JP2000350275A - スピーカ - Google Patents

スピーカ

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JP2000350275A
JP2000350275A JP11155324A JP15532499A JP2000350275A JP 2000350275 A JP2000350275 A JP 2000350275A JP 11155324 A JP11155324 A JP 11155324A JP 15532499 A JP15532499 A JP 15532499A JP 2000350275 A JP2000350275 A JP 2000350275A
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JP
Japan
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amplifier
diaphragm
voice coil
speaker
magnetic circuit
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JP11155324A
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Inventor
Akira Tanabe
景 田辺
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Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 増幅器一体型のスピーカにおいて、小型、薄
型化と放熱効果を促進させることができ、かつ、ボイス
コイルと増幅器との接続作業を容易にすること。 【解決手段】 振動板20の前方の空間を利用して、ス
ピーカの前面側に磁気回路24および増幅器26を配置
する。これにより、増幅器26にシールド板等の特別な
防水対策を講じる必要がなくなり、放熱効果も高まる。
また、振動板20の後方にはほとんど部品スペースが不
要なので、スピーカ全体の小型、薄型化が図りやすくな
る。また、増幅器26とボイスコイル23とを接続する
リード線33が短くて済み、複雑に迂回させる必要がな
くなるので、ボイスコイル23の数が多い場合にも増幅
器26との接続作業を正確かつ容易に行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、増幅器(アンプ)
が一体化されているダイナミック型のスピーカに係り、
特に、低音域再生用のウーファとして好適な増幅器一体
型のスピーカに関する。
【0002】
【従来の技術】車載用スピーカなどにおいては、音響装
置全体の省スペース化を図るために、増幅器を組み込ん
だスピーカが提案されている。図3は、このような増幅
器一体型スピーカの従来例を示す断面図である。このス
ピーカは、樹脂や非磁性材料からなり中央後端部に磁気
回路収納部1aを有するフレーム1と、コーン紙等から
なり前面側にすり鉢状の空間を画成している振動板2
と、この振動板2の内周部を振動を許容しつつ支持する
ダンパ3と、円筒状のボビン4の外周面に巻装されたボ
イスコイル5と、ヨークおよびマグネットからなりフレ
ーム1の磁気回路収納部1a内に収納・保持された磁気
回路6と、回路基板8に各種電子部品9を実装してなり
フレーム1の後方に配置された増幅器7とによって概略
構成されている。振動板2は、その内周部がボビン4に
接合された状態でダンパ3に支持されていると共に、外
周部が変形接合部10を介してフレーム1に支持されて
いるので、前後方向(図示上下方向)に直線的に振動し
やすくなっている。また、磁気回路6に形成されている
ギャップG内にはボイスコイル5が配置されており、こ
のボイスコイル5と増幅器7とが図示せぬリード線を介
して接続されている。なお、増幅器7はコネクタ11を
介して外部電源と接続されている。
【0003】このように概略構成された増幅器一体型ス
ピーカは、コネクタ11および増幅器7を介して、ボイ
スコイル5に所定の音声電流が通電されると、このボイ
スコイル5が電磁力の作用で振動するので、ボビン4を
介して振動板2が振動し、ラジオ音声やCD再生音声な
どの拡声が行えるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の増幅器
一体型スピーカは、後方へ突出している磁気回路収納部
1aの周囲の空間を利用して増幅器7を配置すること
で、スピーカ全体の厚みが増大しないように配慮されて
はいるが、振動板2の後方に磁気回路6および増幅器7
の配置スペースを確保しなければならないので、所望の
小型化、薄型化が図りにくいという不具合があった。特
に、車両のドアに内蔵される車載用スピーカの場合、そ
の背面側には雨天時や洗車時などに水滴が流入するの
で、増幅器7を図示せぬシールド板で密閉して防水しな
ければならず、それゆえスピーカ全体の厚みが増してス
ペースファクタの悪化が避けられなかった。また、増幅
器7を前記シールド板で覆う構成にすると、通電時に各
種電子部品9から発せられる熱がスピーカ内部にこもり
やすくなるため放熱性が劣化してしまい、密閉性が要求
されるシールド板の取付作業も煩雑であった。
【0005】また、上述した従来の増幅器一体型スピー
カでは、回路基板8の端子部とボイスコイル5とを至近
距離で接続させることが困難なので、増幅器7から導出
した長めのリード線を迂回させてボイスコイル5の引き
出し線と接続している。そのため、ボイスコイル5の数
が多い多チャンネルスピーカ等の場合、前記リード線の
数が増えて迂回経路も複雑になるので、回路基板8の各
端子部と各ボイスコイル5との接続作業が煩雑になって
誤配線を起こしやすいという問題点もあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、振動板の前方
の空間を利用して磁気回路や増幅器を配置することとし
た。このような増幅器一体型スピーカは、増幅器の各種
電子部品がスピーカの前面側に配設されるため、特別な
防水対策を講じる必要がなくなって放熱効果も高まり、
また、振動板の後方にはほとんど部品スペースが不要な
ので、スピーカ全体の小型、薄型化が図りやすくなる。
さらに、増幅器とボイスコイルとを接続するリード線が
短くて済み、複雑に迂回させる必要がなくなるので、ボ
イスコイルの数が多い場合にも増幅器との接続作業を正
確かつ容易に行うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明のスピーカで
は、ボイスコイルと、このボイスコイルが配置されるギ
ャップを有する磁気回路と、前記ボイスコイルに連結さ
れたコーン状の振動板と、回路基板に電子部品を実装し
てなり、リード線を介して前記ボイスコイルに接続され
た増幅器とを備え、前記増幅器を介して前記ボイスコイ
ルへ通電することにより前記振動板が駆動されるスピー
カにおいて、前記磁気回路および前記増幅器を前記振動
板の前面側空間内に配置する構成とした。
【0008】すなわち、コーン状の振動板の前面側に形
成されるすり鉢状の空間を利用して、磁気回路および増
幅器を配置すれば、振動板の後方に広い部品スペースを
確保する必要がなくなるので、スピーカ全体の厚さ寸法
が大幅に低減できる。その際、低音用スピーカ(ウーフ
ァ)であれば、振動板の前方が磁気回路や増幅器で部分
的に覆われていても、音質への影響はほとんど生じな
い。また、開放面となっているスピーカの前面側に増幅
器を配置させるので、放熱効果が高まると共に、車両の
ドアの内部に組み込む場合にも増幅器をシールド板等で
覆う必要がなくなる。
【0009】また、上記構成において、前記磁気回路と
前記増幅器を共通の保持体に支持し、この保持体を前記
フレームに固定することが好ましい。
【0010】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1は本発明の一実施例に係る増幅器一体型の低音用ス
ピーカを示す正面図、図2は図1のA−O−B線に沿う
断面図である。
【0011】図1,2に示す低音用スピーカは、紙材や
合成樹脂から円錐状、いわゆるコーン状に形成され、前
面側にすり鉢状の空間を画成している振動板20と、樹
脂や非磁性金属材からなり振動板20の前方に配置され
た第1のフレーム(保持体)21と、円筒状のボビン2
2の外周面に巻装されたボイスコイル23と、ヨーク2
4a,24bおよびマグネット24cからなり第1のフ
レーム21の磁気回路収納部21a内に収納・保持され
た磁気回路24と、内周部がヨーク24bの後端側端面
に接合され外周部が振動板20に接合された第1のダン
パ25と、回路基板27に各種電子部品28を実装して
なり磁気回路24を覆うように第1のフレーム21上に
配置された増幅器26と、振動板20の後方に配置され
その外周部により第1のフレーム21を支持している第
2のフレーム29と、内周部がボビン22に接合されて
外周部が第2のフレーム29に接合された第2のダンパ
30とによって概略構成されている。ボイスコイル23
は磁気回路24のギャップG内に配置されている。な
お、図中の符号31は第2のフレーム29に取り付けら
れたコネクタ、符号32はコネクタ31と回路基板27
とを接続しているリード線、符号33は回路基板27と
ボイスコイル23とを接続しているリード線、符号34
は第1および第2のフレーム21,29に保持された断
面U字状の変形接合部である。そして、回路基板27か
ら導出されたリード線33は振動板20に支えられた状
態で、ボイスコイル23の引き出し線と接続されてお
り、また、増幅器26はリード線32やコネクタ31を
介して外部電源と接続されている。
【0012】振動板20の内周部は第1および第2のダ
ンパ25,30に支持されており、振動板20の外周部
は変形接合部34を介して第1および第2のフレーム2
1,29に支持されている。そのため、この振動板20
は前後方向(図2の上下方向)に直線的に振動しやすく
なっている。第1のフレーム21の中央部には後方側へ
向けて開口する有底円筒状の磁気回路収納部21aが形
成してあり、この磁気回路収納部21aの周囲に振動板
20を露出させるための大きな開口部21bを設けてい
る。また、第1のフレーム21には磁気回路収納部21
aと外周部とを連結するそれぞれ4本の腕部21c,連
結部21dが形成され、腕部21cによって増幅器26
の回路基板27を支持している。腕部21cおよび連結
部21dは、それぞれ内周側が振動板20と同等の形状
となるように湾曲しており、これらの湾曲部分によって
形成される凹状の空間内に回路基板27の電子部品28
が収容されるようになっている。つまり、このスピーカ
の磁気回路24と増幅器26は、従来品と異なり振動板
20の前方で第1のフレーム21に支持されており、且
つ、これら磁気回路24と増幅器26がほぼ全体的に振
動板20の前面側のすり鉢状空間内に収容されたもので
ある。
【0013】上述した増幅器一体型のスピーカは、コネ
クタ31と増幅器26およびリード線33等を介してボ
イスコイル23に所定の音声電流が通電されると、この
ボイスコイル23が電磁力の作用で振動するので、ボビ
ン22を介して振動板20が振動し、ラジオ音声やCD
再生音声などの拡声が行えるようになっている。その
際、振動板20から発せられる音声は、第1のフレーム
21の開口部21bを通過して前方へ放出されるが、こ
のスピーカは低音用であり、開口部21bも十分に広い
ので、音質や音量が損なわれる心配はない。
【0014】このように本実施例においては、開放面と
なっているスピーカの前面側に増幅器26を配置させて
いるので、優れた放熱効果が期待できると共に、車両ド
ア等へ組み込む場合にも増幅器26をシールド板等で覆
う特別な防水対策を施す必要がなくなり、取付作業の簡
便化やスペースファクタの向上が図りやすい。しかも、
振動板20の後方には第2のフレーム29の配置スペー
スを確保するだけでよく、磁気回路24や増幅器26
は、コーン状の振動板20の前面側に形成されたすり鉢
状の空間内にほとんど埋没させることができるので、ス
ピーカ全体の小型、薄型化を促進するうえで有利な構成
といえる。また、このスピーカは、回路基板27が振動
板20と直接対向するように近接して配置されているの
で、回路基板27から導出したリード線33を大きく迂
回させることなく、ボイスコイル23の引き出し線と簡
単に接続することができ、ボイスコイル23の数が多く
ても増幅器26との接続作業が正確かつ容易に行える。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上説明したような形態で実施
され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0016】磁気回路および増幅器を振動板の前方に配
置したので、増幅器に対してシールド板等の特別な防水
対策を講じる必要がなく、放熱効果も高まる。また、振
動板の後方にはほとんど部品スペースが不要となるの
で、スピーカ全体の薄型化が図りやすくなる。さらにま
た、増幅器とボイスコイルとを接続するリード線が短く
て済み、複雑に迂回させる必要がなくなるので、ボイス
コイルの数が多い場合にも増幅器との接続作業を正確か
つ容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る増幅器一体型の低音用
スピーカを示す正面図である。
【図2】図1のA−O−B線に沿う断面図である。
【図3】従来の増幅器一体型スピーカを示す断面図であ
る。
【符号の説明】
20 振動板 21 第1のフレーム(保持体) 21a 磁気回路収納部 22 ボビン 23 ボイスコイル 24 磁気回路 25,30 ダンパ 26 増幅器 27 回路基板 28 電子部品 29 第2のフレーム(フレーム) 32,33 リード線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボイスコイルと、このボイスコイルが配
    置されるギャップを有する磁気回路と、前記ボイスコイ
    ルに連結されたコーン状の振動板と、回路基板に電子部
    品を実装してなり、リード線を介して前記ボイスコイル
    に接続された増幅器とを備え、前記増幅器を介して前記
    ボイスコイルへ通電することにより前記振動板が駆動さ
    れるスピーカにおいて、前記磁気回路および前記増幅器
    を前記振動板の前面側空間内に配置したことを特徴とす
    るスピーカ。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記磁気回路
    と前記増幅器を共通の保持体に支持し、この保持体を前
    記フレームに固定したことを特徴とするスピーカ。
JP11155324A 1999-06-02 1999-06-02 スピーカ Withdrawn JP2000350275A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011223290A (ja) * 2010-04-09 2011-11-04 Clarion Co Ltd ボイスコイルスピーカー
JP2014187708A (ja) * 2014-06-02 2014-10-02 Clarion Co Ltd ボイスコイルスピーカー
US9451365B2 (en) 2010-04-09 2016-09-20 Clarion Co., Ltd. Voice coil speaker

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Effective date: 20060905