JP4925288B2 - フロアパネルの連結支持構造およびその連結支持構造に用いるキャップ - Google Patents

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Description

本発明は、2種類のフロアパネルの角部を連結支持するフロアパネルの連結支持構造およびその連結支持構造に用いるキャップに関する。
オフィスなど屋内で多数の配線が張り巡らされるフロアでは、基礎となる床面とその床面の上側に敷設されるフロアパネルとの間に一定の空間を設けて、その空間に多数の配線を配索する二重床構造が採用されている。この種の二重床構造として、フロアパネルが基礎となる床面に支持脚などの支持装置を介して支持されるタイプがある(例えば、特許文献1参照)。
この場合に用いられるフロアパネルは、型枠にモルタルを板状に打設して成形され、この場合、型枠によって端面が略垂直となっている(特許文献1参照)。そして、このように型枠によって成形されるフロアパネルは、モルタルを打設する際に内部に鉄筋が埋設されたGRCフロアパネルとして構成され、安価なフロアパネルとして提供される。
ところで、二重床を構築するにあたっては、フロアパネルを敷設する際にフロアの端では現場加工によりそのフロアパネルを切断して寸法合わせをすることになるが、GRCフロアパネルでは内部に鉄筋が埋設されているため、切断加工が困難になってフロアパネル敷設時の作業性が悪化されてしまう。
これに対し、切断加工が比較的容易なフロアパネルとして、内部に鉄筋を埋設することなく表面と裏面との両面を金属板で覆ったフロアパネルが存在する(例えば、特許文献2参照)。
このように両面を金属板で覆ったフロアパネルでは、表面を覆うトッププレートと裏面を覆うボトムプレートとのそれぞれの周縁部が外周方向に突出されて接合され、その接合部分が鍔部となって突出されることにより鍔付きフロアパネルとなっている。
また、フロアパネルを敷設した際に隣接されるパネル間が平坦となるように、鍔部はフロアパネルの表面を延長する方向に突出させて、フロアパネルの一般部分と鍔部とが同一面となっている。なお、かかる鍔付きフロアパネルでは両面を金属板で覆うため、特許文献1に開示されるタイプに比べて高価なものとなりやすい。
したがって、二重床のフロアパネルを敷設するにあたって、現場加工が必要なフロアの周縁部で鍔付きフロアパネルを用い、何ら加工を必要としないフロアの中央部でGRCフロアパネルを用いることにより、比較的安価で敷設作業の容易な二重床を構築できる。
実開平7−38399号公報(第8頁、図1) 特開平10−115078号公報(第2頁、図1)
しかしながら、フロアの周縁部で鍔付きフロアパネルを用い、フロアの中央部でGRCフロアパネルを用いた場合は、2種類の異なるフロアパネルを互いに付き合わせて支持装置によって基礎となる床面に支持させる必要がある。
ところが、このように異なるフロアパネルでは、GRCフロアパネルでは端面が略垂直に形成される一方、鍔付きフロアパネルでは周縁部から鍔が突出した形状となってそれぞれの端部形状が異なり、また、それぞれのフロアパネルの厚みが異なったりする。
このため、一種類のフロアパネルの連結支持を想定した従来の支持装置では、具合良く2種類のフロアパネルを接続支持することが困難となり、無理に支持しようとするとフロアパネルのガタ付きが発生するなどして施工品質が低下してしまう。
そこで、本発明は、端面が略垂直となったフロアパネルと周縁部に鍔部が突出したフロアパネルとの異なる2種類のフロアパネルを、施工品質の低下を来すことなく効率良く接続支持できるフロアパネルの連結支持構造およびその連結支持構造に用いるキャップを得ることを目的とする。
請求項1の発明にあっては、基礎となる床面に設置した支持手段に設けられ、上面の中心周りにフロアパネルの角部を複数支持する複数箇所の載置領域が形成されたパネル載置台と、上記複数箇所の載置領域の任意な箇所に端面が略垂直となった角部の下面が載置され、その角部の上面に第1の凹部が形成された第1のフロアパネルと、上記パネル載置台に着脱自在に載置され、上記第1の凹部に嵌合する押さえ部を設けるとともに、第1のフロアパネルが載置された残りの載置領域に対応する上面に第2の凹部が形成されたキャップと、角部の上面にその上面の延長方向に突出する鍔部を有し、その鍔部が上記キャップの第2の凹部に嵌合された状態で当該角部の下面が上記載置領域に載置される第2のフロアパネルと、を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明にあっては、上記第2のフロアパネルを上記パネル載置台に固定する締結手段を備えたことを特徴とする。
請求項3の発明にあっては、上記第1のフロアパネルとパネル載置台との間、または、上記第2のフロアパネルとパネル載置台との間、の少なくとも一方にスペーサーを適宜設けたことを特徴とする。
請求項4の発明にあっては、上記支持手段に対する上記パネル載置台の上下位置を調整する上下位置調整手段を設けたことを特徴とする。
請求項5の発明にあっては、上記フロアパネルの連結支持構造に用いる上記キャップである。
請求項1の発明によれば、角部の端面が略垂直となった第1のフロアパネルと、角部から鍔部が突出する第2のフロアパネルと、を隣接させて接続支持する際に、まず、第1のフロアパネルの角部を支持手段に設けたパネル載置台の任意な載置領域に載置し、この状態でキャップをパネル載置台の上方から被せて、押さえ部を第1のフロアパネルの第1の凹部に嵌合しておく。次に、第2のフロアパネルの角部を上記パネル載置台の残りの載置領域に載置しつつ、その角部から突出した鍔部をキャップの第2の凹部に嵌合する。
したがって、パネル載置台に載置した第1のフロアパネルの角部では、その上面の第1の凹部にキャップの押さえ部が嵌合しているとともに、第2のフロアパネルの角部は、上記パネル載置台に載置されつつ、キャップの上面の第2の凹部に鍔部が嵌合される。
このため、第2のフロアパネルの鍔部によってキャップの持ち上がりを規制できるとともに、そのキャップの押さえ部によって第1のフロアパネルの持ち上がりを規制することができ、第1および第2の両フロアパネルを安定して支持手段に支持させることができる。
また、第2のフロアパネルの鍔部がキャップの第2の凹部に嵌合されることにより、その鍔部が障害となることなく第1のフロアパネルと第2のフロアパネルとを近接配置しつつ、両フロアパネルをパネル載置台でしっかりと支持できるとともに、第1および第2の両フロアパネルの上面を同一面に配置できるため、施工品質が低下するのを抑制することができる。
請求項2の発明によれば、上記第2のフロアパネルを締結手段によって上記パネル載置台に固定するようにしたので、第2のフロアパネルの固定によってキャップおよび第1のフロアパネルをもパネル載置台に固定することができ、部品点数の削減および締結構造の簡素化を図ることができる。
請求項3の発明によれば、上記第1のフロアパネルとパネル載置台との間、または、上記第2のフロアパネルとパネル載置台との間、の少なくともいずれか一方にスペーサーを適宜設けたことで、厚さの異なる第1および第2の両フロアパネルの表面高さを精度良く等しくして施工品質の更なる向上を達成できる。
請求項4の発明によれば、上下位置調整手段によって上記支持手段に対する上記パネル載置台の高さを調整できるため、基礎となる床面の不陸等に影響されることなく、第1および第2の両フロアパネルを全体に亘って精度良く均一な高さに設定できる。
請求項5の発明によれば、上記キャップにより、パネル載置台の上面の中心周りに、第1のフロアパネルの角部と第2のフロアパネルの角部とを載置した際に、第2のフロアパネルの鍔部によってキャップを固定するとともに、当該キャップの押さえ部によって第1のフロアパネルを下方に押圧して固定することができるため、第1および第2の両フロアパネルを安定して支持手段に支持させることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、本実施形態にかかる第1のフロアパネルおよび第2のフロアパネルの連結支持部分を示す斜視図、図2は、第1のフロアパネルおよび第2のフロアパネルの連結支持構造を示す分解斜視図、図3は、図1中A−A線に沿った拡大斜視図、図4は、キャップの斜視図、図5は、図4中B方向から見た側面図、図6は、図4中C方向から見た正面図である。
本実施形態のフロアパネルの連結支持構造は、図1,図2に示すように、基礎となる床面1に設置した支持手段としての脚部2に設けられるパネル載置台3を備え、そのパネル載置台3には、上面31の中心周りにフロアパネル4,5の角部4c,5cを複数支持する複数箇所の載置領域3A〜3Dを設けてある。なお、これら載置領域3A〜3Dの形状は全て同一となっている。
なお、本実施形態ではフロアパネル4,5の各隅部が直角に形成される関係上、載置領域3A〜3Dは上面31を周方向に4等分して4箇所設定されている。
脚部2は、床面1に安定的に設置する矩形状の座部21と、この座部21の中央部から固定的に立設する所定長さの支柱ボルト22と、によって構成される。
また、パネル載置台3は、中央部に脚部2の支柱ボルト22に螺合されるねじ穴32が形成された矩形状の厚板部33を備え、その厚板部33の上面には4つの角部を含むように載置領域3A〜3Dを設定し、かつ、その上面には各載置領域3A〜3Dの境界部に第1〜第4リブ34A〜34Dを立設してある。
これら第1〜第4リブ34A〜34Dは、いずれも同一形状となっている。具体的には、第1〜第4リブ34A〜34Dは、いずれも、上方に向かって徐々に薄肉化されて断面が細長い台形状となっており、ねじ穴32に対応する中心部分が切除してあるとともに、各リブ34A〜34Dの先端中央部には後述のキャップ6を載置する段部35が形成されている。
ここで、本実施形態では、フロアパネル(4,5)として、打設するモルタルの内部に鉄筋を埋設して型枠成形される第1のフロアパネルとしてのGRCフロアパネル4と、充填材51の表面をトッププレート52と裏面をボトムプレート53とによって覆い、周縁部から鍔部54を突出させた第2のフロアプレートとしての鍔付きフロアパネル5と、が用いられており、それらGRCフロアパネル4および鍔付きフロアパネル5はいずれも矩形状、すなわち、各四隅が直角となる平板状に形成されている。
なお、ここでは、GRCフロアパネル4が2枚と、鍔付きフロアパネル5が2枚(なお、図2では便宜上、鍔付きフロアパネル5は1枚のみ示してある)を連結支持する構造について例示する。
型枠成形されるGRCフロアパネル4の角部4cは、端面が型枠に沿って略垂直に形成されるとともに、鍔部54を突出した鍔付きフロアパネル5は、その鍔部54がトッププレート52の延長方向に突出され、それら鍔部54とトッププレート52とが同一平面となっている。なお、本実施形態では、GRCフロアパネル4の角部4cの先端部は面取りしてある。
また、GRCフロアパネル4の角部4cの上面には、円形の一部を成す形状をもって所定深さd1の第1の凹部41が形成されており、それら2枚のGRCフロアパネル4の角部4cの下面を、パネル載置台3の任意な載置領域3A〜3D、つまり、本実施形態では載置領域3A,3Bに載置するようになっている。
一方、鍔付きフロアパネル5の鍔部54の下面を、GRCフロアパネル4を載置した残りの載置領域3A〜3D、つまり、本実施形態ではGRCフロアパネル4を載置した載置領域3A,3Bを除いた載置領域3C,3Dに載置するようになっている。
パネル載置台3には着脱自在に載置されるキャップ6が設けられ、このキャップ6には、第1の凹部41に嵌合する押さえ部61を設けるとともに、鍔付きフロアパネル5が載置された載置領域3C,3Dに対応する上面に第2の凹部62を形成してある。
第2の凹部62は、図2に示すように、鍔付きフロアパネル5の角部に位置する鍔部54の形状に沿った角形に形成されるとともに、その鍔部54の厚さt1に等しい深さd2に形成してある。
つまり、キャップ6には、図4にも示すように、GRCフロアパネル4の角部4cの上面に形成した第1の凹部41に嵌合される押さえ部61と、キャップ6の上面に形成されて鍔付きフロアパネル5の鍔部54を嵌合する第2の凹部62と、を設けてある。
押さえ部61は、半円状を成して、図5に示すように水平方向に突設され、その肉厚t2は第1の凹部41の深さd1と略等しくなっているとともに、第2の凹部62は鍔部54の形状に沿ったL字状を成しており、その第2の凹部62の内側に鍔付きフロアパネル5の角部5cが位置するようになっている。
また、キャップ6の下面には、図5,図6に示すように、パネル載置台3の第2リブ34Bおよび第4リブ34Dの図2中手前側側面に当接して、その当接方向の位置ずれを規制する第1・第2垂下リブ63A,63Bを一体に垂設するとともに、パネル載置台3の第3リブ34Cの両面に跨って嵌合されて、回転方向の位置ずれを規制する二股状垂下リブ63Cを一体に垂設してある。
第1・第2垂下リブ63A,63Bおよび二股状垂下リブ63Cの中心側は相互に一体に連結されており、それら各リブ63A〜63Cの垂設長さL(図3参照)は、第1〜第4リブ34A〜34Dの高さHよりも短く形成して、脚部2に対するパネル載置台3の高さ調整する際に、脚部2の支柱ボルト22の先端がキャップ6側のリブ63A〜63Cの下端に干渉するのが回避されるようにしてある。
また、図2に示すように、パネル載置台3の各載置領域3A〜3Dには、それら各領域の略中央部に凸部36を一体に設けてある一方、GRCフロアパネル4の角部4cの下面には、凸部36に嵌合する図示省略した凹部を設けてある。
そして、GRCフロアパネル4では、それの角部4cを載置領域3A,3Bに載置した際に、凸部36と凹部とが嵌合して位置決めされる。なお、載置領域3C,3Dに設けた凸部36には、後述するスペーサー8の開口部81が嵌合するようになっている。
ここで、鍔付きフロアパネル5をパネル載置台3に固定する締結手段としての固定ボルト7を設けてある。
すなわち、鍔付きフロアパネル5の角部5c近傍には、鍔部54の領域から外れた部位に固定ボルト7の挿通穴55を上下に貫通するとともに、鍔付きフロアパネル5を載置する載置領域3C,3Dには固定ボルト7のねじ穴37を形成しておき、GRCフロアパネル4と鍔付きフロアパネル5およびキャップ6を組み付けた後、固定ボルト7を挿通穴55に挿通してねじ穴37に螺合するようになっている。
また、本実施形態では、図3に示すように、GRCフロアパネル4にはそれの周縁部の厚さT1が例えば32mmのものを用いる一方、鍔付きフロアパネル5にはそれの周縁部の厚さT2が例えば26mmのものを用いるようになっており、これに対してパネル載置台3の載置面(上面)はフラットになっている。
このため、鍔付きフロアパネル5とパネル載置台3との間に、所定厚さT3(一例としては、T3=T1−T2=32mm−26mm=6mm)のスペーサー8を介在させてある。
スペーサー8は、図2に示すように、鍔付きフロアパネル5の角部5cが載置される載置領域3C,3Dの形状に沿った略扇状に形成され、その中央部には、載置領域3C,3Dに設けた凸部36を嵌合する開口部81と、固定ボルト7を挿通する開口部82と、を連続させて形成してある。
また、スペーサー8の第2・第3・第4リブ34B,34C,34Dに対向する両側には弾発力を有する爪83がそれぞれ設けられ、それら爪83を第2・第3・第4リブ34B,34C,34Dの基部に設けた係合凹部38に係合するようになっている。
本実施形態では、パネル載置台3と脚部2との間に上下位置調整手段9を設けて、パネル載置台3の上下位置を自在に調整できるようになっている。
具体的には、上下位置調整手段9は、脚部2の支柱ボルト22と、パネル載置台3の中央部に設けたねじ穴32と、によって構成されており、パネル載置台3を回転させることで、パネル載置台3の上下位置が微調整される。
この場合に、上述したように、パネル載置台3の載置領域3A〜3Dおよび第1〜第4のリブ34A〜34Dはいずれも同一形状で、GRCフロアパネル4および鍔付きフロアパネル5の双方に対応できるようになっている。このため、パネル載置台3を1/4回転させるたびに平面視では同一形状となる。つまり、本実施形態では、支柱ボルト22の1/4ピッチが高さ調整ピッチとなる。
したがって、本実施形態では、角部4cの端面が略垂直となったGRCフロアパネル4と、角部5cから鍔部54が突出する鍔付きフロアパネル5と、を隣接して脚部2に設けたパネル載置台3に接続支持するには、まず、GRCフロアパネル4の角部4cをパネル載置台3の載置領域3A,3Bに載置し、この状態でキャップ6をパネル載置台3の上方から被せて、それの押さえ部61をGRCフロアパネル4の第1の凹部41に嵌合しておく。
次に、鍔付きフロアパネル5の角部5cをパネル載置台3の残りの載置領域3C,3Dに、スペーサー8を介在させて載置しつつ、その角部5cから突出した鍔部54をキャップ6の第2の凹部62に嵌合する。
そして、鍔付きフロアパネル5に設けた挿通穴55に固定ボルト7を挿通して、その固定ボルトをパネル載置台3に設けたねじ穴37に締め付けることにより、鍔付きフロアパネル5の角部5cをパネル載置台3に固定すると同時に、その鍔付きフロアパネル5の鍔部54でキャップ6を下方に押し付けた状態で固定し、さらには、そのキャップ6の押さえ部61がGRCフロアパネル4の角部4cをパネル載置台3に押し付けて固定するようになっている。
以上の構成により本実施形態によれば、パネル載置台3に載置したGRCフロアパネル4の角部4cは、上面の第1の凹部41にキャップ6の押さえ部61が嵌合しているとともに、鍔付きフロアパネル5の角部5cは、パネル載置台3に載置されつつ、キャップ6の上面の第2の凹部62に鍔部54が嵌合されることにより、鍔付きフロアパネル5の角部5cによってキャップ6の持ち上がりを規制できるとともに、そのキャップ6の押さえ部61によってGRCフロアパネル4の持ち上がりを規制できるため、GRCフロアパネル4および鍔付きフロアパネル5を安定して脚部2に支持させることができる。
また、鍔付きフロアパネル5の角部5cがキャップ6の第2の凹部62に嵌合されることにより、その鍔部54が障害となることなくGRCフロアパネル4と鍔付きフロアパネル5とを近接配置しつつ、両フロアパネル4,5をパネル載置台3でしっかりと支持できるとともに、両フロアパネル4,5の上面を同一面に配置できるため、施工品質が低下するのを抑制することができる。
さらに、本実施形態では鍔付きフロアパネル5を締結手段として用いた固定ボルト7によってパネル載置台3に固定するようにしたので、鍔付きフロアパネル5の固定によってキャップ6およびGRCフロアパネル4を同時にパネル載置台3に固定することができ、部品点数の削減並びに締結構造の簡素化を図ることができる。
さらにまた、本実施形態では鍔付きフロアパネル5の厚さT2がGRCフロアパネル4の厚さT1よりも薄肉のものを用いてあるが、鍔付きフロアパネル5とパネル載置台3との間にスペーサー8を設けたことにより、厚さの異なるGRCフロアパネル4と鍔付きフロアパネル5との表面高さを精度良く等しくして、施工品質の更なる向上を達成できる。
また、脚部2の支柱ボルト22とパネル載置台3のねじ穴32とによって構成した上下位置調整手段9により、脚部2に対するパネル載置台3の高さを調整できるため、基礎となる床面1の不陸等に影響されることなく、GRCフロアパネル4および鍔付きフロアパネル5を全体に亘って精度良く均一な高さに設定できる。
さらに、本実施形態では、GRCフロアパネル4の角部4cの上面に形成した第1の凹部41に嵌合される押さえ部61と、上面に形成されて鍔付きフロアパネル5の角部5cの鍔部54を嵌合する第2の凹部62とを備えたキャップ6を設けたので、パネル載置台3の上面の中心周りに、GRCフロアパネル4の角部4cと鍔付きフロアパネル5の角部5cとを載置した際に、鍔付きフロアパネル5の鍔部54によってキャップ6を固定するとともに、そのキャップ6の押さえ部61によってGRCフロアパネル4を下方に押圧して固定することができるため、GRCフロアパネル4および鍔付きフロアパネル5を安定して支持手段に支持させることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について例示したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々に変形して実施することができる。例えば、矩形状となったGRCフロアパネル4および鍔付きフロアパネル5の枚数は、それぞれが2枚づつに限ることなく両者を併せて4枚であればよい。
