JP4919657B2 - 粉粒体の均等送出装置 - Google Patents

粉粒体の均等送出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4919657B2
JP4919657B2 JP2005359859A JP2005359859A JP4919657B2 JP 4919657 B2 JP4919657 B2 JP 4919657B2 JP 2005359859 A JP2005359859 A JP 2005359859A JP 2005359859 A JP2005359859 A JP 2005359859A JP 4919657 B2 JP4919657 B2 JP 4919657B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
granular material
body case
rotating body
delivery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005359859A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007159480A (ja
Inventor
保延 望月
信彦 秋山
Original Assignee
株式会社望月鉄工所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社望月鉄工所 filed Critical 株式会社望月鉄工所
Priority to JP2005359859A priority Critical patent/JP4919657B2/ja
Publication of JP2007159480A publication Critical patent/JP2007159480A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4919657B2 publication Critical patent/JP4919657B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

Landscapes

  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)

Description

本発明は例えば魚の餌のように微細な粉状あるいは粒状の粉粒体をだまにならないように均等に送出すことができる粉粒体の均等送出装置に関するものである。
魚に餌を与える場合には適量の餌をだまにならないように均等に散布して与える必要がある。これは魚が食べ残した餌が水槽等の底に堆積して水を濁らせたり、病害虫や細菌等を繁殖させたりする要因になるからである。
一方、重量センサ等を設けて粉粒体の送出量を正確に計測したり、均等に粉粒体を散布できる複雑な散布機構を設けたりすれば上述の問題点の一部は解消されるが、その反面、構造の複雑化を招いて製品コストを増大させるし、上記重量センサや複雑な散布機構の頻繁なメンテナンス等が必要になり、取り扱いが面倒になって管理費を増大させる不都合を生じる。
また開放状態の送出口を有する散布機構であれば本体ケース内の粉粒体が湿気を吸ってしまい粉粒体のだまが生じ易くなったり、粉粒体が変質したりする原因になる。
本発明は上記の背景技術及び背景技術が抱える問題点の存在を踏まえてなされたものであって、比較的簡単な構造で、粉粒体を均等に必要量送出すことができ、だまが生じにくく、頻繁なメンテナンス作業が不要な安価で使い易い粉粒体の均等送出装置を提供することを解決しようとする課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、粉粒体を収容する底面が開放された本体ケースと、該本体ケースの開放された底面を閉塞すると共に本体ケース内に収容された粉粒体を送出口に向けて案内する傾斜案内面を備えた回転体と、該回転体を送出口が挟まる方向に付勢する付勢手段と、当該付勢手段の付勢力に抗して前記回転体を送出口が開く方向に移動させる力を生起させる送出誘導手段とを備え、前記回転体は円錐筒形状に形成されており、鉛直方向に延びる回転体の中心軸の周りを回転するように構成され、前記回転体の傾斜案内面と本体ケースの内壁面との間には本体ケース内に収容された粉粒体の荷重を送出口に向けて集中させる楔状空間が設けられており、前記送出誘導手段を作動させることによって前記楔状空間内の粉粒体の集中荷重を前記付勢手段の付勢力より大きくすることによって開いた送出口の隙間から粉粒体を送出するようにしたことを特徴とする粉粒体の均等送出装置である。
