JP4916323B2 - プラント監視業務支援装置及びプラント監視業務支援用コンピュータプログラム - Google Patents

プラント監視業務支援装置及びプラント監視業務支援用コンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、例えば発電設備等のようなプラントの各部についてのセンシング値に異常が生じたことを知らせることでプラント監視業務を支援するプラント監視業務支援装置及びプラント監視業務支援用コンピュータプログラムに関する。
各種の発電設備等のようなプラントでは、プラントの各部について監視が必要である。監視は、一般的には、プラントの各部のセンシング値をモニタ上で確認することにより行なわれる。
プラントの各部のセンシング値が正常であるか異常であるかは、当該各部の基準値との比較を通じて把握される。このため、そのような基準値をまとめたリストを用意しておき、センシング値が正常であるか異常であるかの判断に役立てるようにしている。この場合、習熟した監視者であれば、そのようなリストを参照するまでもなくモニタ上に表示されたセンシング値の正常異常を円滑に判定することができよう。ところが、監視業務に習熟していない監視者にとっては、モニタ上に表示されているセンシング値とリストに記載されている基準値とを照合させなければ適正な判定をなすことができず、その作業は容易でないという問題がある。
このようなことから、異常なセンシング値を表示し、一見して異常の発生をわからせることができるようにした発明がなされている。例えば、特許文献1には、異常が生じている監視データを表示装置に表示し、そればかりでなくプラントの機能を細分化した機能要素を機能的因果関係で階層に分けて表示し、こうして表示される機能要素の異常と共に表示するようにした発明が開示されている。
特開平07−320174号公報 特開2006−039786公報
しかしながら、プラントの各部のセンシング値の正常異常の判定は、他の箇所の状態との関連性で変動させるべきことがある。例えば、ある箇所のセンシング値が正常範囲とすべき規定範囲から外れている場合であっても、現実には、関連他所の状態によっては特段の異常でない場合があり得る。逆に、ある箇所のセンシング値が正常範囲に含まれている場合であっても、現実には、関連他所の状態によっては異常と判定すべき場合もあり得る。このような関連他所の状態との関連性から本当に異常とすべきかどうか、あるいは、本当に正常とすべきかどうかの判定は、監視業務に相当程度習熟しなければ適性になし得ないという問題がある。
なお、特許文献2には、プラントデータに相関のあるデータを効率的に抽出・加工して、正常な範囲に潜んでいる微細な異常の兆候を発見することを課題とする発明が記載されている。
本発明の目的は、プラントの各部のセンシング値に基づいて当該箇所の正常異常を他の箇所の状態との関連性から適正に判定してユーザに容易に知らせることができるようにすることである。
本発明のプラント監視業務支援装置は、情報処理を実行する情報処理部と、情報を操作入力する操作装置と、情報を表示する表示装置と、を備え、前記情報処理部が、(1)プラントの各部の状態を検知するセンサの出力信号に基づくセンシングデータを取り込み、(2)前記プラントの各部と当該各部に対応する前記取り込んだセンシングデータに基づくセンシング値とを対応付けて予め決められた体系で前記表示装置に表示し、(3)情報を記憶する記憶部にアクセスし、当該記憶部に前記プラントの各部に対応させて記憶されている当該各部を正常と判定すべき範囲である基準値範囲と、前記基準値範囲から所定範囲だけ外れているにも拘らず前記プラントの関連他所の前記センシング値との関係から当該各部の前記センシング値を正常と判定すべき条件と、前記基準値範囲に収まっているにも拘らず前記プラントの関連他所の前記センシング値との関係から当該各部の前記センシング値を異常と判定すべき条件とを取得し、(4)前記取り込んだ前記プラントの各部のセンシングデータが前記取得した対応する基準値範囲に収まっているかどうかを判定する第1の処理と、当該センシングデータを前記取得した対応する条件に照らして正常とすべきか異常とすべきかを判定する第2の処理とを実行し、(5)記第2の処理によって得た判定結果を前記表示装置に表示するようにした。
本発明のプラント監視業務支援用コンピュータプログラムは、情報処理を実行する情報処理部と、情報を操作入力する操作装置と、情報を表示する表示装置と、を備えるコンピュータにインストールされ、当該コンピュータの前記情報処理部に、(1)プラントの各部の状態を検知するセンサの出力信号に基づくセンシングデータを取り込む機能と、(2)前記プラントの各部と当該各部に対応する前記取り込んだセンシングデータに基づくセンシング値とを対応付けて予め決められた体系で前記表示装置に表示する機能と、(3)情報を記憶する記憶部にアクセスし、当該記憶部に前記プラントの各部に対応させて記憶されている当該各部を正常と判定すべき範囲である基準値範囲と、前記基準値範囲から所定範囲だけ外れているにも拘らず前記プラントの関連他所の前記センシング値との関係から当該各部の前記センシング値を正常と判定すべき条件と、前記基準値範囲に収まっているにも拘らず前記プラントの関連他所の前記センシング値との関係から当該各部の前記センシング値を異常と判定すべき条件とを取得する機能と、(4)前記取り込んだ前記プラントの各部のセンシングデータが前記取得した対応する基準値範囲に収まっているかどうかを判定する第1の処理と、当該センシングデータを前記取得した対応する条件に照らして正常とすべきか異常とすべきかを判定する第2の処理とを実行する機能と、(5)記第2の処理によって得た判定結果を前記表示装置に表示する機能と、を実行させる。
