JP4920301B2 - Ri化合物合成装置及びri化合物合成方法 - Google Patents

Ri化合物合成装置及びri化合物合成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4920301B2
JP4920301B2 JP2006131705A JP2006131705A JP4920301B2 JP 4920301 B2 JP4920301 B2 JP 4920301B2 JP 2006131705 A JP2006131705 A JP 2006131705A JP 2006131705 A JP2006131705 A JP 2006131705A JP 4920301 B2 JP4920301 B2 JP 4920301B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow path
reaction
compound
fluid
fluids
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006131705A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007302592A (ja
Inventor
浩一郎 塚根
一志 船越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2006131705A priority Critical patent/JP4920301B2/ja
Publication of JP2007302592A publication Critical patent/JP2007302592A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4920301B2 publication Critical patent/JP4920301B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

本発明は、放射性同位元素を反応させて、放射性同位元素標識化合物を得るRI化合物合成装置及びRI化合物合成方法に関するものである。
従来、ポジトロン放出断層撮影(PET)に用いられるRI化合物の合成は、ホットセル中において、数mLの容積をもつ容器を用いて行われていた。このような反応容器が用いられてきた理由として、サイクロトロンで精製される放射性同位元素と、反応物質との価格の問題があった。従来の臨床用PET検査で用いられる薬剤の反応物質の価格は安く、コストの高い放射性同位元素を重視して、大過剰量の反応物質を用いて合成を行ってきた。このような合成方法に適していたのが、数mLの容積をもつ容器であった。しかし、新しいPET薬剤の開発を行う場合、反応物質は市販されていないか、市販されていても非常に高価であり、従来のように大過剰量の反応物質を用いて合成を行うことは難しい。そこで、一回の合成に用いる反応物質の量を減らすことができる合成装置が望まれている。
一つの解決方法として、反応スケールを小さくし、反応物質の物質量を減らして反応を行う方法がある。このような反応では、反応スケールを小さくすることで、反応物質の濃度は維持または向上させることができ、反応効率・反応速度の向上が期待できる。従って、反応物質の物質量を大幅に減らしながら、放射性同位元素の物質量を可能な範囲で増やすことで、実質的に従来の反応並みの収量を確保できると期待されている。
類似した技術としては、下記特許文献1に記載のRI化合物合成装置が知られている。この合成装置は、反応物質の量を減らすことを目的としたものではなく、従来の放射性合成をより迅速かつ効率的に実行することを目的としたものであるが、上記目的にも使用可能であると考えられる。この合成装置が備える反応チップ上には、2つの入口ポート各々から導入された液体の反応物質が通過する第1流路及び第2流路と、この第1流路と第2流路との合流点から下流に延びる第3流路とが、微細加工により形成されている。このような反応チップにおいて、導入された2つの反応物質は、それぞれ第1流路と第2流路を通過して第3流路で合流し、第3流路を通過する間に混合され反応する。そして、反応により発生した生成物が、第3流路の下流側に設けられた出口ポートから回収される。このような反応チップを用いた合成装置によって、反応物質を反応させ、生成物を得ることが提案されている。
特開2005−520827号公報
しかしながら、上記合成装置の反応チップにおいては、反応時間を確保するために、2つの反応物質が接触する第3流路は、ある程度の長さが必要である。そして、このような微細な流路においては、液体と流路壁面との接触面積が液体の体積に対して大きいので、流路の壁面に吸着され回収困難となる生成物の割合が多く、その結果、生成物の収率が低下するという問題があった。
そこで、本発明は、反応物質の量を減らすために微量の反応物質を取り扱うことができ、かつ流路壁面に吸着される生成物を減らすことで放射性同位元素標識化合物の収率を向上することができるRI化合物合成装置及びRI化合物合成方法を提供することを目的とする。
本発明のRI化合物合成装置は、放射性同位元素を反応させて、放射性同位元素標識化合物を得るRI化合物合成装置において、放射性同位元素標識化合物の原料である第1の流体が通過する第1の流路と、放射性同位元素標識化合物の原料である第2の流体が通過する第2の流路と、第1の流路及び第2の流路に連結され、第1の流体及び第2の流体を通過させる第3の流路と、第3の流路を通過した第1及び第2の流体を導入し反応させる第1の反応部と、第1及び第2の流体を流動させ第1の反応部に出入りさせる第1の吸引吐出手段と、第1の流体及び第2の流体を第1の反応部に導入した後、再び第3の流路を通じて第1の反応部から排出するように、第1の吸引吐出手段を制御する制御手段を備えることを特徴とする。
