JP4916749B2 - テレビ電話システム及びテレビ電話端末装置並びにテレビ電話画像表示方法 - Google Patents

テレビ電話システム及びテレビ電話端末装置並びにテレビ電話画像表示方法 Download PDF

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Description

この発明は、テレビ電話システム及びテレビ電話端末装置並びにテレビ電話画像表示方法に関する。
近年、携帯通信端末装置を用いたテレビ電話システム(a video telephone system)の普及が進んでいる。テレビ電話システムは、遠隔地の通話相手との間で、テレビ電話端末装置に搭載又は接続されたカメラにより撮像した撮像データを音声データと共に送受信するものである。また、テレビ会議システム(a video conference system)のように、複数人の音声データと撮像データを送受信するシステムもテレビ電話システムの一種である。
このテレビ電話システムには、電話網を利用した回線交換方式だけでなく、音声データ及び撮像データをインターネットを通じて送受信するパケット交換方式も開発されている。一般的に、パケット交換方式のテレビ電話システムは、IP(Internet Protocol)テレビ電話と言われ回線交換方式に比べて通話料が安価なため、回線交換方式から移行する動きが顕著である。
このような、従来のテレビ電話システムによるテレビ電話通話を行った場合の、テレビ電話端末装置の表示画面における表示例について説明する。
従来のテレビ電話システムに用いられるテレビ電話端末装置は、表示画面の表面方向と該方向の反対方向にそれぞれカメラレンズを配置した、第1と第2の2個のカメラ(撮像手段)を有している。第1カメラは、表示画面方向を撮像する(所謂「自分撮り」)ことができ、第2カメラは、表示画面と反対の方向を撮像することができる。
図20は、従来のテレビ電話端末装置を用いてテレビ電話通話を行った場合の表示画面における表示例を示し、(a)は通話者Aが第1カメラで撮像した画像の説明図、(b)は(a)の状態で通話者Bのテレビ電話端末装置が受信した画像の説明図、(c)は通話者Aが第2カメラで撮像した画像の説明図、(d)は(c)の状態で通話者Bのテレビ電話端末装置が受信した画像の説明図である。
図20においては、通話者Aと通話者Bが、何れも第1と第2の2個のカメラを有するテレビ電話端末装置を用いてテレビ電話通話を行っており、通話者Aは、第1カメラで人物(通話者)を、第2カメラでテレビ電話端末装置の後背風景をそれぞれ撮像し、通話者Bは、常に第1カメラで人物を撮像している。そして、通話者Aが第1カメラで撮像した画像を通話者Bに送信し通話者Bが受信した場合((a),(b)参照)と、通話者Aが第2カメラで撮像した画像を通話者Bに送信し通話者Bが受信した場合((c),(d)参照)を示している。
つまり、図20に示すように、通話者Aが第1カメラで撮像した画像を通話者Bに送信した場合、通話者Aのテレビ電話端末装置では、通話者Aのテレビ電話端末装置で撮像した人物画が表示手段下部に、通話者Bのテレビ電話端末装置から受信した画像が表示手段上部に、それぞれ表示され((a)参照)、通話者Bのテレビ電話端末装置では、通話者Aのテレビ電話端末装置から受信した人物画が表示手段上部に、通話者Bのテレビ電話端末装置で撮像した画像が表示手段下部に、それぞれ表示される((b)参照)。
また、通話者Aが第2カメラで撮像した画像を通話者Bに送信した場合、通話者Aのテレビ電話端末装置では、通話者Aのテレビ電話端末装置で撮像した風景画が表示手段下部に、通話者Bのテレビ電話端末装置から受信した画像が表示手段上部に、それぞれ表示され((c)参照)、通話者Bのテレビ電話端末装置では、通話者Aのテレビ電話端末装置から受信した風景画が表示手段上部に、通話者Bのテレビ電話端末装置で撮像した画像が表示手段下部に、それぞれ表示される((d)参照)。
このような、従来のテレビ電話システムとして、例えば、「デジタル電子カメラ」(特許文献1参照)が知られている。
特開平11−136554号公報
しかしながら、従来のテレビ電話システムで通話をする場合、表示画面には、通常、相手テレビ電話端末装置から受信した画像及び自テレビ電話端末装置にて撮像した画像の2つの画像が表示されるが、表示する画像の種類に関わらず表示レイアウトは一定である。このため、風景等を撮像する場合は、被写体迄の距離が遠いので表示領域が小さいと被写体を認識し難く、通話相手は詳細な情報を認識することが困難になる。特に、携帯電話機のように表示画面が小さい場合には顕著である。
この発明の目的は、表示画面に表示する画像の種類に応じて表示画面の表示レイアウトを変更することができるテレビ電話システム及びテレビ電話端末装置並びにテレビ電話画像表示方法を提供することである。
上記目的を達成するため、この発明に係るテレビ電話システムは、テレビ電話端末装置の間で撮影画像データ及び音声データを送受信するテレビ電話システムであって、送信側のテレビ電話端末装置は、被写体を撮影している撮影方向を示す情報を受信側のテレビ電話端末装置に送信し、前記受信側のテレビ電話端末装置は、前記送信側の撮影方向を示す情報を受信し、該受信した送信側の撮影方向を示す情報に基づいて表示レイアウトを変更することを特徴としている。
また、この発明に係るテレビ電話端末装置は、被写体を撮影する撮影手段と、該撮影手段が撮影している撮影方向を示す情報を取得する取得手段と、通信対象のテレビ電話端末装置が表示レイアウトを変更するために、該取得手段が取得した前記撮影方向を示す情報を、当該通信対象のテレビ電話端末装置へ送信する送信手段と、を有することを特徴としている。