本発明によれば、プラントの各部のセンシング値に基づいて当該箇所の正常異常を関連他所の状態との関連性から適正に判定してユーザに容易に知らせることができる。
本発明の実施の一形態を図1ないし図14に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の一形態を示すプラント監視業務支援装置及びその周辺機器のブロック図である。例えば火力発電設備等の図示しないプラントを制御する制御装置101が設けられている。この制御装置101は、プラントを構成する各部を駆動制御し、駆動制御される各部の稼働状態をセンシングする。そのために、制御装置101には、プラントを構成する各部を駆動制御するためのアクチュエータ102及びモータ103が接続され、駆動制御される各部の稼働状態をセンシングするためのセンサ104が接続されている。
制御装置101に駆動制御されるプラントの状態は、監視装置105によって監視可能に構成されている。監視装置105は、コンピュータ構成の演算装置106に操作装置としての操作盤107と表示装置として表示盤108、そして印字装置109が接続されて構成されている。
演算装置106は、コンピュータ構成であるが故に、情報処理部106aと記憶部106bとを基本構成として有している。このような演算装置106は、集積回路化したファームウェア構成のものであっても良く、例えばHDD等にコンピュータプログラムを自由にインストールすることができてインストールされたコンピュータプログラムを例えばRAM等にコピーしてCPUがRAM等にコピーしたコンピュータプログラムに従った処理を実行する構成のものであっても良い。いずれであっても、本実施の形態の演算装置106は、プラント監視業務支援用のコンピュータプログラムを保持している。
操作盤107は、演算装置106に情報を入力する構造を有している。より詳細には、操作盤107は、キーボード、各種操作ボタン、ポインティングデバイス、タッチパネル等から構成することができ、押下されたりクリックされたりタッチされたりすることによって、対応する信号を演算装置106に出力する。
表示盤108は、演算装置106に駆動制御されて情報を表示出力する構造を有している。表示盤108は、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ等によって構成することができる。
印字装置109は、表示盤108に表示された内容を演算装置106からの印刷指示に応じて印字出力する。このような印字装置109としては、静電写真方式、インクジェット方式等、如何なる形式のものが用いられても良い。
図2は、記憶部106bに記憶されているプラント(ボイラ)の各部についての基準値等のデータを含む基準データファイルを例示する模式図、図3は、記憶部106bに記憶されているプラント(タービン)の各部についての基準値等のデータを含む基準データファイルを例示する模式図、図4は、記憶部106bに記憶されているプラント(電気系)の各部についての基準値等のデータを含む基準データファイルを例示する模式図である。
図2〜図4に示す各部の基準データは、基準データファイル201の形態で記憶部106bに記憶されている。基準データファイル201は、プラントの各部を特定する識別コード201aに当該各部の名称を表現するテキストデータ201bと基準値セットデータ201cとを対応付けて記憶している。本実施の形態の場合、プラントとして火力発電設備を想定している。それ故に、一例ではあるが、基準データファイル201は、400MW時、300MW時、200MW時、120MW時におけるそれぞれの基準値セットデータ201cを保持している。
図5は、基準値セットデータ201cの詳細を示す模式図である。基準値セットデータ201cは、個々のプラントの各部を特定する識別コード201aに対応付けて、基準値201c−1と基準値範囲201c−2と正常と判定すべき条件201c−3と異常と判定すべき条件201c−4とを規定している。
基準値201c−1は、当該プラントの各部において基準となるべき一意の値である。
基準値範囲201c−2は、基本的には、基準値201c−1の値を含む正常と判定すべき範囲を規定する(図5中、Sとして示す)。その他、基準値範囲201c−2には、当該範囲よりも下回っている範囲(図5中、UnderSとして示す)及び当該範囲よりも上回っている範囲(図5中、UpperSとして示す)も規定されている。
正常と判定すべき条件201c−3は、基準値範囲201c−2中、基準値の範囲Sよりも下回っている範囲UnderSの値と、基準値の範囲Sよりも上回っている範囲UpperSの値とについて、正常と判定すべき条件を規定している。表1及び表2には、当該条件201c−3の一例を示す。
Figure 0004916323
Figure 0004916323
表1では、ボイラのSHスプレイ流量について例示している。ボイラのSHスプレイ流量は、その基準値が51.9であり(基準値201c−1で定義)、20は本来的には異常値である。これに対して、表1中の「判断要素」で定義されている条件が整えば、正常と判断し得る。
