JP4923061B2 - フィルタインサート - Google Patents

Description

本発明は、請求項１の前文に記載の、飲料抽出のために容器の挿入口に挿入するためのフィルタインサート、及び、請求項１１の前文に記載の、フィルタインサートを具備する容器に関する。前記フィルタインサートは、コーヒー及び茶の作製に特に適している。

飲み物を作るために、各種フィルタインサートが使用される。

例えば、ＤＥ−Ａ−２，１３６，５８０には、残留物を有する飲み物の注入及びろ過のための装置が開示されている。この場合のフィルタインサートは、ポット（ｐｏｔ）の開口部に挿入できるバネ式ホルダと、このホルダにより固定できる使い捨てインサートにより形成される。この場合のホルダは棒状に設計されており、圧縮バネを有する。ホルダと使い捨てインサートの両方を挿入しなければならないため、挿入作業はかなり面倒である。使い捨てインサートを使用しなければならない点も不都合である。

ＥＰ−Ａ−０，４６７，０１３には、紙のフィルタ袋が二つの向かい合う取り付け部分によって保持される、ティー・フィルタ装置が開示されている。二つの取り付け部分は互いに平行に移動できる。この場合もまた、装置とともに、使い捨てフィルタ袋が使用される。このティー・フィルタ装置は、容器、例えば水差し（ｊｕｇ）に取り付けることが可能である。飲み物をつぐ際に水差しを傾けた場合、ティー・フィルタ装置が緩み、水差しから落ちる可能性がある。

さらに、数回使用することができ、使い捨て製品を必要としないフィルタインサートが知られている。これらのフィルタインサートは、通例、ガラス、金属又はプラスチックからなる。ＷＯ ９２／１３４７５には、このような容器用フィルタインサートが開示されており、フィルタインサートを数度使用することが可能である。容器にフィルタインサートを挿入し、その後、容器に湯を加えることができる。このフィルタインサートの場合も、飲み物をつぐ際に水差しから落ちる可能性がある。

さらに、このようなフィルタインサートに、ある種の縁が形成された、軟質材料からなるキャップをつけることも知られている。この場合、このフィルタインサートは、縁によってポットの上部へりにのせることができる。これらのフィルタインサートもまた、飲み物をつぐとき水差しから落ちる可能性があり、不都合である。

従って、本発明の目的は、簡単に水差し（ｊｕｇ）に挿入でき、飲み物をつぐときに水差しから落ちないフィルタインサートを作ることである。さらに、本発明によるフィルタインサートは、可能な限り広く使用可能であるべきである。

この目的は、請求項１の特徴を有するフィルタインサートによって達成される。

飲料抽出のために容器の挿入口に挿入するための、本発明によるフィルタインサートは、好ましくは、フィルタ穴を有する本体、及び、カラーを有する。カラーは、周囲領域にわたって、弾力性のある波形の外側輪郭を有する。外側輪郭は、容器の挿入口の内寸に柔軟に適合するのに役立つ。この波形の外側輪郭は、飲み物をつぐときにフィルタインサートが落ちることを防ぐ。

さらに、このフィルタインサートは、様々な水差しに広く挿入できるという利点がある。波形の外側輪郭のさらなる利点は、製作公差を補正することができる点である。従って、対応する水差しをもはやそれほど正確に製造する必要はなく、よりコスト効率よく製造できる。さらに、波形の外側輪郭の弾力性のある形状により、容器はもはやフィルタインサートによって損傷を受けずにすむという利点がある。従って、欠け、引っかき傷又は容器への他の損傷を、カラーによって防ぐことができる。

本発明によるフィルタインサートは、好ましくは、少なくとも部分的に取り囲んでいるフランジを有する。このフランジは、フィルタインサートを挿入した状態で保持するのに役立ち、フィルタインサートが水差し内に落ちない。この場合、カラーの上部領域がこのフランジの一部となる。

