JP4916945B2 - 楽曲情報付与サーバ、端末、及び楽曲情報付与システム - Google Patents

楽曲情報付与サーバ、端末、及び楽曲情報付与システム Download PDF

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本発明は、端末から送信された処理対象の楽曲である元楽曲に関するデータに基づいて複数の楽曲に情報を付与する楽曲情報付与サーバ、端末、及び楽曲情報付与システムに関する。
従来、ユーザによりインターネットを利用した検索が広く行われている。これは、ユーザの端末からサーチエンジンを有するサーバにアクセスすることにより、ユーザが知りたい情報を検索するものである。基本的な機能として、ユーザにより入力されたテキスト情報から、そのテキスト情報にマッチした情報を表示するような機能が提供されている。ここで、サーチエンジンを利用した検索では、ユーザが知りたい情報そのものを調べることが第1の目的であると考えられる。しかし、検索結果の副産物として、知りたい情報そのものではないが、知りたい情報に近い類似する情報をも出力される。さらに、類似する情報からそのWebページにあるリンクを辿って別の情報を得たり、類似する情報にさらに類似の情報を得たりすることができる。したがって、このような行動により、類似の情報から新たな発見を見出すことができ、知識が広がる利点を享受することができる。このような行動は、ネットサーフィンと呼ばれ、Webページの閲覧において、検索結果の情報から興味のおもむくままに次々に各ページを表示して閲覧していく行動をとるユーザも存在する。
また、サーチエンジンを用いた検索には、テキスト情報を利用したものに限られない。テキスト以外の他の情報についても利用されている。一例として、楽曲に関する情報として、特許文献1には、商店街、テレビ、ラジオ等で身の回りに流れている音楽について、携帯端末を用いて曲名、アーティスト名等の音楽情報を検索する音楽検索システムが開示されている。
特開2002−215632号公報
しかしながら、特許文献1のシステムでは、携帯端末により、身の回りに流れている音楽を録音した音楽データを、携帯端末からサーバに送信することにより、録音した音楽データを基に候補となる曲の音楽情報を信頼度順に検索結果として作成するものである。よって、端末は、録音した音楽データの音楽情報を出力する。
音楽に関しては、ユーザが見つけたものと同一の音楽を探すニーズが存在する一方、数多くある音楽から、ユーザは知らない楽曲でありユーザの嗜好に合った楽曲を見つけるニーズが存在する。音楽はエンターテイメント性を有し、かつ、感性に訴えるものであるため、ユーザの嗜好に合った新たな楽曲により、ユーザの欲求が満たされる可能性がある。現状において、ユーザは、ユーザ自身の知らない楽曲を、知人からの情報やインターネットの口コミサイト等によって見つけることができる。しかし、それらの情報は、ユーザの嗜好を考慮しているものであるか不明である。また、ユーザが好きなアーティストの曲は、全般的にユーザの嗜好に合ったものである可能性が高いと考えられる。そのため、アーティスト名によりユーザの嗜好に合った新たな楽曲を見つけることができる。しかし、同一のアーティストの曲だと曲調が単調となり、ユーザのさらなる興味を満たすものとはならない可能性がある。また、他のアーティストの曲で、よりユーザの嗜好に合った楽曲が存在しても、探すことが難しい。結局、現状では、ユーザの知らない、埋もれている楽曲に対して、ユーザの嗜好に合う曲を見つけ出す術がない。
そこで、本発明は、ユーザの嗜好を考慮したユーザ自身の知らない楽曲を見つけ出すことが可能な楽曲情報付与サーバ、端末、及び楽曲情報付与システムを提供することを目的とする。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施例に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、ネットワーク(2)を介して接続された端末(3)から送信された処理対象の楽曲である元楽曲を特定する属性情報に基づいて、複数の楽曲に情報を付与する楽曲情報付与サーバ(1)であって、前記複数の楽曲と、スケール、キー及びテンポの各項目を含む前記楽曲に関する特徴を示す特徴データとを関連付けた楽曲情報データベース(26)と、前記端末のユーザごとに、前記ユーザによって予め設定された前記特徴データの各項目重み付けデータを記憶する重み付けデータベース(27)と、前記端末から前記元楽曲を特定する属性情報を受信する受信制御手段(20)と、受信した前記元楽曲を特定する属性情報に基づいて、前記元楽曲の前記特徴データと、前記楽曲情報データベース(26)の複数の前記楽曲の前記特徴データと、を比較する比較手段(22)と、比較された結果に応じて、前記重み付けデータベースを参照して複数の前記楽曲ごと前記端末のユーザに対応する前記特徴データの各項目前記重み付けデータを付与して、付与後データを作成する付与後データ作成手段(23)と、前記端末に送信して表示させるために、作成された前記付与後データが有する重み付けをポイント値とすると共に、前記付与後データに基づいて前記元楽曲に関連する楽曲を特定する属性情報を前記楽曲情報データベースから抽出する第1の楽曲情報抽出手段(24a)と、を備えることを特徴とする楽曲情報付与サーバである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の楽曲情報付与サーバ(1)において、前記付与後データ作成手段(23)は、前記比較手段(22)による比較の結果、一致している度合いを算出し、その算出結果の度合いに応じた、前記端末のユーザに対応する前記特徴データの各項目前記重み付けデータを、複数の前記楽曲ごとに付与して、前記付与後データを作成することを特徴とする楽曲情報付与サーバである。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の楽曲情報付与サーバ(1)において、前記第1の楽曲情報抽出手段(24a)は、前記付与後データ作成手段(23)によって作成された前記付与後データが有する重み付けをポイント値とすると共に、作成された前記付与後データの前記ポイント値が大きいものから順番に、前記元楽曲に関連する楽曲を特定する属性情報を前記楽曲情報データベース(26)から抽出することを特徴とする楽曲情報付与サーバである。
請求項4の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の楽曲情報付与サーバ(1)において、前記受信制御手段(20)は、前記端末(3)から前記元楽曲に関する前記特徴データを受信し、受信した前記特徴データに応じて、楽曲を特定する属性情報を前記楽曲情報データベース(26)から抽出する第2の楽曲情報抽出手段(24b)を備えることを特徴とする楽曲情報付与サーバである。
請求項5の発明は、請求項1からのいずれかに記載の楽曲情報付与サーバ(1)において、受信した前記元楽曲を特定する属性情報に基づき、前記元楽曲の前記特徴データを前記楽曲情報データベース(26)から抽出する元楽曲特徴データ抽出手段(21)を備えることを特徴とする楽曲情報付与サーバである。
請求項6の発明は、請求項1からのいずれかに記載の楽曲情報付与サーバ(1)において、前記受信制御手段(20)は、楽曲のタイトル名、及び楽曲のアーティスト名のいずれか1つを含む前記元楽曲を特定する属性情報を受信することを特徴とする楽曲情報付与サーバである。
