JP4922806B2 - 車両用ステアリングハンガー - Google Patents

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Description

本発明は、ステアリングハンガービームにステアリングコラムを支えるサポート部が設けられた車両用ステアリングハンガーに関する。
車両用ステアリングハンガーは、左右のフロントピラー間に架け渡される梁状のステアリングハンガービームを備え、ステアリングハンガービームにステアリングコラムやエアバッグなどを支持する部材である。
この車両用ステアリングハンガーのなかには、軽量化を図るために、アルミニウム合金などの軽合金で鋳造したものが知られている。
軽合金製の車両用ステアリングハンガーを鋳造する場合、鋳型から鋳造品を取り出す必要があり、ステアリングハンガービームを断面略U字状に形成する必要がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−289238号公報
ところで、通常、ステアリングハンガービームにはステアリングコラムを介してステアリングホイールが取り付けられている。例えば、ステアリングホイールから上下方向の入力を受けた場合、ステアリングハンガービームに捩りモーメントが発生する。
捩りモーメントに対する剛性を確保するために、ステアリングハンガービームは閉断面に形成することが好ましい。
しかし、特許文献1のステアリングハンガービームは、鋳型から鋳造品を取り出す必要があり、断面略U字状(すなわち、開断面)に形成されている。
よって、ステアリングハンガービームの剛性を確保するために、ステアリングハンガービームの断面形状を比較的大きく形成する必要があり、そのことが軽量化を図る妨げになっていた。
本発明は、ステアリングハンガービームの剛性を確保することができ、かつ、車両用ステアリングハンガーの軽量化を図ることができる車両用ステアリングハンガーを提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、左右のフロントピラー間に梁状のステアリングハンガービームが架け渡され、前記ステアリングハンガービームのうち左右側のいずれか一方に寄せてステアリングコラムを支えるサポート部が設けられた車両用ステアリングハンガーであって、前記ステアリングハンガービームが、前記サポート部の近傍で、かつ前記フロントピラー寄りの部位において、前記サポート部が設けられたステアリング取付ビーム部と前記フロントピラーに取り付ける車体取付ビーム部とに分割され、前記ステアリング取付ビーム部が開断面に形成されるとともに、前記車体取付ビーム部が閉断面に形成され、前記ステアリング取付ビーム部の前記開断面の端部が前記車体取付ビーム部の前記閉断面の端部に差し込まれることで、それぞれの端部同士が重ね合わされて一体に連結され、前記重ね合わされた各端部のそれぞれの断面中心が同一であることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、前記ステアリング取付ビーム部は、第1後壁と、前記第1後壁の上辺から車体前方に張り出した上張出壁および下辺から車体前方に張り出した下張出壁と、により前記第1後壁に対向する前部位が開口された断面略コ字状の開断面に形成され、前記車体取付ビーム部は、前記第1後壁の車体後方に設けられた第2後壁と、前記第2後壁の上辺から車体前方に張り出され、前記上張出壁に上方から重ね合わされた上壁と、前記第2後壁の下辺から車体前方に張り出され、前記下張出壁に下方から重ね合わされた下壁と、前記上壁の車体前方側の前辺および前記下壁の車体前方側の前辺を連結し、開口された前記前部位を覆う前壁と、により閉断面に形成されたことを特徴とする。
さらに、請求項3に係る発明は、前記フロントピラーは、前記車体取付ビーム部の端部が嵌合される係止部を有することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、前記車体取付ビーム部は、前記第2後壁および前記下壁に、乗員の膝を保護するニーボルスターが取り付けられるニーボルスター取付片を有し、前記上壁のうち、前記ニーボルスター取付片の上方の部位に隆起部を有することを特徴とする。
