JP2004173095A - 携帯テレビ電話装置 - Google Patents

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宗之 橋本
Seiya Tanaka
靖也 田中
Osamu Kitaura
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Abstract

【課題】撮影されている人物の方向にマイクの指向性を合わせる制御を行うと共に、受信音声の出力時の指向性を撮影されている人物に合わせる制御を自動的に行えるようにし、装置の操作性を向上させる。
【解決手段】切替制御部308がカメラ106の撮影レンズの方向により操作者を撮影する場合であると判定すると、入力制御部305は操作者に指向性を合わせるようにマイク102、112からの音声信号を合成して通話相手に送信すると共に、出力制御部306は操作者に出力音声の指向性が合うように通話相手の受信音声をレシーバ101、111に割り振って出力する。操作者以外の人物を撮影する場合であると判定すると、この人物に指向性を合わせるようにマイク102、112からの音声信号を合成して通話相手に送信すると共に、この人物に出力音声の指向性が合うように通信相手の受信音声をレシーバ101、111に割り振って出力する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信による通話機能とカメラ機能とを有し、テレビ電話による通話が可能な携帯テレビ電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯テレビ電話装置では、搭載されているカメラの撮影方向を自在に変えられるような構成が採られている(例えば特許文献1参照)。この構成によって、通話相手に送信できる動画像は操作者のみならず、カメラの撮影方向を向けた操作者以外の人物の動画像をも送ることができる。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−75287号公報 (第4−6頁、第1−2図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の構成では、携帯テレビ電話装置を使用して操作者以外の人物の動画像を通話相手に送るためにカメラの撮影方向を変えて撮影している場合に、集音手段であるマイクロホン(マイク)は操作者の声を集音するために表示側に配置されおり、その指向性は操作者の方向にあるため、操作者以外の人物の声は集音されにくく、通話相手は受像した人物の声が聞き取りにくくなるというおそれがあった。
【0005】
また、撮影されている人物の声をマイクで集音しようとすると、操作者は携帯テレビ電話装置を持ってマイクの指向性を撮影する人物に向ける動作が必要となり、使い勝手が悪いという問題点があった。さらに、通話相手の声を出力するためのレシーバ又はスピーカの指向性が操作者側にあるため、撮影されている人物は通話相手の声が聞き取りにくくなるというおそれがあった。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的は、撮影されている人物の方向にマイクの指向性を合わせる制御を行うと共に、受信音声の出力時の指向性を撮影されている人物の方向に合わせる制御を自動的に行うことができ、装置の操作性を向上させることができる携帯テレビ電話装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の携帯テレビ電話装置は、撮像手段により撮像された撮像動画像を音声と共に送受信する携帯テレビ電話装置であって、前記撮像手段の撮像レンズ方向を変化させる回動手段と、複数の集音手段と、前記撮像レンズ方向の変化を検出する検出手段と、前記検出された撮像レンズ方向に応じて、前記複数の集音手段の一部又は全部から入力される音声信号の割合を制御して合成する入力制御手段と、前記合成された音声信号を送信する音声送信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
上記構成によれば、撮影レンズの方向によって操作者を撮影する場合であると判定されると、操作者に指向性を合わせるように複数の集音手段(マイク)からの音声信号を合成して通話相手に送信し、操作者以外の人物を撮影する場合であると判定されると、この人物に指向性を合わせるように複数の集音手段からの音声信号を合成して通話相手に送信する。これにより、操作者以外の人物を撮影した場合も、この人物の動画像と共に明瞭な受話音声が通話相手に送信されるため、操作者と通話相手の会話は勿論、撮影された操作者以外の人物と通話相手の会話を良好に行うことができる。
【0009】
また、前記入力制御手段は、前記検出された撮像レンズ方向に応じて、前記複数の集音手段のいずれか一つから入力される音声信号を選択して前記音声送信手段に出力することを特徴とする。
【0010】
上記構成によれば、撮影レンズの方向によって操作者を撮影する場合であると判定されると、操作者に指向性が合っている集音手段からの音声信号を通話相手に送信し、操作者以外の人物を撮影する場合であると判定されると、この人物に指向性が合っている集音手段からの音声信号を通話相手に送信する。これにより、操作者以外の人物を撮影した場合も、この人物の動画像と共に明瞭な受話音声が通話相手に送信されるため、操作者と通話相手の会話は勿論、撮影された操作者以外の人物と通話相手の会話を良好に行うことができる。
【0011】
本発明の携帯テレビ電話装置は、撮像手段により撮像された撮像動画像を音声と共に送受信する携帯テレビ電話装置であって、前記撮像手段の撮像レンズ方向を変化させる回動手段と、複数の音声出力手段と、前記撮像レンズ方向の変化を検出する検出手段と、前記検出された撮像レンズ方向に応じて、受信音声信号を前記複数の音声出力手段に割り振って出力する出力制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】
上記構成によれば、撮影レンズの方向によって操作者を撮影する場合であると判定されると、操作者に出力音声の指向性が合うように通話相手の受信音声を複数の音声出力手段(レシーバ又はスピーカ)に割り振って出力し、操作者以外の人物を撮影する場合であると判定されると、この人物に出力音声の指向性が合うように通話相手の受信音声を複数の音声出力手段に割り振って出力する。これにより、操作者以外の人物を撮影した場合も、この人物は通話相手の通話音声を明瞭に聞き取れることになる。
【0013】
また、前記出力制御手段は、前記検出された撮像レンズ方向に応じて、前記複数の音声出力手段のいずれか一つに前記受信音声信号を出力することを特徴とする。
【0014】
上記構成によれば、撮影レンズの方向によって操作者を撮影する場合であると判定されると、操作者に出力音声の指向性が合っている音声出力手段に通話相手の受信音声を出力し、操作者以外の人物を撮影する場合であると判定されると、この人物に出力音声の指向性が合っている音声出力手段に通話相手の受信音声を出力する。これにより、操作者以外の人物を撮影した場合も、この人物は通話相手の音声を明瞭に聞き取れることになる。
【0015】
本発明の携帯テレビ電話装置は、撮像された撮像動画像を音声と共に送受信する携帯テレビ電話装置であって、複数の撮像手段と、前記複数の撮像手段のいずれか一つを選択して送信動画像を得る撮影状態選択手段と、複数の集音手段と、前記選択された撮像手段に応じて、前記複数の集音手段の一部又は全部から入力される音声信号の割合を制御して合成する入力制御手段と、前記合成された音声信号を送信する音声送信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0016】
上記構成によれば、選択された撮影手段によって操作者を撮影する場合であると判定されると、操作者に指向性を合わせるように複数の集音手段からの音声信号を合成して通話相手に送信し、操作者以外の人物を撮影する場合であると判定されると、この人物に指向性を合わせるように複数の集音手段からの音声信号を合成して通話相手に送信する。これにより、操作者以外の人物を撮影した場合も、この人物の動画像と共に明瞭な受話音声が通話相手に送信されるため、操作者と通話相手の会話は勿論、撮影された操作者以外の人物と通話相手の会話を良好に行うことができる。
【0017】
また、前記入力制御手段は、前記選択された撮像手段に応じて、前記複数の集音手段のいずれか一つから入力される音声信号を選択して前記送信手段に出力することを特徴とする。
【0018】
上記構成によれば、選択された撮像手段によって操作者を撮影する場合であると判定されると、操作者に指向性が合っている集音手段からの音声信号を相手側に送信し、操作者以外の人物を撮影する場合であると判定されると、この人物に指向性が合っている集音手段からの音声信号を通話相手に送信する。これにより、操作者以外の人物を撮影した場合も、この人物の動画像と共に明瞭な受話音声が通話相手に送信されるため、操作者と通話相手の会話は勿論、撮影された操作者以外の人物と通話相手の会話を良好に行うことができる。