請求項7の発明は、処理対象の楽曲である元楽曲を特定する属性情報に基づいて複数の楽曲に情報を付与する楽曲情報付与サーバ(1)とネットワーク(2)を介して接続された端末(3)であって、前記楽曲情報付与サーバ(1)は、複数の楽曲と、スケール、キー及びテンポの各項目を含む前記楽曲に関する特徴を示す特徴データとを関連付けた楽曲情報データベース(26)と、前記端末のユーザごとに、前記ユーザによって予め設定された前記特徴データの各項目重み付けデータを記憶する重み付けデータベース(27)と、を備え、前記元楽曲を特定する属性情報を前記楽曲情報付与サーバ(1)に送信する送信部(33)と、前記元楽曲に関連する楽曲を特定する属性情報を受信する受信部(34)と、受信した前記楽曲を特定する属性情報を表示する表示部(35)と、を備え、前記受信部(34)は、前記元楽曲を特定する属性情報に基づき、前記元楽曲の前記特徴データと、前記楽曲情報データベース(26)の複数の前記楽曲の前記特徴データと、を比較することにより前記楽曲情報付与サーバ(1)により作成された、複数の前記楽曲ごと前記端末のユーザに対応する前記特徴データの各項目前記重み付けデータを付与した、付与後データを用いて、さらに前記楽曲情報付与サーバにより抽出された前記元楽曲に関連する楽曲を特定する属性情報と、作成された前記付与後データが有する重み付けであるポイント値とを受信し、前記表示部(35)は、前記楽曲を特定する属性情報と、前記ポイント値とを表示することを特徴とする端末である。
請求項8の発明は、請求項7に記載の端末(3)において、前記送信部(33)は、前記元楽曲に関する前記特徴データを送信し、前記受信部(34)は、送信した前記元楽曲に関する前記特徴データに応じて、前記楽曲情報付与サーバ(1)により前記楽曲情報データベース(26)から抽出された楽曲を特定する属性情報を受信することを特徴とする端末である。
請求項9の発明は、請求項7又はに記載の端末(3)において、携帯可能であることを特徴とする端末である。
請求項10の発明は、端末(3)と、ネットワーク(2)を介して接続された前記端末(3)から送信された処理対象の楽曲である元楽曲を特定する属性情報に基づいて複数の楽曲に情報を付与する楽曲情報付与サーバ(1)と、から構成される楽曲情報付与システム(100)であって、前記楽曲情報付与サーバ(1)は、前記複数の楽曲と、スケール、キー及びテンポの各項目を含む前記楽曲に関する特徴を示す特徴データとを関連付けた楽曲情報データベース(26)と、前記端末のユーザごとに、前記ユーザによって予め設定された前記特徴データの各項目重み付けデータを記憶する重み付けデータベース(27)と、を備え、前記端末(3)は、前記元楽曲を特定する属性情報を前記楽曲情報付与サーバ(1)に送信する送信部(33)を備え、前記楽曲情報付与サーバ(1)は、前記元楽曲を特定する属性情報を受信する受信制御手段(20)と、受信した前記元楽曲を特定する属性情報に基づいて、前記元楽曲の前記特徴データと、前記楽曲情報データベース(26)の複数の前記楽曲の前記特徴データと、を比較する比較手段(22)と、比較された結果に応じて、前記重み付けデータベースを参照して複数の前記楽曲ごと前記端末のユーザに対応する前記特徴データの各項目前記重み付けデータを付与して、付与後データを作成する付与後データ作成手段(23)と、作成された前記付与後データが有する重み付けをポイント値とすると共に、前記付与後データに基づいて前記元楽曲に関連する楽曲を特定する属性情報を前記楽曲情報データベース(26)から抽出する第1の楽曲情報抽出手段(24a)と、を備え、前記端末(3)は、抽出された前記を特定する属性情報と、前記ポイント値とを受信する受信部(34)と、受信した前記楽曲を特定する属性情報と、前記ポイント値とを表示する表示部(35)と、を備えることを特徴とする楽曲情報付与システムである。
請求項11の発明は、請求項10に記載の楽曲情報付与システム(100)において、前記楽曲情報付与サーバ(1)の前記付与後データ作成手段(23)は、前記比較手段(22)による比較の結果、一致している度合いを算出し、その算出結果の度合いに応じた、前記端末のユーザに対応する前記特徴データの各項目前記重み付けデータを、複数の前記楽曲ごとに付与して、前記付与後データを作成することを特徴とする楽曲情報付与システムである。
請求項12の発明は、請求項10又は11に記載の楽曲情報付与システム(100)において、前記楽曲情報付与サーバ(1)の前記第1の楽曲情報抽出手段(24a)は、前記付与後データ作成手段(23)によって作成された前記付与後データが有する重み付けをポイント値とすると共に、作成された前記付与後データの前記ポイント値が大きいものから順番に、前記元楽曲に関連する楽曲を特定する属性情報を前記楽曲情報データベース(26)から抽出することを特徴とする楽曲情報付与システムである。
請求項13の発明は、請求項10から12のいずれかに記載の楽曲情報付与システム(100)において、前記端末(3)の前記送信部(33)は、前記元楽曲に関する前記特徴データを送信し、前記楽曲情報付与サーバ(1)の前記受信制御手段(20)は、前記特徴データを受信し、前記楽曲情報付与サーバ(1)は、受信した前記特徴データに応じて、楽曲を特定する属性情報を前記楽曲情報データベース(26)から抽出する第2の楽曲情報抽出手段(24b)を備え、前記端末(3)の前記受信部(34)は、抽出された前記楽曲を特定する属性情報を受信することを特徴とする楽曲情報付与システムである。
請求項14の発明は、請求項10から13のいずれかに記載の楽曲情報付与システム(100)において、前記楽曲情報付与サーバ(1)は、受信した前記元楽曲を特定する属性情報に基づき、前記元楽曲の前記特徴データを前記楽曲情報データベース(26)から抽出する元楽曲特徴データ抽出手段(21)を備えることを特徴とする楽曲情報付与システムである。
請求項15の発明は、請求項10から14のいずれかに記載の楽曲情報付与システム(100)において、前記楽曲情報付与サーバ(1)の受信制御手段(20)は、楽曲のタイトル名、及び楽曲のアーティスト名のいずれか1つを含む前記元楽曲を特定する属性情報を受信することを特徴とする楽曲情報付与システムである。
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)本発明は、端末から送信された元の楽曲の特徴を示す特徴データと、楽曲情報データベースに格納された複数の楽曲の特徴データを比較して、比較結果に応じて特徴データに対応した重み付けを付与した付与後データを作成することができる。そのため、特徴データの比較結果に応じて重み付けが行えるので、特徴データのみにより楽曲を求めるよりも、よりユーザの嗜好を考慮したものを求めることができる可能性がある。また、重み付けは特徴データに対応したものであるため、楽曲の特徴を表し、ユーザにより関連性が高いと認識される特徴データには重み付けを大きくすることができ、よりユーザの嗜好を考慮した楽曲を求めることができる。
(2)本発明は、作成された付与後データに基づいて、元の楽曲に関連する楽曲に関する情報を抽出する。よって、この付与後データを用いることにより、元の楽曲に関連する楽曲を、楽曲情報のデータベースから抽出することができる。そのため、ユーザの嗜好を表すものとして、一般的に合致していると認識しやすい楽曲の特徴データの重み付けを用いて作成された付与後データを用いることにより、抽出される楽曲は、ユーザの嗜好を考慮した楽曲とすることができる。