請求項に記載した発明は、請求項に記載した粉粒体の均等送出装置において、前記回転体は回転体の中心軸を通る回転軸の下端部に取り付けられており、当該回転体の上方の回転軸には本体ケース内に収容された粉粒体を撹拌すると共に前記送出誘導手段として機能する複数本の撹拌棒が取り付けられていることを特徴とする粉粒体の均等送出装置である。
請求項に記載した発明は、請求項に記載した粉粒体の均等送出装置において、前記複数本の撹拌棒は本体ケース内に収容された粉粒体の上層部を撹拌する上層部用撹拌棒と、本体ケース内に収容された粉粒体の下層部を撹拌すると共に先端が前記楔状空間内に進入して送出口に臨むように設けられる下層部用撹拌棒とを備えていることを特徴とする粉粒体の均等送出装置である。
請求項に記載した発明は、粉粒体を収容する底面が開放された本体ケースと、該本体ケースの開放された底面を閉塞すると共に本体ケース内に収容された粉粒体を送出口に向けて案内する傾斜案内面を備えた回転体と、該回転体を送出口が挟まる方向に付勢する付勢手段と、当該付勢手段の付勢力に抗して前記回転体を送出口が開く方向に移動させる力を生起させる送出誘導手段とを備え、前記回転体は円柱ないし円筒を横に倒したドラム様の形状を有しており、水平方向に延びる回転体の中心軸の周りを回転するように構成され、前記回転体の傾斜案内面と本体ケースの内壁面との間には本体ケース内に収容された粉粒体の荷重を送出口に向けて集中させる楔状空間が設けられており、前記送出誘導手段を作動させることによって前記楔状空間内の粉粒体の集中荷重を前記付勢手段の付勢力より大きくすることによって開いた送出口の隙間から粉粒体を送出するようにしたことを特徴とする粉粒体の均等送出装置である。
請求項に記載した発明は、請求項に記載した粉粒体の均等送出装置において、前記送出口の下流位置には前記回転体の外周面に接触ないし接近する掻取り手段が設けられており、当該掻取り手段によって回転体の外周面に付着した粉粒体を掻き落とすようにしたことを特徴とする粉粒体の均等送出装置である。
本発明の粉粒体の均等送出装置によれば、本体ケースの開放された底面は粉粒体の送出時以外は付勢手段の付勢力が常時作用している回転体によって閉塞されているから外部からの湿気が本体ケース内に入りにくく、本体ケース内の粉粒体の吸湿によるだまの発生や変質が防止できる。
また送出誘導手段として撹拌棒を備えた場合には本体ケース内の粉粒体にブリッジやホール等が生じていても、該ブリッジやホール等を崩して送出口に向けて粉粒体を供給することが可能になる。送出誘導手段を作動させると上記付勢手段の付勢力と楔状空間内の粉粒体の集中荷重とのバランスが崩れて粉粒体の集中荷重が付勢手段の付勢力より大きくなるため送出口の隙間が僅かに開く。従って当該隙間から均等に必要な量の粉粒体を送出すことができる。
回転体を円錐筒形状に形成して鉛直方向に延びる中心軸の周りを回転するように構成した場合には、リング状に送出口の隙間が形成されるから円周上の任意の位置から粉粒体が送出されることになって送出された粉粒体の偏った分布が防止される。また傾斜案内面が360°に亘って形成されることになるため本体ケース内での粉粒体の詰まりが防止できる。
送出口に臨む下層部用撹拌棒を設けた場合には、最も集中荷重が大きくなる部位に撹拌棒を作用させることが可能になり、送出誘導手段による粉粒体の送出誘導作用が助長され、円滑で効果的な粉粒体の送出が可能になる。
回転体をドラム様の形状に形成して水平方向に延びる中心軸の周りを回転するように構成した場合には、定まった位置に存する矩形スリット状の送出口の隙間から回転体の幅寸法に対応した所定幅に亘って均等に粉粒体が送出される。また回転体を粉粒体の送出方向に回転させることによって送出口からの粉粒体の送出が円滑になる。
上記回転体の外周面に接触ないし近接する掻取り手段を設けた場合には、回転体の外周面に付着した粉粒体を回転体の回転によって自動的に掻き落とすことができる。
以下、本発明の粉粒体の均等送出装置を実施するための最良の形態として図示の実施の形態を説明する。
<実施の形態1>
実施の形態1に係る粉粒体の均等送出装置1は図1〜4に示すように上面及び底面が開放された円筒形状の本体ケース3を備えている。
本体ケース3の開放された底面は円錐筒形状の回転体5によって閉塞されており、一方、本体ケース3の開放された上面は円板状の蓋部材7によって閉塞されている。
蓋部材7の上方には粉粒体Aを投入するためのホッパ8が設けられており、ホッパ8の投入口には防湿用のキャップ10が取り付けられている。
回転体5によって底面が閉塞された本体ケース3内には魚の餌等の粉粒体Aが収容される。
回転体5の外周面は本体ケース3内に収容された粉粒体Aを送出口9に案内する傾斜案内面11になっている。また回転体5の中心軸は鉛直方向に延びるように配置されており、回転体5はこの中心軸の周りを回転するように構成されている。
具体的には回転体5は回転体5の中心軸を通る回転軸13の下端部に取り付けられており、回転軸13の上端部に取り付けられる従動ギヤ15と、当該従動ギヤ15と噛み合うモータ17の出力軸に取り付けられる駆動ギヤ19を介して上記モータ17の動力が伝達されて所定方向に所定速度で回転し得るようになっている。
また回転軸13の幾分上方寄りの中間部には回転軸13を包むように円筒状のホルダ部21が設けられている。このホルダ部21の上部にはフランジ部23が設けられていて、ホルダ部21を蓋部材7の中心に開口されている穴部25に対して上方から挿入されている。更に、上記フランジ部23と蓋部材7とをボルト27及びナット29を使用して連結することによってホルダ部21は本体ケース3と一体に取り付けられている。
ホルダ部21と回転軸13との間には円筒状の空間が形成されており、この空間には付勢手段としての圧縮コイルバネ31が縮設されている。
圧縮コイルバネ31は回転体5が送出口9を狭める方向(上方)に移動するように付勢するものである。圧縮コイルバネ31は上記空間内に位置する回転軸13の外フランジ部33とホルダ部21のリーブ状のバネ受け部材35との間に設けられている。
また回転体5とホルダ部21との間の回転軸13の部位には、本体ケース3内に収容された粉粒体Aを撹拌する上層部用撹拌棒39と下層部用撹拌棒43がそれぞれ2本ずつ設けられている。
上層部用撹拌棒39と下層部用撹拌棒43はほぼ同一線径の丸棒状の部材であり90°間隔で交互に設けられている。このうち上層部用撹拌棒39は丸棒の付け根付近の部位を屈曲点として斜め上方に向けて約45°屈曲させた形状を有している。一方、下層部用撹拌棒43は同じく丸棒の付け根付近の部位を屈曲点として斜め下方に向けて約70°屈曲させた形状を有している。
下層部用撹拌棒43の先端は回転体5の傾斜案内面11と本体ケース3の内壁面との間に形成される楔状空間45内に進入して送出口9に臨むように設けられており、この下層部用撹拌棒43が主に送出誘導手段としての機能を有している。
また下層部用撹拌棒43の先端部はペン先状に加工されており、回転体5における傾斜案内面11及び本体ケース3の内壁面との干渉を防止している。
本体ケース3の下端部には合成樹脂等で形成される円環状のシール部材47が設けられている。
図1、2中符号49で示す部材は本体ケース3の下端部にシール部材47を着脱可能に取り付けるためのターンバックル状のスプリングキャッチである。
次にこのようにして構成される実施の形態1に係る粉粒体の均等送出装置1の(1)作動の手順と、粉粒体Aが外部に送出される(2)送出作用について説明する。
(1)作動の手順(図2参照)
最初に投入口を閉塞していたキャップ10をホッパ8から取り外して所定量の粉粒体Aをホッパ8内に投入する。ホッパ8内に投入された粉粒体Aは本体ケース3内に至り、楔状空間45に進入する。
そして再びホッパ8の投入口をキャップ10によって閉塞した後、モータ17を起動させ、駆動ギヤ19及び従動ギヤ15を介してモータ17の出力軸の回転を回転軸13に伝達させる。
回転軸13が回転すると回転体5と上層部用撹拌棒39及び下層部用撹拌棒43が一体になって所定の回転数で所定の方向に回転するようになり、以下の作用で粉粒体Aが外部に送出される。
(2)送出作用(図4(a)(b)参照)
回転軸13が回転する前は図4(a)に示すように圧縮コイルバネ31の付勢力Fの方が楔状空間45に作用する粉粒体Aの集中荷重Pより大きいため回転体5の傾斜案内面11の下部がシール部材47に当接している。従って送出口9は閉塞されており、本体ケース3内への湿気の進入と粉粒体Aの外部への送出は防止されている。
一方、回転軸13が回転すると、回転体5と上層部用撹拌棒39及び下層部用撹拌棒43が一体になって回転する。これにより粉粒体Aが楔状空間45に流入させられて、楔状空間45の下端に位置する粉粒体Aに集中荷重がかかり、この集中荷重Pの方が圧縮コイルバネ31の付勢力Fより大きくなる。これにより回転体5は圧縮コイルバネ31の付勢力Fに抗して下方に押し下げられて、図4(b)に示すように送出口9に僅かな隙間ができる。そしてこの隙間から本体ケース3内の粉粒体Aは少しずつ均等に送出される。即ち、粉粒体Aは送出口9に粉粒体Aの直径より僅かに大きい寸法の隙間ができれば、この隙間を通り抜けて順次落下する。従って、傾斜案内面11と回転する下層部用撹拌棒43のペン先状の先端部との対向領域において、粉粒体Aは一層(粉粒体A一つ分の高さ)に規制される。よって、一層に規制された粉粒体Aが、送出口9の隙間から順次落下し、本体ケース3内の粉粒体Aは少しずつ均等に、連続して送出されることになる。
なお、回転体5と上層部用撹拌棒39及び下層部用撹拌棒43が一体になって回転することによって、本体ケース3内において生じていた粉粒体Aのブリッジやホール等を完全に崩すことができる。
<実施の形態2>
実施の形態2に係る粉粒体の均等送出装置51は図5〜7に示すように上面及び底面が開放された角筒形状の本体ケース53を備えている。
本体ケース53の開放された底面は短寸の円筒を横に倒してドラム様の形状の回転体55が内嵌することによって閉塞されており、一方、本体ケース53の開放された上面は周囲に下方に延びる縁部が付いた矩形平板状の蓋部材57が外嵌することによって閉塞されている。
そして蓋部材57を取り外した本体ケース53の上部開口から粉粒体Aが本体ケース53内に収容される。
また回転体55の中心軸は水平方向に延びるように配置されており、回転体55は、この中心軸の周りを垂直方向に回転するように構成されている。
具体的には回転体55は回転体55の中心軸を通るように本体ケース53の対向する2枚の側板59、61間を貫いて設けられる回転軸63の中間部に取り付けられている。回転軸63の一方の端部には手回し式のハンドル65が取り付けられている。
側板59、61には上下方向Zに延びる長穴67が形成されており、回転軸63は該長穴67に内嵌し、長穴67の範囲内で上下方向Zに所定ストローク移動できるようになっている。
側板59、61から外方に突出した回転軸63の部位には付勢手段としての引張りコイルバネ69の一端のフックが係止されており、この引張りコイルバネ69の他端のフックは側板59、61の適宜の部位に係止されている。
従って回転軸63は常時、引張りコイルバネ69によって上方に引き上げられており、引張りコイルバネ69は回転体55が回転体55と本体ケース53における前面板71との間に形成される幅方向Wに長い矩形スリット状の送出口73を狭める方向(上方)に移動するように作用している。
本体ケース53の外方には送出誘導手段として図示しない起振装置が設けられている。これにより本体ケース53は起振装置からの振動Sを受けて振動するようになり、本体ケース53内に収容された粉粒体Aに生じていたブリッジやホール等が崩され、粉粒体Aの送出を容易にしている。
また回転体55の外周面は本体ケース53内に収容された粉粒体Aを送出口73に向けて案内する傾斜案内面77になっている。傾斜案内面77と本体ケース53における前面板71の内壁面との間には本体ケース53内に収容された粉粒体Aの荷重を送出口73に向けて集中させる楔状空間79が形成されている。
送出口73の下流位置には回転体55の外周面に接触する掻取り手段としてのワイヤ81が側板59、61間に張設されている。
ワイヤ81を設けることによって送出口73を通過した後も回転体55の外周面に付着して下方に落下しなかった粉粒体Aを下方に掻き落とすことが可能となる。
側板59、61の下部には更に下方に延長形成されて脚部83になっており、脚部83の端部は外方に90°折り曲げられていて設置の安定性を図っている。
次にこのようにして構成される実施の形態2に係る粉粒体の均等送出装置51の(1)操作の手順と、粉粒体Aが外部に送出される(2)送出作用と、回転体の外周面に付着した粉粒体Aを掻き取る(3)掻き取りの作用について説明する。
(1)操作の手順(図5、6参照)
最初に本体ケース53の上面を閉塞していた蓋部材57を取り外して所定量の粉粒体Aを本体ケース53内に投入する。そして本体ケース53内に投入された粉粒体Aは本体ケース53の楔状空間79に進入する。
再び蓋部材57を本体ケース53に取り付け、本体ケース53の上部開口を閉塞した後、ハンドル65を所定の方向(図6中時計回り)に回して回転軸63を回転させる。
同時に図示しない起振装置を起動させて本体ケース53に振動を伝えておく。そして回転軸63と共に回転体55が回転し、以下の作用で粉粒体Aが外部に送出される。
(2)送出作用(図7(a)(b)参照)
回転軸63が回転する前は図7(a)に示すように引張りコイルバネ69の付勢力Fの方が楔状空間79に作用する粉粒体Aの集中荷重Pより大きいため回転体55の外周面の一部が本体ケース53の前面板71の下縁部に当接しており、送出口73は閉塞され本体ケース53内への湿気の進入と粉粒体Aの外部への送出は防止されている。
ハンドル65を回して回転軸63及び回転体55を回転させると、本体ケース53内において生じていた粉粒体Aのブリッジやホール等が崩れ、更に起振装置からの振動Sによる送出誘導作用が加わって楔状空間45に作用する粉粒体Aの集中荷重Pの方が引張りコイルバネ69の付勢力Fより大きくなる。