表2では、ボイラの燃料油バーナ圧力について例示している。ボイラの燃料油バーナ圧力は、その基準値が1.94であり(基準値201c−1で定義)、2.1や1.8は本来的には異常値である。これに対して、表2中の「判断要素」で定義されている条件が整えば、正常と判断し得る。
したがって、正常と判定すべき条件201c−3には、表1及び表2中の「判断要素」で定義されているような条件が包括的に定義されている。
異常と判定すべき条件201c−4は、基準値範囲201c−2中、基準値201c−1の値を含む正常と判定すべき範囲Sに収まっていながら、異常と判定すべき条件について規定している。表3〜表5には、当該条件201c−4の一例を示す。
Figure 0004916323
Figure 0004916323
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表3では、タービンの軸冷水クーラ出口軸冷水温度について例示している。タービンの軸冷水クーラ出口軸冷水温度は、その基準値が19.8であるのに対して(基準値201c−1で定義)、表3中の「判断要素」で定義されている条件の下では、異常と判断すべきである。
表4では、タービンのタービン油冷却器出口油温度について例示している。タービンのタービン油冷却器出口油温度は、その基準値が38.2であるのに対して(基準値201c−1で定義)、表4中の「判断要素」で定義されている条件の下では、異常と判断すべきである。
表5では、ボイラのA,B−GMF入口ダンパ開度について例示している。ボイラのA,B−GMF入口ダンパ開度は、その基準値が14〜15であるのに対して(基準値201c−1で定義)、表5中の「判断要素」で定義されている条件の下では、異常と判断すべきである。
したがって、異常と判定すべき条件201c−4には、表3〜表5中の「判断要素」で定義されているような条件が包括的に定義されている。
図6は、表示盤108に表示されるプラントの各部のセンシング値の監視画面の一例を示す模式図である。図7は、表示盤108に表示されるプラント(ボイラ)の各部のセンシング値の表示例(その一)を示す模式図である。図8は、表示盤108に表示されるプラント(ボイラ)の各部のセンシング値の表示例(その二)を示す模式図である。図9は、表示盤108に表示されるプラント(タービン)の各部のセンシング値の表示例(その一)を示す模式図である。図10は、表示盤108に表示されるプラント(タービン)の各部のセンシング値の表示例(その二)を示す模式図である。図11は、表示盤108に表示されるプラント(電気系)の各部のセンシング値の表示例を示す模式図である。
演算装置106は、その記憶部106bに、各種処理(例えば、後述する図12及び図17に示すフローチャートの処理等)を情報処理部106aに実行させるコンピュータプログラム(プラント監視業務支援用のコンピュータプログラム)を記憶している。そこで、情報処理部106aは、記憶部106bに記憶されているコンピュータプログラムに従い各種処理を実行する。演算装置106が実行する基本処理は、プラントである火力発電設備の各部の状態を検知するセンサ104の出力信号に基づくセンシングデータを制御装置101から取得して取り込む処理、及び、プラントの各部と当該各部に対応する取り込んだセンシングデータに基づくセンシング値とを対応付けて予め決められた体系で表示盤108に表示する処理である。
その結果、表示盤108には、図6に例示するような監視画面301が表示される。そして、図6を参照することで明らかなように、監視画面301には、プラントの各部を特定する識別コード301aに当該各部の名称301bとセンシング値301cとが対応付けて表示されている。これが、「予め決められた体系」である。そして、このような予め決められた体系の基礎をなすデータ(識別コード301a及び名称301b)は、図2〜図4に示す基準データファイル201中の識別コード201a及びテキストデータ201bから引用されている。また、監視画面301には、稼動中のプラントの現在における出力値301dも表示されている。
また、本実施の形態では、ボイラについては二画面、タービンについても二画面、電気系については一画面でその監視画面301が表示される。そこで、監視画面301には、現在表示しいているのがどの画面なのかを示す対象画面インジケータ301eが表示されている。対象画面インジケータ301eは、ボイラについての「1/2」及び「2/2」、タービンについての「1/2」及び「2/2」、電気系についての「1/1」という表示形態で、監視画面301に現在表示されている対象を示す。また、対象画面インジケータ301eは、操作盤107での操作によって選択指定可能なオブジェクトとしても表示されている。そこで、操作盤107の操作によって選択指定することで、ボイラ「1/2」、ボイラ「2/2」、タービン「1/2」、タービン「2/2」、電気系「1/1」のいずれか一つを選択することができる。情報処理部106aは、選択指定されたページを監視画面301に表示する。
加えて、監視画面301には、「他業務」と表示されている他業務選択ボタン301fも表示されている。この他業務選択ボタン301fは、操作盤107での操作によって選択指定可能なオブジェクトである。したがって、情報処理部106aは、操作盤107の操作によって他業務選択ボタン301fを選択指定すると、プラントの各部を監視するための監視画面301を他業務選択画面(図示せず)に切り替える。
監視者は、表示盤108に表示される監視画面301を参照することで、識別コード301a及び名称301bによって特定されるプラントの各部についてのセンシング値301cを参照することができる。そして、センシング値に基づいて、プラントの稼働状況の正常異常を判断することが可能となる。
ここで、監視画面301に表示されるプラントの各部のセンシング値が正常であるか異常であるかは、当該各部の基準値(図5中の基準値201c−1を参照)との比較を通じて把握される。このため、習熟した監視者であれば、監視画面301上に表示されたセンシング値の正常異常を円滑に判定することができよう。ところが、監視業務に習熟していない監視者にとっては、監視画面301上に表示されているセンシング値が基準値に対して正常なのか異常なのかを適正に判定することが容易ではない。とりわけ、プラントの各部のセンシング値の正常異常の判定は、他の箇所の状態との関連性で変動させるべきことがある。例えば、ある箇所のセンシング値が正常範囲とすべき規定範囲から外れている場合であっても、現実には、関連他所の状態によっては特段の異常でない場合があり得る。逆に、ある箇所のセンシング値が正常範囲に含まれている場合であっても、現実には、関連他所の状態によっては異常と判定すべき場合もあり得る。つまり、センシングが正常なのか異常なのかの判定は、単に基準値に対する一致性だけで論じられる問題ではなく、このことが適正判定の困難さに一層の拍車をかけている。そこで、本実施の形態のプラント監視業務支援装置は、そのような監視業務の困難性を緩和させ得る各種の方策を含んでいる。以下、そのような方策について説明する。
図12は、各項目の表示態様を設定する処理の流れを示すフローチャートである。まず、情報処理部106aは、第1の処理を実行する。つまり、基準データファイル201中の識別コード201aで特定されるプラントの各部についてセンシング値を取り込んだならば、そのセンシング値が図5に例示する基準値セットデータ201c中の基準値範囲201c−1に収まっているかどうかを判定する(ステップS101)。この判定の結果、取り込んだセンシングデータが基準値範囲201c−1に収まっている場合には(ステップS101のY)、該当するプラントの各部を特定する識別コード201aに対応付けて基準値範囲内であることを記憶部106bに一時記憶する(ステップS102)。これに対して、取り込んだセンシングデータが基準値範囲201c−1に収まっていない場合には(ステップS101のN)、該当するプラントの各部を特定する識別コード201aに対応付けて基準値範囲を外れていることを記憶部106bに一時記憶する(ステップS103)。
次いで、情報処理部106aは、関連項目のデータを抽出する(ステップS104)。この関連項目のデータは、図5に例示する基準値セットデータ201c中の正常と判定すべき条件201c−3又は異常と判定すべき条件201c−4とに定義されている条件を参照し、当該条件に対応する項目のデータである。この項目のデータは、他の箇所のセンシングデータや、プラントの各種設定データ等から引用することができる。
次いで、情報処理部106aは、第2の処理を実行する。つまり、ステップS104で抽出した関連項目のデータを参照し、評価対象となっている取り込んだセンシングデータの正常異常を再評価する(ステップS105)。つまり、ステップS102で基準値範囲内であると一時記憶されたセンシングデータの場合、図5に例示する基準値セットデータ201c中の異常と判定すべき条件201c−4に定義されている条件を参照し、この条件に該当するかどうかを判定する。判定の結果、当該条件に該当しなければ「正常項目」、当該条件に該当すれば「異常項目とする項目」と判定される(ステップS106)。また、ステップS103で基準値範囲を外れていると一時記憶されたセンシングデータの場合、図5に例示する基準値セットデータ201c中の正常と判定すべき条件201c−3に定義されている条件を参照し、この条件に該当するかどうかを判定する。判定の結果、当該条件に該当すれば「正常項目とする項目」、当該条件に該当しなければ「異常項目とする項目」と判定される(ステップS106)。
そこで、情報処理部106aは、ステップS106の判定の結果、「正常項目」又は「正常項目とする項目」と判定したセンシング値については、その旨をステップS104で抽出した関連項目と共に記憶部106bに一時記憶する(ステップS107)。これに対して、「異常項目とする項目」と判定したセンシング値については、その旨をステップS104で抽出した関連項目と共に記憶部106bに一時記憶する(ステップS108)。
そして、情報処理部106aは、ステップS107又はステップS108での記憶部106bにおける一時記憶内容に従い、監視画面301中の文字のプロパティの設定処理を実行する(ステップS109)。この際に参照するのが、記憶部106bに記憶されている表示態様ファイル251である。
図13は、各項目の表示態様を決定する際に参照すべき表示態様ファイル251の一例を示す模式図である。表示態様ファイル251は、正常項目251aでの文字のプロパティと正常項目とする項目251bでの文字のプロパティと異常項目とする項目251cでの文字のプロパティとを規定している。正常項目251aについては、文字のプロパティとして「黒」という色が規定されている。正常項目とする項目251b及び異常項目とする項目251cでの文字のプロパティは、監視画面301中に表示する項目順位251d毎に定められている。例えば、正常項目とする項目251bでは、表示する項目順位251dが「1」の場合には「赤+強調表示」でその関連項目が「赤+強調表示+点滅表示」というプロパティが規定されており、表示する項目順位251dが「2」の場合には「青+強調表示」でその関連項目が「青+強調表示+点滅表示」というプロパティが規定されている。同様に、表示する項目順位251dが「3」の場合には「黄+強調表示」でその関連項目が「黄+強調表示+点滅表示」というプロパティが規定されており、表示する項目順位251dが「4」の場合には「緑+強調表示」でその関連項目が「緑+強調表示+点滅表示」というプロパティが規定されている。また、異常項目とする項目251cでは、表示する項目順位251dが「1」の場合には「赤」でその関連項目が「赤+点滅表示」というプロパティが規定されており、表示する項目順位251dが「2」の場合には「青」でその関連項目が「青+点滅表示」というプロパティが規定されている。同様に、表示する項目順位251dが「3」の場合には「黄」でその関連項目が「黄+点滅表示」というプロパティが規定されており、表示する項目順位251dが「4」の場合には「緑」でその関連項目が「緑+点滅表示」というプロパティが規定されている。
図14は、図13に例示する表示態様ファイル251に従った画面表示の一例を示す模式図である。
図14(a)に示す監視画面301は、操作盤107によってタービン「1/2」が選択指定された結果として表示されるタービン(その一)の各部のセンシング値301cを示している(図9中のタービンの表示例(その一)参照)。その監視画面301には、項目A、項目A´、項目B、項目B´が示されている。項目Aは項目Bよりも上に表示されている。つまり、項目順位が高い。そして、項目Aは、図12中のステップS106で異常とすべきであると判定された項目である。項目A´は、図12中のステップS104で項目Aの関連項目として抽出された項目である。したがって、情報処理部106aは、図12中のステップS109で図13に示す表示態様ファイル251を参照し、項目Aについては「青」というプロパティ、項目A´については「青+点滅」というプロパティを設定する。また、項目Bは、図12中のステップS106で異常とすべきでないと判定された項目である。項目B´は、図12中のステップS104で項目Bの関連項目として抽出された項目である。したがって、情報処理部106aは、図12中のステップS109で図13に示す表示態様ファイル251を参照し、項目Bについては「黄+強調」というプロパティ、項目B´については「黄+強調+点滅」というプロパティを設定する。その他の項目は正常項目なので、図13に示す表示態様ファイル251に基づいて「黒」というプロパティが例えばデフォルト設定されている。その結果、図14(a)に示すように、項目A、項目A´、項目B、項目B´の名称301b及びセンシング値301cは、他の項目と異なる態様で表示されている。つまり、項目Aは青色で、項目A´は青色の点滅表示で、項目Bは黄色の強調表示で、項目B´は黄色の強調表示の点滅表示で、それぞれ示される。図14(a)中では、青色である項目Aは太線表示で、青色の点滅表示である項目A´は太線+点滅表示で、黄色の強調表示である項目Bはハッチング表示で、黄色の強調表示の点滅表示である項目B´はハッチング+点滅表示で、それぞれ示している。
したがって、監視画面301を監視するオペレータは、監視画面301に表示される各項目のセンシング値301cについて、基準値範囲(図5中の基準値範囲201c参照)に収まっているのか、基準値範囲を外れているが正常とすべき値なのか、基準値範囲を外れている上に異常とすべき値なのかを、一目瞭然で知ることができる。しかも、基準値範囲を外れているが正常とすべき値及び基準値範囲を外れている上に異常とすべき値は、図5に示す基準値セットデータ201c中の正常と判定すべき条件201c−3及び異常と判定すべき条件201c−4を参照して図12の中のステップS104で抽出された関連項目のセンシング値301cとの関係で決定される。そこで、関連項目として抽出された項目についても、基準値範囲を外れているが正常とすべき値については同一色の強調表示の点滅表示で、基準値範囲を外れている上に異常とすべき値については同一色の点滅表示で、それぞれ関連項目であることが示される。
ここで、図14(a)に示す監視画面301中、表示の項目順位が高い項目Aは赤色ではなく青色で示されており、次に表示の項目順位が高い項目Bは青色ではなく黄色で示されている。図13に示す表示態様ファイル251を参照すると、青色は項目順位第2位であり、黄色は項目順位第3位である。このことは、更に高い項目順位を有する項目があることを意味している。図14に示す例では、最も高い項目順位は、ボイラ「2/2」に含まれている。
図14(b)に示す監視画面301は、操作盤107によってボイラ「2/2」が選択指定された結果として表示されるボイラ(その二)の各部のセンシング値301cを示している(図8中のボイラの表示例(その二)参照)。図14(b)に示す監視画面301には、項目Cが示されている。項目Cは、図12中のステップS106で異常とすべきでないと判定された項目である。項目C´は、図12中のステップS104で項目Cの関連項目として抽出された項目である。したがって、情報処理部106aは、図12中のステップS109で図13に示す表示態様ファイル251を参照し、項目Cについては「赤+強調」というプロパティ、項目C´については「赤+強調+点滅」というプロパティを設定する。その結果、図14(b)に示すように、項目C、項目C´の名称301b及びセンシング値301cは、他の項目と異なる態様で表示されている。つまり、項目Cは赤色の強調表示で、項目C´は赤色の強調表示の点滅表示で、それぞれ示される。図14(b)中では、赤色の強調表示である項目Cはハッチング表示で、赤色の強調表示の点滅表示である項目C´はハッチング+点滅表示で、それぞれ示している。
加えて、図14(b)に示す監視画面301には、項目A´´も示されている。項目A´´は、前述した項目A´と共に、図12中のステップS104で項目Aの関連項目として抽出された項目である。したがって、情報処理部106aは、図12中のステップS109で図13に示す表示態様ファイル251を参照し、項目A´´については「赤+点滅」というプロパティを設定する。その結果、図14(b)に示すように、項目A´´の名称301b及びセンシング値301cは、赤の点滅表示という他の項目と異なる態様で表示されている。図14(a)に示す監視画面301では、項目A´´は太線+点滅表示で示している。
したがって、図5に示す基準値セットデータ201c中の異常と判定すべき条件201c−4を参照して図12の中のステップS104で抽出された関連項目については、ページが異なってもどの項目の関連項目なのかが分かる態様で示される。図14(b)では、異常項目とすべき項目についてのみ例示したが、正常項目とすべき項目についても同様にページを跨ってどの項目が関連項目なのかが分かる態様で示される。
次いで、本発明の別の実施の一形態を図15及び図16に基づいて説明する。本実施の形態は、監視画面301に表示される各項目のセンシング値301cについて、基準値範囲(図5中の基準値範囲201c参照)に収まっているのか、基準値範囲を外れているが正常とすべき値なのか、基準値範囲を外れている上に異常とすべき値なのかを一目瞭然で分からせる監視画面301を提供する別の一例である。図1ないし図14に基づいて説明した部分と同一部分は同一符号で示し説明も省略する。
図15は、各項目の表示態様を決定する際に参照すべき表示態様ファイル251の別の一例を示す模式図である。表示態様ファイル251は、正常項目251aでの文字のプロパティと正常項目とする項目251bでの文字のプロパティと異常項目とする項目251cでの文字のプロパティとを規定している。正常項目251aについては、文字のプロパティとして「黒」という色が規定されている。正常項目とする項目251bでの文字のプロパティは「赤+強調表示」に、異常項目とする項目251cでの文字のプロパティは「赤」に、それぞれ規定されている。
図16は、図15に例示する表示態様ファイル251に従った画面表示の一例を示す模式図である。
図16(a)に示す監視画面301は、操作盤107によってタービン「1/2」が選択指定された結果として表示されるタービン(その一)の各部のセンシング値301cを示している(図9中のタービンの表示例(その一)参照)。その監視画面301には、項目Aと項目Bとが示されている。項目Aは、三項目示されており、それぞれ、図12中のステップS106で異常とすべきであると判定された項目である。したがって、情報処理部106aは、図12中のステップS109で図15に示す表示態様ファイル251を参照し、項目Aについては「赤」というプロパティを設定する。また、項目Bは、図12中のステップS106で異常とすべきでないと判定された項目である。したがって、情報処理部106aは、図12中のステップS109で図15に示す表示態様ファイル251を参照し、項目Bについては「赤+強調」というプロパティを設定する。その他の項目は正常項目なので、図15に示す表示態様ファイル251に基づいて「黒」というプロパティが例えばデフォルト設定されている。その結果、図16(a)に示すように、項目A、項目Bの名称301b及びセンシング値301cは、他の項目と異なる態様で表示されている。つまり、項目Aは赤色で、項目Bは赤色の強調表示で、それぞれ示される。図16(a)中では、赤色である項目Aは太線表示で、赤色の強調表示である項目Bはハッチング表示で、それぞれ示している。
図16(b)に示す監視画面301では、関連項目画面311がポップアップ表示されている。情報処理部106aは、図16(a)に示す監視画面301中、異常項目とする項目(項目A)又は正常項目とする項目(項目B)が選択指定され、例えば操作盤107を用いてのダブルクリック操作がなされると、選択指定された当該項目の関連項目についての説明を含む関連項目画面311をポップアップ表示する。ここでの関連項目は、図12中のステップS104の処理によって抽出された関連項目である。そして、情報処理部106aは、関連項目画面311に、選択指定された項目(項目A又は項目B)である選択項目311aと、抽出した関連項目を表示する関連項目311bと、原因311cとを体系的に表示する。選択項目311a及び関連項目311bには、基準データファイル201のテキストデータ201bから引用する項目名とそのセンシング値とを表示する。原因311cには、表1〜表5に例示した「判断要素」を表示する。
したがって、本実施の形態によれば、監視画面301を監視するオペレータに、監視画面301に表示される各項目のセンシング値301cについて、基準値範囲(図5中の基準値範囲201c参照)に収まっているのか、基準値範囲を外れているが正常とすべき値なのか、基準値範囲を外れている上に異常とすべき値なのかを、一目瞭然で知らせることができる。そして、異常項目とする項目(項目A)又は正常項目とする項目(項目B)については、関連項目画面311をポップアップ表示可能とし、関連項目画面311に含まれている原因311cの欄に表示されるその原因と共にオペレータに示すことができる。
次いで、本発明の更に別の実施の一形態を図17及び図18に基づいて説明する。本実施の形態は、監視画面301に表示される各項目のセンシング値301cについて、基準値範囲(図5中の基準値範囲201c参照)に収まっているのか、基準値範囲を外れているが正常とすべき値なのか、基準値範囲を外れている上に異常とすべき値なのかを一目瞭然で分からせる監視画面301を提供する更に別の一例である。図1ないし図14(最初の実施の形態)、図15及び図16(二つ目の実施の形態)に基づいて説明した部分と同一部分は同一符号で示し説明も省略する。
図17は、関連項目の一覧リスト表示処理の流れを示すフローチャートである。情報処理部106aは、現在表示中の監視画面301に表示している各項目について、関連項目の有無を判定する(ステップS201)。この判定は、図12中のステップS104で関連項目データが抽出されたかどうかをもってなされる。関連項目がないと判定されれば、そのまま処理を終了する。これに対して、情報処理部106aは、関連項目ありを判定すると(ステップS201のY)、関連項目ありをポップアップ表示する処理を実行する(ステップS202)。
図18は、図15に例示する表示態様ファイルに従った画面表示の一例を示す模式図であり、(a)は図17のフローチャート中のステップS202に従い表示される画面表示の一例を示す模式図、(b)は図17のフローチャート中のステップS204に従い表示される画面表示の一例を示す模式図である。情報処理部106aは、図17のステップS202で関連項目ありをポップアップ表示する処理を実行することで、監視画面301に質問画面321をポップアップ表示する。質問画面321には、「関連項目があります。関連項目一覧リストを表示しますか?」というメッセージ321aが表示され、「はい」と「いいえ」という操作盤107による選択指定可能なオブジェクトである選択ボタン321bが表示される。
図17のフローチャートの説明に戻る。情報処理部106aは、図18(a)に示す監視画面301において、質問画面321中の「はい」という選択ボタン321bが操作盤107によって選択指定されると、関連項目一覧リストの表示指定ありを判定する(ステップS203のY)。そして、関連項目一覧リストを生成してポップアップ表示し(ステップS204)、処理を終了する。
その結果、図18(b)に示すように、監視画面301に関連項目一覧リスト331がポップアップ表示される。情報処理部106aは、関連項目一覧リスト331に、正常と判定すべき項目及び異常と判定すべき項目の全てを網羅する項目331aに対応させて、個々の項目331a毎に抽出した関連項目を表示する関連項目311bと原因311cとを体系的に表示する。この場合、項目331aに表示する対象項目は、監視画面301に現在表示されているページ、図18の例ではタービン「1/2」のみならず、全てのページ中の項目である。そして、項目331a及び関連項目331bには、基準データファイル201のテキストデータ201bから引用する項目名とそのセンシング値とを表示する。原因331cには、表1〜表5に例示した「判断要素」を表示する。
したがって、本実施の形態によれば、監視画面301を監視するオペレータに、監視画面301に表示される各項目のセンシング値301cについて、基準値範囲(図5中の基準値範囲201c参照)に収まっているのか、基準値範囲を外れているが正常とすべき値なのか、基準値範囲を外れている上に異常とすべき値なのかを、一目瞭然で知らせることができる。そして、異常項目とする項目(項目A)又は正常項目とする項目(項目B)については、関連項目一覧リスト331をポップアップ表示可能とし、原因331cの欄に表示されるその原因と共にオペレータに示すことができる。
本発明の実施の一形態を示すプラント監視業務支援装置及びその周辺機器のブロック図である。 記憶部に記憶されているプラント(ボイラ)の各部についての基準値等のデータを含む基準データファイルを例示する模式図である。 記憶部に記憶されているプラント(タービン)の各部についての基準値等のデータを含む基準データファイルを例示する模式図である。 記憶部に記憶されているプラント(電気系)の各部についての基準値等のデータを含む基準データファイルを例示する模式図である。 基準データファイルに含まれている基準値セットデータの詳細を例示する模式図である。 表示盤(表示装置)に表示されるプラントの各部のセンシング値の監視画面の一例を示す模式図である。 表示盤(表示装置)に表示されるプラント(ボイラ)の各部のセンシング値の表示例(その一)を示す模式図である。 表示盤(表示装置)に表示されるプラント(ボイラ)の各部のセンシング値の表示例(その二)を示す模式図である。 表示盤(表示装置)に表示されるプラント(タービン)の各部のセンシング値の表示例(その一)を示す模式図である。 表示盤(表示装置)に表示されるプラント(タービン)の各部のセンシング値の表示例(その二)を示す模式図である。 表示盤(表示装置)に表示されるプラント(電気系)の各部のセンシング値の表示例を示す模式図である。 各項目の表示態様を設定する処理の流れを示すフローチャートである。 各項目の表示態様を決定する際に参照すべき表示態様ファイルの一例を示す模式図である。 図13に例示する表示態様ファイルに従った画面表示の一例を示す模式図である。 各項目の表示態様を決定する際に参照すべき表示態様ファイルの別の一例を示す模式図である。 図15に例示する表示態様ファイルに従った画面表示の一例を示す模式図である。 関連項目の一覧リスト表示処理の流れを示すフローチャートである。 図15に例示する表示態様ファイルに従った画面表示の一例を示す模式図であり、(a)は図17のフローチャート中のステップS202に従い表示される画面表示の一例を示す模式図、(b)は図17のフローチャート中のステップS204に従い表示される画面表示の一例を示す模式図である。
符号の説明
106a 情報処理部
107 操作盤(操作装置)
108 表示盤(表示装置)
331 関連項目一覧リスト(一覧リスト)

Claims (8)

  1. 情報処理を実行する情報処理部と、
    情報を操作入力する操作装置と、
    情報を表示する表示装置と、
    前記情報処理部が、プラントの各部の状態を検知するセンサの出力信号に基づくセンシングデータを取り込む手段と、
    前記情報処理部が、前記プラントの各部と当該各部に対応する前記取り込んだセンシングデータに基づくセンシング値とを対応付けて予め決められた体系で前記表示装置に表示する手段と、
    前記情報処理部が、情報を記憶する記憶部にアクセスし、当該記憶部に前記プラントの各部に対応させて記憶されている当該各部を正常と判定すべき範囲である基準値範囲と、前記基準値範囲から所定範囲だけ外れているにも拘らず前記プラントの関連他所の前記センシング値との関係から当該各部の前記センシング値を正常と判定すべき条件と、前記基準値範囲に収まっているにも拘らず前記プラントの関連他所の前記センシング値との関係から当該各部の前記センシング値を異常と判定すべき条件とを取得する手段と、
    前記情報処理部が、前記取り込んだ前記プラントの各部のセンシングデータが前記取得した対応する基準値範囲に収まっているかどうかを判定する第1の処理と、当該センシングデータを前記取得した対応する条件に照らして正常とすべきか異常とすべきかを判定する第2の処理とを実行する手段と、
    前記情報処理部が、前記第2の処理によって得た判定結果を前記表示装置に表示する手段と、
    を備えるプラント監視業務支援装置。
  2. 前記第1の処理及び前記第2の処理によって得られた、前記基準値範囲から所定範囲だけ外れているにも拘らず正常と判定し、前記基準値範囲に収まっているにも拘らず異常と判定すべき判定結果は、前記プラントの各部と対応付けて前記表示装置に表示される前記センシング値とは異なる態様で、かつ、正常とすべき各部の前記センシング値と異常とすべき各部の前記センシング値の表示態様それぞれ異ならせることによって表示される、請求項記載のプラント監視業務支援装置。
  3. 前記情報処理部が、前記第2の処理で参照する前記取得した対応する条件に含まれる前記プラントの関連他所の前記センシング値を関連項目として前記表示装置に表示する手段を備える、請求項1又は2記載のプラント監視業務支援装置。
  4. 前記関連項目の表示は、対応する前記関連他所の前記センシング値を当該関連他所以外の他の前記センシング値の表示態様と異ならせることによって表示される、請求項記載のプラント監視業務支援装置。
  5. 前記関連項目は、前記操作装置での表示指示操作に応じて選択的に表示される、請求項3又は4記載のプラント監視業務支援装置。
  6. 前記関連項目は、前記操作装置で選択指定した前記プラントの各部に対応するものだけが表示される、請求項記載のプラント監視業務支援装置。
  7. 前記関連項目は、一覧リストとして表示される、請求項記載のプラント監視業務支援装置。
  8. 情報処理を実行する情報処理部と、情報を操作入力する操作装置と、情報を表示する表示装置と、を備えるコンピュータにインストールされ、当該コンピュータの前記情報処理部に、
    プラントの各部の状態を検知するセンサの出力信号に基づくセンシングデータを取り込む機能と、
    前記プラントの各部と当該各部に対応する前記取り込んだセンシングデータに基づくセンシング値とを対応付けて予め決められた体系で前記表示装置に表示する機能と、
    情報を記憶する記憶部にアクセスし、当該記憶部に前記プラントの各部に対応させて記憶されている当該各部を正常と判定すべき範囲である基準値範囲と、前記基準値範囲から所定範囲だけ外れているにも拘らず前記プラントの関連他所の前記センシング値との関係から当該各部の前記センシング値を正常と判定すべき条件と、前記基準値範囲に収まっているにも拘らず前記プラントの関連他所の前記センシング値との関係から当該各部の前記センシング値を異常と判定すべき条件とを取得する機能と、
    前記取り込んだ前記プラントの各部のセンシングデータが前記取得した対応する基準値範囲に収まっているかどうかを判定する第1の処理と、当該センシングデータを前記取得した対応する条件に照らして正常とすべきか異常とすべきかを判定する第2の処理とを実行する機能と、
    記第2の処理によって得た判定結果を前記表示装置に表示する機能と、
    を実行させるプラント監視業務支援用コンピュータプログラム。
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