つまり、GRCフロアパネル4が3枚であれば鍔付きフロアパネル5が1枚となり、GRCフロアパネル4が1枚であれば鍔付きフロアパネル5が3枚となる。もちろん、この場合、キャップ6はそれぞれの枚数に応じたものが用いられ、GRCフロアパネル4が3枚であれば、押さえ部61は略270度の角度もった扇形になり、かつ、第2の凹部62が1箇所となる一方、GRCフロアパネル4が1枚であれば、押さえ部61は略90度の角度もった扇形になり、かつ、第2の凹部62が3箇所となる。
さらに、この場合において、上記実施形態のように、パネル載置台の複数の載置領域の全ておよびリブの全てを、フロアパネルの双方のタイプに対応できるようにすれば、パネル載置台としては一つのものを使用することができるようになるし、パネル載置台の姿勢に対する制約が減って、設置作業をより容易に行えるようになる。
また、第1のフロアパネルはGRCフロアパネル4に限ることはなく角部の端面が略垂直のフロアパネルであればよく、また、第2のフロアパネルは鍔付きフロアパネル5に限ることなく角部に鍔部を備えたフロアパネルであればよい。
さらに、本実施形態では鍔付きフロアパネル5がGRCフロアパネル4よりも薄肉に形成された関係上、鍔付きフロアパネル5とパネル載置台3との間にスペーサー8を介在させたが、GRCフロアパネル4が薄肉である場合はそれとパネル載置台3との間にスペーサーを介在させればよく、もちろん、鍔付きフロアパネル5とGRCフロアパネル4とが等厚の場合はスペーサーは不要となる。
本発明の一実施形態における第1のフロアパネルおよび第2のフロアパネルの連結支持部分を示す斜視図。 本発明の一実施形態における第1のフロアパネルおよび第2のフロアパネルの連結支持構造を示す分解斜視図。 図1中A−A線に沿った拡大斜視図。 本発明の一実施形態におけるキャップの斜視図。 図4中B方向から見た側面図。 図4中C方向から見た正面図。
符号の説明
1 基礎となる床面
2 脚部(支持手段)
3 パネル載置台
3A〜3D 載置領域
4 GRCフロアパネル(第1のフロアパネル)
4c 角部
41 第1の凹部
5 鍔付きフロアパネル(第2のフロアパネル)
5c 角部
54 鍔部
6 キャップ
61 押さえ部
62 第2の凹部
7 固定ボルト(締結手段)
8 スペーサー
9 上下位置調整手段

Claims (5)

  1. 基礎となる床面に設置した支持手段に設けられ、上面の中心周りにフロアパネルの角部を複数支持する複数箇所の載置領域が形成されたパネル載置台と、
    前記複数箇所の載置領域の任意な箇所に端面が略垂直となった角部の下面が載置され、その角部の上面に第1の凹部が形成された第1のフロアパネルと、
    前記パネル載置台に着脱自在に載置され、前記第1の凹部に嵌合する押さえ部を設けるとともに、第1のフロアパネルが載置された残りの載置領域に対応する上面に第2の凹部が形成されたキャップと、
    角部の上面にその上面の延長方向に突出する鍔部を有し、その鍔部が前記キャップの第2の凹部に嵌合された状態で当該角部の下面が前記載置領域に載置される第2のフロアパネルと、を備えたことを特徴とするフロアパネルの連結支持構造。
  2. 前記第2のフロアパネルを前記パネル載置台に固定する締結手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のフロアパネルの連結支持構造。
  3. 前記第1のフロアパネルとパネル載置台との間、または、前記第2のフロアパネルとパネル載置台との間、の少なくとも一方にスペーサーを適宜設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のフロアパネルの連結支持構造。
  4. 前記支持手段に対する前記パネル載置台の上下位置を調整する上下位置調整手段を設けたことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1つに記載のフロアパネルの連結支持構造。
  5. 請求項1〜4のうちいずれか1つに記載のフロアパネルの連結支持構造に用いる前記キャップ。
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