これにより回転体55は粉粒体Aの集中荷重Pによって引張りコイルバネ69の付勢力Fに抗して下方に押し下げられるため、図7(b)に示すように送出口73が粉粒体Aの一層(粉粒体A一つ分の高さ)の寸法だけ開いて隙間が形成され、この隙間から本体ケース53内の粉粒体Aは少しずつ均等に所定の量、送出される。即ち、前記の隙間において粉粒体Aは一層に規制され、そして送出口73の隙間から順次落下する。
(3)掻き取りの作用(図6、図7(c)参照)
送出口73を出た後も回転体55の外周面に付着している粉粒体Aはそのままワイヤ81が張設されている下流位置まで搬送される。そしてワイヤ81に当接することによって掻き取られて図示のように回転体55から分離されて落下する。
以上、本発明を実施するための最良の形態として図示の実施の形態1と実施の形態2を例に採って詳述してきたが、本発明の具体的構成は図示の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨から外れない範囲での設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、本体ケース3、53のシール性を向上させるために蓋部材7、57やキャップ10に対してパッキン等のシール部材を設けることが可能である。
送出誘導手段として実施の形態1において採用した撹拌式のものを実施の形態2に適用することも可能であるし、実施の形態2において採用した振動式のものを実施の形態1に適用することも可能である。同様に自動回転式だった実施の形態1と手動回転式とすることも可能であるし、手動回転式だった実施の形態2を自動回転式とすることも可能である。
回転駆動手段としてモータ17を使用する場合には速度変換器等と併用することも可能である。このようにすれば更に細かな粉粒体Aの送出制御が可能となる。
実施の形態1において回転駆動手段として使用したモータ17の取付位置は本体ケース3の上方位置に限らず、下方位置でもよい。この他、実施の形態2において採用した掻取り手段を実施の形態1に適用することも可能であるし、掻取り手段の他の構成としてブラシ状のものやヘラ状のスクレーパー等を採用することも可能である。
実施の形態1においては、回転体5と上層部用撹拌棒39及び下層部用撹拌棒43とが同方向に同じ回転数で回転する構成としたが、本発明はこれに限定されず、回転体5と上層部用撹拌棒39及び下層部用撹拌棒43とが異なる回転数で回転する構成としてもよく、また回転体5と上層部用撹拌棒39及び下層部用撹拌棒43とが異なる方向へ回転する構成としてもよい。このような構成とすれば、粉粒体Aのブリッジやホール等をより確実に崩すことが可能である。
本発明は例えば魚の餌のように粉粒体をだまにならないように少しずつ均等に送出すことのできる粉粒体の均等送出装置の製造、使用分野等において利用可能性を有する。
本発明の実施の形態1に係る粉粒体の均等送出装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る粉粒体の均等送出装置を示す側断面図である。 本発明の実施の形態1に係る粉粒体の均等送出装置を示す図2中のA−A側断面図である。 本発明の実施の形態1に係る粉粒体の均等送出装置における送出前(a)と送出後(b)の状態を拡大して示す側断面図である。 本発明の実施の形態2に係る粉粒体の均等送出装置を示す斜め下方からの斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る粉粒体の均等送出装置を示す側断面図である。 本発明の実施の形態2に係る粉粒体の均等送出装置における送出前(a)と送出後(b)と掻取り時(c)の状態を拡大して示す側断面図である。
符号の説明
1 粉粒体の均等送出装置 3 本体ケース 5 回転体
7 蓋部材 8 ホッパ 9 送出口 10 キャップ
11 傾斜案内面 13 回転軸 15 従動ギヤ
17 モータ 19 駆動ギヤ 21 ホルダ部
23 フランジ部 25 穴部 27 ボルト
29 ナット 31 圧縮コイルバネ 33 外フランジ部
35 バネ受け部材 37 上層部 39 上層部用撹拌棒
41 下層部 43 下層部用撹拌棒 45 楔状空間
47 シール部材 49 スプリングキャッチ
51 粉粒体の均等送出装置 53 本体ケース
55 回転体 57 蓋部材 59 側板 61 側板
63 回転軸 65 ハンドル 67 長穴
69 引張りコイルバネ 71 前面板 73 送出口
75 外周面 77 傾斜案内面 79 楔状空間
81 ワイヤ 83 脚部 A 粉粒体 F 付勢力
P 集中荷重 Z 上下方向 W 幅方向 S 振動