この合成装置では、第1の流体が第1の流路及び第3の流路を通過して第1の反応部に導入される。一方、第2の流体が第2の流路及び第3の流路を通過して第1の反応部に導入される。そして、第1及び第2の流体が反応部において反応し、再び第3の流路を通過しながら第1の反応部から排出される。すなわち、第1及び第2の流体は、第1の反応部において反応した後、再び第3の流路を通過し排出される。このように、第1反応部への導入路として用いられる第3の流路が、排出路としても兼用されるので、第1及び第2の流体の通過に関わる流路の長さを全体として短くすることができる。従って、流路を短くすることで、第1及び第2の流体と流路壁面との接触面積を全体として小さくすることができるので、反応により生成した放射性同位元素標識化合物のうち、流路壁面に吸着される放射性同位元素標識化合物の量が少なくなり、その結果、放射性同位元素標識化合物の収率を向上させることができる。
また、本発明のRI化合物合成装置は、第1の流路又は第2の流路に連結され、第1及び第2の流体を通過させる第4の流路と、第4の流路を通過した第1及び第2の流体を導入し反応させる第2の反応部と、第1及び第2の流体を流動させ第2の反応部に出入りさせる第2の吸引吐出手段と、を更に備え、制御手段は、第3流路を通じて第1の反応部から排出された第1及び第2の流体が、第4の流路を通じて第2の反応部に導入され、第4の流路を通じて排出されるように第1及び第2の吸引吐出手段を制御することが好ましい。
この場合、第1及び第2の流体は、第3流路において互いに合流し混合されながら流動し、第4流路で更に混合されながら第2の反応部に導入され、再び第4流路を通じて排出される。このように、第1及び第2の流体は、第4流路、第2の反応部、及び再び第4流路において十分に混合される。
また、制御手段は、第4流路を通じて第2の反応部から排出された第1及び第2の流体が、再び第3の流路を通じて第1の反応部に導入され、第3の流路を通じて排出されるように第1及び第2の吸引吐出手段を制御することが好ましい。
この場合、第1及び第2の流体が、第3及び第4流路を通じて、第1及び第2の反応部の間を往復することになるので、第3及び第4流路において第1及び第2の流体は、更によく混合される。
また、制御手段は、第3及び第4の流路を通過しながら、第1及び第2の流体を、第1の反応部と第2の反応部との間で複数回往復させるように、第1及び第2の吸引吐出手段を制御することが好ましい。
この場合、第1及び第2の流体が、第3及び第4流路を通じて、第1及び第2の反応部の間を複数回往復することになるので、第3及び第4流路において第1及び第2の流体は、更によく混合される。
また、本発明のRI化合物合成装置は、第1の反応部の温度を制御する第1の温度制御手段を更に備えることが好ましい。この構成によれば、第1の反応部の温度を適切に制御することで、第1及び第2の流体の反応を促進することができる。
また、本発明のRI化合物合成装置は、第2の反応部の温度を制御する第2の温度制御手段を更に備えることが好ましい。この構成によれば、第2の反応部の温度を適切に制御することで、第1及び第2の流体の反応を促進することができる。
また、本発明のRI化合物合成方法は、放射性同位元素を反応させて、放射性同位元素標識化合物を得るRI化合物合成方法であって、放射性同位元素標識化合物の原料である第1の流体が通過する第1の流路と、放射性同位元素標識化合物の原料である第2の流体が通過する第2の流路と、第1の流路及び第2の流路に連結され、第1の流体及び第2の流体を通過させる第3の流路と、第3の流路を介して第1及び第2の流体を導入し反応させる第1の反応部と、第1及び第2の流体を流動させ第1の反応部に出入りさせる第1の吸引吐出手段と、を備えたRI化合物合成装置において、第1の流体及び第2の流体を第1の反応部に導入した後、再び第3の流路を通じて第1の反応部から排出するように、第1の吸引吐出手段を動作させることを特徴とする。
この合成方法では、第1の流体が第1の流路及び第3の流路を通過して第1の反応部に導入される。一方、第2の流体が第2の流路及び第3の流路を通過して第1の反応部に導入される。そして、第1及び第2の流体が反応部において反応し、再び第3の流路を通過しながら第1の反応部から排出される。すなわち、第1及び第2の流体は、第1の反応部において反応した後、再び第3の流路を通過し排出される。このように、第1反応部への導入路として用いられる第3の流路が、排出路としても兼用されるので、第1及び第2の流体の通過に関わる流路の長さを全体として短くすることができる。従って、流路を短くすることで、第1及び第2の流体と流路壁面との接触面積を全体として小さくすることができるので、反応により生成した放射性同位元素標識化合物のうち、流路壁面に吸着されるRI化合物の量が少なくなり、その結果、放射性同位元素標識化合物の収率を向上させることができる。
本発明のRI化合物合成装置及びRI化合物合成方法によれば、反応物質の量を減らすために微量の反応物質を取り扱うことができ、かつ流路壁面に吸着される生成物を減らすことで放射性同位元素標識化合物の収率を向上することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明に係るRI化合物合成装置及びRI化合物合成方法の好適な実施形態について詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1に示すマイクロシリンジ合成装置1は、1 mg/mLのスピペロンDMF溶液20μLとNaHのDMF溶液1μL(NaH 0.1 mg程度を含む)との混合溶液(以下「第1反応液」という)と、[11C]ヨウ化メチルを捕集したDMF溶液20μL(以下「第2反応液」という)と、を混合し反応させ、ポジトロン放出断層撮影(PET)に用いられる放射性同位元素標識化合物(RI化合物)の[11C]メチルスピペロンを合成する装置である。
