JP4926457B2 - 浴槽用給湯口アダプタ - Google Patents

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Description

この発明は、浴槽壁部に貫通状態に取り付けられ、浴槽外の給湯機に配管接続させる浴槽用給湯口アダプタに関する。
一般的に、この種の給湯口アダプタは、浴槽側壁の貫通穴に浴槽内側から挿通させた槽内取付部材の雄ねじ付き筒状部と、浴槽外の給湯機に配管接続させる槽外取付部材の雌ねじ付き筒状部とを螺合することにより、槽内取付部材の基端側のフランジ部と、槽外取付部材の先端側のフランジ部との間で浴槽側壁を内外両側から挟着して当該浴槽側壁に貫通状態に取り付けられ、その槽内取付部材には浴槽内側から流路形成部材を嵌装し、更に浴槽内開口部にフィルタ部材を装着するようになっている。
しかして、槽内外の両取付部材のフランジ部と浴槽側壁との間には、水密封止のためにリング状パッキングが介装されるが、前記螺合のために槽内取付部材側を回転操作することから、特に浴槽内側のパッキングが回転面と固定面との間で挟圧されて捩れ、断裂したり歪に変形して封止不良を生じ易いという問題があり、また強い締め付けによってパッキングが過度に圧縮されて潰れる懸念もあった。
そこで、上記の対策として、浴槽内側のリング状パッキングと槽内取付部材のフランジ部との間にリング状滑りシートを介在させ、そのシート表面での滑りによって螺合時の槽内取付部材とパッキングとの共廻りを防止したり(特許文献1)、また該滑りシートに加え、浴槽側壁の貫通穴を通して両側のフランジ部との間にディスタンスを介在させ、両取付部材の螺合度合を規制してパッキングの過度な圧縮を防止したり(特許文献2)、更には該滑りシートと槽内取付部材との間にも別のパッキングを配置する(特許文献3)ことが提案されている。
特開平11−201558号公報 特開平11−337186号公報 特許第3565120号公報
しかしながら、前記のように浴槽内側のリング状パッキングと槽内取付部材のフランジ部との間にリング状滑りシートを介在させる従来手段では、該滑りシートとフランジ部との界面で封止性が低下する一方、この封止性低下を補うために螺合の締め付けを強めると、パッキングが潰れ易くなるという相矛盾した結果を招くことになる。また、前記の両側のフランジ部との間にディスタンスを介在させる従来手段では、両取付部材の螺合度合が規制されるから、該滑りシートとフランジ部との界面での封止性低下を締付けの強化で補うこと自体が困難になる。一方、滑りシートと槽内取付部材との間にも別のパッキングを配置する構成では、槽内取付部材側だけで2個のパッキングと滑りシートとを嵌装する必要があり、操作的に煩雑で手間と時間を要すると共に、取付順序の間違いや位置ずれ等の操作ミスによって封止性が損なわれる懸念が多々あった。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、浴槽用給湯口アダプタとして、取付部材の螺合による取り付けの際に、該取付部材と浴槽側壁との間に介在させるリング状パッキングの断裂や歪な変形を生じにくく、取付部の高い水密封止性が得られるものを提供することを課題とする。
上記課題は、以下の手段によって解決される。
〔1〕槽内取付部材と槽外取付部材の一方に設けた筒状部を浴槽側壁の貫通穴に通し、この筒状部に他方の取付部材を螺合連結することにより、当該浴槽側壁に貫通状態に取り付けられ、浴槽外の給湯機に配管接続させる浴槽用給湯口アダプタであって、
前記螺合時の回転側となる一方の取付部材は、前記筒状部に外嵌するリング状滑りシート及びリング状パッキングを介して浴槽側壁に押接させるフランジ部を有すると共に、このフランジ部の浴槽側壁との対向面に外周側へ段下する環状段部が形成され、