Claims (5)

  1. 粉粒体を収容する底面が開放された本体ケースと、該本体ケースの開放された底面を閉塞すると共に本体ケース内に収容された粉粒体を送出口に向けて案内する傾斜案内面を備えた回転体と、該回転体を送出口が挟まる方向に付勢する付勢手段と、当該付勢手段の付勢力に抗して前記回転体を送出口が開く方向に移動させる力を生起させる送出誘導手段とを備え、前記回転体は円錐筒形状に形成されており、鉛直方向に延びる回転体の中心軸の周りを回転するように構成され、前記回転体の傾斜案内面と本体ケースの内壁面との間には本体ケース内に収容された粉粒体の荷重を送出口に向けて集中させる楔状空間が設けられており、前記送出誘導手段を作動させることによって前記楔状空間内の粉粒体の集中荷重を前記付勢手段の付勢力より大きくすることによって開いた送出口の隙間から粉粒体を送出するようにしたことを特徴とする粉粒体の均等送出装置。
  2. 請求項1に記載した粉粒体の均等送出装置において、前記回転体は回転体の中心軸を通る回転軸の下端部に取り付けられており、当該回転体の上方の回転軸には本体ケース内に収容された粉粒体を撹拌すると共に前記送出誘導手段として機能する複数本の撹拌棒が取り付けられていることを特徴とする粉粒体の均等送出装置。
  3. 請求項2に記載した粉粒体の均等送出装置において、前記複数本の撹拌棒は本体ケース内に収容された粉粒体の上層部を撹拌する上層部用撹拌棒と、本体ケース内に収容された粉粒体の下層部を撹拌すると共に先端が前記楔状空間内に進入して送出口に臨むように設けられる下層部用撹拌棒とを備えていることを特徴とする粉粒体の均等送出装置。
  4. 粉粒体を収容する底面が開放された本体ケースと、該本体ケースの開放された底面を閉塞すると共に本体ケース内に収容された粉粒体を送出口に向けて案内する傾斜案内面を備えた回転体と、該回転体を送出口が挟まる方向に付勢する付勢手段と、当該付勢手段の付勢力に抗して前記回転体を送出口が開く方向に移動させる力を生起させる送出誘導手段とを備え、前記回転体は円柱ないし円筒を横に倒したドラム様の形状を有しており、水平方向に延びる回転体の中心軸の周りを回転するように構成され、前記回転体の傾斜案内面と本体ケースの内壁面との間には本体ケース内に収容された粉粒体の荷重を送出口に向けて集中させる楔状空間が設けられており、前記送出誘導手段を作動させることによって前記楔状空間内の粉粒体の集中荷重を前記付勢手段の付勢力より大きくすることによって開いた送出口の隙間から粉粒体を送出するようにしたことを特徴とする粉粒体の均等送出装置。
  5. 請求項に記載した粉粒体の均等送出装置において、前記送出口の下流位置には前記回転体の外周面に接触ないし接近する掻取り手段が設けられており、当該掻取り手段によって回転体の外周面に付着した粉粒体を掻き落とすようにしたことを特徴とする粉粒体の均等送出装置。
JP2005359859A 2005-12-14 2005-12-14 粉粒体の均等送出装置 Expired - Fee Related JP4919657B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005359859A JP4919657B2 (ja) 2005-12-14 2005-12-14 粉粒体の均等送出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005359859A JP4919657B2 (ja) 2005-12-14 2005-12-14 粉粒体の均等送出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007159480A JP2007159480A (ja) 2007-06-28
JP4919657B2 true JP4919657B2 (ja) 2012-04-18

