JP4926277B2 - 土壌を処理する法 - Google Patents

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Description

本発明は、土壌処理法に関する。より詳しくは、本発明は、現場において汚染土壌を処理してそこに汚染物が含まれないようにする方法に関する。この方法は、特に、揮発性有機化合物(VOC)たとえば炭化水素で汚染された土壌を処理するために開発された。
望ましくない物質たとえば揮発性有機化合物(VOC)、重金属または農薬で汚染された土壌の処理は、建築、造園、その他の土質工学的事業のための現場開発において必須の予備ステップである。通常、そのような汚染物は、いわゆる“掘り取りと投棄”の方法によって処理されるが、これらのやり方は、掘り取られた土壌の代わりに運び込まなければならない土壌のために、費用がかかる。さらに、現在では一般に、この掘り取りと投棄の方法は、環境問題の点から許容できない、と考えられている。
汚染土壌に結合剤を加えて汚染物と相互作用させる土壌安定化と固化の方法も、提案されている。しかし、これらの方法は、汚染物を固化させるかまたは包み込んで移動性を低下させるのに有効なだけであり、汚染物を土壌から実際に除去するわけではなく、また汚染物を環境的に許容される物質に分解するわけでもない。
望ましくない汚染物を除去するために土壌を処理するための他の従来からの方法としては、バイオレメディエーションがある。この方法では、汚染物は有機栄養物または生物剤によって処理される。この方法は、しばしば、加熱、地干し刈り、または空中散布法とともに使用される。後者の方法は、いずれも有機栄養物または生物剤の作用を強めると考えられている。
バイオレメディエーション法は、ある程度有効であるが、作用がかなりゆっくりしており、通常のプロセスでは、完了に数週間または数ヶ月かかる。バイオレメディエーション法は、また、土壌粒子を細分する能力に限界があり、この問題は、処理すべき現場が、凝集性の土壌たとえば粘土を多量に含む場合に、特に重大である。さらに、汚染物の除去に使用される有機物法では、その有機物の代わりに別の無害の有機残留物が残される。これらの有機残留物の存在は、処理済みの土壌が依然として土質工学的には不健全である、ということを意味する。したがって、バイオレメディエーションは、その場所で造園その他の開発をするつもりならば適当な方法であるが、その場所に建築を行うつもりならば、単独では使用できない。
本発明は、現場で土壌から望ましくない汚染物を除去するための、迅速な、環境的に許容される方法を提供することにより、前記問題の解決を試みることを意図する。この方法は、土質工学的に健全な土壌の生成をもたらすものであり、したがってその場所は建築に適したものとなる。
したがって、本発明においては、
有機汚染物で汚染された現場で土壌を処理する方法であって、
(a) 水路並びに居住地への近接および物理的な制約を含む、現場の特性を決定し、当該現場からある量の土壌をサンプル採取し、
(b) 当該土壌サンプルを分析し、粒径分布および水分含有量を含む、土壌の特性を決定し、また当該土壌に含まれる汚染物を同定して定量し、
(c) ステップ(a)および(b)で決定された、当該汚染物の正体と量ならびに当該土壌および現場の特性に適した処理組成物を選択し、
(d) 現場の単位体積の土壌に含まれる当該汚染物を処理する当該処理組成物の有効量を計算し、このとき、処理組成物の当該有効量が、ステップ(a)および(b)で決定された、当該汚染物の正体と量ならびに土壌および現場の特性、ならびにステップ(c)で選択された処理組成物の特性によって決定され、この有効量が、処理される土壌の重量に対して2〜12 wt%の範囲にあり、
(e) 現場からある量の汚染土壌を掘り取り、
(f) 当該選択処理組成物を、当該計算有効量に対応する割合で、掘り取られた土壌に添加し、
(g) 掘り取られた土壌を土壌処理組成物と機械的に混合し、
(h) 処理済み土壌を篩い分け装置を通すことによって、当該土壌に通気し、
また、随意に、
(i) 当該処理済み土壌を、水および/または結合剤組成物と混合することによって、状態調節する、
ステップから成り、
そのあと、
