JP4925847B2 - バッグ - Google Patents

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Description

この発明は、バッグに関し、特に例えばプラスチックで形成される書類かばん等のバッグに関する。
従来のかばんは、例えば特開平7−2257号公報に記載されたようなものがあり、該かばんは、プラスチック片を、折線(7)に沿って折り曲げて形成する容体(1)を備え、該容体はその側面にプラスチック片の接合部(10)を有し、その接合部を押圧状態で溶着することにより接合部をフラット状に形成されたかばん類等の収容体である。
特開平7−2257号公報
従来のこのかばん類等の収容体は、プラスチック片で容体を形成し、その容体の接合部を押圧状態で溶着することにより接合部をフラット状に形成しているが、収容体の中に書類等を入れて収容体を携帯すると、収容体の中に入れられた書類等の重みにより、特に底面部が下方に垂れ下がり、見栄えが悪くなり、携帯もしにくくなる。
それゆえに、この発明の主たる目的は、収容された物品の重みにより変形しにくいバッグを提供することである。
この発明の請求項1にかかるバッグは、
正面方形の硬いプラスチック板体で形成された表胴版と
面方形の硬いプラスチック板体で形成された裏胴版と、
前記表胴版と裏胴版との間において前記表胴版及び裏胴版の第1側縁及び第2側縁と底縁とに、両長手端縁によって連設された襠部とを備え、
前記表胴版及び裏胴版は、
襠部材を溶着するための溶着代を備え、前記溶着代は、第1側縁、第2側縁及び底縁の内側面で、第1側縁の近傍の溶着代、第2側縁の近傍の溶着代、底縁の近傍の溶着代を含み、且つ、底縁の外側に折り曲げ部を介して連設された挟着補強部を備え、
前記襠部は、
表胴版及び裏胴版と溶着できる軟質プラスチックシートからなる襠部材で形成され、
前記表胴版の第1側縁及び裏胴版の第1側縁に対応する略方形状の第1側襠部と、前記表胴版の第2側縁及び裏胴版の第2側縁に対応する略方形状の第2側襠部と、前記表胴版の底縁及び裏胴版の底縁に対応する略方形状の底襠部とを有し、
第1側襠部と底襠部との境界の近傍及び第2側襠部と底襠部との境界の近傍は、折り曲げられて、表胴版の第1側縁と、表胴版の底縁との境界の表胴版の第1角部及び裏胴版の第1側縁と、裏胴版の底縁との境界の裏胴版の第1角部に対応した、第1角襠部、並びに表胴版の第2側縁と、表胴版の底縁との境界の表胴版の第2角部及び裏胴版の第2側縁と、裏胴版の底縁との境界の裏胴版の第2角部に対応した、第2角襠部を形成され、
前記襠部は、表胴版の第1側縁及び第2側縁の長さと底縁の長さとに対応する長さを有する表側長手端縁を備えるとともに、裏胴版の第1側縁と第2側縁の長さと底縁の長さに対応する長さを有する裏側長手端縁を備え
前記第1角襠部は、
表側長手端縁及び裏側長手端縁と直交し、表胴版の第1角部と裏胴版の第1角部とを結ぶ線に対応する第1角折り目と、第1側襠部の山折り折り目から第1角折り目まで一直線状に続く第2角折り目と、底襠部の山折り折り目から第1角折り目まで一直線状に続く第3角折り目と、第1角折り目と裏側長手端縁との交点から第1側襠部の山折り折り目と第2角折り目との交点まで続く第4角折り目と、第1角折り目と裏側長手端縁との交点から底襠部の山折り折り目と第3角折り目との交点まで続く第5角折り目と、第1角折り目と表側長手端縁との交点から底襠部の山折り折り目と第3角折り目との交点まで続く第6角折り目と、第1角折り目と表側長手端縁との交点から第1側襠部の山折り折り目と第2角折り目との交点まで続く第7角折り目とを備え、
第1角折り目において、バッグの外側に向けて谷折りされ表胴版の第1角部及び裏胴版の第1角部とを結ぶ線に対応した角部を形成され、
第2角折り目を、バッグの内側に向けて山折りされる山折り折り目に連続して内側に折り曲げ、第1角折り目と第2角折り目と第4角折り目とに囲まれた第1角襠面と、第1角折り目と第2角折り目と第7角折り目とに囲まれた第2角襠面とを、密着され、
底襠部と第3角折り目と第5角折り目及び第6角折り目との交点において底襠部と第3角折り目とを90°折り曲げ、且つ第5角折り目と第6角折り目とは内側に折り曲げ、第3角折り目は、第2角折り目に密に接して折り曲げられ、
第3角折り目と第5角折り目と第1角折り目とに囲まれた第3角襠面と第5角折り目を挟んだ底襠部の第5角折り目近傍の面とを密着させるとともに、第3角折り目と第6角折り目と第1角折り目とに囲まれた第4角襠面と第6角折り目を挟んだ底襠部の第6角折り目の近傍の面とを密着され、
前記第2角襠部は、
表側長手端縁及び裏側長手端縁と直交し、表胴版の第2角部と裏胴版の第2角部とを結ぶ線に対応する第1角折り目と、第1側襠部の山折り折り目から第1角折り目まで一直線状に続く第2角折り目と、底襠部の山折り折り目から第1角折り目まで一直線状に続く第3角折り目と、第1角折り目と裏側長手端縁との交点から第2側襠部の山折り折り目と第2角折り目との交点まで続く第4角折り目と、第1角折り目と裏側長手端縁との交点から底襠部の山折り折り目と第3角折り目との交点まで続く第5角折り目と、第1角折り目と表側長手端縁との交点から底襠部の山折り折り目と第3角折り目との交点まで続く第6角折り目と、第1角折り目と表側長手端縁との交点から第1側襠部の山折り折り目と第2角折り目との交点まで続く第7角折り目とを備え、
第1角折り目において、バッグの外側に向けて谷折りされ表胴版の第2角部及び裏胴版の第2角部とを結ぶ線に対応した角部を形成され、
第2角折り目を、バッグの内側に向けて山折りされる山折り折り目に連続して内側に折り曲げ、第1角折り目と第2角折り目と第4角折り目との囲まれた第1角襠面と、第1角折り目と第2角折り目と第4角折り目とに囲まれた面とを、密着され、
底襠部と第3角折り目と第5角折り目及び第6角折り目との交点において底襠部と第3角折り目とを90°折り曲げ、且つ第5角折り目と第6角折り目とは内側に折り曲げ、第3角折り目は、第2角折り目に密に接して折り曲げられ、
第3角折り目と第5角折り目と第1角折り目とに囲まれた第3角襠面と第5角折り目を挟んだ底襠部の第5角折り目近傍の面とを密着させるとともに、第3角折り目と第6角折り目と第1角折り目とに囲まれた第4角襠面と第6角折り目を挟んだ底襠部の第6角折り目の近傍の面とを密着され、
前記襠部材は、
第1側襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代及び裏側長手端縁の近傍の溶着代と、底襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代及び裏側長手端縁の近傍の溶着代と、第2側襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代及び裏側長手端縁の近傍の溶着代とを備え、
表側長手端縁と裏側長手端縁との間において、長手方向に連続して形成された山折り折り目と、前記山折り折り目の幅方向における両側に前記山折り折り目に沿って長手方向に連続して形成された表側谷折り折り目と裏側谷折り折り目とを形成され、前記山折り折り目と表側谷折り折り目との間と前記山折り折り目と裏側谷折り折り目との間を接着されて補強部が形成され、
長手方向に連続する、表側長手端縁の第1側襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代、底襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代及び第2側襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代において、表胴版の外周縁、すなわち第1側縁、第2側縁及び底縁の内側面で第1側縁の近傍の溶着代、第2側縁の近傍の溶着代、底縁の近傍の溶着代に溶着されて表胴版と連結され、且つ、長手方向に連続する、第1側襠部の裏側長手端縁の近傍の溶着代、底襠部の裏側長手端縁の近傍の溶着代及び第2側襠部の裏側長手端縁の近傍の溶着代において、裏胴版の外周縁、すなわち第1側縁、第2側縁及び底縁の近傍の内側面で第1側縁の近傍の溶着代、第2側縁の近傍の溶着代、底縁の近傍の溶着代に溶着されて、裏胴版と連結され、山折り折り目側がバッグの内側に向けて突き出るように、前記表側谷折り折り目とは反対側の表側端縁と表胴版とを連設され且つ前記裏側谷折り折り目とは反対側の裏側端縁と裏胴版とを連設されるとともに、底縁の内側面に接し合わされた底襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代の内側面に、折り曲げ部において折り曲げられた挟着補強部が接し合わされて溶着され、且つ、底縁の内側面に接し合わされた底襠部の裏側長手端縁の近傍の溶着代の内側面に、折り曲げ部において折り曲げられた挟着補強部が接し合わされて溶着されている。
この発明の請求項2にかかるバッグは、前記表胴版及び裏胴版は、硬いポリプロピレン板体であり、前記襠部は、前記表胴版及び裏胴版の第1側縁及び第2側縁の長さと底縁の長さとに対応する長さを有する平面視長方形状の軟質オレフィンシートからなる襠部材で構成され、襠部材は、第1角襠部及び第2角襠で折り曲げられた状態において、底襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代及び裏側長手端縁の近傍の溶着代で、表胴版の底縁の溶着代及び裏胴版の底縁の内側の溶着代と接し合わされ、且つ、表側長手端縁の近傍の溶着代及び裏側長手端縁の近傍の溶着代の内側面にそれぞれその溶着代の形状に対応した表胴版の挟着補強部及び裏胴版の挟着補強部を折り曲げ部及び折り曲げ部において折り曲げて接し合わされ、一緒に同時に溶着された、請求項1に記載のバッグである。
この発明の請求項3にかかるバッグは、表胴版及び裏胴版は、第1側縁の外側に折り曲げ部を介して連設された挟着補強部と、第2側縁の外側に折り曲げ部を介して連設された挟着補強部とを備え、襠部材は、第1側縁の内側面に接し合わされた第1側襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代の内側面に、折り曲げ部において折り曲げられた挟着補強部が接し合わされて溶着され、第2側縁の内側面に接し合わされた第2側襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代の内側面に、折り曲げ部において折り曲げられた挟着補強部が接し合わされて溶着され、且つ、第1側縁の内側面に接し合わされた第1側襠部の裏側長手端縁の近傍の溶着代の内側面に、折り曲げ部において折り曲げられた挟着補強部が接し合わされて溶着され、第2側縁の内側面に接し合わされた第2側襠部の裏側長手端縁の近傍の溶着代の内側面に、折り曲げ部において折り曲げられた挟着補強部が接し合わされて溶着された、請求項1又は2に記載のバッグである。
この発明によれば、正面方形の硬いプラスチック板体で形成された表胴版と、背面方形の硬いプラスチック板体で形成された裏胴版と、前記表胴版と裏胴版との間において前記表胴版及び裏胴版の第1側縁及び第2側縁と底縁とに、両長手端縁によって連設された襠部とを備え、前記表胴版及び裏胴版は、襠部材を溶着するための溶着代を備え、前記溶着代は、第1側縁、第2側縁及び底縁の内側面で、第1側縁の近傍の溶着代、第2側縁の近傍の溶着代、底縁の近傍の溶着代を含み、且つ、底縁の外側に折り曲げ部を介して連設された挟着補強部を備え、前記襠部は、表胴版及び裏胴版と溶着できる軟質プラスチックシートからなる襠部材で形成され、前記表胴版の第1側縁及び裏胴版の第1側縁に対応する略方形状の第1側襠部と、前記表胴版の第2側縁及び裏胴版の第2側縁に対応する略方形状の第2側襠部と、前記表胴版の底縁及び裏胴版の底縁に対応する略方形状の底襠部とを有し、第1側襠部と底襠部との境界の近傍及び第2側襠部と底襠部との境界の近傍は、折り曲げられて、表胴版の第1側縁と、表胴版の底縁との境界の表胴版の第1角部及び裏胴版の第1側縁と、裏胴版の底縁との境界の裏胴版の第1角部に対応した、第1角襠部、並びに表胴版の第2側縁と、表胴版の底縁との境界の表胴版の第2角部及び裏胴版の第2側縁と、裏胴版の底縁との境界の裏胴版の第2角部に対応した、第2角襠部を形成され、前記襠部は、表胴版の第1側縁及び第2側縁の長さと底縁の長さとに対応する長さを有する表側長手端縁を備えるとともに、裏胴版の第1側縁と第2側縁の長さと底縁の長さに対応する長さを有する裏側長手端縁を備え、前記第1角襠部は、表側長手端縁及び裏側長手端縁と直交し、表胴版の第1角部と裏胴版の第1角部とを結ぶ線に対応する第1角折り目と、第1側襠部の山折り折り目から第1角折り目まで一直線状に続く第2角折り目と、底襠部の山折り折り目から第1角折り目まで一直線状に続く第3角折り目と、第1角折り目と裏側長手端縁との交点から第1側襠部の山折り折り目と第2角折り目との交点まで続く第4角折り目と、第1角折り目と裏側長手端縁との交点から底襠部の山折り折り目と第3角折り目との交点まで続く第5角折り目と、第1角折り目と表側長手端縁との交点から底襠部の山折り折り目と第3角折り目との交点まで続く第6角折り目と、第1角折り目と表側長手端縁との交点から第1側襠部の山折り折り目と第2角折り目との交点まで続く第7角折り目とを備え、第1角折り目において、バッグの外側に向けて谷折りされ表胴版の第1角部及び裏胴版の第1角部とを結ぶ線に対応した角部を形成され、第2角折り目を、バッグの内側に向けて山折りされる山折り折り目に連続して内側に折り曲げ、第1角折り目と第2角折り目と第4角折り目とに囲まれた第1角襠面と、第1角折り目と第2角折り目と第7角折り目とに囲まれた第2角襠面とを、密着され、底襠部と第3角折り目と第5角折り目及び第6角折り目との交点において底襠部と第3角折り目とを90°折り曲げ、且つ第5角折り目と第6角折り目とは内側に折り曲げ、第3角折り目は、第2角折り目に密に接して折り曲げられ、第3角折り目と第5角折り目と第1角折り目とに囲まれた第3角襠面と第5角折り目を挟んだ底襠部の第5角折り目近傍の面とを密着させるとともに、第3角折り目と第6角折り目と第1角折り目とに囲まれた第4角襠面と第6角折り目を挟んだ底襠部の第6角折り目の近傍の面とを密着され、前記第2角襠部は、表側長手端縁及び裏側長手端縁と直交し、表胴版の第2角部と裏胴版の第2角部とを結ぶ線に対応する第1角折り目と、第1側襠部の山折り折り目から第1角折り目まで一直線状に続く第2角折り目と、底襠部の山折り折り目から第1角折り目まで一直線状に続く第3角折り目と、第1角折り目と裏側長手端縁との交点から第2側襠部の山折り折り目と第2角折り目との交点まで続く第4角折り目と、第1角折り目と裏側長手端縁との交点から底襠部の山折り折り目と第3角折り目との交点まで続く第5角折り目と、第1角折り目と表側長手端縁との交点から底襠部の山折り折り目と第3角折り目との交点まで続く第6角折り目と、第1角折り目と表側長手端縁との交点から第1側襠部の山折り折り目と第2角折り目との交点まで続く第7角折り目とを備え、第1角折り目において、バッグの外側に向けて谷折りされ表胴版の第2角部及び裏胴版の第2角部とを結ぶ線に対応した角部を形成され、第2角折り目を、バッグの内側に向けて山折りされる山折り折り目に連続して内側に折り曲げ、第1角折り目と第2角折り目と第4角折り目との囲まれた第1角襠面と、第1角折り目と第2角折り目と第4角折り目とに囲まれた面とを、密着され、底襠部と第3角折り目と第5角折り目及び第6角折り目との交点において底襠部と第3角折り目とを90°折り曲げ、且つ第5角折り目と第6角折り目とは内側に折り曲げ、第3角折り目は、第2角折り目に密に接して折り曲げられ、第3角折り目と第5角折り目と第1角折り目とに囲まれた第3角襠面と第5角折り目を挟んだ底襠部の第5角折り目近傍の面とを密着させるとともに、第3角折り目と第6角折り目と第1角折り目とに囲まれた第4角襠面と第6角折り目を挟んだ底襠部の第6角折り目の近傍の面とを密着され、前記襠部材は、第1側襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代及び裏側長手端縁の近傍の溶着代と、底襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代及び裏側長手端縁の近傍の溶着代と、第2側襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代及び裏側長手端縁の近傍の溶着代とを備え、表側長手端縁と裏側長手端縁との間において、長手方向に連続して形成された山折り折り目と、前記山折り折り目の幅方向における両側に前記山折り折り目に沿って長手方向に連続して形成された表側谷折り折り目と裏側谷折り折り目とを形成され、前記山折り折り目と表側谷折り折り目との間と前記山折り折り目と裏側谷折り折り目との間を接着されて補強部が形成され、長手方向に連続する、表側長手端縁の第1側襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代、底襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代及び第2側襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代において、表胴版の外周縁、すなわち第1側縁、第2側縁及び底縁の内側面で第1側縁の近傍の溶着代、第2側縁の近傍の溶着代、底縁の近傍の溶着代に溶着されて表胴版と連結され、且つ、長手方向に連続する、第1側襠部の裏側長手端縁の近傍の溶着代、底襠部の裏側長手端縁の近傍の溶着代及び第2側襠部の裏側長手端縁の近傍の溶着代において、裏胴版の外周縁、すなわち第1側縁、第2側縁及び底縁の近傍の内側面で第1側縁の近傍の溶着代、第2側縁の近傍の溶着代、底縁の近傍の溶着代に溶着されて、裏胴版と連結され、山折り折り目側がバッグの内側に向けて突き出るように、前記表側谷折り折り目とは反対側の表側端縁と表胴版とを連設され且つ前記裏側谷折り折り目とは反対側の裏側端縁と裏胴版とを連設されるとともに、底縁の内側面に接し合わされた底襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代の内側面に、折り曲げ部において折り曲げられた挟着補強部が接し合わされて溶着され、且つ、底縁の内側面に接し合わされた底襠部の裏側長手端縁の近傍の溶着代の内側面に、折り曲げ部において折り曲げられた挟着補強部が接し合わされて溶着されているので、襠部及び胴版が補強されて変形しにくく、耐久性に優れたバッグを得ることができる。
請求項2の発明によれば、前記表胴版及び裏胴版は、硬いポリプロピレン板体であり、前記襠部は、前記表胴版及び裏胴版の第1側縁及び第2側縁の長さと底縁の長さとに対応する長さを有する平面視長方形状の軟質オレフィンシートからなる襠部材で構成され、襠部材は、第1角襠部及び第2角襠で折り曲げられた状態において、底襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代及び裏側長手端縁の近傍の溶着代で、表胴版の底縁の溶着代及び裏胴版の底縁の内側の溶着代と接し合わされ、且つ、表側長手端縁の近傍の溶着代及び裏側長手端縁の近傍の溶着代の内側面にそれぞれその溶着代の形状に対応した表胴版の挟着補強部及び裏胴版の挟着補強部を折り曲げ部及び折り曲げ部において折り曲げて接し合わされ、一緒に同時に溶着されているので、襠部及び胴版部が補強されてその中に収容された物品等の重みにより変形することがない。
請求項3の発明によれば、表胴版及び裏胴版は、第1側縁の外側に折り曲げ部を介して連設された挟着補強部と、第2側縁の外側に折り曲げ部を介して連設された挟着補強部とを備え、襠部材は、第1側縁の内側面に接し合わされた第1側襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代の内側面に、折り曲げ部において折り曲げられた挟着補強部が接し合わされて溶着され、第2側縁の内側面に接し合わされた第2側襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代の内側面に、折り曲げ部において折り曲げられた挟着補強部が接し合わされて溶着され、且つ、第1側縁の内側面に接し合わされた第1側襠部の裏側長手端縁の近傍の溶着代の内側面に、折り曲げ部において折り曲げられた挟着補強部が接し合わされて溶着され、第2側縁の内側面に接し合わされた第2側襠部の裏側長手端縁の近傍の溶着代の内側面に、折り曲げ部において折り曲げられた挟着補強部が接し合わされて溶着されているので、襠部材の底襠部及び第1側襠部と第2側襠部とが補強され、収容された物品の重みにより変形することが少ない。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この発明の説明において、バッグの正面側を表といい、背面側を裏ということがあり、正面から見て左側を左、右側を右ということがあり、収容部内を内、収容部外を外ということがある。
図1は、この発明にかかる一実施の形態であるバッグを示す斜視図解図であり、図2は、図1図示バッグの掩蓋部を開いた状態を示す斜視図解図である。図3は、図1図示バッグの横断面図解図であり、図4は、図1図示バッグの要部の縦断面図解図である。 図5は、図1に示すバッグに用いられる襠部材を示す展開図である。図6は、図1に示すバッグの襠部を作る工程を示す横断面図解図であり、図7は、図1に示すバッグの襠部を作る工程を示す横断面図解図である。図8は、図1に示すバッグの襠部を作る工程を示す斜視図解図であり、図9は、図1に示すバッグの襠部を作る工程を示す斜視図解図である。
このバッグ10は、例えばポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、塩化ビニール等の合成樹脂からなり、正面方形の表胴版12と、前記表胴版12と同一形状の背面方形の裏胴版14と、前記表胴版12と裏胴版14との間において前記表胴版12及び裏胴版14の外周縁に沿って連設された襠部16とを備える。
前記襠部16が連設されていない表胴版12及び裏胴版14の上端縁は、開口された開口部18と、前記裏胴版14より連設された開口部18を覆う掩蓋部20とを備え、表胴版12と裏胴版14と襠部16とに囲繞された空間に開口部18に続く収容部が形成される。
前記表胴版12及び裏胴版14は、比較的硬い正面視方形状板体で両者が略々同一形状・同一素材であり、襠部16と溶着できるポリプロピレン等の合成樹脂シートからなる。
表胴版12は、バッグの正面から見て、左側の第1側縁30と右側の第2側縁32と底縁34とを備える。
又、裏胴版14は、バッグの正面から見て、左側の第1側縁40と右側の第2側縁42と底縁44とを備える。
襠部16は、表胴版12の第1側縁30及び第2側縁32の長さと底縁34の長さとに対応する長さを有する表側長手端縁52を備えるとともに、裏胴版14の第1側縁40と第2側縁42の長さと底縁44の長さに対応する長さを有する裏側長手端縁54を備える、表胴版12及び裏胴版14と溶着できる平面視長方形状のポリオレフィン等の軟質プラスチックシートからなる襠部材50で形成されている。
前記襠部16は、前記表胴版12と裏胴版14との間において、前記表胴版12の第1側縁30及び第2側縁32と底縁34と、裏胴版14の第1側縁40及び第2側縁42と底縁44とに、表側長手端縁52及び裏側長手端縁54によって連設され、表側長手端縁52の内側面及び裏側長手端縁54の内側面には、その溶着代に対応した補強材22が溶着され、且つ表側長手端縁52と裏側長手端縁54との間の略中央において、その長手方向に連続しバッグの内側に向けて突き出る補強部24を備える。
襠部16は、前記表胴版12の第1側縁30及び裏胴版14の第1側縁40に対応する略方形状の第1側襠部62と、前記表胴版12の第2側縁32及び裏胴版14の第2側縁42に対応する略方形状の第2側襠部66と、前記表胴版12の底縁34及び裏胴版14の底縁44に対応する略方形状の底襠部64とを有する。
前記襠部材50は、表側長手端縁52と裏側長手端縁54との間において、表側長手端縁52と裏側長手端縁54とに平行に長手方向に連続して形成された山折り折り目56と、前記山折り折り目56の幅方向における両側に前記山折り折り目56に沿って平行で長手方向に連続して形成された表側谷折り折り目58と裏側谷折り折り目60とを形成され、前記山折り折り目56と表側谷折り折り目58との間と前記山折り折り目56と裏側谷折り折り目60との間を接着されて補強部24が形成されるとともに、補強部24の山折り折り目56側がバッグの内側に向けて突き出るように前記表側谷折り折り目58とは反対側の表側長手端縁52の内側面と表胴版12とが連設され、且つ前記裏側谷折り折り目60とは反対側の裏側長手端縁54の内側面と裏胴版14とが連設されている。
前記襠部材50は、平面視略長方形状の熱可塑性軟質プラスチックシートからなり、前記表胴版12及び裏胴版14は、比較的硬い熱可塑性プラスチック板体であり、熱融着性を有する。
襠部材50は、第1側襠部62の表側長手端縁52の近傍の略台形状の溶着代110及び裏側長手端縁54の近傍の略台形状の溶着代112と、底襠部64の表側長手端縁52の近傍の略台形状の溶着代114及び裏側長手端縁54の近傍の略台形状の溶着代116と、第2側襠部66の表側長手端縁52の近傍の略台形状の溶着代118及び裏側長手端縁54の近傍の略台形状の溶着代120とを備える。
前記襠部材50は、長手方向に連続する、表側長手端縁52の第1側襠部62の表側長手端縁52の近傍の溶着代110、底襠部64の表側長手端縁52の近傍の溶着代114及び第2側襠部66の表側長手端縁52の近傍の溶着代118において、表胴版12の外周縁、すなわち第1側縁30、第2側縁32及び底縁34の内側で第1側縁30の近傍の溶着代30a、第2側縁32の近傍の溶着代32a、底縁34の近傍の溶着代34aに溶着されて表胴版12と連結されている(図10参照)。
そして、長手方向に連続する、第1側襠部62の裏側長手端縁54の近傍の溶着代112、底襠部64の裏側長手端縁54の近傍の溶着代116及び第2側襠部66の裏側長手端縁54の近傍の溶着代120において、裏胴版14の外周縁、すなわち第1側縁40、第2側縁42及び底縁44の近傍の内側で第1側縁40の近傍の溶着代40a、第2側縁42の近傍の溶着代42a、底縁44の近傍の溶着代44aに溶着されて、裏胴版14と連設される。
第1側縁40の近傍の溶着代40a、第2側縁42の近傍の溶着代42a、底縁44の近傍の溶着代44aは、表胴版12の溶着代30a、32a、34aと同様に形成され、第2側縁42の近傍の溶着代42aは、第1側縁40の近傍の溶着代40aと同様に形成されている。
前記襠部材50は、前記山折り折り目56と表側谷折り折り目58との間と、前記山折り折り目56と裏側谷折り折り目60との間とが、へり返しされ表側谷折り折り目58と裏側谷折り折り目60を揃えて突き合わされ左側の第1側襠部62と底襠部64との境界の近傍及び右側の第2側襠部66と底襠部64との境界の近傍を除いて溶着されて、補強部24が形成されている。そして、第1側襠部62と底襠部64との境界の近傍及び第2側襠部66と底襠部64との境界の近傍は、折り曲げられて、表胴版12及び裏胴版14の第1側縁30及び第1側縁40と底縁34及び底縁44との境界の第1角部36及び第1角部46に対応した、第1角襠部70、並びに第2側縁32及び第2側縁42と底縁34及び底縁44との境界の第2角部38及び第2角部48に対応した、第2角襠部90を形成されている。
第1角襠部70は、表側長手端縁52及び裏側長手端縁54と直交し、表胴版12の第1角部36と裏胴版14の第1角部46とを結ぶ線に対応する第1角折り目72と、第1側襠部62の山折り折り目56から第1角折り目72まで一直線状に続く第2角折り目74と、底襠部64の山折り折り目56から第1角折り目72まで一直線状に続く第3角折り目76と、第1角折り目72と裏側長手端縁54との交点から第1側襠部62の山折り折り目56と第2角折り目74との交点まで続く第4角折り目78と、第1角折り目72と裏側長手端縁54との交点から底襠部64の山折り折り目56と第3角折り目76との交点まで続く第5角折り目80と、第1角折り目72と表側長手端縁52との交点から底襠部64の山折り折り目56と第3角折り目76との交点まで続く第6角折り目82と、第1角折り目72と表側長手端縁52との交点から第1側襠部62の山折り折り目56と第2角折り目74との交点まで続く第7角折り目84とを備える。
第4角折り目78と第5角折り目80と第2角折り目74及び第3角折り目76とにより二等辺三角形を形成し、第6角折り目82と第7角折り目84と第2角折り目74及び第3角折り目76とにより二等辺三角形を形成する。
第2角襠部90は、表側長手端縁52及び裏側長手端縁54と直交し、表胴版12の第
2角部38と裏胴版14の第2角部48とを結ぶ線に対応する第1角折り目92と、第1
側襠部66の山折り折り目56から第1角折り目92まで一直線状に続く第2角折り目9
4と、底襠部64の山折り折り目56から第1角折り目92まで一直線状に続く第3角折
り目96と、第1角折り目92と裏側長手端縁94との交点から第2側襠部66の山折り
折り目56と第2角折り目94との交点まで続く第4角折り目98と、第1角折り目92
と裏側長手端縁54との交点から底襠部64の山折り折り目56と第3角折り目96との
交点まで続く第5角折り目100と、第1角折り目92と表側長手端縁52との交点から
底襠部64の山折り折り目56と第3角折り目96との交点まで続く第6角折り目102
と、第1角折り目92と表側長手端縁52との交点から第1側襠部66の山折り折り目5
6と第2角折り目94との交点まで続く第7角折り目104とを備える。
第4角折り目98と第5角折り目100と第2角折り目94及び第3角折り目96とに
より二等辺三角形を形成し、第6角折り目102と第7角折り目104と第2角折り目9
4及び第角折り目9とにより二等辺三角形を形成する。
第1角折り目72,第2角折り目74,第3角折り目76,第4角折り目78,第5角折り目80,第6角折り目82及び第7角折り目84は、直線状で、第4角折り目78と第5角折り目80と第6角折り目82と第7角折り目84とによって平面視正方形を構成し、第1角折り目72と第2角折り目74及び第3角折り目76とは、前記正方形の対角線を構成する。
第1角折り目92,第2角折り目94,第3角折り目96,第4角折り目98,第5角折り目100,第6角折り目102及び第7角折り目104は、直線状で、第4角折り目98と第5角折り目100と第6角折り目102と第7角折り目104とによって平面視正方形を構成し、第1角折り目92と第2角折り目94及び第3角折り目96とは、前記正方形の対角線を構成する。
第2角折り目74は、バッグの内側に向けて山折りされる山折り折り目56に連続して内側に折れ曲がり、第1角折り目72と第2角折り目74と第4角折り目78とに囲まれた略二等辺三角形状の第1角襠面70aと、第1角折り目72と第2角折り目74と第7角折り目84とに囲まれた略二等辺三角形状の第2角襠面70bとは、密着する。第1角襠面70aと第2角襠面70bとは、第2角折り目74を中心とした線対称形である。
そして、底襠部64と第3角折り目76と第5角折り目80及び第6角折り目82との交点において底襠部64と第3角折り目76とが900折れ曲がり、且つ第5角折り目80と第6角折り目82とは内側に折れ曲がり、第3角折り目76は、第2角折り目74に密に接して折れ曲がる。
そして、第3角折り目76と第5角折り目80と第1角折り目72とに囲まれた略二等辺三角形状の第3角襠面70cと第5角折り目80を挟んだ底襠部64の第5角折り目80近傍の面とが密着するとともに、第3角折り目76と第6角折り目82と第1角折り目72とに囲まれた略二等辺三角形状の第4角襠面70dと第6角折り目82を挟んだ底襠部64の第6角折り目82の近傍の面とが密着する。第3角襠面70cと第2角襠面70bとは、第3角折り目76を中心とした線対称形である。
角襠部70は、以上のように形成される。
第1角折り目92は、バッグの外側に向けて谷折りされて表胴版12の第2角部38及び裏胴版14の第2角部48とを結ぶ線に対応した角部を形成する。
第2角折り目94は、バッグの内側に向けて山折りされる山折り折り目56に連続して内側に折れ曲がり、第1角折り目92と第2角折り目94と第4角折り目98との囲まれた略二等辺三角形状の第1角襠面90aと、第1角折り目92と第2角折り目94と第4角折り目104とに囲まれた略二等辺三角形状の第2角襠面90bとは、密着する。第1角襠面90aと第2角襠面90bとは、第2角折り目94を中心とした線対称形である。
そして、底襠部64と第3角折り目96と第5角折り目100及び第6角折り目102との交点において底襠部64と第3角折り目96とが900折れ曲がり、且つ第5角折り目100と第6角折り目102とは内側に折れ曲がり、第3角折り目96は、第2角折り目94に密に接して折れ曲がる。
そして、第3角折り目96と第5角折り目100と第1角折り目92とに囲まれた略二等辺三角形状の第3角襠面90cと第5角折り目100を挟んだ底襠部64の第5角折り目100近傍の面とが密着するとともに、第3角折り目96と第6角折り目102と第1角折り目92とに囲まれた略二等辺三角形状の第4角襠面90dと第6角折り目102を挟んだ底襠部64の第6角折り目102の近傍の面とが密着する。第3角襠面90cと第4角襠面90dとは、第3角折り目96を中心とした線対称形である。
角襠部90は、以上のように形成される。
次に、この発明にかかるバッグの製造方法について、主として図5ないし図10に基づいて説明する。
まず、襠部材50をもって襠部16を形成する方法について説明する。
第1角折り目72において、バッグの外側に向けて谷折りし表胴版12の第1角部36及び裏胴版14の第1角部46とを結ぶ線に対応した角部を形成する。
第2角折り目74を、バッグの内側に向けて山折りされる山折り折り目56に連続して内側に折り曲げ、第1角折り目72と第2角折り目74と第4角折り目78とに囲まれた第1角襠面70aと、第1角折り目72と第2角折り目74と第7角折り目84とに囲まれた第2角襠面70bとを、密着する。
そして、底襠部64と第3角折り目76と第5角折り目80及び第6角折り目82との交点において底襠部64と第3角折り目76とを900折り曲げ、且つ第5角折り目80と第6角折り目82とは内側に折り曲げ、第3角折り目76は、第2角折り目74に密に接して折り曲げる。
そして、第3角折り目76と第5角折り目80と第1角折り目72とに囲まれた第3角襠面70cと第5角折り目80を挟んだ底襠部64の第5角折り目80近傍の面とを密着させるとともに、第3角折り目76と第6角折り目82と第1角折り目72とに囲まれた第4角襠面70dと第6角折り目82を挟んだ底襠部64の第6角折り目82の近傍の面とを密着させる。
角襠部70は、以上のようにして形成される。
第1角折り目92において、バッグの外側に向けて谷折りし表胴版12の第2角部38及び裏胴版14の第2角部48とを結ぶ線に対応した角部を形成する。
第2角折り目94を、バッグの内側に向けて山折りされる山折り折り目56に連続して内側に折り曲げ、第1角折り目92と第2角折り目94と第4角折り目98との囲まれた第1角襠面90aと、第1角折り目92と第2角折り目94と第4角折り目104とに囲まれた面とを、密着する。
そして、底襠部64と第3角折り目96と第5角折り目100及び第6角折り目102との交点において底襠部64と第3角折り目96とを900折り曲げ、且つ第5角折り目100と第6角折り目102とは内側に折り曲げ、第3角折り目96は、第2角折り目94に密に接して折り曲げる。
そして、第3角折り目96と第5角折り目100と第1角折り目92とに囲まれた第3角襠面90cと第5角折り目100を挟んだ底襠部64の第5角折り目100近傍の面とを密着させるとともに、第3角折り目96と第6角折り目102と第1角折り目92とに囲まれた第4角襠面90dと第6角折り目102を挟んだ底襠部64の第6角折り目102の近傍の面とを密着させる。
角襠部90は、以上のようにして形成される。
次に、襠部材50は、第1角襠部70及び第4角襠面90で折り曲げられた状態において、第1側襠部材62の表側長手端縁52の近傍の溶着代110及び裏側長手端縁54の近傍の溶着代112で、表胴版12の第1側縁30及び裏胴版14の第1側縁40の内側の溶着代と接し合わせ、更に、表側長手端縁52の近傍の溶着代110及び裏側長手端縁54の近傍の溶着代112の内側面にそれぞれその溶着代の形状に対応した表胴版12及び裏胴版14と同一の素材であるポリプロピレンシートからなる長方形状の補強材22を接し合わせ、一緒に同時に溶着する。
そして、底襠部64の表側長手端縁52の近傍の溶着代114及び裏側長手端縁54の近傍の溶着代116で、表胴版12の底縁34及び裏胴版14の底縁44の内側の溶着代と接し合わせ、更に、表側長手端縁52の近傍の溶着代114及び裏側長手端縁54の近傍の溶着代116の内側面にそれぞれその溶着代の形状に対応した表胴版12及び裏胴版14と同一の素材であるポリプロピレンシートからなる長方形状の補強材22を接し合わせ、一緒に同時に溶着する。
更に、第2側襠部66の表側長手端縁52の近傍の溶着代118及び裏側長手端縁54の近傍の溶着代120で、表胴版112の第2側縁32及び裏胴版14の第2側縁42の内側の溶着代と接し合わせ、更に、表側長手端縁52の近傍の溶着代118及び裏側長手端縁54の近傍の溶着代120の内側面にそれぞれその溶着代の形状に対応した表胴版12及び裏胴版14と同一の素材であるポリプロピレンシートからなる長方形状の補強材22を接し合わせ、一緒に同時に溶着する。
なお、第1側襠部材62の表側長手端縁52の近傍の溶着代110は折り罫110aで、裏側長手端縁54の近傍の溶着代112は折り罫112aで、底襠部64の表側長手端縁52の近傍の溶着代114は折り罫114aで、裏側長手端縁54の近傍の溶着代116は折り罫116aで、第2側襠部66の表側長手端縁52の近傍の溶着代118は折り罫118aで、裏側長手端縁54の近傍の溶着代120は折り罫120aで、それぞれの内側面を外側すなわち表胴版12及び裏胴版14側に向けて折り、第1側襠部材62の表側長手端縁52の近傍の溶着代110は表胴版12の第1側縁30の左端縁に、裏側長手端縁54の近傍の溶着代112は裏胴版14の第1側縁40の左端縁に、底襠部64の表側長手端縁52の近傍の溶着代114は表胴版12の底縁34の下端縁に、裏側長手端縁54の近傍の溶着代116は裏胴版14の底縁44の下端縁に、第2側襠部66の表側長手端縁52の近傍の溶着代118は表胴版12の第2側縁32の右端縁に、裏側長手端縁54の近傍の溶着代120は裏胴版14の第2側縁42の右端縁に、それぞれ略々揃えて溶着される。
表胴版12及び裏胴版14の間に襠部16が形成された後又は先に、裏胴版14の上端縁近傍に掩蓋部20を溶着する。
以上のようにして、バッグ10は製造される。
この発明は、前記実施の形態のバッグに限らず、この発明の思想に基づき変更することができる。
図11ないし20は、前記バッグの変形例たるバッグ210を示している。
このバッグ210は、前記バッグ10とは掩蓋部20等において異なる。
図11は、図1図示バッグの変形例たるバッグを示す斜視図解図である。図12は、図11図示バッグの掩蓋部を開いた状態を示す斜視図解図であり、図13は、図11図示バッグの横断面図解図である。図14は、図11図示バッグの要部の縦断面図解図であり、図15は、図11に示すバッグに用いられる表胴版及び裏胴版を示す斜視図解図である。図16は、図11に示すバッグの襠部を作る工程を示す横断面図解図であり、図17は、図11に示すバッグの表胴版を分離した状態における一部を省略した斜視図解図である。
このバッグ210は、例えばポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、塩化ビニール等の合成樹脂からなり、正面方形の表胴版12と、前記表胴版12と同一形状の背面方形の裏胴版14と、前記表胴版12と裏胴版14との間において前記表胴版12及び裏胴版14の外周縁に沿って連設された襠部16とを備える。
前記襠部16が連設されていない表胴版12及び裏胴版14の上端縁は、開口された開口部18と、前記裏胴版14より連設された開口部18を覆う掩蓋部220とを備え、表胴版12と裏胴版14と襠部16とに囲繞された空間に開口部18に続く収容部が形成される。
前記表胴版12及び裏胴版14は、比較的硬い正面視方形状板体で両者が略々同一形状・同一素材であり、襠部16と溶着できるポリプロピレン等の合成樹脂シートからなる。
表胴版12は、バッグの正面から見て、左側の第1側縁30と右側の第2側縁32と底縁34とを備える。
又、裏胴版14は、バッグの正面から見て、左側の第1側縁40と右側の第2側縁42と底縁44とを備える。
襠部16は、表胴版12の第1側縁30及び第2側縁32の長さと底縁34の長さとに対応する長さを有する表側長手端縁52を備えるとともに、裏胴版14の第1側縁40と第2側縁42の長さと底縁44の長さに対応する長さを有する裏側長手端縁54を備える、表胴版12及び裏胴版14と溶着できる平面視長方形状のポリオレフィン等の軟質プラスチックシートからなる襠部材50で形成されている。
前記襠部材50は、平面視略長方形状の熱可塑性軟質プラスチックシートからなり、前記表胴版12及び裏胴版14は、比較的硬い熱可塑性プラスチック板体であり、熱融着性を有する。
襠部材50は、第1側襠部62の表側長手端縁52の近傍の溶着代110及び裏側長手端縁54の近傍の溶着代112と、底襠部64の表側長手端縁52の近傍の溶着代114及び裏側長手端縁54の近傍の溶着代116と、第2側襠部66の表側長手端縁52の近傍の溶着代118及び裏側長手端縁54の近傍の溶着代120とを備える。
表胴版12及び裏胴版14は、襠部材50を溶着するための溶着代を備える。
表胴版12は、その外周縁、すなわち第1側縁30、第2側縁32及び底縁34の内側面で、第1側縁30の近傍の溶着代30a、第2側縁32の近傍の溶着代32a、底縁34の近傍の溶着代34aを備え、更に、第1側縁30の外側に折り曲げ部30bを介して連設された挟着補強部222aと、第2側縁32の外側に折り曲げ部32bを介して連設された挟着補強部222bと、底縁34の外側に折り曲げ部34bを介して連設された挟着補強部222cとを備える。
裏胴版14は、その外周縁、すなわち第1側縁40、第2側縁42及び底縁44の内側面で、第1側縁40の近傍の溶着代40a、第2側縁42の近傍の溶着代42a、底縁44の近傍の溶着代44aを備え、更に、第1側縁40の外側に折り曲げ部40bを介して連設された挟着補強部222dと、第2側縁42の外側に折り曲げ部42bを介して連設された挟着補強部222eと、底縁44の外側に折り曲げ部44bを介して連設された挟着補強部222fとを備える。
前記襠部材50は、長手方向に連続する、表側長手端縁52の第1側襠部62の表側長手端縁52の近傍の溶着代110、底襠部64の表側長手端縁52の近傍の溶着代114及び第2側襠部66の表側長手端縁52の近傍の溶着代118において、表胴版12の外周縁、すなわち第1側縁30、第2側縁32及び底縁34の内側面で第1側縁30の近傍の溶着代30a、第2側縁32の近傍の溶着代32a、底縁34の近傍の溶着代34aに溶着されて表胴版12と連結されている(図17参照)。
そして、長手方向に連続する、第1側襠部62の裏側長手端縁54の近傍の溶着代112、底襠部64の裏側長手端縁54の近傍の溶着代116及び第2側襠部66の裏側長手端縁54の近傍の溶着代120において、裏胴版14の外周縁、すなわち第1側縁40、第2側縁42及び底縁44の近傍の内側面で第1側縁40の近傍の溶着代40a、第2側縁42の近傍の溶着代42a、底縁44の近傍の溶着代44aに溶着されて、裏胴版14と連される。
第1側縁40の近傍の溶着代40a、第2側縁42の近傍の溶着代42a、底縁44の近傍の溶着代44aは、表胴版12の溶着代30a、32a、34aと同様に形成され、第2側縁42の近傍の溶着代42aは、第1側縁40の近傍の溶着代40aと同様に形成されている。
更に、第1側縁30の内側面に接し合わされた第1側襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代110の内側面に、折り曲げ部30bにおいて折り曲げられた挟着補強部222aが接し合わされて溶着され、第2側縁32の内側面に接し合わされた第2側襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代118の内側面に、折り曲げ部32bにおいて折り曲げられた挟着補強部222bが接し合わされて溶着され、底縁34の内側面に接し合わされた底襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代114の内側面に、折り曲げ部34bにおいて折り曲げられた挟着補強部222cが接し合わされて溶着されている。
更に、第1側縁40の内側面に接し合わされた第1側襠部の裏側長手端縁の近傍の溶着代112の内側面に、折り曲げ部40bにおいて折り曲げられた挟着補強部222dが接し合わされて溶着され、第2側縁42の内側面に接し合わされた第2側襠部の裏側長手端縁の近傍の溶着代120の内側面に、折り曲げ部42bにおいて折り曲げられた挟着補強部222eが接し合わされて溶着され、底縁44の内側面に接し合わされた底襠部の裏側長手端縁の近傍の溶着代116の内側面に、折り曲げ部44bにおいて折り曲げられた挟着補強部222fが接し合わされて溶着されている。
このバッグ210の掩蓋部220は、把手部226を備えており、把手部226を堅固に取着するために、同一の形状、同一の大きさ、同一の素材からなる一つの掩蓋素材220aともう一つの掩蓋素材220bとを接し合わせ、外周縁に沿った掩蓋素材220aの溶着域220a1と掩蓋素材220bの溶着域220b1とを溶着されてなる。
掩蓋部220を取り付ける領域には、長方形のポリプロピレン製補強板220cを2つ折りにして重ねられた補強板220cが介装され、補強板220cの外周縁に沿った掩蓋素材220aの溶着域220a2と掩蓋素材220bの溶着域220b2及び掩蓋素材220aの溶着域220a3と掩蓋素材220bの溶着域220b3において、掩蓋素材220aと掩蓋素材220bとが幅方向に2条の線状に溶着をされて、適宜な位置に固定されている。
把手部226は、可倒式のハンドルからなり、ベース226Aと、該ベース226Aに回動自在に取り付けられたハンドル部226Bとにより形成され、補強板220cが介装された領域にベース226Aを固定されて、把手部226を構成している。
もっとも、把手部226は前記例に限らず、図20に示すようにコの字型のハンドルを固定してもよい。
また、襠部16の底襠部64を補強するために、図11及び13に示すように、補強部24に対応した部位で折れ曲がる底襠補強体230を添装してもよい。もっとも、底襠補強体230は、断面略くの字型でもよく、又、平板状でもよい。
次に、この発明にかかるバッグの製造方法について、主として図15ないし図18に基づいて説明する。
襠部材50をもって襠部16を形成する方法については、前記図1図示バッグの製造方法と同じであるので省略する。
次に、襠部材50を表胴版12及び裏胴版14に溶着する方法について説明する。
襠部材50は、第1角襠部70及び第角襠面90で折り曲げられた状態において、第1側襠部材62の表側長手端縁52の近傍の溶着代110及び裏側長手端縁54の近傍の溶着代112で、表胴版12の第1側縁30の溶着代30a及び裏胴版14の第1側縁40の内側の溶着代40aと接し合わせ、更に、表側長手端縁52の近傍の溶着代110及び裏側長手端縁54の近傍の溶着代112の内側面にそれぞれその溶着代の形状に対応した表胴版12の挟着補強部222a及び裏胴版14の挟着補強部222dを折り曲げ部30b及び折り曲げ部40bにおいて折り曲げて接し合わせ、一緒に同時に溶着する。
そして、底襠部64の表側長手端縁52の近傍の溶着代114及び裏側長手端縁54の近傍の溶着代116で、表胴版12の底縁34の溶着代34a及び裏胴版14の底縁44の内側の溶着代44aと接し合わせ、更に、表側長手端縁52の近傍の溶着代114及び裏側長手端縁54の近傍の溶着代116の内側面にそれぞれその溶着代の形状に対応した表胴版12の挟着補強部222c及び裏胴版14の挟着補強部222fを折り曲げ部34b及び折り曲げ部44bにおいて折り曲げて接し合わせ、一緒に同時に溶着する。
更に、第2側襠部66の表側長手端縁52の近傍の溶着代118及び裏側長手端縁54の近傍の溶着代120で、表胴版112の第2側縁32の溶着代32a及び裏胴版14の第2側縁42の内側の溶着代42aと接し合わせ、更に、表側長手端縁52の近傍の溶着代118及び裏側長手端縁54の近傍の溶着代120の内側面にそれぞれその溶着代の形状に対応した表胴版12の挟着補強部222b及び裏胴版14の挟着補強部222eを折り曲げ部32b及び折り曲げ部42bにおいて折り曲げて接し合わせ、一緒に同時に溶着する。
なお、第1側襠部材62の表側長手端縁52の近傍の溶着代110は折り罫110aで、裏側長手端縁54の近傍の溶着代112は折り罫112aで、底襠部64の表側長手端縁52の近傍の溶着代114は折り罫114aで、裏側長手端縁54の近傍の溶着代116は折り罫116aで、第2側襠部66の表側長手端縁52の近傍の溶着代118は折り罫118aで、裏側長手端縁54の近傍の溶着代120は折り罫120aで、それぞれの内側面を外側すなわち表胴版12及び裏胴版14側に向けて折り、第1側襠部材62の表側長手端縁52の近傍の溶着代110は表胴版12の第1側縁30の左端縁に、裏側長手端縁54の近傍の溶着代112は裏胴版14の第1側縁40の左端縁に、底襠部64の表側長手端縁52の近傍の溶着代114は表胴版12の底縁34の下端縁に、裏側長手端縁54の近傍の溶着代116は裏胴版14の底縁44の下端縁に、第2側襠部66の表側長手端縁52の近傍の溶着代118は表胴版12の第2側縁32の右端縁に、裏側長手端縁54の近傍の溶着代120は裏胴版14の第2側縁42の右端縁に、それぞれ略々揃えて溶着される。
表胴版12及び裏胴版14の間に襠部16が形成された後又は先に、裏胴版14の上端縁近傍に掩蓋部220を溶着する。
以上のようにして、バッグ210は製造される。
なお、第1角襠面70a及び第2角襠面70bは、第5角折り目80及び第6角折り目82を折り曲げて、垂直方向にのびるようにしてもよく(図9及び図17図示)、また、第4角折り目98及び第7角折り目104を折り曲げて、水平方向にのびるようにしてもよい(図19図示)。
また、第1角襠面90a及び第2角襠面90bは、第5角折り目100及び第6角折り目102を折り曲げて、垂直方向にのびるようにしてもよく、また、第4角折り目98及び第7角折り目104を折り曲げて、水平方向にのびるようにしてもよい。
この発明にかかる一実施の形態であるバッグを示す斜視図解図である。 図1図示バッグの掩蓋部を開いた状態を示す斜視図解図である。 図1図示バッグの横断面図解図である。 図1図示バッグの要部の縦断面図解図である。 図1に示すバッグに用いられる襠部材を示す展開図である。 図1に示すバッグの襠部を作る工程を示す横断面図解図である。 図1に示すバッグの襠部を作る工程を示す横断面図解図である。 図1に示すバッグの襠部を作る工程を示す斜視図解図である。 図1に示すバッグの襠部を作る工程を示す斜視図解図である。 図1に示すバッグの表胴版を分離した状態における一部を省略した斜視図解 図である。 図1図示バッグの変形例たるバッグを示す斜視図解図である。 図11図示バッグの掩蓋部を開いた状態を示す斜視図解図である。 図11図示バッグの横断面図解図である。 図11図示バッグの要部の縦断面図解図である。 図11に示すバッグに用いられる表胴版及び裏胴版を示す斜視図解図であ る。 図11に示すバッグの襠部を作る工程を示す横断面図解図である。 図11に示すバッグの表胴版を分離した状態における一部を省略した斜視図 解図である。 図11図示バッグの掩蓋部の構造を示す図解図であり、(A)は分解した状態の斜視図解図であり、(B)は作る工程を示す断面図解図である。 図11図示バッグの変形例たるバッグを示す斜視図解図である。 ハンドルの変形例を示す斜視図解図である。
符号の説明
10, 210 バッグ
12 表胴版
14 裏胴版
16 襠部
18 開口部
20 掩蓋部
22 補強材
24 補強部
30,40 第1側縁
32,42 第2側縁
30a,32a,34a,40a,42a,44a 溶着代
30b,32b,34b,40b,42b,44b 折り曲げ部
34,44 底縁
36,46 第1角部
38,48 第2角部
50 襠部材
52 表側長手端縁
54 裏側長手端縁
56 山折り折り目
58 表側谷折り折り目
60 裏側谷折り折り目
62 第1側襠部
64 底襠部
66 第2側襠部
70 第1角襠部
70a 第1角襠面
70b 第2角襠面
70c 第3角襠面
70d 第4角襠面
72 第1角折り目
74 第2角折り目
76 第3角折り目
78 第4角折り目
80 第5角折り目
82 第6角折り目
84 第7角折り目
90 第2角襠部
90a 第1角襠面
90b 第2角襠面
90c 第3角襠面
90d 第4角襠面
92 第1角折り目
94 第2角折り目
96 第3角折り目
98 第4角折り目
100 第5角折り目
102 第6角折り目
104 第7角折り目
110 第1側襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代
112 第1側襠部の裏側長手端縁の近傍の溶着代
114 底襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代
116 底襠部の裏側長手端縁の近傍の溶着代
118 第2側襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代
120 第2側襠部の裏側長手端縁の近傍の溶着代
220 掩蓋部
220a 掩蓋素材
222a,222b,222c,222d,222e,222f 挟着補強部
226 把手部
226A ベース
226B ハンドル部
230 底襠補強体

Claims (3)

  1. 正面方形の硬いプラスチック板体で形成された表胴版と
    面方形の硬いプラスチック板体で形成された裏胴版と、
    前記表胴版と裏胴版との間において前記表胴版及び裏胴版の第1側縁及び第2側縁と底縁とに、両長手端縁によって連設された襠部とを備え、
    前記表胴版及び裏胴版は、
    襠部材を溶着するための溶着代を備え、前記溶着代は、第1側縁、第2側縁及び底縁の内側面で、第1側縁の近傍の溶着代、第2側縁の近傍の溶着代、底縁の近傍の溶着代を含み、且つ、底縁の外側に折り曲げ部を介して連設された挟着補強部を備え、
    前記襠部は、
    表胴版及び裏胴版と溶着できる軟質プラスチックシートからなる襠部材で形成され、
    前記表胴版の第1側縁及び裏胴版の第1側縁に対応する略方形状の第1側襠部と、前記表胴版の第2側縁及び裏胴版の第2側縁に対応する略方形状の第2側襠部と、前記表胴版の底縁及び裏胴版の底縁に対応する略方形状の底襠部とを有し、
    第1側襠部と底襠部との境界の近傍及び第2側襠部と底襠部との境界の近傍は、折り曲げられて、表胴版の第1側縁と、表胴版の底縁との境界の表胴版の第1角部及び裏胴版の第1側縁と、裏胴版の底縁との境界の裏胴版の第1角部に対応した、第1角襠部、並びに表胴版の第2側縁と、表胴版の底縁との境界の表胴版の第2角部及び裏胴版の第2側縁と、裏胴版の底縁との境界の裏胴版の第2角部に対応した、第2角襠部を形成され、
    前記襠部は、表胴版の第1側縁及び第2側縁の長さと底縁の長さとに対応する長さを有する表側長手端縁を備えるとともに、裏胴版の第1側縁と第2側縁の長さと底縁の長さに対応する長さを有する裏側長手端縁を備え
    前記第1角襠部は、
    表側長手端縁及び裏側長手端縁と直交し、表胴版の第1角部と裏胴版の第1角部とを結ぶ線に対応する第1角折り目と、第1側襠部の山折り折り目から第1角折り目まで一直線状に続く第2角折り目と、底襠部の山折り折り目から第1角折り目まで一直線状に続く第3角折り目と、第1角折り目と裏側長手端縁との交点から第1側襠部の山折り折り目と第2角折り目との交点まで続く第4角折り目と、第1角折り目と裏側長手端縁との交点から底襠部の山折り折り目と第3角折り目との交点まで続く第5角折り目と、第1角折り目と表側長手端縁との交点から底襠部の山折り折り目と第3角折り目との交点まで続く第6角折り目と、第1角折り目と表側長手端縁との交点から第1側襠部の山折り折り目と第2角折り目との交点まで続く第7角折り目とを備え、
    第1角折り目において、バッグの外側に向けて谷折りされ表胴版の第1角部及び裏胴版の第1角部とを結ぶ線に対応した角部を形成され、
    第2角折り目を、バッグの内側に向けて山折りされる山折り折り目に連続して内側に折り曲げ、第1角折り目と第2角折り目と第4角折り目とに囲まれた第1角襠面と、第1角折り目と第2角折り目と第7角折り目とに囲まれた第2角襠面とを、密着され、
    底襠部と第3角折り目と第5角折り目及び第6角折り目との交点において底襠部と第3角折り目とを90°折り曲げ、且つ第5角折り目と第6角折り目とは内側に折り曲げ、第3角折り目は、第2角折り目に密に接して折り曲げられ、
    第3角折り目と第5角折り目と第1角折り目とに囲まれた第3角襠面と第5角折り目を挟んだ底襠部の第5角折り目近傍の面とを密着させるとともに、第3角折り目と第6角折り目と第1角折り目とに囲まれた第4角襠面と第6角折り目を挟んだ底襠部の第6角折り目の近傍の面とを密着され、
    前記第2角襠部は、
    表側長手端縁及び裏側長手端縁と直交し、表胴版の第2角部と裏胴版の第2角部とを結ぶ線に対応する第1角折り目と、第1側襠部の山折り折り目から第1角折り目まで一直線状に続く第2角折り目と、底襠部の山折り折り目から第1角折り目まで一直線状に続く第3角折り目と、第1角折り目と裏側長手端縁との交点から第2側襠部の山折り折り目と第2角折り目との交点まで続く第4角折り目と、第1角折り目と裏側長手端縁との交点から底襠部の山折り折り目と第3角折り目との交点まで続く第5角折り目と、第1角折り目と表側長手端縁との交点から底襠部の山折り折り目と第3角折り目との交点まで続く第6角折り目と、第1角折り目と表側長手端縁との交点から第1側襠部の山折り折り目と第2角折り目との交点まで続く第7角折り目とを備え、
    第1角折り目において、バッグの外側に向けて谷折りされ表胴版の第2角部及び裏胴版の第2角部とを結ぶ線に対応した角部を形成され、
    第2角折り目を、バッグの内側に向けて山折りされる山折り折り目に連続して内側に折り曲げ、第1角折り目と第2角折り目と第4角折り目との囲まれた第1角襠面と、第1角折り目と第2角折り目と第4角折り目とに囲まれた面とを、密着され、
    底襠部と第3角折り目と第5角折り目及び第6角折り目との交点において底襠部と第3角折り目とを90°折り曲げ、且つ第5角折り目と第6角折り目とは内側に折り曲げ、第3角折り目は、第2角折り目に密に接して折り曲げられ、
    第3角折り目と第5角折り目と第1角折り目とに囲まれた第3角襠面と第5角折り目を挟んだ底襠部の第5角折り目近傍の面とを密着させるとともに、第3角折り目と第6角折り目と第1角折り目とに囲まれた第4角襠面と第6角折り目を挟んだ底襠部の第6角折り目の近傍の面とを密着され、
    前記襠部材は、
    第1側襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代及び裏側長手端縁の近傍の溶着代と、底襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代及び裏側長手端縁の近傍の溶着代と、第2側襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代及び裏側長手端縁の近傍の溶着代とを備え、
    表側長手端縁と裏側長手端縁との間において、長手方向に連続して形成された山折り折り目と、前記山折り折り目の幅方向における両側に前記山折り折り目に沿って長手方向に連続して形成された表側谷折り折り目と裏側谷折り折り目とを形成され、前記山折り折り目と表側谷折り折り目との間と前記山折り折り目と裏側谷折り折り目との間を接着されて補強部が形成され、
    長手方向に連続する、表側長手端縁の第1側襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代、底襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代及び第2側襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代において、表胴版の外周縁、すなわち第1側縁、第2側縁及び底縁の内側面で第1側縁の近傍の溶着代、第2側縁の近傍の溶着代、底縁の近傍の溶着代に溶着されて表胴版と連結され、且つ、長手方向に連続する、第1側襠部の裏側長手端縁の近傍の溶着代、底襠部の裏側長手端縁の近傍の溶着代及び第2側襠部の裏側長手端縁の近傍の溶着代において、裏胴版の外周縁、すなわち第1側縁、第2側縁及び底縁の近傍の内側面で第1側縁の近傍の溶着代、第2側縁の近傍の溶着代、底縁の近傍の溶着代に溶着されて、裏胴版と連結され、山折り折り目側がバッグの内側に向けて突き出るように、前記表側谷折り折り目とは反対側の表側端縁と表胴版とを連設され且つ前記裏側谷折り折り目とは反対側の裏側端縁と裏胴版とを連設されるとともに、底縁の内側面に接し合わされた底襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代の内側面に、折り曲げ部において折り曲げられた挟着補強部が接し合わされて溶着され、且つ、底縁の内側面に接し合わされた底襠部の裏側長手端縁の近傍の溶着代の内側面に、折り曲げ部において折り曲げられた挟着補強部が接し合わされて溶着された、
    バッグ。
  2. 前記表胴版及び裏胴版は、硬いポリプロピレン板体であり、
    前記襠部は、前記表胴版及び裏胴版の第1側縁及び第2側縁の長さと底縁の長さとに対応する長さを有する平面視長方形状の軟質オレフィンシートからなる襠部材で構成され、
    襠部材は、第1角襠部及び第2角襠で折り曲げられた状態において、
    底襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代及び裏側長手端縁の近傍の溶着代で、表胴版の底縁の溶着代及び裏胴版の底縁の内側の溶着代と接し合わされ、且つ、表側長手端縁の近傍の溶着代及び裏側長手端縁の近傍の溶着代の内側面にそれぞれその溶着代の形状に対応した表胴版の挟着補強部及び裏胴版の挟着補強部を折り曲げ部及び折り曲げ部において折り曲げて接し合わされ、一緒に同時に溶着された、
    請求項1に記載のバッグ。
  3. 表胴版及び裏胴版は、第1側縁の外側に折り曲げ部を介して連設された挟着補強部と、第2側縁の外側に折り曲げ部を介して連設された挟着補強部とを備え、
    襠部材は、第1側縁の内側面に接し合わされた第1側襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代の内側面に、折り曲げ部において折り曲げられた挟着補強部が接し合わされて溶着され、第2側縁の内側面に接し合わされた第2側襠部の表側長手端縁の近傍の溶着代の内側面に、折り曲げ部において折り曲げられた挟着補強部が接し合わされて溶着され、
    且つ、第1側縁の内側面に接し合わされた第1側襠部の裏側長手端縁の近傍の溶着代の内側面に、折り曲げ部において折り曲げられた挟着補強部が接し合わされて溶着され、第2側縁の内側面に接し合わされた第2側襠部の裏側長手端縁の近傍の溶着代の内側面に、折り曲げ部において折り曲げられた挟着補強部が接し合わされて溶着された、
    請求項1又は2に記載のバッグ。
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