前記リング状パッキングは、前記筒状部への外嵌状態で前記環状段部の段下部に臨む厚肉リング部と、この厚肉リング部から中心側へ張出する薄肉張出部とからなり、厚肉リング部の最大肉厚が前記段下部の深さより大きく、且つ薄肉張出部の先端が前記筒状部に略当接するように設定され、
前記リング状滑りシートは、前記フランジ部とリング状パッキングとの間に配置し、前記筒状部への外嵌状態で外周縁が前記段下部上に位置すると共に、内周縁が前記筒状部に略当接する大きさに設定され、
前記両取付部材の螺合の終盤において、前記リング状パッキングの厚肉リング部が前記段下部へ入り込むのに伴い、前記環状段部で屈曲したリング状滑りシートの外周側が段下部に入り込んで前記厚肉リング部に対する介在状態から外れることにより、該厚肉リング部が前記フランジ部に直接に圧接するように構成されてなる浴槽用給湯口アダプタ。
〔2〕前記リング状パッキングの薄肉張出部が、全周にわたって連続する薄肉リング部を構成する請求項1記載の浴槽用給湯口アダプタ。
〔3〕前記リング状パッキングの薄肉張出部が、厚肉リング部の内周に沿って所定間隔置きに設けられた複数の突片をなす請求項1記載の浴槽用給湯口アダプタ。
〔4〕前記リング状パッキングにおける厚肉リング部のリング状滑りシートとの対向側に、最大肉厚部から内周縁へ傾斜した環状傾斜面を有してなる請求項1〜3のいずれかに記載の浴槽用給湯口アダプタ。
〔5〕前記リング状パッキングの外周が軸方向に平行な平坦面をなす請求項1〜4のいずれかに記載の浴槽用給湯口アダプタ。
〔6〕前記筒状部に外嵌したリング状滑りシートは、非屈曲状態で外周縁が前記リング状パッキングの厚肉リング部の最大肉厚部に被さると共に、屈曲状態で当該最大肉厚部から外れる大きさである請求項1〜5のいずれかに記載の浴槽用給湯口アダプタ。
〔7〕回転側の取付部材の前記フランジ部に、前記螺合によって前記リング状パッキングが所定の圧縮度合になった段階で浴槽壁面に当接するストッパー部を設けてなる請求項1〜5のいずれかに記載の浴槽用給湯口アダプタ。
〔8〕回転側の取付部材が槽内取付部材であり、前記筒状部の基端側に前記フランジ部が一体形成されてなる請求項1〜7のいずれかに記載の浴槽用給湯口アダプタ。
前項〔1〕に記載の発明によれば、浴槽側壁の貫通穴を通して槽内取付部材と槽外取付部材を螺合連結する際、回転側の取付部材におけるフランジ部とリング状パッキングとの間に介在するリング状滑りシートの滑り作用により、螺合操作の当初から終盤に至るまでリング状パッキングの共廻りが抑えられ、該パッキングが捩れて断裂したり歪な変形状態になることが防止されると共に、該取付部材を軽く容易に回転操作できる。しかして、螺合の終盤になれば、前記リング状パッキングの厚肉リング部が前記段下部への入り込むのに伴い、この厚肉リング部に押されてリング状滑りシートが環状段部で屈曲し、該滑りシートの外周側が段下部に入り込んで外径を縮小する形になり、その外周縁がパッキングの厚肉リング部から内側へ外れて介在状態から離脱するから、最終的に該厚肉リング部が前記フランジ部と浴槽側壁の両方に直接に圧接した状態になり、もって確実な水密封止性が得られる。
また、リング状パッキングは中心側へ張出する薄肉張出部の先端が取付部材の筒状部に略当接し、リング状滑りシートも内周縁が同筒状部に略当接し、もって両者共に取付部材に対して同心状に位置決めされるから、前記螺合の終盤におけるパッキングと滑りシートの動きが確実に生じることになる。
前項〔2〕に記載の発明によれば、前記リング状パッキングの薄肉張出部が、薄肉リング部として滑りシートの内周側と浴槽側壁との間に全周にわたって介在し、水密封止性をより高めることになる。
前項〔3〕に記載の発明によれば、前記リング状パッキングの薄肉張出部が、厚肉リング部の内周に沿って所定間隔置きに設けられた複数の突片をなすから、これら突片の先端が取付部材の筒状部に略当接することより、取付部材に対して同心状に確実に位置決めされる。
前項〔4〕に記載の発明によれば、前記螺合の終盤において、リング状滑りシートの外周側にリング状パッキングの厚肉リング部が環状傾斜面で押接するから、その外周側が取付部材の環状段部で徐々に屈曲して段下部へ無理なく入り込み、該厚肉リング部に対する介在状態からの離脱がより円滑になされる。
前項〔5〕に記載の発明によれば、前記リング状パッキングの外周が軸方向に平行な平坦面をなすことから、外周側へ肉厚が次第に減少してゆく断面円形や楕円形のような一般的な形状のパッキングに比較して、圧縮で潰れるような変形を生じにくく、それだけ封止性が向上する。
前項〔6〕に記載の発明によれば、前記リング状滑りシートは、筒状部に外嵌した非屈曲状態で外周縁がリング状パッキングの厚肉リング部の最大肉厚部に被さるから、前記螺合の際、その滑り作用によって該パッキングの断裂及び歪な変形を確実に防止できると共に、最終的には当該外周縁が厚肉リング部の最大肉厚部から外れるから、パッキング本来の水密封止性を阻害しない。
前項〔7〕に記載の発明によれば、前記螺合の際、リング状パッキングが所定の圧縮度合になると、取付部材のフランジ部に設けたストッパー部が浴槽壁面に当接し、もって該パッキングのより以上の圧縮が阻止されるから、過度の圧縮による該パッキングの断裂や潰れを回避でき、水密封止の高い信頼性が得られる。
前項〔8〕に記載の発明によれば、前記螺合の際の回転側が槽内取付部材であるから、給湯口アダプタを浴槽側壁への取り付けと給湯機への配管接続が容易なように機能的に構成できる。
以下、この発明に係る浴槽用給湯口アダプタの実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。図1〜図6は第一実施形態、図7〜図9は第二〜〜第四実施形態をそれぞれ示す。
なお、これら実施形態の給湯口アダプタは、浴槽外に設置した給湯機(図示省略)からの温水を浴槽内に供給する湯はり機能と、浴槽内の温水を給湯機に吸い込んで加熱した高温水を浴槽内に戻す追い焚き機能とを備えた浴槽給湯システムに適用するものであり、所謂無極タイプとして、給湯機に繋がる往き管と戻り管(図示省略)に対する接続が逆になっても同じ機能が得られるようになっている。
第一実施形態の給湯口アダプタは、図1の縦断側面図ならびに図2の分解斜視図で示すように、槽外取付部材1、槽内取付部材2、流路形成部材3、フィルタ部材4の4つの主要部材と、槽外側のリング状被覆パッキング5、Oリング6、槽内側のリング状パッキング7、リング状滑りシート8、ロックねじ9の付属部品とで構成されている。なお、図中のHは浴槽Tの側壁Taに設けた貫通穴を示している。
槽外取付部材1は、黄銅やステンレス鋼等の金属製であり、略円筒状をなす外筒部1aの開放した前端にフランジ部1bを備えると共に、該外筒部1aの閉塞した後端部に一対の外管接続部11a,11bがロウ付けされ、該外筒部1aの内側には前方へ開放した円筒状の内筒部1cが同軸状に一体形成されている。そして、内筒部1cの内側空間10aが外管接続部11aに外筒部1aと内筒部1cの間の環状空間10bが外管接続部11bに、それぞれ連通している。また、外筒部1aの前部内周には雌ねじ12が刻設され、この外筒部1aの前端よりも内奥に位置した内筒部1cの前端の内周側に、前記Oリング6を嵌装するための環状溝13が形成されている。
槽内取付部材2は、ポリアセタート樹脂等の硬質樹脂成形物からなり、両端が開放した筒状部2aの前端にフランジ部2bが一体形成されており、筒状部2aの外周には槽外取付部材1の雌ねじ12に対応する雄ねじ21が設けてある。そして、フランジ部2bの後面側には、内周側から外周側へ段下する環状段部22が形成されると共に、この環状段部22の外側の段下部23が更に外縁部24の立ち上がりによって環状溝を構成している。なお、この段下部23の環状溝は、環状段部22側の内周側壁が外縁側の外周側壁よりも高くなっている。また、該フランジ部2bの前面側には多数の有底のロック穴25…が周方向一定間隔置きに形成され、更に外周部24には複数のL字形の係止溝26が周方向一定間隔置きに形成されている。