【0019】
本発明の携帯テレビ電話装置は、撮像された撮像動画像を音声と共に送受信する携帯テレビ電話装置であって、複数の撮像手段と、前記複数の撮像手段のいずれか一つを選択して送信動画像を得る撮影状態選択手段と、複数の音声出力手段と、前記選択された撮像手段に応じて、受信音声信号を前記複数の音声出力手段に割り振って出力する出力制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0020】
上記構成によれば、選択された撮像手段によって操作者を撮影する場合であると判定されると、操作者に出力音声の指向性が合うように通話相手の受信音声を複数の音声出力手段に割り振って出力し、操作者以外の人物を撮影する場合であると判定されると、この人物に出力音声の指向性が合うように通話相手の受信音声を複数の音声出力手段に割り振って出力する。これにより、操作者以外の人物を撮影した場合も、この人物は通話相手の音声を明瞭に聞き取れることになる。
【0021】
また、前記出力制御手段は、前記選択された撮像手段に応じて、前記複数の音声出力手段のいずれか一つに前記受信音声信号を出力することを特徴とする。
【0022】
上記構成によれば、選択された撮像手段によって操作者を撮影する場合であると判定されると、操作者に出力音声の指向性が合っている音声出力手段に通話相手の受信音声を出力し、操作者以外の人物を撮影する場合であると判定されると、この人物に出力音声の指向性が合っている音声出力手段に通話相手の受信音声を出力する。これにより、操作者以外の人物を撮影した場合も、この人物は通話相手の音声を明瞭に聞き取れることになる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る携帯テレビ電話装置の外観構成を示した斜視図であり、図1(a)は携帯テレビ電話装置の正面を、図1(b)は背面を示している。
【0024】
図1(a)、(b)において、携帯テレビ電話装置1は主に、操作部121と表示部122と回転カメラ部123とを有して構成され、操作部121と表示部122はヒンジ部107により回動可能に結合されている。
【0025】
表示部122は、操作者のための音響信号出力手段としてのレシーバ(又はスピーカ)101と表示装置104をその正面側に備え、撮影されている人物のための音声信号出力手段としてのレシーバ(又はスピーカ)111を裏面側に備え、また、その上部にはアンテナ105を備えている。
【0026】
操作部121は、操作者の音声を集音するための集音手段としてマイク102とキーボード103をその正面側に備え、撮影されている人物の音声を集音するための集音手段としてマイク112を裏面側に備えている。
【0027】
回転カメラ部123は、撮影手段としてのカメラ106を内蔵する円筒形の形状を有し、ヒンジ部107に接続されており、更に、カメラ106がヒンジ部107の軸を中心として携帯テレビ電話装置1の正面側及び裏面側に回転して、その方向を変えられる構造を有している。
【0028】
この構造により、カメラ106の撮像レンズを裏面側に向けることで操作者以外の人物を撮影することが可能になっている。また、回転カメラ部123は、カメラ106が撮影している人物が操作者か、この操作者以外の人物かを検出するために、カメラ106の回転角度を検出するロータリーエンコーダ(図示せず)等の回転方向検出機構を内蔵している。
【0029】
図2は本発明の第1実施形態に係る携帯テレビ電話装置の回路構成を示したブロック図である。
【0030】
携帯テレビ電話装置1は、音声及び動画像を変調してアンテナ105から送信したり、アンテナ105から受信した音声や動画像を復調する無線通信制御部301と、キーボード103と音声制御部303と画像制御部304と無線通信制御部301を接続して音声及び動画像の送受信制御や装置全体の制御を行う制御部302とを有している。また、送信音声信号と受信音声信号の入出力制御を行う音声制御部303と、カメラ106から入力された動画像信号を表示装置104に表示すると共に制御部302に出力し或いは、受信動画像信号を表示装置104に表示する画像制御部304とを有している。また、マイク102とマイク112からの音声信号を音声制御部303へ入力する際のそれぞれの音声信号の入力割合を制御する入力制御部305と、音声制御部303からの受信音声信号のレシーバ101とレシーバ111への出力割合を制御する出力制御部306とを有している。
【0031】