この合成装置1は、恒温箱3と、恒温箱3内に格納された2本のマイクロシリンジ10,20を備えている。このマイクロシリンジ10,20としては、容量250μLのガスタイトタイプのものが使用される。このマイクロシリンジ10(第1の吸引吐出手段)は、シリンダ10aと、このシリンダ10aに対して上下に往復動可能なピストン10bとを備えている。このシリンダ10aとピストン10bとで画成される空間により、上記2種類の反応液を混合し反応させるための第1反応室(第1の反応部)A1が構成されている。このマイクロシリンジ10には、ピストン10bを上下動させるシリンジポンプP10が取り付けられている。
また、同様に、マイクロシリンジ20(第2の吸引吐出手段)は、シリンダ20aと、このシリンダ20aに対して上下に往復動可能なピストン20bとを備えている。このシリンダ20aとピストン20bとで画成される空間により、上記2種類の反応液を混合し反応させるための第2反応室(第2の反応部)A2が構成されている。このマイクロシリンジ20には、ピストン20bを上下動させるシリンジポンプP20が取り付けられている。なお、上記シリンジポンプP10,P20としては、液体の導入及び排出における流速の調整が可能なものを採用することが好ましい。また、マイクロシリンジ10,20の容量は反応液の量に応じて変更することが好ましい。また、汎用的なマイクロシリンジの容量としては、50μLから500μLを採用するのが好適である。
恒温箱3は、マイクロシリンジ10,20及びシリンジポンプP10,P20を格納する構造体3aと、構造体3aを更に覆う断熱体(不図示)及びヒータ(不図示)とを備えている。更に、恒温箱3には、温度制御装置(第1の温度制御手段,第2の温度制御手段)5が接続されており、この温度制御装置5によって構造体3a内の温度が制御され、反応室A1,A2における反応温度を制御することが可能である。
この恒温箱3の構造体3aには、マイクロシリンジ10,20及びシリンジポンプP10,P20等の取扱いを可能にすべく開閉可能な窓を設けることが好ましい。また、この窓の一部を透明にすれば、窓を閉めたまま内部が観察できるので更に好ましい。恒温箱3のヒータは、構造体3aの内部に設置してもよい。また、ホットプレートのようなものに構造体3aをおいて構造体3aを外部から加熱してもよい。また、構造体3a内部の気体が加熱される際、温度勾配を小さくし、且つ、加熱効率を向上させるため、構造体3a内にはファンを設置することが好ましい、
このマイクロシリンジ10には、チューブC3が接続されており、このチューブC3は、反応室A1に出入りする液体を通過させる流路L3(第3の流路)を画成している。このチューブC3には切り替えバルブV1が接続されており、この切り替えバルブV1に更に接続されたチューブC1は、第1反応液を通過させる流路L1(第1の流路)を画成している。同様に、マイクロシリンジ20には、チューブC4が接続されており、このチューブC4は、反応室A2に出入りする液体を通過させる流路L4(第4の流路)を画成している。このチューブC4には切り替えバルブV2が接続されており、この切り替えバルブV2に更に接続されたチューブC5は、流路L5を画成している。なお、切り替えバルブV1,V2は、恒温箱3の構造体3a内に格納されている。
また、流路L3と流路L4とは、切り替えバルブV1,V2を介し、チューブC2に画成された流路L2(第2の流路)によって連結される。切り替えバルブV1はL字形の流路を有しており、このL字型流路を回転させることで、流路L1と流路L3とのみを連結する状態1、及び流路L3と流路L2とのみを連結する状態2の2つの状態に切り替えることが可能である。また、同様に、切り替えバルブV2もL字形の流路を有しており、このL字型流路を回転させることで、流路L5と流路L4とのみを連結する状態1、及び流路L4と流路L2とのみを連結する状態2の2つの状態に切り替えることが可能である。
チューブC1の他端には、ロータリバルブV3が接続されている。このロータリバルブV3には、それぞれ流路L11,L12,L13を画成するチューブC11,C12,C13の一端が、更に接続されている。そして、ロータリバルブV3は、一端が流路L1に連結され他端が選択的に他の流路L21,L22,L23に連結可能な連結用流路を有している。ロータリバルブV3は、この連結用流路を回転させることで、流路L1を流路L11に連結する状態1、流路L1を流路L12に連結する状態2、及び流路L1を流路L13に連結する状態3の3つの状態に切り替えることが可能である。
また、チューブC5の他端には、ロータリバルブV4が接続されている。このロータリバルブV4には、それぞれ流路L21,L22,L23を画成するチューブC21,C22,C23の一端が、更に接続されている。そして、ロータリバルブV4は、一端が流路L5に連結され他端が選択的に他の流路L21,L22,L23に連結可能な連結用流路を有している。ロータリバルブV4は、この連結用流路を回転させることで、流路L5を流路L21に連結する状態1、流路L5を流路L22に連結する状態2、及び流路L5を流路L23に連結する状態3の3つの状態に切り替えることが可能である。なお、この装置1を3種類以上の反応液が必要なRI化合物の合成に用いる場合には、バルブV3又はバルブV4に接続される反応液用の容器を追加してもよい。