流路形成部材3は、既述の無極タイプとしての流路を形成するものであり、円盤部31aの中央部後面側に流路分岐部31b及び流路筒部31cを一体形成した硬質合成樹脂成形物からなる本体31と、該本体31の円盤部31aの前面側に嵌着される硬質合成樹脂成形物からなる円形の蓋板32と、流路分岐部31bに配置される縦長のゴム板からなる一対の弁体33,33とを備えている。
そして、本体31の円盤部31aの周縁には前後両側へ突出した周壁部34が形成され、この周壁部34の前縁側に内嵌係止した蓋板32と当該円盤部31aとの間で流路分離室30を構成している。また、この周壁部34には、外周面の左右両側上部と下端部の3ヵ所にL字形の係止溝34aが形成されると共に、内周面にも周方向に等配した3ヵ所に係止突起(図示省略)が形成されている。
流路分離室30内は、上部側の吸込み空間30aと下部側の吐出空間30bとに区画され、更に図示を省略しているが、吸込み空間30aが左右2室に分離すると共に、吐出空間30bも流路分岐部31bに臨む上部が左右に分画されている。しかして、円盤部31aの周壁部34は吐出空間30bに臨む下半部では前方突出部分がなく、これによって当該円盤部31aと蓋板32との下半部間で吐出空間30bから周辺側へスリット状に開放した放出口35が形成されている。また、蓋板32は、流路分離室30の吸込み空間30aに臨む上部側に、径小で表裏に透通する多数の吸込孔32a…を有すると共に、上端中央部にねじ孔32bを備えている。
流路分岐部31bは、吸込み空間30a及び吐出空間30bの左右一方側を流路筒部31c内に、同他方側を外側開放口(図示省略)に、それぞれ弁部36を介して連通している。そして、各弁部36では、吸込み空間30aと吐出空間30bの上下両方にわたるように配置した弁体33が、吸込み空間30a側では内側(後方)へ、吐出空間30b側では外側(前方)へそれぞれ弾性変形して開弁し、逆方向には図1で示すように上下部の弁座36a,36bにそれぞれ平板状で当接して閉弁するように構成している。
フィルタ部材4は、皿形の硬質合成樹脂成形物からなり、その円形の前壁部4aには径小で表裏に透通する多数の吸込孔40…が略全面にわたって形成されている。また、前壁部4aから後方へ突出する周縁部4bは、流路形成部材3のスリット状の放出口35に対応する下半部の突出高さが低く設定されると共に、内周に流路形成部材3の各係止溝34aに対応する係止突起(図示省略)が形成されている。
しかして、流路形成部材3は、槽内取付部材2に対し、その筒状部2a内に前方から流路分岐部31b及び流路筒部31cを挿嵌する形で、周壁部34の後方突出部分をフランジ部2bに外嵌し、該周壁部34内周の各係止突起をフランジ部2b外周の係止溝26に嵌入した状態で少し捻回操作することにより、抜出不能に係合連結される。また同様に、フィルタ部材4も、流路形成部材3に対し、その流路分離室30の前面に被せて、周縁部4bの内周の各係止突起を周壁部34外周の係止溝34aに嵌入した状態で少し捻回操作することにより、抜出不能に係合連結される。
上記構成の給湯口アダプタを浴槽Tに取り付けるには、浴槽側壁Taの外側に配置した槽外取付部材1の外筒部1aに、槽内取付部材2の筒状部2aを該浴槽側壁Taの内側から貫通穴Hを通して合わせ、槽内取付部材2側の回転操作によって筒状部2aの雄ねじ21を外筒部1aの雌ねじ12に螺合させ、締め付けることよって両取付部材1,2のフランジ部1b,2b間で浴槽側壁Taを内外から挟着する。
このとき、図3に示すように、槽外取付部材1のフランジ部1bには予めリング状被覆パッキング5を嵌着すると共に、槽内取付部材2の筒状部2aの基部側にも予めリング状パッキング7とリング状滑りシート8を前者がフランジ部2b側に位置するように嵌装しておく。
なお、リング状被覆パッキング5は、断面略U字状の合成ゴム等からなる断面略U字状の成形物であり、その内周の環状嵌合溝50に槽外取付部材1のフランジ部1bを嵌め込むことにより、該フランジ部1bの略外周面全域を包み込む状態に密着固定される。そして、このリング状被覆パッキング5の前面側を構成する厚肉本体部5aの表裏面には、複数の同心円状の密着用凹凸部51…が形成されている。
一方、リング状パッキング7は、図6(A)(B)でも示すように、断面が内向きに尖った略スペード形をなす厚肉リング部70と、この厚肉リング部70から中心側へ全周にわたって張出する薄肉リング部71とで構成される合成ゴム等の一体成形物からなる。そして、このリング状パッキング7は、槽内取付部材2の筒状部2aに嵌装した状態で、薄肉リング部71の内周端が当該筒状部2aに略当接すると共に、厚肉リング部70がフランジ部2bの環状溝をなす段下部23に臨み、且つ厚肉リング部70の最大肉厚部70aが槽内取付部材2のフランジ部2bにおける段下部23の深さより大きい肉厚を有するように寸法設定されている。
また、リング状滑りシート8は、ポリオレフィンやポリエステル等の表面滑性が高い硬質乃至半硬質の平坦な合成樹脂シートからなり、槽内取付部材2の筒状部2aに嵌装した状態で、内周縁が当該筒状部2aに略当接すると共に、外周縁がフランジ部2bの段下部23上に位置してリング状パッキング7の厚肉リング部70の最大肉厚部70aに被さる大きさに設定されている。
さて、槽外取付部材1と槽内取付部材2とを浴槽側壁Taの貫通穴Hを通して螺合させてゆくと、まず図3及び図4(A)で示すように、リング状パッキング7とリング状滑りシート8とが槽内取付部材2のフランジ部2bと浴槽側壁Taとの間に挟まれて互いに接触した状態になる。そして、更に図示矢印の如く両取付部材1,2の螺合を進めると、図4(B)に示すように、リング状パッキング7は浴槽側壁Taに押された厚肉リング部70がフランジ部2bの段下部23へ入り込むように弾性変形してゆくと共に、この厚肉リング部70に押されたリング状滑りシート8がフランジ部2bの環状段部22で屈曲し、その外周側8aが段下部23側へ曲がり込んでゆく。
この段下部23側への曲がり込みが深まるにしたがい、該滑りシート8は外径が縮小する形になるから、両取付部材1,2の螺合の終盤では外周縁がリング状パッキング7の厚肉リング部70の最大肉厚部70aから外れ、最終的に図5(A)(B)に示すように、該パッキング7の厚肉リング部70がフランジ部2bの段下部23に直接に圧接して密着する状態となる。
上記の両取付部材1,2の螺合操作では、その当初から終盤に至るまでの間、回転側の槽内取付部材2のフランジ部2bとリング状パッキング7との間に介在するリング状滑りシート8の滑り作用により、槽内取付部材2とリング状パッキング7との共廻りが抑えられるから、該パッキング7が捩れて断裂したり歪な変形状態になることが防止されると共に、槽内取付部材2を軽く容易に回転操作できる。
しかも、最終的には上述のようにリング状パッキング7の厚肉リング部70がフランジ部2bと浴槽側壁Taの両方に直接に圧接して密着した状態になるから、取付け後の給湯口アダプタは、浴槽内壁Taの貫通部分、つまり貫通穴Hに対する槽内取付部材2の筒状部2aの挿通部分が槽内側で確実に水密封止される。なお、該挿通部分の槽外側においても、リング状被覆パッキング5によって水密封止される。
そして、リング状パッキング7とリング状滑りシート8は共に、内周縁で槽内取付部材2の筒状部2aに略当接するから、該筒状部2aに対して同心状に位置決めされ、もって螺合操作における既述の相関動作が確実に遂行される。
なお、本実施形態では、厚肉リング部70がフランジ部2bの段下部23へ入り込むように弾性変形してゆく際、最大肉厚部70aから内周縁へ傾斜した環状傾斜面70bでリング状滑りシート8の外周側8aに押接するから、その外周側8aが環状段部22で徐々に屈曲して段下部23へ無理なく入り込むと共に、該厚肉リング部70に対する介在状態からの最終的な離脱動作もより円滑になされる。また、リング状パッキング7の外周が軸方向に平行な平坦面70cになっているから、外周側へ肉厚が次第に減少してゆく断面円形や楕円形のような一般的な形状のパッキングに比較して、圧縮で潰れるような変形を生じにくく、それだけ封止性が向上する。更に、本実施形態では、該パッキング7の薄肉リング部71は、滑りシート8の内周部と一緒に、フランジ部2bの根元部と浴槽側壁Taとの間に全周にわたって介在するから、補助的に水密封止性を高める作用も果たす。
また、本実施形態では、槽内取付部材2のフランジ部2bにおける環状段部22は、前記螺合の終盤で浴槽側壁Taに当接するストッパー部として機能し、段下部23に入り込んだリング状パッキング7の厚肉リング部70のより以上の圧縮を阻止するから、該パッキング7の過度の圧縮による断裂や潰れを回避でき、もって水密封止の高い信頼性が得られる。
かくして両取付部材1,2の螺合連結が完了すれば、槽外取付部材1の外管接続部11a,11bに給湯機に繋がる往き管と戻り管を接続すると共に、浴槽Tの内側より槽内取付部材2に流路形成部材3及びフィルタ部材4を図1の如く取り付ける。なお、槽外取付部材1は非回転側であるため、前記螺合操作の前に外管接続部11a,11bの接続を済ませておいてもよい。
流路形成部材3は、放出口35が下側になる状態で、流路筒部31c側から槽内取付部材2内に嵌入させ、該流路筒部31cを槽内取付部材2内に突入している槽外取付部材1の内筒部1cに挿嵌させる。なお、内筒部1cの内周の環状溝13には予めOリング6を嵌装しておき、挿嵌した流路筒部31cとの間を封止する。そして、周壁部34の後方突出部分を槽内取付部材2のフランジ部2bに外嵌し、既述のように捻回操作して係合連結した上で、蓋板32のねじ孔32bにロックねじ9をねじ込む。
これにより、該ロックねじ9の先端が円盤部31aを貫通して槽内取付部材2のフランジ部2bの前面側に設けたロック穴25に嵌入し、流路形成部材3が槽内取付部材2に対して捻回不能となるから、該流路形成部材3の槽内取付部材2との係合が意に反して解除されるのを防止できる。なお、槽内取付部材2側の係止溝26とロック孔25は周方向に一定間隔置きに多数形成されているから、螺合完了後の槽内取付部材2の回転停止姿勢が変化しても、流路形成部材3は、利用する係止溝26及びロック穴25の選択により、放出口35が下側になる最も好ましい姿勢で連結できる。
しかして、流路分離室30の吸込み空間30a及び吐出空間30bの左右一方側から流路分岐部31bを経て流路筒部31cに繋がる流路は、槽外取付部材1の内筒部1cの内側空間10aより外管接続部11aへ連通し、同左右他方側から流路分岐部31bを経て外側開放口(図示省略)に繋がる流路は、槽内取付部材2の筒状部2aと流路筒部31c及び内筒部1cとの間の環状空間10bを通して外管接続部11bに連通する。
フィルタ部材4は、流路形成部材3に対し、既述のように流路分離室30の前面に被せて捻回操作で係止連結するだけでよい。これは、フィルタ部材4が流路形成部材3とは異なり、汚れによる目詰まりを防止する上で、清掃し易いように簡単に取り外せる方がよいためである。
なお、この発明で使用するリング状パッキング7としては、前記の第一実施形態では厚肉リング部70から中心側へ張出する薄肉張出部が薄肉リング部71をなし、それによる補助的な水密封止性を発揮できるものとしたが、水密封止性は厚肉リング部70によって充分に担えるから、該薄肉張出部が内周方向に等配する複数の突片状等で専ら位置決め機能を果たすものとしてもよい。
例えば、図7に示す第二実施形態におけるリング状パッキング7では、厚肉リング部70の内周に沿って所定間隔置きに複数の突片72…が一体形成されており、該パッキング7を既述のように槽内部材2の筒状部2aに嵌装した際に、これら突片72…の先端が当該筒状部2aに略当接することにより、該パッキング7を筒状部2aに対して同心状に位置決めできるようになっている。
一方、前記第一実施形態では、槽内部材2のフランジ部2bの後面側に設けた環状段部22がリング状パッキング7の過度な圧縮を防止するストッパー部としても機能するが、このようなストッパー部によってリング状パッキング7の過度な圧縮による断裂や潰れを防止するという観点では、前記第一実施形態のようなリング状滑りシート8を省略した構成も可能である。
例えば、図8に示す第三実施形態では、槽内取付部材2とリング状パッキング7は第一実施形態と同様構成であるが、浴槽側壁Taと槽内取付部材2のフランジ部2bとの間にはリング状パッキング7のみが配置しており、両取付部材1,2の螺合がある程度まで進むと、該フランジ部2bの環状段部22がストッパー部として、パッキング7の薄肉リング部71を介して浴槽側壁Taに押接する。従って、両取付部材1,2の更なる螺合緊締が不能となり、段下部23に位置する厚肉リング部70のそれ以上の圧縮が阻止され、もって該厚肉リング部70の断裂や潰れを生じる恐れがなく、パッキングによる水密封止の高い信頼性が得られる。
また、図9に示す第四実施形態では、リング状パッキング7は第一実施形態と同様構成であるが、槽内取付部材2のフランジ部2bの後面側には該パッキング7の配置位置よりも外周側にストッパー部27が突設されており、両取付部材1,2の螺合がある程度まで進んだ段階で、該ストッパー部27が浴槽側壁Taに当接することにより、両取付部材1,2の更なる螺合緊締が不能となり、パッキング7の厚肉リング部70はそれ以上の圧縮が阻止されて断裂や潰れを生じず、水密封止の高い信頼性が得られる。
なお、このようなストッパー部は、浴槽側壁Taとの当たりによるストッパー機能を発揮できればよいから、環状でなくとも差し支えない。また、リング状パッキング7については、槽内部材2の筒状部2aに嵌装した際に当該筒状部2aに対して同心状に位置決めする上で、厚肉リング部70から張出する薄肉張出部を必要とするが、その張出方向は厚肉リング部70の内周側に限らず、槽内取付部材2のフランジ部2bの形態によって外周側での当接による位置決めが可能であれば、該薄肉張出部を外周側に設けてもよい。更にこのような薄肉張出部は、図8及び図9で例示したリング状に限らず、既述の第二実施形態のリング状パッキング7のように周方向に等配する複数の突片としてもよい。
この発明の浴槽用給湯口アダプタでは、槽外取付部材1と槽内取付部材2の螺合の際に、例示した実施形態とは逆に槽外取付部材1を回転側として、そのフランジ部1bと浴槽側壁Taとの間に前記のリング状パッキング7とリング状滑りシート8を介在させたり、該フランジ部1bにストッパー部を設ける構成とすることも可能である。ただし、例示した実施形態のように槽内取付部材2を回転側とすれば、給湯口アダプタを浴槽側壁への取り付けと給湯機への配管接続が容易なように機能的に構成できる。
また、この発明は、実施形態として例示した無極タイプに限らず、給湯機に繋がる往き管と戻り管との接続流路が規定される浴槽用給湯口アダプタにも適用可能であり、流路形成部材3における弁部構造や流路構成、フィルタ部材の形態等、細部構成については実施形態以外に種々設計変更可能である。
この発明の第一実施形態に係る浴槽用給湯口アダプタを組み付け状態で示す縦断側面図である。 同浴槽用給湯口アダプタの分解斜視図である。 同浴槽用給湯口アダプタの槽外取付部材と槽内取付部材の螺合連結における締め付け前の状態を示す縦断側面図である。 同螺合連結における締め付け操作を示し、(A)図は締め付け前の要部の拡大縦断側面図、(B)図は締め付け初期の要部の拡大縦断側面図である。 同螺合連結における締め付け後の状態を示し、(A)図は全体の縦断側面図、(B)図は(A)図における仮想線円B内の拡大図である。 同第一実施形態で用いるリング状パッキングを示し、(A)図は半部の縦断側面図、(B)図は半部の正面図である。 同第二実施形態で用いるリング状パッキングの半部を示す正面図である。 同第三実施形態に係る浴槽用給湯口アダプタの槽外取付部材と槽内取付部材の螺合連結における締め付け後の状態を示す拡大縦断側面図である。 同第四実施形態に係る浴槽用給湯口アダプタの槽外取付部材と槽内取付部材の螺合連結における締め付け後の状態を示す拡大縦断側面図である。
