JP4924248B2 - カラートナー - Google Patents
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本発明の第1の実施形態に係るカラートナーは、前記顔料として金属塩類でレーキ化されて得られた可溶性アゾ顔料を用いた、マゼンタトナーとすることができる。また、前記顔料として、カーボンブラックを用いたブラックトナーとすることができる。
サリチル酸誘導体の金属化合物は、CLARK,J.L.KAO,H(1948)J.Amer.Chem.Soc.70,2151に記載された方法によって容易に合成することができる。例えば、溶媒中に2モルのサリチル酸のナトリウム塩(サリチル酸誘導体のナトリウム塩を含む)と、1モルの塩化亜鉛とを添加して混合し、加温して攪拌することにより亜鉛化合物として得ることができる。この金属化合物は白色を呈する結晶であり、結着樹脂中に分散させた場合にも着色を示さない。亜鉛化合物以外の金属化合物についても上述した方法に準じて製造することができる。
ベンジル酸誘導体からなる帯電制御剤の具体例としては、市販品として「LR147」(M:ホウ素、日本カーリット(株)製)、「LR−297」(M:アルミニウム、日本カーリット(株)製)等を挙げることができる。
メタノール100質量部に対し、表面処理用帯電制御剤として「LR−147」(日本カーリット(株)製)2質量部を溶解させ、マゼンタ顔料(セイカ ファースト カーミン1476T−7(大日精化(株)製))8質量部を加え、十分に撹拌した。得られた顔料スラリーを減圧乾燥機で乾燥した後、粉砕機で微粒子状に粉砕し、20質量%の帯電制御剤により表面改質された表面処理マゼンタ顔料(M1)を得た。
メタノール100質量部に対し、表面処理用帯電制御剤として「ボントロンE−84」(オリエント化学工業(株)製)2質量部を溶解させ、マゼンタ顔料:セイカ ファースト カーミン1476T−7(大日精化(株)製)8質量部を加え、十分に撹拌した。得られた顔料スラリーを減圧乾燥機で乾燥した後、粉砕機で微粒子状に粉砕し、20質量%の帯電制御剤で表面を改質したマゼンタ顔料(M2)を得た。
ポリエステル樹脂100質量部(花王(株)製:Tm135℃)、20質量%の帯電制御剤により表面処理されたマゼンタ顔料(M1)5質量部、及び離型剤(1号カルナバワックス:日本ワックス(株)製)3質量部をヘンシェルミキサーで十分に混合した後、2軸押出機にて溶融混練し、冷却した後、流動性カウンタージェットミル「200AFG」(ホソカワミクロン(株)製)を用いて微粉砕し、TSPトナーセパレーター「200TSP」(ホソカワミクロン(株)製)を用いて微粉分級工程を経て、質量平均粒子径が9.0μmの粉体を得た。
ポリエステル樹脂100質量部(花王(株)製、Tm:135℃)、20質量%の帯電制御剤で表面を処理したマゼンタ顔料(M2)5質量部、離型剤(1号カルナバワックス:日本ワックス(株)製)3質量部を、ヘンシェルミキサーで十分に混合した後、2軸押出機にて溶融混練し、冷却した後、流動性カウンタージェットミル「200AFG」(ホソカワミクロン(株)製)を用いて微粉砕し、TSPトナーセパレーター「200TSP」(ホソカワミクロン(株)製)を用いて微粉分級工程を経て、質量平均粒子径が9.0μmの粉体を得た。
スチレンアクリル樹脂100質量部(三洋化成(株)製、Tm:140℃)、20質量%の帯電制御剤により表面処理されたマゼンタ顔料(M1)5質量部、及び離型剤(1号カルナバワックス:日本ワックス(株)製)3質量部を、ヘンシェルミキサーで十分に混合した後、2軸押出機にて溶融混練し、冷却した後、流動性カウンタージェットミル「200AFG」(ホソカワミクロン(株)製)を用いて微粉砕し、TSPトナーセパレーター「200TSP」(ホソカワミクロン(株)製)を用いて微粉分級工程を経て、質量平均粒子径が9.0μmの粉体を得た。
ポリエステル樹脂100質量部(花王(株)製、Tm:135℃)、マゼンタ顔料(セイカ ファースト カーミン 1476T−7(大日精化(株)製))4質量部、帯電制御剤(LR147:日本カーリット(株)製)1質量部、および離型剤(1号カルナバワックス:日本ワックス(株)製)3質量部を、ヘンシェルミキサーで十分に混合した後、2軸押出機にて溶融混練し、冷却した後、流動性カウンタージェットミル「200AFG」(ホソカワミクロン(株)製)を用いて微粉砕し、TSPトナーセパレーター「200TSP」(ホソカワミクロン(株)製)を用いて微粉分級工程を経て、質量平均粒子径が9.0μmの粉体を得た。
スチレンアクリル樹脂(三洋化成製 Tm140℃)100質量部、マゼンタ顔料(セイカ ファースト カーミン1476T−7(大日精化(株)製))4質量部、及び帯電制御剤(LR147:日本カーリット(株))1質量部、および離型剤(1号カルナバワックス:日本ワックス(株)製)3質量部を、ヘンシェルミキサーで十分に混合した後、2軸押出機にて溶融混練し、冷却した後、流動性カウンタージェットミル「200AFG」(ホソカワミクロン(株)製)を用いて微粉砕し、TSPトナーセパレーター「200TSP」(ホソカワミクロン(株)製)を用いて微粉分級工程を経て、質量平均粒子径が9.0μmの粉体を得た。
カシオ計算機(株)製「ページプレストN5」を用い、トナーカートリッジにトナーを600g充填した。印刷環境は、温度23℃±3℃、湿度50%±15%の実験室で行った。
下記の式により算定した。
3.カブリ評価
高温高湿下で分光色彩計SE2000型(日本電色工業(株))を用いて、白紙の反射濃度、及び1000枚目の画像における非画像部の反射濃度を測定し、両者の反射濃度の差を白紙の反射濃度を基準として評価した。
5%印字で10枚程度を印刷した後、10mm×10mm口径のノズルを使用し、図1に示すように、現像ロール上のトナーを掃除機などで吸引捕集し、捕集したトナーの質量を測定する。10箇所測定した平均値を求めた。
ブローオフ粉体帯電量測定装置(東芝ケミカル(株)製)を用い、鉄粉キャリア(Z−150/250)(パウダーテック(株)製)に対してサンプル濃度0.3質量%とし、ターブラーミキサーで20分間混合した際の値をブローオフ帯電量とした。
下記の式により求めた。
7.トナー粒子中の帯電制御剤含有量の測定
下記の装置及び条件で測定した。
X線管:4kw薄窓、Rhターゲット、エンドウィンドウ型
出力:40kV、95mA
この場合、帯電制御剤としてLR147(日本カーリット(株)製)及びボントロンE−84(オリエント化学工業(株)製)を用い、それぞれ検量線を作成してトナー中の帯電制御剤含有量を測定した。微粉砕後のトナー中の帯電制御剤の量(A:質量%)と微分級後のトナー中の帯電制御剤の量(B:質量%)を測定し、(B/A)×100(%)を求めた。
Claims (4)
- 前記顔料は金属塩類でレーキ化されて得られた可溶性アゾ顔料であることを特徴とする請求項1記載のカラートナー。
- 前記顔料はカーボンブラックであることを特徴とする請求項1または2記載のカラートナー。
- トナー製造工程において、微粉分級後の粉末に含まれる帯電制御剤の割合が、微粉砕工程後の粉末に含まれる帯電制御剤に対して95質量%以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のカラートナー。
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