JP4925000B2 - 合成樹脂製角型壜体 - Google Patents

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本発明は胴部に指掛けのための凹部を形成した合成樹脂製角型壜体に関する。
従来より、ポリエチレンテレフタレート(以下PETと記す。)樹脂製等の合成樹脂製壜体は、各種飲料用、食品用等の容器として広く利用されているが、特に容量が2L程度以上の大型になると、用途に応じて、手で確実に掴持するため把手を付設したりする。また、角型壜体では胴部の中央高さ位置に形成されたウエスト部の一部に指掛となる凹部を形成する方法が一般的である(たとえば特許文献1の図1参照)。
特開2002−145233号公報
しかしながら、角型壜体でウエスト部の一部に指掛となる凹部を形成する方法では、壜体形状を大きく変える必要はないが、凹部の形成できる範囲も限定されるので、相対向する凹部に第1指と第2指を指掛けして掴持する程度であり、必ずしも十分な掴持性が確保できない。
そこで、本願は特に大型の角型壜体で、壜体の形状を大きく変更することなく胴部に十分に掴持性を発揮できるためのグリップ部を形成することを課題とし、もって掴持性に優れ、安心して使用できる合成樹脂製の角型壜体を提供することを目的とする。
上記技術的課題を解決する第1の発明の手段は、
平断面形状が長方形状の胴部を有し、略中央高さ位置に周溝状のウエスト部を形成した合成樹脂製の角型壜体において、
長方形状の長辺側を形成する両長辺側壁のそれぞれに、指掛けのための凹部を、上端部をウエスト部に連結させた状態で、ウエスト部から下方に至る所定領域部分に対向させて形成すること、
両凹部と、この両凹部の間の側壁部分で壜体掴持のためのグリップ部をウエスト部に連結させて形成すること、
にある
第1の発明の上記構成により、一方の凹部に第1指の指先を掛けて、もう一方の凹部に他の指の指先を掛けると共に、第1指の指先から他の指の指先に至る掌全体でグリップ部をしっかり掴んで壜体を片手で持ち上げて運だり、持ち上げた状態で壜体を傾けて口筒部から内容液を注出することができる。
そして、指掛けのための凹部を、その上端部をウエスト部に連結させた状態で形成すると共に、両凹部と、この両凹部の間の側壁部分で壜体掴持のためのグリップ部をウエスト部に連結させて形成することにより、掴持した手の側部、すなわち第1指から第2指等にかけての側部の略全長さ範囲を、周溝状のウエスト部に当てて、安定して壜体を掴持することができる。
このように元々形成されているウエスト部に連結して、このウエスト部を利用してグリップ部を構成するので、壁面の形状を複雑にすることもなく、壜体自体の剛性、あるいは座屈強度を大きく損なうことなく凹部も含めたグリップ部を形成することができる。
また、ウエスト部の上方では、シュリンクラベルで胴部の上半分部分全体を外装することもできる。
第2の発明の手段は、第1の発明において、胴部が、一対の長辺側壁と、長方形状の短辺側を形成する一対の短辺側壁と、隣接する長辺側壁と短辺側壁を角取り状に連結する4ケのコーナー側壁で形成される構成とすること、にある。
第2の発明の上記構成により、4ケのコーナー側壁を設けることにより、このコーナー側壁により壜体を支える柱部として機能を発揮させて、壜体の剛性そして、座屈強度を高いレベルで保持することができる。また、このコーナー側壁を利用してグリップ部を構成することにより、指の根元をこのコーナー側壁に当てるようにして、より確実に壜体の胴部を片手で掴持することができる。
第3の発明の手段は、第1または2の発明において、
一方の凹部から他方の凹部に至る側壁を、ウエスト部の上端から下方に至る所定の高さ範囲において段差状に凹ませて背壁部分を形成し、両凹部と背壁部分でグリップ部を構成すること、にある。
第3の発明の上記構成により、一方の凹部から他方の凹部に至る側壁を、ウエスト部の上端から下方に至る所定の高さ範囲において段差状に凹ませて背壁部分を形成することにより、第1指の指先から第2指等の指先に至る掌の側部をウエスト部に下方からよりしっかりと当接させるようにして係止させてグリップ部を掴持することができ、片手での掴持性をより安定したものとすることができる。
ここで、背壁部分の段差の深さ、および高さ範囲は、壜体の大きさと、掌の大きさ、そして外観等を考慮して決めることができる設計事項である。
