JP4921122B2 - スピーカー装置 - Google Patents

スピーカー装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4921122B2
JP4921122B2 JP2006306737A JP2006306737A JP4921122B2 JP 4921122 B2 JP4921122 B2 JP 4921122B2 JP 2006306737 A JP2006306737 A JP 2006306737A JP 2006306737 A JP2006306737 A JP 2006306737A JP 4921122 B2 JP4921122 B2 JP 4921122B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring
speaker device
speaker
fixing portion
magnetic circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006306737A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008124807A (ja
Inventor
義美 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Pioneer Corp
Pioneer Corp
Original Assignee
Tohoku Pioneer Corp
Pioneer Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Pioneer Corp, Pioneer Corp filed Critical Tohoku Pioneer Corp
Priority to JP2006306737A priority Critical patent/JP4921122B2/ja
Publication of JP2008124807A publication Critical patent/JP2008124807A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4921122B2 publication Critical patent/JP4921122B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Description

本発明は、スピーカー装置用配線の取付構造に関する。
一般的に、スピーカーには、ボイスコイルと電気的に接続されるスピーカー端子と、アンプとを電気的に接続するためのスピーカー装置用配線(スピーカーケーブル)が設けられている。通常、このスピーカーケーブルは、磁気回路などを支持するフレームに固定され、スピーカー端子側から外部へと引き出されている(例えば、特許文献1を参照)。
なお、特許文献2には、スピーカー出力音圧の向上を図るための磁気回路の構造が示されている。具体的には、このスピーカーでは、磁気回路を構成するプレートのマグネット側の外周に溝を設けている。これにより、プレートとマグネットの接着固着に使用する接着剤の接着時の磁気ギャップへのはみ出しを防止し、従来接着剤のはみ出し防止に用いられていたプレートの鍔を廃止して、鍔により制約されていたマグネットの径拡大を図り、スピーカーの出力音圧の向上を図るようにしている。
特開2002−142284号公報 特開2003−78991号公報
上記したスピーカーは車載用として好適に用いられる。ここで、車載用のスピーカーは、車両のドアインナーパネル、リアトレイなどの被取付部に設けられたスピーカー取付孔に嵌め込まれた状態で、被取付部へ取り付けられる。スピーカー取付孔の大きさは、車両の種類により決定されている。このため、上記した特許文献1に係るスピーカーを車載用として用いる場合には、次のような課題が生じ得る。
即ち、上記した特許文献1に係るスピーカーケーブルの取付構造では、スピーカーケーブルがフレームの側面に沿って引き回され、さらにフレームの側面などにスピーカーケーブル固定部により固定されている。このため、フレームの側面に位置するスピーカーケーブル及びスピーカーケーブル固定部が、スピーカー取付孔の位置において余分なスペースを取ってしまい、車両の種類によってはスピーカー取付孔の大きさの制約から、当該スピーカーをスピーカー取付孔へ嵌め込むことができず、当該スピーカーを被取付部へ取り付けることができなくなってしまう。
そこで、この場合、上記のスピーカーケーブルの取付構造を変えずに、スピーカーを構成する磁気回路の大きさ(磁気回路の径方向の大きさ)を小さくすることで、スピーカー全体の大きさを小さくすれば、上記のような課題を解決することが可能である。なお、このような課題は、車両の被取付部へ取り付ける場合のみならず、電子機器などの被取付部へ取り付ける場合にも生じ得る。
しかしながら、このような方法を採用すると、例えば、ボイスコイルへ作用するローレンツ力(「電磁気力」ともいう)は磁気回路の大きさを小さくする前に比べ小さくなり、結果として振動板の振動幅が小さくなる。つまり、磁気回路が小さくなった分だけ、スピーカーの感度が低下してしまう、という新たな課題が生じる。
