JP4921072B2 - 画像形成装置、リソース保持装置、画像形成システム、リソース要求方法、リソース保持方法、リソース管理方法、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置のリソース要求処理に関するものである。
近年の画像形成装置は、画像形成装置本来の画像形成機能に加えて、通信インタフェースやハードディスクを備え、ネットワークで複数の機器を接続して機器間でデータを送受信してハードディスクに格納することが可能である。
また、ネットワーク接続された画像形成装置では、特許文献1のように、印刷に必要なリソースをネットワーク上の所定のサーバから取得して印刷を実行する装置が提案されている。
このような従来技術によれば、サーバに印刷に必要な関連情報の所在を問い合わせることにより、印刷に必要なリソースを取得することができる。
しかし、ネットワーク上に常駐すべきサーバの設置が必要であり、設定や管理面では手間がかかる。そのため、クライアント・サーバ型の通信技術ではなく、ピアツーピアの通信技術を用いてサーバを設置せずにデバイス同士が情報のやり取りを行い、分散処理を実現する装置が提案されている(例えば特許文献2)。
また、ネットワークでデータをダウンロードを行う場合には、データの再入手性が重要になってくるが、データ提供元の装置で削除を禁止する設定を行える装置が提案されている(例えば特許文献3)。
特開2002−215358号公報 特開2005-74881号公報 特開2004-110832号公報
上記のように構成された画像形成システムにおいて、印刷に必要なリソースの授受を行う機能をピアツーピアの技術を用いて画像形成装置に適用可能である。この場合、交換するリソースファイルは、ピアツーピアの仕組みを用いれば、お互いにリソース情報を交換し合い、ファイルを交換していくことになる。
しかし、リソースを不揮発性デバイスに保持できない画像形成装置では電源再投入の度に必要なリソースのダウンロードが発生する。例えば、ハードディスクを備えリソースをハードディスクに格納可能な画像形成装置であれば一度リソースをダウンロードしてしまえば電源再投入後にリソースを再度ダウンロードする必要はない。
しかし、安価な画像形成装置ではハードディスクは標準で装着されておらず、電源再投入を行った場合には再度ダウンロードを行う必要がある。よってこのような装置の場合には、なるべく確実にリソースをダウンロードできるようにしておく必要がある。
しかしながら、ピアツーピアの特性上、交換しあっているリソースファイルはディスクの容量上限に伴い、使用頻度の低いものが削除されてしまう。このため、ハードディスクを持たない画像形成装置が前回と同じ画像形成装置からリソースファイルを取得できる保障はない。
よって、ネットワーク上の近隣画像形成装置からリソースを確実にダウンロードできないという問題が発生する場合がある。
このような問題に対して、従来技術ではデータ提供元の装置側でデータをロックする設定を行い格納領域がフルになっても指定データだけは削除されないようにする方法がある。しかし、ピアツーピアのネットワークでは随時ファイル交換が行われるため動的にファイルが追加されていくことから、ファイルを個別にデータ提供元で削除禁止の設定を行うのは手間がかかり困難である。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、リソースを保持不可な画像形成装置でも、画像形成に必要なリソースを他の画像形成装置に保持させ、画像形成時毎にダウンロードして利用できる仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明の画像形成装置は以下に示す構成を備える。
リソースの保持要求を含むリソースのダウンロード要求を行うか、リソースの保持要求を含まないリソースのダウンロード要求を行うか決定する決定手段と、前記決定手段によりリソースの保持要求を含むリソースのダウンロード要求を行うと決定された場合、リソースの保持要求を含むリソースのダウンロード要求を行い、前記決定手段によりリソースの保持要求を含まないリソースのダウンロード要求を行うと決定された場合、リソースの保持要求を含まないリソースのダウンロード要求を行う要求手段とを有することを特徴とする。
上記目的を達成する本発明のリソース保持装置は以下に示す構成を備える。
画像形成装置から保持要求を含むリソースのダウンロード要求を受けた場合、リソースを保持する際の優先度を上げ、リソースを画像形成装置にダウンロードする手段と、画像形成装置から保持要求を含まないリソースのダウンロード要求を受けた場合、リソースを保持する際の優先度を上げることなく、リソースを画像形成装置にダウンロードする手段とを有することを特徴とする。
上記目的を達成する本発明の画像形成システムは以下に示す構成を備える。
リソースの保持要求を含むリソースのダウンロード要求を行う画像形成装置と、画像形成装置から保持要求を含むリソースのダウンロード要求を受けた場合、リソースを保持する際の優先度を上げ、リソースを画像形成装置にダウンロードするリソース保持装置とを有することを特徴とする。
上記目的を達成する本発明のリソース要求方法は以下に示す構成を備える。
リソースの保持要求を含むリソースのダウンロード要求を行うか、リソースの保持要求を含まないリソースのダウンロード要求を行うか決定する決定ステップと、前記決定ステップによりリソースの保持要求を含むリソースのダウンロード要求を行うと決定された場合、リソースの保持要求を含むリソースのダウンロード要求を行い、前記決定ステップによりリソースの保持要求を含まないリソースのダウンロード要求を行うと決定された場合、リソースの保持要求を含まないリソースのダウンロード要求を行う要求ステップとを有することを特徴とする。
上記目的を達成する本発明のリソース保持方法は以下に示す構成を備える。
画像形成装置から保持要求を含むリソースのダウンロード要求を受けた場合、リソースを保持する際の優先度を上げ、リソースを画像形成装置にダウンロードするステップと、画像形成装置から保持要求を含まないリソースのダウンロード要求を受けた場合、リソースを保持する際の優先度を上げることなく、リソースを画像形成装置にダウンロードするステップとを有することを特徴とする。
上記目的を達成する本発明のリソース管理方法は以下に示す構成を備える。
リソースの保持要求を含むリソースのダウンロード要求を行うステップと、保持要求を含むリソースのダウンロード要求を受けた場合、リソースを保持する際の優先度を上げ、リソースをダウンロードするステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、リソースを不揮発に保持する手段を備えていない画像形成装置であっても、画像形成に必要なリソースを他の画像形成装置に保持させ、画像形成時毎にダウンロードして利用することができる。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1実施形態を示す画像形成システムのシステム構成と基本動作を示した概念図である。なお、本実施形態では、画像形成装置は、プリンタ(SFP)、複合機(MFP)、コピー機(Copy)のいずれかを含む画像形成システム例を説明する。なお、本実施形態では、画像形成システムを利用する情報処理装置のオペレーティングシステム(OS)として、例えばWindows(登録商標)の例を示す。なお、OSがWindows(登録商標)系のOSでピアツーピア接続を行う際には、「TCP/IP」と「NetBEUI」という代表的な2つのプロトコルを選択可能に構成されている。
ここで、「TCP/IP」はインターネットにも使われているプロトコルで、現在最も利用されているプロトコルである。WindowsXP(登録商標)でも標準のプロトコルとして、あらかじめインストールされている。
図1に示す画像形成システムは、複数の画像形成装置を含み、画像形成装置の種別として複合機(MFP)101、102がLAN−A111を介して接続される。また、プリンタ(SFP)103、コピー機(Copy−1)104、コピー機(Copy−2)105などがLAN−A111を介して接続される。なお、これらの機器を総称する場合は、画像形成装置として記載する。
また、本実施形態では、リソース要求元のSFP103とし、SFP103は、ハードウエアの構成として、他の画像形成装置からダウンロードしたリソースを不揮発に保持する手段を備えていない画像形成装置として説明する。なお、リソース要求元のSFP103は保持するに十分な不揮発性メモリを備えていない画像形成装置の場合も同様である。
各画像形成装置はネットワークインタフェース(図2に示すNIC204)を備え、対応するLANに接続しており、ネットワークによる通信が可能である。
図1において、LAN−A111とLAN−B112は、ネットワークを中継する装置であるルータ113によって接続され、各LAN間の通信はルータ113によって中継される。
各画像形成装置はピアツーピアネットワークのグループ110に参加しており、お互いにピアツーピアの通信手法を用いて装置情報やデータの交換を行うことが可能である。
図1に示した本実施形態では、SFP103が印刷に必要なリソース(フォントなど)をMFP−2102に対して要求する場合の基本動作について図示している。なお、リソースは、フォントに限らず、フォームの場合も含まれる。
まず、SFP103は、ピアツーピアネットワークグループ110に参加するため、隣接する初期ノードであるコピー機104に対してピアツーピアの接続を行い、お互いに所有するリソース情報120を交換し合う。
リソース情報120の交換を行うことにより、SFP103は、必要とするリソースがネットワーク上のMFP102に存在することを認識する。MFP102は既にピアツーピアネットワークグループ110に参加しており、自装置が持ち合わせていないリソースをMFP101からリソース121をダウンロードする。そして、ダウンロードしたリソース121をRAM203に一時的に保持している。つまり、SFP103が他の画像形成装置からリソースをダウンロードした場合に、そのリソースを利用して印刷処理を実行した後、電源がオフ状態となった場合には、リソース自体は、RAM上から消失する。つまり、SFP103は、ダウンロードしたリソースが電源がオフに以降した後は、再度他の画像形成装置から同一のリソースをダウンロードしなければ、そのリソースを利用する印刷が保証されない画像形成装置である。
しかしながら、SFP103には、小容量の不揮発性メモリを備えて、ダウンロードしたリソースを記憶している画像形成装置を特定する情報となる、リソース保持を了承したPeerを特定する情報を記憶している。なお、上記小容量の不揮発性メモリは、いわゆる、RAM領域が電池等でバックアップされるNVRAMで構成することが好適である。また、ここで、リソース保持を了承したPeerとは、MFP102のことである。SFP103がリソースを他の画像形成装置(MFP102)に要求する際に、そのリソースが削除されないように、リソース保持させる要求を伴ってMFP102にリソース取得要求する。
具体的には、SFP103は必要とするリソースを持つMFP102に対して、ダウンロード要求130を送信し、ダウンロードの許可を求める。
この際、本実施形態の特徴である保持要求を付加してダウンロード要求130を送信する。
そして、このダウンロード要求130を受信したMFP102は、保持優先度の変更が可能であれば、要求されたリソースの保持優先度を示す保持優先度131を高く(High)に変更設定する。そして、ダウンロード要求130を許可するダウンロード応答132をSFP103に送信する。
これにより、MFP102よりダウンロード応答132を受信したSFP103では、要求したリソースに対して保持要求を了承してくれたPeerであるMFP102の情報をダウンロードが許可されたリソース情報と共に不揮発性メモリに記憶する。この不揮発性メモリとは、小容量のNVRAM等が好適である。
また、この時、MFP102は、保持管理しているリソースの保持優先度131を「High」に変更して、MFP102がメモリ領域の不足等により、リソース領域を開放する場合でも、優先度の低いリソースから解放させる。これにより、他の画像形成装置から保持要求されているリソースが消去されてしまう危険性を低減して、SFP103が同一のリソースをMFP102から短時間に取得できる状態を維持することができる。
ここでは、SFP103を基準として基本動作の説明を行ったが、この動作はピアツーピアネットワークグループ110に参加する各画像形成装置がそれぞれ上述した手順に従い同様に行う。具体的には、各画像形成装置がリソース情報の交換、必要なリソースのダウンロード要求や応答、実際のダウンロードを行い、リソースを交換し合うことになる。
このように本実施形態では、他の画像形成装置がSFP103からの保持要求付が了承した場合に、他の画像形成装置を特定するための了承したPeerを示す情報をSFP103に応答する。
そこで、その保持了承したPeerを上記NVRAM等で保持することで、次に、SFP103の電源が投入された場合に、同一のリソース要求を取得する取得先を複数の画像形成装置中から即座に特定する情報として使用する。
これにより、電源再投入した場合でもダウンロード要求先を単純化でき、リソースの再検索時間を削減すると共に、保持を了承したPeerのみを検索するため、ダウンロードできないという不確実な状態も回避することができる。
以下、本実施形態における画像形成システムの特徴について説明する。
図1に示すように本実施形態の画像形成システムは、いずれかの画像形成装置が不揮発性のメモリ手段を備える。そして、このメモリ手段に、画像形成に使用するリソースを他の画像形成装置のキャッシュとして記憶させることができる。
また、この場合に、キャッシュを作成する要求側の画像形成装置からリソースの保持要求がなされる。
そして、リソースのダウンロードを要求を行う画像形成装置、例えばSFP103は、リソースを不揮発に記憶するハードディスク等を備えていない。このため、ダウンロードしたリソースは、電源切断で揮発性のメモリ手段上から消失し、電源再投入時には、リソースがダウンロードされていない状態となる。
そこで、SFP103は、まず、自らNVRAM等で保持するリソース情報をネットワークの画像形成装置と相互に交換し合うことで、未取得のリソースの情報を作成する。この作成の処理の詳細については、図6において説明する。
そして、SFP103は、未取得のリソース情報に基づき、画像形成で使用するリソースを保持する画像形成装置であるMFP102にリソースのダウンロード要求を行う場合に、リソースの保持要求を付加して行う。この付加処理の詳細は、図9において説明する。なお、SFP103は、リソース情報を不揮発に記憶するメモリ手段として、NVRAMを備える。
そこで、SFP103がダウンロード要求を行う場合、リソースを不揮発性に保持する不揮発性保持手段(ハードディスク等)を備えているかどかを判断する。そして、不揮発性保持手段(ハードディスク等)を備えていない場合、電源投入毎に、メモリ手段に記憶されたリソース情報に基づいて、画像形成に使用するリソースをダウンロードする画像形成装置先を、例えばMFP102と決定する。
一方、リソースのダウンロードを要求を受け付ける画像形成装置として機能するMFP102は、ハードディスク等の不揮発性のメモリ手段で構成される保持手段に保持されるリソースのリソース情報を記憶する。ここで、リソース情報は、例えば図4に示すデータ構造のテーブルとして記憶する。
そして、MFP102は、いずれかの画像形成装置からのリソースダウンロード要求にリソース保持要求が付加されているかを判断する。この判断処理の詳細は、図10において説明する。
ここで、MFP102が備えるCPUは、リソース保持要求が保持されていると判断した場合、保持手段に保持されているリソースの保持状態を決定するための保持優先度を設定する。
そして、MFP102が備えるCPUは、保持優先度に基づいて保持手段に保持されているリソースの保持状態を制御する。ここで、保持状態は、例えば優先度が高い、低い、普通等のいずれかで管理可能に構成されている。
また、MFP102が備えるCPUは、保持要求を了承した保持了承情報を要求元の画像形成装置に応答する。この処理の詳細は、図10において説明する。
一方、MFP102から応答される応答情報に前記保持要求に対する補助了承情報が含まれていると要求元のSFP103のCPUが判断した場合、メモリ手段に記憶されるリソース情報中の保持優先度を高めに設定する。これにより、SFP103は、電源投入時に、保持優先度の高いリソースを他の画像形成装置にキャッシュしていることを認識することができる。この場合、他の画像形成装置のデバイス名称等を認識して、近接するMFP102より画像形成に使用する確率の高いリソースをダウンロードして、RAM等に保持する。
この場合、MFP102は、保持手段に保持されている前記保持優先度が高いリソースを削除すべきリソース候補から外す制御を行う。
これにより、MFP102は、SFP103のためにキャッシュしているリソースを誤って消失してしまう自体を回避する。また、MFP102のメモリ資源を解放する要求がある場合に、保持優先度の高いリソースは、極力消失させてしまうことを回避できる。なお、SFP103は、NVRAM等で保持するリソース情報を参照することで、リソースの取得先を電源再投入時に即座に特定できるため、リソースを利用するSFP103のダウンロード処理時間が短縮される。
ここで、リソース情報は、リソース名、リソースサイズ、取得元デバイス名、保持優先度、ダウンロード日時、ダウンロード回数を含むが、その構成は後述する。
また、MFP102は、自らリソース情報から保持されているリソースの保持優先度を低めに設定すべきかどうかを判別する。この判別処理は、図10において説明する。この判別処理により、使用されていない他の画像形成装置のためにキャッシュしたリソースを、保持手段から削除され易くすることで、保持手段を有効活用できる。
このように本画像形成システムは、複数の画像形成装置がP2Pで通信可能に接続されるシステムである。そして、いずれかの画像形成装置とも、リソース情報を管理するテーブルを不揮発に記憶可能である。
したがって、いずれかの画像形成装置がリソース自体を不揮発に記憶する保持手段を備えていない安価な画像形成装置であっても、電源再投入時に、リソース情報を各画像形成装置と交換する。これにより、未取得のリソースをキャッシュされている画像形成装置から短時間にダウンロードして、画像形成に利用可能としている。
以上、本発明のシステム構成と基本動作について概略的に述べたが、以下において具体的な実施方法について図面を用いて詳細に説明する。
まず、図2を用いて画像形成装置である複合機、プリンタ、コピー機の内部構成を説明する。
図2は、図1に示したMFP101、102の構成を説明するブロック図である。本例は、図1に示した画像形成システムにおける複合機(MFP)101、102の内部構成を示したものであり、本発明の複合機のコントローラも同様の構成を取るものである。なお、図1に示したSFP103も、図2に示すようなCPU、ROM、RAM、NIC等を備えるが、他の画像形成装置からダウンロードしたリソースを不揮発に保持する手段を備えていない。
同様に、SFP103は、プリント機能のみを実行するプリンタであるので、当然に画像読取り部も備えていなし、後述するHD等も備えていない。
図2において、200は複合機全体である。複合機200は、ROM202あるいは、例えばハードディスクなどの大規模記憶装置210に記憶されたソフトウエアを実行するCPU201を備える。そして、CPU201はシステムバス213に接続される各デバイスを総括的に制御する。
203はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。205は外部入力コントローラ(PANELC)で、複合機に備えられた各種ボタンあるいはタッチパネル206等からの指示入力を制御する。207はディスプレイコントローラ(DISPC)で、例えば液晶ディスプレイなどで構成される表示モジュール(DISPLAY)208の表示を制御する。
204はネットワークインタフェースカード(NIC)で、LAN214を介して、他のネットワーク機器あるいはファイルサーバ等と双方向にデータを所定のプロトコルでやりとりする。ここで、所定のプロトコルとは、TCP/IP等が好例である。
211は、例えば電子写真方式あるいはインクジェット方式などで実現される紙への印字部である。212は画像読取り部で、紙に印字された画像を読み込むための光学読み取りセンサを走査させるスキャナ部を備える。また、画像読取り部212は、多くの場合、オプションとしてオートドキュメントフィーダ(不図示)が装着されており、複数枚の原稿を自動的に読み込むことができる。なお、この場合、スキャナ部を所定の流し込み読み取り位置に移動させて固定した状態で、原稿のみを所定の搬送速度で搬送させる。
なお、大規模記憶装置210は、DKC209を介してシステムバス213に接続され、場合によっては画像データの一時記憶場所としても使われることがある。
また、図1のプリンタ(SFP)103の内部構成は、図2の複合機と基本的に近い構造になっているが、画像読み取り部212は存在せず、紙への印字を主目的とした構成である。また、安価なプリンタでは大規模記憶装置210は装着されていない。
また、図1のコピー機104、105の内部構成は、複合機と構造は基本的に同じである。
次に、図3を用いて本実施形態を示す画像形成装置上で動作するプログラムのソフトウエア構成をピアツーピアとの関係において説明する。
図3は、本実施形態を示す画像形成装置のモジュール構成を説明する図である。
図3において、300はモジュール群で、ピアツーピア通信を実現する画像形成装置のソフトウエア構成を階層的に図示したものである。
図1に示した画像形成装置はオペレーティングシステム301により各デバイスやアプリケーションが制御や管理がなされており、デバイスドライバ302により図2で説明した各デバイスの制御を行う。ここで、画像形成装置は、符号で示すと、101〜105である。
また、図2のネットワークインタフェース(NIC)204についてもデバイスドライバ302の層で制御される。
例えば、NIC204で受信したデータはデバイスドライバ302でよりプロトコルスタック303に送られる。そして、プロトコルスタック303では受信したパケットの組み立てやパケット種別判定、データ部の取り出しなどを行い、上位層にデータを渡す。
プロトコルスタック303では、受信したデータがピアツーピア(P2P)の通信種別であった場合には、P2Pの通信制御を行うP2Pミドルウェア305にデータを渡す。そして、P2Pミドルウェア305でピアツーピアの接続/通信の維持管理が行われる。P2Pで取得したメタデータはアプリケーション層306に運ばれ、データの保存や管理などの最終的な処理が行われる。
なお、印字等の画像形成のための通信であった場合にはJOB制御層304にデータが通知され適切なアプリケーション層306でデータが処理され、目的のJOB処理が行われる。
次に、本発明における特徴的な部分の詳細について述べる。
なお、これから説明する特徴的な部分の詳細については、図1に示した画像形成システムの構成例を基準として説明する。
図1ではSFP103をダウンロード要求元の画像形成装置とする例で説明する。しかし、実際には各画像形成装置がそれぞれこれから説明する手段を備えていてもよく、それぞれがダウンロード要求元として動作し、それぞれがダウンロード要求先として動作することが可能である。また、ここで、リソースとは、フォントファイルやフォームファイル等である。
<リソースリスト交換手段の説明>
なお、お互いの画像形成装置が自分の持つリソースの情報を交換し合い、必要なリソースを要求して許可を得るまでの概略的な説明は図1を用いて流れを説明した。そこで、まず図1に示したSFP103とコピー機104が最初のステップとして実行しているリソース情報120の交換処理について説明する。
画像形成装置は、自装置が保有するフォントデータなど個々のリソースの情報を、図4で図示するリソース情報テーブルに格納して管理する。なお、リソース情報テーブルは、図2に示したHD210、RAM203等のいずれかに記憶される。つまり、リソースを書き換え可能で、かつ、不揮発性に記憶する場合には、HD210に記憶され、一時的に記憶する場合には、RAM203に保持される。これは、各画像形成装置のメモリ資源の構成で決定される。特に、図1に示した画像形成装置の内、SFP103は、メモリ資源としてHDを備えず、他の画像形成装置からダウンロードしたリソースは、RAM203上で保持し、電源オフにより、リソース本体はRAM203から消失する。なお、RAM203のうち、NVRAM領域には、リソースの取得先に関する情報が不揮発に保持される。そして、電源再投入時には、NVRAMに記憶されたリソースの取得先に関する情報を読み出し、該取得先で特定される画像形成装置から同一のリソースをRAM203上にダウンロードする。
図4は、本実施形態を示す画像形成装置により管理されるリソース情報テーブルの一例を示す図である。以下、本実施形態では、リソース情報テーブル(RITAB)400の構成要素を説明する。
図4において、CPU201は、RAM203に確保するRITAB400上にリソースID401、リソース名402をテーブルに格納することでリソースの管理を行う。
同様に、CPU201は、RAM203に確保するRITAB400上にサイズ403、取得元Peer404、取得日時405をテーブルに格納することでリソースの管理を行う。
同様に、CPU201は、RAM203に確保するRITAB400上に保持優先度406、最終アクセス時刻407、ダウンロード回数408をテーブルに格納することでリソースの管理を行う。
リソースID401は、各画像形成装置が保持している印刷資源として利用可能なリソースを識別するための識別子であり、画像形成装置内でリソース毎に固有の整数値を持つ。
リソース名402は、リソースをあらわす文字列であり、具体例としてはファイル名が一般的である。図4に示す例では、「Font−A.dat」の場合である。
また、サイズ403は、リソースのデータサイズを表し、具体例としてはByteサイズを格納する。
さらに、取得元Peer404は、リソースID401に対応するリソースをダウンロードした時の取得元Peerの名前を格納する。このフィールドが空である場合は自装置がオリジナルデータを保有することを意味する。ここで、取得元Peerの名前として、画像形成装置名が設定される。
また、取得日時405は、取得元Peerからリソースデータを取得した日付と時刻(例えば2005/5/10 20:04)を格納する。
また、保持優先度406は、リソースの保持優先度を「High」か「Normal」かの2段階の値を格納する例としているが、さらに多段階の優先度であってもよい。ここで、保持優先度406は、当該リソースを格納するメモリ資源の空き領域を確保する場合に、可能な限りメモリ資源内に残存させるかどうかを決定するためのフラグとして機能する。つまり、リソースの保持優先度を「High」の場合は、リソースがメモリ解放処理で消失する可能性が低いことを意味する。
また、リソースの保持優先度は、リソース要求元の画像形成装置がリソース要求時にリソース保持要求を伴う場合、リソースを管理している画像形成装置のCPU201がその状態を「Normal」から「High」に設定変更する。
さらに、最終アクセス時刻407は、最後に当該リソースに対してダウンロードアクセスがあった日付と時刻を格納する。ダウンロード回数408は、そのリソースに対するダウンロードが行われた回数を整数値で格納する。なお、ダウンロードが行われた回数は、CPU201にカウントアップされる。
このように本実施形態では、リソースを保持する画像形成装置のCPU201がRITAB400上のこれらの情報を参照/更新していくことにより、リソースの情報交換やリソースの削除などのリソース管理を実現する。
図4で説明したRITAB400を用いて各リソースの情報を格納した上で、各リソースをリスト構造にしてテーブルを連結して保有リソースの管理を行う。
図5は、図4に示した各リソース情報に対応するリソース情報リスト(RIL)を説明する図である。本例は、複数のRITABをRAM203上で管理する例を示す。
図5において、500は情報リストであり、501はリストのリストヘッドである。このリストヘッド501に最初に作成したリソース情報テーブル502をリンクする。さらに、次に作成したリスト情報テーブル503を情報テーブル502にリンクし、これを繰り返すことで情報リスト500が作成できる。ここで、情報リスト500は、図1に示したリソース情報120に対応する情報である。
上記処理により作成できたリソース情報を各画像形成装置がRAM203上に作成し、お互いにPeerからの情報提供要求に対して自装置のリソース情報を提供することが可能になる。
図1に示す画像形成装置システムの構成の場合、SFP103がコピー機104に対し、リソースリスト要求メッセージを送信し、その応答をコピー機104がSFP103に返す例としている。実際に情報リスト500をPeerから取得する実施形態について図6のフローチャートを用いて説明する。
図6は、本実施形態を示す画像形成装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本処理は、SFP103が実際に情報リスト500をネットワーク上のPeer(自機以外の画像形成装置)から取得する処理例である。ここで、Peer候補として、コピー機104の例を示す。なお、S601〜S607は各ステップを示す。また、各ステップは、CPU201がROM202、HD210に記憶された制御プログラムをRAM203にロードして実行することで実現される。
まず、SFP103がPeerであるコピー機104に対してリソースリスト要求メッセージを作成して(S601)、要求メッセージを送信してコピー機104からのリソースリスト応答(RIL)待ちに入る(S602)。
次に、SFP103は、コピー機104からRIL応答を受信するまで待つ(S603)。そして、コピー機104からRIL応答を受信した場合、SFP103は自装置がRAM203に記憶するリソース情報リストL61を参照して自装置が保有していない未取得リソースを受信メッセージ中のRIL応答中から検索する(S604)。
そして、CPU201がこの検索によって受信メッセージ中のRIL応答中から未取得リソースが発見される場合がある。
この場合は、コピー機104からの未取得リソース情報に対して、図7に示すように、RAM203上に未取得リソーステーブル(RITAB)700を作成して未取得リソースリストL62に追加して(S606)、本処理を終了する。
なお、未取得リソースリストL62に新規にリソース情報を追加する場合は、最初に未取得リソーステーブルRITAB700を作成する。この場合、初めて追記した場合と、既に未取得リソーステーブルRITAB700にリソース情報を追記している場合は、受信したリソース情報により未取得リソーステーブルRITABの内容に更新される。
図7は、本実施形態を示す画像形成装置が管理する未取得リソーステーブル(RITAB)の一例を示す図である。本例は、コピー機104のCPU201が管理する未取得リソーステーブル(RITAB)L62の例である。
ここでは構成要素例として、コピー機104のCPU201は、リソースID701、リソース名702、サイズ703、保有Peer名704、オリジナルフラグ705をテーブルに格納することで未取得リソースの管理を行う。同様に、コピー機104のCPU201は、保持優先度706、ダウンロードステータス707をテーブルに格納することで未取得リソースの管理を行う。
なお、図7に示すリソース情報テーブルと図4のリソース情報テーブルと同じ要素は説明を割愛する。
本実施形態において、図7において新しい要素として、相手Peerが持つリソースがオリジナルデータであるかどうかを示すオリジナルフラグ705(図7参照)が存在する。これにより、コピー機104のCPU201は、そのリソースがオリジナルデータであるかどうかが判断可能である。
また、未取得リソーステーブルL62には、ダウンロードする際の状態管理に用いるダウンロードステータス707が存在する。この未取得リソーステーブルL62もリソース情報テーブルと同様、図5で図示したリスト構造でテーブルを連結して管理する。
次に、要求を受けたコピー機104側の応答処理について図8のフローチャートを用いて説明する。
図8は、本実施形態を示す画像形成装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本処理は、リソース取得要求を受けたコピー機104側がリソース情報リストをPeerに応答する処理例である。なお、S801〜S803は各ステップを示す。また、各ステップは、コピー機104のCPU201がROM202、HD210に記憶された制御プログラムをRAM203にロードして実行することで実現される。
コピー機104は、いずれかの画像形成装置から自機宛に対するリソースリスト要求を受信するまで待つ(S801)。なお、ここで、コピー機104は、リソースを不揮発性に記憶するメモリ資源を備え、かつ、リソースの管理状態を保持優先度に応じて管理しているものとする。
ここで、コピー機104のCPU201が、例えばSFP103よりNIC204を介してリソースリスト要求を受信する。これに応じて、コピー機104のCPU201がリソース情報リストL81と未取得リソースリストL82に格納されたリソース情報を元にリソースリスト応答メッセージを作成する(S802)。
そして、コピー機104のCPU201が作成した応答メッセージを要求元Peer(図1の場合、SFP103)に送信して(S803)、本処理を終了する。
これにより、コピー機104のCPU201はリソース情報の提供を要求元のSFP103に対して行うことができる。
ここでは図1の構成例に基づき、SFP103とコピー機104との間のリソースリスト交換について説明した。
しかし、リソースリスト交換についてはピアツーピアネットワークグループ110に参加している各画像形成装置同士がそれぞれ行うことが可能な処理である。
<リソースダウンロード要求手段の説明>
次に、ここでは上記リソースリスト交換手段によって作成した未取得リソーステーブルを元に、実際にリソースを使用する場面でのリソースダウンロード要求を行うリソースダウンロード要求手段について説明する。より具体的には、図1の構成例を基に、図9のフローチャートを用いて説明する。
図9は、本実施形態を示す画像形成装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
本処理は、作成した未取得リソーステーブルを元に、実際にリソースを使用する場面でのリソースダウンロード要求を行うリソースダウンロード要求する処理例である。
なお、S901〜S917は各ステップを示す。また、各ステップは、CPU201がROM202に記憶された制御プログラムをRAM203にロードして実行することで実現される。
なお、図9のフローチャート中には後述するリソース保持了承リスト記憶手段やリソース保持要求付加判断手段についての処理も合わせて図示しているが、ここではリソースダウンロード要求の基本的な流れの部分のみを説明する。
まず、リソースを使用する場面で、SFP103のCPU201はRAM203に保持されるリソース情報リストL61を参照し、必要なリソースが自装置に存在するかを確認する(S901)。
そして、CPU201は、フォント等で不足するリソースがあるかどうかをリソース情報リストL91を検索して判断する(S902)。なお、SFP103のRAM203のNVRAM領域において、リソース情報リストL91が記憶されているものとする。
ここで、CPU201がリソースが不足すると判断した場合は、不足するリソースの数分、リソースを保有する画像形成装置に対してダウンロード要求処理を行う。このため、CPU201は処理を不足リソースの取得先を決定するためのループの先頭に移る(S903)。なお、ループは、S903〜SS917で構成される。
そして、SFP103のCPU201は、RAM203に保持される未取得リソースリスト607から不足リソースを持つPeer(取得先)を保持了承リソースリストL92を参照して検索する(S904)。
そして、SFP103のCPU201は、保持了承された取得先があるかどうかを判断する(S905)。ここで、CPU201が該当リソースを持つPeerを検索により発見できたと判断した場合は、S910へ進む。
一方、S905で、保持了承された取得先がないと判断した場合は、未取得リソースリストL93を参照して、不足リソースの取得先を検索する(S907)。そして、S907で、優先度(図7に示す保持優先度706に対応する)が「High」の取得先があるかどうかを判断する。ここで、優先度が「High」の取得先があると判断した場合は、保持了承リソースリストL92にその取得先を追加して、S910へ進む。
一方、S907で、優先度が「High」の取得先がないと判断した場合は、S909へ進み、CPU201が不足リソースの取得先があるかどうかを判断する。ここで、CPU201が不足リソースの取得先ないと判断した場合はS916へ進む。
一方、S907で、取得先があると判断した場合は、S910へ進む。そして、S910で、ダウンロード要求先をそのPeerに決定する(図1ではMFP102がダウンロード要求先の構成例である)。
次に、S911で、詳細は後述する保持要求付加判断処理を実行する。これは、SFP103のRAM203では、ダウンロードしたリソースを電源切断とともに消失してしまう構成としているからである。そこで、利用するリソースを保持する他の画像形成装置(Peer)に、必要なリソースを勝手に消去しないように保持させるための要求処理を行う。
そして、S912で、SFP103のCPU201はダウンロード要求に対してリソースの保持要求を付加するか否かを未取得リソースリストL94を検索して判断する。
ここで、SFP103のCPU201が保持要求を付加しないと判断した場合は、SFP103のCPU201が保持要求無しのダウンロード要求メッセージを作成する(S914)。そして、S915へ進み、MFP102に対して、NIC204がダウンロード要求メッセージを送信する。
そして、最後に、図7に示した未取得リソースリストL2の該当テーブルのダウンロードステータス707を更新して、S917へ進む。
そして、S917で、ルールの終端処理で、まだ不足リソースが存在する場合は、S903のループの先頭に戻り同様の処理を繰り返すことで必要とするリソースに対してダウンロード要求を行うことができる。
一方、S917で、不足リソースが存在しないと判断した場合は、本処理を終了する。
一方、S912で、保持要求を付加すると判断した場合は、SFP103のCPU201が保持要求付きのダウンロード要求メッセージを作成する(S913)。そして、S915〜S917を同様に処理する。
<リソース保持要求付加手段の説明>
上記リソースダウロード要求手段によってダウンロードを要求する基本的な処理について説明したが、ここでは、上記リソースダウンロード要求に対し、リソース保持要求を付加するリソース保持要求付加手段について図9のフローチャートを用いてさらに説明する。
既に前記リソースダウンロード要求手段の所で説明したように、S910で、ダウンロード要求先が決定される(図1の構成例ではMFP102に決定)。その後、SFP103は、ダウンロード要求先であるMFP102に対してリソースの保持を要求するかどうかを判断する(S911)。
そして、ダウンロード要求先に保持要求を付加すると判断した場合には(S912)、保持要求を含めたダウンロード要求メッセージを作成して(S913)、ダウンロード要求メッセージをMFP102に送信する(S915)。ここで、ダウンロード要求メッセージは、図1に示したダウンロード要求130に対応する。
なお、リソース保持要求を行うかどうかの判断処理部については、後ほどリソース保持要求付加判断手段の説明の所で説明するため、ここでの説明は割愛する。
このリソース保持要求付加の処理を追加することにより、ダウンロード要求メッセージ中にリソース保持要求を付加して送信することでダウンロード要求先のPeerに対して該当リソースを保持するように要求することが可能となる。
<リソース保持優先度変更手段の説明>
次に、上記のリソース保持要求が付加されたリソースダウンロード要求を受信したPeer(図1の構成例ではMFP102)がリソース保持優先度を変更するリソース保持優先度変更手段について図10、図4を用いて説明する。
まず、SFP103からリソース保持要求が含まれるダウンロード要求を受信したMFP102が、優先度を変更するまでの流れについて図10を用いて説明する。なお、優先度は、図4に示すRITAB400の保持優先度406の状態で記憶されていて、MFP102のCPU201が参照可能に構成されている。
図10は、本実施形態を示す画像形成装置における第4のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本処理は、他の画像形成装置からリソース保持要求を受信した画像形成装置によるリソース保持優先度を変更するリソース保持優先度変更処理例である。ここでは、MFP102がSFP103からリソース保持要求を受信した場合のリソース保持優先度変更処理例について説明する。
なお、S1001〜S1014は各ステップを示す。また、各ステップは、CPU201がROM202、HD210に記憶された制御プログラムをRAM203にロードして実行することで実現される。
まず、MFP102は、ネットワーク上の他の画像形成装置(ここでは、SFP103から)からのダウンロード要求を受信するまで待つ(S1001)。MFP102がダウンロード要求を受信したら自装置の所有するリソースをリソース情報リストL81を参照して確認する(S1002)。なお、リソース情報リストL81は、HD210等に記憶され、MFP102のRAM203にロードされた状態で、CPU201により参照される。
そして、CPU201がSFP103から要求されたリソースを持っているかどうかを判断する(S1003)。ここで、CPU201がSFP103から要求されたリソースを持っていないと判断した場合は、S1010へ進み、ダウンロード拒否応答メッセージを作成して、S1014へ進む。
一方、S1003で、SFP103から要求されたリソースを持っていると判断した場合は、S1004へ進み、SFP103から要求されたリソースに対する要求メッセージにリソース保持要求が含まれるかを確認する(S1004)。
そして、MFP102のCPU201がSFP103から要求メッセージに保持要求が含まれていると判断した場合には、MFP102は、リソースリスト優先度最適化処理を行う(S1005)。続いて、保持優先度を変更可能かどうかをリソース領域管理テーブル1400を参照して判断する(S1006)。
なお、S1005におけるリソースリスト優先度最適化処理については必須の処理ではないので、S1004からS1006に進むものとして、以下説明する。なお、S1005におけるリソースリスト優先度最適化処理の詳細については、リソース保持優先度最適化手段の説明中で説明する。
S1007では、保持優先度が変更可能かどうかを未取得リソースリストL82を参照して判断する。なお、本判断処理の詳細については、図11、図12を用いて説明する。
図11は、本実施形態を示す画像形成装置のリソース領域を管理するリソース領域管理テーブルの一例を示す図である。
図11において、未取得リソースリストL82は、ダウンロード領域サイズ1401、使用サイズ1402、保持最大サイズ1403、保持サイズ1404の4つの要素で構成されている。なお、未取得リソースリストL82は、HD210等に記憶され、RAM203にロードされて、CPU201により参照可能に構成されている。なお、リソース領域は、不揮発性のHD210を備えていない画像形成装置の場合は、RAM203のNVRAM領域として構成される。
ダウンロード領域サイズ1401は、リソースデータを格納する領域の全サイズが格納される。使用サイズ1402は、実際にリソースが格納されて使用中となっているリソース総量が格納される。
保持最大サイズ1403は、ダウンロード領域サイズ1401内で保持優先度を高くして格納できる領域の最大サイズが格納され、新たに保持要求が来たリソースの保持優先度を高くできるかどうかの判断に使用される。
保持サイズ1404は、保持優先度を高くして実際に格納しているリソースの総量が格納される。
なお、保持最大サイズ1403の設定については、画像形成装置の管理者が、複合機に備えられた各種ボタンあるいはタッチパネル206等から非図示の設定画面で値を入力して設定が可能である。この未取得リソースリストL82は、リソースを保有する画像形成装置それぞれ(図1の構成ではMFP101、102、SFP103、コピー機104、105)で作成/管理される。
この未取得リソースリストL82を用いて、新規に保持要求が来たリソースの保持優先度を高くできるかどうかを判断する処理の流れを図1の構成例と図12のフローチャートを用いて説明する。
図12は、本実施形態を示す画像形成装置における第5のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本処理は、リソース保持優先度を変更するリソース保持優先度変更処理例である。
なお、S1501〜S1503は各ステップを示す。また、各ステップは、CPU201がROM202、HD210に記憶された制御プログラムをRAM203にロードして実行することで実現される。
新たにSFP103からリソースの保持が要求されたMFP102は、要求されたリソースのサイズSに、現在既に保持優先度を高くして保持している保持サイズ1404を加算した値が保持最大サイズ1403を超えていないかを判断する(S1501)。
ここで、MFP102は、保持最大サイズ1403を超えていると判断した場合は、保持優先度を高くできない(保持不可能)と判断して(S1502)、本処理を終了する。
一方、S1501で、保持最大サイズ1403を超えていないと判断した場合は、保持優先度を高くできるため、MFP102は、リソースファイルを保持可能と判断して(S1503)、本処理を終了する。
これにより、MFP102が確保しているリソース領域内で、リソース保持されたリソースを格納して、優先度を「High」とすることで、以後、他の画像形成装置がこのリソースをダウンロード可能となる。
ここで、図10に示すS1007以降の処理について説明する。
上述した図12に示す手順に従いS1006の可否判断処理結果から、MFP102のCPU201が優先度変更が可能かどうかを判断する(S1007)。
なお、S1007で、優先度変更が不可能であると判断した場合には、S1011で、リソースバックアップ処理を行うこともできるが、必須の処理ではなく、後ほどリソースバックアップ手段の所で説明するため、ここでは説明を省く。
ここで、保持しているリソースに対する優先度変更が可能であると判断した場合は、MFP102は、優先度の変更をリソース情報リストL81の該当リソース情報テーブル(図4)の保持優先度406の優先度を「High」状態に変更する(S1008)。
これにより、MFP102は、SFP103から保持を要求されたリソースに対して保持優先度を高くすることが出来、リソース領域が不足した場合に消去対象から外されて保持が可能となる。つまり、SFP103が再電源投入時に、MFP102から同一のリソースを取得できる確率が高まり、ユーザのリソースダウンロード要求に対する利便性が向上する。
<リソース保持応答付加手段の説明>
次に、ここでは、上記リソース保持要求に対して優先度を変更した後、ダウンロード要求元のPeer(図1ではSFP103)に対してMFP102がリソース保持応答を付加したダウンロード許可応答を送信する。以下、リソース保持応答付加手段について図10を参照して説明する。
上述したように、S1007で、MFP102で優先度変更が可能であった場合には、優先度の変更をリソース情報リストL81の該当リソース情報テーブル(図4)の保持優先度406の優先度を「High」変更する(S1008)。その後、保持了承を付加したダウンロード許可応答メッセージを作成する(S1009)。
そして、作成したダウンロード許可応答を要求元PeerであるSFP103へ送信する(1014)。そして、本処理を終了する。
一方、S1007で優先度変更が不可能であると判断した場合には、リソースバックアップ処理を実行して、S1012へ進む。
そして、S1012で、保持拒否を付加したダウンロード許可応答メッセージを作成し、ダウンロード応答をSFP103へ送信する(S1014)。
これにより、リソースダウンロード要求元となるPeerであるSFP103に対して保持が可能かどうかの返答を付加してダウンロード要求に対する応答を返信することが可能となる。
<リソース保持了承リスト記憶手段の説明>
次に、上記リソースダウンロード要求に対する応答を受信して保持が了承されていた場合に保持を了承されたリソース情報を不揮発性メモリに記憶するリソース保持了承リスト記憶手段について図13を参照して説明する。なお、ここで、不揮発性メモリとは、SFP103のようにHDを備えず、RAM203のNVRAM領域に確保される小記憶領域であって、ダウンロードするリソースを全て記憶できないメモリである。
図13は、本実施形態を示す画像形成装置における第6のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本処理は、リソースダウンロード要求に対する応答を受信して保持が了承されていた場合に保持を了承されたリソース情報を不揮発性メモリに記憶するリソース保持了承リストを記憶するまでの処理例である。なお、S1101〜S1106は各ステップを示す。また、各ステップは、CPU201がROM202、HD210に記憶された制御プログラムをRAM203にロードして実行することで実現される。
まず、SFP103はダウンロード応答をMFP102から受信するまで待つ(S1101)。そして、ダウンロード応答をMFP102から受信したら、ダウンロード応答に基づいて、未取得リソースリストL131の該当テーブルのダウンロードステータスを更新する(S1102)。
次に、SFP103はダウンロード応答からダウンロードが許可されているかどうかを確認し(S1103)、許可されていると判断した場合は、応答メッセージにリソース保持了承が付加されているかを確認する(S1104)。
ここで、SFP103のCPU201は、保持了承が含まれていると判断した場合には、該当の未取得リソース情報テーブル700を不揮発性メモリ上に格納される保持了承リソースリストL132に追加する(S1105)。ここで、不揮発性メモリとは、RAM203上に確保されるNVRAM領域に対応する。
次に、SFP103はMFP102により許可されたリソースのダウンロード処理を行い(S1106)、本処理を終了する。ここで、ダウンロードされたリソースは、一時的にRAM203のリソース領域に保持されるが、SFP103の電源が切断されると、リソースも同時に消失する。
このようにして本実施形態では、SFP103はMFP102により保持が了承されたリソース情報に対する保持了承リソースリストL132を不揮発性メモリに格納する。保持了承リソースリストL132には、特定情報として、保持されているリソースを特定する情報とそのリソースを保持することを了承した装置を特定するアドレス情報が記憶される。
これにより、電源再投入を行った後に同じリソースをダウンロードする必要が発生した場合には、SFP103内の不揮発性メモリに格納された保持了承リソースリストL132から検索する。
そして、リソースを取得先を確実にダウンロード可能なPeerであるMFP102であると即座に決定するこが可能となる。
以下、SFP103内の不揮発性メモリに格納された保持了承リソースリストL132を用いてダウンロード要求を送信する場合の手順を図9のフローチャートを用いて説明する。
既に図9のフローチャートを用いて基本的なダウンロード要求送信手段をリソースダウンロード要求手段の説明の所で説明済みである。そこで、以下、先ほど説明した保持了承リソースリストに格納された特定情報(リソースを保持している装置を特定するアドレス情報)を使用してダウンロード要求先を決定する処理フローのみを説明する。
不足リソースの取得先を決定するために、S906で、SFP103は未取得リソースリストL93から不足リソースを持つPeerを検索を行う前に、以下の処理を行う。まず保持了承リソースリストL92を参照して不足リソースがリスト中のPeerに存在するか検索を行う(S904)。そして、保持了承された取得先が保持了承リソースリストL92から発見できれば(S905)、その時点でダウンロード要求先をそのPeer(図1の構成例ではMFP102)に決定する910。発見できなければ、通常の検索手順である未取得リソースリスト607から不足リソースを持つPeerを検索する既に説明した処理を行うことになる。なお、ここで、保持了承リソースリストL92と、保持了承リソースリストL132とは同一のものである。
<リソース保持要求付加判断手段の説明>
次に、ここでは、ダウンロード要求を行う際に、リソース保持要求を付加すべきかどうかを判断するリソース保持要求付加判断手段について図14、図15を参照して説明する。
図14は、本実施形態を示す画像形成装置が保持要求付加するかどうかを判断するための条件設定値を格納する保持要求条件設定テーブルの構成を説明する図である。
図14において、本実施形態では、保持要求条件設定テーブル1300は、HDD条件1301、保有台数条件1302、オリジナル保有Peer存在条件1303という要素から構成される。
ここで、HDD条件1301がEnable(有効)に設定されている場合には、HDD(大規模記憶装置210のこと)が装着されているかどうかを条件判定に使用する。Disable(無効)と設定されている場合にはこの判定は行わない。
保有台数条件1302は、ダウンロード要求を行うリソースと同一のリソースを持つ画像形成装置が同一LAN内に何台存在するかを判定条件に使用する。設定値としては、例えば「4」という数値が設定されている場合、同一リソースを持つ画像形成装置が4台以下であった場合には保持要求をすると判定される。
なお、保有台数条件1302がDisable(無効)の場合の値は「0」である。
オリジナル保有Peer存在条件1303の設定がEnable(有効)が設定されている場合には、同一LAN内にリソースのオリジナルを持つ画像形成装置が存在するかどうかを判定条件に使用する。
一つの実施形態として同一LAN内に存在するリソース保有台数やオリジナルデータ保有装置の存在を判断手段としているが、別の実施形態として、同一ピアグループ内を基準として同様の判断をしてもよい。
また、ダウンロードを必要とするリソースのオリジナルを保有する画像形成装置がルータを超えた先に存在する場合にのみリソース保持要求を付加してダウンロードを要求するリソース保持要求付加の判断を行うように構成してもよい。
図15は、本実施形態を示す画像形成装置における第7のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本処理は、リソース保持の要求を付加するかどうかを判断する処理例である。なお、S1201〜S1209は各ステップを示す。また、各ステップは、CPU201がROM202、HD210に記憶された制御プログラムをRAM203にロードして実行することで実現される。
まず、SFP103のCPU201は、図14に示す保持要求条件設定テーブルL151の設定情報を読取り(S1201)、HDD判定条件が有効かを確認する(S1202)。
次に、SFP103のCPU201は、HDD判定条件が有効か否かを判断する(S1202)。ここで、HDD判定条件が有効であると判断した場合には、SFP103のCPU201がHDDが存在するかを確認する(S1203)。ここで、HDDが存在しないと判断した場合は、SFP103のCPU201は、保持要求を付加すると判断して(S1208)、本処理を終了する。なお、S1203では、HDDが存在するか確認したが、ダウンロードするリソースの容量と不揮発性メモリの空き容量を比較し、ダウンロードするリソースを不揮発性メモリに記憶できるか確認しても良い。その際、ダウンロードするリソースを不揮発性メモリに記憶できないと判断した場合、保持要求を付加すると判断する。
一方、S1202で、設定が無効であると、もしくは、S1203でHDDが存在すると判断した場合は、S1204へ進む。そして、S1204で、SFP103のCPU201は、次の条件である、同一LAN内のリソース保有台数条件が有効かを確認する(S1204)。ここで、SFP103のCPU201が有効であると判断した場合は、同一LAN内に同一リソースを保有する台数が設定値以下であるかを確認する(S1205)。
ここで、SFP103のCPU201が設定値以下であると判断した場合は、保持要求を付加すると判断して(S1208)、本処理を終了する。
一方、S1204で設定が無効であると、もしくはS1205で設定値以上であると判断した場合は、S1206へ進む。
そして、S1206で、SFP103のCPU201は、次の条件である、オリジナル保有Peerが同一LAN内に存在するかの設定が有効かを確認する(S1206)。
ここで、SFP103のCPU201が設定が有効であると判断した場合は、SFP103のCPU201がオリジナル保有Peerが同一LAN内に存在するか確認する(S1207)。ここで、SFP103のCPU201がオリジナル保有Peerが同一LAN内に存在しないと判断した場合(ルータを超えた先に存在すると判断した場合)は、保持要求を付加すると判断して(S1208)、本処理を終了する。ここでのオリジナル保有Peerとは、図1の例ではMFP−1(101)のことであり、オリジナルのリソースを保持する装置のことである。MFP−1(101)がルータ内にあれば、MFP−2(102)にキャッシュされているリソースが削除されてもMFP−1(101)から高速にダウンロードできるので、MFP−2(102)に対して保持要求を行わない。一方、MFP−1(101)がルータ外にあれば、MFP−2(102)にキャッシュされているリソースが削除された際、MFP−1(101)からダウンロードすると時間がかかる場合があるので、MFP−2(102)に対して保持要求を行う。
一方、S1206で、SFP103のCPU201が設定が無効であると、もしくは、S1207で、オリジナル保有Peerが同一LAN内に存在すると判断した場合は、付加しないと判断して(S1209)、本処理を終了する。
なお、リソースを保有するPeerが同一LAN内に存在しているかどうかの判断についてはピアツーピアの通信手法でルータのホップ数(TTL)を指定した通信を行うことで知ることが可能であるが、本発明の特徴による所ではないため、説明は割愛する。
ここで、TTLとは、IPパケットヘッダに指定可能な「生存時間」である。ただし、実際には時間ではなく、「ホップ数」を意味している。つまり、そのパケットが「生存」できるホップ数を指定するのがTTLの機能である。
<リソース保持優先度最適化手段の説明>
すでに、MFP102がリソース保持要求を含むダウンロード要求を受信して優先度を変更するまでの流れについて図10を用いてリソース優先度変更手段の説明のところで説明した。
ここではMFP102が、要求メッセージにリソース保持要求が含まれていた場合に、リソースリストの各リソースの保持優先度を見直して更新する。そして、新たに保持を要求されたリソースをなるべく了承できるようにするリソース保持優先度最適化手段(図10のフローチャートの1005の処理)について、図16のフローチャートを用いて説明する。
図16は、本実施形態を示す画像形成装置における第8のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本処理は、図10に示したS1005におけるリソースリスト優先度最適化処理の詳細処理例である。なお、S1601〜S1605は各ステップを示す。また、各ステップは、CPU201がROM202、HD210に記憶された制御プログラムをRAM203にロードして実行することで実現される。
まず、リソース保持要求があった場合(図1の構成ではSFP103からMFP102へ送信された要求130)、MFP102は、リソース情報リストL161から最初のリソース情報テーブルを読み込む(S1601)。そして、保持優先度406が高い(High)か否かを確認する(S1602)。
ここで、保持優先度406が高いと判断した場合は、最終アクセス時刻からの経過時間を計算し、設定経過時間Tを超過しているか否かを判断する(S1603)。ここで、S1603で、設定経過時間Tを超過していると判断した場合は、リソース情報リストL161のリソース情報テーブルの保持優先度406を「Normal」に下げる変更を行う(S1605)。
一方、S1603で、最終アクセス時刻からの経過時間を計算し、設定経過時間Tを超過していないと判断した場合は、次の条件であるダウンロード回数が設定回数を超えているか否かを判断する(S1604)。ここで、ダウンロード回数408が設定回数(N)を超えていると判断した場合は、S1605へ進み、保持優先度406を下げる変更を行う。
一方、S1604で、ダウンロード回数408が設定回数(N)を超えていないと判断した場合には、このリソースに対する優先度見直し処理を終了(RETURN)し、次のリソースに対して同様の見直しを行う。
この見直し処理をリソース情報リストに登録された全リソースに対して行うことで優先度を下げてもかまわないリソースの優先度を下げ、新たな保持要求になるべく了承を応答できるようにすることが可能となる。
<リソースバックアップ手段の説明>
すでに、リソース保持要求が含まれるダウンロード要求を受信して優先度を変更するまでの流れを図10を用いてリソース優先度変更手段の説明のところで説明した。
以下、保持を要求されたリソースの保持優先度を変更できなかった場合に、そのリソースを他の画像形成装置にバックアップするリソースバックアップ手段(図10に示したフローチャートの1011の処理)について図17のフローチャートを用いて説明する。
図17は、本実施形態を示す画像形成装置における第9のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本処理は、図10に示したS1005におけるリソースリスト優先度最適化処理の詳細処理例である。なお、S1701〜S1705は各ステップを示す。また、各ステップは、CPU201がROM202、HD210に記憶された制御プログラムをRAM203にロードして実行することで実現される。
まず、MFP102は、リソースを他の画像形成装置にアップロードするために、自装置が所属するピアグループに存在する近隣Peerの中から近隣の画像形成装置を選択する。
そのPeer宛て(例えば図1の構成ではコピー機104が考えられる)にまずアップロード要求メッセージを作成して(S1701)、要求メッセージをコピー機104に送信する(S1702)。
ここで、アップデート要求を受信した画像形成装置(図1の構成ではコピー機104)のアップロード応答の処理手順については、図10で説明したダウンロード応答の処理手順とほぼ同様であるため、説明は割愛する。
次に、MFP102は、アップロード要求に対するアップロード応答をコピー機104から待ち(S1703)、コピー機104から応答を受信したら、保持了承でのアップロードが了承されたか確認する(S1704)。
ここで、MFP102は、アップロードが了承されていると判断した場合のみ、リソースアップロード処理を行い(S1705)、本処理を終了する。
一方、S1704で、了承されなかったと判断した場合は、他の近隣Peerを再度選択して、再度、S1701からS1705の処理を繰り返す。
これにより、保持を了承してくれるPeerを探し出して対象リソースをアップロードすることが出来、自装置で保持できなかったリソースを他の画像形成装置で保持してもらうことが可能になる。
なお、上記アップロードの条件を、SFP103からリソース保持要求を伴うダウンロード要求に対してダウンロード対象リソースの保持優先度を高く設定することが出来ない場合がある。そこで、MFP102が対象リソースの保持が可能な他の画像形成装置(例えばコピー機104)に転送するように制御してもよい。
これにより、ダウンロード対象リソースの保持優先度を高く設定することが出来なかった場合、リソース保持領域に余裕のある他の近隣画像形成装置に転送することが可能になる。そして、リソースが削除された場合であってもダウンロード要求元がリソースの再検索を行えば、同一リソースをダウンロード可能にすることができる。
〔第2実施形態〕
なお、上記第1実施形態では、画像形成装置が他の画像形成装置からリソースをダウンロードする場合に、リソースを保持していることを前提とした場合について説明した。
しかし、必要なリソースの内、一部のリソースが、近接の画像形成装置にキャッシュされていない場合、該当するリソースをキャッシュするように近接の画像形成装置に指示する。そして、近接の画像形成装置がその指示に基づいて、不足しているリソースをRAM203にキャッシュする。その後、リソースのキャッシュを完了した旨を示すキャッシュ完了を要求元の画像形成装置に通知する。この流れを図18の概念図を用いて説明する。
図18は、本発明の第2実施形態を示す画像形成システムのシステム構成と基本動作を示した概念図である。
図18において、SFP103は既にMFP102にキャッシュされたリソースをダウンロードしており、さらに必要となるリソース(MFP102が保有しない)に対し、MFP102にリソース獲得保持要求を送信する。リソース獲得保持要求を受信したMFP102は、保有していないリソースをMFP101からダウンロードし、ダウンロード完了したリソースの保持優先度を高く(High)に設定する。そして、要求元のSFP103に対しリソース獲得保持完了応答を送信する。SFP103は完了応答を受信することで、MFP102が新たにリソースをキャッシュした旨を把握し、必要なリソースのダウンロードを同一画像形成装置からダウンロードすることが可能となる。
<リソース獲得保持要求手段の説明>
まず、概念図を用いて全体の説明を行ったが、次に、リソース獲得保持要求を送信するSFP103の処理の実施例を図19を用いて説明する。
図19は、本実施形態を示す画像形成装置における第10のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本処理は、リソース獲得保持要求を送信するSFP103の処理例である。なお、S2001〜S2008は各ステップを示す。また、各ステップは、CPU201がROM202、HD210に記憶された制御プログラムをRAM203にロードして実行することで実現される。
まず、リソース情報リスト(L201)を参照し、S2001で、画像形成に必要なリソースの不足を確認する。次に、S2002で、不足リソースがあるかどうかを判断し、不足リソースが存在しない場合は、何もせずに終了する。
一方、S2002で、不足リソースが存在する場合は、S2003で、前回ダウンロード要求先に選定したPeerが不足リソースを保有しているか確認する。ここで、保有している場合は、S2004で、既に図9で説明してきたダウンロード要求処理を行い、本処理を終了する。
一方、S2003で、前回ダウンロード要求先に選定したPeerに保有されていない場合は、S2005で、リソース獲得保持要求メッセージを作成し、S2006でメッセージを送信する。
そして、S2007で、獲得保持応答メッセージの受信を待ち、リソース獲得保持完了応答を受信した場合には、S2008で、保持了承リソースリストL202に追加を行う。
<リソース獲得保持手段とリソース獲得完了応答手段の説明>
次に、リソース獲得保持要求を要求されたMFP102の処理の実施例を図21を用いて説明する。
図20は、本実施形態を示す画像形成装置における第11のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本処理は、リソース獲得保持要求を要求されたMFP102の処理例である。なお、S2101〜S2109は各ステップを示す。また、各ステップは、CPU201がROM202、HD210に記憶された制御プログラムをRAM203にロードして実行することで実現される。
まず、S2101で、獲得保持要求の受信待ち状態となり、獲得保持要求を受信した場合は、S2102で、獲得要求されたリソースを他の画像形成装置からダウンロードする処理を行う。
次に、S2103で、ダウンロードが正常に完了すると、S2104で、既に図12で説明した保持優先度変更可否判断を行う。
そして、S2106で、優先度変更が可能かどうかを判断する。ここで、優先度を変更可能であると判断した場合は、S2107で、優先度変更を行う。そして、S2108で、獲得保持完了応答メッセージを作成し、S2109で、応答を送信する。
一方、S2103で、ダウンロードが出来なかったと判断した場合、もしくはS2106で、優先度変更が不可能だったと破断した場合は、S2105で、獲得保持拒否応答メッセージを作成する。そして、S2109で、応答を送信して、本処理を終了する。
これにより、リソース要求元の画像形成装置がリソースを近隣の画像形成装置からダウンロードできない状態を回避して、画像形成装置が他の画像形成装置に保持されているリソースを使用する画像形成が可能となる。
上記実施形態によれば、ダウンロード要求先の画像形成装置に対しダウンロードを要求したリソースの保持優先度を上げさせ、リソースを消去させないようにすることが可能となる。
また、リソース提供側の画像形成装置でのダウンロード用ハードディスク領域がフルになった場合に、保持優先度を基に削除するファイルを決定することで、安価な画像形成装置からの保持要求を考慮した優先度の高いファイルを残すことが可能となる。
また、保持要求の認められたリソースとそれを認めた画像形成装置の情報を不揮発性メモリに格納しておく。これにより、電源再投入した場合でもダウンロード要求先を単純化でき、リソースの再検索時間を削減すると共に、保持を了承したPeerのみを検索する。このため、ダウンロードできないという不確実な状態も回避することができる。
また、リソース保持要求を付加してダウンロード要求するかどうかを判断する手段を加えることにより、不要なリソース保持要求が増えることを防ぐことが可能になる。
また、保持優先度の最適化を行い、保持が不要と判断したリソースの優先度を下げることで、新たに要求のあったリソースに対してなるべく保持了承を返せるようにすることが可能になる。
また、ダウンロード対象リソースの保持優先度を高く設定することが出来なかった場合、リソース保持領域に余裕のある他の近隣画像形成装置に転送することが可能になる。また、該リソースが削除された場合であってもダウンロード要求元がリソースの再検索を行えば、同一リソースをダウンロード可能にすることができる。
〔第3実施形態〕
以下、図21に示すメモリマップを参照して本発明に係る画像形成装置で読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
図21は、本発明に係る画像形成装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
本実施形態における図6、図8、図9、図10、図12、図13、図15、図16、図17、図19、図20に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
従って、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバやftpサーバ等も本発明の請求項に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではない。例えばそのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行う。そして、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込ませる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではない。
本発明の第1実施形態を示す画像形成システムのシステム構成と基本動作を示した概念図である。 図1に示したMFPの構成を説明するブロック図である。 本実施形態を示す画像形成装置のモジュール構成を説明する図である。 本実施形態を示す画像形成装置により管理されるリソース情報テーブルの一例を示す図である。 図4に示した各リソース情報に対応するリソース情報リスト(RIL)を説明する図である。 本実施形態を示す画像形成装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施形態を示す画像形成装置が管理する未取得リソーステーブルの一例を示す図である。 本実施形態を示す画像形成装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施形態を示す画像形成装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施形態を示す画像形成装置における第4のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施形態を示す画像形成装置のリソース領域を管理するリソース領域管理テーブルの一例を示す図である。 本実施形態を示す画像形成装置における第5のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施形態を示す画像形成装置における第6のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施形態を示す画像形成装置が保持要求付加するかどうかを判断するための条件設定値を格納する保持要求条件設定テーブルの構成を説明する図である。 本実施形態を示す画像形成装置における第7のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施形態を示す画像形成装置における第8のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施形態を示す画像形成装置における第9のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態を示す画像形成システムのシステム構成と基本動作を示した概念図である。 本実施形態を示す画像形成装置における第10のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施形態を示す画像形成装置における第11のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る画像形成装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
符号の説明
101、102 MFP
103 SFP
104、105 コピー機

Claims (16)

  1. リソースの保持要求を含むリソースのダウンロード要求を行うか、リソースの保持要求を含まないリソースのダウンロード要求を行うか決定する決定手段と、
    前記決定手段によりリソースの保持要求を含むリソースのダウンロード要求を行うと決定された場合、リソースの保持要求を含むリソースのダウンロード要求を行い、前記決定手段によりリソースの保持要求を含まないリソースのダウンロード要求を行うと決定された場合、リソースの保持要求を含まないリソースのダウンロード要求を行う要求手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記決定手段は、ダウンロードされたリソースを記憶できない場合に、保持要求を含むリソースのダウンロード要求を行うと決定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記決定手段は、リソースを保持する装置の台数が設定値以下の場合、保持要求を含むリソースのダウンロード要求を行うと決定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記決定手段は、リソースのオリジナルを保持する装置がルータを超えた先に存在する場合、保持要求を含むリソースのダウンロード要求を行うと決定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記保持要求に基づきリソースを保持することが了承された場合、リソースを保持している装置を特定する特定情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている特定情報に基づき、リソースのダウンロード先を決定する決定手段とを有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 画像形成装置から保持要求を含むリソースのダウンロード要求を受けた場合、リソースを保持する際の優先度を上げ、リソースを画像形成装置にダウンロードする手段と、
    画像形成装置から保持要求を含まないリソースのダウンロード要求を受けた場合、リソースを保持する際の優先度を上げることなく、リソースを画像形成装置にダウンロードする手段とを有することを特徴とするリソース保持装置。
  7. リソースの保持要求を含むリソースのダウンロード要求を行う画像形成装置と、
    画像形成装置から保持要求を含むリソースのダウンロード要求を受けた場合、リソースを保持する際の優先度を上げ、リソースを画像形成装置にダウンロードするリソース保持装置とを有することを特徴とする画像形成システム。
  8. リソースの保持要求を含むリソースのダウンロード要求を行うか、リソースの保持要求を含まないリソースのダウンロード要求を行うか決定する決定ステップと、
    前記決定ステップによりリソースの保持要求を含むリソースのダウンロード要求を行うと決定された場合、リソースの保持要求を含むリソースのダウンロード要求を行い、前記決定ステップによりリソースの保持要求を含まないリソースのダウンロード要求を行うと決定された場合、リソースの保持要求を含まないリソースのダウンロード要求を行う要求ステップとを有することを特徴とするリソース要求方法。
  9. 画像形成装置から保持要求を含むリソースのダウンロード要求を受けた場合、リソースを保持する際の優先度を上げ、リソースを画像形成装置にダウンロードするステップと、
    画像形成装置から保持要求を含まないリソースのダウンロード要求を受けた場合、リソースを保持する際の優先度を上げることなく、リソースを画像形成装置にダウンロードするステップとを有することを特徴とするリソース保持方法。
  10. リソースの保持要求を含むリソースのダウンロード要求を行うステップと、
    保持要求を含むリソースのダウンロード要求を受けた場合、リソースを保持する際の優先度を上げ、リソースをダウンロードするステップとを有することを特徴とするリソース管理方法。
  11. リソースの保持要求を含むリソースのダウンロード要求を行うか、リソースの保持要求を含まないリソースのダウンロード要求を行うか決定する決定ステップと、
    前記決定ステップによりリソースの保持要求を含むリソースのダウンロード要求を行うと決定された場合、リソースの保持要求を含むリソースのダウンロード要求を行い、前記決定ステップによりリソースの保持要求を含まないリソースのダウンロード要求を行うと決定された場合、リソースの保持要求を含まないリソースのダウンロード要求を行う要求ステップとをコンピュータに実行させるプログラム。
  12. 前記決定ステップは、ダウンロードされたリソースを記憶できない場合に、保持要求を含むリソースのダウンロード要求を行うと決定することを特徴とする請求項11記載のプログラム。
  13. 前記決定ステップは、リソースを保持する装置の台数が設定値以下の場合、保持要求を含むリソースのダウンロード要求を行うと決定することを特徴とする請求項11記載のプログラム。
  14. 前記決定ステップは、リソースのオリジナルを保持する装置がルータを超えた先に存在する場合、保持要求を含むリソースのダウンロード要求を行うと決定することを特徴とする請求項11記載のプログラム。
  15. 前記保持要求に基づきリソースを保持することが了承された場合、リソースを保持している装置を特定する特定情報を記憶する記憶ステップと、
    前記記憶ステップにより記憶された特定情報に基づき、リソースのダウンロード先を決定する決定ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする請求項11記載のプログラム。
  16. 画像形成装置から保持要求を含むリソースのダウンロード要求を受けた場合、リソースを保持する際の優先度を上げ、リソースを画像形成装置にダウンロードするステップと、
    画像形成装置から保持要求を含まないリソースのダウンロード要求を受けた場合、リソースを保持する際の優先度を上げることなく、リソースを画像形成装置にダウンロードするステップとをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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