第4の発明の手段は、第1、2または3の発明において、少なくとも一方の凹部に複数の指先が指掛け可能に、両凹部を縦長状に形成すること、にある。
壜体を掴持する際には一方の凹部に第1指を掛けて、もう一方の凹部に他の指を掛けるようにするが、第4の発明の上記構成により、凹部を縦長状に形成して少なくとも一方の凹部に第1指以外の指を複数掛けることができるようにすることにより、より大型の壜体を、内容物が充填され重量が大きな状態でも、より安定して掴持することができる。
第5の発明の手段は、第1、2、3または4の発明において、凹部内に、横断状に、該凹部を補強すると共に、ウエスト部との間で指掛け状態を安定にするための突条リブを形成すること、にある。
本発明のように比較的大きな凹部を形成する壜体では、内容液を密閉収納した状態で壜体が落下すると、落下の衝撃により、凹部の中央部付近が反転変形(バックリング)する場合があるが、第5の発明の上記構成により、凹部内に横断状に突条リブを形成することにより、この突条リブによりバックリングを効果的に防止することができる。
また、凹部に指先を掛けて壜体を掴持する際に、ウエスト部と、この突条リブの間に指先を嵌め込むようにして、指掛け状態をより安定して保持することがきる。特に、突条リブにより指先の、壜体下方への滑り止め機能が発揮され、たとえば内容液を注ぐときに壜体を倒立に近い姿勢に傾けた際にも片手で安定して掴持することができる。
ここで、突条リブの形成個数、形成位置は、バックリングに係る補強効果、指先の掛けやすさ等を考慮して決めることができる設計事項である。
第6の発明の手段は、第1、2、3、4または5の発明において、凹部内に、横断状に、この凹部を補強する補強リブを形成すること、にある。
第6の発明の上記構成により、補強リブにより凹部のバックリングに係る補強効果を十分発揮させることができる。
補強リブとしては突条の突条補強リブと溝状の溝状補強リブがあるが、凹部に突条補強リブ複数形成すると、前述した突条リブと同様に凹部における指の位置決めを明確にすることができるが、一方で、たとえば指の太さ等の個人差があるので、凹部に指を進入させる際に煩わしさを感じる場合がある。その点溝状補強リブは指先に係る滑り止め効果は小さいが、指先を自然に凹部に進入させることができる。
そこで、凹部のバックリングに係る補強機能、指先の滑り止め機能、指先の配置機能、凹部への指先の進入し易さ等を考慮して、突条補強リブと溝状補強リブを適宜組み合わせて形成するのが好ましい。もちろん、たとえば突条補強リブだけを1ケあるいは複数、あるいは溝状補強リブだけを1ケあるいは複数形成する構成とすることもできる。
第7の発明の手段は、第2、3、4、5または6の発明において、凹部の底面間に係る横幅を55〜70mm、背壁部分の上端部近傍の横幅を70〜80mmの範囲とすること、にある。
第7の発明の上記構成は、一般の人の掌の平均的な大きさ考慮してグリップ部の形状を決めるものである。本発明のグリップ部を手で握って壜体を掴持する場合、主として第1指の指先と他の指の指先で荷重を支えることになり、凹部の底面間に係る幅は第1指の指先と他の指の指先との間隔に関連し、背壁部分の上端部近傍の横幅は第1指の根元と、他の指の根元との間隔に関連する寸法であり、それぞれ上記の範囲とすることにより、多くの人にとって良好なグリップ性が発揮される。
第8の発明の手段は、第2、3、4、5、6または7の発明において、一方の凹部から背壁部分を経由して他方の凹部に至るグリップ部の周長を140〜180mmの範囲とすること、にある。
第8の発明の上記構成も、一般の人の掌の平均的な大きさ考慮してグリップ部の形状を決めるものである。このグリップ部の周長は第1指の先端部から主として第2指の先端部に至る長さを考慮して定めたものであり、この寸法を上記のような範囲とすることにより、多くの人にとって良好なグリップ性が発揮される。
第9の発明の手段は、第2、3、4、5、6、7または8の発明において、背壁部分を、この背壁部分の横幅が下方に向けて拡幅するように形成すること、にある。
第9の発明の上記構成により、背壁部分をこの背壁部分の横幅が下方に向けて拡幅するように形成することにより、さらに掴持がし易くなり、また座屈強度も向上する。
第10の発明の手段は、第2、3、4、5、6、7、8または9の発明において、背壁部分に、左右方向に延びる横リブを形成すること、にある。
第10の発明の上記構成により、背壁部分に、左右方向に延びる横リブを形成することにより、グリップ部に作用する把持力により、この背壁部分が妄りに撓み変形してグリップ性が低下しないように、あるいは背壁部分の変形により内容液が噴出することがないようにすることができる。
第11の発明の手段は、第1、2、3、4、5、6、7、8、9または10の発明において、長辺側壁のウエスト部の下方に、凹部に連結して減圧吸収パネルを形成すること、にある。
第11の発明の上記構成により、高温充填処理工程を要する用途に使用される耐熱性壜体では、胴部の側壁にその周縁部を段差部で囲うようにして、平坦あるいは凹状の減圧吸収パネルを配設するが、指掛け用の凹部に連結して減圧吸収パネルを形成することにより、この凹部も含んだ大きな面積で減圧吸収機能を発揮させることができる。
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。
第1の発明にあっては、指掛けのための凹部を、上端部をウエスト部に連結させた状態で形成すると共に、両凹部と、この両凹部の間の側壁部分で壜体掴持のためのグリップ部をウエスト部に連結させて形成することにより、掴持した第1指から第2指等にかけての側部の略全長さ範囲を、ウエスト部に係止させることができ、安定して壜体を掴持することができる。
また、元々形成されているウエスト部を利用してグリップ部を構成するので、側壁面の形状を複雑にすることもなく、壜体自体の剛性、あるいは座屈強度を大きく損なうことなく凹部も含めたグリップ部を形成することができる。
第2の発明にあっては、コーナー側壁により壜体を支える柱部として機能を発揮させて、壜体の剛性そして、座屈強度を高いレベルで保持することができ、また、このコーナー側壁を利用してグリップ部を構成することにより、より確実に壜体の胴部を片手で掴持することができる。
第3の発明にあっては、ウエスト部の上端から下方に至る所定の高さ範囲において段差状に凹ませて背壁部分を形成することにより、第1指の指先から第2指等の指先に至る掌の側部を下方からウエスト部によりしっかりと係止させるようにしてグリップ部を掴持することができ、片手での掴持性をより安定したものとすることができる。
第4の発明にあっては、凹部を縦長状に形成して、一方の凹部に第1指以外の指を複数掛けるようにすることにより、より大型の壜体で、内容物が充填され重量が大きな状態でも、より安定して掴持することができる。
第5の発明にあっては、凹部内に横断状に突条リブを形成することにより、バックリングを効果的に防止することができ、またウエスト部と、この突条リブの間に指先を嵌め込むようにして指掛け状態を安定して保持することがきる。
第6の発明にあっては、補強リブにより、凹部のバックリングに係る補強効果を発揮させることができる。
第7の発明にあっては、凹部の底面間に係る横幅を55〜70mm、背壁部分の上端部近傍の横幅を70〜80mmの範囲とすることにより、多くの人にとって良好なグリップ性が発揮される。
第8の発明にあっては、グリップ部の周長を140〜180mmの範囲とすることにより、多くの人にとって良好なグリップ性が発揮される。
第9の発明にあっては、背壁部分をその横幅が下方に向けて拡幅するように形成することにより、さらに掴持がし易くなり、また座屈強度も向上する。
第10の発明にあっては、背壁部分に、左右方向に延びる横リブを形成することにより、グリップ部に作用する把持力により、この背壁部分が妄りに撓み変形してグリップ性が低下しないように、あるいは背壁部分の変形により内容液が噴出することがないようにすることができる。
第11の発明にあっては、指掛け用の凹部に連結して減圧吸収パネルを形成することにより、この凹部も含んだ大きな面積で減圧吸収機能を発揮させえることができる。
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1〜図4は本発明の合成樹脂製角型壜体の第1実施例を示すものである。図1は側面図、図2は背面図、図3は正面図、図4(a)は図1中のA−A線に沿って示す平断面図、図4(b)は図4(a)において手で掴持した状態を示す説明図である。この壜体1はPET樹脂製の二軸延伸ブロー成形品であり、口筒部2、肩部3、胴部4、底部8を有する通称容量が2Lの角型壜体である。