本発明が解決しようとする課題としては、上記のようなものが例として挙げられる。本発明は、感度を低下させることなく車両等の被取付部へ確実に取り付けることが可能なスピーカー装置用配線の取付構造を有する支持体、及び、スピーカー装置用配線をスピーカー装置用配線の取付構造へ円滑に取り付けることが可能な支持体を備えるスピーカー装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、スピーカー装置であって、配線と、磁気回路と、前記配線及び前記磁気回路を支持する支持体と、を備え、前記支持体は、前記磁気回路を取り付けるための取付面と、該取付面から逆側の面に貫通している貫通孔と、前記逆側の面に突出して設けられている前記配線を固定するための配線固定部と、を有し、前記配線固定部は前記貫通孔を覆うように形成されており、前記配線固定部には前記配線を挿通するための挿通孔が形成されるとともに、該挿通孔は前記貫通孔と連通していることを特徴とする。
本発明の1つの実施形態では、スピーカー装置は、配線と、磁気回路と、前記配線及び前記磁気回路を支持する支持体と、を備え、前記支持体は、前記磁気回路を取り付けるための取付面と、前記配線を固定するための配線固定部と、を有し、前記配線固定部は、前記支持体において、前記取付面に対して逆側の面に設けられている。
上記のスピーカー装置は、配線と、磁気回路と、前記配線及び前記磁気回路を支持する支持体と、を備える。配線は、ボイスコイルとアンプとを電気的に接続する配線であるのが好ましい。支持体は、磁気回路を取り付けるための取付面と、配線を固定するための配線固定部と、を有する。好適な例では、前記取付面は、音響放射方向に位置する面であり、前記逆側の面は、前記音響放射方向に対して逆側に位置する面である。
このスピーカー装置では、特に、配線固定部は、支持体において、取付面に対して逆側の面に設けられている。これにより、スピーカー装置を、スピーカー取付孔に嵌め込むことにより被取付部に対して取り付けた場合に、配線及び配線固定部が、スピーカー取付孔の位置において余分なスペースを取るようなことがなくなる。そのため、磁気回路の径方向の大きさをできる限り大きくすることができ、スピーカー装置の感度が低下するのを防止できる。また、配線を、支持体の逆側の面に設けられた配線固定部に確実に固定することができる。
好適な例では、前記配線の一端側は、前記逆側の面に設けられたスピーカー端子に電気的に接続され、前記スピーカー端子から引き出された前記配線の他端側は、前記逆側の面に沿って前記配線固定部の前記挿通孔に挿通され、さらに外部へと引き出されているのが好ましい。
上記のスピーカー装置の一つの態様では、前記配線固定部は、前記配線を挿通するための挿通孔を有すると共に、前記音響放射方向に対して逆側に突出する形状を有する。好適な例では、前記配線固定部は、凹状の断面形状を有するのが好ましい。これらの構造により、配線固定部を形成するための金型構造が単純になり、工数削減を図ることができる。また、これにより、支持体の強度を大きくすることもできる。
さらに、配線固定部は、前記挿通孔内に配置された前記配線を覆うように形成されているので、例えば爪状の配線固定部(図示せず)にて配線を固定した場合には、外力により配線が外れてしまう問題があるものの、外力が前記配線に作用しても配線固定部から外れることを防止できる。
上記のスピーカー装置の他の態様では、前記取付面において、前記配線固定部を取り囲む位置には溝が形成されている。これにより、その溝は、磁気回路を接着剤を介して支持体の取付面に取り付けた際に、その接着剤の一部が配線固定部側へはみ出すのを防止するという、接着剤溜まりとしての役割を有する。よって、その接着剤の一部が配線固定部の挿通孔へはみ出すことで、配線固定部の挿通孔へ配線を挿通することに対し支障をきたすのを防止でき、当該配線を配線固定部の挿通孔へ円滑に挿通させることができる。
上記のスピーカー装置の他の態様では、前記挿通孔は、前記配線固定部から前記磁気回路へ貫かれるように形成されている。これにより、配線固定部を形成するための金型構造を単純にでき、さらに、そのような金型を用いれば、配線固定部を有する支持体の樹脂成形が容易になる。
上記のスピーカー装置の他の態様では、前記支持体は、樹脂材料により形成されている。これにより、配線固定部や溝を含む支持体の成形加工が容易となる。
以下、図面を参照して本発明の好適な各種の実施例について説明する。
[スピーカー装置の構成]
図1は、音響放射方向Y1と逆側に位置する、本発明の実施例に係るスピーカー装置100の背面図を示す。図2は、図1に示すスピーカー装置100の中心軸L1を通る切断線A−A’に沿った断面図を示す。
スピーカー装置100は、主として、ヨーク1と、マグネット2と、プレート3と、を有する内磁型の磁気回路30と、ボイスコイルボビン4と、ボイスコイル5と、振動板6と、エッジ7と、を有する振動体31と、磁気回路30及び振動体31を支持する支持体(以下、「フレーム」とも称する)8と、その他の要素と、を備えて構成される。ここで、その他の要素には、吸音材9、スピーカー装置用端子10、スペーサ11及びスピーカー装置用配線50などが含まれる。
(磁気回路の構成)
磁気回路30の構成は次の通りである。
ヨーク1は、有底円筒状の形状を有し、後述するフレーム8の取付面8aに接着剤(図示略)を介して取り付けられている。マグネット2は、円板状の形状を有し、ヨーク1の底面に取り付けられている。プレート3は、環状の形状を有し、マグネット2上に取り付けられている。プレート3の外周面とヨーク1の上端部の内周面との間には、マグネット2の磁束が集中する磁気ギャップ32が形成されている。なお、プレート3上には、通気性を有する素材にて形成された吸音材9が設けられている。
(フレームの構成)
フレーム8は、磁気回路30を取り囲む形状を有する。フレーム8は、ヨーク1を接着剤(図示略)を介して取り付けるための取付面8aを有する。取付面8aは、音響放射方向Y1に位置する、フレーム8の底面である。なお、フレーム8の特徴的な構成については後述する。
(振動体の構成)
振動体31は、振動板6、エッジ7、ボイスコイルボビン4やボイスコイル5をその構成部材とし、その構成部材に関しては次の通りである。
ボイスコイルボビン4は、円筒状の形状を有する。ボイスコイルボビン4の下端部は、磁気ギャップ32内に位置している。なお、本発明では、特にボイスコイルボビン4の下端部の位置が磁気ギャップ32内にある必要はなく、マグネット2の近傍にあっても良い。
ボイスコイル5は、ボイスコイルボビン4の下端部の外周面に巻回されており、磁気ギャップ32内に位置している。ボイスコイル5は、一対のプラス/マイナスのリード線(図示略)を有する。プラスのリード線はL(又はR)チャンネル信号の入力配線であり、マイナスのリード線はグランド(GND:接地)信号の入力配線である。一対のプラス/マイナスのリード線は、図示を省略するが、音響放射方向Y1に対して逆側に位置する、フレーム8の背面8bに設けられたスピーカー装置用端子10に電気的に接続されている。また、一対のプラス/マイナスのスピーカー装置用配線50の一端側は、スピーカー装置用端子10に電気的に接続されていると共に、一対のプラス/マイナスのスピーカー装置用配線50の他端側は、アンプ側(図示略)と電気的に接続されている。
振動板6は、ドーム状の形状を有し、その外周部はボイスコイルボビン4の上端部に取り付けられている。エッジ7は、半円状の断面形状を有する。エッジ7の内周縁部は、ボイスコイルボビン4の上端部の外周面に取り付けられていると共に、エッジ7の外周部は、フレーム8の上端部に設けられた環状のスペーサ11上に取り付けられている。
以上の構成を有するスピーカー装置100では、アンプ側から出力された音声電流は、一対のプラス/マイナスのスピーカー装置用配線50、スピーカー装置用端子10、ボイスコイル5の一対のプラス/マイナスのリード線を通じて、当該ボイスコイル5へ入力される。これにより、フレミングの左手の法則に基づき、磁気ギャップ32内でボイスコイル5に電磁気力(ローレンツ力)が作用し、ボイスコイル5と共に振動板6が音響放射方向Y1及びその逆方向に動くことで、振動板6を通じて音響放射方向Y1に音波が放射される。
[スピーカー装置用配線の取付構造]
次に、図1乃至図3を参照して、スピーカー装置用配線50の取付構造について説明する。
図3(a)は、図2においてフレーム8の正面図(フレームの内部を説明する図)を示す。図3(b)は、図3(a)の切断線B−B´に沿ったフレーム8の中心軸L1を通る断面図を示す。図3(c)は、図3(a)の切断線C−C´に沿ったフレーム8の要部断面図を示す。
まず、フレーム8の特徴的な構成は次の通りである。フレーム8の基本的な構成は上述した通りであり、フレーム8は、さらに、一対のプラス/マイナスのスピーカー装置用配線50を固定するための配線固定部8dと、凹形状の溝8abと、を有する。
配線固定部8dは、フレーム8において、取付面8aに対して逆側の面(音響放射方向Y1に対して逆側に位置する面)8bに設けられている。配線固定部8dは、当該逆側の面8bから音響放射方向Y1に対して逆側に突出するように設けられている。配線固定部8dは、一対のプラス/マイナスのスピーカー装置用配線50を挿通するための挿通孔8daを有すると共に、音響放射方向Y1に対して逆側に突出する形状を有する。本例では、配線固定部8dは、凹状の断面形状を有する。また、挿通孔8daは、配線固定部8dから音響放射方向Y1側、言い換えれば、配線固定部8dから磁気回路30へ貫かれるように形成されている。
溝8abは、取付面8aおいて、配線固定部8dを取り囲む位置に形成されている。なお、本例では、溝8abはコの字状の平面形状を有しているが、これに限らず、溝8abは、環状の平面形状を有していても構わない。溝8abは、ヨーク1を接着剤を介してフレーム8の取付面8aに取り付けた際に、その接着剤の一部が配線固定部8d側へはみ出すのを防止するという、接着剤溜まりとしての役割を有する。
次に、フレーム8の配線固定部8dに対する、一対のプラス/マイナスのスピーカー装置用配線50の取付構造は次の通りである。
一対のプラス/マイナスのスピーカー装置用配線50の一端側は、フレーム8の前記逆側の面8bに設けられたスピーカー装置用端子10に電気的に接続され、さらに、スピーカー装置用端子10から引き出された、一対のプラス/マイナスのスピーカー装置用配線50の他端側は、フレーム8の前記逆側の面8bに沿って配線固定部8dの挿通孔8daに挿通され、さらに外部へと引き出されている。こうして、一対のプラス/マイナスのスピーカー装置用配線50は、配線固定部8dに固定され、フレーム8の前記逆側の面8bに取り付けられている。
