JP4916601B2 - 板状Mg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末及びその製造法 - Google Patents

板状Mg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末及びその製造法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、板状比(板面径/厚み)が大きなMg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知の通り、層状化合物には、粘土鉱物等の他、種々の化合物が存在するが、その内、ハイドロタルサイト等の層状複水酸化物(Layered Double Hydroxide)が、層間に種々のイオンや分子等を挿入できる構造を有しているので、アニオン交換機能を発現させることができる。
【0003】
一般に、ハイドロタルサイトの構造は、日本化学会誌、1995(8)、p622〜628に記載されている通り、
「 〔M2+ 1−x3+ (OH) 〔An x/n・yHO〕 ここでM2+は、Mg2+、Co2+、Ni2+、Zn2+などの二価金属イオン、M3+は、Al3+、Fe3+、Cr3+などの三価金属イオン、Anは、OH、Cl、CO 2−、SO 2−などのn価の陰イオンで、xは一般に0.2〜0.33の範囲である。結晶構造は、正の電荷をもつ正八面体のbrucite単位が並んだ二次元基本層と負の電荷を持つ中間層からなる積層構造をとっている。」とされている。
【0004】
ハイドロタルサイトは、古くから制酸剤として用いられてきたが、その後、アニオン交換機能を生かした様々な用途への展開が行われ、例えば、イオン交換材、吸着剤、脱臭剤、ポリエチレン、ポリプロピレン及び塩化ビニル等の樹脂・ゴムの安定剤、更には、塗料、各種触媒、農業用フィルム、インキなど多種多様な用途に用いられている。
【0005】
また、環境への配慮が求められている現在にあっては、添加剤として用いるものでも毒性のある金属が含まれていないものが望まれていることから、毒性がなく、安定な化合物であるハイドロタルサイト型粒子粉末はこのような期待に応えられるものといえる。
【0006】
殊に、ハイドロタルサイト型粒子粉末の中でも、二価金属イオンとしてMg2+、三価金属イオンとしてAl3+を有するMg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末は、安定であるため、最も注目されているものである。
【0007】
ハイドロタルサイト型粒子粉末は一般に板状形状を呈しており、その形状に起因して粒子が配向しやすい。従って、塗布膜にした場合に被覆性及び遮蔽性に優れる特性を有しているため、自動車等の下塗り用塗料、防錆材料及びガスバリヤ性を持つ塗料等の用途に対して有望である。被覆性及び遮蔽性により優れた塗布膜を得るためには、板状比が大きく、配向性に優れたハイドロタルサイト型粒子粉末が必要とされている。
【0008】
なお、ハイドロタルサイト型粒子粉末としては、鉄系のハイドロタルサイト型粒子粉末も挙げられる(特開平9−227127号公報)が、この粒子粉末は鉄を有していることから塗料として用いた場合に着色した塗料となるので、下塗り用塗料としては不都合を生じるものである。
【0009】
ハイドロタルサイト型粒子粉末の製造法としては、基本層を構成する二価金属イオン及び三価金属イオンとを含む金属塩水溶液と、中間層を構成するアニオンを含む水溶液とを混合して、温度、pH等を制御して共沈反応により得る方法が一般的である。また、常圧での反応以外にも、オートクレーブを使用しての水熱反応により得る方法も知られている。また、共沈反応によって得られたハイドロタルサイト型粒子粉末を焼成して複合酸化物を得、次いで該複合酸化物をアニオンを含有する水溶液によって水和してハイドロタルサイト型粒子粉末を得る方法(再構築法)も知られている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
板状比が大きな板状Mg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末は、現在最も要求されているところであるが、前記板状形状に起因して粒子が配向しやすいという特性を十分満たすMg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末は未だ提供されていない。
【0011】
即ち、前記の共沈反応では、板状比の大きなハイドロタルサイト型粒子粉末が得られ難く、また、水溶液の反応に起因して、生成物は可溶性塩(例えば、ナトリウム等のアルカリ金属塩や硫酸塩など)を含んでいる。
【0012】
また、前記水熱反応ではオートクレーブを必要とする。
【0013】
また、前記再構築法によって得られるハイドロタルサイト型粒子粉末は、共沈反応によって得られたハイドロタルサイト型粒子粉末を出発原料として用いるため、出発原料の粒子形状及び板状比が継承されるので、板状比の大きなハイドロタルサイト型粒子粉末が得られ難い。
【0014】
そこで、本発明は、板状比が大きな板状Mg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末を常圧下で得ることを技術的課題とする。
【0015】
【課題を解決する為の手段】
前記技術的課題は、次の通りの本発明によって達成できる。
【0016】