Family

ID=38243081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005359859A Expired - Fee Related JP4919657B2 (ja) 2005-12-14 2005-12-14 粉粒体の均等送出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4919657B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20120102511A (ko) * 2011-03-08 2012-09-18 박성남 자동 사료 공급장치
KR101673235B1 (ko) * 2014-09-29 2016-11-08 주식회사 비앤알테크널러지 계측 및 정보관리를 이용한 스마트 피딩 시스템 및 제어방법, 그 시스템에 포함된 먹이 공급 장치와, 그 제어방법을 실행하기 위한 프로그램을 기록한 기록 매체와, 하드웨어와 결합되어 그 제어방법을 실행시키기 위하여 매체에 저장된 애플리케이션
CN106818582B (zh) * 2015-12-03 2023-04-18 成都通威自动化设备有限公司 一种新型撒料器
CN105961302B (zh) * 2016-05-09 2019-04-19 新昌县彭诚农业科技有限公司 一种智能水族缸及智能饲养管理系统
CN106743768A (zh) * 2016-12-16 2017-05-31 浙江东亿自动化科技有限公司 链条装配机的下料装置
CN110352890A (zh) * 2019-08-13 2019-10-22 李建虎 一种水产养殖用饲料撒料装置
CN114403073B (zh) * 2021-12-29 2023-05-05 苏州跃海水产科技有限责任公司 一种鱼类养殖用的残饵收集装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48100795A (ja) * 1972-04-03 1973-12-19
JPS5988036A (ja) * 1982-11-11 1984-05-21 加藤 幸男 釣餌の保存飼育法
AU564491B2 (en) * 1984-03-12 1987-08-13 Macgregor Golf Co. Short distance golf ball
JPS63187159A (ja) * 1987-01-29 1988-08-02 Tokin Corp 電流検出器
JPH09193901A (ja) * 1996-01-12 1997-07-29 Awaji:Kk 脱気型粉体充填機及粉粒体充填機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007159480A (ja) 2007-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4919657B2 (ja) 粉粒体の均等送出装置
JP4884718B2 (ja) 材料供給装置における粉粒体供給機
CN204575183U (zh) 组合计量装置
CN101120234A (zh) 用于粉末状或膏状物质的剂量分配装置
NL2014210A (nl) Zeefinrichting en werkwijze voor het scheiden van droog korrelvormig materiaal.
WO2010001571A1 (ja) テーブルフィーダ
KR102114458B1 (ko) 가이드밴이 구비된 분말약품 주입 장치
US5906174A (en) Rotation limiter for mechanical flow rotary livestock feeder
US5564329A (en) Apparatus for supplying specified quantity of cooking material
JP4949309B2 (ja) 粉粒体用混合装置
US7665932B2 (en) Method and device for the transportation of pulverulent filling material through a line
WO2015087661A1 (ja) 粉粒体供給装置
WO2006070058A1 (en) Equipment for treating powderous or pulverous material
WO2011033762A1 (ja) 秤量機能を有する切り出し計数装置
KR200228641Y1 (ko) 입상물정량배출장치
US5833092A (en) Apparatus for feeding poorly flowable dry particulate materials
KR102483357B1 (ko) 사료정량공급장치
JP2001261163A (ja) 易固結性粉体の定量供給装置
KR102233426B1 (ko) 사료정량공급장치를 이용한 사료급이기
KR102113821B1 (ko) 분체공급밸브와 이를 이용한 분체공급장치
JP3073449B2 (ja) 粉粒体貯留排出装置
CN206466240U (zh) 一种出料口单双可切换式接料装置
US11490589B2 (en) Material feeder with material flow assist mechanism and method of use
JPH05105239A (ja) 粉粒体用供給排出装置
JPH0423503Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110308

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120110

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120131

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150210

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees