JP2000262406A - 茶漉し及びそれを備えた急須 - Google Patents

茶漉し及びそれを備えた急須

Info

Publication number
JP2000262406A
JP2000262406A JP11068991A JP6899199A JP2000262406A JP 2000262406 A JP2000262406 A JP 2000262406A JP 11068991 A JP11068991 A JP 11068991A JP 6899199 A JP6899199 A JP 6899199A JP 2000262406 A JP2000262406 A JP 2000262406A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tea strainer
tea
teapot
mounting body
strainer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11068991A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Koga
達也 古賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukuoka Ebisu Kk
Original Assignee
Fukuoka Ebisu Kk
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fukuoka Ebisu Kk filed Critical Fukuoka Ebisu Kk
Priority to JP11068991A priority Critical patent/JP2000262406A/ja
Publication of JP2000262406A publication Critical patent/JP2000262406A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Table Devices Or Equipment (AREA)
  • Apparatus For Making Beverages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】急須内部の深さの違いに拘らず急須内部の所定
の位置で茶を漉すことができ、お茶を注ぐときに茶漉し
から茶葉がもれることを防止することができる茶漉しを
提供する。 【解決手段】茶漉しT1は装着体1と茶漉し本体2を有
する。装着体1上部には径大部11を有する。径大部1
1の上縁部には外側に向ってフランジ部12が形成され
ている。径大部11とフランジ部12には等間隔で八箇
所に切欠部13が形成されている。切欠部13には径大
部11が縮径したときに重なり合うことができる薄肉部
14が形成されている。フランジ部12には把手15が
形成されている。装着体1の下縁部にはストッパーが全
周にわたって形成されている。茶漉し本体2は胴部21
と網状の茶漉し部22を有する。胴部21の上縁部には
突条部が形成してある。突条部は茶漉し本体2が下降し
たときにストッパーと係合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は茶漉し及びそれを備
えた急須に関するものである。更に詳しくは、無段階的
に昇降可能な茶漉し部を有し、茶漉し部の外底と急須の
内底との間隔を茶漉し部が昇降可能な範囲で任意に設定
できるようにすることにより、急須内部の深さの違いに
拘らず、急須内部の所定の位置で茶を漉すことができる
茶漉し及びそれを備えた急須に関するものである。
【0002】
【従来の技術】急須を使用して茶を入れるときに急須と
別体の茶漉しを使用する場合、急須の開口縁部に茶漉し
上部の開口縁部を係合させて、茶漉し内部に茶葉を入れ
て給湯する。ところが、現在使用されている急須には、
様々な大きさのものがあり、しかも大きさに応じて深さ
が異なっている。この場合、急須内部が深くて茶漉しが
急須の底部から離れ過ぎると、温湯を多く入れないと茶
葉が十分に浸らないので、少量の茶が必要な場合でも余
分に茶を出さざるを得ない。逆に、急須内部が浅すぎて
茶漉しが急須の底部に接触或いは近接し過ぎる場合は、
茶が十分に注がれずに急須の底部に残っていると、茶葉
が茶に浸ってふやけてしまい、次に茶を入れる場合、濃
く苦いお茶が出たり、香味がなくなる。