また、携帯テレビ電話装置1は、マイク102とマイク112が集音した音声信号の大きさを検出する音声レベル検出部307と、音声レベル検出部307の検出信号とカメラ方向検出部309の検出信号に基づいて入力制御部305及び出力制御部306に入力割合及び出力割合を切り替える制御情報を出力する切替制御部308と、回転カメラ部123に備えられてカメラ106の回転角度を検出し、その撮影方向を検出するカメラ方向検出部309とを有している。
【0032】
なお、カメラ方向検出部309の検出信号は、画像制御部304にも送られ、操作者以外の人物を撮影する場合の相手撮りの撮影動画像が上下反転することを補正する処理の有無の制御にも用いられている。
【0033】
次に、本実施形態の携帯テレビ電話装置1の動作について説明する。本実施形態の携帯テレビ電話装置は、搭載カメラの撮影方向に応じて、マイク等の集音装置の指向性及び通信相手の受信音声信号を出力する際のレシーバやスピーカ等の指向性を制御するものである。
【0034】
画像制御部304に入力されるカメラ撮影動画像及び通話相手から送信される動画像は、制御部302及び無線通信制御部301経由で、アンテナ105により無線網へ送受信され、同時に表示装置104にて表示される。同様に、音声制御部303に入力制御部305を介して入力される送信音声信号及び音声制御部303から出力され、出力制御部306で制御される受信音声信号も、制御部302及び無線通信制御部301経由でアンテナ105により無線網へ送受信される。これら携帯テレビ電話装置1の通信にかかわる制御は、キーボード103を含めて従来の携帯テレビ電話装置のものと同じである。
【0035】
ここで、入力制御部305は、マイク102、マイク112からの入力音声信号に重み付けをして音声制御部303に入力したり、或いはそれぞれの音声信号のいずれか一方を選択して音声制御部303に入力する。また、出力制御部306は、音声制御部303からの受信音声信号に重み付けをしてレシーバ101、レシーバ111に出力したり、或いは受信音声信号をレシーバ101、レシーバ111のいずれか一方に出力する。
【0036】
次に、図3及び図4を参照して、本実施形態の動作において、カメラの撮影方向に応じて音声信号を切り替えるための制御手順について説明する。
【0037】
以降の説明において、カメラ方向検出部309から切替制御部308に送られてくる検出信号は、カメラ106の撮影状態が相手撮りの場合、つまりカメラ106のレンズが裏面側を向いた時にYesに相当する信号(例えばハイレベル)を返し、それ以外の場合にはNoに相当する信号(例えばローレベル)を返すものとする。
【0038】
図3はカメラ106の撮影方向に応じてマイク102及びマイク112から入力される音声信号の割合(重み付け)を制御する手順を示したフローチャートである。
【0039】
まず、テレビ電話通話を開始後、切替制御部308はカメラ方向検出部309及び音声レベル検出部307からの検出信号によりカメラ106の状態(方向)を判定し(ステップS1)、検出信号がYesの場合は入力制御部305によりマイク102とマイク112の指向性を相手撮り用に制御する(ステップS2)。この相手撮り用に制御するとは、例えば相手撮り用のマイク112の音声信号を音声制御部303に入力するようにし、若しくは音声信号の加算合成時にマイク112からの信号の割合を増加させることである。
【0040】
検出信号がNoの場合は、入力制御部305によりマイク102とマイク112の指向性を自分撮り用に制御する(ステップS3)。この自分撮り用に制御するとは、例えば自分撮り用のマイク102の音声信号を音声制御部303に入力するようし、若しくは音声信号の加算合成時にマイク102からの信号の割合を増加させることである。
【0041】
ここで、上記の加算合成時の音声信号の合成割合は、操作者から携帯テレビ電話装置1までの距離が通常30cm位で、撮影されている人物までの距離は通常の撮影状態から考えて150cm位となるため、1対5程度とする。逆に、自分撮りの場合には、相手撮り用の信号の割合を低下させる。この割合としては、撮影されている人物が映っていないため、0とする。
【0042】
次に、切替制御部308はカメラ方向検出部309の検出信号によって、カメラ106の撮影状態が切り替わったかを判定する(ステップS4)。もし、撮影状態が切り替わった場合には、それが相手撮りの状態かを判定し(ステップS5)、そうである場合はマイクの指向性を相手撮り用に切り替え(ステップS6)、そうでない場合はマイクの指向性を自分撮り用に切り替える制御を行う(ステップS7)。
