JP4923644B2 - 直火型加熱炉 - Google Patents

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Description

本発明は、金属板を製造するためのストリップを加熱する直火型加熱炉に関するものであり、特に、ストリップを幅方向に均一に加熱することが可能な直火型加熱炉に関する。
従来の直火型加熱炉として、例えば図8に示す直火式サイドバーナ加熱炉30が知られている(特許文献1参照)。
図7に示す直火式サイドバーナ加熱炉30は、燃焼ガス内流と外流との流量比率を変更することにより火炎長を変更可能としたバーナ31と、内流と外流とのトータルの燃料ガス量を測定する流量計32と、該測定値を入力し、予め求めたバーナ31の内流と外流とのトータルの燃料ガス量及び燃料ガス内流と外流との流量比率と火炎長との関係を用いて、バーナ31の目標火炎長範囲を維持する燃料ガス内流と外流との流量比率を決定し、該比率になるように内流ガス弁33及び外流ガス弁34の開度を調整する演算器35とを備えてなる。
そして、直火式サイドバーナ加熱炉30によれば、バーナ31の火炎長を所望の範囲に保つことで、被加熱材36の炉幅方向における温度分布を所望の温度分布に近づけることが可能となる。
特開昭60−11015号公報
しかしながら、直火式サイドバーナ加熱炉30においては、バーナ31の火炎長を所望の範囲に保つことで被加熱材36の炉幅方向における所望の温度分布を達成する構成により以下の問題がある。
すなわち、直火式サイドバーナ加熱炉30においては、バーナ31の火炎長を調整することで、被加熱材36の炉幅方向における所望の温度分布を達成する構成を採用しているため、火炎長の調整に伴いバーナ31から噴出される火炎の熱量に変化が生じてしまう。したがって、直火式サイドバーナ加熱炉30においては、バーナ31の火炎により被加熱材36を加熱する熱量が、被加熱材36の流れ方向において変化してしまうという問題がある。
本発明は上記した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、バーナの火炎長を変化させずに、ストリップを幅方向において均一な温度分布となるように加熱することが可能な直火型加熱炉を提供することにある。
本発明のうち請求項1に係る直火型加熱炉は、炉内を走行するストリップを、前記炉内の側壁に備えられたバーナにより連続的に加熱する直火型加熱炉において、
前記バーナは、噴出される火炎の噴出方向軸線が前記ストリップの略平行面上に位置し、前記噴出方向軸線と前記側壁との角度が変更可能となるように備えられていることを特徴とする。
また、本発明のうち請求項2に係る直火型加熱炉は、請求項1記載の直火型加熱炉において、前記バーナは、前記噴出方向軸線と前記側壁との角度が40度から80度の範囲内で変更可能となるように備えられていることを特徴とする。
また、本発明のうち請求項3に係る直火型加熱炉は、請求項1又は2記載の直火型加熱炉において、前記角度は、前記ストリップの加熱負荷に応じて設定されることを特徴とする。
ここで、加熱負荷とは、ストリップの温度を所定量上昇させるために必要な熱量をいい、具体的には、ストリップの板厚、板幅、材質(熱容量)等によって決定されるものである。
さらに、本発明のうち請求項4に係る直火型加熱炉は、請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の直火型加熱炉において、前記角度は、加熱帯出側における前記ストリップの幅方向温度分布に基づいて設定されることを特徴とする。
本願請求項1乃至4のうちいずれか1項に係る直火型加熱炉によれば、バーナは、噴出される火炎の噴出方向軸線が前記ストリップの略平行面上に位置し、前記噴出方向軸線と前記側壁との角度が変更可能となるように備えられている構成により、バーナの火炎長を変化させずに、ストリップを幅方向において均一な温度分布となるように加熱することが可能となる。
以下、本発明の第一実施形態に係る直火型加熱炉を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る直火型加熱炉の概略構成図である。図2は本発明の第一実施形態に係る直火型加熱炉の加熱帯の概略を示す正面図である。図3は本発明の第一実施形態に係る直火型加熱炉の加熱帯の概略を示す平面図である。図4は本発明に係る板幅測定手段及び板厚測定手段の概略を示す正面図である。
直火型加熱炉1は、いわゆる連続加熱炉をいい、図1に示すように、上流側から順に、予熱帯2と、加熱帯3と、均熱帯4との3つの帯を連続して備えてなる。
そして、直火型加熱炉1の上流においては、図1に示すように、搬送ロール6により搬送されるストリップSの板幅を測定する板幅測定手段5と、ストリップSの板厚を測定する板厚測定手段7が設けられている。また、加熱炉3には、図2及び図3に示すように、両側壁10において、ストリップSの流れ方向(図3における上下方向)に複数設置される上側可動バーナ8及び下側可動バーナ9と、板幅測定手段5(図示しない)及び板厚測定手段7(図示しない)と接続される計算機12と、計算機12と接続される制御手段13とが備えられている。
上側可動バーナ8及び下側可動バーナ9を加熱帯3において備える理由は、ストリップSの品質不良を防止するためには、加熱帯3の出側においてストリップSの幅方向(図3における左右方向)における温度分布を均一とすることが要求されるためである。
板幅測定手段5は、図4に示すように、ストリップSの幅方向両端部の上方に受光面を下向きにした姿勢で配置され、ストリップSの幅方向両端部の二次元画像をそれぞれ撮像する撮像装置(図示せず)と、撮像装置が撮像した二次元画像を構成する複数の走査線信号に基づき、ストリップSの板幅を算出する板幅算出手段(図示せず)とを備えている。そして、板幅測定手段5は、加熱帯3の入側において設置され、ストリップSの板幅を、ストリップSの流れ方向において連続的に測定している。
板厚測定手段7は、ストリップSの下側からX線を照射する照射部7aと、ストリップSの上側においてX線を検出する検出部7bとを備えている。そして、板厚測定手段7は、直火型加熱炉1の入側上流において設置され、ストリップSの幅方向における板厚分布を、ストリップSの流れ方向において連続的に測定している。なお、板厚測定手段7は、本実施形態においてはストリップSの幅方向3箇所に備えられているが、ストリップSの幅方向において備える数は適宜増減することが可能である。
上側可動バーナ8は、ストリップSの上面側の両側壁10において、隣接する上側可動バーナ8と対向する上側可動バーナ8とが、ストリップSの流れ方向においてそれぞれ交互に位置するように千鳥状に設置される。
下側可動バーナ9は、ストリップSの下面側の両側壁10において、隣接する下側可動バーナ9と対向する下側可動バーナ9とが、ストリップSの流れ方向においてそれぞれ交互に位置するように千鳥状に設置される。
そして、上側可動バーナ8と下側可動バーナ9とは、両側壁10のうち一方の側壁10に設置された上側可動バーナ8と他方の側壁10に設置された下側可動バーナ9とが、ストリップSの幅方向から見て一致する位置となるように設置される。
また、各可動バーナ8,9は、内流ガスと外流ガスの流量比率を変更することにより火炎長を調整可能な公知のガス二流式バーナが用いられている。
ここで、上側可動バーナ8及び下側可動バーナ9は、噴出される火炎Fの噴出方向軸線Lが、ストリップSの略平行面上に位置するように備えられている。そして、上側可動バーナ8及び下側可動バーナ9は、噴出方向軸線Lと側壁10との角度αを変更可能となるように、側壁10に対して回動可能に備えられている。この角度αは、40度から80度の範囲内で変更可能とすることがストリップSの幅もしくは長さ方向での急激な温度変化を防止するために好ましい。この場合において、本実施形態においては、噴出方向軸線Lと側壁10との角度αは、可動バーナ8,9の上流側の側壁に対する角度となっているが、可動バーナ8,9の下流側の側壁に対する角度とした場合においても同様の効果を奏することが可能である。
計算機12は、ストリップSの加熱負荷に応じて、可動バーナ8,9の火炎Fの噴出方向軸線Lと側壁10との角度αを決定し、かかる角度αを達成するように可動バーナ8,9を回動させる回動指令を制御手段13に対して出力する。
ここで、加熱負荷とは、ストリップSの温度を所定量上昇させるために必要な熱量をいい、ストリップSの板厚、板幅、材質(熱容量)等によって決定される。
具体的には、加熱炉3においては、ストリップSを、その流れ方向において一定の熱量において加熱することが好ましく、これには、可動バーナ8,9の火炎長を一定に保つことで火炎Fの熱量を一定に保つ必要がある。一方、可動バーナ8,9の火炎Fには温度分布があり、火炎Fの先端部の温度が最も高くなっている。したがって、加熱帯3において加熱されるストリップSの板幅が変更された場合、火炎Fの最も温度が高い先端部の位置を変更しなければ、ストリップSの幅方向温度分布が不均一となる。
そこで、計算機12は、板幅測定手段5からストリップSの板幅を入力し、かかる板幅からストリップSの板幅方向温度分布が均一となる角度αを算出し、かかる角度αを達成するように可動バーナ8,9を回動させる回動指令を制御手段13に対して出力する。
また、一般的に、ストリップSの板厚は炉幅方向において一定ではなく、ストリップSの炉幅方向両端部の板厚は、炉幅方向中央部の板厚に対して薄くなっている。そして、このようなストリップSを加熱帯3において加熱すると、板厚の薄い部分においては、板厚の厚い部分に対して過加熱となってしまう。
そこで、計算機12は、板厚測定手段7からストリップSの幅方向の板厚分布を入力し、かかる板厚分布からストリップSの板幅方向温度分布が均一となる角度αを算出し、かかる角度αを達成するように可動バーナ8,9を回動させる回動指令を制御手段13に対して出力する。
さらに、計算機12は、ストリップSの材質(熱容量)が入力され、かかる材質からストリップSの板幅方向温度分布が均一となる角度αを算出し、かかる角度αを達成するように可動バーナ8,9を回動させる回動指令を制御手段13に対して出力する。
制御手段13は、計算機12から入力された回動指令に基づき、計算機12が算出した火炎Fの噴出方向軸線Lと側壁10との角度αを達成するように、可動バーナ8,9を回動させる。
次に、本実施形態に係る直火型加熱炉1によりストリップSの温度制御を行なう場合の作用について説明する。
直火型加熱炉1の入側上流においてストリップSは、板幅測定手段5により板幅がストリップSの流れ方向に連続的に測定されるとともに、板厚測定手段7により、幅方向板厚分布がストリップSの流れ方向に連続的に測定される。
予熱帯2において予熱が行なわれたストリップSは、搬送ロール6により加熱帯3内に搬送される。
そして、ストリップSは、上側可動バーナ8及び下側可動バーナ9から噴出される火炎Fにより加熱帯3内を搬送される伴い急速に加熱されていく。
この場合において、板幅測定手段5により測定されたストリップSの板幅及び板厚測定手段7により測定されたストリップSの板厚分布が計算機12に送られるとともに、ストリップSの材質が計算機12に入力される。そして、計算機12は、ストリップSの板幅、板厚分布及び材質に基づき、火炎Fの噴出方向軸線Lと側壁10との角度αを常時算出し、かかる角度αを達成するように可動バーナ8,9を回動させる回動指令を制御手段13に対して出力する。
そして、かかる回動指令を受けた制御手段は、その指令の通りに可動バーナ8,9の回動を行なう。
なお、上側可動バーナ8と下側可動バーナ9とでは、互いに独立して上記制御が行われるが、上側可動バーナ8と下側可動バーナ9とにおける制御は同一の方法により行なわれる。
そして、加熱帯3において幅方向において均一な温度分布となるように加熱されたストリップSは、搬送ロール6により均熱帯4へと搬送されていく。
このような直火型加熱炉1によれば、可動バーナ8,9の火炎長を変化させずに、ストリップSを幅方向において均一な温度分布となるように加熱することができ、ストリップSの幅方向において温度差が生じることに基づく品質不良の発生を防止することが可能となる。
次に、本発明の第二実施形態に係る直火型加熱炉を図面を参照して説明する。
図5は本発明の第二実施形態に係る直火型加熱炉の加熱帯の概略を示す正面図である。図6は本発明の第二実施形態に係る直火型加熱炉の加熱帯の概略を示す平面図である。
直火型加熱炉21の基本的構成は、直火型加熱炉1と同様であるため、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
直火型加熱炉21の加熱帯3は、図5及び図6に示すように、直火型加熱炉1の加熱帯3において、板幅測定手段5及び板厚測定手段7の代わりに、温度測定手段11を備えている。
温度測定手段11は、加熱帯3の出側において設置されており、ストリップSの幅方向温度分布をストリップSの流れ方向において連続的に測定している。そして、温度測定装置11は、ストリップSの幅方向の温度分布を測定するべく、本実施形態においては、ストリップSの幅方向両端部及び中間部の3ヶ所において設置される。なお、本実施形態においては、温度測定装置11は、ストリップSの幅方向両端部及び中間部の3ヶ所において設置しているが、ストリップSの幅方向における温度測定装置11の設置数は、適宜増減することが可能である。また、本実施形態においては、各温度測定装置11として放射温度計が用いられている。そして、温度測定手段11により測定されたストリップSの幅方向両端部及び中間部の各温度データは、計算機12へと出力される。
計算機12は、温度測定手段11から入力されたストリップSの幅方向両端部及び中間部の各温度データに基づき、ストリップSの幅方向における温度分布を算出する。そして、計算機12は、算出された温度分布に基づき、ストリップSの幅方向における温度分布が均一となるように、火炎Fの噴出方向軸線Lと側壁10との角度αを算出し、かかる角度αを達成するように可動バーナ8,9を回動させる回動指令を制御手段13に対して出力する。
制御手段13は、計算機12から入力された回動指令に基づき、計算機12が算出した火炎Fの噴出方向軸線Lと側壁10との角度αを達成するように、可動バーナ8,9を回動させる。
次に、本実施形態に係る直火型加熱炉21によりストリップSの温度制御を行なう場合の作用について説明する。
加熱帯3内に搬送されたストリップSは、上側可動バーナ8及び下側可動バーナ9から噴出される火炎Fにより加熱帯3内を搬送される伴い急速に加熱されていく。
この場合において、ストリップSの幅方向における温度は温度測定装置11により常時測定されており、かかる温度データは計算機12に送られて、計算機12においてはストリップSの幅方向における温度分布を常時算出する。そして、計算機12は、ストリップSno幅方向温度分布に基づき、火炎Fの噴出方向軸線Lと側壁10との角度αを常時算出し、かかる角度αを達成するように可動バーナ8,9を回動させる回動指令を制御手段13に対して出力する。
そして、かかる回動指令を受けた制御手段は、その指令の通りに可動バーナ8,9の回動を行なう。
なお、上側可動バーナ8と下側可動バーナ9とでは、互いに独立して上記制御が行われるが、上側可動バーナ8と下側可動バーナ9とにおける制御は同一の方法により行なわれる。
そして、加熱帯3において幅方向において均一な温度分布となるように加熱されたストリップSは、搬送ロール6により均熱帯4へと搬送されていく。
このような直火型加熱炉1によれば、可動バーナ8,9の火炎長を変化させずに、ストリップSを幅方向において均一な温度分布となるように加熱することができ、ストリップSの幅方向において温度差が生じることに基づく品質不良の発生を防止することが可能となる。
以上、本発明の第一及び第二実施形態について説明したが、本発明の第一及び第二実施形態においては、種々の変更を行なうことが可能である。
例えば、第一及び第二実施形態においては、上側可動バーナ8及び下側可動バーナ9は加熱帯3においてのみ適用されているが、予熱帯2、加熱帯3及び均熱帯4のうち1つ以上において適用することも可能である。
また、本発明の第一実施形態係る直火型加熱炉1の加熱帯3において、第二実施形態に係る直火型加熱炉21の加熱帯3に備えられている温度測定装置11を備えることで、第一実施形態に係る制御と第二実施形態に係る制御とを同時に行なう構成としても構わない。
次に、本発明例に係る直火型加熱炉1又は直火型加熱炉21によりストリップSを加熱した場合と、火炎Fの噴出方向軸線Lを一定方向に固定して設置されたバーナを備えた比較例に係る加熱炉(以下、固定式加熱炉という)によりストリップSを加熱した場合とを比較してその効果を説明する。
図7(a)は、本発明例に係る直火型加熱炉1又は直火型加熱炉21によりストリップSを加熱した場合のストリップSの幅方向温度分布を示す図である。図7(b)は、比較例に係る固定式加熱炉によりストリップSを加熱した場合のストリップSの幅方向温度分布を示す図である。
図7に示すように、固定式加熱炉によりストリップSを加熱した場合、ストリップSの幅方向中央部と両端部とで約20℃から30℃の温度差が生じるのに対し、直火型加熱炉1又は直火型加熱炉21によりストリップSを加熱した場合、ストリップSの幅方向中央部と両端部との温度差は10℃以下に抑えることが可能となる。
本発明に係る直火型加熱炉の概略構成図である。 本発明の第一実施形態に係る直火型加熱炉の加熱帯の概略を示す正面図である。 本発明の第一実施形態に係る直火型加熱炉の加熱帯の概略を示す平面図である。 本発明の第一実施形態に係る板幅測定手段及び板厚測定手段の概略を示す正面図である。 本発明の第二実施形態に係る直火型加熱炉の加熱帯の概略を示す正面図である。 本発明の第二実施形態に係る直火型加熱炉の加熱帯の概略を示す平面図である。 本発明例に係る直火型加熱炉によりストリップSを加熱した場合のストリップSの幅方向温度分布と比較例に係る直火式加熱炉によりストリップSを加熱した場合のストリップSの幅方向温度分布とを示す図である。 特許文献1に係る直火式サイドバーナ加熱炉の概略構成図である。
符号の説明
1 直火型加熱炉
2 予熱帯
3 加熱帯
4 均熱帯
5 板幅測定手段
S ストリップ
6 搬送ロール
7 板厚測定手段
7a 照射部
7b 検出部
8 上側可動バーナ
9 下側可動バーナ
L 噴出方向軸線
10 側壁
11 温度測定装置
12 計算機
13 制御手段
21 直火型加熱炉
F 火炎
30 直火式サイドバーナ加熱炉
31 バーナ
32 流量計
33 内流ガス弁
34 外流ガス弁
35 演算器
36 被加熱材
40 連続焼鈍炉
41 入口
42 無酸化炉
43 還元炉
44 冷却帯
45 加熱用バーナ
46 冷却装置
47 板温計
48 冷却制御装置
49 開閉バルブ

Claims (4)

  1. 炉内を走行するストリップを、前記炉内の側壁に備えられたバーナにより連続的に加熱する直火型加熱炉において、
    前記バーナは、噴出される火炎の噴出方向軸線が前記ストリップの略平行面上に位置し、前記噴出方向軸線と前記側壁との角度が変更可能となるように備えられていることを特徴とする直火型加熱炉。
  2. 前記バーナは、前記噴出方向軸線と前記側壁との角度が40度から80度の範囲内で変更可能となるように備えられていることを特徴とする請求項1記載の直火型加熱炉。
  3. 前記角度は、前記ストリップの加熱負荷に応じて設定されることを特徴とする請求項1又は2記載の直火型加熱炉。
  4. 前記角度は、加熱帯出側における前記ストリップの幅方向温度分布に基づいて設定されることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の直火型加熱炉。
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