【0003】そこで、急須内部に茶漉しを装着したとき
に、茶葉が入っている茶漉し本体部(下部を構成してい
る茶漉し部は殆どは金網で作られている)と急須の内底
部との距離を調整できるようにした茶漉しが、例えば、
実開平5−46627号公報に開示されている。
【0004】上記公報に開示された茶漉しは、急須内部
に装着するための装着部と、当該装着部の外面に取り付
けられ、下部に茶漉し部を有する茶漉し本体とよりな
り、上記装着部の外面には上下方向に三本の連結用溝部
が周設されており、上記茶漉し本体の内面には上記連結
用溝部に嵌合しうる連結用突条部が一本周設されてい
る。そして、急須内部に茶漉しを装着したときに、急須
の内底面と茶漉し部の底面との距離を所望の距離にする
ために、連結用溝部と連結用突条部との組み合わせを選
択できるようにしている。上記のような茶漉しは、高さ
の調整が可能であるため、急須の深さの違いに対応でき
ない点については一応解決できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、次のような課
題を有する。 連結用溝部と連結用突条部とは、組み合わせが三通
りしかないため、急須の底面と茶漉し部の底面との距離
は三段階にしか調整できず、対応できる急須には限りが
ある。 急須に装着するための径大部の切込み部から茶葉が
もれて、急須の内底部に溜っている漉した茶に混じるこ
とがある。
【0006】本発明は、上記課題を解消するものであ
り、その目的とするところは、無段階的に昇降可能な茶
漉し部を有し、茶漉し部の外底と急須の内底との間隔を
茶漉し部が昇降可能な範囲で任意に設定できるようにす
ることにより、急須内部の深さの違いに拘らず、急須内
部の所定の位置で茶を漉すことができるようにすること
にある。また、本発明の他の目的は、茶漉しの高さを無
段階に調整できるようにして茶漉しの底部と急須の内底
部との隙間を一定にすることができるようにし、通常の
急須であれば、殆ど全ての急須に対応できるようにする
ことにある。更に、本発明の他の目的は、茶漉しから茶
葉がもれることを防止することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、急須内部に装着する装着体は、茶漉し部を
有し、該茶漉し部は上記装着体に対して昇降可能に設け
られており、全体の高さを無段階に調整しうるようにし
たことを特徴とする、茶漉しである。
【0008】第2の発明にあっては、急須内部に装着す
るための手段を有する装着体と、当該装着体に取り付け
られ、底部に茶漉し部を有する茶漉し本体と、を備えて
おり、上記茶漉し本体は上記装着体の下部に摺動可能に
嵌合されており、当該摺動により、全体の高さを無段階
に調整しうるようにしたことを特徴とする、茶漉しであ
る。
【0009】第3の発明にあっては、茶漉し本体の上部
側の外周壁には、装着体の内周壁に密接する突条部が全
周にわたって設けられており、当該突条部は弾性または
柔軟性を有していることを特徴とする、第2の発明に係
る茶漉しである。
【0010】第4の発明にあっては、装着体の下部側の
内周壁には、茶漉し本体の突条部と係合して上記装着体
と上記茶漉し本体が分離しないようにするストッパーが
設けられていることを特徴とする、第3の発明に係る茶
漉しである。
【0011】第5の発明にあっては、装着体は弾性また
は柔軟性を有しており、上記装着体の上部開口縁部には
急須の開口縁部に係合するための係合部が設けられてお
り、上記装着体の上部側には、上記係合部を含み縦方向
に切欠された切欠部が周方向へ所要数設けてあることを
特徴とする、第2、第3または第4の発明に係る茶漉し
である。
【0012】第6の発明にあっては、装着体のうち、切
欠部に沿う部分に薄肉部が設けられており、上記装着体
の上部が縮径したとき、上記薄肉部同士が密接するか重
なり合うようにしてあることを特徴とする、第5の発明
に係る茶漉しである。
【0013】第7の発明にあっては、茶漉し本体底部に
当該底部と急須内底部との間に隙間を設けるためのスペ
ーサが設けられていることを特徴とする、第2、第3、
第4、第5または第6の発明に係る茶漉しである。
【0014】第8の発明にあっては、装着体に把手が設
けられていることを特徴とする、第1、第2、第3、第
4、第5、第6または第7の発明に係る茶漉しである。
【0015】第9の発明にあっては、急須内部に装着せ
る装着体は、無段階的に昇降可能な茶漉し部を有し、茶
漉し部の外底と急須の内底との間隔を茶漉し部が昇降可
能な範囲で任意に設定できるようにしたことを特徴とす
る、茶漉しを備えた急須である。
【0016】茶漉しは、全体を合成樹脂、例えばポリプ
ロピレン、ポリエチレン、アクリルエステル共重合体、
ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、シリコーン樹脂な
どで形成することもできる。また、ステンレスの様な金
属で形成することもできる。更には、装着体を上記のよ
うな合成樹脂、茶漉し部を金属製金網、例えばステンレ
ス金網とすることもできる。しかし、上記素材には限定
されない。
【0017】(作用)本発明に係る茶漉しは、茶漉し部
が装着体に対して昇降可能に設けられており、全体の高
さを無段階に調整できるので、急須の深さの違いに対応
して、高さを自由に調整でき、一般的な殆どの急須に使
用することができる。
【0018】茶漉し本体の上部側の外周壁には装着体の
内周壁に密接する突条部が全周にわたって設けられてお
り、突条部は弾性または柔軟性を有しているものでは、
茶漉し本体の上部側の外周壁は装着体の内周壁に密接し
ながら、自由に摺動することができる。従って、摺動部
分に隙間を生じにくいので、茶葉の微粉等が漏れて、漉
されたお茶に混じることを防止できる。
【0019】装着体の下部側の内周壁に、茶漉し本体の
突条部と係合して上記装着体と上記茶漉し本体が分離し
ないようにするストッパーが設けられているものは、茶
漉し本体に多量の茶葉と温湯とを入れた後、急須から茶
漉しを引上げるときに、茶葉が茶漉し部の網目を塞いで
温湯が茶漉し部内に溜り、茶漉し本体が重くなり下方に
移動しても、突条部が上記ストッパーで止められ、茶漉
し本体をその位置で停止させることができる。従って、
茶漉し本体は、上記ストッパーよりも下降することはな
く、そのことにより、茶漉し本体が装着体から外れるの
を防ぐことができる。
【0020】装着体が弾性または柔軟性を有しており、
上記装着体の上部開口縁部には急須の開口縁部に係合す
るための係合部が設けられており、上記装着体の上部側
には、上記係合部を含み縦方向に切欠された切欠部が周
方向へ所要数設けてあるものでは、茶を入れるために、
急須内に茶漉しを装着したときに、急須の開口縁部の径
が装着体の上部開口縁部の径より小さくても、上記切欠
部がすぼまり、装着体の上部開口縁部の径が急須の開口
縁部の径と合致し、その結果、装着体の係合部を急須の
開口縁部に緊密に装着させることができる。
【0021】装着体のうち、切欠部に沿う部分に薄肉部
が設けられており、上記装着体の上部が縮径したとき、
上記薄肉部同士が密接するか重なり合うようにしてある
ものは、急須内に茶漉しを装着し切欠部がすぼまったと
きに、当該切欠部が実質的にに閉鎖され、その結果、茶
葉の微粉が漏れて漉されたお茶に混じるのを防止するこ
とができる。
【0022】茶漉し本体底部に当該底部と急須の内底部
との間に隙間を設けるためのスペーサが設けられている
ものは、急須内に茶漉しを装着したときに、当該隙間が
自動的に決定される。従って、茶を入れた後の湯切りが
悪く温湯が急須の内底部にいくらか残っていても、茶漉
し本体底部と急須の内底部との間に隙間があることによ
り、茶漉し本体内の茶葉は温湯に浸ることがないので、
当該茶葉を利用して、次に茶を入れても香味が損なわれ
ることを防止できる。
【0023】装着体に把手が設けられているものは、当
該把手を握って茶漉しの急須内への装着や脱着ができる
ので便利である。
【0024】人の癖や茶葉の量によっては、茶を注いだ
後の茶と茶葉の分離が十分でない場合があり、茶葉が残
った茶によって浸漬され、次に茶を飲むときに濃く苦い
茶が出る場合がある。本発明に係る茶漉しやそれを有す
る急須は、無段階的に昇降可能な茶漉し部を有し、茶漉
し部の外底と急須の内底との間隔を茶漉し部が昇降可能
な範囲で任意に設定できるので、茶漉し部の外底と急須
の内底との間隔を任意に設定することによって茶漉し本
体内の茶葉が残った茶と浸らないようにし、常においし
い茶を飲めるようにすることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
き更に詳細に説明する。図1は本発明に係る茶漉しの第
1の実施の形態を示す斜視図、図2は図1のA−A拡大
断面図、図3は図1のB−B拡大断面図である。
【0026】図中T1は茶漉しである。茶漉しT1は、
装着体1と装着体1の下部に取り付けられている茶漉し
本体2とを含んでいる。装着体1はポリプロピレン製で
ほぼ円筒形であり、上部で径が少し拡大した径大部11
を形成している。上記径大部11の上縁部には外側に向
ってフランジ部12が全周にわたり形成されている。
【0027】径大部11とフランジ部12には等間隔で
八箇所に切欠部(やや幅の広いスリット)13が形成さ
れている。切欠部13の形成によって径大部11は弾性
変形し、可撓性を有し、急須4の開口縁部である給湯口
41に弾発力によって固定され、また、給湯口41の径
が多少異なっていても装着が可能となっている。
【0028】切欠部13に沿って、径大部11が縮径し
たときに重なり合うことができる薄肉部14が形成され
ている。また、薄肉部14は密接する場合もある。フラ
ンジ部12には、逆L状の把手15が形成されている。
また、装着体1の下縁部には、内側に向って突条のスト
ッパー16が全周にわたって形成されている。
【0029】茶漉し本体2は、上部に位置しておりポリ
プロピレン製でほぼ円筒形の胴部21と、該胴部21の
下部に取り付けられておりステンレス製金網で碗状に形
成されている茶漉し部22とより構成されている。胴部
21は下縁部に装着溝212が形成されており、装着溝
212に茶漉し部22の上縁部220を挿入し、装着溝
212と茶漉し部22の重なり合った部分を熱溶着する
ことによって胴部21と茶漉し部22を連結して固着し
ている。胴部21の上縁部には、装着体1(径大部12
を除く)の内面と密接し摺動可能な突条部211が外側
に向って全周にわたって形成されている。当該突条部2
11は茶漉し本体2が下降したときに上記ストッパー1
6と係合することができる。
【0030】(作用)図4は本発明に係る茶漉しを急須
に装着した状態を示す縦断面説明図、図5は図4のC−
C拡大断面図である。
【0031】茶漉しT1を急須4に装着する場合につい
て説明する。なお、茶漉しT1の径大部11の上半部の
外径は急須4の給湯口の内径よりも大きく、また、図3
に示す状態(突条部211の下面とストッパー16との
上面が接触している状態)においては、茶漉しT1の高
さは、急須4の深さとほぼ同一である。
【0032】茶漉し本体2の胴部21の突条部211を
装着体1の内周壁に密接させながら摺動させ、茶漉しT
1を急須4内部に入れたときに、茶漉し部22の底部と
急須4の内底部との距離が5mmになる位置で突条部2
11の摺動を止める。このような状態のときに、茶漉し
T1を急須4の内部に入れていくと、茶漉しT1の装着
体1の径大部11は徐々に急須4の給湯口41によりす
ぼめられ、装着体1の係合部である上部開口縁部10
は、径大部11の弾発力によって急須4の給湯口41に
緊密に係合するようになる。同時に、切欠部13に沿っ
て設けてある薄肉部14同士も重なり合う(図5参
照)。
【0033】従って、茶漉しT1の高さと急須4の深さ
とはほぼ同一であるが、茶漉し部22の底部と急須4の
内底部との距離を上記のようにして5mmにすることが
でき、急須4の深さに対応して茶を入れることができ
る。また、薄肉部14同士も重なり合っているので、切
欠部13もほぼ完全に密封されており、その結果、茶葉
は、温湯を注ぐときに茶漉し2の内部から切欠部13を
通過せず、茶葉が漏れることを防止できる。
【0034】図6は本発明に係る茶漉しの第2の実施の
形態を示し、急須に装着した状態の縦断面説明図であ
る。図中T2は茶漉しである。茶漉しT2は、第1の実
施の形態で使用された茶漉しT1の茶漉し部22の下部
に、ポリプロピレン製のスペーサー23が熱溶着された
ものである。スペーサー23は、リング状の取着部23
2を有し、該リング状の取着部232からは下方に向け
て突出した長さ5mmの脚部231が等間隔で4本設け
られている。スペーサー23は、他の種類のプラスチッ
クや金属で形成することもできる。取付方法は、上記の
ような熱溶着による取付方法でも良いし、網に係止する
取付方法でも良く、その取付方法は問わない。
【0035】(作用)図3に示す状態(突条部211の
下面とストッパー16との上面が接触している状態)か
ら脚部231が急須4の底面に当るまで入れていく。茶
漉し本体2の胴部21の突条部211は、装着体1の内
周壁に密接しながら摺動し、茶漉しT1を急須4内部に
嵌着したときは、脚部231が急須4の底面に当り、茶
漉し部22の底部と急須4の内底部との距離が5mmに
なっている。従って第1の実施例の場合のように、茶漉
しT2を急須4内部に装着する前に、胴部21の突条部
211を装着体1の内周壁に密接させながら摺動させ位
置を設定する必要はなく、操作が簡単である。
【0036】なお、本明細書で使用している用語と表現
はあくまで説明上のものであって、限定的なものではな
く、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するもの
ではない。また、本発明は図示の実施の形態に限定され
るものではなく、特許請求の範囲の記載内において種々
の変形が可能である。
【0037】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)本発明に係る茶漉しは、茶漉し部が装着体に対し
て昇降可能に設けられており、全体の高さを無段階に調
整できるので、急須の深さの違いに対応して、高さを自
由に調整でき、一般的な殆どの急須に使用することがで
きる。
【0038】(b)茶漉し本体の上部側の外周壁には装
着体の内周壁に密接する突条部が全周にわたって設けら
れており、突条部は弾性または柔軟性を有しているもの
では、茶漉し本体の上部側の外周壁は装着体の内周壁に
密接しながら、自由に摺動することができる。従って、
摺動部分に隙間を生じにくいので、茶葉の微粉等が漏れ
て、漉されたお茶に混じることを防止できる。
【0039】(c)装着体の下部側の内周壁に、茶漉し
本体の突条部と係合して上記装着体と上記茶漉し本体が
分離しないようにするストッパーが設けられているもの
は、茶漉し本体に多量の茶葉と温湯とを入れた後、急須
から茶漉しを引上げるときに、茶葉が茶漉し部の網目を
塞いで温湯が茶漉し部内に溜り、茶漉し本体が重くなり
下方に移動しても、突条部が上記ストッパーで止めら
れ、茶漉し本体をその位置で停止させることができる。
従って、茶漉し本体は、上記ストッパーよりも下降する
ことはなく、そのことにより、茶漉し本体が装着体から
外れるのを防ぐことができる。
【0040】(d)装着体が弾性または柔軟性を有して
おり、上記装着体の上部開口縁部には急須の開口縁部に
係合するための係合部が設けられており、上記装着体の
上部側には、上記係合部を含み縦方向に切欠された切欠
部が周方向へ所要数設けてあるものでは、茶を入れるた
めに、急須内に茶漉しを装着したときに、急須の開口縁
部の径が装着体の上部開口縁部の径より小さくても、上
記切欠部がすぼまり、装着体の上部開口縁部の径が急須
の開口縁部の径と合致し、その結果、装着体の係合部を
急須の開口縁部に緊密に装着させることができる。
【0041】(e)装着体のうち、切欠部に沿う部分に
薄肉部が設けられており、上記装着体の上部が縮径した
とき、上記薄肉部同士が密接するか重なり合うようにし
てあるものは、急須内に茶漉しを装着し切欠部がすぼま
ったときに、当該切欠部が実質的にに閉鎖され、その結
果、茶葉の微粉が漏れて漉されたお茶に混じるのを防止
することができる。
【0042】(f)茶漉し本体底部に当該底部と急須の
内底部との間に隙間を設けるためのスペーサが設けられ
ているものは、急須内に茶漉しを装着したときに、当該
隙間が自動的に決定される。従って、茶を入れた後の湯
切りが悪く温湯が急須の内底部にいくらか残っていて
も、茶漉し本体底部と急須の内底部との間に隙間がある
ことにより、茶漉し本体内の茶葉は温湯に浸ることがな
いので、当該茶葉を利用して、次に茶を入れても香味が
損なわれることを防止できる。
【0043】(g)装着体に把手が設けられているもの
は、当該把手を握って茶漉しの急須内への装着や脱着が
できるので便利である。
【0044】(h)人の癖や茶葉の量によっては、茶を
注いだ後の茶と茶葉の分離が十分でない場合があり、茶
葉が残った茶によって浸漬され、次に茶を飲むときに濃
く苦い茶が出る場合がある。本発明に係る茶漉しやそれ
を有する急須は、無段階的に昇降可能な茶漉し部を有
し、茶漉し部の外底と急須の内底との間隔を茶漉し部が
昇降可能な範囲で任意に設定できるので、茶漉し部の外
底と急須の内底との間隔を任意に設定することによって
茶漉し本体内の茶葉が残った茶と浸らないようにし、常
においしい茶を飲めるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る茶漉しの第1の実施の形態を示す
斜視図。
【図2】図1のA−A拡大断面図。
【図3】図1のB−B拡大断面図。
【図4】本発明に係る茶漉しを急須に装着した状態を示
す縦断面説明図。
【図5】図5は図4のC−C拡大断面図である。
【図6】本発明に係る茶漉しの第2の実施の形態を示
し、急須に装着した状態の縦断面説明図。
【符号の説明】 T1、T2 茶漉し 1 装着体 10 上部開口縁部 11 径大部 12 フランジ部 13 切込み部 14 薄肉部 15 把手 16 ストッパー 2 茶漉し本体 21 胴部 211 突条部 212 装着溝 22 茶漉し部 220 上縁部 23 スペーサー 231 脚部 232 取着部 4 急須 41 給湯口