即ち、本発明は、板状比(板面径/厚み)が10〜100であって、板面径が0.05〜0.5μmであり、下記式1を満たすとともにMg:Al=1−x:xとした場合の組成比xが、0.2≦x≦0.9であり、配向度が65%以上であることを特徴とする板状Mg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末である。
<式1>
Mg1−x・Al・(OH)・An− x/n・mH
A:n価のアニオン、0.2≦x≦0.9、m>0
【0017】
また、本発明は、少なくとも一方が板状形状を呈したマグネシウム化合物とアルミニウム化合物とを混合し、該混合物を400〜550℃で焼成して、板状のMg−Al複合酸化物を得、次いで、該複合酸化物をアニオンを含有する水溶液によって水和することを特徴とする上記記載の板状Mg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末の製造法である。
【0018】
本発明の構成をより詳しく説明すれば次の通りである。
【0019】
先ず、本発明に係るMg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末について述べる。
【0020】
本発明に係るMg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末の粒子形状は板状である。
【0021】
本発明に係るMg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末は、板状比が10〜100である。板状比が10未満の場合には、配向性が不十分のため好ましくない。100を超える場合は、工業的に生産することが困難となる。好ましくは、12〜100である。
【0022】
本発明に係るMg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末は、板面径が0.05〜0.5μmである。板面径が0.05μm未満の場合には、塗料中の分散性が不十分である。0.5μmを超える場合には、工業的に生産することが困難となる。好ましくは0.07〜0.5μmである。
【0023】
本発明に係るMg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末の厚みは、0.005〜0.050μmが好ましく、より好ましくは0.005〜0.040μmである。
【0024】
本発明に係るMg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末のBET比表面積値は、30〜130m/gが好ましく、より好ましくは35〜130m/gである。
【0025】
本発明に係るMg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末の組成は下記の通りである。
【0026】
Mg1−x・Al・(OH)・An− x/n・mH
A:n価のアニオン、0.2≦x≦0.9、m>0
【0027】
本発明に係るMg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末のMg:Al=1−x:xとした場合の組成比xは、0.2〜0.9である。xが0.2未満の場合及び0.9を超える場合には、Mg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末の単相が得られにくい。好ましいxの範囲は、0.22〜0.9である。
【0028】
アニオン(A)は、特に特定されるものではなく、OH、CO 2−等が挙げられ、好ましくは、CO 2−である。
【0029】
本発明に係るMg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末は後述する製造法に起因して、硫黄化合物又は硫酸イオンの含有量が少ないものである。硫黄化合物又は硫酸イオンの含有量はS換算で50ppm以下である。
【0030】
本発明に係るMg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末の配向度は65%以上が好ましく、より好ましくは70%以上である。ハイドロタルサイト型粒子粉末の配向度は後述する方法によって測定した。
【0031】
次に、本発明に係るMg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末の製造法について述べる。
【0032】
本発明に係るMg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末は、少なくとも一方が板状を呈するマグネシウム化合物とアルミニウム化合物とを混合し、該混合物を400〜550℃で焼成して、Mg−Al複合酸化物を得、該複合酸化物をアニオンを含有する水溶液によって水和することにより得ることができる。
【0033】
本発明におけるマグネシウム化合物としては、水酸化マグネシウム、酸化マグネシウム、塩化マグネシウム、塩基性炭酸マグネシウム、酢酸マグネシウム、硝酸マグネシウム等を使用することができる。好ましくは、水酸化マグネシウムである。
【0034】
本発明におけるアルミニウム化合物としては、水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム、塩化アルミニウム、アルミン酸ナトリウム、酢酸アルミニウム、硝酸アルミニウム等を使用することができる。好ましくは、水酸化アルミニウムである。
【0035】
マグネシウム化合物とアルミニウム化合物のうち少なくとも一方が板状形状のものを用いる。好ましくは、両方が板状形状のものを用いる。
【0036】
マグネシウム化合物とアルミニウム化合物との混合は、乳鉢やボールミル等を用いて行えばよい。
【0037】
Mg−Al混合物の焼成温度は、400〜550℃である。400℃未満及び550℃を超える場合には、ハイドロタルサイト型粒子以外の化合物が生成するので好ましくない。好ましくは、450〜540℃である。
【0038】
Mg−Al複合酸化物を水和させる水溶液は、ハイドロタルサイト型粒子粉末中に存在させるアニオンを含有する水溶液であればよく、好ましくは炭酸水溶液である。具体的には炭酸ナトリウム水溶液である。
【0039】
前記アニオンを含有する水溶液の濃度は、0.1〜3.0mol/lが好ましい。
【0040】
Mg−Al複合酸化物を水和する水溶液の温度は、20〜100℃が好ましい。
【0041】
Mg−Al複合酸化物を水和する時間は、2〜24時間が好ましい。
【0042】
水和終了後においては、水洗、乾燥することにより、板状Mg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末が得られる。
【0043】
【発明の実施の形態】
本発明の代表的な実施の形態は次の通りである。
【0044】
マグネシウム化合物及びアルミニウム化合物の粒子形状は電子顕微鏡写真から判断した。
【0045】
ハイドロタルサイト型粒子粉末の板面径は電子顕微鏡写真から測定した数値の平均値で示したものである。
【0046】
ハイドロタルサイト型粒子粉末の粒子の厚みは、「X線回折装置RAD−2A(理学電機(株)製)」(管球:Fe、管電圧:40kV、管電流:20mA、ゴニオメーター:広角ゴニオメーター、サンプリング幅:0.010°、走査速度:0.500°/min、発散スリット:1°、散乱スリット:1°、受光スリット:0.30mm)を使用し、ハイドロタルサイト型粒子の(003)結晶面の回折ピーク曲線から、シェラーの式を用いて計算した値で示したものである。
【0047】
得られた粒子粉末の同定は、X線回折により行い、前記X線回折装置を使用し、回折角2θが5〜90°で測定した。
【0048】
BET比表面積値はBET法により測定した値で示した。
【0049】
Mg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末における構造式
Mg1−x・Al・(OH)・An− x/n・mH
における指数xは、Mg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末を酸で溶解し、「プラズマ発光分光分析装置 SPS4000(セイコー電子工業(株))」で測定して求めた。
【0050】
アニオン(An−)としてCO 2−用いた場合の炭素含有量(重量%)及び硫黄化合物又は硫酸イオンの含有量は、カーボン・サルファーアナライザー:EMIA−2200(HORIBA製)により測定した。
【0051】
Mg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末の配向度(%)は下記の方法で評価した。
【0052】
ハイドロタルサイト型粒子粉末1.5g、ひまし油1cc、ラッカー3.5gを十分混合して塗料化し、アプリケーター(GAP150μm)でコート紙に塗布する。得られた塗布膜に対して散乱ベクトルを垂直にとって前記X線回折装置を使用して回折角2θが5〜90°の範囲で測定する。
【0053】
得られたX線回折測定結果から、特公昭56−35004号公報に記載されている次式によって配向度を算出する。
【数1】
Figure 0004916601
【0054】
ここで、Iは回折ピークの積分強度を示し、添字A、Rはそれぞれ配向試料、無配向試料を示す。ΣI00l及びΣI00lは面指数(003)、(006)及び(009)の各面の回折ピーク強度の和を示し、Itotal及びItotalは回折角2θが5〜90°における全ピーク強度の和を示すものである。
【0055】
本発明に係るMg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末の板面は、ハイドロタルサイト型構造の(00l)面に平行である。従って、配向度は(00l)面に平行な面の反射強度の相対比率を評価するものであり、塗膜中の板状粒子の板面がどれだけ膜面に向いているかの相対評価となるものである。
【0056】
<Mg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末の製造法>
水酸化マグネシウム粉末58.32gと水酸化アルミニウム粉末78.00gとを乳鉢を用いて十分に混合する。得られた混合物を空気中500℃で2時間焼成して、板状のMg−Al系複合酸化物粉末を得た。
【0057】
得られた粉末22.82gを0.35mol/lの炭酸ナトリウム水溶液500mlに添加して全量を1lとし、撹拌しながら95℃で5時間熟成して白色沈殿物を得た。
【0058】
得られた白色沈殿物を濾過、水洗の後、60℃にて乾燥して白色粒子粉末を得た。この白色粒子粉末をX線回折によって同定した結果、ハイドロタルサイト型粒子粉末であることを確認した。
【0059】
得られた板状Mg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末は、平均板面径が0.30μm、厚みが0.0138μm、板状比が21.7、BET比表面積値が70.5m/g、配向度は85%であった。
【0060】
【作用】
本発明において重要な点は、板状比が10〜100であって、板面径が0.05〜0.5μmである特定の組成を有するハイドロタルサイト型粒子粉末は、板状比が大きく、塗膜とした場合には、配向性が優れるということである。
【0061】
本発明に係るMg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末を塗膜にした場合に配向性が優れるのは、Mg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末の板状比が大きいことに起因して、塗膜にした場合にハイドロタルサイト型粒子粉末が容易に配向するためと考えられる。
【0062】
本発明に係るMg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末の板状比が大きいのは、アルミニウム化合物とマグネシウム化合物とを混合・焼成して得られるMg−Al複合酸化物の形状が板状であり、且つ、板状比が大きいので、これを水和して得られたMg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末もその形状が保持され、板状比の大きな粒子粉末を得ることができるからである。
【0063】
また、マグネシウム化合物とアルミニウム化合物との混合物を焼成して板状Mg−Al系複合酸化物粒子粉末とし、該粒子粉末を水和して直接ハイドロタルサイト型粒子粉末を得ているので、所望組成のハイドロタルサイト型粒子粉末を容易に得ることができる。また、硫黄化合物又は硫酸イオンが少ないため、耐腐食性に優れた塗膜にすることができ、防錆塗料として好適である。
【0064】
【実施例】
次に、実施例並びに比較例を挙げる。
【0065】
実施例1〜9、比較例1〜3
マグネシウム化合物の種類、アルミニウム化合物の種類、混合量及び焼成温度を種々変化させた以外は前記発明の実施の形態と同様にしてMg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末を得た。
【0066】
この時の主要製造条件を表1、得られたMg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末の諸特性を表2に示す。
【0067】
【表1】
Figure 0004916601
【0068】
【表2】
Figure 0004916601
【0069】
比較例4(共沈反応によるハイドロタルサイト型粒子粉末の製造)
CO 2−イオン濃度が0.875mol/lの炭酸ナトリウム水溶液500mlと5.208mol/lの水酸化ナトリウム水溶液3lを混合し、60℃に保持して、反応容器中で撹拌しておく。これに3.75mol/lの硫酸マグネシウム水溶液500mlと0.625mol/lの硫酸アルミニウム水溶液500mlを添加した後、全量を5lとした。反応容器内を撹拌しながら95℃で15時間熟成した。熟成中の懸濁液のpH値は12.2であった。濾過、水洗の後、60℃にて乾燥することにより、白色の粒子粉末を得た。この白色の粒子粉末をX線回折によって同定した結果、ハイドロタルサイト型粒子粉末であることを確認した。
【0070】
得られたMg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末は、平均板面径が0.07μm、厚みが0.0125μm、板状比が5.6であり、BET比表面積値が85.5m/g、配向度は48%であった。
【0071】
得られたMg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末の諸特性を表2に示す。
【0072】
比較例5(再構築法によるハイドロタルサイト型粒子粉末の製造)
比較例4で得られたハイドロタルサイト型粒子粉末20gを空気中500℃で2時間焼成し、板状のMg−Al系複合酸化物粒子粉末を得た。得られた粒子粉末10.74gを0.175mol/lの炭酸ナトリウム水溶液250mlに添加して全量を500mlとし、撹拌しながら95℃で5時間熟成して白色沈殿物を得た。この白色の粒子粉末をX線回折によって同定した結果、ハイドロタルサイト型粒子粉末であることを確認した。
【0073】
得られたMg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末は、平均板面径が0.07μm、厚みが0.0115μm、板状比が6.1であり、BET比表面積値が88.8m/g、配向度は50%であった。
【0074】
得られたMg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末の諸特性を表2に示す。
【0075】
【発明の効果】
本発明に係る板状Mg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末は、板状比が大きく、配向性が高いため、自動車等の下塗り用塗料や防錆塗料として好適である。

Claims (2)

  1. 板状比(板面径/厚み)が10〜100であって、板面径が0.05〜0.5μmであり、下記式1を満たすとともにMg:Al=1−x:xとした場合の組成比xが、0.2≦x≦0.9であり、配向度が65%以上であることを特徴とする板状Mg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末。
    <式1>
    Mg1−x・Al・(OH)・An− x/n・mH
    A:n価のアニオン、0.2≦x≦0.9、m>0
  2. 少なくとも一方が板状形状を呈したマグネシウム化合物とアルミニウム化合物とを混合し、該混合物を400〜550℃で焼成して、板状のMg−Al複合酸化物を得、次いで、該複合酸化物をアニオンを含有する水溶液によって水和することを特徴とする請求項1記載の板状Mg−Al系ハイドロタルサイト型粒子粉末の製造法。
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