上記チューブC11,C12,C13,C21,C22,C23の他端は、それぞれ、バイアル瓶11,12,13,21,22,23に挿入されている。バイアル瓶11には、第1反応液(第1の流体)が格納されており、バイアル瓶21には、第2反応液(第2の流体)が格納されている。このバイアル瓶11,21には、加圧装置15,16がそれぞれ接続されており、瓶内部を加圧することによって第1及び第2反応液が、スムーズにチューブC11,C21に吸い上げられる。また、このバイアル瓶11,21にはインサートが挿入されているので、数〜数十μリットルの液量を効率的にチューブC11,C21から吸い上げることができる。なお、このような加圧装置15,16やインサートは、必須のものではなく、省略してもよい。
バイアル瓶12には、反応室A1,A2及び流路L1〜L5の洗い込みを行うための洗い込み用溶媒としてエタノールが格納されている。また、バイアル瓶13には、反応室A1,A2及び流路L1〜L5を洗浄するための洗浄液が格納されている。バイアル瓶22には、第1及び第2反応液の反応によって生じる[11C]メチルスピペロンが回収される。また、バイアル瓶23には、反応室A1,A2及び流路L1〜L5を洗浄した後の廃液が回収される。なお、バイアル瓶22を省略し、チューブC22は、[11C]メチルスピペロンの精製を行うための精製系に直接接続してもよい。
更に、合成装置1は、上記マイクロシリンジ10,20、切り替えバルブV1,V2、ロータリバルブV3,V4の動作を制御するための制御装置17を備えている。この制御装置17は、シリンジポンプP10,P20に電気信号を送信することで、マイクロシリンジ10,20のピストン10b,20bの往復動を制御する。また、制御装置17は、各バルブV1〜V4に電気信号を送信することで、バルブV1〜V4の流路を回転させ状態の切り替えを制御する。
なお、上記切り替えバルブV1,V2に代えて、回転するT字形の流路を有する三方活栓を用いてもよいし、チューブC1〜C5それぞれにシャットオフバルブを取り付けてもよい。また、1つの六方切り替えバルブ等を用いてバルブV1,V2の機能を持たせることも可能である。また、流路L1(又は流路L5)と、複数の流路とを選択的に連結できるものであれば、ロータリバルブV3,V4に代えて採用してもよい。例えば、チューブC1(又はチューブC5)の端部を分岐させ、分岐した各岐にバルブを取り付けるようにすれば、ロータリバルブV3,V4の機能を持たせることが可能である。
また、チューブC1〜C5,C11〜C13,C21〜23としては、フューズドシリカキャピラリーチューブ、プラスチックチューブ又は金属チューブ等を用いることができる。ここで、好適なプラスチックチューブの例としては、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン樹脂)製、TEFLON(登録商標)製のチューブが挙げられる。また、好適な金属チューブの例としては、ステンレススチール製のチューブ等が挙げられる。また、この合成装置1で反応させる試薬や合成する化合物によっては、上記フューズドシリカキャピラリーチューブの内壁面を表面処理したものを用いた方がよい場合もある。このようなチューブを用いることで、チューブ内壁面への化合物の付着を抑制することができる。また、チューブC1〜C5,C11〜C13,C21〜23の好適な内径は、0.1〜0.5mmである。
以上のような合成装置1の構成に基づき、この合成装置1のRI化合物合成処理における動作について説明する。なお、以下の合成装置1の動作は、シリンジポンプP10,P20の駆動によるピストン10b,20bの上下動、及びバルブV1〜V4の状態の切り替えを、制御装置17で制御することにより行われる。また、このとき、温度制御装置5によって、予め恒温箱3内の温度が[11C]メチルスピペロンの合成処理に適した温度である約50℃に加熱されている。
(反応液導入工程)
まず、バルブV1,V3を切り替えて、流路L3と流路L1とを連結すると共に、流路L1と流路L11とを連結する。また、切り替えバルブV2,V4を切り替えて、流路L4と流路L5とを連結すると共に、流路L5と流路L21とを連結する。更に、ピストン10b,20bは、最下点に移動させる。この状態で、シリンジポンプP10,P20を動作させピストン10b,20bを上昇させる。このとき、バイアル瓶11の第1反応液は、流路L11→流路L1(第1の流路)→流路L3(第3の流路)を通じて、全量が反応室A1(第1の反応部)に導入される。また、バイアル瓶21の第2反応液は、流路L21→L5→L4を通じて、全量が反応室A2に導入される。なお、この工程においては、加圧装置15,16によってバイアル瓶11,21内部が加圧されているので、反応室A1,A2には第1反応液,第2反応液がそれぞれスムーズに導入される。
(反応液混合工程)
次に、バルブV1,V2を切り替えて、流路L3と流路L2とを連結すると共に、流路L4と流路L2とを連結すると、反応室A1と反応室A2とが、流路L3,L2,L4を介して連通される。この状態で、ピストン10bを更に上昇させながら、同じ速さでピストン20bを下降させると、反応室A2の第2反応液が流路L4→流路L2(第2の流路)→流路L3(第3の流路)を通じて反応室A1(第1の反応部)に移動する。そして、反応室A1内では、第1反応液と第2反応液とが混在し、両者が反応することになる。
(混合液往復工程)
その後、ピストン20bを上昇させながら、同じ速さでピストン10bを下降させると、第1及び第2反応液が、反応室A1から、流路L3(第3の流路)を通じて排出され、更に流路L2→流路L4(第4の流路)を通じて反応室A2(第2の反応部)に導入される。更に、その後、逆にピストン10bを上昇させながら、同じ速さでピストン20bを下降させると、第1及び第2反応液は、反応室A2から、流路L4(第4の流路)を通じて排出され、更に流路L2→流路L3(第3の流路)を通じて反応室A1に導入される。
以上のようなピストン10b,20bの上下動を、交互に周期的に繰り返すことで、反応室A1と反応室A2との間で、第1及び第2反応液の混合液を1分間(例えば2回)往復させる。このように、合成装置1では、マイクロシリンジ10,20を採用しているので、ピストン10b,20bの操作により、第1及び第2反応液の混合液を反応室A1,A2間でスムーズに往復させることができる。そして、このような混合液の往復移動により、反応室A1,A2及び流路L3,L2,L4において、第1及び第2反応液が互いに十分に接触するので、両者が徐々に混合され、均一の液体となる。また、このとき、反応室A1と流路L3との接続部、及び反応室A2と流路L4との接続部においては、流路の内径が不連続的に変化することから、第1及び第2反応液は、この接続部において流動が乱され、更に適切に混合され、反応が促進される。
(生成物回収工程)
そして、第1及び第2反応液が反応し、十分に[11C]メチルスピペロンが生成された後、この生成物溶液を反応室A2に移動させた状態で、バルブV2を切り替えて流路L4と流路L5とを連結する。また、バルブV4を切り替えて流路L5と流路L22とを連結する。この状態でピストン20bを下降させると、反応室A2内の生成物溶液が、流路L4→流路L5→流路L22を通じて回収用のバイアル瓶22に排出される。
(洗い込み工程)
その後、バルブV1,V3を切り替えて流路L3と流路L1とを連結し、流路L1と流路L12とを連結する。この状態でピストン10bを上昇させると、バイアル瓶12内のエタノールが反応室A1に導入される。そして、上述した第1及び第2反応液の往復動作と同様に、エタノールを反応室A1,A2間で例えば1回往復させた後、バイアル瓶22に排出させる。このように、反応室A1,A2及び各流路L1〜L5に洗い込み溶媒としてのエタノールを通過させることで、反応室A1,A2及び各流路L1〜L5内に残った[11C]メチルスピペロンを回収することができる。
(装置洗浄工程)
また、上記洗い込み工程と同様の操作により、反応室A1,A2及び各流路L1〜L5に、バイアル瓶13内に準備された洗浄液を通過させて洗浄することも可能である。なお、この場合の洗浄液は、最終的に廃液用のバイアル瓶23に排出され廃棄される。
以上のように、合成装置1及び上記合成方法によれば、上記の流路L3,L2,L4は、反応室A1,A2への反応液の導入路としての機能、排出路としての機能、及び反応液を混合し反応させる反応路としての機能を兼ね備えている。このように、少ない流路を繰り返し用いながら第1及び第2の反応液を通過させているので、第1及び第2の反応液の通過に関わる流路を全体として短くすることができる。また、第1及び第2反応液が、2つの反応室A1,A2の間で、流路L3,L2,L4を繰り返し通過しながら互いに接触する。更に、マイクロシリンジ10,20を用いることで、反応室A1と流路L3との接続部、及び反応室A2と流路L4との接続部においては、流路の内径が不連続的に変化する。従って、第1及び第2反応液は、この接続部において流動が乱されて適切に混合され、反応が促進される。よって、流路L3,L2,L4を短くしたとしても、十分に第1及び第2反応液が接触し、反応して[11C]メチルスピペロンが生成される。
以上の理由により、合成装置1及び上記合成方法によれば、チューブC3,C2,C4を短くし、生成物溶液が接触するチューブ内壁面の面積を小さくすることができる。その結果、チューブ内壁面に付着し回収困難となってしまう[11C]メチルスピペロンを少なくすることができ、[11C]メチルスピペロンの収率を向上することができる。
なお、上記反応液導入工程において、反応室A1,A2への反応液の導入の前に、ロータリバルブV3,V4を切り替えて流路L1,L5を空のポートに連結し、ピストン10b,20bを上昇させる操作を行ってもよい。この操作により、反応室A1,A2内にそれぞれ数〜数十μLの空気等の気体が導入され、その後、この気体の下方に第1及び第2反応液が導入されることになる。このように、反応液とピストン10b,20bとの間に気体が存在すると、上記生成物回収工程においては、この気体によって生成物溶液が押し出される。その結果、反応室A1,A2及び各流路内に[11C]メチルスピペロンが取り残されることが抑制されるので、このRI化合物の収率を向上することができる。
また、上記反応液混合工程の前に、ピストン10b,20bの双方を下降させる方向に加圧する操作を行ってもよい。この操作によれば、第1の反応液と第2の反応液との間に挟まれるように残留する気泡を、加圧により小さくしたり、溶解させたりすることができるので、反応液混合工程において第1及び第2の反応液が互いに接触しやすくなり、反応を促進することができる。
また、上記反応液混合工程の後には、必ずしも上記反応液往復工程を行う必要はなく、反応液混合工程において十分な混合及び反応がなされれば、その後、反応液往復工程を省略し、反応室A1から混合液を直接バイアル瓶22に回収してもよい。
(第2実施形態)
図2に示すマイクロシリンジ合成装置51は、3本のマイクロシリンジ10,20,30を備えている点で、上述の合成装置1とは異なる。この合成装置51において、上記合成装置1と同一又は同等な構成については、図面に同一符号を付し、その説明は省略する。
このマイクロシリンジ30は、マイクロシリンジ10,20と同様に構成されており、マイクロシリンジ30のシリンダ30aとピストン30bとにより第3反応室A3が画成されている。また、ピストン30bの動作は、制御装置17により、シリンジポンプP30を介して制御されている。
このマイクロシリンジ30には、流路L7を画成するチューブC7の一端が接続されている。このチューブC7の他端には、チューブC1が接続されL字形の流路を有する切り替えバルブV53が接続されている。また、チューブC3とチューブC2とを接続するバルブV51は、回転するT字形の流路を有する三方活栓を構成しており、流路L6を画成するチューブC6によりバルブV53に接続されている。このバルブV51,バルブV53の状態の切り替えは、制御装置17により制御されている。