次に、本実施例に係るスピーカー装置用配線の取付構造についての特徴的な点について述べる。
かかるスピーカー装置100は、車載用として好適に用いることができる。この場合、スピーカー装置100は、図1及び図2に概略的に示すように、車両のドアインナーパネル、リアトレイなどの被取付部40に設けられたスピーカー取付孔40aに嵌め込まれた状態で、被取付部40へ取り付けられる。スピーカー取付孔40aの大きさd1は、車両の種類により決定されている。
このため、もし、このスピーカー装置100において、配線固定部8dがフレーム8の外側の側面8cに設けられている構造(比較例)を想定した場合には、フレーム8の外側の側面8cに位置する一対のプラス/マイナスのスピーカー装置用配線50及び配線固定部8dが、スピーカー取付孔40aの位置において余分なスペースを取ってしまい、車両の種類によってはスピーカー取付孔40aの大きさd1の制約から、当該スピーカー装置100をスピーカー取付孔40aへ嵌め込むことができず、当該スピーカー装置100を被取付部40へ取り付けることができなくなってしまう。
そこで、この場合、スピーカー装置用配線の取付構造を変えずに、磁気回路30の大きさ(磁気回路30の径方向の大きさ)を小さくすることで、スピーカー装置全体の大きさを小さくすれば、上記のような課題を解決することが可能である。
しかしながら、このような方法を採用すると、例えば、ボイスコイルへ作用するローレンツ力(「電磁気力」ともいう)は磁気回路30の大きさを小さくする前に比べ小さくなり、結果として振動板の振動幅が小さくなる。つまり、磁気回路30が小さくなった分だけ、スピーカー装置の感度が低下してしまう、という新たな課題が生じる。
この点、本実施例に係るスピーカー装置用配線の取付構造では、一対のプラス/マイナスのスピーカー装置用配線50を固定するための配線固定部8dは、フレーム8において、取付面8aに対して逆側の面(音響放射方向Y1に対して逆側に位置する面)8bに設けられている。
よって、スピーカー装置100を被取付部40に取り付けた場合に、一対のプラス/マイナスのスピーカー装置用配線50及び配線固定部8dが、スピーカー取付孔40aの位置において余分なスペースを取るようなことがなくなる。そのため、上記の比較例と比較して、磁気回路30の径方向の大きさをできる限り大きくすることができ、スピーカー装置100の感度が低下するのを防止できる。また、一対のプラス/マイナスのスピーカー装置用配線50を、フレーム8の前記逆側の面8bに設けられた配線固定部8dに確実に固定することができる。
また、本実施例では、フレーム8の配線固定部8dは、一対のプラス/マイナスのスピーカー装置用配線50を挿通するための挿通孔8daを有すると共に、音響放射方向Y1に対して逆側に突出する形状を有する。本例では、配線固定部8dは、凹状の断面形状を有する。これにより、配線固定部8dを形成するための金型構造が単純になり、工数削減を図ることができる。また、これにより、フレーム8の強度を大きくすることもできる。さらに、配線固定部8dは、挿通孔8da内に配置された一対のプラス/マイナスのスピーカー装置用配線50を覆うように形成されているので、例えば爪状の配線固定部(図示せず)にて当該スピーカー装置用配線50を固定した場合には、外力により当該スピーカー装置用配線50が外れてしまう問題があるものの、外力が当該スピーカー装置用配線50に作用しても配線固定部8dから外れることを防止できる。
また、本実施例では、フレーム8の取付面8aにおいて、配線固定部8dを取り囲む位置には溝8abが形成されている。これにより、その溝8abは、ヨーク1を接着剤を介してフレーム8の取付面8aに取り付けた際に、その接着剤の一部が配線固定部8d側へはみ出すのを防止するという、接着剤溜まりとしての役割を有する。よって、その接着剤の一部が配線固定部8dの挿通孔8daへはみ出すことで、配線固定部8dの挿通孔8daへ一対のプラス/マイナスのスピーカー装置用配線50を挿通することに対し支障をきたすのを防止でき、当該一対のプラス/マイナスのスピーカー装置用配線50を配線固定部8dの挿通孔8daへ円滑に挿通させることができる。
また、本実施例では、挿通孔8daは、配線固定部8dから磁気回路30へ貫かれるように形成されている。これにより、配線固定部8dを形成するための金型構造を単純にすることができ、さらに、そのような金型を用いれば、配線固定部8dを有するフレーム8の樹脂成形が容易になる。
好適な例では、フレーム8は、樹脂材料により形成されているのが好ましい。これにより、配線固定部8dや溝8abを含むフレーム8の成形加工が容易となる。
本発明の実施例に係るスピーカー装置の背面図。 本実施例に係るスピーカー装置の中心軸を通る位置で切断した断面図。 本実施例に係るフレームの正面図及び各種断面図。
符号の説明
8 フレーム(支持体)
8a 取付面
8ab 溝
8b 背面
8d 配線固定部
8da 挿通孔
10 スピーカー装置用端子
40 被取付部
40a スピーカー取付孔
50 スピーカー装置用配線
100 スピーカー装置