(j) 当該処理済み土壌で掘り取り現場を埋め戻し、
(k) 当該処理済み土壌をその後の使用のために貯蔵し、
(l) 当該処理済み土壌を埋立地に廃棄し、
(m) 当該処理済み土壌を別の現場での使用のために輸送する、
各ステップのうち少なくとも一つを実施する、
ことを特徴とする土壌を処理する方法、
が提供される。
ここで使用する“土壌”という言葉は、幅広く、実質的にすべての粒状および砂利無機質物質を含むと解釈すべきである。
本発明の方法は、有機汚染物たとえば揮発性有機化合物(VOC)で汚染された土壌の処理のため、もっとも具体的には炭化水素で汚染された土壌を処理するために、考案されたものである。また、この方法は、他の汚染物たとえば重金属または農薬で汚染された土壌の処理のためにも使用することが考えられる。従来の方法たとえばバイオレメディエーションと異なり、本発明の方法は、大きな割合の凝集性物質たとえば粘土を含む汚染土壌の処理に使用するのに特に適している。
本発明の方法のステップ(a)で決定される現場の特性としては、たとえば、汚染物および処理組成物の両方の影響を受けうる水路および居住地への近接がある。現場の物理的制約条件も、使用できる装置と現場の掘り取られた土壌(汚染されているか、部分処理されているか、または汚染除去されているかどうかにかかわりなく)の保管能力との両方に関して、考慮する必要がある。
本発明の方法のステップ(b)は、土壌を分析して、その粒径分布と水分含有量を決定することを含む。これは、ステップ(d)で計算される処理組成物の有効量、およびステップ(g)で必要になる混合の程度に影響する。たとえば、凝集性の大きな土壌は、ステップ(h)における通気に先立って、土壌構造を微細化するために大量の処理組成物を必要とする。他方、シルト状および粒状の土壌は、通気処理の促進のためにそのような微細化を必要としない。この場合、処理組成物は汚染物を揮発させるためにのみ使用され、したがって少量の組成物しか必要でない。
ここで、“粒状”という言葉は、0.05 mmよりも大の粒径を有する土壌を意味し、ここで使用する“シルト”および“シルト状”という言葉は、0.002〜0.05 mmの範囲の粒径を有する土壌を意味し、さらにここで使用する“凝集性”または“粘土”という言葉は、0.002 mmよりも小の粒径を有する土壌を意味する。
ステップ(b)で同定された汚染物の特性は、また当然、ステップ(c)と(d)で決定される処理組成物の組成と有効量、および後続のステップ(f)で必要になる混合の程度にも、影響する。以下でもっと詳しく述べるように、ガソリンで汚染された土壌は、割合に少量の処理組成物とより小さな程度の混合を必要とするが、ディーゼル油で汚染された土壌は、より多い処理組成物とより大きな程度の混合を必要とし、重質油(oil)で汚染された土壌は、さらに大きな量の処理組成物とさらに大きな程度の混合を必要とする。
ここで使用する“ガソリン”という言葉は、一分子あたり4〜10個の炭素原子を有する炭化水素を意味し、ここで使用する“ディーゼル油”という言葉は、一分子あたり10〜18個の炭素原子を有する炭化水素を意味し、さらにここで使用する“重質油”という言葉は、18〜26個の炭素原子を有する炭化水素を意味する。さらに、土壌中の他の汚染物たとえば重金属または農薬の存在により、以下でより詳しく述べるように、一般に、ステップ(i)で添加される追加の結合剤が必要となる。
本発明の方法のステップ(c)で選択される処理組成物は、好ましくは、カルシウムの炭酸塩、酸化物および水酸化物から選択される一つ以上の成分を含む。より好ましくは、この組成物は、酸化カルシウム(石灰または生石灰とも呼ばれる)を含む。もっとも好ましくは、この処理組成物は、実質的に酸化カルシウムのみから成る。
本発明の範囲はどんな理論にも束縛されるものではないが、酸化カルシウム(生石灰)の炭化水素汚染物への作用は次のように説明できる、と考えられる。まず、生石灰は汚染された土壌物質と反応して、土壌構造を微細化し、したがって表面積を増大させる。これにより、掘り取られた土壌物質の構造がより粒状化されて、篩い分け装置を通すための適性が高められる。篩い分け装置を通すことにより、土壌に通気され、土壌構造がさらに微細化される。第二に、生石灰と汚染土壌物質との接触により、発熱反応が起こり、発生した熱が炭化水素汚染物を揮発化して、揮発させるのに役立つ。
本発明の方法により、通常の工事現場の汚染レベルを、通常の方法で一般に必要になる数週間や数ヶ月ではなく、ほんの数日で、環境的に許容されるレベルまで低下させることができる、と考えられる。
本発明の方法のステップ(d)においては、好ましくは、処理組成物の有効量を、処理される土壌の重量に対するwt%として計算する。もっとも好ましくは、処理組成物の有効量は、処理される土壌の重量に対して2〜12 wt%の範囲にある。
処理組成物の有効量の計算は、二つの主要因子、すなわち汚染物の特性と土壌の特性、の影響を受ける。汚染物の特性は、下記のように有効量の計算に影響する。
- ガソリンの場合、処理組成物の有効量は、処理される土壌の重量に対して2〜6 wt%の範囲にある。
- ディーゼル油の場合、この有効量は、3〜8 wt%の範囲にある。
- 重質油の場合、この有効量は、6〜12 wt%の範囲にある。
同様に、土壌の特性は、下記のように有効量の計算に影響する。
- 粒状土壌の場合、処理組成物の有効量は、処理される土壌の重量に対して2〜6 wt%の範囲にある。
- シルトの場合、この有効量は、3〜9 wt%の範囲にある。
- 粘土の場合、この有効量は、4〜12 wt%の範囲にある。
容易にわかるように、処理組成物の有効量の前記範囲から、下記のように、汚染物と土壌のいろいろな組合せに対して、それぞれ異なる好ましい範囲が与えられる。
- ガソリンで汚染された粒状土壌の場合、処理組成物の有効量は、処理される土壌の重量に対して、2〜6 wt%の範囲にある。
- ガソリンで汚染されたシルトの場合、この有効量は、3〜6 wt%の範囲にある。
- ガソリンで汚染された粘土の場合、この有効量は、4〜6 wt%の範囲にある。
- ディーゼル油で汚染された粒状土壌の場合、この有効量は、3〜6 wt%の範囲にある。
- ディーゼル油で汚染されたシルトの場合、この有効量は、3〜8 wt%の範囲にある。
- ディーゼル油で汚染された粘土の場合、この有効量は、4〜8 wt%の範囲にある。
- 重質油で汚染された粒状土壌の場合、この有効量は、大体6 wt%である。
- 重質油で汚染されたシルトの場合、この有効量は、6〜9 wt%の範囲にある。
- 重質油で汚染された粘土の場合、この有効量は、6〜12 wt%の範囲にある。
容易にわかるように、二つ以上の種類の汚染物および/または二つ以上の種類の土壌がサンプル中に存在する場合、前記好ましい範囲は変化する。
ステップ(d)で計算される処理組成物の有効量は、現場の環境因子、たとえば風、雨、空気の湿度、気温、土壌温度および土壌水分含有量、によっても影響される。これらの因子は、当然、それぞれの現場およびそれぞれの作業ごとに変化する。低温および湿った状態では、必要な熱を発生させるために、大量の処理組成物が必要になる。そのような状態では、VOCを気化させるのに必要な時間の長さも増大しうる。
ステップ(g)は、好ましくは、掘り取った土壌を粉末化して、表面積を増大させることを含む。ステップ(g)は、また、スプレッダーおよびロトベイターを使用して、土壌処理組成物と掘り取った土壌とを混合することをも含むことができ、さらに、場合によっては、掘り取った土壌に水を加えて、処理組成物の移動性を高めることをも含むことができる。
ステップ(f)は、土壌処理組成物の添加に先立って、掘り取った土壌を予備篩い分けして大きな石、岩およびレンガを除去するサブステップをも含みうる。予備篩い分けは、一般に、粒状土壌に対してのみ必要であり、凝集性土壌、シルト状土壌または飽和土に対しては実用的でない。
ステップ(h)に示されている篩い分け作業は、好ましくは、一緒にされた土壌と処理組成物を持上げ、移送および/または排出して、土壌への通気を促進する作業を含む。混合および粉末化された物質(すでに実質的に粒状で砕けやすい性質となっている)に対するこれらの機械的作業の実施により、気化した炭化水素が大気中に分散するのが促進される。