このような合成装置51の構成に基づき、この合成装置51のRI化合物合成処理における動作について説明する。
(反応液導入工程)
まず、バルブV53,V3を切り替えて、流路L7と流路L1とを連結すると共に、流路L1と流路L11とを連結する。また、切り替えバルブV2,V4を切り替えて、流路L4と流路L5とを連結すると共に、流路L5と流路L21とを連結する。更に、ピストン10b,20b,30bは、最下点に移動させる。この状態で、シリンジポンプP30,P20を動作させてピストン30b,20bを上昇させる。このとき、バイアル瓶11の第1反応液は、流路L11→流路L1→流路L7を通じて、全量が反応室A3に導入される。また、バイアル瓶21の第2反応液は、流路L21→L5→L4を通じて、全量が反応室A2に導入される。
(反応液混合工程)
次に、バルブV53,V2を切り替えて、流路L6と流路L7とを連結すると共に、流路L4と流路L2とを連結する。更に、流路L3,L2,L6が互いに連結されるように、バルブV51を切り替える。このような操作により、反応室A1,A2,A3がすべて連通されることになる。そして、この状態で、ピストン20b、30bを同じ速度で下降させながら、ピストン10bをその2倍の速度で上昇させる。このとき、反応室A3の第1反応液は、流路L7→流路L6(第1の流路)→流路L3(第3の流路)を通じて反応室A1(第1の反応部)に移動する。また、反応室A2の第2反応液は、流路L4→流路L2(第2の流路)→流路L3(第3の流路)を通じて反応室A1(第1の反応部)に移動する。
この操作により、第1及び第2反応液がバルブV51内で合流し混合されながら流路L3を通じて反応室A1に導入される。この場合、上述の合成装置1における反応液混合工程に比して、第1及び第2反応液の接触面積が大きいので、反応液がより効率よく混合され、反応が更に促進される。
(混合液往復工程)
その後、流路L3と流路L2のみが連結されるように、バルブV51の切り替えを行うことで、反応室A1と反応室A2のみが流路L3,L2,L4を通じて連通される。この状態でピストン10b,20bを交互に上下動させ、第1及び第2反応液を反応室A1と反応室A2との間で往復させると、第1及び第2反応液が互いに十分に接触し、[11C]メチルスピペロンが生成される。その後、生成物回収工程、洗い込み工程、装置洗浄工程を上述の合成装置1と同様に行い、処理を終了する。
なお、上記反応液混合工程において十分な混合及び反応がなされれば、混合液往復工程を省略し、反応室A1から混合液を直接バイアル瓶22に回収してもよい。また、混合液往復工程は、第1及び第2反応液を、反応室A1,A3間、又は反応室A2,A3間で往復させてもよい。
このような合成装置51及び上記合成方法によっても、第1実施形態に係る合成装置1及び合成方法と同様の作用効果を得ることができる。
(第3実施形態)
図3に示すマイクロシリンジ合成装置71は、第1実施形態の合成装置1におけるマイクロシリンジ10に代えて、チューブC3に接続されたチャンバーA71(第1の反応部)とポンプP71(第1の吸引吐出手段)とを備えている。ポンプP71は、チャンバーA71に接続され制御装置17の制御によって流体を吸引又は吐出する。この流体としては、ガスや、反応液と混合しない性質を持つ液体などが好適である。このようなポンプP71の動作により、チャンバーA71内の圧力を変化させ、第1及び第2反応液をチャンバーA71に導入したり、チャンバーA71から排出したりすることができる。また、同様に、この合成装置71は、マイクロシリンジ20に代えて、チューブC4に接続されたチャンバーA72(第2の反応部)とポンプP72(第2の吸引吐出手段)とを備えており、第1及び第2反応液をチャンバーA72に導入したり、チャンバーA72から排出したりすることができる。
このような合成装置71によっても、第1実施形態に係る合成装置1と同様の方法でRI化合物の合成を行うことができ、同様の作用効果を得ることができる。なお、この合成装置71において、上記合成装置1と同一又は同等な構成については、図面に同一符号を付し、その説明は省略する。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では第1及び第2反応液として、溶液を用いているが、懸濁液としてもよい。また、上記第1及び第2実施形態は、PET用の放射性薬剤の合成装置及び合成方法であるが、本発明は、PET用以外の放射性薬剤の合成装置及び合成方法にも適用が可能である。
本発明に係るRI化合物合成装置の第1実施形態を示す図である。 本発明に係るRI化合物合成装置の第2実施形態を示す図である。 本発明に係るRI化合物合成装置の第3実施形態を示す図である。
符号の説明
1,51,71…マイクロシリンジ合成装置(RI化合物合成装置)、5…温度制御装置(第1の温度制御手段,第2の温度制御手段)、10…マイクロシリンジ(第1の吸引吐出手段)、17…制御装置(制御手段)、20…マイクロシリンジ(第2の吸引吐出手段)、A1…第1反応室(第1の反応部)、A2…第2反応室(第2の反応部)、A71…チャンバー(第1の反応部)、A72…チャンバー(第2の反応部)、L1,L6…流路(第1の流路)、L2…流路(第2の流路)、L3…流路(第3の流路)、L4…流路(第4の流路)、P71…ポンプ(第1の吸引吐出手段)、P72…ポンプ(第2の吸引吐出手段)。

Claims (7)

  1. 放射性同位元素を反応させて、放射性同位元素標識化合物を得るRI化合物合成装置において、
    前記放射性同位元素標識化合物の原料である第1の流体が通過する第1の流路と、
    前記放射性同位元素標識化合物の原料である第2の流体が通過する第2の流路と、
    前記第1の流路及び前記第2の流路に連結され、前記第1の流体及び前記第2の流体を通過させる第3の流路と、
    前記第3の流路を通過した前記第1及び第2の流体を導入し反応させる第1の反応部と、
    前記第1及び第2の流体を流動させ前記第1の反応部に出入りさせる第1の吸引吐出手段と、
    前記第1の流体及び前記第2の流体を前記第1の反応部に導入した後、再び前記第3の流路を通じて前記第1の反応部から排出するように、前記第1の吸引吐出手段を制御する制御手段を備えることを特徴とするRI化合物合成装置。
  2. 前記第1の流路又は前記第2の流路に連結され、前記第1及び第2の流体を通過させる第4の流路と、
    前記第4の流路を通過した前記第1及び第2の流体を導入し反応させる第2の反応部と、
    前記第1及び第2の流体を流動させ前記第2の反応部に出入りさせる第2の吸引吐出手段と、を更に備え、
    前記制御手段は、
    前記第3流路を通じて前記第1の反応部から排出された前記第1及び第2の流体が、前記第4の流路を通じて前記第2の反応部に導入され、前記第4の流路を通じて排出されるように前記第1及び第2の吸引吐出手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のRI化合物合成装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記第4流路を通じて前記第2の反応部から排出された前記第1及び第2の流体が、再び前記第3の流路を通じて前記第1の反応部に導入され、前記第3の流路を通じて排出されるように前記第1及び第2の吸引吐出手段を制御することを特徴とする請求項2に記載のRI化合物合成装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記第3及び第4の流路を通過しながら、前記第1及び第2の流体を、前記第1の反応部と前記第2の反応部との間で複数回往復させるように、前記第1及び第2の吸引吐出手段を制御することを特徴とする請求項2又は3に記載のRI化合物合成装置。
  5. 前記第1の反応部の温度を制御する第1の温度制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のRI化合物合成装置。
  6. 前記第2の反応部の温度を制御する第2の温度制御手段を更に備えることを特徴とする請求項2〜5の何れか1項に記載のRI化合物合成装置。
  7. 放射性同位元素を反応させて、放射性同位元素標識化合物を得るRI化合物合成方法であって、
    前記放射性同位元素標識化合物の原料である第1の流体が通過する第1の流路と、
    前記放射性同位元素標識化合物の原料である第2の流体が通過する第2の流路と、
    前記第1の流路及び前記第2の流路に連結され、前記第1の流体及び前記第2の流体を通過させる第3の流路と、
    前記第3の流路を介して前記第1及び第2の流体を導入し反応させる第1の反応部と、
    前記第1及び第2の流体を流動させ前記第1の反応部に出入りさせる第1の吸引吐出手段と、を備えたRI化合物合成装置において、
    前記第1の流体及び前記第2の流体を前記第1の反応部に導入した後、再び前記第3の流路を通じて前記第1の反応部から排出するように、前記第1の吸引吐出手段を動作させることを特徴とするRI化合物合成方法。
JP2006131705A 2006-05-10 2006-05-10 Ri化合物合成装置及びri化合物合成方法 Expired - Fee Related JP4920301B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006131705A JP4920301B2 (ja) 2006-05-10 2006-05-10 Ri化合物合成装置及びri化合物合成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006131705A JP4920301B2 (ja) 2006-05-10 2006-05-10 Ri化合物合成装置及びri化合物合成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007302592A JP2007302592A (ja) 2007-11-22
JP4920301B2 true JP4920301B2 (ja) 2012-04-18

Family

ID=38836848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006131705A Expired - Fee Related JP4920301B2 (ja) 2006-05-10 2006-05-10 Ri化合物合成装置及びri化合物合成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4920301B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4920325B2 (ja) * 2006-06-29 2012-04-18 住友重機械工業株式会社 Ri化合物合成装置及びri化合物合成方法
JP5465369B2 (ja) * 2006-08-02 2014-04-09 住友重機械工業株式会社 Ri化合物合成装置及びri化合物合成方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0698303B2 (ja) * 1985-04-25 1994-12-07 住友重機械工業株式会社 ミクロ反応及び分取装置