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月31日(1999.8.3
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 急須(4)内部に装着する装着体(1)は、茶
    漉し部(22)を有し、該茶漉し部(22)は上記装着体(1)に
    対して昇降可能に設けられており、全体の高さを無段階
    に調整しうるようにしたことを特徴とする、 茶漉し。
  2. 【請求項2】 急須(4)内部に装着するための手段を有
    する装着体(1)と、 当該装着体(1)に取り付けられ、底部に茶漉し部(22)を
    有する茶漉し本体(2)と、 を備えており、 上記茶漉し本体(2)は上記装着体(1)の下部に摺動可能に
    嵌合されており、当該摺動により、全体の高さを無段階
    に調整しうるようにしたことを特徴とする、 茶漉し。
  3. 【請求項3】 茶漉し本体(2)の上部側の外周壁には、
    装着体(1)の内周壁に密接する突条部(211)が全周にわた
    って設けられており、当該突条部(211)は弾性または柔
    軟性を有していることを特徴とする、 請求項2記載の茶漉し。
  4. 【請求項4】 装着体(1)の下部側の内周壁には、茶漉
    し本体の突条部(211)と係合して上記装着体(1)と上記茶
    漉し本体(2)が分離しないようにするストッパー(16)が
    設けられていることを特徴とする、 請求項3記載の茶漉し。
  5. 【請求項5】 装着体(1)は弾性または柔軟性を有して
    おり、上記装着体(1)の上部開口縁部には急須の開口縁
    部に係合するための係合部(10)が設けられており、上記
    装着体(1)の上部側には、上記係合部(10)を含み縦方向
    に切欠された切欠部(13)が周方向へ所要数設けてあるこ
    とを特徴とする、 請求項2、3または4記載の茶漉し。
  6. 【請求項6】 装着体(1)のうち、切欠部(13)に沿う部
    分に薄肉部(14)が設けられており、上記装着体(1)の上
    部が縮径したとき、上記薄肉部(14)同士が密接するか重
    なり合うようにしてあることを特徴とする、 請求項5記載の茶漉し。
  7. 【請求項7】 茶漉し本体(2)底部に当該底部と急須内
    底部との間に隙間を設けるためのスペーサ(23)が設けら
    れていることを特徴とする、 請求項2、3、4、5または6記載の茶漉し。
  8. 【請求項8】 装着体(1)に把手(15)が設けられている
    ことを特徴とする、 請求項1、2、3、4、5、6または7記載の茶漉し。
  9. 【請求項9】 急須(4)内部に装着せる装着体(1)は、無
    段階的に昇降可能な茶漉し部(22)を有し、茶漉し部(22)
    の外底と急須の内底との間隔を茶漉し部(22)が昇降可能
    な範囲で任意に設定できるようにしたことを特徴とす
    る、 茶漉しを備えた急須。
JP11068991A 1999-03-15 1999-03-15 茶漉し及びそれを備えた急須 Pending JP2000262406A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11068991A JP2000262406A (ja) 1999-03-15 1999-03-15 茶漉し及びそれを備えた急須

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11068991A JP2000262406A (ja) 1999-03-15 1999-03-15 茶漉し及びそれを備えた急須

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000262406A true JP2000262406A (ja) 2000-09-26

Family

ID=13389652

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11068991A Pending JP2000262406A (ja) 1999-03-15 1999-03-15 茶漉し及びそれを備えた急須

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000262406A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009523506A (ja) * 2006-01-20 2009-06-25 ピーアイ デザイン アーゲー フィルタインサート
JP3161435U (ja) * 2010-05-20 2010-07-29 株式会社ロロ 茶漉し具
EP2749191A1 (en) * 2012-12-28 2014-07-02 Aurlia Corporation Filtering device for a teapot
JP2014519941A (ja) * 2011-06-24 2014-08-21 ピーエイチアイ アンド ティーイーエー 強制循環を伴う調合装置
CN111053445A (zh) * 2019-12-18 2020-04-24 浙江理工大学 一种一体化自动沏茶装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009523506A (ja) * 2006-01-20 2009-06-25 ピーアイ デザイン アーゲー フィルタインサート
US10045652B2 (en) 2006-01-20 2018-08-14 Pi-Design Ag Filter insert
JP3161435U (ja) * 2010-05-20 2010-07-29 株式会社ロロ 茶漉し具
JP2014519941A (ja) * 2011-06-24 2014-08-21 ピーエイチアイ アンド ティーイーエー 強制循環を伴う調合装置
EP2749191A1 (en) * 2012-12-28 2014-07-02 Aurlia Corporation Filtering device for a teapot
CN111053445A (zh) * 2019-12-18 2020-04-24 浙江理工大学 一种一体化自动沏茶装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4714173A (en) Leak-proof closures
US7806044B2 (en) Tea bag cup lid
US4310418A (en) Cookware with drainage lid
US6752287B1 (en) Splash-proof beverage lid slide closure
US9801492B1 (en) Liquid container with interchangeable attachments
JP5368563B2 (ja) 容器に挿入された挿入部を有する飲料メーカー
CN102123922B (zh) 特别是用于一次性杯子的盖
US20090229472A1 (en) Brewing system and packaging
US4086848A (en) Device for brewing individual cups of coffee
US4735719A (en) Coffee filter ring
US4963262A (en) Coffee filter paper retainer
WO2003061438A1 (en) Drinking vessel
GB2457074A (en) Tea filter for a teapot and teapot having such a filter.
JP2000262406A (ja) 茶漉し及びそれを備えた急須
US7032505B2 (en) French press coffee maker with secondary filter
US5536393A (en) Coffee filter retaining insert
US4174659A (en) Coffee brewer
RU2002101890A (ru) Фильтрующее устройство для кофе или аналогичных напитков
KR100757255B1 (ko) 차 우림구
JP5563929B2 (ja) コーヒー用ポット
JP2005224261A (ja) 飲用具
US4331189A (en) Stock/sauce skimmer
US3606104A (en) Carafes
GB2554533B (en) A teapot
EP0761148A1 (en) Coffee filtering system