また、この発明に係るテレビ電話端末装置は、送信画像と受信画像を表示する表示手段と、通信対象のテレビ電話端末装置の撮影手段が撮影している撮影方向を示す情報を受信する受信手段と、該受信手段により受信した通信対象側の撮影方向を示す情報に基づいて、前記表示手段における送信画像及び受信画像の少なくとも一方の表示レイアウトを変更する変更手段とを有することを特徴としている。
また、この発明に係るテレビ電話画像表示方法は、送信側のテレビ電話端末装置の撮影手段が撮影している送信側の撮影方向を示す情報を取得し、前記送信側の撮影方向を示す情報を受信側のテレビ電話端末装置へ送信する処理と、前記送信側の撮影方向を示す情報を受信した受信側のテレビ電話端末装置が、前記送信側の撮影方向を示す情報に基づき、前記撮影手段が撮影した撮影画像を表示する表示手段の表示レイアウトを切り替える処理とを有することを特徴としている。
本発明によれば、テレビ電話において、表示画面に表示する画像の種類に応じて表示画面の表示レイアウトを変更することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
(第1実施の形態)
図1は、この発明の第1実施の形態に係るテレビ電話端末装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、テレビ電話端末装置10は、音声データ、撮像(撮影)データ及び撮像属性情報を送受信する通信手段11、ユーザからの入力を受け付ける操作手段12、音声入力を受け付ける音声入力手段13、相手テレビ電話端末装置(通信対象のテレビ電話端末装置)から受信した音声データを出力する音声出力手段14、撮像データを取得する第一撮像手段15と第二撮像手段16、表示を行う表示手段17、及び各手段の制御を行う制御手段18を有している。尚、テレビ電話端末装置10は、撮像データ及び音声データを共に送受信することができる機能を備えた携帯通信端末装置を例示している。
制御手段18は、撮像制御手段19、撮像属性情報生成手段20、表示制御手段21、送信データ生成手段22、及び受信データ解析手段23を有している。撮像制御手段19は、第一撮像手段15と第二撮像手段16の切り替えを制御しており、送信データ生成手段22へ撮像データaを、撮像属性情報生成手段20へ撮像手段選択情報bを、表示制御手段21へ送信撮像データcを、それぞれ送信する。撮像属性情報生成手段20は、撮像属性情報dを生成し、送信データ生成手段22へ撮像属性情報dを送信する。撮像属性情報生成手段20で生成される撮像属性情報dは、第一撮像手段15又は第二撮像手段16のどちらで撮像しているかを示す情報とする。
表示制御手段21は、受信データ解析手段23から、受信撮像属性情報e及び受信撮像データfを、撮像制御手段19から送信撮像データcを、それぞれ入力する。そして、通信手段11を介して相手テレビ電話端末装置から受信した撮像属性情報eに基いて表示レイアウトを決定し、決定した表示レイアウトになるように表示手段17を制御する。つまり、表示制御手段21は、相手テレビ電話端末装置から受信した撮像属性情報eが第一撮像手段15を示す場合には、受信した画像を通常サイズ(デフォルト)で表示するように、相手テレビ電話端末装置から受信した撮像属性情報eが第二撮像手段16を示す場合には、受信した画像を通常サイズよりも大きいサイズで表示するように、表示手段17を制御する。尚、第一撮像手段15と第二撮像手段16の違いについては、後述する。
送信データ生成手段22は、撮像データa及び送信撮像属性情報dの入力により、送信データを生成し、生成した送信データを通信手段11へ送信する。受信データ解析手段23は、通信手段11を介して相手テレビ電話端末装置から受信したデータを解析し、受信撮像属性情報e及び受信撮像データfを表示制御手段21へ送出する。
図2は、図1のテレビ電話端末装置(携帯通信端末装置)が折畳み型、スライド型、回転型のように開閉可能に構成されている場合の該装置が開いている時における外観を示し、(a)は表面側平面図、(b)は裏面側平面図である。図2に示すように、テレビ電話端末装置10は、第1筐体24と第2筐体25を互いに離反・接近するように開閉することができる、例えば、折り畳み式構造を有している。
第1筐体24は、メイン表示画面(表示手段)17を備え、メイン表示画面17方向にカメラレンズを配置した第1カメラ(第一撮像手段)15((a)参照)と、メイン表示画面17方向の反対方向にカメラレンズを配置した第2カメラ(第二撮像手段)16((b)参照)の2個のカメラを有している。第1カメラ15は、表示画面方向を撮像することができユーザを撮影する所謂「自分撮り」カメラである。また、第2カメラ16は、第1カメラ15の撮像方向とは逆向きの方向を撮像することができ風景等を撮影するカメラである。
図3は、図1のテレビ電話端末装置を用いた撮像状況を示す説明図である。図3に示すように、テレビ電話端末装置10は、第1カメラ15で人物(テレビ電話端末装置10を使用している通話者)Hを、第2カメラ16でテレビ電話端末装置10の後背の風景Sを、それぞれ撮像している。
図4は、図1のテレビ電話端末装置を用いてテレビ電話通話を行った場合の表示画面における表示例を示し、(a)は通話者Aが第1カメラで撮像した画像の説明図、(b)は(a)の状態で通話者Bのテレビ電話端末装置が受信した画像の説明図、(c)は通話者Aが第2カメラで撮像した画像の説明図、(d)は(c)の状態で通話者Bのテレビ電話端末装置が受信した画像の説明図である。