また、胴部4の平断面形状は略長方形状であり(図4(a)参照)、この胴部4は、長辺側を形成する一対の長辺側壁5Lと、短辺側を形成する一対の短辺側壁5Sと、隣接する長辺側壁5Lと短辺側壁5Sを角取り状に連結する4ケのコーナー側壁5Cで形成されている。
そして、胴部4の略中央高さ位置には壜体1の剛性を高くするために周溝状にウエスト部7が形成されている。
また、一対の、指掛けのための縦長の凹部12が、両長辺側壁5Lの後方(図1では右側)に寄った部分の、ウエスト部7から下方に至る領域部分に、相対向して形成されている。また、一方の凹部12から他方の凹部12に至る側壁5を、ウエスト部7上端から下方に至る所定の高さ範囲において段差状に凹ませて背壁部分16が形成されており、両凹部12と、この背壁部分16でグリップ部11が構成されている(図4(a)中の白抜き矢印参照)。
そして、凹部12内には、横断状に突条リブ13と、その下に補強リブ14の1形態である突条補強リブ14aが形成されており、凹部12を縦方向に上から順に3つの小凹部12a、12b、12cに分割するようにしている。この突条リブ13と突条補強リブ14aは掴持する際の各指の配置を決める機能、指の壜体下方への滑り止め機能、そして、凹部12のバックリングを防止するための補強機能を発揮する。
また、背壁部分16には、左右方向に延びる横リブ18が多数(本実施例では4ケ)形成されており、これによりグリップ部11に作用する把持力により、この背壁部分16が妄りに撓み変形してグリップ性が低下しないように、あるいは背壁部分16の瞬時の変形により内容液が噴出することがないようにすることができる。また、背壁部分16は、その横幅が下方に向けて拡幅するように形成されており、これにより、さらに掴持がし易くなり、また座屈強度も向上する。
また、各長辺側壁5Lと短辺側壁5Sにはそれぞれウエスト部7の上下に減圧吸収パネル19が形成されている。その中で長辺側壁5Lのウエスト部7の下方では、凹部12の形成が減圧吸収パネル19の減圧吸収機能を損なわないように、凹部12に連結して減圧吸収パネル19を形成し、この凹部12も含む大きな面積で減圧吸収機能が十分発揮されるようにしている。
本実施例の角壜体の各部分の具体的な寸法を下に示す。
・壜体高さ;305mm
・胴部4の長辺側横幅;106mm、短辺側横幅;90mm
・凹部12底面間に係る横幅Wa;62mm
・背壁部分16の上端部近傍の横幅Wb;73mm
・グリップ部16の周長Lg;145mm
なお、Wa、Wb、Lgについては図4(a)参照。
本実施例の壜体1を掴持する際には、たとえば、一方の凹部12では第1指の指先を小凹部12aに掛けて、他方の凹部12では第2指の指先を小凹部12aに、次に第3指の指先を小凹部12bに、さらに第4指と第5指の指先を小凹部12cに掛けて掴持することができる(図1、および図4(a)、(b)参照)。
そして、図4(b)に示されるように、グリップ部11を掴持することにより第1指の指先から根元に至る部分、第2指の指先から根元に至る部分の側部を、ウエスト部に下方から当接するようにしっかりと係止させることができ、指が壜体1上方へ、ずれたり、滑ったりするのを確実に防ぐことができる。
また、突条リブ13と突条補強リブ14aは壜体1下方への、ずれ、あるいは滑りを効果的に止めることができ、たとえば内容液を注ぐときに壜体1を倒立に近い姿勢に傾けた際にも片手で安定して掴持することができる。
なお、勿論のことであるが小凹部12a、12b、12cへの各指の配置は上記のような配置に限定されるものではなく使用者が使用時の状況に応じて、意識的に、あるいは無意識に選択するものである。
次に図5と図6は本発明の合成樹脂製角型壜体の第2施例を示す側面図と背面図で、この壜体1は上記した第1実施例の壜体1において、凹部12のバックリングを防止するための補強方法の他の例を示すものである。本実施例では、第1実施例における凹部12内の突条補強リブ14aの替わりに、溝状補強リブ14bを形成している。
第1実施例の突条リブ13と突条補強リブ14aのように突条部分を複数形成すると、凹部12における指の位置決めを明確にすることができるが、一方で、たとえば指の太さ等の個人差があるので凹部12に指を進入させる際に煩わしさを感じる場合がある。その点、本実施例のように突条補強リブ14aの替わりに溝状補強リブ14bとすることにより指先を自然に凹部12に進入させることができる。