(3)本発明により付与後データに基づき抽出される楽曲は、数多くの楽曲情報を含んだ楽曲情報データベースに格納されている。そのため、ユーザの嗜好を考慮した楽曲はユーザの知らない楽曲である可能性がある。よって、ユーザは、新たな興味のある楽曲を見つけ出すことができ、ユーザの楽曲の興味が広がる可能性がある。また、ユーザ自身が著作権者である楽曲について、自身の楽曲を元楽曲としてこれに関連する楽曲を抽出することにより、盗作の調査等を行うことができる。また、オリジナリティのある作曲か否かの判断の参考として使用することができる。
(4)本発明は、抽出された楽曲に関するデータは、重み付けを付与した付与後データが有する重み付けをポイント値として含むので、ユーザに表示する情報には、元の楽曲との関連性を数値化した重み付けのポイントを表示することができる。そのため、ユーザは、ポイント値を見ることにより、楽曲の抽出結果に対する信頼を持つことができる。また、元の楽曲との関連をポイント値によりユーザが認識することができる。実際にユーザが類似と認識するものと、ポイント値との乖離がある場合には、ユーザは、ポイント値から類似の特徴を把握する等の興趣性の向上に役立つ情報を提供することができる。さらに、表示されたポイント値から、ユーザは、元の楽曲とどの程度類似しているかをランキング比較して楽しむことができる。
(5)本発明は、元の楽曲を決定するために、楽曲に関するデータを、特徴データに応じて抽出することができる。よって、元の楽曲を、楽曲情報データベースに格納された楽曲から選択することができる。したがって、楽曲のタイトル名やアーティスト名が分からない楽曲であっても、例えば楽曲のジャンルや年代等のカテゴリから探すことができる。また、楽曲の特徴を示すキーやスケールといった情報からも探すことができる。
(6)本発明は、重み付けのデータを、端末から受信することができる。よって、端末を使用するユーザが重み付けの設定をすることができる。例えば、ユーザが重視する特徴部分に対しては、他の特徴部分と比して重み付けを多くする、といった対応を行うことができる。そのため、よりユーザの嗜好を考慮した楽曲を探すことができる。また、他の構成として、重み付けのデータは、重み付けデータベースとして記憶されるので、ユーザに差異のない同一の基準で、特徴部分の重み付けをすることができる。さらには、重み付けデータベースをユーザ毎に記憶することにより、端末を使用するユーザが重視する特徴に重み付けを多くするような対応をとると同時に、毎回端末から重み付けのデータを受信する必要がないため、通信トラフィックの負荷軽減の効果が見込まれる。
(7)本発明は、元の楽曲に関するデータに基づき、特徴データを楽曲情報データベースから抽出することができる。よって、元の楽曲に関するデータが、例えばタイトル名等であっても、楽曲情報データベースに格納された楽曲を特定し、特徴データを抽出するので、比較した結果において、一定の品質を保つことができる。
(8)本発明は、楽曲のタイトル名及びアーティスト名を含む楽曲に対するデータから楽曲を抽出することができる。そのため、楽曲のタイトル名及びアーティスト名を用いてユーザの嗜好を考慮した楽曲を探すことができる。
本発明は、ユーザの嗜好を考慮したユーザ自身の知らない楽曲を見つけ出すことが可能な楽曲情報付与サーバ、端末、及び楽曲情報付与システムを提供するという目的を、端末から送信された元の楽曲の特徴を示す特徴データと、楽曲情報データベースに格納された複数の楽曲の特徴データを比較して、比較結果に応じて特徴データに対応した重み付けを付与した付与後データを作成することによって実現した。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
[システムの全体構成図]
図1は、本実施形態の一例に係る楽曲情報付与システム100(以下、単にシステム100という)の構成を示す図である。システム100は、楽曲情報付与サーバ1(以下、単にサーバ1という)と端末3とがネットワーク2を介して接続されている。システム100は、端末3からネットワーク2を介して処理対象である元の楽曲に関するデータを受信したサーバ1が、端末3に表示させるために、当該楽曲に関連する楽曲に関する情報を抽出するシステムである。
サーバ1は、図1には1つのサーバであるかのように記載しているが、ハードウェアの数に制限はない。必要に応じて、1又は複数で構成してよい。また、サーバ1のハードウェアは、必要に応じてWebサーバ、DB(データベース)サーバ、アプリケーション・サーバ等の各種サーバを含んで構成してよく、1台のサーバで構成しても、それぞれ別のサーバで構成してもよい。
端末3は、元の楽曲を送信し、また、結果としてサーバ1から送信された元の楽曲に関連する楽曲に関する情報を表示するためのものである。携帯電話機3aの他、PC3b、iPod(登録商標)のようなデジタル・オーディオ・プレーヤと称される音楽専用端末3c、又は携帯型ゲーム機3dが考えられる。
[機能ブロック図]
図2は、本実施形態の一例に係るサーバ1及び端末3の機能ブロック図を示したものである。サーバ1は、制御部10、記憶部11を備えている。制御部10は、主に、端末3からの受信を制御する受信制御手段20、受信した情報を基に、後述する楽曲情報DB26から元の楽曲の特徴を示す特徴データを抽出する元楽曲特徴データ抽出手段21、元の楽曲の特徴データと、楽曲情報DB26の複数の楽曲の特徴データと、を比較する比較手段22、比較された結果に応じて複数の楽曲毎に特徴データに対応した重み付けデータを付与した付与後データを作成する付与後データ作成手段23、付与後データに基づいて、元の楽曲に関連する楽曲に関する情報を抽出する第1の楽曲情報抽出手段24a、及び端末3への送信を制御する送信制御手段25を有する。また、端末3から送信された特徴データに応じて、楽曲に関する情報を楽曲情報DB26から抽出する第2の楽曲情報抽出手段24bを有する。
記憶部11は、各種データベースを有しており、楽曲の特徴である特徴データと楽曲とを関連付けて格納する楽曲情報DB26、特徴データに対応する重み付けデータを格納する重み付けDB27、及び重み付けデータを付与して作成された付与後データを格納する付与後データDB28を有する。
制御部10は、情報の演算、及び処理を行う情報演算処理装置(CPU)であり、当該サーバ1の全体を制御するものである。制御部10は、記憶部11に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、サーバ1のハードウェアと協働し、本発明に係る各種機能を実現している。
記憶部11は、制御部10と組み合わせてプログラムの実行に使用するメモリを含んでよい。記憶部11を実現するものとして、電気的、磁気的、光学的、電磁的に実現するものを含んでよい。より具体的には、半導体記憶装置、磁気ディスク、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、リードオンリー・メモリ(ROM)等が含まれる。サーバ1と外部接続することができる磁気テープ、CD−ROMとCD−R/WとDVDとを含む光ディスクや、メモリカード等の補助記憶装置も含む概念である。