図4においては、通話者Aと通話者Bが、何れも第1カメラ15と第2カメラ16の2個のカメラを有するテレビ電話端末装置10を用いてテレビ電話通話を行っており、通話者Aのテレビ電話端末装置は、第1カメラ15で人物(通話者)Hを、第2カメラ16でテレビ電話端末装置10の後背の風景Sを、適宜撮像し、通話者Bのテレビ電話端末装置は、常に第1カメラ15で通話者B(人物)を撮像している。そして、図4は、通話者Aのテレビ電話端末装置が第1カメラ15で撮像した画像を通話者Bのテレビ電話端末装置に送信し通話者Bのテレビ電話端末装置が受信した場合((a),(b)参照)と、通話者Aのテレビ電話端末装置が第2カメラ16で撮像した画像を通話者Bのテレビ電話端末装置に送信し通話者Bのテレビ電話端末装置が受信した場合((c),(d)参照)を示している。
つまり、図4に示すように、通話者Aのテレビ電話端末装置が第1カメラ15で撮像した画像を通話者Bのテレビ電話端末装置に送信した場合、通話者Aのテレビ電話端末装置10では、通話者Aのテレビ電話端末装置10で撮像した人物(通話者A)画Paが表示手段下部に、通話者Bのテレビ電話端末装置から受信した画像、即ち、人物(通話者B)画Pbが表示手段上部に、それぞれ表示され((a)参照)、通話者Bのテレビ電話端末装置10では、通話者Aのテレビ電話端末装置10から受信した人物(通話者A)画Paが表示手段上部に、通話者Bのテレビ電話端末装置10で撮像した画像、即ち、人物(通話者B)画Pbが表示手段下部に、それぞれ表示される((b)参照)。
また、通話者Aのテレビ電話端末装置が第2カメラ16で撮像した画像を通話者Bのテレビ電話端末装置に送信した場合、通話者Aのテレビ電話端末装置10では、通話者Aのテレビ電話端末装置10で撮像した画像、即ち、風景画Psが表示手段下部に、通話者Bのテレビ電話端末装置10から受信した画像、即ち、人物(通話者B)画Pbが表示手段上部に、それぞれ表示され((c)参照)、通話者Bのテレビ電話端末装置10では、通話者Aのテレビ電話端末装置10から受信した画像、即ち、風景画Psが拡大して表示手段上部に、通話者Bのテレビ電話端末装置10で撮像した画像、即ち、人物(通話者B)画Pbが縮小して表示手段下部に、それぞれ表示される((d)参照)。
従って、通話者Aのテレビ電話端末装置10が風景Sを撮像した場合、通話者Aのテレビ電話端末装置10における表示画像(表示手段下部)である風景画Psは、人物Hを撮像した場合と同じ大きさであるが、通話者Bのテレビ電話端末装置10における表示画像(表示手段上部)である風景画Psは、通話者Aのテレビ電話端末装置10から受信した画像を拡大して表示するので、人物を撮像した場合より大きくなり、視認性が向上する。
このとき、通話者Bのテレビ電話端末装置10における表示画像(表示手段下部)である人物(通話者B)画Pbは縮小して表示される。
次に、撮像属性情報の生成及び送信に関する処理手順について説明する。撮像属性情報の生成及び送信は、常時行なうとテレビ電話端末装置10の処理負荷及び通信負荷となるため、所定間隔毎に生成及び送信するか、或いは撮像手段(第1カメラ15・第2カメラ16)切替時にのみ生成及び送信することが考えられる。
先ず、撮像属性情報を所定間隔毎に生成及び送信する場合について説明する。
所定間隔毎に生成及び送信する場合の例として、MPEG(Moving Picture coding Experts Group)のIフレーム画像毎に生成及び送信する方法が考えられる。MPEG画像のデコードにはIフレーム画像が必須となるため、Iフレーム画像以外のフレーム送信時に撮像属性情報を送信する必要はない。
図5は、撮像属性情報をIフレーム画像送信時に送信する場合における撮像属性情報送信間隔を示す説明図である。図5に示すように、ここでは、15フレームにつき1回の頻度で撮像属性情報を生成及び送信するため、常時行なう場合に比べ、テレビ電話端末装置の処理負荷及び通信負荷を軽減することが可能になる。
図6は、撮像属性情報をIフレーム画像送信時に送信する場合における送信制御手順を示すフローチャートである。図6に示すように、先ず、操作手段12から得られる操作信号に基づきテレビ電話通話を開始するか否かを判断し(ステップS101)、判断の結果、テレビ電話通話を開始する(yes)場合、撮像制御手段19が、最初に第1カメラ15を選択して撮像を行い(ステップS102)、その後、撮像属性情報生成手段20が第1カメラ15を選択していることを示す撮像属性情報を生成し(ステップS103)、通信手段11によって撮像属性情報を送信する(ステップS104)。以降、ループを開始し(ステップS105)、テレビ電話通話を終話するまで処理を繰り返す。
一方、ステップS101での判断の結果、テレビ電話通話を開始しない(no)場合、判断を繰り返す。
撮像属性情報を送信した後、撮像制御手段19は、操作手段12で撮像手段(第1カメラ15・第2カメラ16)の切替操作があったか否かを判断し(ステップS106)、切替操作があった(yes)場合、これまで第1カメラ15・第2カメラ16のどちらで撮像していたか、即ち、現在使用中の撮像手段は何かを判断する(ステップS107)。判断の結果、第1カメラ15を使用していた(第一)場合、撮像制御手段19は、使用対象を第1カメラ15から第2カメラ16に切り替え(ステップS108)、第2カメラ16を使用していた(第二)場合、撮像制御手段19は、使用対象を第2カメラ16から第1カメラ15に切り替える(ステップS109)。
撮像制御手段19による撮像手段の切り替えの後、制御手段18は、Iフレーム画像を送信するタイミングか否かを判断し(ステップS110)、Iフレーム画像を送信するタイミングである(yes)場合、現在使用中の撮像手段を判断する(ステップS111)。判断の結果、第1カメラ15を使用していた(第一)場合、撮像属性情報生成手段20が第1カメラ15を選択していることを示す撮像属性情報を生成し(ステップS112)、第2カメラ16を使用していた(第二)場合、撮像属性情報生成手段20が第2カメラ16を選択していることを示す撮像属性情報を生成する(ステップS113)。