【0043】
一方、ステップS4で撮影状態が変更されなかった場合、切替制御部308はカメラ方向検出部309からの検出信号によってカメラ106が相手撮り用の状態になっているかどうかを判定し(ステップS9)、そうである場合は、音声レベル検出部307からの検出信号より入力される相手撮り側のマイク112の音声レベルが大きいかどうかを判定し(ステップS10)、大きい場合はステップS8に進み、大きくない場合はマイクの指向性を相手撮り用に制御する(ステップS11)。
【0044】
ステップS9で、カメラ106が相手撮り用の状態になっていないと判定された場合、音声レベル検出部307からの検出信号より入力される相手撮り側のマイク112の音声レベルが小さいかどうかを判定し(ステップS12)、小さい場合はステップS8に進み、小さくない場合はマイクの指向性を自分撮り用に制御する(ステップS13)。上記ステップS4からS7までの処理をステップS8でテレビ電話が終了されたと判定されるまで繰り返して行う。
【0045】
図4は切替制御部308が出力制御部306によってレシーバ101、111に対する受信音声の出力割合を制御する手順を示したフローチャートである。この制御はマイクの指向性の状態が変わる度に、マイクの指向性に合わせて音声の出力先を制御することである。
【0046】
まず、切替制御部308は、マイクの指向性の切り替えが発生したかどうかを判定し(ステップS21)、発生しない場合はステップS25に進む。マイクの指向性の切り替えが発生した場合はレシーバの指向性が相手撮り用の状態になっているかどうかを判定し(ステップS22)、相手撮り用になっている場合は出力制御部306によりレシーバの指向性を相手撮り用の状態に制御する(ステップS23)。
【0047】
このレシーバの指向性を相手撮り用の状態に制御するとは、音声制御部303からの音声信号をレシーバ111に出力するように切り替えるか、若しくは、レシーバ111へ音声出力される信号の割合を増加させることである。この割合は、マイクの場合と同様に操作者から携帯テレビ電話装置1まで距離が、通常30cm位、撮影されている人物までの距離が通常の撮影状態から考えて150cm位となるため、自分撮り用を1に対し5程度とする。
【0048】
一方、ステップS22で相手撮り用の状態になっていない場合は、出力制御部306によりレシーバの指向性を自分撮り用の状態に制御する(ステップS24)。
【0049】
このレシーバの指向性を自分撮り用の状態に制御するとは、音声制御部303からの音声信号をレシーバ101に出力するように切り替えるか、若しくは、レシーバ101へ音声出力される信号の割合を増加させることである。上記したステップS21からステップS24までの処理をステップS25でテレビ電話が終了したと判定されるまで繰り返す。
【0050】
なお、切替制御部308は、マイクの指向性の切り替えが発生したことにより、レシーバからの音声出力の指向性を制御しているが、カメラ方向検出部309の検出信号によりレシーバからの音声出力の指向性を制御するようにしても同様の動作を行うことができる。
【0051】
本実施形態によれば、操作者がカメラ106の方向を変えて撮影する方向を変えた場合、切替制御部308はカメラ方向検出部309で検出されるカメラ106の撮影方向に合わせてマイクの指向性を制御すると共に、通話相手の受信音声を出力するレシーバの指向性を制御することにより、操作者と通話相手の会話は勿論、撮影された操作者以外の人物と通話相手の会話を良好に行うことができる。しかも、マイクの指向性の制御及びレシーバの指向性の制御はカメラ106の方向を変えると、操作者は何もしなくとも自動的に行われるため、携帯テレビ電話装置1の操作性を向上させることができる。
【0052】
[第2実施形態]
図5は、本発明の第2実施形態に係る携帯テレビ電話装置の外観構成を示した斜視図で、図5(a)は携帯テレビ電話装置の正面を、図5(b)は背面を示している。但し、図1に示した第1実施形態と同様の部分には同一符号を用いて説明し、適宜その説明を省略する。
【0053】
図5(a)、(b)において、携帯テレビ電話装置2は主に、操作部121と表示部122とを有して構成され、操作部121と表示部122はヒンジ部107により回動可能に結合され、第1実施形態とほぼ同様の構成を有している。ここで、第1実施形態と異なる点は、表示部122の表側に自分撮り用のカメラ201が、その裏側に相手撮り用のカメラ211が配置され、カメラが2台備えられているところにある。
【0054】