送信部13及び受信部14は、当該コンピュータを専用ネットワーク又は公共ネットワークを介して端末3及び別のサーバ1と接続できるようにするためのネットワーク・アダプタである。送信部13及び受信部14は、モデム、ケーブルモデム及びイーサネット(登録商標)・アダプタを含んでよい。
他方、端末3は、主に制御部30、記憶部31、入力部32、送信部33、受信部34、及び表示部35を備えている。
制御部30は、情報の演算、及び処理を行う情報演算処理装置(CPU)であり、当該端末3の全体を制御するものである。制御部30は、記憶部31に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、端末3のハードウェアと協働し、本発明に係る各種機能を実現している。
記憶部31は、制御部30と組み合わせてプログラムの実行に使用するメモリを含んでよい。記憶部31を実現するものとして、電気的、磁気的、光学的、電磁的に実現するものを含んでよい。より具体的には、半導体記憶装置、磁気ディスク、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、リードオンリー・メモリ(ROM)等が含まれる。端末3と外部接続することができる磁気テープ、CD−ROMとCD−R/WとDVDとを含む光ディスクや、メモリカード等の補助記憶装置も含む概念である。
入力部32は、ユーザによる入力の受け付けを行うものであり、制御部30が入力のための制御を行う入力制御部を含む概念である。各種キーやボタン等を含んでよい。入力部32は、端末3に直接組み込まれている。介在I/Oコントローラを介して当該端末3と接続してもよい。
送信部33及び受信部34は、当該コンピュータを専用ネットワーク又は公共ネットワークを介してサーバ1と接続できるようにするためのネットワーク・アダプタである。送信部33及び受信部34は、モデム、ケーブルモデム及びイーサネット(登録商標)・アダプタを含んでよい。また、送信部33は、制御部30が送信のための制御を行う送信制御部を含み、受信部34は、制御部30が受信のための制御を行う受信制御部を含む概念である。
表示部35は、サーバ1から受信したデータに基づき抽出された楽曲に関する情報を表示するものであり、制御部30が表示させるための制御を行う表示制御部を含む概念である。主に、液晶表示装置(LCD)等のディスプレイ装置を含む。表示部35は、端末3に直接組み込まれている。介在I/Oコントローラを介して当該端末3と接続してもよい。
[楽曲情報テーブル60]
図3を用いて、本実施形態の一例に係る楽曲情報DB26に格納される楽曲情報テーブル60の例を示す。楽曲情報テーブル60は、楽曲を一意に表す楽曲コード61、楽曲の曲タイトル62、楽曲のスケール63、楽曲のキー64、楽曲のテンポ数65の各項目を有し、楽曲コード61に対応する楽曲に関する各種の情報が格納されている。
楽曲の特徴を表すスケール63、キー64、及びテンポ数65は、楽曲を表す楽曲データから予め分析して作成しておくものである。例えば、楽曲データはMIDI(Musical Instrument Digital Interface)により作成されたデータであり、このデータを分析することにより作成したものが格納されている。
ここで、曲のスケールとは、音階のことであり、音楽において使われる音を高さの順に並べたものである。大きくは、長調の曲を示すメジャー・スケールと、短調の曲を示すマイナー・スケールと、が存在する。細かくは、各国独自の音楽に基づくスケール等が存在する。日本では、例えば、沖縄の音楽で用いられる独特な沖縄音階が存在する。また、曲のキーとは、調性のある音組織の中心音を示す。さらに、テンポ数とは、拍の長さ、すなわち拍節の速さを表し、楽譜ではメトロノーム記号で表されるものである。単位にBPM(Beats Per Minute)が使用される。
例えば、最上段のレコードでは、楽曲コード61が「001−001」の楽曲の曲タイトル62は「春が来た」であり、スケール63が「メジャー」、キー64が「B」、テンポ数65が「60BPMより大きく70BPM以下」である曲を示す。キー64の「B」とは、「シ」の音が中心音であることを示す。
なお、本実施例では、楽曲の特徴を表すものとして、曲タイトル62からテンポ数65までを示したが、これに限られない。例えば、メロディの音長や音階、歌い出しメロディの音程の連続性、1小節内の各ドラムの発音数や、通常の使用音色の重複度等、様々な楽曲の特徴を表す項目を追加することができる。
さらに、本実施例では、楽曲の特徴を表すものの中で、楽曲に関する属性を示す属性データとして、曲タイトル62を記述しているが、これに限らない。例えば、クラシックやジャズ、J−POPといった楽曲のジャンル、楽曲を演奏又は歌唱しているアーティスト名、等の楽曲に関する様々なデータを有していることが望ましい。
[重み付けテーブル70]
図4を用いて、本実施形態の一例に係る重み付けDB27に格納される重み付けテーブル70の例を示す。重み付けテーブル70は、ユーザ毎にレコードを作成可能なように、ユーザID71、スケール72、キー73、及びテンポ数74の各項目を有している。そして、スケール72、キー73、及びテンポ数74には、楽曲の特徴について付与する重み付けの数値が格納されている。なお、スケール72からテンポ数74までは、楽曲情報テーブル60に楽曲の特徴を表すものとして格納しているスケール63からテンポ数65とそれぞれ対応している。したがって、楽曲情報テーブル60に特徴を表す項目を増やした場合には、重み付けテーブル70の項目もあわせて増加することとなる。
この重み付けテーブル70は、楽曲の特徴のうちのどの特徴部分を重視して関連する楽曲データを抽出するかにあたり、重視する特徴部分には、大きな数値の重み付けを付与することが可能なテーブルであり、重み付けが大きい項目ほど、特徴部分が一致している場合に結果として関連すると判断されるものである。最上位のレコード(図4の(a))では、ユーザID71が「NONE」となっている。これは、例えば、ユーザ毎に重み付けを変化させたくない場合や、ユーザID71を付与されていない一般ユーザに対して用いられるものであり、その際に付与するポイントが記載されている。また、ユーザID71が付与されているユーザに対しては、そのユーザの嗜好に合わせて楽曲の特徴の何に重点を置くかにより、重み付けの値を変更することが可能な仕組みとしている。そのため、その場合には、ユーザごとのレコードが存在し、ユーザID71には、そのユーザのIDが格納されている(図4の(b))。さらに、最上位のレコード(図4の(a))では、スケール72に「30」が、キー73の「15」が、テンポ数74に「25」が、それぞれ格納されている。このことから、最上位のレコードでは、元の楽曲に関連する他の楽曲を探す場合には、スケールの一致を一番重要視するように設定をしている。この重み付けの値は、例えば、「0」から「30」までを指定できるようにしておく。
[付与後データテーブル80]
図5を用いて、本実施形態の一例に係る付与後データDB28に格納される付与後データテーブル80の例を示す。付与後データテーブル80は、端末3から受信した元の楽曲に関して、関連する楽曲を抽出するために一時的に格納する退避領域である。楽曲情報DB26に格納された楽曲に関して、元の楽曲の特徴と一致しているか否かを判断し、楽曲情報DB26に格納された楽曲毎に1レコードを付与後データとして格納している。付与後データテーブル80は、主に楽曲コード81、スケール82、キー83、テンポ数84、及び合計89の各項目を有している。なお、スケール82からテンポ数84までは、楽曲情報テーブル60に楽曲の特徴を表すものとして格納しているスケール63からテンポ数65と対応している。したがって、楽曲情報テーブル60に特徴を表す項目を増やした場合には、付与後データテーブル80の項目もあわせて増加することになる。
元の楽曲の特徴を示す情報が、関連する楽曲の特徴を示す情報と一致している場合には、当該関連する楽曲の特徴を示す情報の項目に、重み付けテーブル70の該当の特徴の項目のポイントを付与する。そして、各項目の値を合算し、合計89に格納する。最終的に合計89の得点の高いものが、元の楽曲情報に関して関連性が高いことを表すものと考えられる。例えば、図5の最上段のレコードである楽曲コード81が「001−002」のレコードは、テンポ数84に「0」以外の値が格納されているため、元の楽曲(この例では、図3に示す楽曲コード61が「001−001」である曲タイトル62が「春が来た」である楽曲)とテンポ数84が一致していることを示す。また、次のレコードである楽曲コード81が「001−003」のレコードは、スケール82に「0」以外の値が格納されているため、元の楽曲とスケール82が一致していることを示す。そして、この2つの楽曲の中では、楽曲コード81が「001−003」の楽曲の合計89のポイントが、楽曲コード81が「001−002」の楽曲より大きい値であるため、この2つの楽曲の中では、楽曲コード81が「001−003」の楽曲が、元の楽曲と関連性が高いと認識することができる。
[画面表示例]
図6は、本実施形態の一例に係る端末3での表示例を示す。まず、図6の(a)では、似た曲サーチとして、元となる曲の曲タイトルが表示されている。なお、ここでは、元の楽曲と関連性の高い曲を、“似た曲”と表している。この例では曲タイトルとして「春が来た」が表示されている。そして、この曲タイトルにはサーバ1へのリンクが張られている。ここで、端末3を操作することにより、曲タイトルを選択すると、サーバ1では、「春が来た」の楽曲に基づき関連する楽曲を抽出し、結果として、図6の(b)のような画面を端末3に表示する。図6の(b)では、元の「春が来た」に関連する楽曲を似た曲として表示している。楽曲の曲タイトル、アーティスト名の他、似た曲ポイントとして、元の楽曲との特徴の一致に対してポイントとして付与される重み付けの合計値を表示している。このように、元の楽曲に関する情報として、曲タイトル及びアーティスト名のうちいずれか1つを表示し、元の楽曲との一致度の1つの指標として似た曲ポイントを表示することにより、ユーザは、関連性の高い曲を知ることができる。また、ポイント値をユーザに見える形で表示することにより、ポイントによる興趣性を高めることができる。
[サーバ1の処理概要図]
図7は、本実施形態の一例に係るサーバ1でのデータの流れを示した図である。上述の図6の(a)から図6の(b)に示した画面が表示されるまでのサーバ1でのデータの流れを例として示す。
まず、端末3からは、元の曲タイトルである「春が来た」というデータがサーバ1に送信されている(図7の(1))。
サーバ1は、端末3から受信した曲タイトルに基づき、楽曲情報DB26の楽曲情報テーブル60から、曲タイトル62が「春が来た」である楽曲を特定する。すると、楽曲コード61が「001−001」の楽曲を特定でき、特徴データを抽出できる(図7の(a))。
次に、付与後データDB28に、楽曲情報テーブル60の楽曲コードに基づき付与後データテーブル80を作成する。その際、付与後データテーブル80の楽曲コード81には、元の楽曲コード61を除く楽曲情報テーブル60の楽曲コード61(図7の(b))を格納する(図7の(2))。すなわち、曲タイトル62が「春が来た」である楽曲以外の楽曲であって、楽曲情報テーブル60に格納されている楽曲の楽曲コード61を格納する。そして、スケール82以降は初期化しておく。そして、楽曲コード81の順番に、図7の(a)の元の楽曲と、図7の(b)の元の楽曲を除く楽曲情報テーブル60に格納されている楽曲と、の各項目の特徴を比較する。そして、一致した場合に、重み付けDB27の重み付けテーブル70から該当の項目のポイント値を取得し(図7の(3))、付与後データDB28の付与後データテーブル80に格納する。例えば、楽曲情報テーブル60の楽曲コード61が「001−002」の楽曲の場合、スケール63が「マイナー」であり、元の楽曲コード61が「001−001」の楽曲の同項目の値が「メジャー」であるため、内容が異なる。また、キー64も同様に異なる。そのため、付与後データテーブル80のスケール82及びキー83の値に「0」が格納される。他方、楽曲情報テーブル60の楽曲コードが「023−108」の楽曲の場合、スケール63が「メジャー」であり、元の楽曲コード61が「001−001」の楽曲の同項目と同一である。また、キー64に関しても元の楽曲と同一の「B」である。したがって、付与後データテーブル80のスケール82及びキー83には、重み付けテーブル70のスケール72及びキー73の値である「30」及び「15」がそれぞれ格納される。なお、付与後データDB28の中では、説明のために、元の楽曲と比較した結果、特徴が一致している場合には「○」を、特徴が不一致である場合には「×」を、それぞれ記載している。その上で、「○」の場合には、その項目のポイント値として、重み付けDB27の重み付けテーブル70の同項目の値を、「×」の場合には、「0」を「→」を挟んでそれぞれ記載している。
付与後データテーブル80の全項目について、上述の処理がされた後に、サーバ1は、各項目の値を合算し、合計89に格納する。そして、合計89の値のうち、大きい値のものから順番に順位をつけ、楽曲コード81に基づき(図7の(4))、楽曲情報テーブル60を抽出して該当の曲タイトル62を抽出する(図7の(5))。
そして、抽出結果として、曲タイトル62、アーティスト名(図示せず)、及び付与後データテーブル80の合計89の値を端末3に送信することにより、端末3では、抽出結果として図6の(b)のような画面を表示することができる。
なお、ここでは付与後データDB28には、元の楽曲に関するレコードを作成しない構成として説明したが、元の楽曲に関するレコードを含む楽曲情報DB26に格納された全楽曲のレコードについて付与後データDB28のレコードを作成した上で、元の楽曲に関するレコードを除く構成としてもよい。
[メイン処理フロー]
図8は、本実施形態の一例に係るメイン処理を示すフローチャートである。具体的には、端末3から元の楽曲に関するデータを受信したサーバ1が、元の楽曲と関連する楽曲を抽出し、抽出結果データを端末3に送信する一連の処理である。
まず、ステップS31において、端末3の制御部30は、元の楽曲指定に関する前処理を行う。この元の楽曲指定に関する前処理については、元の楽曲を特定できない場合に、端末に複数の選択を表示させて、ユーザにそのうちから一の楽曲を選択させるためのものであり、後述の図9にて説明する。その後、端末3の制御部30は、処理をステップS32に移す。
ステップS32では、端末3の制御部30は、元の楽曲の指定を受け付ける。具体的には、上述の図6の(a)に示すように、曲のタイトルを選択するような操作を受け付ける。この操作は、端末3が携帯電話機3aのような携帯可能な端末を想定し、簡単な操作で行えるようにすることが望ましい。その後、端末3の制御部30は、処理をステップS33に移す。
ステップS33では、端末3の制御部30は、元の楽曲に関するデータを送信する。具体的には、上述の図6の(a)に示す画面から曲のタイトルの選択を受け付けたことにより、端末3の制御部は、曲のタイトルのデータを送信する。なお、本実施例においては、曲のタイトルを送信する記述としているが、これに限られない。曲のタイトルの他に、曲のアーティスト名等の楽曲を特定可能な属性情報を送信してもよい。同一曲を複数のアーティストがカバーしている場合等に、アーティスト名を曲タイトルと共に送信することは、楽曲を特定するのに有効である。その後、端末3の制御部30は、処理をステップS34に移す。
他方、サーバ1の制御部10は、ステップS11において、ステップS33により端末3から送信された元の楽曲に関するデータを受信する。その後、サーバ1の制御部10は、処理をステップS12に移す。
ステップS12では、サーバ1の制御部10は、受信した元の楽曲に関するデータに基づき、似た曲抽出処理を行う。具体的には、後述の図10において説明する。なお、元の楽曲の特徴が一致している点が多い楽曲は、元の楽曲との関連性が高いと考えられる。この関連性の高い楽曲をユーザは、「似ている」と感じることが多いと思われることから、似た曲という言葉を用いている。その後、サーバ1の制御部10は、処理をステップS13に移す。
ステップS13では、サーバ1の制御部10は、ステップS12の処理により抽出された抽出結果データを端末3に送信する。その後、サーバ1の制御部10は、本処理を終了する。
他方、端末3の制御部30は、ステップS34において、ステップS13によりサーバ1から送信された抽出結果データを受信する。その後、端末3の制御部30は、処理をステップS35に移す。
ステップS35では、端末3の制御部30は、抽出結果データに基づき、表示部35に抽出結果の画面を表示する。この表示された画面は、例えば、上述の図6の(b)に示すような画面であり、曲タイトルやアーティスト名の他に、関連性を示すポイントが表示される。その後、端末3の制御部30は、本処理を終了する。
以上のように、端末3から元の楽曲データを受信したサーバ1は、当該楽曲と関連する楽曲を抽出し、端末3に送信する。その結果、端末3では、関連する楽曲を表示することができるので、ユーザは、関連する楽曲を知ることができる。そして、その後、例えば、関連する楽曲を試聴し、ユーザの嗜好に合った楽曲であれば当該楽曲を購入することができるといった、ユーザの嗜好に合った楽曲をユーザが知り、興味の幅を広げることができる可能性がある。
[元の楽曲指定に関する前処理フロー]
図9は、図8により呼び出される元の楽曲指定に関する前処理を示すフローチャートである。この処理は、元の楽曲の曲タイトル等をユーザが知らない場合であって、ジャンルや年代等の楽曲の属性情報を知っている場合に、楽曲情報DB26の楽曲情報テーブル60の項目を用いてキーワードやカテゴリに基づき、該当の元の楽曲を決定するために行う処理である。
まず、ステップS301では、端末3の制御部30は、楽曲の候補要求データを送信する。具体的には、例えば、ジャンルが「童謡」である楽曲を要求データとして送信する。この送信する楽曲の候補は、楽曲の特徴からも行うことができる。例えば、「テンポ数が60〜70BPMの曲」、や「メジャーのスケールである曲」、等である。その後、端末3の制御部30は、処理をステップS302に移す。
他方、サーバ1の制御部10(受信制御手段20)は、ステップS101において、ステップS301により端末3から送信された楽曲の候補要求データを受信する。その後、サーバ1の制御部10は、処理をステップS102に移す。
ステップS102では、サーバ1の制御部10(第2の楽曲情報抽出手段24b)は、受信した楽曲の候補要求データに基づき楽曲情報DB26から楽曲に関するデータを抽出する。具体的には、楽曲の曲タイトルやアーティスト名が該当する。その他、楽曲の年代やカテゴリを抽出してもよい。上述の例であれば、カテゴリが「童謡」であるデータを抽出する。この抽出したデータが、楽曲の候補データとなる。また、上述の例で「テンポ数が60〜70BPMの曲」、や「メジャーのスケールである曲」といった要求をした場合には、楽曲情報DB26のテンポ数65及びスケール63の値に基づき抽出する。その後、サーバ1の制御部10は、処理をステップS103に移す。
ステップS103では、サーバ1の制御部10(送信制御手段25)は、抽出した楽曲の候補データを端末3に送信する。その後、サーバ1の制御部10は、本処理を終了する。
他方、端末3の制御部30は、ステップS302において、ステップS103によりサーバ1から送信された楽曲の候補データを受信する。その後、端末3の制御部30は、処理をステップS303に移す。
ステップS303では、端末3の制御部30は、受信した楽曲の候補データを表示部35に表示する。その後、端末3の制御部30は、本処理を終了する。
以上のように、端末3から候補となる要求データを受信したサーバ1は、楽曲情報DB26から要求データに応じた候補データを抽出して送信するので、ユーザが、正確な曲タイトルやアーティスト名を知らない場合であっても、抽出元の楽曲を特定しやすくすることができる。
[似た曲抽出処理フロー]
図10は、図8により呼び出され、サーバ1にて行われる似た曲抽出処理を示すフローチャートである。この処理は、楽曲情報DB26から元の楽曲に関連する楽曲を抽出するために行う処理である。
まず、ステップS111では、サーバの制御部10(元楽曲特徴データ抽出手段21)は、受信制御手段20によって受信した元の楽曲に関するデータに基づき、楽曲情報DB26から元の楽曲を特定し、特徴データを抽出する。具体的には、元の楽曲に関するデータとして、曲タイトル等の楽曲の属性情報を受信するため、その属性情報に基づき、楽曲情報DB26に格納されている楽曲情報テーブル60から、楽曲コード61を特定する。そして、特定した楽曲コード61に対応付けて楽曲情報DB26に格納されている特徴データを抽出する。その後、制御部10は、処理をステップS112に移す。
ステップS112では、制御部10は、楽曲情報DB26から順番に楽曲を1つ読み出す。具体的には、楽曲情報DB26に格納された楽曲情報テーブル60において、楽曲のレコードを1つ読み出す。その後、制御部10は、処理をステップS113に移す。
ステップS113では、制御部10(比較手段22)は、元の楽曲の特徴データと、読み出した楽曲の特徴データとを比較する。その後、制御部10は、処理をステップS114に移す。
ステップS114では、制御部10は、比較した特徴データの項目の値が一致したか否かを判断する。具体的には、例えば、元の楽曲のスケール63の値と、読み出した楽曲のスケール63の値とが一致するか否かを判断したり、元の楽曲のキー64の値と、読み出した楽曲のキー64の値とが一致するか否かを判断する。特徴データの項目の値が一致している場合(ステップS114の処理でYESが判断される場合)には、制御部10は、処理をステップS115に移す。他方、特徴データの項目の値が一致していない場合(ステップS114の処理でNOが判断される場合)には、制御部10は、処理をステップS116に移す。
