JP4925200B2 - 半導体ウェハ検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ウェハを検査する半導体ウェハ検査装置に関する。
半導体ウェハには、半導体集積回路である複数の半導体チップ(以下、チップ)が行列上に形成される。複数のチップの各々には、目的とする機能を実現する内部回路と、その内部回路に接続される電極パッドとが形成されている。例えば、半導体ウェハが生産された後、テスタにより、複数のチップの各々の内部回路に対して良品判定が施される。良品判定としては電気的特性試験が例示され、テスタは、複数のチップの各々に対して良品又は不良を表すウェハマップを生成する。その結果、マーキングプローバにより、複数のチップの中から、不良を表す複数の不良チップが排除チップとして排除される。複数のチップのうちの排除チップ以外のチップ、即ち、良品を表す良品チップは製品化される。
近年、チップの品質の高さが重要なポイントとなっている。そのため、チップが不良となる可能性が少しでもあれば、検査工程で不良としたい。その一つとして、複数の不良チップの中で、互いに隣接した隣接不良チップ群が存在する場合、隣接不良チップ群に隣接するような周辺の良品チップにも不良となる要因が含まれていると思われる。このため、その良品チップも不良とし、強制排除チップとして排除したい。そこで、どの良品チップを強制排除チップとするのかが問題となる。
例えば、特開2004−47542号公報に記載された技術では、閾値を予め設定しておき、隣接不良チップ群の個数が上記閾値を超えた場合、隣接不良チップ群に隣接する良品チップを強制排除チップとしている。また、特開2006−128251号公報に記載された技術では、複数の判定モードを予め設定しておき、その複数の判定モードの判定結果に従って、隣接不良チップ群に隣接する良品チップを強制排除チップとしている。
特開2004−47542号公報 特開2006−128251号公報
特開2004−47542号公報に記載された技術では、閾値を予め設定している。しかし、閾値が予め設定された場合、製造の成熟度などによって最適な値になるとは限らない。このため、製品毎に閾値を予め設定しておかなければならない。この場合、製品を製造する度に膨大な工数と時間を要してしまう。強制排除チップを検索する際、製品毎に的確な判定基準(閾値)を決定できることが望まれる。
また、特開2006−128251号公報に記載された技術では、複数の判定モードを予め設定している。しかし、複数の判定モードが予め設定された場合、製造の成熟度などによって最適な判定になるとは限らない。このため、製品毎に、事前に発生しうる全ての事象を考慮して、複数の判定モードを予め設定しておかなければならない。この場合も、製品を製造する度に膨大な工数と時間を要してしまう。上述と同様に、強制排除チップを検索する際、製品毎に的確な判定基準(閾値)を決定できることが望まれる。
以下に、発明を実施するための最良の形態・実施例で使用される符号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を記載する。この符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための最良の形態・実施例の記載との対応を明らかにするために付加されたものであり、特許請求の範囲に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の半導体ウェハ検査装置(1)は、
半導体ウェハに形成された複数のチップ(2)の各々に対して良品判定が施されたウェハマップ(3)を生成するテスタ(10)と、
前記ウェハマップ(3)を参照して、前記複数のチップ(2)の中から、不良を表す複数の不良チップ(4)を排除チップとして検索する処理装置(20)と、
前記ウェハマップ(3)を参照して、前記複数のチップ(2)の中から、強制排除チップ(5)を検索するコンピュータ(40)と、
前記複数のチップ(2)の中から、前記排除チップ(4)と前記強制排除チップ(5)とを排除するマーキングプローバ(30)と
を具備している。
前記コンピュータ(40)は、
前記複数の不良チップ(4)の中から、互いに隣接する隣接不良チップ群(4−1〜4−13)を複数グループ選択する隣接不良チップ選択部(45)と、
前記複数グループの隣接不良チップ群(4−1〜4−13)の個数に対して平均値を算出する平均値算出部(46)と、
前記複数グループの隣接不良チップ群(4−1〜4−13)の個数に対して標準偏差を算出する標準偏差算出部(47)と、
前記平均値と前記標準偏差とに基づいて閾値を算出する閾値算出部(48)と、
前記複数グループの隣接不良チップ群(4−1〜4−13)の中から、その個数が前記閾値を超える対象不良チップ群(4−5)を選択する対象不良チップ群選択部(49)と、
前記複数のチップ(2)の中から、前記対象不良チップ群(4−5)に隣接するチップを前記強制排除チップ(5)として選択する強制排除チップ選択部(50)と
を具備している。
本発明の半導体ウェハ検査装置(1)では、コンピュータ(40)が、複数グループの隣接不良チップ群(4−1〜4−13)の個数に対する平均値Av、バラツキ(標準偏差σ)を求め、平均値Avと標準偏差σとに基づいて閾値Thを算出する。このため、複数グループにおいて隣接不良チップ群(4−1〜4−13)が偶発的に発生したのか、それとも何らかの生産上の不具合により発生したのかを自動的に判定することができる。この場合、対象不良チップ群(4−5)は、何らかの生産上の不具合により発生したものと考えられる。そのため、対象不良チップ群(4−5)の周辺の良品チップにも不良となる要因が含まれていると思われる。一方、対象不良チップ群(4−5)以外の隣接不良チップ群(4−1〜4−4、4−6〜4−13)は、その個数が閾値Thを超えていないため、偶発的に発生したものと考えられる。
本発明の半導体ウェハ検査装置(1)では、コンピュータ(40)が平均値Avと標準偏差σとに基づいて閾値Thを算出するため、強制排除チップ(5)を検索する際、製品毎に的確な判定基準(閾値)を決定することできる。このため、製造の成熟度などによって最適な値になるように、製品毎に閾値を予め設定しておく必要がない。また、製造の成熟度などによって最適な判定になるように、複数の判定モードを予め設定しておく必要もない。
以下に添付図面を参照して、本発明の半導体ウェハ検査装置について詳細に説明する。
[構成]
図1は、本発明の半導体ウェハ検査装置1の構成を示すブロック図である。本発明の半導体ウェハ検査装置1は、テスタ10と、処理装置20と、コンピュータ40と、マーキングプローバ30とを具備している。処理装置20は、コンピュータであり、コンピュータ40と一体化されていてもよい。
テスタ10は、半導体ウェハに形成された複数のチップの各々に対して良品判定を施す。このとき、テスタ10は、上記の良品判定を施したウェハマップ3を生成する。ウェハマップ3は、複数のチップの各々に対して良品又は不良を表している。テスタ10は、そのウェハマップ3を処理装置20に出力する。
図2は、本発明の半導体ウェハ検査装置1の処理装置20の構成を示すブロック図である。処理装置20は、コンピュータプログラム23が格納された格納部22と、そのコンピュータプログラム23を実行するCPU(Central Processing Unit)21とを具備している。コンピュータプログラム23は、入力制御部24、転送制御部25、ファイル生成部26、出力制御部27を含んでいる。
入力制御部24は、テスタ10からウェハマップ3を入力し、格納部22に一時的に格納する。同時に、転送制御部25は、ウェハマップ3をコンピュータ40に転送する。ファイル生成部26は、ウェハマップ3を参照して、複数のチップの中から、不良を表す複数の不良チップを排除チップとして検索する。また、ファイル生成部26は、コンピュータ40からの強制排除チップ用ファイル6を受け付ける。強制排除チップ用ファイル6は、後述の強制排除チップを表している。ファイル生成部26は、排除チップと強制排除チップとを表す排除チップ用ファイル7を生成する。出力制御部27は、その排除チップ用ファイル7をマーキングプローバ30に出力する。
図3は、本発明の半導体ウェハ検査装置1のコンピュータ40の構成を示すブロック図である。コンピュータ40は、コンピュータプログラム43が格納された格納部42と、そのコンピュータプログラム43を実行するCPU41とを具備している。コンピュータプログラム43は、入力制御部44、隣接不良チップ群選択部45、平均値算出部46、標準偏差算出部47、閾値算出部48、対象不良チップ群選択部49、強制排除チップ選択部50、ファイル生成部51、出力制御部52を含んでいる。
入力制御部44は、処理装置20からウェハマップ3を入力し、格納部42に一時的に格納する。隣接不良チップ群選択部45は、ウェハマップ3を参照して、複数の不良チップの中から、互いに隣接する隣接不良チップ群を複数グループ選択する。ここで、対象とする不良チップに対して、最大で、前後左右と斜めの8方向の不良チップが隣接する。即ち、1つの不良チップに隣接する不良チップは、その1つの不良チップを中心に、時計回りに前方向、右前方向、右方向、右後方向、後方向、左後方向、左方向、左前方向として、最大8個存在する。
コンピュータ40は、複数グループにおいて隣接不良チップ群が偶発的に発生したのか、それとも何らかの生産上の不具合により発生したのかを見極める。このために、コンピュータ40は、複数グループの隣接不良チップ群の個数に対する平均値Av、バラツキ(標準偏差σ)を求め、平均値Avと標準偏差σとに基づいて閾値Thを算出する。コンピュータ40は、その閾値Thを用いて、複数のチップの中から、強制排除チップを検索する。
まず、平均値算出部46は、複数グループの隣接不良チップ群の個数に対して平均値を算出する。ここで、複数グループをNグループ(Nは1以上の整数)とし、Nグループの隣接不良チップ群の個数をそれぞれM1、M2、…、M(N−1)、MNとし、平均値をAvとする。この場合、平均値算出部46は、数1により平均値Avを算出する。
Figure 0004925200
標準偏差算出部47は、複数グループの隣接不良チップ群の個数に対して標準偏差を算出する。ここで、標準偏差をσとする。この場合、標準偏差算出部47は、数2により標準偏差σを算出する。
Figure 0004925200
閾値算出部48は、平均値Avと標準偏差σとに基づいて閾値を算出する。ここで、設定値をn(nは自然数)とし、閾値をThとする。この場合、閾値算出部48は、数3により、閾値Thを算出する。
Figure 0004925200
設定値nは、JIS−Z−9021〜9023の管理図法で規定されている誤り率αに基づいて決定される。誤り率αとは、管理特性が正規分布に従うと仮定した場合に、工程が管理状態にあるときに上記の管理特性を異常であると判断する値である。正規分布に従う場合、AVE±1×σの範囲内に全体の68.3%、±2×σの範囲内に95.4%、±3×σ内に99.7%が含まれる。JIS−Z−9021〜9023に採用されている日本の管理図法では、管理線を決めるのに3σ法が採用されている。つまり、一般的に±3σ内に入るものはバラツキによって定常的に発生し、逆に外れるものは異常によって発生したものと判断できる。その時の異常の発生割合としては100%−99.7%=0.3%となる。同様に、±1σ、±2σに関しては、それぞれ、100%−68.3%=31.7%、100%−95.4%=4.6%となる。これにより、設定値nが1、2、3、…であるとき、それぞれ誤り率αは31.7、4.6、0.3、…[%]と表される。上記の設定値nについては、どの程度の品質を求めるかによって決定され、nが小さくなるほど強制排除チップの除去率は高くなるが歩留まりは下がる。例えば、上述のように3σ法が採用され、誤り率αを0.3%以下とする場合、上記の設定値nとして3が用いられる。
対象不良チップ群選択部49は、ウェハマップ3を参照して、複数グループの隣接不良チップ群の中から、その個数が閾値Thを超える対象不良チップ群を選択する。この場合、対象不良チップ群は、何らかの生産上の不具合により発生したものと考えられる。そのため、対象不良チップ群の周辺の良品チップにも不良となる要因が含まれていると思われる。一方、対象不良チップ群以外の隣接不良チップ群は、その個数が閾値Thを超えていないため、偶発的に発生したものと考えられる。そこで、強制排除チップ選択部50は、ウェハマップ3を参照して、複数のチップの中から、対象不良チップ群に隣接するチップを強制排除チップとして選択する。
ファイル生成部51は、上記の強制排除チップを表す強制排除チップ用ファイル6を生成する。出力制御部52は、その強制排除チップ用ファイル6を処理装置20に出力する。
マーキングプローバ30は、処理装置20から排除チップ用ファイル7を受け取る。排除チップ用ファイル7は、上述のように、排除チップと強制排除チップとを表している。マーキングプローバ30は、排除チップ用ファイル7を参照して、複数のチップのうちの、排除チップと強制排除チップとにマーキングを施す。マーキングプローバ30は、複数のチップに対して、マーキングが施されたチップと、それ以外のチップとに分別(分割)する。マーキングプローバ30は、そのマーキングが施されたチップを排除する。
このように、本発明の半導体ウェハ検査装置1では、コンピュータ40が、複数グループの隣接不良チップ群の個数に対する平均値Av、バラツキ(標準偏差σ)を求め、平均値Avと標準偏差σとに基づいて閾値Thを算出する。このため、複数グループにおいて隣接不良チップ群が偶発的に発生したのか、それとも何らかの生産上の不具合により発生したのかを自動的に判断することができる。したがって、強制排除チップを検索する際、製品毎に的確な判定基準(閾値)を決定することできる。
[動作]
次に、本発明の半導体ウェハ検査装置1の動作について、図4〜図7を用いて具体的に説明する。図4は、本発明の半導体ウェハ検査装置1の動作を示すフローチャートである。図5〜図7は、ウェハマップ3を示している。また、本実施形態では、上述のように、誤り率αを0.3%以下とする場合について説明する。即ち、設定値nを3とする。
図5に示されるように、テスタ10は、半導体ウェハに形成された複数のチップ2の各々に対して良品判定を施す(ステップS11)。このとき、テスタ10は、上記の良品判定を施したウェハマップ3を生成する(ステップS12)。ウェハマップ3は、複数のチップ2の各々に対して良品又は不良を表している。テスタ10は、そのウェハマップ3を処理装置20に出力する(ステップS13)。
処理装置20において、入力制御部24は、テスタ10からウェハマップ3を入力し、格納部22に一時的に格納する。同時に、転送制御部25は、ウェハマップ3をコンピュータ40に転送する(ステップS21)。
コンピュータ40において、入力制御部44は、処理装置20からウェハマップ3を入力し、格納部42に一時的に格納する。図6に示されるように、隣接不良チップ群選択部45は、ウェハマップ3を参照して、複数のチップ2の中から、不良を表す複数の不良チップ4を検索する。このとき、隣接不良チップ群選択部45は、複数の不良チップ4の中から、互いに隣接する隣接不良チップ群4−1〜4−13(N=13)を13グループ選択する(ステップS31)。
平均値算出部46は、13グループの隣接不良チップ群4−1〜4−13の個数に対して平均値Avを算出する(ステップS32)。ここで、13グループの隣接不良チップ群4−1〜4−13の個数は、それぞれ、3、4、2、2、16、2、3、3、2、2、2、4、9である。この場合、平均値算出部46は、数1を用いて、
Av=(3+4+2+2+16+2+3+3+2+2+4+9)/13=4
により平均値Avとして4を算出する。
標準偏差算出部47は、13グループの隣接不良チップ群4−1〜4−13の個数に対して標準偏差σを算出する(ステップS33)。この場合、標準偏差算出部47は、数2を用いて、
σ={(3−4)^2+(4−4)^2+(2−4)^2+(2−4)^2+(16−4)^2+(2−4)^2+(3−4)^2+(3−4)^2+(2−4)^2+(2−4)^2+(4−4)^2+(9−4)^2)/13}^(1/2)=3.843076
により標準偏差σとして3.84を算出する。
閾値算出部48は、平均値Avと標準偏差σとに基づいて閾値Thを算出する(ステップS34)。この場合、閾値算出部48は、数3と設定値n(n=3)とを用いて、
Th=4+3.84×3=15.5
により、閾値Thとして15.5を算出する。
図7に示されるように、対象不良チップ群選択部49は、ウェハマップ3を参照して、13グループの隣接不良チップ群4−1〜4−13の中から、その個数が閾値Thを超える対象不良チップ群4−5を選択する(ステップS35−YES)。この場合、対象不良チップ群4−5は、何らかの生産上の不具合により発生したものと考えられる。そのため、対象不良チップ群4−5の周辺の良品チップにも不良となる要因が含まれていると思われる。一方、隣接不良チップ群4−1〜4−4、4−6〜4−13は、その個数が閾値Thを超えていないため、偶発的に発生したものと考えられる。そこで、強制排除チップ選択部50は、ウェハマップ3を参照して、複数のチップ2の中から、対象不良チップ群4−5に隣接するチップを強制排除チップ5として選択する(ステップS36)。ファイル生成部51は、強制排除チップ5を表す強制排除チップ用ファイル6を生成し、出力制御部52は、その強制排除チップ用ファイル6を処理装置20に出力する(ステップS37)。
処理装置20において、ファイル生成部26は、ウェハマップ3を参照して、複数のチップ2の中から、不良を表す複数の不良チップ4を排除チップとして検索する。また、ファイル生成部26は、強制排除チップを表す強制排除チップ用ファイル6をコンピュータ40から受け付け、排除チップと強制排除チップとを表す排除チップ用ファイル7を生成する(ステップS41)。出力制御部27は、その排除チップ用ファイル7をマーキングプローバ30に出力する(ステップS42)。
マーキングプローバ30は、処理装置20から排除チップ用ファイル7を受け取る。マーキングプローバ30は、排除チップ用ファイル7を参照して、複数のチップのうちの、排除チップと強制排除チップとにマーキングを施す(ステップS51)。マーキングプローバ30は、複数のチップに対して、マーキングが施されたチップと、それ以外のチップとに分割する(ステップS52)。マーキングプローバ30は、そのマーキングが施されたチップを排除する(ステップS53)。
ステップS35において、13グループの隣接不良チップ群4−1〜4−13の個数が閾値Thを超えない場合がある(ステップS35−NO)。この場合、隣接不良チップ群4−1〜4−13は、偶発的に発生したものと考えられる。そこで、コンピュータ40のファイル生成部51は、強制排除チップが存在しない旨を表す強制排除非実行通知を生成し、出力制御部52は、その強制排除非実行通知を処理装置20に出力する(ステップS38)。処理装置20のファイル生成部26は、強制排除非実行通知をコンピュータ40から受け付け、排除チップを表す排除チップ用ファイル7を生成する(ステップS41)。出力制御部27は、その排除チップ用ファイル7をマーキングプローバ30に出力する(ステップS42)。マーキングプローバ30は、排除チップ用ファイル7を参照して、複数のチップのうちの、排除チップにマーキングを施す(ステップS51)。マーキングプローバ30は、複数のチップに対して、マーキングが施されたチップと、それ以外のチップとに分割し(ステップS52)、そのマーキングが施されたチップを排除する(ステップS53)。
[効果]
本発明の半導体ウェハ検査装置1では、コンピュータ40が、13グループの隣接不良チップ群4−1〜4−13の個数に対する平均値Av、バラツキ(標準偏差σ)を求め、平均値Avと標準偏差σとに基づいて閾値Thを算出する。このため、13グループにおいて隣接不良チップ群4−1〜4−13が偶発的に発生したのか、それとも何らかの生産上の不具合により発生したのかを自動的に判定することができる。この場合、対象不良チップ群4−5は、何らかの生産上の不具合により発生したものと考えられる。そのため、対象不良チップ群4−5の周辺の良品チップにも不良となる要因が含まれていると思われる。一方、対象不良チップ群4−5以外の隣接不良チップ群4−1〜4−4、4−6〜4−13は、その個数が閾値Thを超えていないため、偶発的に発生したものと考えられる。
本発明の半導体ウェハ検査装置1では、コンピュータ40が平均値Avと標準偏差σとに基づいて閾値Thを算出するため、強制排除チップ5を検索する際、製品毎に的確な判定基準(閾値)を決定することできる。このため、製造の成熟度などによって最適な値になるように、製品毎に閾値を予め設定しておく必要がない。また、製造の成熟度などによって最適な判定になるように、複数の判定モードを予め設定しておく必要もない。
図1は、本発明の半導体ウェハ検査装置1の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の半導体ウェハ検査装置1の処理装置(コンピュータ)20の構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の半導体ウェハ検査装置1のコンピュータ40の構成を示すブロック図である。 図4は、本発明の半導体ウェハ検査装置1の動作を示すフローチャートである。 図5は、ウェハマップ3を示している。 図6は、ウェハマップ3を示している。 図7は、ウェハマップ3を示している。
符号の説明
1 半導体ウェハ検査装置、
2 チップ、
3 ウェハマップ、
4 不良チップ、排除チップ
4−1〜4−13(N=13、Nは1以上の整数) 隣接不良チップ群、
4−5 対象不良チップ群、
5 強制排除チップ、
6 強制排除チップ用ファイル、
7 排除チップ用ファイル、
10 テスタ、
20 処理装置(コンピュータ)、
21 CPU(Central Processing Unit)、
22 格納部、
23 コンピュータプログラム、
24 入力制御部、
25 転送制御部、
26 ファイル生成部、
27 出力制御部、
30 マーキングプローバ、
40 コンピュータ、
41 CPU、
42 格納部、
43 コンピュータプログラム、
44 入力制御部、
45 隣接不良チップ群選択部、
46 平均値算出部、
47 標準偏差算出部、
48 閾値算出部、
49 対象不良チップ群選択部、
50 強制排除チップ選択部、
51 ファイル生成部、
52 出力制御部、

Claims (15)

  1. 半導体ウェハに形成された複数のチップの各々に対して良品判定が施されたウェハマップを生成するテスタと、
    前記ウェハマップを参照して、前記複数のチップの中から、不良を表す複数の不良チップを排除チップとして検索する処理装置と、
    前記ウェハマップを参照して、前記複数のチップの中から、強制排除チップを検索するコンピュータと、
    前記複数のチップの中から、前記排除チップと前記強制排除チップとを排除するマーキングプローバと
    を具備し、
    前記コンピュータは、
    前記複数の不良チップの中から、互いに隣接する隣接不良チップ群を複数グループ選択する隣接不良チップ選択部と、
    前記複数グループの隣接不良チップ群の個数に対して平均値を算出する平均値算出部と、
    前記複数グループの隣接不良チップ群の個数に対して標準偏差を算出する標準偏差算出部と、
    前記平均値と前記標準偏差とに基づいて閾値を算出する閾値算出部と、
    前記複数グループの隣接不良チップ群の中から、その個数が前記閾値を超える対象不良チップ群を選択する対象不良チップ群選択部と、
    前記複数のチップの中から、前記対象不良チップ群に隣接するチップを前記強制排除チップとして選択する強制排除チップ選択部と
    を具備する半導体ウェハ検査装置。
  2. 前記平均値をAvとし、前記標準偏差をσとし、設定値をn(nは自然数)とし、閾値をThとしたとき、
    前記閾値算出部は、
    Figure 0004925200
    により、前記閾値Thを算出する
    請求項1に記載の半導体ウェハ検査装置。
  3. 前記複数グループをNグループ(Nは1以上の整数)とし、前記Nグループの隣接不良チップ群の個数をそれぞれM1、M2、…、M(N−1)、MNとしたとき、
    前記平均値算出部は、
    Figure 0004925200
    により前記平均値Avを算出し、
    前記標準偏差算出部は、
    Figure 0004925200
    により前記標準偏差σを算出する
    請求項2に記載の半導体ウェハ検査装置。
  4. 前記設定値nは、JISの管理図法で規定されている誤り率αに基づいて決定される
    請求項2又は3に記載の半導体ウェハ検査装置。
  5. 前記設定値nが1、2、3、…であるとき、それぞれ前記誤り率αは31.7、4.6、0.3、…[%]である
    請求項4に記載の半導体ウェハ検査装置。
  6. 半導体ウェハに形成された複数のチップの各々に対して良品判定が施されたウェハマップを生成するテスタと、前記ウェハマップを参照して、前記複数のチップの中から、不良を表す複数の不良チップを排除チップとして検索する処理装置と、前記複数のチップの中から、前記排除チップと強制排除チップとを排除するマーキングプローバとを具備する半導体ウェハ検査装置に適用されたコンピュータであって、
    前記ウェハマップを参照して、前記複数の不良チップの中から、互いに隣接する隣接不良チップ群を複数グループ選択する隣接不良チップ選択部と、
    前記複数グループの隣接不良チップ群の個数に対して平均値を算出する平均値算出部と、
    前記複数グループの隣接不良チップ群の個数に対して標準偏差を算出する標準偏差算出部と、
    前記平均値と前記標準偏差とに基づいて閾値を算出する閾値算出部と、
    前記ウェハマップを参照して、前記複数グループの隣接不良チップ群の中から、その個数が前記閾値を超える対象不良チップ群を選択する対象不良チップ群選択部と、
    前記ウェハマップを参照して、前記複数のチップの中から、前記対象不良チップ群に隣接するチップを前記強制排除チップとして選択する強制排除チップ選択部と
    を具備するコンピュータ。
  7. 前記平均値をAvとし、前記標準偏差をσとし、設定値をn(nは自然数)とし、閾値をThとしたとき、
    前記閾値算出部は、
    Figure 0004925200
    により、前記閾値Thを算出する
    請求項6に記載のコンピュータ。
  8. 前記複数グループをNグループ(Nは1以上の整数)とし、前記Nグループの隣接不良チップ群の個数をそれぞれM1、M2、…、M(N−1)、MNとしたとき、
    前記平均値算出部は、
    Figure 0004925200
    により前記平均値Avを算出し、
    前記標準偏差算出部は、
    Figure 0004925200
    により前記標準偏差σを算出する
    請求項7に記載のコンピュータ。
  9. 前記設定値nは、JISの管理図法で規定されている誤り率αに基づいて決定される
    請求項7又は8に記載のコンピュータ。
  10. 前記設定値nが1、2、3、…であるとき、それぞれ前記誤り率αは31.7、4.6、0.3、…[%]である
    請求項9に記載のコンピュータ。
  11. 半導体ウェハに形成された複数のチップの各々に対して良品判定が施されたウェハマップを生成するマップ生成ステップと、
    前記ウェハマップを参照して、前記複数のチップの中から、不良を表す複数の不良チップを排除チップとして検索する排除チップ検索ステップと、
    前記ウェハマップを参照して、前記複数の不良チップの中から、互いに隣接する隣接不良チップ群を複数グループ選択する隣接不良チップ選択ステップと、
    前記複数グループの隣接不良チップ群の個数に対して平均値を算出する平均値算出ステップと、
    前記複数グループの隣接不良チップ群の個数に対して標準偏差を算出する標準偏差算出ステップと、
    前記平均値と前記標準偏差とに基づいて閾値を算出する閾値算出ステップと、
    前記ウェハマップを参照して、前記複数グループの隣接不良チップ群の中から、その個数が前記閾値を超える対象不良チップ群を選択する対象不良チップ群選択ステップと、
    前記ウェハマップを参照して、前記複数のチップの中から、前記対象不良チップ群に隣接するチップを強制排除チップとして選択する強制排除チップ選択ステップと
    前記複数のチップの中から、前記排除チップと前記強制排除チップとを排除する不良化排除ステップと
    を具備する半導体ウェハ検査方法。
  12. 前記平均値をAvとし、前記標準偏差をσとし、設定値をn(nは自然数)とし、閾値をThとしたとき、
    前記閾値算出ステップは、
    Figure 0004925200
    により、前記閾値Thを算出する
    請求項11に記載の半導体ウェハ検査方法。
  13. 前記複数グループをNグループ(Nは1以上の整数)とし、前記Nグループの隣接不良チップ群の個数をそれぞれM1、M2、…、M(N−1)、MNとしたとき、
    前記平均値算出ステップは、
    Figure 0004925200
    により前記平均値Avを算出し、
    前記標準偏差算出ステップは、
    Figure 0004925200
    により前記標準偏差σを算出する
    請求項12に記載の半導体ウェハ検査方法。
  14. 前記設定値nは、JISの管理図法で規定されている誤り率αに基づいて決定される
    請求項12又は13に記載の半導体ウェハ検査方法。
  15. 前記設定値nが1、2、3、…であるとき、それぞれ前記誤り率αは31.7、4.6、0.3、…[%]である
    請求項14に記載の半導体ウェハ検査方法。
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