その後、通信手段11が、生成した撮像属性情報を送信する(ステップS114)。そして、テレビ電話通話の終話条件が満たされることにより、ループを終了して、処理を終了する。
一方、ステップS110において、Iフレーム画像を送信するタイミングでない(no)場合、ループ処理に戻る。
続いて、撮像属性情報を撮像手段切替時に生成及び送信する場合について説明する。
撮像手段切替時にのみ撮像属性情報を生成及び送信するため、前述の撮像属性情報を所定間隔毎に生成及び送信する場合に比べ、撮像属性情報の変化を直ちに伝えることが可能であり、且つ、撮像属性情報の生成及び送信が必要最小限で済むため、テレビ電話端末装置の処理負荷及び通信負荷を、更に軽減することができる。
但し、本発明では、テレビ電話通話に無線通信を用いるため、通信環境の悪化等により情報が欠落することが想定され、その際に撮像属性情報が欠落すると、撮像手段の切り替えが行なわれたことを相手テレビ電話端末装置において認識できず、表示レイアウトが適切に変更できない虞がある。
従って、撮像属性情報の送信時には、相手テレビ電話端末装置において正しく受信したか否かをACK(ACKnowledgement)を用いて確認することが必要となり、正しく受信できなかった場合には、撮像属性情報を再送信する等の処理を行なうことが望ましいが、以下の説明では省略する。
図7は、撮像属性情報を撮像手段切替時に送信する場合における送信制御手順を示すフローチャートである。図7に示すように、先ず、操作手段12から得られる操作信号に基づきテレビ電話通話を開始するか否かを判断し(ステップS201)、判断の結果、テレビ電話通話を開始する(yes)場合、撮像制御手段19が、最初に第1カメラ15を選択して撮像を行い(ステップS202)、その後、撮像属性情報生成手段20が第1カメラ15を選択していることを示す撮像属性情報を生成し(ステップS203)、通信手段11によって撮像属性情報を送信する(ステップS204)。以降、ループを開始し(ステップS205)、テレビ電話通話を終話するまで処理を繰り返す。
一方、ステップS201での判断の結果、テレビ電話通話を開始しない(no)場合、判断を繰り返す。
撮像属性情報を送信した後、撮像制御手段19は、操作手段12で撮像手段の切替操作があったか否かを判断し(ステップS206)、切替操作があった(yes)場合、これまで第1カメラ15・第2カメラ16のどちらで撮像していたか、即ち、現在使用中の撮像手段は何かを判断する(ステップS207)。
判断の結果、第1カメラ15を使用していた(第一)場合、撮像制御手段19は、使用対象を第1カメラ15から第2カメラ16に切り替え(ステップS208)、撮像属性情報生成手段20が、第2カメラ16を選択し使用中であることを示す撮像属性情報を生成する(ステップS209)。一方、第2カメラ16を使用していた(第二)場合、撮像制御手段19は、使用対象を第2カメラ16から第1カメラ15に切り替え(ステップS210)、撮像属性情報生成手段20が、第1カメラ15を選択し使用中であることを示す撮像属性情報を生成する(ステップS211)。
その後、生成した撮像属性情報を通信手段11に送り、通信手段11は、撮像属性情報を送信する(ステップS212)。そして、テレビ電話通話の終話条件が満たされることにより、ループを終了し、処理を終了する。
一方、ステップS206において、操作手段12で撮像手段の切替操作がなかった(no)場合、ループ処理に戻る。
次に、撮像属性情報の受信により表示レイアウトを変更する処理手順について説明する。
図8は、表示レイアウトを変更する表示制御手順を示すフローチャートである。図8に示すように、先ず、操作手段12から得られる操作信号に基づきテレビ電話通話を開始するか否かを判断し(ステップS301)、判断の結果、テレビ電話通話を開始する(yes)場合、表示制御手段21は、最初に、表示画面17における表示レイアウトを、通常表示モード、即ち、通話者Aのテレビ電話端末装置が第1カメラ15で撮像した状態で通話者Bのテレビ電話端末装置が受信した画像(図4(b)参照)と同様の表示レイアウトに設定する(ステップS302)。
以降、ループを開始し(ステップS303)、テレビ電話通話を終話するまで処理を繰り返す。
一方、ステップS301での判断の結果、テレビ電話通話を開始しない(no)場合、判断を繰り返す。
表示レイアウトを通常表示モードに設定した後、表示制御手段21は、通信手段11が受信した受信データを解析し(ステップS304)、撮像属性情報があるか否かを判断し(ステップS305)、撮像属性情報がある(yes)場合、通話相手から受信した撮像属性情報が第1カメラ15・第2カメラ16のどちらを示すか、即ち、通話相手が現在使用中の撮像手段は第1カメラ15か第2カメラ16かを判断する(ステップS306)。
判断の結果、撮像属性情報が第1カメラ15を示す(第一)場合、表示制御手段21は、表示レイアウトを通常表示モードに設定し(ステップS307)、撮像属性情報が第2カメラ16を示す(第二)場合、表示制御手段21は、表示レイアウトを、受信画像拡大表示モード、即ち、通話者Aのテレビ電話端末装置が第2カメラ16で撮像した状態で通話者Bのテレビ電話端末装置が受信した画像(図4(d)参照)と同様の表示レイアウトに設定する(ステップS308)。
その後、表示制御手段21に指示された表示レイアウトに従って、画像、その他の情報が表示画面17に表示される(ステップS309)。そして、テレビ電話通話の終話条件が満たされることにより、ループを終了し、処理を終了する。
一方、ステップS305において、撮像属性情報がない(no)場合、表示画面17に画面表示が行われた(ステップS309)後、ループ処理に戻る。
上述したように、本実施の形態によれば、撮像属性情報を送受信することで表示レイアウトの切り替えを行なう。これにより、第2カメラ16による撮像データを受信していると認識した場合には、第1カメラによる撮影に比べ被写体迄の距離が遠い風景画などの可能性が高いため、視認性が良くなるように受信画像を拡大表示する表示レイアウトに変更することができる。
図9は、図1のテレビ電話端末装置の表示画面における表示比率を示す説明図である。図10は、図9の表示画面における表示比率による表示例を示し、(a)は送信画像及び受信画像が共に第一撮像部の場合の説明図、(b)は送信画像が第二撮像部、受信画像が第一撮像部の場合の説明図、(c)は送信画像が第一撮像部、受信画像が第二撮像部の場合の説明図、(d)は送信画像及び受信画像が共に第二撮像部の場合の説明図である。
図9に示すように、テレビ電話端末装置10の表示画面17における表示面積を10として、送信画像及び受信画像が共に第一撮像部(第1カメラ15)の場合、受信画像と送信画像とガイド部の面積比率を3:2:5とし(図10(a)参照)、同様に、送信画像が第二撮像部(第2カメラ16)、受信画像が第一撮像部の場合、受信画像と送信画像とガイド部の面積比率を2:3:5とする(図10(b)参照)。
同様に、送信画像が第一撮像部、受信画像が第二撮像部の場合、受信画像と送信画像とガイド部の面積比率を4:1:5とし(図10(c)参照)、同様に、送信画像及び受信画像が共に第二撮像部の場合、受信画像と送信画像とガイド部の面積比率を3:2:5とする(図10(d)参照)。
なお、この表示比率は、テレビ電話端末装置の各ユーザが任意の比率に設定することができるようにしても良い。
図11は、この発明の第1実施の形態に係るテレビ電話端末装置の他の構成を示すブロック図である。図11に示すように、テレビ電話端末装置26は、制御手段27の撮像属性情報生成手段20が、送信データ生成手段22へ撮像属性情報dを出力するのに加え、表示制御手段21へ、送信撮像属性情報gを出力する。
これにより、表示制御手段21は、相手テレビ電話端末装置から受信した撮像属性情報e、及び自テレビ電話端末装置が被写体を撮影している撮影方向を示す情報である送信撮像属性情報gに基いて、表示レイアウトを決定し、決定した表示レイアウトになるように表示手段17を制御する。その他の構成及び作用は、テレビ電話端末装置10と同様である。
このように、表示制御手段21へも送信撮像属性情報gが入力することにより、受信側のテレビ電話端末装置の撮影状況を考慮した最適な表示レイアウトを行うことができる。
(第2実施の形態)
図12は、この発明の第2実施の形態に係るテレビ電話端末装置の構成を示すブロック図である。図12に示すように、テレビ電話端末装置30は、音声データ、撮像データ及び撮像属性情報を送受信する通信手段11、ユーザからの入力を受付ける操作手段12、音声入力を受付ける音声入力手段13、相手テレビ電話端末装置から受信した音声データを出力する音声出力手段14、表示を行う表示手段17、撮像データを取得する撮像手段31、撮像方向を検出する撮像方向検出手段32、及び各手段の制御を行う制御手段33を有している。
即ち、テレビ電話端末装置30は、撮像データを取得する第1カメラ15と第2カメラ16の2個のカメラに代えて、1個の撮像手段(カメラ)31を有すると共に、カメラ31の向きを検出する撮像方向検出手段32を有しており、更に、制御手段18に代えて制御手段33を有している。その他の構成及び作用は、第1実施の形態に係るテレビ電話端末装置10と同様である。
図13は、図12のテレビ電話端末装置(携帯通信端末装置)が折畳み型、スライド型、回転型のように開閉可能に構成されている場合の該装置が開いている時における外観を示し、(a)は表面側平面図、(b)は裏面側平面図であり、図14は、図13のテレビ電話端末装置(携帯通信端末装置)が折畳み型、スライド型、回転型のように開閉可能に構成されている場合の該装置が開いている時における外観図に対応したカメラ装着側面を示し、(a)はカメラをメイン表示画面17方向に向けた状態の側面図、(b)はカメラをメイン表示画面17方向の反対方向に向けた状態の側面図である。
図13及び図14に示すように、テレビ電話端末装置30は、第1筐体34と第2筐体25(図2参照)を互いに離反・接近するように開閉することができる、例えば、折り畳み式構造を有している。表示画面(表示手段)17を備えた第1筐体34の側面には、カメラ31が装着されている。即ち、第1筐体34は、第1カメラ15と第2カメラ16に代えてカメラ31が設けられている他は、第1筐体24と同様の構成を有している。
このカメラ31は、第1筐体34の側面に突設された軸部を回動軸として回動自在に取り付けられており、筐体側方に位置するカメラレンズを、メイン表示画面17側(図13、図14(a)参照)或いはメイン表示画面17方向の反対側(図14(b)参照)に向けることができる。従って、カメラ31は、メイン表示画面17方向(図14(a)白抜き矢印参照)、或いはメイン表示画面17方向とは逆向きのメイン表示画面17方向の反対方向(図14(b)白抜き矢印参照)の何れの方向も、自由に撮像することができる。なお、以後、メイン表示画面17方向を第一撮像方向D1、メイン表示画面17方向の反対方向を第二撮像方向D2と称する。
そして、カメラレンズの回動に伴うカメラ31の撮像方向は、撮像方向検出手段32によって検出され、検出データは、後述する撮像属性情報生成手段35へ送られる。
制御手段33は、撮像制御手段19及び撮像属性情報生成手段20の代わりに、撮像属性情報を生成する撮像属性情報生成手段35を有している。その他の構成及び作用は、第1実施の形態に係る制御手段18と同様である。
撮像属性情報生成手段35は、送信撮像属性情報gを、送信データ生成手段22へ送信する。また、表示制御手段21には、カメラ31から撮像データaが送信される。この撮像属性情報生成手段35により生成される撮像属性情報は、カメラ31が、第一撮像方向D1或いは第二撮像方向D2のどちらで撮像しているかを示す情報とする。
表示制御手段21は、相手テレビ電話端末装置から受信した撮像属性情報eが第一撮像方向D1(図14(a)参照)を示す場合は、受信した画像を通常サイズ(デフォルト)で表示するように、相手テレビ電話端末装置から受信した撮像属性情報eが第二撮像方向D2(図14(b)参照)を示す場合は、通常よりも大きい拡大サイズで表示するように、それぞれ表示手段17を制御する。
図15は、図12のテレビ電話端末装置を用いた撮像状況を示す説明図である。図15に示すように、テレビ電話端末装置30は、カメラ15を第一撮像方向D1に向けて人物(テレビ電話端末装置30を使用している通話者)Hを、カメラ31を第二撮像方向D2に向けてテレビ電話端末装置30の後背の風景Sを、適宜撮像可能である。第一撮像方向D1で撮像することは、第1実施の形態における第一撮像手段15で撮像することに相当し、第二撮像方向D2で撮像することは、第1実施の形態における第二撮像手段16で撮像することに相当する。
通話者Aと通話者Bがテレビ電話通話を行っている場合の第2実施の形態における表示例については、第1実施の形態における表示例(図4参照)と同様であるため、ここでの説明は省略する。
次に、撮像属性情報の生成及び送信に関する処理手順について説明する。撮像属性情報の生成及び送信は、第1実施の形態における場合と同様に、所定間隔毎に生成及び送信するか、或いは撮像方向切替時にのみ生成及び送信することが考えられる。
先ず、撮像属性情報を所定間隔毎に生成及び送信する場合について説明する。
所定間隔毎に生成及び送信する場合の例として、第1実施の形態における場合と同様に、MPEG(Moving Picture coding Experts Group)のIフレーム画像毎に生成及び送信する方法が考えられる。
図16は、撮像属性情報をIフレーム画像送信時に送信する場合における送信制御手順を示すフローチャートである。図16に示すように、先ず、操作手段12から得られる操作信号に基づきテレビ電話通話を開始するか否かを判断し(ステップS401)、判断の結果、テレビ電話通話を開始する(yes)場合、それ以降、ループを開始し(ステップS402)、テレビ電話通話を終話するまで処理を繰り返す。
一方、ステップS401での判断の結果、テレビ電話通話を開始しない(no)場合、判断を繰り返す。
テレビ電話通話を開始した後、制御手段33は、Iフレーム画像を送信するタイミングか否かを判断し(ステップS403)、Iフレーム画像を送信するタイミングである(yes)場合、撮像方向検出手段32は、カメラ31の撮像方向を検出し(ステップS404)、その後、撮像方向が第一撮像方向D1か否か、即ち、カメラ31が第一撮像方向D1を撮影(撮像)中か否かを判断する(ステップS405)。
判断の結果、カメラ31が第一撮像方向D1を撮影中(yes)である場合、撮像属性情報生成手段35が第一撮像方向D1を撮像中であることを示す撮像属性情報を生成する(ステップS406)。一方、カメラ31が第一撮像方向D1を撮影中でない(no)場合、撮像属性情報生成手段35が第二撮像方向D2を撮像中であることを示す撮像属性情報を生成する(ステップS407)。
その後、通信手段11が、生成した撮像属性情報を送信する(ステップS408)。そして、テレビ電話通話の終話条件が満たされることにより、ループを終了して、処理を終了する。
一方、ステップS403において、Iフレーム画像を送信するタイミングでない(no)場合、ループ処理に戻る。
続いて、撮像属性情報を撮像手段切替時に生成及び送信する場合について説明する。
図17は、撮像属性情報を撮像手段切替時に送信する場合における送信制御手順を示すフローチャートである。図17に示すように、先ず、操作手段12から得られる操作信号に基づきテレビ電話通話を開始するか否かを判断し(ステップS501)、判断の結果、テレビ電話通話を開始する(yes)場合、撮像方向検出手段32が、カメラ31の撮像方向を検出する(ステップS502)。一方、ステップS501での判断の結果、テレビ電話通話を開始しない(no)場合、判断を繰り返す。
カメラ31の撮像方向を検出した後、撮像方向が第一撮像方向D1か否か、即ち、カメラ31が第一撮像方向D1を撮影(撮像)中か否かを判断する(ステップS503)。判断の結果、第一撮像方向D1で撮影(撮像)中である(yes)場合、カレント撮像方向情報として「第一撮像方向」を保存し(ステップS504)、その後、撮像属性情報生成手段35が第一撮像方向D1を撮像中であることを示す撮像属性情報を生成する(ステップS505)。
一方、ステップS503での判断の結果、第一撮像方向D1で撮影(撮像)中でない(no)場合、カレント撮像方向情報として「第二撮像方向」を保存し(ステップS506)、その後、撮像属性情報生成手段35が第二撮像方向D2を撮像中であることを示す撮像属性情報を生成する(ステップS507)。
撮像属性情報を生成した後、通信手段11が撮像属性情報を送信し(ステップS508)、それ以降、ループを開始し(ステップS509)、テレビ電話通話を終話するまで処理を繰り返す。
次に、撮像方向検出手段32は、カメラ31の撮像方向を検出し(ステップS510)、その後、検出した撮像方向がカレント撮像方向情報と一致するか否かを判断する(ステップS511)。判断の結果、カレント撮像方向情報と一致しない(no)場合、撮像方向が第一撮像方向D1か否か、即ち、カメラ31が第一撮像方向D1を撮影中か否かを判断する(ステップS512)。判断の結果、第一撮像方向D1で撮影中である(yes)場合、カレント撮像方向情報として「第一撮像方向」を上書き保存し(ステップS513)、その後、撮像属性情報生成手段35が第一撮像方向D1を撮像中であることを示す撮像属性情報を生成する(ステップS514)。
一方、ステップS512での判断の結果、第一撮像方向D1で撮影中でない(no)場合、カレント撮像方向情報として「第二撮像方向」を上書き保存し(ステップS515)、その後、撮像属性情報生成手段35が第二撮像方向D2を撮像中であることを示す撮像属性情報を生成する(ステップS516)。
その後、通信手段11が、生成した撮像属性情報を送信する(ステップS517)。そして、テレビ電話通話の終話条件が満たされることにより、ループを終了して、処理を終了する。
一方、ステップS511において、カレント撮像方向情報と一致する(yes)場合、ループ処理に戻る。
次に、撮像属性情報の受信により表示レイアウトを変更する処理手順について説明する。
図18は、表示レイアウトを変更する表示制御手順を示すフローチャートである。図18に示すように、先ず、操作手段12から得られる操作信号に基づきテレビ電話通話を開始するか否かを判断し(ステップS601)、判断の結果、テレビ電話通話を開始する(yes)場合、表示制御手段21は、最初に、表示画面17における表示レイアウトを、通常表示モード、即ち、通話者Aのテレビ電話端末装置が第1カメラ15で撮像した状態で通話者Bのテレビ電話端末装置が受信した画像(図4(b)参照)と同様の表示レイアウトに設定する(ステップS602)。
以降、ループを開始し(ステップS603)、テレビ電話通話を終話するまで処理を繰り返す。
一方、ステップS601での判断の結果、テレビ電話通話を開始しない(no)場合、判断を繰り返す。
次に、表示制御手段21は、通信手段11が受信した受信データを解析し(ステップS604)、撮像属性情報があるか否かを判断する(ステップS605)。判断の結果、撮像属性情報がある(yes)場合、通話相手から受信した撮像属性情報が第一撮像方向D1或いは第二撮像方向D2のどちらを示すか、即ち、通話相手が撮影中の撮像方向が第一撮像方向D1か、それとも第二撮像方向D2かを判断する(ステップS606)。
ステップS606での判断の結果、撮像属性情報が第1撮像方向D1を示す(第一)場合、表示制御手段21は、表示レイアウトを通常表示モードに設定し(ステップS607)、撮像属性情報が第2撮像方向D2を示す(第二)場合、表示制御手段21は、表示レイアウトを、受信画像拡大表示モード、即ち、通話者Aのテレビ電話端末装置が第2カメラ16で撮像した状態で通話者Bのテレビ電話端末装置が受信した画像(図4(d)参照)と同様の表示レイアウトに設定する(ステップS608)。
その後、表示制御手段21に指示された表示レイアウトに従って、画像、その他の情報が表示画面17に表示される(ステップS609)。そして、テレビ電話通話の終話条件が満たされることにより、ループを終了し、処理を終了する。
一方、ステップS605において、撮像属性情報がない(no)場合、表示画面17に画面表示が行われた(ステップS609)後、ループ処理に戻る。
上述したように、本実施の形態によれば、撮像属性情報を送受信することで表示レイアウトの切り替えを行なう。これにより、第二撮像方向D2による撮像データを受信していると認識した場合には、第1撮像方向D1に比べ被写体迄の距離が遠い風景画などである可能性が高いため、視認性が良くなるように受信画像を拡大表示する表示レイアウトに変更することができる。
図19は、この発明の第2実施の形態に係るテレビ電話端末装置の他の構成を示すブロック図である。図19に示すように、テレビ電話端末装置40は、カメラ31から、送信データ生成手段22へ撮像データaが出力されるのに加え、表示制御手段21へも、撮像データaが出力される。更に、撮像属性情報生成手段35により生成される撮像属性情報gが表示制御手段21に入力される。その他の構成及び作用は、テレビ電話端末装置10と同様である。
このように、表示制御手段21へも撮像属性情報gが入力することにより、受信側のテレビ電話端末装置の撮影状況を考慮した最適な表示レイアウトを行うことができる。
このように、この発明によれば、送信側のテレビ電話端末装置により、被写体を撮影している撮影方向を示す情報が受信側のテレビ電話端末装置に送信され、受信側のテレビ電話端末装置により、撮影方向を示す情報が受信され、受信した撮影方向を示す情報に基づいて表示レイアウトが変更される。
これにより、テレビ電話において、表示画面に表示する画像の種類に応じて表示画面の表示レイアウトを変更することができる。
つまり、本発明によれば、通信対象テレビ電話端末装置から受信した撮像状況に関する情報に基いて、自テレビ電話端末装置にて撮像中の画像及び通信対象テレビ電話端末装置から受信した画像の表示を、通信対象テレビ電話端末装置の撮像状況に応じた、ユーザにとって見易い表示レイアウトに自動的に変更することができる。更に、受信した撮像データが、ユーザを撮影するよりも被写体迄の距離が遠い風景画などである可能性が高い場合には、視認性が良くなるように受信画像を拡大表示する表示レイアウトに変更することができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態により説明したが、この実施の形態に限定されるものではない。従って、本発明の趣旨を逸脱することなく変更態様として実施するものも含むものである。
この発明の第1実施の形態に係るテレビ電話端末装置の構成を示すブロック図である。 図1のテレビ電話端末装置(携帯通信端末装置)が折畳み型、スライド型、回転型のように開閉可能に構成されている場合の該装置が開いている時における外観を示し、(a)は表面側平面図、(b)は裏面側平面図である。 図1のテレビ電話端末装置を用いた撮像状況を示す説明図である。 図1のテレビ電話端末装置を用いてテレビ電話通話を行った場合の表示画面における表示例を示し、(a)は通話者Aが第1カメラで撮像した画像の説明図、(b)は(a)の状態で通話者Bのテレビ電話端末装置が受信した画像の説明図、(c)は通話者Aが第2カメラで撮像した画像の説明図、(d)は(c)の状態で通話者Bのテレビ電話端末装置が受信した画像の説明図である。 撮像属性情報をIフレーム画像送信時に送信する場合における撮像属性情報送信間隔を示す説明図である。 撮像属性情報をIフレーム画像送信時に送信する場合における送信制御手順を示すフローチャートである。 撮像属性情報を撮像手段切替時に送信する場合における送信制御手順を示すフローチャートである。 表示レイアウトを変更する表示制御手順を示すフローチャートである。 図1のテレビ電話端末装置の表示画面における表示比率を示す説明図である。 図9の表示画面における表示比率による表示例を示し、(a)は送信画像及び受信画像が共に第一撮像部の場合の説明図、(b)は送信画像が第二撮像部、受信画像が第一撮像部の場合の説明図、(c)は送信画像が第一撮像部、受信画像が第二撮像部の場合の説明図、(d)は送信画像及び受信画像が共に第二撮像部の場合の説明図である。 この発明の第1実施の形態に係るテレビ電話端末装置の他の構成を示すブロック図である。 この発明の第2実施の形態に係るテレビ電話端末装置の構成を示すブロック図である。 図12のテレビ電話端末装置(携帯通信端末装置)が折畳み型、スライド型、回転型のように開閉可能に構成されている場合の該装置が開いている時における外観を示し、(a)は表面側平面図、(b)は裏面側平面図である。 図13のテレビ電話端末装置(携帯通信端末装置)が折畳み型、スライド型、回転型のように開閉可能に構成されている場合の該装置が開いている時における外観図に対応したカメラ装着側面を示し、(a)はカメラをメイン表示画面17方向に向けた状態の側面図、(b)はカメラをメイン表示画面17方向の反対方向に向けた状態の側面図である。 図12のテレビ電話端末装置を用いた撮像状況を示す説明図である。 撮像属性情報をIフレーム画像送信時に送信する場合における送信制御手順を示すフローチャートである。 撮像属性情報を撮像手段切替時に送信する場合における送信制御手順を示すフローチャートである。 表示レイアウトを変更する表示制御手順を示すフローチャートである。 この発明の第2実施の形態に係るテレビ電話端末装置の他の構成を示すブロック図である。 従来のテレビ電話端末装置を用いてテレビ電話通話を行った場合の表示画面における表示例を示し、(a)は通話者Aが第1カメラで撮像した画像の説明図、(b)は(a)の状態で通話者Bのテレビ電話端末装置が受信した画像の説明図、(c)は通話者Aが第2カメラで撮像した画像の説明図、(d)は(c)の状態で通話者Bのテレビ電話端末装置が受信した画像の説明図である。
符号の説明
10,26,30,40 テレビ電話端末装置
11 通信手段
12 操作手段
13 音声入力手段
14 音声出力手段
15 第1カメラ
16 第2カメラ
17 表示手段
18,27,33 制御手段
19 撮像制御手段
20,35 撮像属性情報生成手段
21 表示制御手段
22 送信データ生成手段
23 受信データ解析手段
24,34 第1筐体
25 第2筐体
31 カメラ
32 撮像方向検出手段
a 撮像データ
b 撮像手段選択情報
c 送信撮像データ
d 撮像属性情報
e 受信撮像属性情報
f 受信撮像データ
g 送信撮像属性情報
A,B 通話者
D1 第一撮像方向
D2 第二撮像方向
H 人物
Pa,Pb 人物画
Ps 風景画
S 風景

Claims (4)

  1. テレビ電話端末装置の間で撮影画像データ及び音声データを送受信するテレビ電話システムであって、
    送信側のテレビ電話端末装置は、被写体を撮影している撮影方向を示す情報を受信側のテレビ電話端末装置に送信し、
    前記受信側のテレビ電話端末装置は、前記送信側の撮影方向を示す情報を受信し、該受信した送信側の撮影方向を示す情報に基づいて表示レイアウトを変更する
    ことを特徴とするテレビ電話システム。
  2. 被写体を撮影する撮影手段と、
    該撮影手段が撮影している撮影方向を示す情報を取得する取得手段と、
    通信対象のテレビ電話端末装置が表示レイアウトを変更するために、該取得手段が取得した前記撮影方向を示す情報を、当該通信対象のテレビ電話端末装置へ送信する送信手段と、
    を有することを特徴とするテレビ電話端末装置。
  3. 送信画像と受信画像を表示する表示手段と、
    通信対象のテレビ電話端末装置の撮影手段が撮影している撮影方向を示す情報を受信する受信手段と、
    該受信手段により受信した通信対象側の撮影方向を示す情報に基づいて、前記表示手段における送信画像及び受信画像の少なくとも一方の表示レイアウトを変更する変更手段と
    を有することを特徴とするテレビ電話端末装置。
  4. 送信側のテレビ電話端末装置の撮影手段が撮影している送信側の撮影方向を示す情報を取得し、前記送信側の撮影方向を示す情報を受信側のテレビ電話端末装置へ送信する処理と、
    前記送信側の撮影方向を示す情報を受信した受信側のテレビ電話端末装置が、前記送信側の撮影方向を示す情報に基づき、前記撮影手段が撮影した撮影画像を表示する表示手段の表示レイアウトを切り替える処理と、
    を有することを特徴とするテレビ電話画像表示方法。
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