ステップS115では、制御部10(付与後データ作成手段23)は、一致した特徴データに対応した重み付けを、重み付けDB27から抽出して付与後データを作成する。具体的には、上述の図5で説明したような付与後データテーブル80のレコードを作成し、該当の項目に重み付けを付与する。その後、制御部10は、処理をステップS116に移す。
ステップS116では、制御部10は、全ての特徴データについて、ステップS113の比較を行ったか否かを判断する。全ての特徴データに関して比較をした場合(ステップS116の処理でYESが判断される場合)には、制御部10は、処理をステップS117に移す。他方、全ての特徴データに関して比較をしていない場合(ステップS116の処理でNOが判断される場合)には、制御部10は、処理をステップS113に移し、比較していない他の特徴データに関して、ステップS113からステップS115の処理を引続き行う。
ステップS117では、制御部10は、楽曲情報DB26内の全ての楽曲に対して処理を行ったか否かを判断する。全ての楽曲に対して処理を行った場合(ステップS117の処理でYESが判断される場合)には、制御部10は、処理をステップS118に移す。他方、全ての楽曲に対して処理を行っていない場合(ステップS117の処理でNOが判断される場合)には、制御部10は、処理をステップS112に移し、処理を行っていない楽曲に対してステップS112からステップS116の処理を引続き行う。
ステップS118では、制御部10は、ステップS115で作成した付与後データに対して付与された重み付けが多い順に、付与後データをソートする。具体的には、上述の図5で説明した合計89の値が大きい順にレコードを並べ替える。その後、制御部10は、処理をステップS119に移す。
ステップS119では、制御部10(第1の楽曲情報抽出手段24a)は、付与後データに基づき楽曲情報DB26から抽出した抽出結果データを作成する。具体的には、付与後データDB28の付与後データのうちの合計89の値が大きいものから順番に、例えば5レコード抽出し、抽出したレコードの楽曲コード81が一致する楽曲情報DB26の楽曲コード61に対応する曲タイトル62等の属性情報と、付与後データDB28の合計89と、を抽出する。その後、制御部10は、本処理を終了する。
以上のように、サーバ1は、当該楽曲と関連する楽曲を、楽曲の特徴を表す特徴データが一致したか否かにより判断する。また、特徴データには、それぞれ重み付けを有し、各特徴データの特性に合わせて重み付け値が異なるように構成されている。その結果、ユーザにとって似ていると思わせるような、ユーザの嗜好に合った楽曲を抽出することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施例に記載されたものに限定されるものではない。
本実施例では、元の特徴データと、楽曲情報DBの楽曲の特徴データとを比較し、一致している場合にポイントを付与する構成として説明したが、これに限られない。許容範囲を指定してその範囲内であれば、一致している場合と同様にポイントを付与する構成としてもよいし、一致している場合の半分のポイントを付与してもよい。さらには、一致している度合いを評価し、その結果に応じてポイントを付与する構成としてもよい。
また、本実施例では、重み付けのデータはサーバの記憶部に記憶する構成として説明したが、これに限られない。端末から受信した重み付けのデータを用いても構わない。
さらに、例えば、携帯電話機の着信のメロディや、CD等の通信販売に本発明を用いることができる。一の楽曲に関連する楽曲としてユーザの画面に表示し、販売システムと連携させることにより、ユーザの嗜好に合った楽曲を購入することができ、隠れた名曲に出合うことができる可能性がある。また、購買意欲を高めることができる可能性がある。
また、カラオケに転用することにより、ユーザの嗜好にあった楽曲について歌うことができる可能性がある。
なお、本実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
本実施形態の一例に係る楽曲情報付与システムの構成を示す図である。 本実施形態の一例に係るサーバ及び端末の機能ブロック図である。 本実施形態の一例に係る楽曲情報DBに格納される楽曲情報テーブルの例である。 本実施形態の一例に係る重み付けDBに格納される重み付けテーブルの例である。 本実施形態の一例に係る付与後データDBに格納される付与後データテーブルの例である。 本実施形態の一例に係る端末での表示例である。 本実施形態の一例に係るサーバでのデータの流れを示した図である。 本実施形態の一例に係るメイン処理を示すフローチャートである。 本実施形態の一例に係る楽曲に関するデータ表示処理を示すフローチャートである。 本実施形態の一例に係る似た曲抽出処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 楽曲情報付与サーバ
2 インターネット
3 端末
10 制御部
11 記憶部
13 送信部
14 受信部
20 受信制御手段
21 元楽曲特徴データ抽出手段
22 比較手段
23 付与後データ作成手段
24a 第1の楽曲情報抽出手段
24b 第2の楽曲情報抽出手段
25 送信制御手段
26 楽曲情報DB
27 重み付けDB
28 付与データDB
30 制御部
31 記憶部
32 入力部
33 送信部
34 受信部
35 表示部
60 楽曲情報テーブル
70 重み付けテーブル
80 付与後データテーブル
100 楽曲情報付与システム

Claims (15)

  1. ネットワークを介して接続された端末から送信された処理対象の楽曲である元楽曲を特定する属性情報に基づいて、複数の楽曲に情報を付与する楽曲情報付与サーバであって、
    前記複数の楽曲と、スケール、キー及びテンポの各項目を含む前記楽曲に関する特徴を示す特徴データとを関連付けた楽曲情報データベースと、
    前記端末のユーザごとに、前記ユーザによって予め設定された前記特徴データの各項目重み付けデータを記憶する重み付けデータベースと、
    前記端末から前記元楽曲を特定する属性情報を受信する受信制御手段と、
    受信した前記元楽曲を特定する属性情報に基づいて、前記元楽曲の前記特徴データと、前記楽曲情報データベースの複数の前記楽曲の前記特徴データと、を比較する比較手段と、
    比較された結果に応じて、前記重み付けデータベースを参照して複数の前記楽曲ごと前記端末のユーザに対応する前記特徴データの各項目前記重み付けデータを付与して、付与後データを作成する付与後データ作成手段と、
    前記端末に送信して表示させるために、作成された前記付与後データが有する重み付けをポイント値とすると共に、前記付与後データに基づいて前記元楽曲に関連する楽曲を特定する属性情報を前記楽曲情報データベースから抽出する第1の楽曲情報抽出手段と、
    を備えることを特徴とする楽曲情報付与サーバ。
  2. 請求項1に記載の楽曲情報付与サーバにおいて、
    前記付与後データ作成手段は、前記比較手段による比較の結果、一致している度合いを算出し、その算出結果の度合いに応じた、前記端末のユーザに対応する前記特徴データの各項目前記重み付けデータを、複数の前記楽曲ごとに付与して、前記付与後データを作成することを特徴とする楽曲情報付与サーバ。
  3. 請求項1又は2に記載の楽曲情報付与サーバにおいて、
    前記第1の楽曲情報抽出手段は、前記付与後データ作成手段によって作成された前記付与後データが有する重み付けをポイント値とすると共に、作成された前記付与後データの前記ポイント値が大きいものから順番に、前記元楽曲に関連する楽曲を特定する属性情報を前記楽曲情報データベースから抽出することを特徴とする楽曲情報付与サーバ。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の楽曲情報付与サーバにおいて、
    前記受信制御手段は、前記端末から前記元楽曲に関する前記特徴データを受信し、
    受信した前記特徴データに応じて、楽曲を特定する属性情報を前記楽曲情報データベースから抽出する第2の楽曲情報抽出手段を備えることを特徴とする楽曲情報付与サーバ。
  5. 請求項1からのいずれかに記載の楽曲情報付与サーバにおいて、
    受信した前記元楽曲を特定する属性情報に基づき、前記元楽曲の前記特徴データを前記楽曲情報データベースから抽出する元楽曲特徴データ抽出手段を備えることを特徴とする楽曲情報付与サーバ。
  6. 請求項1からのいずれかに記載の楽曲情報付与サーバにおいて、
    前記受信制御手段は、楽曲のタイトル名、及び楽曲のアーティスト名のいずれか1つを含む前記元楽曲を特定する属性情報を受信することを特徴とする楽曲情報付与サーバ。
  7. 処理対象の楽曲である元楽曲を特定する属性情報に基づいて複数の楽曲に情報を付与する楽曲情報付与サーバとネットワークを介して接続された端末であって、
    前記楽曲情報付与サーバは、
    複数の楽曲と、スケール、キー及びテンポの各項目を含む前記楽曲に関する特徴を示す特徴データとを関連付けた楽曲情報データベースと、
    前記端末のユーザごとに、前記ユーザによって予め設定された前記特徴データの各項目重み付けデータを記憶する重み付けデータベースと、
    を備え、
    前記元楽曲を特定する属性情報を前記楽曲情報付与サーバに送信する送信部と、
    前記元楽曲に関連する楽曲を特定する属性情報を受信する受信部と、
    受信した前記楽曲を特定する属性情報を表示する表示部と、を備え、
    前記受信部は、前記元楽曲を特定する属性情報に基づき、前記元楽曲の前記特徴データと、前記楽曲情報データベースの複数の前記楽曲の前記特徴データと、を比較することにより前記楽曲情報付与サーバにより作成された、複数の前記楽曲ごと前記端末のユーザに対応する前記特徴データの各項目前記重み付けデータを付与した、付与後データを用いて、さらに前記楽曲情報付与サーバにより抽出された前記元楽曲に関連する楽曲を特定する属性情報と、作成された前記付与後データが有する重み付けであるポイント値とを受信し、
    前記表示部は、前記楽曲を特定する属性情報と、前記ポイント値とを表示することを特徴とする端末。
  8. 請求項7に記載の端末において、
    前記送信部は、前記元楽曲に関する前記特徴データを送信し、
    前記受信部は、送信した前記元楽曲に関する前記特徴データに応じて、前記楽曲情報付与サーバにより前記楽曲情報データベースから抽出された楽曲を特定する属性情報を受信することを特徴とする端末。
  9. 請求項7又はに記載の端末において、
    携帯可能であることを特徴とする端末。
  10. 端末と、ネットワークを介して接続された前記端末から送信された処理対象の楽曲である元楽曲を特定する属性情報に基づいて複数の楽曲に情報を付与する楽曲情報付与サーバと、から構成される楽曲情報付与システムであって、
    前記楽曲情報付与サーバは、
    前記複数の楽曲と、スケール、キー及びテンポの各項目を含む前記楽曲に関する特徴を示す特徴データとを関連付けた楽曲情報データベースと、
    前記端末のユーザごとに、前記ユーザによって予め設定された前記特徴データの各項目重み付けデータを記憶する重み付けデータベースと、
    を備え、
    前記端末は、前記元楽曲を特定する属性情報を前記楽曲情報付与サーバに送信する送信部を備え、
    前記楽曲情報付与サーバは、前記元楽曲を特定する属性情報を受信する受信制御手段と、
    受信した前記元楽曲を特定する属性情報に基づいて、前記元楽曲の前記特徴データと、前記楽曲情報データベースの複数の前記楽曲の前記特徴データと、を比較する比較手段と、
    比較された結果に応じて、前記重み付けデータベースを参照して複数の前記楽曲ごと前記端末のユーザに対応する前記特徴データの各項目前記重み付けデータを付与して、付与後データを作成する付与後データ作成手段と、
    作成された前記付与後データが有する重み付けをポイント値とすると共に、前記付与後データに基づいて前記元楽曲に関連する楽曲を特定する属性情報を前記楽曲情報データベースから抽出する第1の楽曲情報抽出手段と、
    を備え、
    前記端末は、
    抽出された前記を特定する属性情報と、前記ポイント値とを受信する受信部と、
    受信した前記楽曲を特定する属性情報と、前記ポイント値とを表示する表示部と、
    を備えることを特徴とする楽曲情報付与システム。
  11. 請求項10に記載の楽曲情報付与システムにおいて、
    前記楽曲情報付与サーバの前記付与後データ作成手段は、前記比較手段による比較の結果、一致している度合いを算出し、その算出結果の度合いに応じた、前記端末のユーザに対応する前記特徴データの各項目前記重み付けデータを、複数の前記楽曲ごとに付与して、前記付与後データを作成することを特徴とする楽曲情報付与システム。
  12. 請求項10又は11に記載の楽曲情報付与システムにおいて、
    前記楽曲情報付与サーバの前記第1の楽曲情報抽出手段は、前記付与後データ作成手段によって作成された前記付与後データが有する重み付けをポイント値とすると共に、作成された前記付与後データの前記ポイント値が大きいものから順番に、前記元楽曲に関連する楽曲を特定する属性情報を前記楽曲情報データベースから抽出することを特徴とする楽曲情報付与システム。
  13. 請求項10から12のいずれかに記載の楽曲情報付与システムにおいて、
    前記端末の前記送信部は、前記元楽曲に関する前記特徴データを送信し、
    前記楽曲情報付与サーバの前記受信制御手段は、前記特徴データを受信し、
    前記楽曲情報付与サーバは、受信した前記特徴データに応じて、楽曲を特定する属性情報を前記楽曲情報データベースから抽出する第2の楽曲情報抽出手段を備え、
    前記端末の前記受信部は、抽出された前記楽曲を特定する属性情報を受信することを特徴とする楽曲情報付与システム。
  14. 請求項10から13のいずれかに記載の楽曲情報付与システムにおいて、
    前記楽曲情報付与サーバは、受信した前記元楽曲を特定する属性情報に基づき、前記元楽曲の前記特徴データを前記楽曲情報データベースから抽出する元楽曲特徴データ抽出手段を備えることを特徴とする楽曲情報付与システム。
  15. 請求項10から14のいずれかに記載の楽曲情報付与システムにおいて、
    前記楽曲情報付与サーバの受信制御手段は、楽曲のタイトル名、及び楽曲のアーティスト名のいずれか1つを含む前記元楽曲を特定する属性情報を受信することを特徴とする楽曲情報付与システム。
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