本発明のさらなる目的は、熱い状態であっても、素手で容器から取り外すことができるフィルタインサートを作ることである。

この目的は、請求項３の特徴を有するフィルタインサートにより達成される。

本発明によるフィルタインサートは、フランジを有する。このフランジは、少なくとも部分的に取り囲んでいるリングを含む。カラーは、このリングの外側のへりの少なくとも一部分にわたり延びる上部領域を有する。波形の外側輪郭を有する周囲領域は、この上部領域の下に配置されている。これにより、使用者は素手で容器からフィルタインサートを取り除くことができるという利点がもたらされる。

好ましい実施形態においては、カラーは一体形で、波形の外側輪郭と断熱（ｉｎｓｕｌａｔｉｎｇ）カバーの両方を有する。カラーが一体に作られていることにより、カラーをコスト効率よく製造し、簡単に取り付けられるという利点が生じる。さらに、使用者による取り扱いが単純化される。

さらなる有利な実施形態は、従属請求項から明らかである。

以下、本発明を、図を参照してより詳細に説明する。
図１は、本発明の好ましい典型的な実施形態によるフィルタインサート１を示す。この場合のフィルタインサート１は、容器９（この場合コーヒーポット又はティージャグ）に挿入し、飲み物（特に茶又はコーヒー）の抽出のために使用することができる。フィルタインサート１は、実質的には、フィルタ穴５１を具備する一体又は複数体（ｍｕｌｔｉ−ｐｉｅｃｅ）の本体３、及び、本体３の一部を覆って配置されているカラー２を有する。

本体３は、実質的には、少なくとも部分的に取り囲んでいるフランジ１０を具備する上部支持部分４、多くのフィルタ穴５１を具備する中空の円筒形フィルタ部分５、及び、収集受け皿６０を具備する下部底部分６の三つの部分に分けることができる。ここに見られるように、支持部分４、フィルタ部分５及び底部分６は、分離可能又は固定的に相互接続される別々の部分として形成することができる。好ましくは、カラー２の支持リング２７、及び支持部分４の少なくとも部分的に取り囲んでいるリング４４から形成されるフランジ１０によって、フィルタインサート１は、開口へり９２上にのる。これにより、フィルタインサートが容器９内に落ちることを防ぐ。本体３は金属、ガラス又はプラスチックから製造される。本体３は、好ましくはステンレス鋼から成り、その場合好ましくは複数体に設計される。これにより、簡単な製造が可能となる。あるいは、本体３をガラスから製造することもでき、その場合好ましくは一体に設計される。一体に設計された典型的な実施形態を図６に示す。しかしながら、異なる部分を異なる材料で製造することも可能である。金属材料を使用する場合、個々の部品を連結するのに、スポット溶接が特に適している。他の材料に対しては、他の方法を使用することができる。

図２では、注ぎ口４５が特によくわかる。この注ぎ口４５により、高温流体、例えば湯が、フィルタ部材に置かれた粉末の上に注がれる。粉末は、コーヒーでも茶でもよい。あるいは、もちろん、刻んだ茶葉又は他の形状も使用できる。

フィルタ部分５は、実質的に、中空の円筒形のフィルタ体５０であり、図１〜４に示されている。フィルタ穴５１は穴列に配置され、フィルタ体５０の円周面を貫く。穴列１つには多数のフィルタ穴５１がある。好ましくは平行して延びる複数の穴列は、穴領域５２を形成する。明瞭化のため、図には、各場合、このような穴領域５２を取り囲むフィルタ穴５１だけを示す。好ましくは、このような穴領域が４つ、フィルタ部分５の全周囲にわたって配置されている。あるいは、より少ない、例えば３つの穴領域を配置することもできるし、又はより多い穴領域を配置することもできる。

底部分６は、実質的には、収集受け皿６０を含む。収集受け皿６０は、底６２（図３）と、底６２から垂直に突き出る側壁６１を有する。上述のように、底部分６は側壁６１を介してフィルタ部分５に連結されている。収集受け皿６０の代わりに、実質的に平らに設計された底を使用することもできる。すなわち、この平らな底には側壁がない。収集受け皿６０も平らな底も、開口部はあってもなくてもよい。