さらに、請求項5に係る発明は、前記ステアリング取付ビーム部は、前記上張出壁が前記上壁に沿うように重ね合わされ、前記下張出壁が前記下壁に沿うように重ね合わされた状態で、前記第1後壁が前記第2後壁に対して車体前方に向けて傾斜されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ステアリングハンガービームをステアリング取付ビーム部と車体取付ビーム部とに分割した。ステアリング取付ビーム部を開断面に形成するとともに、車体取付ビーム部を閉断面に形成した。
ステアリング取付ビーム部の開断面の端部を車体取付ビーム部の閉断面の端部に差し込み、端部同士を重ね合わせて一体に連結した。
端部同士を重ね合わせることで、開断面の端部を閉断面の端部で覆うことができる。よって、ステアリング取付ビーム部の開断面を閉断面の端部で補強することができる。
よって、ステアリング取付ビーム部の剛性、すなわちステアリングハンガービームの剛性を高めることができ、ステアリングハンガービームの断面形状を小さくすることができる。
ここで、重ね合わされた各端部の断面中心が同軸上に位置していない場合がある。この状態で、ステアリングホイールから上下方向の入力を受けた場合、各端部は異なる捩れ中心を軸にして捩られる。
このため、各端部のうち、一方の端部に発生した捩りモーメントが、他方の端部に影響して他方の端部に曲げ変形が発生することが考えられる。
すなわち、ステアリングハンガービームが変形しやすくなる。
なお、断面中心とは、断面の中心(図心)をいい、捩れが発生したときの捩れ中心となる位置をいう。
そこで、請求項1において、重ね合わされた各端部の断面中心を同軸上に位置させた。
よって、ステアリングホイールから上下方向や左右方向の入力を受けた場合、ステアリングハンガービームに曲げ変形を発生させずに、捩りモーメントのみを発生させることができる。
これにより、ステアリングハンガービームで支える最大捩りモーメントを大きくすることができ、ステアリングハンガービームの断面形状を一層小さくすることができる。
以上説明したように、ステアリング取付ビーム部の開断面に車体取付ビーム部の閉断面を重ね合わせることで剛性を高めることができ、さらに、重ね合わされた各部の断面中心を同軸上に位置させることで最大捩りモーメントを大きくすることができる。
これにより、ステアリングハンガービームの剛性を確保するとともに、ステアリングハンガービームの断面形状を小さくして車両用ステアリングハンガーの軽量化を図ることができるという利点がある。
また、請求項2に係る発明では、ステアリング取付ビーム部を、第1後壁、上張出壁、下張出壁で断面略コ字状の開断面に形成した。
さらに、車体取付ビーム部を、第2後壁、上壁、下壁、前壁で閉断面に形成した。
よって、ステアリング取付ビーム部の開断面の端部を、車体取付ビーム部の閉断面の端部に差し込むことで、開断面の端部を閉断面の端部で覆うことができる。これにより、ステアリング取付ビーム部の開断面を閉断面の端部で補強することができる。
さらに、請求項3に係る発明では、フロントピラーに係止部を設け、係止部に車体取付ビーム部の端部を嵌合させた。
また、請求項4に係る発明では、上壁のうち、ニーボルスター取付片の上方の部位に隆起部を設けた。
このように、ニーボルスター取付片の上方の部位に隆起部を設けることで、車体取付ビーム部の断面中心を車体後方且つ上方に移動させることができる。
これにより、車体取付ビーム部の断面中心をステアリング取付ビーム部の断面中心に合わせることができる。
さらに、請求項5に係る発明では、第1後壁を第2後壁に対して車体前方に向けて傾斜させた。
このように、第1後壁を第2後壁に対して車体前方に向けて傾斜させることで、車体取付ビーム部の隆起部を避けて後壁を配置することができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1は本発明に係る車両用ステアリングハンガーを示す斜視図、図2は本発明に係る車両用ステアリングハンガーを示す分解斜視図である。
車両用ステアリングハンガー10は、車体幅方向中央に設けられた中央ハンガー部11と、中央ハンガー部11の左側に設けられた左車体取付ビーム部(車体取付ビーム部)12と、中央ハンガー部11の右側に設けられた右車体取付ビーム部13とを備える。
中央ハンガー部11は、車体幅方向に延出されたステアリング取付ビーム部16と、ステアリング取付ビーム部16の略中央部16aに設けられたドライバーセンターステイ17と、ステアリング取付ビーム部16の右端部16bに設けられたパッセンジャーセンターステイ18とを備える。
この中央ハンガー部11は軽合金を鋳型で鋳造した部材である。
車両用ステアリングハンガー10を中央ハンガー部11と、左車体取付ビーム部12と、右車体取付ビーム部13に分割することで、中央ハンガー部11をコンパクト化することができる。
中央ハンガー部11をコンパクト化することで、鋳型の小型化を図ることができる。
ステアリング取付ビーム部16の左端部(端部)16cに左車体取付ビーム部12が直線状に連結されるとともに、ステアリング取付ビーム部16の右端部16bに右車体取付ビーム部13が直線状に連結されている。
ステアリング取付ビーム部16、左車体取付ビーム部12および右車体取付ビーム部13の3個のビーム部材で梁状のステアリングハンガービーム15が構成されている。
車両用ステアリングハンガー10は、ステアリングハンガービーム15が左右のフロントピラー21,22間に架け渡され、ドライバーセンターステイ17およびパッセンジャーセンターステイ18がフロントフロアーのセンタートンネル部(図示せず)に取り付けられている。
ステアリングハンガービーム15は、左端部15aが左フロントピラー21の根元21aに取り付けられ、右端部15bが右フロントピラー22の根元22aに取り付けられている。
ステアリングハンガービーム15の右車体取付ビーム部13に、パッセンジャー用のエアバッグ25が設けられている。
右車体取付ビーム部13は、高強度の鋼板をプレス成形で形成した部材である。
ステアリング取付ビーム部16の右端部16bおよび右フロントピラー22の根元22aに渡って略L字状のサポートブラケット26が設けられている。
サポートブラケット26は、水平部27がフロントフロアー(図示せず)に取り付けられている。
ステアリング取付ビーム部16には、左端部16c寄りの部位にサポート部31が設けられている。
さらに、ステアリング取付ビーム部16には、サポート部31およびドライバーセンターステイ17間の部位に、右ニーボルスター33用の右取付片(図示せず)が設けられている。
サポート部31には、取付ブラケット35を介してステアリングコラム36が取り付けられている。ステアリングコラム36の後端部にステアリングホイール37が取り付けられている。
ステアリングコラム36は、ステアリングハンガービーム15に対してオフセットされた状態で、交差するように取り付けられている。
右ニーボルスター33用の右取付片には、図示しないドライバーの右膝を保護する右ニーボルスター33が取り付けられている。
ステアリングハンガービーム15の左車体取付ビーム部12には、左ニーボルスター34用の左取付片39,39が設けられている。
左取付片39,39には、図示しないドライバーの左膝を保護する左ニーボルスター34が取り付けられている。
左車体取付ビーム部12は、軽合金を押出成形や鋳造で形成した部材である。
図3は本発明に係る車両用ステアリングハンガーの要部を示す斜視図である。
ステアリングコラム36は、軸心41がステアリングハンガービーム15の断面中心G1に対してオフセットした状態で交差するように取り付けられている。
ステアリングホイール37に荷重Fが矢印の如く上下方向に作用すると、作用した荷重Fがステアリングコラム36、取付ブラケット35およびサポート部31を介してステアリングハンガービーム15に伝わる。
ステアリングハンガービーム15に上下方向の入力が伝わり、ステアリングハンガービーム15に矢印方向の捩りモーメントが発生する。
図4は本発明に係る車両用ステアリングハンガーの左ハンガービーム部を示す斜視図、図5は本発明に係る車両用ステアリングハンガーの左ハンガービーム部を示す分解斜視図である。
ステアリングハンガービーム15は、左フロントピラー21の根元21aよりの部位(具体的には、サポート部31の近傍)において、ステアリング取付ビーム部16と左車体取付ビーム部12とに分割されている。
ステアリング取付ビーム部16は、後壁44と、後壁44の上辺から車体前方に張り出した上張出壁45と、後壁44の下辺から車体前方に張り出した下張出壁46とを有する。
このステアリング取付ビーム部16は、後壁44、上張出壁45および下張出壁46で断面略コ字状に形成され、内面に所定間隔をおいて補強用のリブ47が形成されている。
ステアリング取付ビーム部16は、後壁44に対向する部位が開口された開断面のビームである。
さらに、ステアリング取付ビーム部16は、後壁44にサポート部31が設けられている。サポート部31は、後壁44から車体後方に向けて突出されている。
サポート部31に取付ブラケット35を介してステアリングコラム36(図3参照)が取り付けられている。
ステアリング取付ビーム部16は、中央ハンガー部11(図2参照)の一部を構成する部材である。
中央ハンガー部11は、軽合金としてのアルミニウム合金を鋳型で鋳造した部材である。
なお、本実施の形態では、軽合金としてのアルミニウム合金を例示するが、これに限定するものではなく、マグネシウム合金などの他の軽合金を用いることも可能である。
また、左車体取付ビーム部12は、後壁51と、後壁51の上辺から車体前方に張り出した上壁52と、後壁51の下辺から車体前方に張り出した下壁53と、上壁52の前辺および下壁53の前辺を連結した前壁54とを有する。
左車体取付ビーム部12は、後壁51、上壁52、下壁53および前壁54で断面略矩形枠状の筒状体、すなわち閉断面に形成されている。
左車体取付ビーム部12は、後壁51および下壁53にそれぞれ左取付片39,39を有する。一対の左取付片39は、それぞれが互いに平行に張り出されている。
一対の左取付片39に左ニーボルスター34の取付部34a,34aがボルト止めされている。
左車体取付ビーム部12は、軽合金としてのアルミニウム合金を押出成形や鋳造で形成した部材である。
なお、本実施の形態では、軽合金としてのアルミニウム合金を例示するが、これに限定するものではなく、マグネシウム合金などの他の軽合金を用いることも可能である。
ステアリング取付ビーム部16の左端部16cが左車体取付ビーム部12の右端部(端部)12aに差し込まれることで、左右の端部16c,12a同士が重ね合わされて一体に連結されている。
重ね合わされた左右の端部16c,12aが、ボルトやリベット(図示せず)などの締結部材で一体に連結されている。
このように、左右の端部16c,12a同士を重ね合わせることで、開断面の左端部16cを閉断面の右端部12aで覆うことができる。
ステアリング取付ビーム部16の開断面を、左車体取付ビーム部12の閉断面で補強することができる。
よって、ステアリング取付ビーム部16の剛性、すなわちステアリングハンガービーム15の剛性を高めることができる。
これにより、ステアリングハンガービーム15の断面形状を小さくすることが可能になり、車両用ステアリングハンガー10の軽量化を図ることができる。
左車体取付ビーム部12は、左フロントピラー21の係止部56に左端部(ステアリングハンガービーム15の左端部と同じ部位)15aが嵌合されている。
係止部56に左端部15aが、ボルトやリベット(図示せず)などの締結部材で一体に連結されている。
図6は比較例のステアリング取付ビーム部および左車体取付ビーム部が重ね合わされた部位を示す断面図である。
左車体取付ビーム部100は、後壁101、上壁102、下壁103および前壁104で断面略矩形枠状の筒状体、すなわち閉断面に形成されている。
左車体取付ビーム部100は、後壁101および下壁103に、左ニーボルスター用の左取付片106,106を有する。
左ニーボルスター用の左取付片106,106を有することで、左車体取付ビーム部100の断面中心G2は、左取付片106,106側に近づく方向、すなわち車体後方で、かつ下方にずれた方向に位置する。
一方、ステアリング取付ビーム部110は、後壁111、上張出壁112および下張出壁113で断面略コ字状の開断面に形成され、内面に所定間隔をおいて補強用のリブ114が形成されている。
断面略コ字状の開断面に形成されることで、ステアリング取付ビーム部110の断面中心G3は、左車体取付ビーム部100の断面中心G2に対して車体後方で、かつ上方に位置する。
よって、左車体取付ビーム部100の断面中心G2と、ステアリング取付ビーム部110の断面中心G3とは一致しない。
左車体取付ビーム部100およびステアリング取付ビーム部110に矢印方向に捩れが発生した場合、左車体取付ビーム部100の捩れ中心と、ステアリング取付ビーム部110の捩れ中心とは一致しない。
このため、左車体取付ビーム部100やステアリング取付ビーム部110の一方に発生した捩りモーメントが、他方に影響して他方の端部に曲げ変形が発生することが考えられる。
すなわち、ステアリングハンガービームが変形しやすくなる。
図7(a)は本発明に係るステアリング取付ビーム部を示す断面図、図7(b)は本発明に係る左車体取付ビーム部を示す断面図である。
(a)に示すように、左車体取付ビーム部12は、後壁51、上壁52、下壁53および前壁54で断面略矩形枠状の筒状体、すなわち閉断面に形成されている。
左車体取付ビーム部12は、後壁51および下壁53に、左ニーボルスター用の左取付片39,39を有し、上壁52のうち、左取付片39,39の上方の部位に隆起部58を有する。
左取付片39,39の上方部位に隆起部58を有することで、左車体取付ビーム部12の断面中心G2を、図6の位置から車体後方で、かつ上方に矢印Aの如く移動させることができる。
(b)に示すように、ステアリング取付ビーム部16は、後壁44、上張出壁45および下張出壁46で断面略コ字状の開断面に形成され、内面に所定間隔をおいて補強用のリブ47が形成されている。
後壁44は、比較例の後壁111(図6も参照)に対して角度θだけ車体前方に向けて傾斜している。
後壁44を後壁111に対して角度θだけ車体前方に向けて傾斜させることで、ステアリング取付ビーム部16の断面中心G3を、図6の位置から車体前方で、かつ下方に矢印Bの如く移動させることができる。
このように、左車体取付ビーム部12の断面中心G2を矢印Aの如く移動させ、かつ、ステアリング取付ビーム部16の断面中心G3を矢印Bの如く移動させることで、断面中心G2および断面中心G3を同じ位置(ステアリングハンガービーム15の断面中心G1)に一致させることができる。
図8は図3の8−8線断面図である。
ステアリング取付ビーム部16の左端部16cが左車体取付ビーム部12の右端部12aに差し込まれ、左右の端部16c,12aが重ね合わされている。
左車体取付ビーム部12の上壁52に沿ってステアリング取付ビーム部16の上張出壁45が重ね合わされている。
左車体取付ビーム部12の下壁53に沿ってステアリング取付ビーム部16の下張出壁46が重ね合わされている。
ここで、ステアリング取付ビーム部16の後壁44は、比較例の後壁111(図6参照)に対して角度θだけ車体前方に向けて傾斜されている。よって、左車体取付ビーム部12の隆起部58を避けて後壁44を配置することができる。
左車体取付ビーム部12の後壁51とステアリング取付ビーム部16の後壁44との間に楔状の隙間61が形成される。
なお、左車体取付ビーム部12の隆起部58に後壁44を当接させている。これにより、重ね合わされた左右の端部16c,12aの剛性を高めることができる。
重ね合わされた上壁52および上張出壁45がボルトやリベット(図示せず)などの締結部材で一体に連結されている。また、重ね合わされた下壁53および下張出壁46がボルトやリベット(図示せず)などの締結部材で一体に連結されている。
これにより、重ね合わされた左右の端部16c,12a同士が一体に連結されている。
この状態で、左車体取付ビーム部12の断面中心G2と、ステアリング取付ビーム部16の断面中心G3とが同位置(すなわち、ステアリングハンガービーム15の断面中心G1)に位置している。
ここで、ステアリングホイール37に荷重Fが矢印の如く上下方向に作用した場合、荷重Fは、ステアリングコラム36などを経てステアリングハンガービーム15(重ね合わされた左右の端部16c,12a)に伝わる。
荷重Fがステアリングハンガービーム15に伝わることで、ステアリングハンガービーム15に捩りモーメントTが発生する。
なお、断面中心G2および断面中心G3とを同位置(すなわち、ステアリングハンガービーム15の断面中心G1)に位置させた理由は、図9で詳しく説明する。
つぎに、車両用ステアリングハンガー10のステアリングハンガービーム15に捩りモーメントが作用する例を図9〜図11に基づいて説明する。
図9(a),(b)は本発明に係るステアリングハンガービームに捩りモーメントが作用する例を説明する図である。
(a)において、ステアリングホイール37に荷重Fが矢印の如く上下方向に作用する。
作用した荷重Fは、ステアリングコラム36、取付ブラケット35およびサポート部31を経てステアリングハンガービーム15(重ね合わされた左右の端部16c,12a)に伝わる。
(b)において、荷重Fがステアリングハンガービーム15に伝わることで、ステアリングハンガービーム15に捩りモーメントTが発生する。
ここで、左右の端部16c,12a同士を重ね合わせることで、開断面の左端部16cが閉断面の右端部12aで覆われている。
よって、捩りモーメントTに対するステアリング取付ビーム部16の剛性、すなわちステアリングハンガービーム15の剛性を高めることができる。
これにより、ステアリングハンガービーム15の断面形状を小さくすることが可能になり、車両用ステアリングハンガー10の軽量化を図ることができる。
加えて、左車体取付ビーム部12の断面中心G2と、ステアリング取付ビーム部16の断面中心G3とが、ステアリングハンガービーム15の断面中心G1に位置している。
よって、重ね合わされた左右の端部16c,12aに曲げ変形を発生させずに、捩りモーメントTのみを発生させることができる。
よって、重ね合わされた左右の端部16c,12aに発生する応力を小さく抑えることができる。
これにより、ステアリングハンガービーム15の断面形状を一層小さくでき、さらに軽量化を図ることができる。
図10(a),(b)は比較例のステアリングハンガービームに捩りモーメントが作用する例を説明する図であり、(a)は比較例1を示し、(b)は比較例2を示す。
(a)において、比較例1のステアリングハンガービーム120は、断面形状を図6に示すステアリング取付ビーム部110と同じ開断面に形成したものである。
ステアリングホイール121に荷重Fが矢印の如く上下方向に作用する。
作用した荷重Fは、ステアリングコラム122、取付ブラケット123およびサポート部124を介してステアリングハンガービーム120に伝わる。
ステアリングハンガービーム120に矢印方向に捩りモーメントTが発生する。
ステアリングハンガービーム120は開断面なので、捩りモーメントTに対して十分に剛性を確保することが難しい。
このため、ステアリングハンガービーム120の断面形状を比較的大きく形成する必要があり、そのことが軽量化を図る妨げになっていた。
(b)において、比較例2のステアリングハンガービーム130は、図6に示すハンガービームである。すなわち、比較例のステアリングハンガービーム130は、左車体取付ビーム部100およびステアリング取付ビーム部110が重ね合わされたものである。
しかし、図6で説明したように、左車体取付ビーム部100の断面中心G2とステアリング取付ビーム部110の断面中心G3とは一致していない。
ここで、ステアリングホイール131に荷重Fが矢印の如く上下方向に作用する。
作用した荷重Fは、ステアリングコラム132、取付ブラケット133およびサポート部134を介してステアリングハンガービーム130に伝わる。
左車体取付ビーム部100およびステアリング取付ビーム部110に矢印方向に捩りモーメントTが発生する。
左車体取付ビーム部100およびステアリング取付ビーム部110を重ね合わせることで閉断面に構成されている。
よって、捩りモーメントTに対して剛性を高めることができ、断面形状をある程度小さくできる。
しかし、左車体取付ビーム部100の捩れ中心G2と、ステアリング取付ビーム部110の捩れ中心G3とは一致しない。
よって、左車体取付ビーム部100やステアリング取付ビーム部110に曲げ変形が発生することが考えられ、左車体取付ビーム部100やステアリング取付ビーム部110の剛性を確保することが難しい。
このため、左車体取付ビーム部100やステアリング取付ビーム部110の断面形状を小さく形成することが難しい。
図11は本発明に係るステアリングハンガービームに作用する捩りモーメントについて説明したグラフであり、縦軸に捩りモーメントT(Nm)を示し、横軸に捩れ角(rad)を示す。
グラフGL1は、図10(a)の比較例1に作用する捩りモーメントTを示すグラフである。
グラフGL2は、図10(b)の比較例2に作用する捩りモーメントTを示すグラフである。
グラフGL3は、本実施の形態のステアリングハンガービーム15に作用する捩りモーメントTを示すグラフである。
比較例1のステアリングハンガービーム120は、開断面であるため捩りモーメントはT1(Nm)と小さい。
すなわち、比較例1のステアリングハンガービーム120は、図10(a)の捩りモーメントTに対して十分な剛性を確保することは難しい。
このため、ステアリングハンガービーム120の断面形状を比較的大きく形成する必要があり、そのことが軽量化を図る妨げになっていた。
比較例2のステアリングハンガービーム130は、開断面のステアリング取付ビーム部110に閉断面の左車体取付ビーム部100が重ね合わされている。
よって、図10(b)の捩りモーメントTに対して剛性を高めることができ、断面形状をある程度小さくできる。
しかし、左車体取付ビーム部100の捩れ中心と、ステアリング取付ビーム部110の捩れ中心とは一致しない。
よって、左車体取付ビーム部100やステアリング取付ビーム部110に曲げ変形が発生するため、捩りモーメントT2(Nm)を十分に高めることは難しい。
このため、ステアリングハンガービーム130の断面形状を十分に小さくすることが難しく、そのことが軽量化を図る妨げになっていた。
本実施の形態のステアリングハンガービーム15は、開断面のステアリング取付ビーム部16に閉断面の左車体取付ビーム部12が重ね合わされている。
よって、図8の捩りモーメントTに対して剛性を高めることができ、断面形状をある程度小さくできる。
加えて、左車体取付ビーム部12の捩れ中心と、ステアリング取付ビーム部16の捩れ中心とが一致している。
よって、左車体取付ビーム部12やステアリング取付ビーム部16に曲げ変形が発生しないので、捩りモーメントT3(Nm)を十分に高めることができる。
これにより、ステアリングハンガービーム15の断面形状を十分に小さくすることができ、軽量化を図ることができる。
なお、前記実施の形態では、ステアリングハンガービーム15の左端部寄り部位にステアリングコラム36を設け、ステアリングハンガービーム15の右端部寄り部位にエアバッグ25を設けた車両に本発明を適用した例について説明したが、これに限定するものではない。
例えば、ステアリングハンガービーム15の右端部寄り部位にステアリングコラム36を設け、ステアリングハンガービーム15の左端部寄り部位にエアバッグ25を設けた車両に本発明を適用しても同様の効果が得られる。
本発明は、ステアリングコラムを支えるステアリングハンガービームを備えた自動車への適用に好適である。
本発明に係る車両用ステアリングハンガーを示す斜視図である。 本発明に係る車両用ステアリングハンガーを示す分解斜視図である。 本発明に係る車両用ステアリングハンガーの要部を示す斜視図である。 本発明に係る車両用ステアリングハンガーの左ハンガービーム部を示す斜視図である。 本発明に係る車両用ステアリングハンガーの左ハンガービーム部を示す分解斜視図である。 比較例のステアリング取付ビーム部および左車体取付ビーム部が重ね合わされた部位を示す断面図である。 (a)は本発明に係るステアリング取付ビーム部を示す断面図、(b)は本発明に係る左車体取付ビーム部を示す断面図である。 図3の8−8線断面図である。 本発明に係るステアリングハンガービームに捩りモーメントが作用する例を説明する図である。 比較例のステアリングハンガービームに捩りモーメントが作用する例を説明する図である。 本発明に係るステアリングハンガービームに作用する捩りモーメントについて説明したグラフである。
符号の説明
10…車両用ステアリングハンガー、12…左車体取付ビーム部(車体取付ビーム部)、12a…右端部(車体取付ビーム部の端部)、15…ステアリングハンガービーム、15a…ステアリングハンガービームの左端部、15b…ステアリングハンガービームの右端部、16…ステアリング取付ビーム部、16c…左端部(ステアリング取付ビーム部の端部)、21…左フロントピラー、22…右フロントピラー、31…サポート部、36…ステアリングコラム、34…左ニーボルスター(ニーボルスター)、39…左取付片(ニーボルスター取付片)、44…後壁(第1後壁)、45…上張出壁、46…下張出壁、51…後壁(第2後壁)、52…上壁、53…下壁、54…前壁、56…係止部、58…隆起部、G1…ステアリングハンガービームの断面中心、G2…左車体取付ビーム部の断面中心、G3…ステアリング取付ビーム部の断面中心。

Claims (5)

  1. 左右のフロントピラー間に梁状のステアリングハンガービームが架け渡され、前記ステアリングハンガービームのうち左右側のいずれか一方に寄せてステアリングコラムを支えるサポート部が設けられた車両用ステアリングハンガーであって、
    前記ステアリングハンガービームが、前記サポート部の近傍で、かつ前記フロントピラー寄りの部位において、前記サポート部が設けられたステアリング取付ビーム部と前記フロントピラーに取り付ける車体取付ビーム部とに分割され、
    前記ステアリング取付ビーム部が開断面に形成されるとともに、前記車体取付ビーム部が閉断面に形成され、
    前記ステアリング取付ビーム部の前記開断面の端部が前記車体取付ビーム部の前記閉断面の端部に差し込まれることで、それぞれの端部同士が重ね合わされて一体に連結され、
    前記重ね合わされた各端部のそれぞれの断面中心が同一であることを特徴とする車両用ステアリングハンガー。
  2. 前記ステアリング取付ビーム部は、
    第1後壁と、前記第1後壁の上辺から車体前方に張り出した上張出壁および下辺から車体前方に張り出した下張出壁と、により前記第1後壁に対向する前部位が開口された断面略コ字状の開断面に形成され、
    前記車体取付ビーム部は、
    前記第1後壁の車体後方に設けられた第2後壁と、
    前記第2後壁の上辺から車体前方に張り出され、前記上張出壁に上方から重ね合わされた上壁と、
    前記第2後壁の下辺から車体前方に張り出され、前記下張出壁に下方から重ね合わされた下壁と、
    前記上壁の車体前方側の前辺および前記下壁の車体前方側の前辺を連結し、開口された前記前部位を覆う前壁と、
    により閉断面に形成されたことを特徴とする請求項1記載の車両用ステアリングハンガー。
  3. 前記フロントピラーは、
    前記車体取付ビーム部の端部が嵌合される係止部を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両用ステアリングハンガー。
  4. 前記車体取付ビーム部は、
    前記第2後壁および前記下壁に、乗員の膝を保護するニーボルスターが取り付けられるニーボルスター取付片を有し、
    前記上壁のうち、前記ニーボルスター取付片の上方の部位に隆起部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の車両用ステアリングハンガー。
  5. 前記ステアリング取付ビーム部は、
    前記上張出壁が前記上壁に沿うように重ね合わされ、前記下張出壁が前記下壁に沿うように重ね合わされた状態で、
    前記第1後壁が前記第2後壁に対して車体前方に向けて傾斜されていることを特徴とする請求項4記載の車両用ステアリングハンガー。
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