ここで、溝状補強リブ14bの、指先の壜体1下方への滑りを止める効果は小さいので突条リブ13は残しておくのが好ましい。
以上、実施例に沿って本発明の実施の形態、およびその作用効果を説明したが、本発明の実施態様は上記実施例に限定されるものではない。
上記実施例では容量が2Lの角型壜体について説明したが、本発明のグリップ部はさらに大型の壜体においても、その良好な掴持性が発揮される。また、凹部の形状あるいは形成位置はさまざまのバリエーションを有するが、壜体がさらに大型になれば、凹部の形成位置をより後方に寄せる等することにより、良好な掴持性を確保することができる。
以上説明したように、本発明の角型壜体は、壜体の形状を大きく変更することなく胴部に十分に掴持性を発揮できるためのグリップ部を形成したものであり、特に大型の角型壜体の分野で幅広い用途展開が期待される。
本発明の壜体の第1実施例を示す側面図である。 図1の壜体の背面図である。 図1の壜体の正面図である。 図1中のA−A線に沿って示す(a)平断面図と、(b)手で掴持した状態を示す説明図である。 本発明の壜体の第2実施例を示す側面図である。 図5の壜体の背面図である。
1 ;壜体
2 ;口筒部
3 ;肩部
4 ;胴部
5 ;側壁
5L;長辺側壁
5S;短辺側壁
5C;コーナー側壁
7 ;ウエスト部
8 ;底部
11;グリップ部
12;凹部
12a、12b、12c;小凹部
13;突条リブ
14;補強リブ
14a;突条補強リブ
14b;溝状補強リブ
16;背壁部分
18;横リブ
19;減圧吸収パネル
Wa;(底面間)横幅
Wb;(背壁部分)横幅
Lg;(グリップ)周長
H ;掌

Claims (8)

  1. 平断面形状が長方形状の胴部(4)を有し、略中央高さ位置に周溝状のウエスト部(7)を形成した角型壜体であって、
    前記長方形状の長辺側を形成する両長辺側壁(5L)のそれぞれに、指掛けのための凹部(12)を、上端部を前記ウエスト部(7)に連結させた状態で、該ウエスト部(7)から下方に至る所定領域部分に対向させて、また少なくとも一方の凹部(12)に複数の指先が指掛け可能に、両凹部(12)を縦長状に形成し、
    前記一方の凹部(12)から他方の凹部(12)に至る側壁(5)を、前記ウエスト部(7)上端から下方に至る所定の高さ範囲において段差状に凹ませて前記ウエスト部(7)に連結させて背壁部分(16)を形成し、
    前記両凹部(12)と背壁部分(16)で壜体掴持のためのグリップ部(11)を前記ウエスト部(7)に連結させて形成し、
    また、前記長辺側壁(5L)のウエスト部(7)の下方に、前記凹部(12)に連結して減圧吸収パネル(19)を形成する構成とした合成樹脂製角型壜体。
  2. 胴部(4)が、一対の長辺側壁(5L)と、長方形状の短辺側を形成する一対の短辺側壁(5S)と、隣接する前記長辺側壁(5L)と短辺側壁(5S)を角取り状に連結する4ケのコーナー側壁(5C)で形成される構成とした請求項1記載の合成樹脂製角型壜体。
  3. 凹部(12)内に、横断状に、該凹部(12)を補強すると共に、ウエスト部(7)との間で指掛け状態を安定にするための突条リブ(13)を形成した請求項1または2記載の合成樹脂製角型壜体。
  4. 凹部(12)内に、横断状に、該凹部(12)を補強する補強リブ(14)を形成した請求項1、2または3記載の合成樹脂製角型壜体。
  5. 両凹部(12)の底面間に係る横幅(Wa)を55〜70mm、背壁部分(16)の上端部近傍の横幅(Wb)を70〜80mmの範囲とした請求項1、2、3または4記載の合成樹脂製角型壜体。
  6. 一方の凹部(12)から背壁部分(16)を経由して他方の凹部(12)に至るグリップ部(11)の周長(Lg)を140〜180mmの範囲とした請求項1、2、3、4または5記載の合成樹脂製角型壜体。
  7. 背壁部分(16)を、該背壁部分(16)の横幅が下方に向けて拡幅するように形成した請求項1、2、3、4、5または6記載の合成樹脂製角型壜体。
  8. 背壁部分(11)に、左右方向に延びる横リブ(18)を形成した請求項1、2、3、4、5、6または7記載の合成樹脂製角型壜体。
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