Claims (7)

  1. 配線と、磁気回路と、前記配線及び前記磁気回路を支持する支持体と、を備え、
    前記支持体は、
    前記磁気回路を取り付けるための取付面と、
    該取付面から逆側の面に貫通している貫通孔と、
    前記逆側の面に突出して設けられている前記配線を固定するための配線固定部と、を有し、
    前記配線固定部は前記貫通孔を覆うように形成されており、
    前記配線固定部には前記配線を挿通するための挿通孔が形成されるとともに、該挿通孔は前記貫通孔と連通していることを特徴とするスピーカー装置。
  2. 前記取付面は、音響放射方向に位置する面であり、
    前記逆側の面は、前記音響放射方向に対して逆側に位置する面であることを特徴とする請求項1に記載のスピーカー装置。
  3. 前記配線固定部は、凹状の断面形状を有することを特徴とする請求項に記載のスピーカー装置。
  4. 前記挿通孔の断面形状は、前記貫通孔の断面形状と略等しいことを特徴とする請求項3に記載のスピーカー装置。
  5. 前記取付面において、前記配線固定部を取り囲む位置には溝が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のスピーカー装置。
  6. 前記配線の一端側は、前記逆側の面に設けられたスピーカー端子に電気的に接続され、
    前記スピーカー端子から引き出された前記配線の他端側は、前記逆側の面に沿って前記配線固定部の前記挿通孔に挿通され、さらに外部へと引き出されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のスピーカー装置。
  7. 前記支持体は、樹脂材料により形成されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のスピーカー装置。
JP2006306737A 2006-11-13 2006-11-13 スピーカー装置 Expired - Fee Related JP4921122B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006306737A JP4921122B2 (ja) 2006-11-13 2006-11-13 スピーカー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006306737A JP4921122B2 (ja) 2006-11-13 2006-11-13 スピーカー装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008124807A JP2008124807A (ja) 2008-05-29
JP4921122B2 true JP4921122B2 (ja) 2012-04-25

Family

ID=39509101

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006306737A Expired - Fee Related JP4921122B2 (ja) 2006-11-13 2006-11-13 スピーカー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4921122B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5919499B2 (ja) * 2012-07-25 2016-05-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 音源装置
CN109743661A (zh) * 2018-12-29 2019-05-10 瑞声声学科技(深圳)有限公司 一种扬声器

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60217792A (ja) * 1984-04-13 1985-10-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd スピ−カ
JPS60244187A (ja) * 1984-05-17 1985-12-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd スピ−カ用コ−ド付タ−ミナル
JP2590069B2 (ja) * 1986-07-23 1997-03-12 株式会社日立製作所 時分割スイッチ
JP4106858B2 (ja) * 2000-06-26 2008-06-25 松下電器産業株式会社 スピーカユニット
JP2003113815A (ja) * 2001-10-04 2003-04-18 Eto Co Ltd 線条体保持金具
JP4245463B2 (ja) * 2003-11-28 2009-03-25 パイオニア株式会社 スピーカ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008124807A (ja) 2008-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2779695B1 (en) Loudspeaker unit
EP2658280B1 (en) Speaker device
JP2002171596A (ja) スピーカ装置
US20080013780A1 (en) Speaker device
US8073184B2 (en) Speaker device
JP4766980B2 (ja) スピーカー装置
JP4530872B2 (ja) スピーカー装置用のフレーム及びスピーカー装置
JP4921122B2 (ja) スピーカー装置
EP1298957A2 (en) Loudspeaker
US20050281430A1 (en) Speaker device
JP2005269335A (ja) スピーカ装置
JP2005064613A (ja) スピーカ装置およびその取付方法
JP2011071682A (ja) スピーカ用振動板およびスピーカ
JP4820445B2 (ja) スピーカー装置
JP4387845B2 (ja) スピーカ装置
JP4075728B2 (ja) スピ−カ
EP1781066A2 (en) Speaker
EP1729539A1 (en) Speaker
JP2005277866A (ja) 樹脂フレーム、スピーカーユニット及びスピーカー装置
US20080049965A1 (en) Speaker device
JP2000350275A (ja) スピーカ
US20220416634A1 (en) Separate coil mounting structure of coaxial exciter
JP4245463B2 (ja) スピーカ装置
WO2001028279A1 (fr) Dispositif de hauts-parleurs
EP4227937A1 (en) Acoustic vehicle alerting system

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091009

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110726

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110916

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120131

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4921122

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150210

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees