JP2005284469A - データ処理装置およびフォーム処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム - Google Patents

データ処理装置およびフォーム処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 簡単にフォーム原稿に最適な印刷設定で印刷可能な複合的なフォームファイルを効率よく生成することである。
【解決手段】 入力されるフォーム原稿画像情報から所定のフォームファイルを生成してプリンタ19で印刷させるデータ処理装置において、CPU10がフォーム原稿画像情報を解析してフォームを構成するオブジェクトを抽出し、該抽出されるオブジェクトに基づいて所定のデータを入力するためのフィールドを含むフォームファイルを生成しておき、同様に、抽出される各オブジェクトとの属性を判別して、プリンタ19に設定すべき印刷モードを設定するためのプリント環境保存ファイルを生成したら、フォームファイルとプリント環境保存ファイルとに基づいて、複合フォームファイルを生成する構成を特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、所定のフォーム原稿から読み取ってフォームファイルを生成処理して入力されるデータを印刷装置で印刷させるデータ処理装置およびフォーム処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムに関するものである。
図13は、この種のデータ処理装置における帳票処理例を示す図である。
従来、データ処理装置で作成した帳票データをプリンタ等より出力する際に、例えば図13のように、帳票のレイアウトを示すフォームファイルFF(帳票テンプレート)の所定の個所(フィールド)に対し、専用のライブラリLBを用いることで、データファイルのフィールドデータFDを流し込んで出力フォームOFを得られるようにしていた。
なお、図中において、データが流し込まれる個所(フィールド)を示す図形をフィールド図形と呼び、データファイルをフィールドデータFDと呼ぶ。
また、紙ベースの帳票を、図示しないスキャナ装置でスキャンし、用紙サイズ、向き等のレイアウト情報の取得を行い、オブジェクト抽出(文字認識、帳票認識)を行い、フォームファイル(FCP)を自動生成する機構が存在している(例えば特許文献1)。
また、フォームファイルに関する印刷設定については、専用のライブラリを用いたユーザプログラムUIから設定を行うか、特定のプリント環境保存ファイルを用いて印刷設定を行っていた。
特開2002−222195号公報
上記のようなデータ処理装置における帳票データに対する印刷設定において、専用のライブラリを用いたユーザプログラムUI上から設定を行うか、あらかじめ記憶されている特定のプリント環境保存ファイルを用いて印刷設定を行っていたため、その印刷設定は必ずしも、入力されるフォーム原稿に最適な印刷設定が選択されているというわけではなく、最適な印刷設定を行うにはある程度の印刷装置における設定項目に関する印刷知識とプリンタドライバによる設定を変更する等の煩雑な操作や手間を要するものとなり、作成されるフォームファイルに最適な印刷モードで処理されることを期待できない場合も発生していた。
また、選択される特定のプリント環境保存ファイルと作成されるフォームファイルのオブジェクトの種別や構成によっては、印刷品位が保証されずに出力されてしまう等の問題点があった。また、そのフォームを用いた複数レコードの印刷において、各レコードに適した印刷設定を行うことができなかった。
上記問題は、ユーザが作成しようとするフォーム原稿を構成するオブジェクトの内容と既存の印刷設定とがマッチングしないことに依存して発生しており、誰でも簡単にフォーム原稿に最適な印刷設定でフォームファイルを生成できるような設定環境の改善が切望されている。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、簡単にフォーム原稿に最適な印刷設定で印刷可能な複合的なフォームファイルを効率よく生成して、入力されるデータに適応して印刷設定を補正することが可能なフォーム処理環境を整備できるデータ処理装置およびフォーム処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムを提供することである。
本発明は、入力されるフォーム原稿画像情報から所定のフォームファイルを生成して印刷装置で印刷させるデータ処理装置であって、前記フォーム原稿画像情報を解析してフォームを構成するオブジェクトを抽出する抽出処理手段と、前記抽出処理手段により抽出されるオブジェクトに基づいて所定のデータを入力するためのフィールドを含むフォームファイルを生成する第1の生成手段と、前記抽出処理手段により抽出される各オブジェクトとの属性を判別して、前記印刷装置に設定すべき印刷モードを設定するためのプリント環境保存ファイルを生成する第2の生成手段と、前記第1の生成手段により生成されるフォームファイルと前記第2の生成手段により生成されるプリント環境保存ファイルとに基づいて、複合フォームファイルを生成する第3の生成手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、入力されるフォーム原稿画像情報から所定のフォームファイルを生成して印刷装置で印刷させるデータ処理装置におけるフォーム処理方法であって、前記フォーム原稿画像情報を解析してフォームを構成するオブジェクトを抽出する抽出処理ステップと、前記抽出処理ステップにより抽出されるオブジェクトに基づいて所定のデータを入力するためのフィールドを含むフォームファイルを生成する第1の生成ステップと、前記抽出処理ステップにより抽出される各オブジェクトとの属性を判別して、前記印刷装置に設定すべき印刷モードを設定するためのプリント環境保存ファイルを生成する第2の生成ステップと、前記第1の生成ステップにより生成されるフォームファイルと前記第2の生成ステップにより生成されるプリント環境保存ファイルとに基づいて、複合フォームファイルを生成する第3の生成ステップとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、簡単な操作で、生成されるフォームファイルに最適な印刷設定ファイルを生成して複合フォームファイルを効率よく生成することができる。
また、生成された複合フォームファイルに入力されるフィールドデータの属性に適応して設定されている印刷設定を補正できる等の効果を奏する。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態を示すデータ処理装置を適用可能なデータ処理システムの一例を示すブロック図であり、プリンタが内蔵される例である。なお、プリンタは、所定のインタフェースまたはネットワークを介して通信可能であれば、本発明に適用可能である。
図1において、本システムは、CPU10などで構成される中央処理装置と、ROM11/RAM12などで構成される主記憶装置、FDドライブ13やHDドライブ15などで構成される外部記憶装置、マウス18などのポインティングデバイス(座標指示手段)やキーボード16で構成される指示入力装置、CRTディスプレイ17などで構成される表示装置、プリンタやプロッタで構成される印刷装置(プリンタ)19とそれらを結ぶシステムバス20とからなるコンピュータシステムであるものとする。また、このシステムは、ネットワークなどの通信回線を介して他のコンピュータシステムと接続されているものとする。
また、CPU10は図示しない専用インタフェースあるいはネットワークを介して、スキャナ装置と通信して、原稿台上に載置される帳票原稿をスキャンして得られるイメージデータを取得して解析する機能を備えている。
本システムは、ROM11に記憶される基本I/OプログラムやHDドライブ15に記憶されるOSおよび帳票印刷プログラムをCPU10がRAM12上にロードして実行することにより動作する。
なお、基本I/OプログラムはROM11に書き込まれており、OSはHDドライブ15に書き込まれているものとする。そして、本システムの電源がONされたときに、基本I/Oプログラム中のIPL(イニシャル・プログラム・ローディング)機能によりHDドライブ15からOSがRAM12に読み込まれ、OSの動作が開始される。
また、本実施形態を実現するためのCPU10が実行すべき制御プログラム(帳票印刷プログラム)および関連データは、例えばFD(フレキシブルディスク)14中に記録されており、その記録されている内容の構成を図2に示す。なお、CPU10が実行すべき制御プログラム(帳票印刷プログラム)および関連データがインターネットを介してダウンロードされてHDドライブ15にインストールされるものであってもよい。
図2は、図1に示したFD14のメモリマップ30の一例を示す図である。
図2に示すように、FD14に記録された制御プログラム実行ファイル33及び制御プログラム関連データファイル35は、図1に示すようにFDドライブ13を通じて本コンピュータシステムにロードすることができる。このFDがFDドライブ13にセットされると、OSおよび基本I/Oプログラムの制御の下に本制御プログラムおよび関連データがFD14から読み出され、RAM12にロードされて動作可能となる。なお、制御プログラム実行ファイル33及び関連データファイル35は、ボリューム情報31とディレクトリ情報32に基づき管理され、所定の領域に記憶されている。
図3は、図1に示したRAM12上のメモリマップの一例を示す図であり、例えば本制御プログラムがRAMにロードされ実行可能となった状態のメモリマップ40に対応する。
なお、本実施形態では、FD14から制御プログラム及び関連データを直接RAM12にロードして実行させる例を示したが、この制御プログラム及び関連データを、HDドライブ15に予め格納(インストール)しておき、本プログラムを動作させる際にHDドライブ15からRAM12にロードするようにしてもよい。なお、基本I/Oプログラム41、OS42、制御プログラム43、データエリア44、ワークエリア45がRAM2上にそれぞれ図示されるようにマッピングされる。
また、本制御プログラムを記録する媒体は、FD以外にCD−ROM、ICメモリカードなど他のリムーバブル記憶媒体を用いることも可能である。さらに本プログラムをROM11に記録しておき、これをメモリマップの一部をなすように構成し、直接CPU10で実行することも可能である。また、ネットワークを介して他の装置から本制御プログラムを読み込んで実行するようにしても構わない。
先に説明したように、帳票印刷においては、図13のように、帳票のレイアウトを示すフォームファイル(帳票テンプレート)の所定の個所(フィールド)に対し、専用のライブラリを用いたユーザプログラムにデータファイルのデータを流し込んで出力結果を得る。
通常であれば、印刷設定については、このユーザプログラムUI上から設定を行うか、特定のプリント環境保存ファイルを用いて印刷設定を行うのであるが、ここでは、フォームファイルをエディタ上で作成するのではなく、原稿からフォームファイルを生成する場合についての系を説明する。
図4は、本発明に係るデータ処理装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、HDドライブ15等に記憶される制御プログラムをCPU10がRAM12にロードして実行することにより実現される。なお、(501)〜(506)は各ステップを示す。
まず、ステップ(501)で、原稿帳票のスキャン処理が図示しないスキャナ装置上で行われる。これは今までに作成した帳票や見本となる帳票が存在する場合、これを元にしてフォームファイルを生成するためである。
このようにスキャンすることで、通常、エディタから作成していたフォームファイルを簡単な原稿走査処理から効率よく作成することが可能となる。
そして、ステップ(502)で、ステップ(501)によるスキャン処理で得られる画像データを解析して用紙サイズ、向き等のレイアウト情報の取得処理を行う。なお、この取得処理はスキャンした画像データより、フォームファイルを生成するのに必要なレイアウト情報(枠の位置やサイズ等を含む)を算出する処理である。これは、フォームファイルデータとして格納される。
その後、ステップ(503)で、スキャンした帳票原稿の画像データから罫線、グラフィックイメージ、文字等のオブジェクトを抽出するオブジェクト抽出処理が行われる。そして、抽出されたオブジェクトの情報を元に、ステップ(504)においてフォームファイルが生成処理され、ステップ(505)のプリント環境保存ファイル生成処理において、印刷設定が決定されることになる。
その後、ステップ(506)で、先に作成されたフォームファイル及びプリント環境保存ファイルによりCPU10で複合フォームファイルの生成処理が行われ、複合フォームファイルが生成され、本処理を終了する。そして、生成された複合フォームファイルによって、ユーザプログラム上で印刷処理が実行されることになる。
具体的には、以下に示す図5および図6等を参照して説明する。
図5は、本発明に係るデータ処理装置で作成されるフォームファイルの一例を示す図であり、本例では図示しないスキャンデータに対して、CPU10が実行する画像処理(パターン認識、エッジ検出処理等)により、文字及び罫線の情報が抽出されることになる。そして、フォームファイルの生成処理(ステップ(504))が行われる。
ここでは、図5に示すような文字及び罫線がフォームデータとして、例えばHDドライブ15に確保される領域に登録され、以後ファイルとして随時読み出し可能に管理される。その後、ステップ(505)で、プリント環境保存ファイルの生成処理が行われる。
なお、プリント環境保存ファイルの生成処理では、図6に示す手順に従い印刷設定が決定される。
図6は、本発明に係るデータ処理装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、HDドライブ15等に記憶される制御プログラムをCPU10がRAM12にロードして実行することにより実現される。なお、(601)〜(603)は各ステップを示す。
まず、ステップ(601)で抽出されたオブジェクトより罫線が認識された時、この罫線に適した印刷設定を選択するための罫線による印刷モード決定処理が行われる。その後、ステップ(602)で、抽出されたオブジェクトよりグラフィックパターンが認識された時、このグラフィックパターンに適した印刷設定を選択する処理であるグラフィックパターンによる印刷モード決定処理が行われる。
その後、ステップ(603)で、抽出されたオブジェクトより文字が認識された時、この文字に適した印刷設定を選択する処理である文字による印刷モード決定処理が行われた後、本処理を終了する。
図7は、本発明に係るデータ処理装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、HDドライブ15等に記憶される制御プログラムをCPU10がRAM12にロードして実行することにより実現される罫線による印刷モード決定処理の詳細手順に対応する。なお、(801)〜(810)は各ステップを示す。
まず、ステップ(801)で、CPU10が抽出される罫線の幅、密度より高解像度が必要か否かの判定処理を行う。この処理は、抽出された罫線の幅や密度より高解像度、例えば600DPI以上の解像度での印刷が必要かどうを判断する処理である。
そして、この判断で高解像度の印刷が不要であると判断された場合、例えば図5に示した例では、本ステップの判断で、そのような高解像度の印刷が不要と判断され、ステップ(802)で低解像度印刷モードが選択される。
一方、ステップ(801)で、高解像度の印刷が必要であると判断された場合には、ステップ(803)で、高解像度印刷モードが選択される。
その後、ステップ(804)で、CPU10がフォームデータ中にパターンやグラデーションが存在するか否かの判定して、パターンやグラフィックが存在しないと判断した場合は、例えば図5に示すようにグラフィックデータのない場合は、ステップ(805)で、CPU10によりベクタモード印刷が選択される。
一方、CPU10がパターンやグラフィックが存在すると判断した場合は、ステップ(806)で、CPU10によりイメージモード印刷が選択される。
これにより、フォームデータ中にグラフィックのものがあり、その中でもパターンやグラデーション等、イメージモードで印刷した方が、品質が高く、高速に印刷できるようなものが存在する場合には、イメージモード印刷が選択される。
その後、ステップ(807)で、CPU10がフォームデータ中に中間調や特定ポイント以上の文字が存在するか否かの判定して、そのような文字は存在しないと判定した場合は、ステップ(808)で、CPU10が高速重視のモード詳細を選択し、ステップ(810)で、CPU10により適したモノクロ中間調修正が行われ、本処理を終了する。
これにより、フォームデータの文字データに中間調やある特定ポイント以上の文字が存在しないと判断した場合は、高速重視のモード詳細が選択され、適したモノクロ中間調修正が行われる。
一方、ステップ(807)で、CPU10がフォームデータ中に中間調や特定ポイント以上の文字が存在すると判断した場合は、ステップ(809)で、高品位モード詳細が選択され、ステップ(810)で、CPU10により適したモノクロ中間調修正が行われ、本処理を終了する。
このようにして、例えば、グラフィックモード、解像度、モード詳細、モノクロ中間調等の設定が適切に設定されることになる。このように設定された印刷設定例を図8に示す。
図8は、図1に示したディスプレイ17に表示される第1のユーザ設定画面の一例を示す図であり、CPU10の表示制御により表示される。
図8に示す例では、図7に示したステップ(801)で低解像度が選択され、続く、ステップ(804)でグラフィックが選択され、続く、ステップ(807)で、高速重視のモードが選択された場合のユーザ設定例であり、このユーザ設定に基づいて、図4に示すプリント環境保存ファイルの生成処理が行われる。
これにより、入力されるフォーム原稿画像情報から所定のフォームファイルを生成してプリンタ19で印刷させるデータ処理装置において、CPU10がフォーム原稿画像情報を解析してフォームを構成するオブジェクトを抽出し、該抽出されるオブジェクトに基づいて所定のデータを入力するためのフィールドを含むフォームファイルを生成しておき、同様に、抽出される各オブジェクトとの属性を判別して、プリンタ19に設定すべき印刷モードを設定するためのプリント環境保存ファイルを生成したら、フォームファイルとプリント環境保存ファイルとに基づいて、複合フォームファイルを生成するように構成したので、読み取られるフォーム原稿上から抽出されるフィールドに最適な印刷設定を自動的に行った複合的なフォームファイルをだれでも簡単な操作で効率よく生成することが可能となり、ユーザが利用する印刷装置に適応したフォーム処理環境が構築され、従来のフォーム処理環境の不備が大幅に改善される。
〔第2実施形態〕
上記実施形態では、保存されているプリント環境保存ファイルの内容をそのまま管理する場合について説明したが、保存されているプリント環境保存ファイルの内容をユーザプログラム上でフィールドデータの内容に応じて補正できるように構成してもよい。以下、その実施形態について説明する。
図9は、本発明に係るデータ処理装置における第4のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、HDドライブ15等に記憶される制御プログラムをCPU10がRAM12にロードして実行することにより実現される。なお、(701)〜(704)は各ステップを示す。
まず、ステップ(701)で、CPU10が実行するユーザプログラム上では、複合フォームファイルの入力処理が行われる。これは第1実施形態で示したような形で作成された複合フォームファイルを、例えばHDドライブ15等の記憶先から読み込む処理である。
なお、CPU10がユーザプログラム上でUIをディスプレイ17上に表示し、入力させてもよいし、特定のフォームファイルを読み込むプログラムでもよく、その入力形式は問わない。
その後、ステップ(702)で、フォームファイルに重ねて印刷を行うデータの入力処理が行われる。そして、当該入力処理の後、ステップ(703)で、CPU10はそれぞれのレコードについて、フィールドデータのオブジェクト解析処理が行われる。これは入力されたデータのオブジェクト抽出、解析を行う処理である。第1実施形態で示したように、フォームデータに対して行った解析を同様にフィールドデータに対しても行うことになる。
そして、ステップ(704)で、プリント環境保存ファイルの印刷設定の内容を先の解析によって、補正が必要と判断された場合、グラフィックモード、解像度、モード詳細、モノクロ中間調等の印刷設定を、例えば図10に示すUIをディスプレイ17に表示制御した状態で修正する印刷設定補正処理を行い、本処理を終了する。
図10は、図1に示したディスプレイ17に表示される第2のユーザ設定画面の一例を示す図であり、CPU10の表示制御により表示され、例えば図8に示したユーザ設定UI上で、ユーザ詳細、モノクロ中間調等について下記のように補正した場合に対応する表示例である。なお、本例は、プリンタドライバが提供するサービス機能で実行されるものとする。
例えば、図8に示したように、先に保存されている印刷設定が高速重視のモード詳細であっても、フィールドデータに中間調を必要とする文字があれば、その項目を図10に示すユーザ設定画面上で項目を選択して補正することにより、そのレコードはモード詳細が「高品位」と、モノクロ中間調が、例えば「パターン1」によって印刷されることになる。また、複数レコードの印刷の場合はこのような解析、印刷設定の補正が各レコード毎に行われ、それぞれのレコードのデータに適した印刷設定によって印刷が行われることになる。
なお、実際には補正内容は、図10に示したUI上に表示しなくともよく、CPU10が内部のデータ処理で行うことも可能である。
このような設定処理が行われた後、ユーザ設定に従って帳票データが所定のフォームファイルで印刷処理が行われて、図11に示す印刷結果が得られる。
図11は、図1に示したプリンタ19よる帳票印刷結果例を示す図であり、図10に示したユーザ設定に基づいて処理された印刷結果例である。
これにより、入力されるデータに適応して印刷設定を補正することが可能なフォーム処理環境を整備できるため、ユーザプログラム(プリンタドライバが提供するサービス機能プログラム等を含む)上で、フィールドデータに適応してプリント環境ファイルを補正すること、及びフィールドデータの内容を含めた印刷設定修正することが可能となり、ユーザは意識することなく、レコード毎に最適な印刷結果得ることができる。
以下、図12に示すメモリマップを参照して本発明に係るデータ処理システムで読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
図12は、本発明に係るデータ処理システムで読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
本実施形態における図4、図6、図7、図9に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
従って、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバやftpサーバ等も本発明の請求項に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるものではない。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の第1実施形態を示すデータ処理装置を適用可能なデータ処理システムの一例を示すブロック図である。 図1に示したFDのメモリマップの一例を示す図である。 図1に示したRAM上のメモリマップの一例を示す図である。 本発明に係るデータ処理装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明に係るデータ処理装置で作成されるフォームファイルの一例を示す図である。 本発明に係るデータ処理装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明に係るデータ処理装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 図1に示したディスプレイに表示される第1のユーザ設定画面の一例を示す図である。 本発明に係るデータ処理装置における第4のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 図1に示したディスプレイに表示される第2のユーザ設定画面の一例を示す図である。 図1に示したプリンタよる帳票印刷結果例を示す図である。 本発明に係るデータ処理システムで読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。 この種のデータ処理装置における帳票処理例を示す図である。
符号の説明
10 CPU
11 ROM
12 RAM
13 FDドライブ
15 HDドライブ
17 ディスプレイ

Claims (18)

  1. 入力されるフォーム原稿画像情報から所定のフォームファイルを生成して印刷装置で印刷させるデータ処理装置であって、
    前記フォーム原稿画像情報を解析してフォームを構成するオブジェクトを抽出する抽出処理手段と、
    前記抽出処理手段により抽出されるオブジェクトに基づいて所定のデータを入力するためのフィールドを含むフォームファイルを生成する第1の生成手段と、
    前記抽出処理手段により抽出される各オブジェクトとの属性を判別して、前記印刷装置に設定すべき印刷モードを設定するためのプリント環境保存ファイルを生成する第2の生成手段と、
    前記第1の生成手段により生成されるフォームファイルと前記第2の生成手段により生成されるプリント環境保存ファイルとに基づいて、複合フォームファイルを生成する第3の生成手段と、
    を備えることを特徴とするデータ処理装置。
  2. 前記フォーム原稿画像情報は、スキャナ装置が読み取られるフォーム原稿から生成されることを特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
  3. 前記第2の生成手段が判別可能なオブジェクトの属性は、罫線、パターン、グラデーション、文字サイズ等を含むことを特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
  4. 前記第2の生成手段は、前記オブジェクトの属性としての罫線状態を判別して、低解像度印刷モードまたは高解像度印刷モードのいずれかを自動選択することを特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
  5. 前記第2の生成手段は、前記オブジェクトの属性としてのパターンの存在有無を判別して、イメージ印刷モードまたはベクタ印刷モードのいずれかを自動選択することを特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
  6. 前記第2の生成手段は、前記オブジェクトの属性としての特定サイズ以上の文字の存在有無を判別して、高速重視印刷モードまたは高品位印刷モードのいずれかを自動選択することを特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
  7. 前記第3の生成手段により生成された複合フォームファイルで設定されるフィールドにデータを入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力されるデータの属性を解析するデータ解析手段と、
    前記データ解析手段による解析に基づき、前記複合フォームファイル中のプリント環境保存ファイルの内容を補正する補正手段と、
    を有することを特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
  8. 前記補正手段は、前記印刷装置のプリンタドライバが提供するユーザ設定機能を介して表示されるユーザ設定画面上で印刷モードを補正可能とすることを特徴とする請求項7記載のデータ処理装置。
  9. 入力されるフォーム原稿画像情報から所定のフォームファイルを生成して印刷装置で印刷させるデータ処理装置におけるフォーム処理方法であって、
    前記フォーム原稿画像情報を解析してフォームを構成するオブジェクトを抽出する抽出処理ステップと、
    前記抽出処理ステップにより抽出されるオブジェクトに基づいて所定のデータを入力するためのフィールドを含むフォームファイルを生成する第1の生成ステップと、
    前記抽出処理ステップにより抽出される各オブジェクトとの属性を判別して、前記印刷装置に設定すべき印刷モードを設定するためのプリント環境保存ファイルを生成する第2の生成ステップと、
    前記第1の生成ステップにより生成されるフォームファイルと前記第2の生成ステップにより生成されるプリント環境保存ファイルとに基づいて、複合フォームファイルを生成する第3の生成ステップと、
    を備えることを特徴とするフォーム処理方法。
  10. 前記フォーム原稿画像情報は、スキャナ装置で読み取られるフォーム原稿から生成されることを特徴とする請求項9記載のフォーム処理方法。
  11. 前記第2の生成ステップが判別可能なオブジェクトの属性は、罫線、パターン、グラデーション、文字サイズ等を含むことを特徴とする請求項9記載のフォーム処理方法。
  12. 前記第2の生成ステップは、前記オブジェクトの属性としての罫線状態を判別して、低解像度印刷モードまたは高解像度印刷モードのいずれかを自動選択することを特徴とする請求項9記載のフォーム処理方法。
  13. 前記第2の生成ステップは、前記オブジェクトの属性としてのパターンの存在有無を判別して、イメージ印刷モードまたはベクタ印刷モードのいずれかを自動選択することを特徴とする請求項9記載のフォーム処理方法。
  14. 前記第2の生成ステップは、前記オブジェクトの属性としての特定サイズ以上の文字の存在有無を判別して、高速重視印刷モードまたは高品位印刷モードのいずれかを自動選択することを特徴とする請求項9記載のフォーム処理方法。
  15. 前記第3の生成ステップにより生成された複合フォームファイルで設定されるフィールドにデータを入力する入力ステップと、
    前記入力ステップにより入力されるデータの属性を解析するデータ解析ステップと、
    前記データ解析ステップによる解析に基づき、前記複合フォームファイル中のプリント環境保存ファイルの内容を補正する補正ステップと、
    を有することを特徴とする請求項9記載のフォーム処理方法。
  16. 前記補正ステップは、前記印刷装置に対するプリンタドライバが提供するユーザ設定機能を介して表示されるユーザ設定画面上で印刷モードを補正可能とすることを特徴とする請求項9記載のフォーム処理方法。
  17. 請求項9〜16のいずれかに記載のフォーム処理方法を実行させるためのプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  18. 請求項9〜16のいずれかに記載のフォーム処理方法を実行させることを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8350963B2 (en) 2006-02-03 2013-01-08 Entropic Communications, Inc. Video processing device and method of processing video data

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