図6は本発明の第2実施形態に係る携帯テレビ電話装置2の回路構成を示したブロック図である。本実施形態の回路は、2台のカメラ201、211の撮像動画像が画像制御部404に入力され、画像制御部404はカメラ201、211の切替情報を切替制御部308に出力する構成を有し、上記したように撮影手段として自分撮り用のカメラ201と、相手撮り用のカメラ211とを備えている。その他の構成は図2に示した第1実施形態と同様である。
【0055】
次に、本実施形態の携帯テレビ電話装置2の動作について説明する。操作者はキーボード103を操作することによりカメラ201、211のいずれを使用するかを切り替え、撮影状態を自分撮り若しくは相手撮りに切り替える。
【0056】
即ち、制御部302は、操作者がキーボード103を操作してカメラ201、211のいずれかを選択すると、この選択情報を画像制御部404に送くる。画像制御部404は入力される選択情報に基づいて、カメラ201、211のいずれか一方の動画像を入力処理するように切り替える。
【0057】
例えば、操作者以外の人物を撮影する時にはカメラ211が選択されるため、画像制御部404はカメラ211からの撮像動画像を処理して表示装置104に表示すると共に、制御部302を介して無線通信部301に送る。無線通信部301はカメラ211の撮像動画像を変調してアンテナ105から通話相手に送信する。
【0058】
これと同時に、画像制御部404は撮像カメラをカメラ211に切り替えたことを知らせる切替情報を切替制御部308に出力する。これにより、切替制御部308はカメラの撮影状態が相手撮り用の状態になっていると判定し、マイク112からの音声信号(或いはマイク112の音声信号の割合を大きくして)を入力制御部305より音声制御部303に入力する制御を行うと共に、音声制御部303からの受信音声信号を出力制御部306よりレシーバ111(或いはレシーバ111への出力割合を大きくして)に出力する。
【0059】
一方、操作者を撮影する時にはカメラ201が選択されるが、同様の動作により、画像制御部404は撮像カメラをカメラ201に切り替えたことを知らせる切替情報を切替制御部308に出力する。これにより、切替制御部308はカメラの撮影状態が自分撮り用の状態になっていると判定し、マイク102からの音声信号(或いはマイク102の音声信号の割合を大きくして)を入力制御部305より音声制御部303に入力する制御を行うと共に、音声制御部303からの受信音声信号を出力制御部306よりレシーバ101(或いはレシーバ101への出力割合を大きくして)に出力する。
【0060】
本実施形態によれば、自分撮り用カメラ201と相手撮り用カメラ211の2台備えることにより、操作者を撮る場合と操作者以外の人物を撮る場合の切り替えをキーボード103のキー操作で瞬時に行うことができ、装置の操作性を更に向上させることができる。また、この2台のカメラ201、211の切り替えによる撮影状態の変化に対応して、マイクの指向性及び受信音声を出力するレシーバの指向性を相手撮り用に或いは、自分撮り用に自動的に切り替えることができ、第1実施形態と同様の効果がある。
【0061】
上述したように、本発明の第1の構成によれば、操作者を撮影する場合と操作者以外の人物を撮影する場合に応じて集音手段の指向性を変えることにより、撮影状態によらず常に明瞭な受話音声を通話相手に送信することができ、しかも、前記集音手段の指向性は撮影状態により自動的に変わるため、装置の操作性を向上させることができる。特に、撮影状態も操作者のキー操作で変更可能にすることにより、更に装置の操作性を向上させることができる。
【0062】
また、本発明の第2の構成によれば、操作者を撮影する場合と操作者以外の人物を撮影する場合に応じて通話相手の受信音声を出力する音声出力手段の指向性を変えることにより、撮影状態によらず常に明瞭な通話相手の受信音声を被撮影者に聞かせることができ、しかも、前記音声出力手段の指向性は撮影状態により自動的に変わるため、装置の操作性を向上させることができる。特に、撮影状態も操作者のキー操作で変更可能にすることにより、更に装置の操作性を向上させることができる。
【0063】
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲において、具体的な構成、機能、作用、効果において、他の種々の形態によっても実施することができる。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、撮影されている人物の方向にマイクの指向性を合わせる制御を行うと共に、受信音声の出力時の指向性を撮影されている人物の方向に合わせる制御を自動的に行うことができ、装置の操作性を向上させることが可能な携帯テレビ電話装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る携帯テレビ電話装置の外観構成を示した斜視図
【図2】本発明の第1実施形態に係る携帯テレビ電話装置の回路構成を示したブロック図
【図3】第1実施形態の携帯テレビ電話装置におけるカメラの撮影方向に応じて音声信号の入出力を切り替える制御手順を示したフローチャート
【図4】第1実施形態の携帯テレビ電話装置における切替制御部が出力制御部を介して音声出力の出力先を制御する手順を示したフローチャート
【図5】本発明の第2実施形態に係る携帯テレビ電話装置の外観構成を示した斜視図
【図6】本発明の第2実施形態に係る携帯テレビ電話装置の回路構成を示したブロック図
【符号の説明】
1、2 携帯テレビ電話装置
101、111 レシーバ
102、112 マイク
103 キーボード
104 表示装置
105 アンテナ
106、201、211 カメラ
107 ヒンジ部
121 操作部
122 表示部
123 回転カメラ部
301 無線通信制御部
302 制御部
303 音声制御部
304、404 画像制御部
305 入力制御部
306 出力制御部
307 音声レベル検出部
308 切替制御部
309 カメラ方向検出部

Claims (8)

  1. 撮像手段により撮像された撮像動画像を音声と共に送受信する携帯テレビ電話装置であって、
    前記撮像手段の撮像レンズ方向を変化させる回動手段と、
    複数の集音手段と、
    前記撮像レンズ方向の変化を検出する検出手段と、
    前記検出された撮像レンズ方向に応じて、前記複数の集音手段の一部又は全部から入力される音声信号の割合を制御して合成する入力制御手段と、
    前記合成された音声信号を送信する音声送信手段と、
    を備えたことを特徴とする携帯テレビ電話装置。
  2. 前記入力制御手段は、前記検出された撮像レンズ方向に応じて、前記複数の集音手段のいずれか一つから入力される音声信号を選択して前記音声送信手段に出力することを特徴とする請求項1に記載の携帯テレビ電話装置。
  3. 撮像手段により撮像された撮像動画像を音声と共に送受信する携帯テレビ電話装置であって、
    前記撮像手段の撮像レンズ方向を変化させる回動手段と、
    複数の音声出力手段と、
    前記撮像レンズ方向の変化を検出する検出手段と、
    前記検出された撮像レンズ方向に応じて、受信音声信号を前記複数の音声出力手段に割り振って出力する出力制御手段と、
    を備えたことを特徴とする携帯テレビ電話装置。
  4. 前記出力制御手段は、前記検出された撮像レンズ方向に応じて、前記複数の音声出力手段のいずれか一つに前記受信音声信号を出力することを特徴とする請求項3に記載の携帯テレビ電話装置。
  5. 撮像された撮像動画像を音声と共に送受信する携帯テレビ電話装置であって、
    複数の撮像手段と、
    前記複数の撮像手段のいずれか一つを選択して送信動画像を得る撮影状態選択手段と、
    複数の集音手段と、
    前記選択された撮像手段に応じて、前記複数の集音手段の一部又は全部から入力される音声信号の割合を制御して合成する入力制御手段と、
    前記合成された音声信号を送信する音声送信手段と、
    を備えたことを特徴とする携帯テレビ電話装置。
  6. 前記入力制御手段は、前記選択された撮像手段に応じて、前記複数の集音手段のいずれか一つから入力される音声信号を選択して前記送信手段に出力することを特徴とする請求項5に記載の携帯テレビ電話装置。
  7. 撮像された撮像動画像を音声と共に送受信する携帯テレビ電話装置であって、
    複数の撮像手段と、
    前記複数の撮像手段のいずれか一つを選択して送信動画像を得る撮影状態選択手段と、
    複数の音声出力手段と、
    前記選択された撮像手段に応じて、受信音声信号を前記複数の音声出力手段に割り振って出力する出力制御手段と、
    を備えたことを特徴とする携帯テレビ電話装置。
  8. 前記出力制御手段は、前記選択された撮像手段に応じて、前記複数の音声出力手段のいずれか一つに前記受信音声信号を出力することを特徴とする請求項7に記載の携帯テレビ電話装置。
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