ステップ(f)〜(h)は、処理済み土壌の汚染物含有量が十分なレベルまで低下するまで繰り返すことができる。これらのステップを繰返す場合、ステップ(f)の繰り返しのたびに、いくつかの部分に分けた有効量の処理組成物の一つの部分を土壌に添加することができる。これは、シルト状および凝集性土壌の場合に特に有効である。凝集性土壌の場合、また、ステップ(h)の後、ステップ(f)の繰り返しの前に、処理済み土壌を熟成させることが好ましい。ここで“熟成”という言葉が意味するのは、酸化カルシウムを、十分な時間、土壌中に存在する凝集性物質と相互作用させて、土壌を砕けやすくし、簡単に破砕されるようにする、ということである。
前記の汚染物含有量は、標準的な実験室試験法で決定することができ、あるいは、現場で光電離検出(PID)によって決定することができる。この方法は、特に、ガソリンのような揮発性炭化水素汚染物に対して適当である。汚染物含有量の測定は、好ましくは、方法ステップ列(f)〜(h)の前および/または後、ならびに方法ステップ列(f)〜(h)の各繰り返しの前および/または後に実施する。
方法ステップ(i)は、他の汚染物たとえば重金属または農薬の存在がステップ(b)で同定された場合に特に必要になる。結合剤組成物に使用するのに適した物質は、セメント、粉砕した粒状高炉スラグ(GGBS)、粉末化燃料灰(PFA)およびベントナイト粘土から選択することができる。
本発明の土壌を処理する方法は、‘単独で用いる’方法として考案されたものであるが、他の土壌処理方法たとえば土壌安定化および固化と組み合わせて使用することも考えられる。
本発明の範囲は、また、上で説明した方法によって処理された土壌その他の砂利材料を含むように拡張される。さらにまた容易にわかるように、本発明の方法は、遠隔地で掘り取られて処理場所まで移送された物質の処理にも使用でき、また現場で掘り取られた物質の現場処理にも使用できる。
以下、本発明がさらに十分に理解できるように、添付の図面を参照しつつ、好ましい実施形態について、詳細に説明する。この実施形態は単なる例である。
まず、図1を参照すると、ここには、準備作業が示されている。すなわち、処理される土壌の分析、土壌の性質に適した処理組成物の選択、当該処理組成物の有効量の計算、が示されている。この準備作業は、ある量の土壌を現場からサンプル採取すること(a)からはじまる。次にサンプルが分析されて(b)、汚染物の種類と存在する汚染の程度とが同定および定量され、また土壌の特性すなわち粒径分布と水分含有量とが決定される。一般に、汚染物は、ガソリン、ディーゼル油または重質油と特性決定され、土壌は、粒状、シルトまたは粘土と特性決定される。
次に、上述のステップ(b)で決定された汚染物と土壌の特性に応じて、使用する処理組成物が選択され(c)、次に、(d)で必要量が計算される。図1には、簡単化された準備作業を示す。この場合、土壌サンプルが炭化水素汚染物を含むことが知られ、ステップ(c)の決定がすでに実質的になされており、生石灰(酸化カルシウム)が土壌処理組成物の主活性成分として選択されている。次に、(d)で生石灰の必要量が計算尺で計算される。このとき、ステップ(b)で決定された各変数が下記のように考慮される。
汚染物の種類: 揮発性の高い炭化水素汚染物たとえばガソリンの場合、この処理の主要部分で使用される生石灰の量が少なく、また処理における通気も少なくてすむ。また、揮発性の低い汚染物たとえばディーゼル油またはもっと重い油留分は、重くなるほど、より大量の生石灰とより多くの通気とが必要になる。一分子あたり27個以上の炭素原子を有するもっとも重い炭化水素油留分で汚染された土壌の場合、本発明の方法は適当でなく、これらの留分は従来の方法で処理すべきである。
汚染の程度: 軽い汚染の場合、少量の生石灰ですむ。中程度の汚染の場合、割合に大量の生石灰による処理が必要である。強度の汚染の場合、ここでも、本発明の方法による土壌処理は不適当である。
粒径分布: 粒状土壌は最少量の生石灰ですむ。シルト状土壌はもっと大量の生石灰による処理を必要とする。粘土を含む土壌は、さらに大量の生石灰を必要とする。
水分含有量: 予想されるように、乾燥土壌は最少量の生石灰ですむ。湿った土壌は、もっと大量の生石灰を必要とする。含水土壌は最大量の生石灰を必要とする。
上記四つの因子が組み合わされて、それぞれの土壌サンプルの処理に必要な生石灰の正確な量が決定される。
図2には、本発明による土壌を処理する方法の主要部分が示されている。図1に関して上で説明した方法の準備ステップのあと、ある量の土壌が掘り取られて(e)、処理の準備がなされる。掘り取られた物質は、現場で処理することができるが、または遠隔地での処理のために移送することもできる。
図2に示すように、掘り取られた土壌が大きすぎる物体たとえば石および岩を含む場合、この方法は、物質を篩い分けてこれらを除去するための中間ステップを含むように変更することができ、そのあと、本来の処理ステップを続けて、図1に関して前述した方法の準備ステップで決定された処理組成物を、物質に添加して(f)、機械的に混合する(g)。
掘り取られた物質が凝集性または粘土主体の土壌を含む場合にも、この方法は物質を熟成させるステップを含むように変更することができ、そのあと、ステップ(h)に進み、処理済み土壌を篩い分け装置を通すことにより、土壌に通気する。そのあと、残留汚染レベルを、標準的な実験室試験法によるか、または汚染物が揮発性炭化水素たとえばガソリンである場合、光電離検出(PID)によって、測定する。汚染レベルが依然として所定の目標レベルよりも高い場合、この方法(またはその一部)が繰り返される。目標レベルを上回っている程度と土壌特性とに応じて、物質には、初期処理ステージに戻って、さらなる生石灰の添加(f)と混合(g)とを行うことができ、あるいは簡単にさらなる通気(h)に戻ることができる。さらなる生石灰の追加は、一般に、シルトおよび粘土主体の土壌の場合に適当である。
汚染レベルが許容レベルまで低下すると、物質をチェックし、必要であれば、水および/または結合剤組成物を混合して状態調節する(i)。これは、特に、物質がさらに他の汚染物たとえば重金属または農薬を含む場合に、必要である。
最後に、処理済みの物質を、その物質を掘り取った場所に埋め戻す(j)か、その後の使用のために適当な場所に貯蔵する(k)か、埋立地に安全に廃棄する(l)か、または別の場所での使用のために輸送する(m)。
以下、実験観察およびデータにもとづいて、本発明をさらに詳しく説明する。
七つの土壌サンプルを、本発明の方法のステップ(a)にしたがって、英国のダラムにある試験現場から採取した。次に、本発明の方法のステップ(b)にしたがって、これらの土壌サンプルを分析して、土壌特性と汚染物とを決定した。土壌は粒状で乾燥しており、ガソリンとディーゼル油汚染物が同定された。これらの汚染物は、一分子あたり4〜16個の炭素原子を有する。これらの因子を考慮して、本発明の方法のステップ(c)にしたがって、生石灰処理組成物を選択し、本発明の方法のステップ(d)にしたがって、処理される土壌の重量に対して、前記処理組成物の有効量を3 wt%と計算した。
次に、各サンプルの汚染物の濃度を測定して、記録した。そのあと、各サンプルに、図2に関して前述した本発明の方法の物質処理ステップ(f)〜(h)を加えた。そのあと、処理後の各サンプルの汚染物濃度を測定し、記録した。
実施例1の七つのサンプルの、本発明の方法による処理の前後の汚染物濃度を、下記の表に示す。
Figure 0004926277

注意:
“TPH”=総石油炭化水素
“PAH”=多環式芳香族炭化水素
“目標濃度”=英国環境庁が規定している最大許容汚染物濃度
上のデータからわかるように、この試験で達成された結果は、英国環境庁が規定している濃度レベルを大きく下回っており、各サンプルにおいて、10 mg/kgよりも小さい汚染物レベルが達成されている。
本発明の方法の準備ステップを示す説明図である。 本発明の方法の物質処理ステップを示す模式流れ図である。

Claims (32)

  1. 有機汚染物で汚染された現場で土壌を処理する方法であって、
    (a) 水路並びに居住地への近接および物理的な制約を含む、現場の特性を決定し、当該現場からある量の土壌をサンプル採取し、
    (b) 当該土壌サンプルを分析し、粒径分布および水分含有量を含む、土壌の特性を決定し、また当該土壌に含まれる汚染物を同定して定量し、
    (c) ステップ(a)および(b)で決定された、当該汚染物の正体と量ならびに当該土壌および現場の特性に適した処理組成物を選択し、
    (d) 現場の単位体積の土壌に含まれる当該汚染物を処理する当該処理組成物の有効量を計算し、このとき、処理組成物の当該有効量が、ステップ(a)および(b)で決定された、当該汚染物の正体と量ならびに土壌および現場の特性、ならびにステップ(c)で選択された処理組成物の特性によって決定され、この有効量が、処理される土壌の重量に対して2〜12 wt%の範囲にあり、
    (e) 現場からある量の汚染土壌を掘り取り、
    (f) 当該選択処理組成物を、当該計算有効量に対応する割合で、掘り取られた土壌に添加し、
    (g) 掘り取られた土壌を土壌処理組成物と機械的に混合し、
    (h) 処理済み土壌を篩い分け装置を通すことによって、当該土壌に通気し、
    また、随意に、
    (i) 当該処理済み土壌を、水および/または結合剤組成物と混合することによって、状態調節する、
    ステップから成り、
    そのあと、
    (j) 当該処理済み土壌で掘り取り現場を埋め戻し、
    (k) 当該処理済み土壌をその後の使用のために貯蔵し、
    (l) 当該処理済み土壌を埋立地に廃棄し、
    (m) 当該処理済み土壌を別の現場での使用のために輸送する、
    各ステップのうち少なくとも一つを実施する、
    ことを特徴とする土壌を処理する方法。
  2. ステップ(c)で選択される処理組成物が、カルシウムの炭酸塩、酸化物および水酸化物から選択される一つ以上の成分から成ることを特徴とする請求項1に記載の土壌を処理する方法。
  3. ステップ(c)で選択される処理組成物が、酸化カルシウム(生石灰)から成ることを特徴とする請求項1または2に記載の土壌を処理する方法。
  4. ステップ(c)で選択される処理組成物が基本的に酸化カルシウム(生石灰)から成ることを特徴とする請求項1から3の中のいずれか一つに記載の土壌を処理する方法。
  5. 揮発性有機化合物(VOC)で汚染された土壌を処理することを特徴とする請求項1から4の中のいずれか一つに記載の土壌を処理する方法。
  6. 炭化水素で汚染された土壌を処理することを特徴とする請求項1から5の中のいずれか一つに記載の土壌を処理する方法。
  7. ステップ(b)において、同定される炭化水素汚染物が、分子あたりの炭素原子数に応じてガソリン、ディーゼル油または重質油と特性決定され、かつ/または分析される土壌が、粒径に応じて、粒状、シルトまたは粘土と特性決定されることを特徴とする請求項6に記載の土壌を処理する方法。
  8. 炭化水素汚染物がガソリンと特性決定され、ステップ(d)において計算される処理組成物の有効量が、処理される土壌の重量に対して2〜6 wt%の範囲にあることを特徴とする請求項7に記載の土壌を処理する方法。
  9. 炭化水素汚染物がディーゼル油と特性決定され、ステップ(d)において計算される処理組成物の有効量が、処理される土壌の重量に対して3〜8 wt%の範囲にあることを特徴とする請求項7に記載の土壌を処理する方法。
  10. 炭化水素汚染物が重質油と特性決定され、ステップ(d)において計算される処理組成物の有効量が、処理される土壌の重量に対して6〜12 wt%の範囲にあることを特徴とする請求項7に記載の土壌を処理する方法。
  11. 土壌が粒状と特性決定され、ステップ(d)において計算される処理組成物の有効量が、処理される土壌の重量に対して2〜6 wt%の範囲にあることを特徴とする請求項7から10の中のいずれか一つに記載の土壌を処理する方法。
  12. 土壌がシルトと特性決定され、ステップ(d)において計算される処理組成物の有効量が、処理される土壌の重量に対して3〜9 wt%の範囲にあることを特徴とする請求項7から10の中のいずれか一つに記載の土壌を処理する方法。
  13. 土壌が粘土と特性決定され、ステップ(d)において計算される処理組成物の有効量が、処理される土壌の重量に対して4〜12 wt%の範囲にあることを特徴とする請求項7から10の中のいずれか一つに記載の土壌を処理する方法。
  14. 炭化水素汚染物がガソリンと特性決定され、土壌が粒状と特性決定され、ステップ(d)において計算される処理組成物の有効量が、処理される土壌の重量に対して2〜6 wt%の範囲にあることを特徴とする請求項7に記載の土壌を処理する方法。