符号の説明
1 槽外取付部材
12 雌ねじ
2 槽内取付部材
2a 筒状部
2b フランジ部
21 雄ねじ
22 環状段部(ストッパー部)
23 段下部
27 ストッパー部
7 リング状パッキング
70 厚肉リング部
70a 最大肉厚部
70b 環状傾斜面
70c 平坦面
71 薄肉リング部
72 突片部
8 リング状滑りシート
8a 外周側
H 貫通穴
T 浴槽
Ta 浴槽側壁

Claims (8)

  1. 槽内取付部材と槽外取付部材の一方に設けた筒状部を浴槽側壁の貫通穴に通し、この筒状部に他方の取付部材を螺合連結することにより、当該浴槽側壁に貫通状態に取り付けられ、浴槽外の給湯機に配管接続させる浴槽用給湯口アダプタであって、
    前記螺合時の回転側となる一方の取付部材は、前記筒状部に外嵌するリング状滑りシート及びリング状パッキングを介して浴槽側壁に押接させるフランジ部を有すると共に、このフランジ部の浴槽側壁との対向面に外周側へ段下する環状段部が形成され、
    前記リング状パッキングは、前記筒状部への外嵌状態で前記環状段部の段下部に臨む厚肉リング部と、この厚肉リング部から中心側へ張出する薄肉張出部とからなり、厚肉リング部の最大肉厚が前記段下部の深さより大きく、且つ薄肉張出部の先端が前記筒状部に略当接するように設定され、
    前記リング状滑りシートは、前記フランジ部とリング状パッキングとの間に配置し、前記筒状部への外嵌状態で外周縁が前記段下部上に位置すると共に、内周縁が前記筒状部に略当接する大きさに設定され、
    前記両取付部材の螺合の終盤において、前記リング状パッキングの厚肉リング部が前記段下部へ入り込むのに伴い、前記環状段部で屈曲したリング状滑りシートの外周側が段下部に入り込んで前記厚肉リング部に対する介在状態から外れることにより、該厚肉リング部が前記フランジ部に直接に圧接するように構成されてなる浴槽用給湯口アダプタ。
  2. 前記リング状パッキングの薄肉張出部が、全周にわたって連続する薄肉リング部を構成する請求項1記載の浴槽用給湯口アダプタ。
  3. 前記リング状パッキングの薄肉張出部が、厚肉リング部の内周に沿って所定間隔置きに設けられた複数の突片をなす請求項1記載の浴槽用給湯口アダプタ。
  4. 前記リング状パッキングにおける厚肉リング部のリング状滑りシートとの対向側に、最大肉厚部から内周縁へ傾斜した環状傾斜面を有してなる請求項1〜3のいずれかに記載の浴槽用給湯口アダプタ。
  5. 前記リング状パッキングの外周が軸方向に平行な平坦面をなす請求項1〜4のいずれかに記載の浴槽用給湯口アダプタ。
  6. 前記筒状部に外嵌したリング状滑りシートは、非屈曲状態で外周縁が前記リング状パッキングの厚肉リング部の最大肉厚部に被さると共に、前記屈曲状態で外周縁が当該最大肉厚部から外れる大きさである請求項1〜5のいずれかに記載の浴槽用給湯口アダプタ。
  7. 回転側の取付部材の前記フランジ部に、前記螺合によって前記リング状パッキングが所定の圧縮度合になった段階で浴槽壁面に当接するストッパー部を設けてなる請求項1〜5のいずれかに記載の浴槽用給湯口アダプタ。
  8. 回転側の取付部材が槽内取付部材であり、前記筒状部の基端側に前記フランジ部が一体形成されてなる請求項1〜7のいずれかに記載の浴槽用給湯口アダプタ。
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