支持部分４は、実質的に、支持体４０を含む。支持体４０は、円錐状の側壁４２を経て円筒壁４３に移る円筒状リング４１（図３）を含む。円筒壁４３は、少なくとも部分的に取り囲んでいるリング４４に移り、少なくとも部分的に取り囲んでいるリング４４は、円筒壁４３から好ましくは垂直に突出する。取り囲んでいるリング４４は、円筒壁４３を少なくとも部分的に取り囲むことが可能である。すなわち、リング４４は部分的に配置されているか、又は、円筒壁４３を完全に取り囲むこともできる。注意すべきは、円筒壁４３の直径は円筒状リング４１より大きいことである。さらに、少なくとも部分的に取り囲んでいるリング４４の外径は、円筒壁４３より大きい直径を有する。支持体４０が金属材料から成る場合、例えば深絞り工法により製造することができるが、他の適切な方法も考えられる。

好ましくは、円筒形フィルタ体５０と支持体４０は、固定的に相互連結され、フィルタ体５０は支持体４０に差し込まれる。連結にはスポット溶接が特に適しているが、他の製造方法も考えられる。

カラー２もまた、図１及び３でよくわかる。カラー２は、実質的には、本体３の上部分の外側輪郭を覆っている。好ましくは、カラー２は支持体４０の外側を覆っている。

図３及び４には、カラー２の詳細が示されている。カラー２の下部領域は円筒状リング２５として設計されている。円錐状の移行部２６を経て、円筒状リング２５は波形の外側輪郭２１に移る。従って、カラー２の周囲は下部領域で次第に細くなる。この場合、波形の外側輪郭２１は、少なくとも部分的にカラー２の周囲領域にわたって延びる。外側へ突出する支持リング２７が、波形の外側輪郭２１に形成されている。ビード２８は支持リング２７の端部を形成する。さらに、支持リング２７に対して実質的に平行に、内側へ延びるカバーリング２９が、ビード２８に形成されており、支持リング２７とカバーリング２９の間に、環状の間隙が形成される。支持リング２７、ビード２８及びカバーリング２９は、図１に参照番号２４で示されている断熱スリーブを形成する。

カラー２は、好ましくは弾力性をもつ。しかしながら、他の実施形態においては、カラー２の限定された部分だけが弾力性をもつことも可能である。しかしながら、好ましくは、波形の外側輪郭２１は常に弾力性をもつ。

好ましくは、カラーは、柔軟で耐熱性のプラスチックから製造される。シリコン・ゴム、又は、市場でサントプレーン（Ｓａｎｔｏｐｒｅｎｅ）として知られているプラスチックを用いるとよい結果がもたらされた。さらに、好ましくは、カラー２は一体に設計される。

カラー２は、手で、支持体４０にかぶせることができる。さらに、図３及び４では、カラー２がいくつかの領域で、支持部分４又は支持体４０にぴったりと合っていることがわかる。好ましくは、本体の円筒状リング４１、円錐状の側壁４２及び円筒壁４３は、カラー２によってそれらの外側を取り囲まれている。さらに、支持体４０の少なくとも部分的に取り囲んでいるリング４４は、カラー２によりほぼ完全に取り囲まれており、この少なくとも部分的に取り囲んでいるリング４４が、カラー２の環状間隙に係合する。つまり、カラー２の上部領域は、少なくともこのリング４４の外側のへりの一部を越えて延びている。波形の外側輪郭２１を有する周囲領域は、この上部領域の下に配置されている。

本体３は高温流体を注入する際温められるため、少なくとも部分的に取り囲んでいるリング４４の領域において、カラー２は断熱に役立つ。少なくとも部分的に取り囲んでいるリング４４をカラー２で覆うことにより、使用者は、素手で、フィルタインサート１を取り外す機会を有する。使用者は、布又は類似物等のいかなる付加的な手段も必要としない。ビード２８により、弾力性のあるカラー２の断熱有効性はさらに増す。