  15. 炭化水素汚染物がガソリンと特性決定され、土壌がシルトと特性決定され、ステップ(d)において計算される処理組成物の有効量が、処理される土壌の重量に対して3〜6 wt%の範囲にあることを特徴とする請求項7に記載の土壌を処理する方法。
  16. 炭化水素汚染物がガソリンと特性決定され、土壌が粘土と特性決定され、ステップ(d)において計算される処理組成物の有効量が、処理される土壌の重量に対して4〜6 wt%の範囲にあることを特徴とする請求項7に記載の土壌を処理する方法。
  17. 炭化水素汚染物がディーゼル油と特性決定され、土壌が粒状と特性決定され、ステップ(d)において計算される処理組成物の有効量が、処理される土壌の重量に対して3〜6 wt%の範囲にあることを特徴とする請求項7に記載の土壌を処理する方法。
  18. 炭化水素汚染物がディーゼル油と特性決定され、土壌がシルトと特性決定され、ステップ(d)において計算される処理組成物の有効量が、処理される土壌の重量に対して3〜8 wt%の範囲にあることを特徴とする請求項7に記載の土壌を処理する方法。
  19. 炭化水素汚染物がディーゼル油と特性決定され、土壌が粘土と特性決定され、ステップ(d)において計算される処理組成物の有効量が、処理される土壌の重量に対して4〜8 wt%の範囲にあることを特徴とする請求項7に記載の土壌を処理する方法。
  20. 炭化水素汚染物が重質油と特性決定され、土壌が粒状と特性決定され、ステップ(d)において計算される処理組成物の有効量が、処理される土壌の重量に対して大体6 wt%であることを特徴とする請求項7に記載の土壌を処理する方法。
  21. 炭化水素汚染物が重質油と特性決定され、土壌がシルトと特性決定され、ステップ(d)において計算される処理組成物の有効量が、処理される土壌の重量に対して6〜9 wt%の範囲にあることを特徴とする請求項7に記載の土壌を処理する方法。
  22. 炭化水素汚染物が重質油と特性決定され、土壌が粘土と特性決定され、ステップ(d)において計算される処理組成物の有効量が、処理される土壌の重量に対して6〜12 wt%の範囲にあることを特徴とする請求項7に記載の土壌を処理する方法。
  23. 方法ステップ列(f)〜(h)が、処理される土壌の汚染物含有量が十分なレベルに減少するまで、繰り返されることを特徴とする請求項1から22の中のいずれか一つに記載の土壌を処理する方法。
  24. 処理される土壌が、ステップ(h)の後、ステップ(f)の繰返しの前に、熟成させられることを特徴とする請求項23に記載の土壌を処理する方法。
  25. 汚染物含有量が光電離検出(PID)によって決定されることを特徴とする請求項23または24に記載の土壌を処理する方法。
  26. ステップ(g)が、掘り取られた土壌の粉末化を含むことを特徴とする請求項1から25の中のいずれか一つに記載の土壌を処理する方法。
  27. ステップ(g)が、土壌処理組成物を、スプレッダーおよびロトベイダーを用いて、掘り取られた土壌と混合することを含むことを特徴とする請求項1から26の中のいずれか一つに記載の土壌を処理する方法。
  28. ステップ(g)が、掘り取られた土壌に水を加えることを含むことを特徴とする請求項1から27の中のいずれか一つに記載の土壌を処理する方法。
  29. ステップ(f)が、土壌処理組成物の添加の前に、掘り取られた土壌を予備篩い分けすることを含むことを特徴とする請求項1から28の中のいずれか一つに記載の土壌を処理する方法。
  30. ステップ(h)が、通気の促進のために、混合された土壌と処理組成物とを、持上げ、移送および/または排出することを含むことを特徴とする請求項1から29の中のいずれか一つに記載の土壌を処理する方法。
  31. 土壌の汚染物含有量が、方法ステップ列(f)〜(h)の各ステップの前および/または後に、測定されることを特徴とする請求項1から30の中のいずれか一つに記載の土壌を処理する方法。
  32. 土壌の汚染物含有量が、方法ステップ列(f)〜(h)の各繰返しの前および/または後に、測定されることを特徴とする請求項23から25の中のいずれか一つに記載の土壌を処理する方法。
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