US7157047B2 (en) * 2001-02-09 2007-01-02 Pss Bio Instruments, Inc. Device for containing, reacting and measuring, and method of containing, reacting and measuring
GB0206117D0 (en) * 2002-03-15 2002-04-24 Imaging Res Solutions Ltd Use of microfabricated devices
JP4648766B2 (ja) * 2005-06-10 2011-03-09 住友重機械工業株式会社 Ri化合物合成装置
JP4440862B2 (ja) * 2005-09-12 2010-03-24 住友重機械工業株式会社 ヨウ化メチル製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007302592A (ja) 2007-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109173951B (zh) 基于微流控技术的pet显像剂模块化集成合成装置及其方法
Rensch et al. Microfluidics: a groundbreaking technology for PET tracer production?
US7829032B2 (en) Fully-automated microfluidic system for the synthesis of radiolabeled biomarkers for positron emission tomography
US9649632B2 (en) Disposable world-to-chip interface for digital microfluidics
JP3256818B2 (ja) 試料液体分析装置及び試料液体分析法
US8173073B2 (en) Portable microfluidic radiosynthesis system for positron emission tomography biomarkers and program code
JP5344921B2 (ja) 自動化集積マイクロ流体装置
Keng et al. Emerging technologies for decentralized production of PET tracers
JP2010531295A (ja) 陽電子放出断層撮影法バイオマーカーのためのマイクロ流体放射合成システム(関連出願)本出願は、2007年4月12日に出願された米国特許仮出願第60/923,086号明細書、2007年4月13日に出願された米国特許仮出願第60/923,407号明細書、2007年8月23日に出願された米国特許非仮出願第11/895,636号明細書、及び2008年1月11日に出願された米国特許仮出願第61/010,822号明細書に基づく優先権を主張し、それらの各々の内容が参照により全体として本明細書に組み込まれる。
JPWO2006043642A1 (ja) 流体反応装置
WO2012094034A1 (en) Modular system for radiosynthesis with multi-run capabilities and reduced risk of radiation exposure
US20120076692A1 (en) Modular Component Synthesis Unit
CN102648498A (zh) 色谱组件
US20090311157A1 (en) Nucleophilic radiofluorination using microfabricated devices
CN114480115B (zh) 偶联设备及生成偶联物的方法
JP4920301B2 (ja) Ri化合物合成装置及びri化合物合成方法
CN102867559B (zh) 18f标记pet/ct分子影像探针的自动化合成仪
JP4920325B2 (ja) Ri化合物合成装置及びri化合物合成方法
JPH07318694A (ja) 11c標識メチル化合物の注射製剤の自動合成装置および自動合成方法
JP2018145137A (ja) 多剤合成装置
US20140303381A1 (en) Partitioned reaction vessels
JPH07318695A (ja) 放射性核種を含む化合物の自動合成装置および自動合成方法
JP5465369B2 (ja) Ri化合物合成装置及びri化合物合成方法
US11471850B2 (en) Microfluidic cassette for synthesizing a radio-tracer and method of synthesizing a radio-tracer with such a cassette
JP5959835B2 (ja) 反応システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080715

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110801

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120131

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150210

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees