとともに、前記係合片が、前記位置決め手段の変形の程度に応じて、前記溝部内を長手方向にスライド可能であることを特徴とする。
他の形態は、前記トラフ本体に対する蓋体の取り付けを、該トラフ本体及び蓋体のそれぞれの側面に設けられた傾斜ないし凹凸形状の嵌合または係合によって行うことを特徴とする。本発明の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
本発明は、ケーブル類を収納するトラフ本体と、該トラフ本体の開放部を覆う蓋体を、それぞれ長手方向に複数配設可能とし、前記トラフ本体と蓋体を気密に接合するとともに、前記蓋体の連結部分に係合機構及び位置決め手段を設ける。そして、前記係合機構による蓋体同士の重なり部分が、該蓋体の体積変化に基づく位置決め手段の変形の程度に応じて、長手方向にスライド可能であることとしたので、熱による体積変化の有無に関わらず防水性を保つとともに、耐久性や作業性にも優れたトラフが得られるという効果がある。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて詳細に説明する。
最初に、図1〜図4を参照しながら本発明の実施例1を説明する。図1は、本実施例の全体構造を示す図であり、(A)は分解斜視図,(B)は側面図である。図2は、本発明のトラフの蓋を示す図であり、(A)は前記実施例1の蓋の裏面を示す図,(B)は変形例の蓋の裏面を示す図,(C)は前記図1(A)を#A−#A線に沿って切断し矢印方向に見た断面を示す図である。図3は、本実施例のトラフを連結した状態を示す図であり、(A)は平面図,(B)は側面図である。図4は、本実施例のトラフを連結した状態で、蓋に伸びが生じた場合の様子を示す図であり、(A)は平面図,(B)は側面図である。
本発明のトラフは、光ケーブルやその他の電線類などを収納ないし保護するものであって、例えば、鉄道の線路脇などに敷設されるものである。なお、本発明を構成する材質としては、例えば、合成樹脂が用いられる。ここでいう合成樹脂とは、例えば、ポリスチレン(PS,PS-FR),アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS,ABS-FR),ポリプロピレン(PP,PP-FR),ポリエチレン(PE,PE-FR),難燃性ポリカーボネート,ガラス含有ポリスチレン,ポリエチレンガラスなどが一例として挙げられるが、他の公知の各種の樹脂を利用することができる。
図1及び図2に示すように、トラフ10は、ケーブル24を収納する本体12と、該本体12の上方の開放部を気密に覆う蓋30により構成されている。前記本体12及び蓋30は、それぞれが長手方向に複数接続可能となっている。なお、図1には、説明を容易にするために、前記本体12及び蓋30が2つずつのみ示されているが、実際には、同様の構成のものが更に多数連結可能となっており、ケーブル24の長さに応じて適当数使用される。
前記本体12は、一対の側面14A,14Bと底面13によって、上方と両端が開放した断面略コ字状ないしU字状に形成されており、内側には前記ケーブル24が収納可能となっている。なお、収納されたケーブル24は、通常、砂26によって埋められ、外部に露出することはない(図2(C)参照)。前記側面14A,14Bの上端側には、前記蓋30の側面と内側に形成されたリブ38との隙間39A又は39Bに嵌合する凸部15A及び15Bが、長手方向に沿って形成されている。また、前記凸部15A及び15Bの側面には、前記蓋30が簡単に外れることがないように、上端縁の外側から内側に向けてテーパ16A及び16Bが形成されている。更に、側面14A及び14Bの外側には、本体の重量を軽減するための溝18が、適宜間隔で複数設けられている。該溝18を設けることにより、これら溝18が形成されていない厚みのある部分によって強度を保ちながら、本体12全体としての重量を軽減し、施工や運搬を容易にするとともに、コストの削減も図ることができる。
更に、本体12の一方の端部12A側には、他の本体12と連結するための凸部20が、端面に沿って設けられている。一方、他方の端部12B側には、他の本体12と連結するための凹部(ないし溝)22が端面に沿って設けられている。該凹部22は、前記凸部20が収納可能かつスライド可能な形状・寸法に予め設定されており、これら凸部20及び凹部22の嵌合により、複数の本体12を長手方向に連結して配設することが可能となっている。
次に、蓋30について説明する。蓋30は、前記本体12の上方の開放部を覆う上面31と、一対の側面32A,32Bにより構成されており、前記側面32A,32Bの内側には、前記本体12の一対のテーパ16A,16Bと係合するテーパ34A,34Bが形成されている。前記上面31の表側には、敷設や点検の作業者が歩行するときの滑り止めとして、凹凸形状(エンボス加工)36がほぼ全面に設けられている。また、上面31の裏側には、強度を向上させるためのリブ38が設けられている。該リブ38は、本実施例では、図2(A)に示すように、複数の溝40を設けることによって縦横に交差した格子状となっているが、図2(B)に示すように、斜めに交差した格子状としてもよい。このように溝40を設けることにより、蓋30の強度を保ちながら、全体としての重量を軽減し、運搬や施工を容易にするとともに、コストを削減することも可能となる。前記本体12の上端の凸部15Aは、側面32Aとリブ38との隙間39Aに嵌合し、他方の凸部15Bは、側面32Bとリブ38との隙間39Bに嵌合可能となっている。
また、前記蓋30の一方の端部30A側には、他の蓋30と連結するための係合部42が設けられている。該係合部42は、前記端部30Aから長手方向に延設された延設片43と、該延設片43の先端縁に設けられており上方に向けて突出する係合片44により構成されている。前記延設片43及び係合片44は、前記蓋30よりも幅が小さくなるように設定されている。このような係合部42を側面からみると、前記延設片43の上面46が溝状に形成されているように見える。
他方の端部30B側には、上面31の裏側に、他の蓋30と連結するための溝48が形成されている。該溝48は、前記端部30Bの端面から所定の間隔をおいた位置に形成されており、それによって、前記端面に他の蓋30の係合片44と係合する係合縁50が形成される。前記溝48は、前記係合片44を長手方向にスライド可能とする形状・寸法に設定されており、これらの係合によって蓋30同士が複数連結可能となっている。なお、前記係合部42及び溝48の具体的な寸法例については後述する。更に、端部30B側の端面の下方には、長手方向に突出した突起52が設けられている。該突起52は、本実施例では、略3角柱状に形成されており、一つの側面が前記端面側に接合するような向きに設けられている。このような突起52は、外力によって変形可能であり、かつ、形状復元性を備えた材質により形成されている。
以上のような構成とすることにより、蓋30を連結し、熱の影響による体積膨張がない状態においては、図3に示すように突起52の尖った先端が他の蓋30の端面に当接し、連結時の位置決めを行うことができる。また、蓋30を連結した後、熱の影響によって蓋30が膨張し、長手方向に伸びた場合には、隣接する蓋30の端面により図3の矢印方向に圧力が加えられ、突起52が縮む。そして、突起52の縮み具合に応じて、図4に示すように、前記係合片44が溝48内を移動する。これにより、蓋30の体積変化が生じた場合でも、連結部分におけるひずみの発生を防止し、耐久性を増すことが可能となる。
ここで、前記蓋30の連結部分の寸法について、具体例をあげて説明する。まず、端部30A側の係合部42は、延設片43の長さL1が30mm,係合片44の長さL2が10mm,延設片43と係合片44の高さの合計H1が18mmに設定されている。一方、前記溝48は上側の長さL4が25mm,係合縁50と溝48を含めた下側の長さL3が35mmとなっており、溝48の高さ(ないし深さ)H2は、40mmに設定されている。前記係合部42は、下端側が蓋30の側面32A,32Bの下縁から、例えば、約15mmの位置となるように形成されている。更に、前記突起52は、長さL5が6mm,高さH3が6.5mmとなるように形成されている。
このような寸法に係合部42,溝48,突起52を設定すると、蓋30に熱による体積膨張(ないし長手方向への伸び)がない場合には、図3に示すように突起52の先端が隣接する蓋30の端部30A側の端面に接した状態で複数の蓋30が連結される。このとき、突起52には何ら外力が加わらないため形状変化はなく、隣接する蓋30同士の端部30Aと30Bの間に、前記突起52の長さL5にほぼ相当する程度の隙間が生じる。また同時に、係合片44は、溝48内の係合縁50側に位置し、溝48の奥(図面左側)にも隙間が生じる。なお、延設片43の上面46が露出していると、雨水などが上面46に流れ込むが、該上面46と係合縁50の下面がほぼ密着状態である上に、係合片44が設けられているため、本体12の内側に雨水などが浸入するおそれがない。
ここで例えば、外気温の上昇などの理由により、蓋30が熱により膨張し、長手方向に伸びが生じると、突起52は、隣接する蓋30の端面30Aにより圧力が加えられ、該圧力の大きさに応じて先端が凹んで全体が縮む。すると、図4に示すように、突起52が縮んだ分だけ係合片44が溝48の奥へ向けてスライドし、隣接する蓋30の端部30A,30B間の隙間が狭くなる。このように、蓋30の端部30Bに突起52を設けるとともに、該突起52の寸法を考慮して溝48の長さを設定することにより、蓋30の体積が膨張した場合でも、連結部分にひずみが生じるのを防止することができ、耐久性の向上を図ることが可能となる。なお、温度の低下により蓋30が収縮して元の寸法に戻ると、それに応じて突起52が形状を復元し、再び、図3に示すように、係合片44が係合縁50に係合する位置に移動する。なお、前記突起52の寸法は、例えば、蓋30を構成する材質について予め実施するのび試験の結果などを元に設定することができる。
以上のような本体12,蓋30は、合成樹脂を利用して、例えば、射出成形により一体形成される。また、本体12と蓋30の取り付けを、凸部15A及び15Bの嵌合により行うという点から、若干変形が可能な弾性を有する材料を利用することが望ましい。また、本体12と蓋30は、必ずしも同じ材質で形成する必要はなく、それぞれ別の材質を利用して形成するようにしてもよい。
次に、本実施例の作用を説明する。ケーブル24の長さや必要な敷設距離に応じて、所定数の本体12と蓋30を用意する。そして、本体12の端部12Aの凸部20を、他の本体の端部12Bの凹部22に差し込み、所望数に達するまで繰り返し連結する。本体12を連結したら、ケーブル24を設置し、必要に応じて砂26でケーブル24を埋めて保護する。そして、所望の位置から、まず一つの蓋30を取り付ける。蓋30と本体12の取り付けは、凸部15A及び15Bの嵌合により行うことができる。次いで、既に取り付けた蓋30の端部に、他の蓋30の端部を連結する。連結は、上述した要領に従って、係合部42と溝48の係合により行い、突起52の先端が隣接する蓋30の端面に当接するように位置決めする。以上の手順を繰り返し、所望数の蓋30を連結して、本体12の上方の開放部を完全に覆う。
敷設が完了したトラフ10の本体12部分は、地中に埋設されており、更に内部に砂26が詰められるため熱の影響を受けにくく、体積変化を生じることはほとんどないが、地上に露出した蓋30は、直接外気に曝されるため、外気温の影響を受けやすく、熱によって膨張することがある。しかしながら、この場合は、上述したように、蓋30の端部30B側に設けた変形可能かつ形状復元機能を備えた突起52と、該突起52の寸法を考慮して係合部分がスライド可能になるように構成された係合機構により、防水性を保ちながら体積変化に伴うひずみの発生をも防止することができる。
このように、実施例1によれば、次のような効果がある。
(1)本体12と該本体12の開放部を覆う蓋30を、それぞれ長手方向に複数配設可能とし、前記本体12と蓋30を気密に接合するとともに、前記蓋30の一方の端部30Aには係合部42を設け、他方の端部30Bには、溝48と突起52を設ける。そして、前記係合部42の係合片44が、前記蓋30の体積変化に基づく突起52の変形の程度に応じて、溝48内を長手方向にスライドすることとしたので、熱による体積変化の有無に関わらず、防水性を保ちながら、耐久性や作業性の向上を図ることができる。
(2)蓋30の裏面に格子状のリブ38を設けることとしたので、強度を維持しながら、軽量化を図ることができる。
(3)前記蓋30の表面に滑り止め用の凹凸形状36を設けることとしたので、敷設やメンテナンス時の作業者の安全性を確保することができる。
(4)本体12の側面14A,14Bに、複数の溝18を設けることとしたので、強度を維持しながら軽量化を図ることができる。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、本体の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることができる。例えば、以下のものも含まれる。
(1)上述した実施例の材質は一例であり、必要に応じて、各種の公知の材質を利用することができる。例えば、本発明で利用する樹脂は、廃棄プラスチックを再利用した樹脂のみであってもよいし、該再利用樹脂を材料の一部として利用するようにしてもよい。また、合成樹脂に限定されるものではなく、コンクリート製としてもよい。更に、形状や大きさも一例であり、同様の効果を奏するように、必要に応じて適宜変更してよい。例えば、前記凹凸形状36は必要に応じて設ければよく、その形状も同様の効果を奏するように適宜変更可能である。また、図5(C)に示すように、細長い形状の本体90と、それに対応した寸法の細長い蓋92を用いるようにしてもよい。
(2)前記実施例で示した突起52の形状,大きさ,取付数,配置も一例であり、必要に応じて、同様の効果を奏するように適宜変更してよい。例えば、前記実施例では、蓋30の一方の端部30B側に突起52を設けることとしたが、他方の端部30A側に突起52を設けるようにしても同様の効果が得られる。もちろん、蓋30同士を連結したときに重ならない位置に配置するのであれば、両方の端部30A,30Bに突起52を設けることを妨げるものではない。
(3)前記本体12や蓋30の連結数は一例であり、敷設範囲やケーブル24の長さに応じて、その連結数は適宜増減してよい。また、必ずしも本体12と蓋30の数が同一である必要はなく、図5(D)に示すように、2つの本体100に対して、1つの蓋102を使用するというように、本体数と蓋数との比を、1:1以外に設定してよい。
(4)前記実施例で示した組み立て手順も一例であり、同様の効果を奏するように適宜変更してよい。また、前記実施例では、本体12及び蓋30を直線状としたが、ケーブル24の敷設形状に応じて、本体12及び蓋30を曲線状としたり分岐状としたりすることを妨げるものではない。
(5)前記実施例では、蓋30の一方の端部30Aに係合部42を設け、他方の端部30Bに溝48を設けた構造としたが、必要に応じて、図5(A)に示す蓋70のように、両方の端部70A,70Bに上述した係合部42を設けた構造としてもよいし、図5(B)に示す蓋80のように、両方の端部80A,80Bに上述した溝48を設けた構造としてもよい。このような蓋70や80を用意しておくと、例えば、両方の端から同時に蓋30を連結していき、最後に中間の位置で最後の一枚の蓋を連結する際に、両側の蓋30の溝48側が向き合っていたり(図5(A)参照)、係合部42が向き合っていたり(図5(B)参照)する場合であっても対応が可能なため、作業効率の更なる向上が期待できる。
(6)前記本体12同士,蓋30同士,本体12と蓋30の連結機構も一例であり、同様の効果を奏するように、適宜設計変更してよい。
(7)前記蓋30の裏面のリブ38は、必要に応じて設ければよく、その形状も必要に応じて適宜変更してよい。
(8)本体12の側面14A,14Bの溝18も必要に応じて設ければよく、その形状や数も必要に応じて適宜変更してよい。
(9)本発明のトラフは、光ファイバのほか、各種のケーブル類の収納・保護に適用可能である。また、その敷設場所も鉄道の線路脇に限定されるものではなく、公知の各種の場所への敷設に適用可能である。
本発明によれば、ケーブル類を収納するトラフ本体と、該トラフ本体の開放部を覆う蓋体を、それぞれ長手方向に複数配設可能とし、前記トラフ本体と蓋体を気密に接合するとともに、前記蓋体の連結部分に係合機構及び位置決め手段を設ける。そして、該蓋体の体積変化に基づく位置決め手段の変形の程度に応じて、前記係合機構による蓋体の重なり部分が、長手方向にスライド可能であることとしたので、防水性が必要なトラフの用途に適用できる。特に、熱による体積変化の有無に関わらず防水性を保ち、耐久性や作業性にも優れていることから、合成樹脂性のトラフの用途に好適である。
本発明の実施例1を示す図であり、(A)は全体構成を示す分解斜視図,(B)は側面図である。 本発明のトラフの蓋を示す図であり、(A)は前記実施例1の蓋の裏面を示す図,(B)は蓋の裏面の変形例を示す図,(C)は前記図1(A)を#A−#A線に沿って切断した断面図である。 前記実施例1のトラフを連結した状態を示す図であり、(A)は平面図,(B)は側面図である。 前記実施例1のトラフを連結した状態で、蓋に伸びが生じた場合の様子を示す図であり、(A)は平面図,(B)は側面図である。 本発明の他の実施例を示す図である。
符号の説明
10:トラフ
12:本体
12A,12B:端部
13:底面
14A,14B:側面
15A,15B:凸部
16A,16B:テーパ
18:溝
20:凸部
22:凹部
24:ケーブル
26:砂
30:蓋
31:上面
30A,30B:端部
32A,32B:側面
34A,34B:テーパ
36:凹凸形状
38:リブ
39A,39B:隙間
40:溝
42:係合部
43:延設片
44:係合片
46:上面
48:溝
50:係合縁
52:突起
70,80:蓋
70A,70B,80A,80B:端部
90,100:本体
92,102:蓋

Claims (3)

  1. ケーブル類を収納ないし保護するトラフであって、
    底面と一対の側面によって上方と両端が開放した形状に構成されており、端部が互いに重なった状態で長手方向に複数配設可能なトラフ本体,
    該トラフ本体の上方の開放部を覆う上面と、前記トラフ本体の側面上端側と重なり合う一対の側面を有するとともに、端部に設けた係合機構によって、該端部が互いに重なった状態で長手方向に複数連結可能な蓋体,
    連結する蓋体のいずれか一方の端面から長手方向に突出して設けられており、前記蓋体の体積膨張によって、隣接する他の蓋体の端面から圧力を受けて変形するとともに、形状復元性を有する位置決め手段,
    を備えるとともに、
    前記位置決め手段の変形の程度に応じて、前記係合機構による蓋体同士の重なり部分が、長手方向にスライド可能であることを特徴とするトラフ。
  2. 前記係合機構が、
    連結する一方の蓋体の端部に設けられており、該端部から長手方向に延出した所定幅の延設片と、該延設片の先端側から上方に向けて突出した所定幅の係合片を有する係合部,
    連結する他方の蓋体の端部の上面裏側に設けられており、前記係合片を長手方向に沿ってスライド可能に収納する溝部,
    を備えるとともに、
    前記係合片が、前記位置決め手段の変形の程度に応じて、前記溝部内を長手方向にスライド可能であることを特徴とするトラフ。
  3. 前記トラフ本体に対する蓋体の取り付けを、該トラフ本体及び蓋体のそれぞれの側面に設けられた傾斜ないし凹凸形状の嵌合または係合によって行うことを特徴とする請求項1又は2記載のトラフ。
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