さらなる典型的な実施形態において、カラー２は、本体３の上部領域に固定的に連結することができる。例えば、カラー２は接着剤によって不注意による除去に対し保護することができる。しかしながら、また、カラーを問題なく使用者が取り外せるように取り付けることも可能である。このことは、簡単な洗浄が可能となるため、特に有利である。

波形の外側輪郭２１は、図３及び４の線Ｓ５−Ｓ５に沿う断面図である図５に、特に容易に見られる。波形の外側輪郭は、支持リング２７に平行に延びる断面において、円花飾り様にカラー周囲に延びているように描くことができる。波形の外側輪郭２１は、山部２２及び谷部２３を含み、好ましくはカラー２の全周囲のまわりに延びる。この好ましい典型的な実施形態において、１０個の山部と１０個の谷部が、弾力性のあるカラー２の全周囲にわたり、一定の間隔をおいて配置されている。波形の外側輪郭２１は、実質的には、少なくとも部分的に取り囲んでいるリング４４に平行な支持平面に対し垂直に延びる。言い換えると、波形の外側輪郭２１は、円筒の外側面（ｇｅｎｅｒａｔｅｄ ｓｕｒｆａｃｅ）上をその中心軸の方向に延びる。好ましくは、波形の外側輪郭２１の厚みを変えることができる。特に、山部２２における波形の外側輪郭２１の厚みは、谷部２３の厚みより小さい。こうすることにより、より弾力性のある波形の外側輪郭２１となる。しかしながら、さらなる実施形態においては、厚みが一定であってもよい。

図５ではまた、カラー２が波形の内側輪郭３０を有するのがわかる。この場合の波形の内側輪郭３０は、少なくとも部分的に支持部分４上にのる。好ましくは、波形の内側輪郭３０と支持部分４の間に隙間３１が形成される。隙間３１は、好ましくは気体媒体で満たされており、気体媒体は外気であってよい。しかしながら、示されていないさらなる実施形態においては、隙間３１を固体媒体で満たすこともできる。この場合、好ましくは、カラー２と類似の材料特性を有するプラスチックが挿入される。

示されていないさらなる実施形態において、波形の外側輪郭は、円周端に平行に延びる。つまり、谷部２３及び山部２２の代わりに、そのような波形の輪郭のしわが図４には見られることになる。しわは外側面（ｇｅｎｅｒａｔｅｄ ｓｕｒｆａｃｅ）に同軸に延びる。

示されていないさらなる実施形態において、波形の輪郭の代わりに、リブ、とがった先端、又は、円筒の周囲から突出する他の部材等の他の要素が使用される。

従って、カラー２の典型的な実施形態すべてにおいて、波形の輪郭２１の領域又は突出している部材の領域において、このカラーが変形可能な輪郭又は突出部材を有しなければならないことは共通である。変形可能な輪郭は、実質的には波形の外側輪郭２１であるが、容器９に挿入の際、容器９の挿入口９１の内寸に柔軟に適合可能でなければならず、事実、容器９の挿入口９１は、カラー２の波形の外側輪郭２１と、少なくとも部分的に（ｉｎ ｓｅｃｔｉｏｎｓ）接触する。従って、挿入口９１がカラー２に接触しない他の部分が、接触する部分の間に存在する。これにより、空気が容器９に流れ込むことができる。

上述の柔軟な変形により、弾力性のあるカラー２又はフィルタインサート１と容器９の間に、ノン・ポジティブ（ｎｏｎ−ｐｏｓｉｔｉｖｅ）ロック又は摩擦ロックが達成される。このようにして、飲み物を取り出す際、つまり、飲み物を例えばコップにつぐために容器９を傾ける場合、フィルタインサート１が落ちることを防ぐ。

示されていないさらなる実施形態において、さらに、支持部分４は、容器９の挿入口９１より小さい寸法を有するように設計されることが考えられる。この場合、フィルタインサート１は、カラー２によってのみ支持される。つまり、フランジ１０はカラー２の部材だけを含む。

示されていないさらなる実施形態において、支持部分４は、フィルタ部分５に等しい底面（ａｒｅａ）を有する。つまり、支持部分４とフィルタ部分５は、好ましくは円筒形である。その場合、カラー２も円筒形の内部開口を有する。カラー２の外側輪郭は、先の典型的な実施形態で記述した形と一致する。この場合カラー２は、接着剤で本体３に固定することができる。しかしながら、あるいは、カラー２の内径を、円筒形の支持部分４上に取り付ける際拡張しなければならないように形成することもできる。取り付けた状態で、カラーは再び縮むことができないため、ポジティブな（ｐｏｓｉｔｉｖｅ）効果を持つ。このことは好ましい力状態をもたらし、特にカラー２と支持部分４の間の摩擦力が増加して、カラーが滑り落ちるのを防ぐ。この典型的な実施形態において、フランジ１０はカラー２の部分によってのみ形成される。

本明細書において、本体３は実質的に中空の円筒形に設計されていると仮定した。従って、本体３は円形の断面形状を有する。しかしながら、明らかに、本体３はいかなる断面形状をも有することができる。挿入状態において容器９の挿入口に接する、この部分の断面形状は、この挿入口９１の形状に適合させて設計されるべきである。例えば、楕円形、多角形、又は角のある形状を使用することができる。さらに、本体３は異なる断面形状を有することが可能である。例えば、円形の断面形状を有する本体は特に好ましく、この円形の断面形状が異なる径を有すると円錐形となる。

さらに、記載のフィルタインサート１は、選択的に、例えばＷＯ ９２／１３４７５から公知であるようなプランジャとともに使用することができる。

図６は、本発明によるフィルタ部材のさらなる典型的な実施形態を示す。この典型的な実施形態では、支持部分７において本体３は、上述の形状とは異なる形状を有する。円錐状に設計された移行部７１を経て、円筒形の本体３がより大きい断面７２に移る。円錐状に先細る移行部７３は、同時にフィルタ部材の端部７４を形成し、このより大きい断面７２上に形成される。この実施形態の場合、カラー２は、上述と同様の場所に配置されている。この場合、カラー２は、内側輪郭が支持部分の外側輪郭に沿うように設計されている。この場合においても、カラー２は波形の外側輪郭２１を有する。図６は、どのように波形の外側輪郭２１が異なる形状の挿入口９１に適合できるかを、特によく示している。つまり、この典型的な実施形態においては、フィルタインサート１を挿入することができるように、フィルタインサート１を容器９に挿入するとき、波形の外側輪郭２１が第一段階で圧迫される。その後、フィルタインサート１は、カラー２が開口部周囲９２にのる程度まで挿入されると、波形の外側輪郭が内壁９３にあたるまで広がる。この典型的な実施形態においては、さらに、波形の外側輪郭２１が少なくとも３つの山部２２を有しており、これらがカラー２の周囲に間隔をあけて配置されていることが考えられる。しかしながら、有利には、カラーの周囲にわたって、より多くの山部及び谷部が配置されている。

図１は、本発明によるフィルタインサートを具備するティーポットの断面を示す。 図２は、図１のフィルタインサートの斜視図を示す。 図３は、図４の線Ｓ３−Ｓ３に沿う、図１のフィルタインサートの断面を示す。 図４は、図３の線Ｓ４−Ｓ４に沿う、図１のフィルタインサートの断面を示す。 図５は、図３又は４のフィルタインサートの線Ｓ５−Ｓ５に沿う断面を示す。 図６は、本発明のさらなる実施形態によるフィルタインサートを具備するティーポットの断面を示す。

符号の説明

１ フィルタインサート
２ カラー
３ 本体
４ 支持部分
５ フィルタ部分
６ 底部分
７ 支持部分
９ 容器
１０ フランジ
２１ 波形の外側輪郭
２２ 山部
２３ 谷部
２４ 断熱カバー
２５ 円筒状リング
２６ 円錐状移行部
２７ 支持リング
２８ ビード
２９ カバーリング
３０ 波形の内側輪郭
４０ 支持体
４１ 円筒状リング
４２ 円錐状側壁
４３ 円筒壁
４４ 部分的に取り囲んでいるリング
４５ 注ぎ口
５０ 円筒形フィルタ体
５１ フィルタ穴
５２ 穴領域
６０ 収集受け皿
６１ 側壁
６２ 底
７１ 円錐状移行部
７２ 大きい断面
７３ 円錐状移行部
７４ 端部
９０ 取っ手
９１ 挿入口
９２ 開口部周囲

Claims (10)

1. 飲料抽出のために容器（９）の挿入口（９１）に挿入するためのフィルタインサート（１）であって、前記フィルタインサート（１）は、
   コーヒー粉末、茶葉等を受けるため、フィルタ穴（５１）を具備する中空の本体（３）、及び、
   前記本体（３）の上部領域の外側輪郭を覆い、前記容器（９）の挿入口（９１）の内寸に柔軟に適合するため、柔軟で耐熱性のプラスチックからなる、弾力性のあるカラー（２）を含み、
   前記カラー（２）は、周囲方向に沿って、山部と谷部が交互に起こる円花飾り様に延びる、弾力性のある波形の外側輪郭（２１）を有し、
   前記カラーは、前記本体の支持部分（４）に部分的にのる波形の内側輪郭（３０）を有し、及び、前記波形の内側輪郭（３０）と前記支持部分（４）の間に隙間（３１）が形成されていることを特徴とするフィルタインサート。
2. 前記フィルタインサートが、前記フィルタインサート（１）を挿入状態で前記挿入口（９１）に保持するために、少なくとも部分的に取り囲んでいるフランジ（１０）を含み、前記カラー（２）の上部領域がこのフランジ（１０）の一部である、請求項１に記載のフィルタインサート。
3. 前記フランジ（１０）は、少なくとも部分的に取り囲んでいるリング（４４）を含み、前記カラー（２）はこのリング（４４）の外側の端の少なくとも一部分にわたり延びる上部領域を含み、及び、前記波形の外側輪郭（２１）を有する周囲領域がこの上部領域の下に配置されている、請求項２に記載のフィルタインサート。
4. 前記カラー（２）は一体に製造されている、請求項１〜３のいずれか１項に記載のフィルタインサート。
5. 前記カラー（２）の周囲は下部領域で先細になる、請求項１〜４のいずれか１項に記載のフィルタインサート。
6. 前記波形の外側輪郭（２１）は前記カラー（２）の全周囲のまわりに延びる、請求項１〜５のいずれか１項に記載のフィルタインサート。
7. 前記カラー（２）はシリコーン・ゴムから製造されている、請求項１〜６のいずれか１項に記載のフィルタインサート。
8. 前記本体（３）は金属、ガラス、プラスチック、又はそれらの混合物から製造されている、請求項１〜７のいずれか１項に記載のフィルタインサート。
9. 前記波形の外側輪郭（２１）が、前記容器（９）の挿入口（９１）と、少なくとも部分的にノン・ポジティブロック（ｎｏｎ−ｐｏｓｉｔｉｖｅ ｌｏｃｋｉｎｇ）係合にある、請求項１〜８のいずれか１項に記載のフィルタインサートを具備する容器（９）。
10. 前記波形の外側輪郭は山部及び谷部を有し、及び、第１の山部（２２）から第２の向かい合う山部（２２）まで測定した直径が、前記容器の挿入口（９１）の直径より大きい寸法を有する、請求項９に記載の容器。

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