JP4925783B2 - 情報処理端末装置 - Google Patents

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本発明は、利用者が所持する可搬性の記録媒体からなる利用者カードに保存されている利用者情報を用いて、自機の利用者認証を行うための利用者認証手段と、前記利用者認証手段によって認証された認証済利用者が自機を利用している期間に限り、前記認証済利用者の個人設定を、自機のデフォルト設定に置き換える機能とを有する情報処理端末装置に関する。
情報処理端末の不正利用を防止する目的で、利用者認証システムを導入する企業・団体が増えてきた。例えば、社員が所有する社員証に不揮発性メモリを取り付けて社員情報を保存し、社内のOA機器は、社員証に保存された社員情報を読み取る事で認証処理するシステム(図7参照)が実用化されている。このシステムでは社員証を携帯する社員しか認証処理を実施できないので、部外者による不正利用を防止できる。
さらに、利用者認証システムを導入すると、情報処理端末が利用者の身元を把握するので、個人の嗜好や利用条件に合わせた動作環境をシームレスに提供することができる。例えば特許文献1に開示されたものでは、利用者1人1人の個人設定(アドレス帳設定、ネットワーク設定、タイマー設定など)を複写機内部に保存しておき、利用者が複写機の認証処理を実施すると(すなわち、利用者の身元が判明すると)、該当する個人設定を呼び出してデフォルト設定に置き換える仕組みを提案している。
また、特許文献2に開示されたものでは、利用者1人1人の個人設定(画面レイアウト設定、画像形成に関する各種設定など)をホストコンピューターに保存しておき、利用者が複写機の認証処理を実施すると、複写機がホストコンピューターから該当する個人設定を読み出してデフォルト設定に置き換える仕組みを提案している。
また、特許文献3に開示されたものでは、利用者が携帯するUSBメモリの中に個人設定を保存し、利用者が複写機を利用する時にUSBメモリを接続すれば、複写機がUSBメモリ内の個人設定を読み出してデフォルト設定に置き換える仕組みを提案している。
これらの技術はいずれも、複数の人達が利用する情報処理端末において、自分専用の動作環境をシームレスに呼び出すことができるため、日々多機能化、複雑化する傾向にある情報処理端末の利便性を飛躍的に向上させる効果がある。しかし当然の事ではあるが、これらの技術を利用するためには、自分専用の個人設定を作らなければならず、もし個人設定を作る作業が複雑で煩わしい物であるとすれば、せっかくの利便性も薄れてしまう。また、個人設定にはプライバシーな情報が含まれている場合もあるため、見知らぬ第3者によって個人設定が覗き見されたり、不正に改竄されるリスクがあるとすれば、利用者も安心出来ない。
特開2006-42264号公報(画像処理装置及びユーザー環境設定方法及びコンピューターが読み取り可能なプログラムを格納した記録媒体及びプログラム) 特開2000-321938号公報(画像形成システム) 特開2005-150875号公報(画像処理装置)
そこで、先に挙げた3つの従来技術について、個人設定の作成作業と情報セキュリティーについて言及する。
まず、特許文献1では、個人設定の作成作業を機器本体で行っている。具体的には画像処理装置に付属するLCD(液晶表示装置)とボタンを使って個人設定の作成作業を進めていく。画像処理装置は画像の閲覧や編集といった基本機能を実現するために、比較的大きな画面と、十分な数のボタンを備えている事が多く、個人設定の作成作業は快適に進められるかもしれない。しかし情報処理端末全般にまで視野を広げると、僅かな表示文字数のLCDと数個のボタンしか持たない端末もあるので、その様な端末では、文字入力に時間がかかったり、入力ミスによって所望の個人設定が作れないといった事態が予想される。また同発明は1人1人の個人設定を画像処理装置内部のメモリに記録するため、見知らぬ第3者によって個人設定が覗き見されたり、不正に改竄されるリスクを捨てきれない。
次に、特許文献2では、1人1人の個人設定をホストコンピューターに保存しているので、個人設定の作成作業は同コンピューターで済ませることができる。一般的なホストコンピューターは、14〜20インチ程度の表示画面と英数字キーを備えており、個人設定の作成作業は快適に進められるはずである。しかしホストコンピューターは、複数の人達が利用するため、見知らぬ第3者によって個人設定が覗き見されたり、不正に改竄されるリスクを捨てきれない。また同発明は、複写機以外にホストコンピュータを常設する必要があり、その分だけ初期導入コストや運用コストが高くついてしまう。
次に、特許文献3では、利用者が所有するUSBメモリに、自分の個人設定を保存しているため、USBメモリの管理が正しく行われていれば、見知らぬ第3者に個人設定を覗き見されたり、不正に改竄される心配は無い。また発明文中に記載は無いが、USBメモリに保存された個人設定は利用者と共に移動するので、個人設定の作成作業を、利用者個人のパソコンで済ませる事も出来るはずである。普段から使い慣れたパソコンで個人設定を作成出来るとすれば非常に便利なことである。しかしながら同発明の情報処理装置は利用者認証を行わないため、仮にUSBメモリを差したまま利用者が入れ替わったとしても、それに気づく事は無い。すなわちUSBメモリの抜き忘れなどによって、プライバシーな情報が他の利用者に見られてしまうリスクを捨てきれない。
これらの課題を解決するために1つ提案するならば、電子文書のフォームデータを用いて個人設定の作成及び管理を行う方法が考えられる。電子文書といえばPortable Document Format(以降, PDF)の電子ファイルが最も一般的だが、レイアウトを崩さずに文字や画像情報を記録するといった基本機能に加え、文書中に様々な入力フォームを取り付け、閲覧者が入力した内容をフォームデータとして抽出する機能も持っている。
例えば、図8の様なアンケート用紙があって、図9の様に閲覧者が回答した場合、回答部分だけをフォームデータ(図10参照)として抽出できるのである。すなわち、この機能を利用者認証システムへ応用するならば、個人設定の入力フォームが取り付けられている電子文書を利用者に配布して入力フォームを埋めてもらい、入力作業が済んだら、その電子文書を利用者カードに保存してもらい、情報処理端末が利用者認証する際に、先ほどの電子文書からフォームデータを抽出する様にすれば、情報処理端末は利用者本人の個人設定を確実に取得することができるのである。
電子文書は殆どのパソコンで閲覧や編集が可能なので、個人設定を入力する作業は、利用者が普段から使い慣れたパソコンを使えば良い。また、個人設定が入力された電子文書は利用者カードの中に保存されるため、利用者カードの管理さえ正しく行われていれば、見知らぬ第3者に個人設定を覗き見されたり、不正に改竄される心配は無い。そして利用者認証システムでは、利用者が情報処理端末を使い始めるタイミングと、使い終わるタイミングを端末側がきちんと把握しているので、確実に利用期間中だけ、利用者本人の個人設定を使うことができる。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、適切にユーザ管理をすることができる情報処理端末装置を提供すること目的とする。
本発明は、利用者が所持する可搬性の記録媒体からなる利用者カードに保存されている利用者情報を用いて、自機の利用者認証を行うための利用者認証手段と、前記利用者認証手段によって認証された認証済利用者が自機を利用している期間に限り、前記認証済利用者の個人設定を、自機のデフォルト設定に置き換える機能とを有する情報処理端末装置であって、前記利用者カードの中に保存されている所定の電子文書を検索するための電子文書検索手段と、電子文書検索手段によって見つけられた電子文書からフォームデータを抽出するためのフォームデータ抽出手段をさらに備え、自機の利用者認証を行う際に、前記利用者カードの中から所定の電子文書を検索してフォームデータを抽出し、抽出したフォームデータの中に自機の設定情報が含まれていたならば、それを認証済利用者の個人設定とみなすようにしたものである。
また、前記利用者カードに保存されている所定の電子文書のフォームデータを更新するためのフォームデータ更新手段をさらに有し、前記利用者カードの中に保存されている所定の電子文書のフォームデータを認証済利用者の個人設定とみなして、自機のデフォルト設定へ置き換えた後で、自機のデフォルト設定が変更されたならば、認証済利用者の個人設定とみなしたフォームデータにも同様の変更を加えるようにしたものである。
また、前記利用者カードは、個人設定がフォームデータとして含まれた電子文書からなる個人設定文書がさらに保存され、利用者認証を行う際に前記フォームデータの読み書きが可能なものである。
また、前記電子文書は、個人設定を利用者が入力する欄を有し、利用者が入力した設定情報がフォームデータとして保存されるものである。
したがって、本発明によれば、利用者カードに保存されている利用者情報を用いて、自機の利用者認証を行うための利用者認証手段と、認証済利用者が自機を利用している期間に限り、前記認証済利用者の個人設定を、自機のデフォルト設定に置き換える機能とを有する情報処理端末において、前記利用者カードの中に保存されている所定の電子文書を検索するための電子文書検索手段と、電子文書検索手段によって見つけられた電子文書からフォームデータを抽出するためのフォームデータ抽出手段とをさらに有し、前記情報処理端末は、自機の利用者認証を行う際に、利用者カードの中から所定の電子文書を検索してフォームデータを抽出し、抽出したフォームデータの中に自機の設定情報が含まれていたならば、それを認証済利用者の個人設定とみなすようにしているので、利用者は個人設定の作成と管理を容易に行う事が出来、さらに情報処理端末の操作性が向上するという効果を得る。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず始めに本発明の利用者認証システムの構成例(情報処理端末、利用者、利用者カード、利用者情報、電子文書)を図示し、各構成要素について説明する。次に情報処理装置の必須動作(チェックイン動作, チェックアウト動作, インポート動作, Costmize動作, シンクロナイズ動作)について説明する。そして最後に、本発明の利用者認証システムをファクシミリ端末へ適用した事例について説明する。
図1は、本発明の利用者認証システムの最小構成例である。本実施例では説明を簡略化する目的で、利用者を1人、そして情報処理端末を1台とするが、実際には各々複数あって構わない。
まず、既存の利用者認証システムと共通する部分を説明すると、情報処理端末には認証装置が付いており、利用者が情報処理端末を使うためには利用者カードによる利用者認証が必要になる。具体的には、利用者カードの中に利用者情報が記録されていて、この利用者情報を情報処理端末が読み取ることで認証判定が行われる。
次に本発明の利用者認証システムに特化した部分を説明すると、本システムでは構成要素の1つとして、個人設定を入力するためのフォームが含まれている電子文書(以降、個人設定文書)が登場する。
例えば、後述するファクシミリ端末の事例においては図2に示す様な個人設定文書が出てくる。利用者は、どの様な手段で個人設定文書を入手しても構わないが、情報処理端末を販売する企業のウェブサイトからダウンロード出来れば非常に便利である。
そして、図1に戻り、利用者カードには利用者情報に加えて個人設定文書を保存する機能が追加される。とりわけファイルシステムには、パソコンのOS(オペレーティングシステム)が認識出来る物を採用する事が好ましい。
利用者はパソコンを用いて個人設定文書を編集する事が十分に予想され、もしパソコンのOSで認識出来るファイルシステムであったとすれば、利用者カードのリーダーライタをパソコンに取り付けるだけで、パソコンから個人設定文書を利用者カードに移す事ができ非常に便利である。そして情報処理端末に備え付けられた認証装置には、利用者情報の読み取りと認証判定を行う機能に加え、個人設定文書を読み書きする機能が追加される。
以上が、本発明の利用者認証システムの構成要素に関する説明になる。
続いて、情報処理端末の必須動作(チェックイン動作,インポート動作,シンクロナイズ動作動作,チェックアウト動作)について説明する。
まず、チェックイン動作とは、利用者カードから利用者情報を読み取って認証判定を行う動作のことである。
接触または非接触の手段によって、利用者が利用者カードと認証装置とを通信可能な状態にすると、認証装置は利用者カードから利用者情報を読み取って、正規ユーザーの証となる所定のコードを探す。
そして、所定のコードが見つかったならば認証判定結果は合格、見つからなければ不合格とし、その旨を利用者に通知する。ここで利用者への通知方法としては、音声効果もしくは視覚効果による物があり、例えば前者ならばブザー音や音声案内などが考えられる。また後者ならばランプの点灯色や挙動、表示画面への画像表示などが考えられる。
そして、認証判定結果を利用者へ通知した後、認証判定結果が合格であった時は自機の操作を許可し、不合格であった時は許可せずにチェックイン動作を終了する。
次に、インポート動作とは、利用者カードの中に保存されている電子文書からフォームデータとして個人設定を抽出し、自機のデフォルト設定に置き換える動作の事である。
始めに情報処理端末は認証装置を介して、利用者カードの中に保存されている電子文書を検索し、所定の条件を満たす1つの電子文書を選ぶ。ここで所定の条件とは、例えば特定のファイル名である事や、利用者が操作パネルから直接指定した物である事などが考えられる。
そして1つの電子文書を選んだら、選んだ電子文書の中に含まれているフォームデータを抽出する。そして情報処理端末はフォームデータによって指定された通りに、現在のデフォルト設定をフォームデータの設定に置き換えて、インポート動作を終了する。
次に、シンクロナイズ動作とは、インポート動作が終了した後(つまり、認証済利用者の個人設定を自機のデフォルト設定に置き換えた後)で、情報処理端末のデフォルト設定が変更された場合に、認証済利用者の個人設定にも同様の変更を加える動作の事である。
インポート動作が終了した後に、例えば利用者の端末操作などによってデフォルト設定が変更されたとすれば、それは認証済利用者の個人設定が変更されたと解釈しなければならない。デフォルト設定を変更する方法については、情報処理端末の仕様次第なので特に限定はしないが、少なくとも変更箇所と変更内容は情報処理端末が把握しているので、インポート動作時に抽出したフォームデータに対しても、認証装置を介して同様の変更を行い、利用者カードの中にある電子文書を更新する。そして電子文書の更新が完了したらシンクロナイズ動作を終了する。
次に、チェックアウト動作とは、チェックイン動作によって合格となった認証判定結果を解除し、自機のデフォルト設定をインポート動作実施以前の状態に戻す動作のことである。
情報処理端末は、利用者から「自機の利用を終えたい」といった意思表示を受け取ると、チェックイン動作によって、これまで利用者に許可していた自機の操作を全て禁止する。ここで利用者からの意思表示としては、例えば利用者の端末操作によるものや、利用者カードが認証装置と通信出来ない状態にまで引き離される事などが考えられる。続いて、自機のデフォルト設定をインポート動作実施以前の状態に戻してチェックアウト動作を終了する。
以上が、情報処理端末の必須動作に関する説明になる。
続いて、ファクシミリ端末に本発明の利用者認証システムを採用した場合の事例について説明する。ファクシミリ端末とはスキャナーを用いて読み取った画像情報を電話回線などを用いて相手先ファクシミリへ送信する機能と、相手先ファクシミリから受信した画像情報を紙にプロッタ出力する機能とを有する端末の事で、遠方の人と紙文書の送受信する際に広く用いられている。
図3は本事例のシステム構成である。このシステムは、ウェッブサイト、カードリーダライタ備えた利用者のパソコン、認証装置を備えたファクシミリ装置からなる。
ファクシミリ装置の装置構成を図4に示す。
同図において、システム制御部1は、このファクシミリ装置の各部の制御処理、および、所定のグループ3ファクシミリ伝送制御手順処理を行うものであり、システムメモリ2は、システム制御部1が実行する制御処理プログラム、および、処理プログラムを実行するときに必要な各種データなどを記憶するとともに、システム制御部1のワークエリアを構成するものであり、パラメータメモリ3は、このグループ3ファクシミリ装置に固有な各種の情報を記憶するためのものであり、時計回路4は、現在時刻情報を出力するためのものである。
スキャナ5は、所定の解像度で原稿画像を読み取るためのものであり、プロッタ6は、所定の解像度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部7は、このグループ3ファクシミリ装置を操作するためのもので、各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
符号化復号化部8は、画信号を符号化圧縮するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置9は、符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのものである。
グループ3ファクシミリモデム10は、グループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのものであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をやりとりするための高速モデム機能(V.17モデム、V.34モデム、V.29モデム、V.27terモデムなど)を備えている。
網制御装置11は、このグループ3ファクシミリ装置をアナログ公衆網PSTNに接続するためのものであり、自動発着信機能を備えている。また、認証装置12は、利用者カードのデータを読み取るためのものである。
これらの、システム制御部1、システムメモリ2、パラメータメモリ3、時計回路4、スキャナ5、プロッタ6、操作表示部7、符号化復号化部8、画像蓄積装置9、グループ3ファクシミリモデム10、網制御装置11、および、認証装置12は、内部バス13に接続されており、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主としてこの内部バス13を介して行われている。
また、網制御装置11とグループ3ファクシミリモデム10との間のデータのやりとりは、直接行なわれている。
ウェッブサイトには図2に示す様なファクシミリ端末の取扱説明書が公開され、任意のパソコンからダウンロードする事が可能である。取扱説明書の中には個人設定を入力するためのフォームが設けられ、閲覧者は詳細な説明を読みながら個人設定を入力していく事が可能である。
そして、「甲」はファクシミリ端末の正規利用者であり、利用者カードを所持している。そして、「甲」のパソコンはインターネットに接続可能で、さらに利用者カードと通信するためのカードリーダ/ライタが付属している。そして利用者カードには、利用者情報と個人設定文書を保存するための不揮発性メモリが実装され、とりわけ個人設定文書を保存するメモリ領域は、OSが認識可能なファイルシステムを採用している。そのためカードリーダ/ライタと利用者カードとが通信可能な状態になると、パソコンのOSからファイル操作が可能になる。そしてファクシミリには認証装置が取り付けられ、先述した基本動作が実施できる。
まず「甲」は、自分のパソコンを使ってウェブサイトからファクシミリ端末の取扱説明書をダウンロードし、対応するアプリケーションソフトを用いて取扱説明書を開く。対応するアプリケーションソフトの種類は取扱説明書のファイル形式に依るが、殆どの場合、先ほどのウェブサイトからハイパーリンクを伝って行くことで入手出来る。
次に、「甲」は取扱説明書の内容を読みながら個人設定を図5に示す様に埋めて取扱説明書を上書き保存する。この作業によって取扱説明書から図6に示す様な個人設定が抽出可能になる。
次に、「甲」は自分の利用者カードをパソコンのカードリーダライタと通信可能な状態にし、パソコンのOSに付属するユーティリティソフトを使って取扱説明書を利用者カードに保存する。この作業以降、利用者カードと個人設定文書とは連れ立って動くことになる。
続いて、「甲」がファクシミリを使う場面を想定する。まず「甲」は自分の利用者カードをファクシミリ端末の認証装置と通信可能な状態にする。
すると、ファクシミリ端末はチェックイン動作によって認証判定を行い、合格の判定結果を出す。その後、ファクシミリ端末はインポート動作によって「甲」の利用者カードに保存されている取扱説明書からフォームデータを抽出し、個人設定を自機のデフォルト設定に置き換える。
具体的には、液晶画面に表示する項目と、液晶画面下部に配置されたボタンを押した際に発信する電話番号と、キータッチ音と、呼出音の種類と、呼出音量の個人設定について自機のデフォルト設定に置き換える。
その後、「甲」はキータッチ音が周囲の人達に迷惑である事に気づき、ファクシミリの端末操作によって、キータッチ音のデフォルト設定をONからOFFへ変更する。するとファクシミリ端末はシンクロナイズ動作によって、利用者カードの中に保存されている取扱説明書のフォームデータにも同様の変更を加え、取扱説明書を上書き保存する。具体的にはフォームデータの中でキータッチ音の設定が記されている箇所についてONからOFFに変更する。
その後、「甲」はファクシミリ端末を使った用事を全て済ませ、ファクシミリ端末の認証装置から利用者カードを引き離すと(すなわち、認証装置から通信不可能な状態にすると)、ファクシミリ端末はチェックアウト動作によって「甲」の認証判定結果を解除し、自機のデフォルト設定をインポート動作実施以前の状態に戻す。
以降、ファクシミリ端末は次の利用者が現れるまで待機する。
このようにして、本実施例では、利用者カードに保存されている利用者情報を用いて、自機の利用者認証を行うための利用者認証手段と、認証済利用者が自機を利用している期間に限り、前記認証済利用者の個人設定を、自機のデフォルト設定に置き換える機能とを有する情報処理端末において、前記利用者カードの中に保存されている所定の電子文書を検索するための電子文書検索手段と、電子文書検索手段によって見つけられた電子文書からフォームデータを抽出するためのフォームデータ抽出手段とをさらに有し、前記情報処理端末は、自機の利用者認証を行う際に、利用者カードの中から所定の電子文書を検索してフォームデータを抽出し、抽出したフォームデータの中に自機の設定情報が含まれていたならば、それを認証済利用者の個人設定とみなすようにしているので、利用者は個人設定の作成と管理を容易に行う事が出来、さらに情報処理端末の操作性が向上する。
また、利用者カードの中に保存されている所定の電子文書のフォームデータを更新するためのフォームデータ更新手段をさらに有し、前記利用者カードの中に保存されている所定の電子文書のフォームデータを認証済利用者の個人設定とみなして、自機のデフォルト設定へ置き換えた後で、自機のデフォルト設定が変更されたならば、認証済利用者の個人設定とみなしたフォームデータにも同様の変更を加えるようにしているので、利用者の意思を忠実に反映した個人設定文書を作成することができる。
また、情報処理端末の利用者認証に必要な情報が収められた可搬性の記録媒体において、個人設定文書がさらに保存され、利用者認証を行う情報処理端末によって、前記個人設定文書のフォームデータの読み書きが可能であるので、利用者は個人設定の作成と管理を容易に行う事が出来、さらに情報処理端末の操作性が向上する。
また、可搬性の記録媒体である利用者カードは、パソコンのオペレーティングシステムによって、個人設定文書のファイル操作が可能なファイルシステムを用いているので、利用者は普段から使い慣れた操作によって個人設定文書のファイル操作を実施することができる。
また、情報処理端末に関する記述がなされた電子文書において、前期情報処理端末の個人設定を利用者が入力する欄を有し、利用者が入力した設定情報は電子文書のフォームデータとして保存されるので、利用者は個人設定の作成を容易に行うことができる。
また、電子文書として情報処理端末の取扱説明書を適用することで、利用者は情報処理端末の詳細な説明を読みながら個人設定を作成することができる。
また、情報処理端末の利用者が、自らの個人設定を電子文書に入力して、利用者カードに保存する行為と、利用者カードに保存されている利用者情報を用いて自機の利用者認証を行い、認証済利用者が自機を利用している期間中は、利用者カードに保存されている電子文書から個人設定を抽出して自機のデフォルト設定に置き換える動作を実施する情報処理端末によって、利用者認証システムが提供されれば、不正利用の防止に加え、利用者は個人設定の作成と管理を容易に行う事が出来、さらに情報処理端末の操作性が向上する。
本発明の利用者認証システムの構成例を示した概略図。 入力フォーム付き電子文書の一例を示した概略図。 本発明の利用者認証システムの構成例を示した概略図。 ファクシミリ装置の構成例を示したブロック図。 入力フォーム付き電子文書の一例を示した概略図。 フォームデータの一例を示した概略図。 従来の利用者認証システムの一例を示した概略図。 入力フォーム付き電子文書の一例を示した概略図。 入力フォーム付き電子文書の他の例を示した概略図。 フォームデータの一例を示した概略図。
符号の説明
1 システム制御部
2 システムメモリ
3 パラメータメモリ
12 認証装置

Claims (4)

  1. 利用者が所持する可搬性の記録媒体からなる利用者カードに保存されている利用者情報を用いて、自機の利用者認証を行うための利用者認証手段と、前記利用者認証手段によって認証された認証済利用者が自機を利用している期間に限り、前記認証済利用者の個人設定を、自機のデフォルト設定に置き換える機能とを有する情報処理端末装置であって、
    前記利用者カードの中に保存されている所定の電子文書を検索するための電子文書検索手段と、
    電子文書検索手段によって見つけられた電子文書からフォームデータを抽出するためのフォームデータ抽出手段をさらに備え、
    自機の利用者認証を行う際に、前記利用者カードの中から所定の電子文書を検索してフォームデータを抽出し、抽出したフォームデータの中に自機の設定情報が含まれていたならば、それを認証済利用者の個人設定とみなすことを特徴とする情報処理端末装置。
  2. 前記利用者カードに保存されている所定の電子文書のフォームデータを更新するためのフォームデータ更新手段をさらに有し、
    前記利用者カードの中に保存されている所定の電子文書のフォームデータを認証済利用者の個人設定とみなして、自機のデフォルト設定へ置き換えた後で、自機のデフォルト設定が変更されたならば、認証済利用者の個人設定とみなしたフォームデータにも同様の変更を加える事を特徴とする請求項1記載の情報処理端末装置。
  3. 前記利用者カードは、個人設定がフォームデータとして含まれた電子文書からなる個人設定文書がさらに保存され、利用者認証を行う際に前記フォームデータの読み書きが可能である事を特徴とする請求項1または請求項2記載の情報処理端末装置。
  4. 前記電子文書は、個人設定を利用者が入力する欄を有し、利用者が入力した設定情報がフォームデータとして保存されるものである事を特徴とする請求項1または請求項2または請求項3記載の情報処理端末装置。
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