JP4915020B2 - 地図の注記レイアウト装置、および地図の注記レイアウト装置の制御方法 - Google Patents

地図の注記レイアウト装置、および地図の注記レイアウト装置の制御方法 Download PDF

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本発明は、地図上に表示される例えば店舗名などの注記を視認性が高くなるよう自動配置するための技術に関する。
地図上には、例えば店舗名やレストラン名称、公園名などのいわゆる「注記」が付記されている。そしてこのような注記は、もし地図上での表示レイアウトに留意しなければ、施設や道路の外形線に重なったり、あるいは注記同士が重なったりしてしまい、地図が読みづらいものになってしまう可能性がある。
そこで、基本的に注記は手動で配置され、上記のような問題が生じないように必要に応じて手動で再配置を行っている。
また、手動での注記配置は手間がかかってしまうので、特許文献1では、このような注記の配置を自動で行うための文字列情報選択装置などに関する技術が開示されている。具体的にこの特許文献1では、視認性などを考慮して予め設定された複数の選択条件を利用して、注記として表示すべき文字列を取捨選択する技術が示されている。また、その選択条件として、文字列の優先順位や文字数などを利用することが開示されている。
特開2007−328303号公報
しかし上記文字列情報選択装置は、所定の選択条件にしたがって注記として表示すべき文字列を選択するのみである。そのため、選択された文字列を実際に地図上に配置した際にどのようなレイアウトになるかを考慮していない、という課題がある。つまり上記文字列情報選択装置では、例えば一方の文字列の表示方向を縦から横に変えれば道路などのオブジェクトと注記が重ならずに配置可能である場合などでも、そのようなレイアウトの変更を考慮することはない。すると注記の文字数が多いため、当該注記は地図上に表示されないなどの可能性がある。
また特許文献1の文字列情報選択装置は、注記の選択条件として文字列の優先順位や文字数などを利用することが開示されている。しかしそのような選択条件では、視認性を重視して注記が選択される一方で、例えば「レストランを探すため」といった利用者が地図を利用する際の意図(コンテキスト)を考慮した注記の選択がなされない、という問題もある。つまり、利用者が知りたいであろう施設などが地図中にあるにも関らず、視認性を重視する選択条件と合致しないため、当該施設に関する注記が地図上に表示されない可能性がある。
以上の課題を解決するために、本発明は、注記用文字列の地図上での占有範囲を計算し、計算した占有範囲から地図上の道路などに重ならないよう注記を流す方向の重み付けを行う機能を備えることで、適当なレイアウトを決定し注記を選択し配置することができる注記レイアウト装置を提供する。
具体的に、本発明の注記レイアウト装置は、注記候補を保持する注記候補保持部と、地図上に配置する注記候補を抽出するルールを保持する配置ルール保持部と、保持されているルールに基づいて注記候補を抽出する注記候補抽出部と、地図データベースに保存された図式に基づいて、抽出された注記の占有範囲を計算するバウンズ計算処理部と、道路や路線等のオブジェクトと計算した占有範囲との関係に基づいて、注記を構成する文字を地図上で流す方向の重み付けを計算する重み付け計算部と、注記候補抽出部で抽出した注記候補の中から計算で得られた重み付けを用いて注記を選択して配置する注記選択配置部と、からなる注記レイアウト装置である。
また、上記構成に加えて、例えばレストランマップ(レストランを探すための地図)や花見マップなど、その地図利用の意図などを示すコンテキストの指定を受け付け、そのコンテキストに合った注記を抽出する機能をさらに備える注記レイアウト装置も提供する。
具体的に、上記構成に加えて、利用者または地図作成者からの入力または指示により、表示を希望する地図のコンテキストを取得するコンテキスト取得部をさらに有するとともに、注記候補保持部が、コンテキストに対応したスコアを関連付けて注記を保持するコンテキストスコア付注記保持手段を有し、注記候補抽出部が、コンテキスト取得部で取得したコンテキストと配置ルール保持部に保持されているルールに基づいてコンテキストスコア付注記保持手段から注記候補を抽出するコンテキスト依存注記抽出手段を有する注記レイアウト装置である。
また、さらに取得したコンテキストに応じて注記の配置を決定する機能を備える注記レイアウト装置や、注記を構成する文字列同士の衝突可能性を計算し、注記同士が重なるなどしないようレイアウトする機能を備える注記レイアウト装置も提供する。また、そのような機能を備える注記レイアウト装置の制御方法も提供する。
以上のような構成をとる本発明によって、注記用文字列の地図上での占有範囲を計算し、計算した占有範囲から地図上の道路などに重ならないよう注記を流す方向の重み付けを行うことができる。したがって、その重み付け値を利用して、注記が地図上のオブジェクトや他の注記同士で重ならずに視認性が高くなるようなレイアウトを決定し地図上に配置することができる。
また、例えば「レストランを探すため」といった利用者が地図を利用する際の意図(コンテキスト)に応じて、そのコンテキストに合った注記を抽出し地図上に配置することもできる。したがって、利用者が知りたいであろう施設などが地図中にある場合に、それら施設に関する注記を可能な限り漏れなく利用者に提示することができる。
以下に、図を用いて本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
なお、実施例1は、主に請求項1、5について説明する。また、実施例2は、主に請求項2、6について説明する。また、実施例3は、主に請求項3、7について説明する。また、実施例4は、主に請求項4、8について説明する。
≪実施例1≫
<概要>
図1は、本実施例の注記レイアウト装置による地図上の注記自動配置処理の一例を説明するための図である。この図1(a)にあるように、例えば地図上に「○×電器」との注記を付加する場合、右方向に文字を流して付加すると地図上の線路に文字列が重なってしまうことになる。そこで、本実施例の注記レイアウト装置では、注記文字列を各方向に流した場合における、線路などの地図上のオブジェクトと注記文字列との関係性を演算する。そして図1(b)に示すように、関係性の演算の結果、両者の重なりが少ない方向(図中例では下方向)を特定し、その方向に注記を流すよう注記の配置をレイアウトする、と言う具合である。
このように本実施例の注記レイアウト装置では、地図上のオブジェクトとの関係を判断し、注記文字を流す方向を考慮して、視認性が高くなるように注記を地図上に配置することができる。
<機能的構成>
図2は、本実施例の注記レイアウト装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「注記レイアウト装置」(0200)は、「注記候補保持部」(0201)と、「配置ルール保持部」(0202)と、「注記候補抽出部」(0203)と、「バウンズ計算処理部」(0204)と、「重み付け計算部」(0205)と、「注記選択配置部」(0206)と、を有する。
なお、以下に記載する本注記レイアウト装置の機能ブロックは、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの両方として実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPUや主メモリ、バス、あるいは二次記憶装置(ハードディスクや不揮発性メモリ、CDやDVDなどの記憶メディアとそれらメディアの読取ドライブなど)、情報入力に利用される入力デバイス、印刷機器や表示装置、その他の外部周辺装置などのハードウェア構成部、またその外部周辺装置用のインターフェース、通信用インターフェース、それらハードウェアを制御するためのドライバプログラムやその他アプリケーションプログラム、ユーザーインターフェース用アプリケーションなどが挙げられる。
そして主メモリ上に展開したプログラムに従ったCPUの演算処理によって、入力デバイスやその他インターフェースなどから入力され、メモリやハードディスク上に保持されているデータなどが加工、蓄積されたり、上記各ハードウェアやソフトウェアを制御するための命令が生成されたりする。また、この発明は装置として実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、このような発明の一部をソフトウェアとして構成することができる。さらに、そのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるソフトウェア製品、及び同製品を記録媒体に固定した記録媒体も、当然にこの発明の技術的な範囲に含まれる(本明細書の全体を通じて同様である)。
「注記候補保持部」(0201)は、注記候補を保持する機能を有し、例えば不揮発性メモリやHDD(ハードディスクドライブ)などの二次記録装置によって実現することができる。「注記候補」とは、地図上に表示する注記の候補をいい、「注記」とは、地図上の例えば建造物や施設、区域、また森や林、山、川などの自然物、あるいは道路や線路などの道線などに対して付記されるその名称や説明などをいう。例えば、「有楽町駅」や「○×電器」、「国道28号線」等の名称が挙げられる。また名称以外の注記としては「★★☆」(料理の評価)などの説明も挙げられる。
なお、本件発明における注記は、特に地図の縮尺やコンテキスト(例えば花見地図における「花見」などその地図の目的)に応じて、表示/非表示が選択されるものをいう。したがって、この注記候補保持部にて保持されている注記候補は、以下の構成によってその表示/非表示が選択されることになる。
図3は、この注記候補保持部に保持されている注記候補の一例を表す概念図である。この図にあるように、注記候補保持部には、例えば「有楽町駅」という注記候補に対して「ID:POI001」が付与され、また、その場所を示す「住所:千代田区・・・」、「緯度:35.67・・・」、「経度:139.76・・・」などの情報が関連付けられテーブル化されている。また、注記の文字列を描画するための画像データ(いわゆるビットマップフォント)や数式データ(いわゆるアウトラインフォント)なども注記と関連付けて保持されていると良い。
また当該注記の種別、属性、規模概念などを示す「タグ:JR(登録商標)線の駅」や、表示の優先度指標となる「スコア:250」なども関連付けられていても良い。また、その他にも、「電話番号」や、注記として必ず配置するか否かを示す「配置必須フラグ」などを関連付けていても良いし、前記「スコア」が、目的別(重要度、目立度、料理オススメ度など)スコアとなっていても良い。
また、このスコアは例えば以下のような基準で付与されると良い。例えば、有名な店舗、場所や代表的な存在であれば、重要度のスコアを高く付与する、という具合である。また、その重要度スコアは、例えば文章解析によってそれら店舗や場所に関するレビューサイトやブログなどを特定し、その投稿件数や投稿記載語句を数値変換したものをスコアとするなどしても良い。
あるいは、交差点の角にある大きな建造物や、面積が広く広域での視認性が高いものや、デザイン性があるものの場合は、目印としての価値が高いとして目印度スコアを高く付与する、という具合である。また、その場合には、後述する「ノード」(道路の交差点など)の緯度経度情報と、その建物などの緯度経度情報の近接度や、建物などの面積をそのスコアとして算出すると良い。
このように注記候補が、地図上に表示されるべき場所を示す「住所」や「緯度経度」情報、あるいは「タグ」や「スコア」と関連付けて管理、保持されることで、それらを指定する各種条件に従って、地図上に表示すべき注記が抽出される、という具合である。
「配置ルール保持部」(0202)は、地図上に配置する注記候補を抽出するルールを保持する機能を有し、例えば不揮発性メモリやHDDなどの二次記録装置によって実現することができる。このルールは、例えば注記候補を抽出する際の優先事項とすべき項目を定めるルールや、その抽出個数などの制限を定めるルールが挙げられる。
図4は、この配置ルール保持部に保持されている配置ルールの一例を表す概念図である。この図にあるように、例えば「ID:Rule001」にて識別されるルールは、「道路名を優先的に抽出する」ためのルールが規定されている。具体的には、注記候補保持部の「タグ」を参照し、タグが「道路」などである注記候補を優先的に抽出するよう設定されたルールなどが挙げられる。
また、その他、「文字数が6文字以下の注記を抽出とするルール」や「抽出する注記候補の個数を10個とするルール」なども挙げられる。なお、これらルールは、例えばルールに示される条件によって分岐処理するプログラムなどによって実現することができる。
そしてこのようなルールが、例えば地図の縮尺サイズに関連付けられていれば、表示される地図の縮尺サイズに合わせて適用されるルールが選択される、という具合である。また、その他にも適用されるルールの選択については様々な構成によって実現されて良い。例えば実施例2で後述するように、配置ルール保持部においてコンテキスト(地図の目的など)に関連付けてルールが保持される構成としても良い。その場合には、コンテキストを指定する事で、そのルールを特定することができ、コンテキストに応じた注記が付記された地図を作成することができる。
あるいは、ユーザーが直接ルールを指定する選択命令を入力することで、その指定されたルールが選択される構成なども挙げられる。
そして、このようにして選択されたルールに従い、次の注記候補抽出部にて注記候補が抽出される、という具合である。
「注記候補抽出部」(0203)は、保持されているルールに基づいて注記候補を抽出する機能を有し、例えば、CPU(中央演算装置)や主メモリ、注記候補抽出プログラムなどで実現することができる。具体的に、例えば注記候補の抽出ルールとして配置ルール保持部に保持されている「Rule001」が選択される。すると、CPUは「Rule001」で規定されるルールを解釈し、注記候補保持部に保持されている注記の「タグ」を参照する。そして、その「タグ」が「道路」である注記候補を特定し、抽出する、という具合である。また、抽出の基準となるルールは複数選択されても良い。例えば縮尺が1/700000以上を条件として、「スコアが400以下の注記候補は抽出しないルール」および「抽出する個数は20個とするルール」が選択され、両ルールに合致する注記候補の抽出処理が実行される、という具合である。
そして、ここで抽出された例えば「国道28号線」、「日比谷通り」などの道路名を示す注記候補が地図上に表示されることになる。そしてこれら注記候補に関して、以下の構成によって地図上での表示レイアウトが自動的に決定される、という具合である。
「バウンズ計算処理部」(0204)は、地図データベースに保存された図式に基づいて、抽出された注記の占有範囲を計算する機能を有する。なお「図式」とは、注記を示す文字列を地図上に表示する際に必要となる各種データをいい、図5に示すように、例えば、文字列のフォントの大きさを示すポイント数、回転などのフォント変形用のパラメータ、文字(数字、記号)間の距離、改行の有無、文字やその周囲の飾り画像データなどが挙げられる。
また、このような注記の文字列の表示方法などを定める図式は、「地図データベース」にて、例えば各種縮尺の地図データと関連付けて保持されると良い。すなわち、例えば20万分の1〜10万分の1の縮尺地図データにおいては、大まかな地勢図サイズであるので表示される注記の数も少なく比較的大き目のフォントサイズを指定する図式が関連付けられている。一方で、2.5万分の1〜1万分の1の縮尺地図データにおいては、細かな地形図サイズとなるので、多くの注記が表示可能となるよう比較的小さめのフォントサイズを指定する図式や、多くの注記が並んでいても視認性が高くなるようなフォント形式を指定する図式が関連付けられている、という具合である。
なお、地図データベースには、画像データで構成され、縮尺別に地図画像データを用意する「ラスター地図」のデータベースや、地図データを座標及び線の集まりで表現する「ベクトル地図」のデータベースなどが存在する。ただし、いずれの形式の地図データベースであっても、上記のように縮尺に応じて図式が定められると良い。このようにして、表示する地図の縮尺ごとに注記のサイズなどをそのつど設定するなどの必要が無くなる。
そしてこのバウンズ計算処理部の機能は、例えばCPUや主メモリ、バウンズ計算処理プログラムなどで実現することができる。具体的に、図5に示すような図式が地図の縮尺と関連付けて保持されていれば、表示される地図の縮尺に応じてこれら図式が取得され、その注記の「最大/最小ポイント数」、「字間距離」、「改行の有無」などを示す情報が特定される。
つづいて、これら図式によって示される各文字の大きさや字間距離、また文字周囲の所定の余白などをパラメータとして、例えばPOIIDで特定される注記の文字列データに関して「14ピクセル×120ピクセル」の長方形スペースと言った具合に注記を表示する際の占有範囲を計算する、という具合である。
なお、ここでの注記の占有範囲の計算処理に関して、例えば後述する道路の外形線などの地図上オブジェクトと注記の占有範囲とが重なるなどの場合に、フォントの表示ポイント数や改行有無などのパラメータを変更して、注記の占有範囲が再計算されるよう構成すると良い。
また、地図データベースに保存された図式とは、上記のように地図データベースの縮尺ごとに設定されることで、直接的に地図データベースにて管理保持される構成としても良いし、その他にも、地図の縮尺などごとに注記候補保持部が複数設けられ、そこに保持される注記ごとに図式が設定されることで、注記候補保持部にて注記と関連付けて図式が管理保持されても良い。あるいは、配置ルールごとに図式が設定され、配置ルール保持部にて、ルールと関連付けて図式が管理保持されても良い。
そして以下の構成において、ここで計算された注記の占有範囲と、地図上の道路や川などのオブジェクトについて両者が重なるかなどの関係性を判断し、そのレイアウトを決定する、という具合である。
「重み付け計算部」(0205)は、道路や路線等のオブジェクトと計算した占有範囲との関係に基づいて、注記を構成する文字を地図上で流す方向の重み付けを計算する機能を有し、例えば、CPUや主メモリ、重み付け計算プログラムなどで実現することができる。
具体的に、例えば、地図上のオブジェクトと占有範囲との関係性に関し、「線路と注記が30ピクセル以下で重なることは許可する。ただし駅と注記が10ピクセル以上重なる事は許可しない」との関係性を用いる場合、まず注記候補を表示する地図上の位置を図3に示す注記候補保持部の「緯度経度」から特定する。そして、その特定した位置を、例えば占有範囲の左上角なるようにして、注記を地図上に仮に右横向き(図7の矢印A方向)に配置する。
つづいて、図6(a)から(c)に示すような各種テーブルデータを利用して、地図上に表示される線路や道路などのオブジェクトの外形線を特定する。なお、「オブジェクト」とは、地図上に表示されるもののうち、同縮尺の地図上であれば基本的に移動や変形して表示することの出来ないものをいい、例えば道路や川などのほか、施設や森など(の外形線)が挙げられる。また、この図6の例では、道路や線路などのオブジェクトを、その始点/終点と、分岐点を示す「ノード」の組み合わせ(図6(a))で表現する例を示している。具体的に、「ノード」の緯度経度情報(図6(b))と、2つのノード間を結ぶ「リンク(Link)」の描画式(図6(c))のデータから、地図上オブジェクトの外形線が特定される、という具合である。もちろんこれは一例であって、オブジェクトを特定するためのデータは、地図の描画方式などに応じて適宜選択されて良い。
そして、仮に配置された注記の占有範囲と、上記特定されたオブジェクトの外形線とが重なるか否かを、CPUの演算処理によって判断する。ここで両者が同じ地図上位置を有している、すなわち重なっていることが判断されれば、注記を今度は下縦向き(図7の矢印B方向)に配置するなどして、その注記の占有範囲が変わるよう仮の再配置を実行する。
そして、A方向に注記を流した場合は重み付け値が10、B方向に注記を流した場合は重み付け値が60という具合に、例えば両者が重なるピクセル数に反比例するように注記を流す方向ごとの重み付け値を計算する、という具合である。
そして、このように計算された重み付け値を利用して注記を流す方向を決定することで、注記と地図上のオブジェクトが重なりができるだけ少なくなるように自動でレイアウトすることができる、という具合である。
なお、緯度経度を中心点として所定の猶予条件を設定し、中心点からある程度自由に注記が配置されるよう構成しても良い。その場合には、その自由な配置位置それぞれにおいて注記とオブジェクトの関係性を判定するよう構成し、もっとも重なりが少ない位置を注記の配置位置とする、という具合である。
また前述のように、注記を流す方向を決定する前にフォントの大きさを示すポイント情報や改行有無などの占有範囲計算のためのパラメータを変更し再計算を行った上で、再度両者の関係性の判定、及び流す方向の決定処理を行っても良い。
「注記選択配置部」(0206)は、注記候補抽出部で抽出した注記候補の中から計算で得られた重み付けを用いて注記を選択し配置する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、注記選択配置プログラムなどで実現することができる。具体的に、重み付け値が最も高い方向に注記を流し、配置するよう決定する、という具合である。もちろん、配置される注記は1つでは無く、そのため実施例4で後述するように注記とオブジェクトとが重なるなどしない場合でも、注記同士が重なるなどするレイアウトになる事もありうる。そのような場合については、実施例4で詳述する。
このように本実施例の注記レイアウト装置によって、表示すべき注記を抽出し、注記の文字を流す方向を考慮して自動的に地図上に配置することができる。
なお、上記の構成を有する注記レイアウト装置は、様々な装置に組み込まれて実施することができる。例えば、ユーザーの端末装置にローカルに組み込まれ、スタンドアロンに機能する実施例が挙げられる。あるいはネットワーク上のサーバ装置に組み込まれ、ユーザーの端末装置からのリクエストに応じて地図を返信するネットワーク上のサーバ装置に組み込まれる実施例も挙げられる。また、紙媒体地図の印刷用データ作成やデジタル地図の販売パッケージデータ作成のための演算装置に組み込まれ、地図作成者によって入力された縮尺や地図の目的(ドライブ地図など)に応じた注記を自動配置した地図データを作成する、といった実施例も挙げられる。
<ハードウェア構成>
図8は、上記機能的な各構成要件をハードウェアとして実現した際の、注記レイアウト装置における構成の一例を表す概略図である。この図を利用して地図上の注記の自動配置処理におけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。
この図にあるように、注記レイアウト装置は、各種プログラムを解釈し実行することで注記候補抽出部やバウンズ計算処理部、重み付け計算部、注記選択配置部を実現し、またその他の各種演算処理を実行する「CPU」(0801)と、「主メモリ」(0802)と、を備えている。また注記候補保持部および配置ルール保持部である「HDD」(0803)や、データの入出力を行う「I/O(インプット/アウトプット)」なども備えている。そしてそれらが「システムバス」などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
また、「主メモリ」にはプログラムが読み出され、「CPU」は読み出された当該プログラムを参照することで各種演算処理を実行する。また、この「主メモリ」や「HDD」にはそれぞれ複数のアドレスが割り当てられており、「CPU」の演算処理においては、そのアドレスを特定し格納されているデータにアクセスすることで、データを用いた演算処理を行うことが可能になっている。
ここで図示しないUI(ユーザーインターフェース)を介した命令入力に応じて、本実施例の注記レイアウト装置は、「主メモリ」に注記候補抽出プログラムやバウンズ計算処理プログラム、重み付け計算プログラム、注記選択配置プログラムなどを読み出す。そして、まず注記候補抽出プログラムを「CPU」が解釈し、そのプログラムに従って、例えば「UI」を介して入力されたルールの選択命令(例えば地図縮尺の指定命令やコンテキストの指定命令、ルールそのものの選択命令など)に応じて、「HDD」のアドレス2に格納されている配置ルールマスタから選択されたルールを特定し、「主メモリ」のアドレス1に読み出す。
そして「主メモリ」に読み出したルールに応じて注記候補を抽出するため、例えば、CPUの論理演算処理によって図3に示すような注記候補マスタのタグを参照し、ルールで指定されるタグ、例えば「道路」が関連付けられた注記候補を特定する。そして、その特定した注記候補を、「主メモリ」のアドレス2に格納する。
つづいて、「CPU」はバウンズ計算処理プログラムを解釈し、そのプログラムに従って、「HDD」のアドレス3に格納されている地図データベース(DB)を参照する。そして、表示される地図と関連付けて地図DB中に保持されている図5に示すような図式を読み出し、「主メモリ」のアドレス3に格納する。そして、「主メモリ」のアドレス2に格納されている注記候補に関して、図式で示される各種データをパラメータとして、その注記の占有範囲をCPUの演算処理によって計算する。そしてその計算結果を「主メモリ」のアドレス4に格納する。
次に、「CPU」は重み付け計算プログラムを解釈し、そのプログラムに従い表示される地図のオブジェクトを特定する。具体的に、まず「主メモリ」のアドレス2に格納されている注記候補が表示される緯度経度情報を、「HDD」に格納されている注記候補マスタから取得する。つづいて、当該緯度経度情報を中心とする所定の範囲内にある地図上のオブジェクトを、図6に示すようなデータテーブルの緯度経度情報などを利用してCPUの演算処理によって特定する。つづいて、その特定されたオブジェクト内に含まれる緯度経度情報を算出する。また、「主メモリ」のアドレス4に格納された注記の占有範囲と、その中期が表示されるべき緯度経度情報から、例えば右方向に注記を流してレイアウトした際の占有範囲に含まれる緯度経度情報を算出する。
そして、両者の緯度経度情報を比較し、例えば一致する緯度経度情報の数を両者の重なり度合いを示す指標(関係判定結果)として「主メモリ」のアドレス7に格納する。そしてその一致個数を変数とする所定関数を計算し、その計算結果を重み付け値として「主メモリ」のアドレス8に格納する。そして、この重み付け値の算出処理を所定の4方向や8方向などそれぞれの方向に関して実行し、最も重み付け値の高い方向を、「主メモリ」のアドレス2に格納されている注記の表示方向として決定する。
そして抽出したその他の注記候補に関しても同様に演算処理を行い、それぞれの配置レイアウトを決定する、という具合である。
<処理の流れ>
図9は、本実施例の注記レイアウト装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、上記のような計算機の各ハードウェア構成によって実行されるステップであっても良いし、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。
この図にあるように、ルールに基づいて予め注記候補保持部に保持されている、例えば図3に示すテーブルを参照し、図4のRule006にしたがいスコア(目立度)の高い順に所定個数の注記候補を抽出する(ステップS0901)。また、ここでルールに合致する注記候補が無く、注記候補を抽出できない場合は、例えば次のルールを採用して、再度注記候補の抽出を行う。
つづいて地図データベースなどに保存された図式に基づいて、抽出された注記の例えばフォントサイズなどから占有範囲を「28×96」と言った具合に計算する(ステップS0902)。そして有楽町駅や有楽町線の線路等のオブジェクトと、計算した注記の占有範囲「28×96」との関係に基づいて、例えば上方向に注記を流した際に、その注記の占有範囲と有楽町駅などとが重なる領域のピクセル数「1422」を算出する。そして、その重なるピクセル数を所定の反比例式に代入し、例えば上方向に流す場合の重み付け値は「5」という具合に注記を構成する文字を地図上で流す方向の重み付けを計算する(ステップS0903)。そして前記ステップS0901で抽出した注記候補の中から、ステップS0903の計算で得られた重み付けを用いて、例えば最も重み付けが大きい方向に注記を流すなど選択して配置する(ステップS0904)。
<効果の簡単な説明>
以上のように、本実施例の注記レイアウト装置によって、効率的に表示すべき注記候補を抽出し、視認性が高くなるように注記の文字を流す方向を考慮して自動的に地図上に配置することができる。
≪実施例2≫
<概要>
図10は、本実施例の注記レイアウト装置による地図上への注記の自動配置の一例を説明するための概念図である。この図10(a)にあるように、例えば花見用の地図を作成する場合、「桜」、「ビール」などのキーワードをユーザー入力によって受け付ける。すると本実施例の注記レイアウト装置は、桜が見られる場所である「皇居」、「日比谷公園」、「ビヤガーデン」などの注記を優先的に抽出し、地図上に自動配置する。
一方、図10(b)にあるように、レストランを探すことを目的とする地図を作成する場合には、「レストラン」、「食事」などのキーワードを受け付ける。すると本実施例の注記レイアウト装置は、図10(a)と同じ場所を示す地図でありながら、今度は食事をすることができる「○×楼」、「日本ホテル」、「そば屋××」、「△△レストラン」等の注記を優先的に抽出し、地図上に自動配置する。
このようにして本実施例の注記レイアウト装置は、その地図の目的などに応じて抽出し自動配置する注記を変える機能を有し、したがって利便性の高い地図を提供することができる。
<機能的構成>
図11は、本実施例の注記レイアウト装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「注記レイアウト装置」(1100)は、実施例1を基本として「注記候補保持部」(1101)と、「配置ルール保持部」(1102)と、「注記候補抽出部」(1103)と、「バウンズ計算処理部」(1104)と、「重み付け計算部」(1105)と、「注記選択配置部」(1106)と、を有する。なお、これらの機能的構成については、実施例1にてすでに記載済みであるので、その説明は省略する。
そして本実施例の注記レイアウト装置の特徴点は、「コンテキスト取得部」(1107)を有する点である。また、さらに注記レイアウト装置の注記候補保持部が「コンテキストスコア付注記保持手段」(1108)を有し、注記候補抽出部が「コンテキスト依存注記抽出手段」(1109)を有する点である。
「コンテキスト取得部」(1109)は、利用者または地図作成者からの入力または指示により、表示を希望する地図のコンテキストを取得する機能を有し、例えばGUI(グラフィカル・ユーザーインターフェース)や各種入力デバイスなどによって実現することができる。
「コンテキスト」とは、地図の目的や優先的な表示を希望する注記の分類などをいい、例えば「レストラン」、「コンビニ」、「交通機関」、「観光名所」などが挙げられる。あるいは、注記が付される店舗や施設などの目立ち度や重要度などをスコア化している場合は、「目立ち度」「重要度」などがコンテキストであっても良い。そして本実施例の注記レイアウト装置は、GUIや入力デバイスを介して入力されたこのような「コンテキスト」に応じた注記の抽出を、以下の構成によって実行する。
「コンテキストスコア付注記保持手段」(1108)は、コンテキストに対応したスコアを関連付けて注記を保持する機能を有し、例えば前述の図3に示すような注記候補保持部のテーブルデータに、コンテキストスコアの項目を付加することで実現することができる。
図12は、このコンテキストスコア付注記保持手段の一例を表す概念図である。この図にあるように、例えばPOIID001で識別される「有楽町」の注記には、「移動(交通機関)」のコンテキストスコア「500」が与えられている。また「○×電器」の注記には「家電」のコンテキストスコア「400」が付与され、「日本劇場」の注記には「エンタメ」のコンテキストスコア「500」が付与されている、という具合である。また、一の注記に対して複数のコンテキストおよびコンテキストスコアが付与されていても良い。
このように注記候補保持部のコンテキストスコア付注記保持手段にて、コンテキストスコアを付与して注記を保持することで、コンテキストに応じた注記の抽出、およびそのスコアに応じた優先的な抽出を行うことができる。
なお、このコンテキストスコア付注記保持手段では、他のサーバ装置などと連携してそのコンテキストやスコアを注記に付与しテーブルデータを生成するよう構成しても良い。例えば、レストラン情報などを共有するためのWebサイトに投稿されたレビューや点数、あるいはその投稿件数などを、当該サイトを管理するサーバ装置から取得する。そして、その点数や件数そのものをスコアとして注記に付与したり、あるいは文章中の文言を「おいしい⇒6点」などの変換表を用いて数値に変換し注記に付与したりする、という具合である。
「コンテキスト依存注記抽出手段」(1109)は、コンテキスト取得部で取得したコンテキストと配置ルール保持部に保持されているルールに基づいてコンテキストスコア付注記保持手段から注記候補を抽出する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、コンテキスト依存注記抽出プログラムなどによって実現することができる。
具体的に、コンテキスト取得部で取得したコンテキストをキーとして、図12に示すようなコンテキストスコア付の注記候補のテーブルデータを参照する。そして、コンテキストが一致するなどするコンテキストが付与された注記候補を抽出する、という具合である。また、スコアの値の大小に応じて、例えばスコアの上位50位までを抽出するなどの前述の配置ルールがあれば、そのルールに応じてコンテキストスコア付の注記候補が抽出されるよう構成しても良い。
また、このコンテキストに応じた注記候補の抽出処理は、例えば記憶媒体に保持されている類義語辞典などを参照するよう構成しても良い。類義語辞典を参照することで、例えば「食事」というコンテキストに関しては「レストラン」や「飲食」なども同じ意味を有するコンテキストと判断し上記抽出処理を行う、という具合である。
<処理の流れ>
図13は、本実施例の注記レイアウト装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、上記のような計算機の各ハードウェア構成によって実行されるステップであっても良いし、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。
この図にあるように、まず、利用者や地図作成者から表示を希望する地図のコンテキスト、例えば「食事」といったキーワードなどを入力デバイスやGUIを介して受付け、取得する(ステップS1301)。つづいて、例えば図12に示すようなコンテキストスコア付の注記テーブルを、取得した「食事」や類義語辞典などで特定される「食事」の類義語を検索キーワードとして検索し、また例えば図4に示すRule003にしたがい、「食事」に関連付けられ、かつスコアが上位の「伊藤ビル」などの注記候補を抽出する(ステップS1302)。また、図示していないが、ここでルールやコンテキストに合致する注記候補が無く、注記候補を抽出できない場合は、例えばルールを変更したり、別のコンテキストの入力を促したりして、再度注記候補の抽出を行うと良い。
そして地図データベースなどに保存された図式に基づいて、例えば「伊藤ビル」のフォントやフォントサイズなどに応じて、抽出された注記の占有範囲を「28×96」と言った具合に計算する(ステップS1303)。つづいて有楽町駅や有楽町線の線路等のオブジェクトの領域と計算した「伊藤ビル」の占有範囲「28×96」との関係に基づいて、例えば上方向に「伊藤ビル」の注記を流した際に、その注記の占有範囲と有楽町駅などとが重なる領域のピクセル数「1422」を算出する。そして、その重なるピクセル数を所定の反比例式に代入し、例えば上方向に流す場合の重み付け値は「5」という具合に注記を構成する文字を地図上で流す方向の重み付けを計算する(ステップS1304)。そして前記ステップS1302で抽出した注記候補の中から、ステップS1304の計算で得られた重み付けを用いて、例えば最も重み付けが大きい方向に注記を流すなど選択して配置する(ステップS1305)。
<効果の簡単な説明>
以上のように本実施例の注記レイアウト装置によって、利用者や地図作成者の指定するコンテキストに応じて注記候補を抽出することができる。したがって利用者などの希望するコンテキストに合致した注記が視認性が高くなるよう自動配置された地図を提供することができる。
≪実施例3≫
<概要>
本実施例は、上記実施例を基本として、利用者や地図作成者などの指定するコンテキストに応じて抽出された注記候補の中から、そのスコアに応じて実際に表示する注記の選択をして、選択された注記のみを地図上に配置するなどの機能を備える注記レイアウト装置である。このようにコンテキストに応じて注記を取捨選択して配置する機能を備える事で、本実施例の注記レイアウト装置は、より地図作成者や利用者の希望に合ったうえで視認性を高めた地図を提供することができる。
<機能的構成>
図14は、本実施例の注記レイアウト装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「注記レイアウト装置」(1400)は、実施例2を基本として「注記候補保持部」(1401)と、「配置ルール保持部」(1402)と、「注記候補抽出部」(1403)と、「バウンズ計算処理部」(1404)と、「重み付け計算部」(1405)と、「注記選択配置部」(1406)と、「コンテキスト取得部」(1407)と、「コンテキストスコア付注記保持手段」(1408)と、「コンテキスト依存注記抽出手段」(1409)、を有する。なお、これらの機能的構成については、実施例1や2にてすでに記載済みであるので、その説明は省略する。
そして本実施例の注記レイアウト装置の特徴点は、注記選択配置部がさらに「コンテキスト依存注記配置手段」(1410)を有する点である。
「コンテキスト依存注記配置手段」(1410)は、コンテキスト取得部にて取得したコンテキストに基づいて注記を選択して配置する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、コンテキスト依存注記配置プログラムなどで実現することができる。
具体的に、ここでの注記配置処理は、例えば抽出した注記候補に付加されているコンテキストやコンテキストスコアを参照し、コンテキストスコアの高い順に表示すべき注記を取捨選択して地図上に配置する処理が挙げられる。またその際には、例えば配置ルールなどで示される「スコアの上位50位まで」などのルールに従って取捨選択すると良い。また、その他、コンテキストスコアに応じてフォントサイズを変えて注記を選択して配置する処理なども挙げられる。あるいはコンテキスト取得部にて複数のコンテキストを取得した場合、予め定められているコンテキスト別の優先順位情報などを参照し、優先順位の高いコンテキストが付与されている注記を優先的に配置する処理なども挙げられる。
また、このようにコンテキストやそのスコアに応じて注記を選択して配置した後で、注記が配置していない地図上の「隙間領域」の緯度経度情報などを取得するよう構成しても良い。そして、図3に示す注記候補のテーブルデータを参照し、その隙間領域にある店舗や施設などの注記を新たに抽出し、オブジェクトとの関係性判断をクリアしたものを地図上に配置しても良い。
このように本実施例の注記レイアウト装置では、利用者や地図作成者の希望するコンテキストに応じて注記候補を取捨選択して視認性をさらに高めたうえで、注記を地図上に配置することができる。
<処理の流れ>
図15は、本実施例の注記レイアウト装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、上記のような計算機の各ハードウェア構成によって実行されるステップであっても良いし、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。
この図にあるように、まず、利用者や地図作成者から表示を希望する地図のコンテキスト、例えば「食事」といったキーワードなどを入力デバイスやGUIを介して受付け、取得する(ステップS1501)。つづいて、例えば図12に示すようなコンテキストスコア付の注記テーブルを、取得した「食事」やその類義語を検索キーワードとして検索し、また例えば図4に示すRule003にしたがい、「食事」に関連付けられ、かつスコアが上位の「伊藤ビル」などの注記候補を抽出する(ステップS1502)。また、図示していないが、ここでルールやコンテキストに合致する注記候補が無く、注記候補を抽出できない場合は、例えばルールを変更したり、別のコンテキストの入力を促したりして、再度注記候補の抽出を行うと良い。
そして地図データベースなどに保存された図式に基づいて、例えば「伊藤ビル」のフォントやフォントサイズなどに応じて、抽出された注記の占有範囲を「28×96」と言った具合に計算する(ステップS1503)。つづいて、有楽町駅や有楽町線の線路等のオブジェクトと計算した「伊藤ビル」の占有範囲「28×96」との関係に基づいて、例えば上方向に「伊藤ビル」の注記を流した際に、その注記の占有範囲と有楽町駅などとが重なる領域のピクセル数「1422」を算出する。そして、その重なるピクセル数を所定の反比例式に代入し、例えば上方向に流す場合の重み付け値は「5」という具合に注記を構成する文字を地図上で流す方向の重み付けを計算する(ステップS1504)。そして前記ステップS1502で抽出した注記候補の中から、ステップS1504の計算で得られた重み付けと、取得したコンテキストを用いて注記を、例えば最も重み付けが大きい方向に注記を流して配置する。また全ての重み付け値が所定値以下、つまりどの方向に流しても注記とオブジェクトが大きく重なる場合など、今度はコンテキストスコアを参照し、コンテキストスコアが所定値以下で余り重要でない注記候補と判断されれば、その注記候補を配置しないための削除処理などを行う。またコンテキストスコアが所定値以上で重要な注記候補と判断されれば、フォントサイズを小さくしたり改行を認めるなどしてその注記の占有範囲を再計算し、重み付け値が所定値以上となるようにして当該注記を配置する(ステップS1505)。
<効果の簡単な説明>
このように本実施例の注記レイアウト装置では、利用者や地図作成者の希望するコンテキストに応じて注記候補を取捨選択して視認性をさらに高めたうえで、注記を地図上に配置することができる。
≪実施例4≫
<概要>
本実施例は、上記実施例を基本として、さらに注記と地図上のオブジェクトのみならず注記同士についても重なるか否かなどの衝突可能性を演算し、注記同士が重ならないようレイアウトを決定する機能をさらに備える注記レイアウト装置である。
図16は、本実施例の注記レイアウト装置による地図上の注記自動配置処理の一例を説明するための図である。この図16(a)にあるように、注記を表示すべき2つの施設が地図上で近接しているため、一方の「伊藤ビル」と言う注記を施設の所在位置αから左方向に流して表示すると他方の「○×電器」という注記と重なってしまうことになる。
そこで、このような重なりが生じる場合には、図16(b)に示すように、本実施例の注記レイアウト装置は「伊藤ビル」の注記文字を流す方向を次点の重み付け値の方向に変更し、複数の注記が重ならないレイアウトを決定する、という具合である。
<機能的構成>
図17は、本実施例の注記レイアウト装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「注記レイアウト装置」(1700)は、実施例1を基本として「注記候補保持部」(1701)と、「配置ルール保持部」(1702)と、「注記候補抽出部」(1703)と、「バウンズ計算処理部」(1704)と、「重み付け計算部」(1705)と、「注記選択配置部」(1706)と、を有する。また、実施例2や3を基本として、図示しない「コンテキスト取得部」や「コンテキストスコア付注記保持手段」、「コンテキスト依存注記抽出手段」、「コンテキスト依存注記配置手段」を有していても良い。なお、これらの機能的構成については、実施例1や2、3にてすでに記載済みであるので、その説明は省略する。
そして本実施例の注記レイアウト装置の特徴点は、注記選択配置部が、さらに「衝突考慮注記配置手段」(1707)を有する点である。
「衝突考慮注記配置手段」(1707)は、注記同士の地図上での衝突を計算し、その計算結果を利用して注記を選択して配置する機能を有し、例えばCPUや主メモリ、衝突考慮注記配置プログラムなどによって実現することができる。
具体的には、注記選択配置部の処理によって道路や線路など地図上のオブジェクトと重ならないようレイアウトされた注記に関し、前述のバウンズ計算処理部で算出されたその注記の占有範囲を示す情報を取得する。そして、各注記同士の占有範囲を示す位置情報(ピクセル情報など)で一致する位置情報の数を算出し、その重なる度合い示す指標値とする。そして、その指標値が一定値以上の場合、いずれかの注記を流す方向を、例えば重み付け計算部で計算された重み付け値の次点方向に変更する、という具合である。なお、重なる2つの注記のうちいずれの流す方向を変更するかは様々な基準によって決定することができる。例えば実施例2で説明したようなコンテキストスコアが注記に付与されていれば、コンテキストスコアの低い注記を流す方向を変更する対象として決定しても良い。あるいは、次点の重み付け値の高い方が流す方向を変更した際の影響が少ないとして、そちらを変更対象として決定しても良い。
そして、このように流す方向を変更した注記が、さらに別の注記と重ならないかを同様に処理していく。また、上記処理を再帰的に処理しても良い。そして、このような注記同士の衝突判断、および衝突の回避処理を行い最終的なレイアウトを決定する、という具合である。
また、どの方向に流しても注記同士の衝突が回避できない場合、例えばコンテキストスコアの値が所定値以下の注記は削除する処理を行っても良い。あるいは、注記を配置するための位置(例えば施設の中心点などの緯度経度)を変更する処理を行い注記同士の衝突を回避するよう構成しても良い。また、注記を示す文字列のフォントサイズを変更する処理や、注記を改行する処理を行っても良い。
<処理の流れ>
図18は、本実施例の注記レイアウト装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、上記のような計算機の各ハードウェア構成によって実行されるステップであっても良いし、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。
この図18にあるようにルールに基づいて予め注記候補保持部に保持されている、例えば図3に示すテーブルを参照し、図4のRule006にしたがいスコア(目立度)の高い順に所定個数の注記候補を抽出する(ステップS1801)。また、ここでルールに合致する注記候補が無く、注記候補を抽出できない場合は、例えば次のルールを採用して、再度注記候補の抽出を行うと良い。
つづいて地図データベースなどに保存された図式に基づいて、抽出された注記の例えばフォントサイズなどから占有範囲を「28×96」と言った具合に計算する(ステップS1802)。つづいて有楽町駅や有楽町線の線路等のオブジェクトと、計算した注記の占有範囲「28×96」との関係に基づいて、例えば上方向に注記を流した際に、その注記の占有範囲と有楽町駅などとが重なる領域のピクセル数「1422」を算出する。そして、その重なるピクセル数を所定の反比例式に代入し、例えば上方向に流す場合の重み付け値は「5」という具合に注記を構成する文字を地図上で流す方向の重み付けを計算する(ステップS1803)。そして、ステップS1801で抽出した全ての注記候補に関して、同様にしてその重み付け値を計算する。
そして例えば全ての注記候補を重み付け値が最大の方向に流して配置した場合に、抽出した注記同士の地図上での衝突を計算する(ステップS1804)。そいて、前記ステップS1801で抽出した注記候補の中から、ステップS1803の計算で得られた重み付けと、ステップS1804で計算された衝突結果とを利用して、例えば注記同士が衝突する場合はスコアが小さい方などその一方の注記を流す方向を、次点の重み付けをとる方向に変えるなどして、注記を選択して配置する(ステップS1805)。また、一方の注記の流す方向を変更した場合には、別の注記と衝突しないかの計算処理を例えば50回など回数を決めて再帰的に実行するようにしても良い。
<効果の簡単な説明>
以上のように、本実施例の注記レイアウト装置によって、地図上のオブジェクトに加えて注記同士も衝突しないようにして、自動的に注記を選択し配置することができる。
実施例1の注記レイアウト装置による地図上の注記自動配置処理の一例を説明するための図 実施例1の注記レイアウト装置における機能ブロックの一例を表す図 実施例1の注記レイアウト装置の注記候補保持部に保持されている注記候補の一例を表す概念図 実施例1の注記レイアウト装置の配置ルール保持部に保持されている配置ルールの一例を表す概念図 実施例1の注記レイアウト装置のバウンズ計算処理部にて利用される図式の一例を表す概念図 実施例1の注記レイアウト装置の重み付け計算部にて利用される地図上のオブジェクトを特定するためのデータテーブルの一例を表す概念図 実施例1の注記レイアウト装置の重み付け計算部における方向別の重み付け処理の一例を表す概念図 実施例1の注記レイアウト装置におけるハードウェア構成の一例を表す図 実施例1における処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例2の注記レイアウト装置による地図上への注記の自動配置の一例を説明するための概念図 実施例2の注記レイアウト装置における機能ブロックの一例を表す図 実施例2の注記レイアウト装置におけるコンテキストスコア付注記保持手段の一例を表す概念図 実施例2における処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例3の注記レイアウト装置における機能ブロックの一例を表す図 実施例3における処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例4の注記レイアウト装置による地図上への注記の自動配置の一例を説明するための概念図 実施例4の注記レイアウト装置における機能ブロックの一例を表す図 実施例4における処理の流れの一例を表すフローチャート
符号の説明
0200 注記レイアウト装置
0201 注記候補保持部
0202 配置ルール保持部
0203 注記候補抽出部
0204 バウンズ計算処理部
0205 重み付け計算部
0206 注記選択配置部

Claims (8)

  1. 注記候補を保持する注記候補保持部と、
    地図上に配置する注記候補を抽出するルールを保持する配置ルール保持部と、
    保持されているルールに基づいて注記候補を抽出する注記候補抽出部と、
    地図データベースに保存された図式に基づいて、抽出された注記の占有範囲を計算するバウンズ計算処理部と、
    道路や路線等のオブジェクトと計算した占有範囲との関係に基づいて、注記を構成する文字を地図上で流す方向の重み付けを計算する重み付け計算部と、
    注記候補抽出部で抽出した注記候補の中から計算で得られた重み付けを用いて注記を選択して配置する注記選択配置部と、
    からなる注記レイアウト装置。
  2. 利用者または地図作成者からの入力または指示により、表示を希望する地図のコンテキストを取得するコンテキスト取得部をさらに有するとともに、
    注記候補保持部は、
    コンテキストに対応したスコアを関連付けて注記を保持するコンテキストスコア付注記保持手段を有し、
    注記候補抽出部は、
    コンテキスト取得部で取得したコンテキストと配置ルール保持部に保持されているルールに基づいてコンテキストスコア付注記保持手段から注記候補を抽出するコンテキスト依存注記抽出手段を有する請求項1に記載の注記レイアウト装置。
  3. 注記選択配置部は、
    さらにコンテキスト取得部にて取得したコンテキストに基づいて注記を選択して配置するコンテキスト依存注記配置手段をさらに有する請求項2に記載の注記レイアウト装置。
  4. 注記選択配置部は、
    注記同士の地図上での衝突を計算し、その計算結果を利用して注記を選択して配置する衝突考慮注記配置手段を有する請求項1から3のいずれか一に記載の注記レイアウト装置。
  5. 注記候補を保持する注記候補保持部と、地図上に配置する注記候補を抽出するルールを保持する配置ルール保持部とを有する注記レイアウト装置の制御方法であって、
    保持されているルールに基づいて注記候補を抽出する注記候補抽出ステップと、
    地図データベースに保存された図式に基づいて、抽出された注記の占有範囲を計算するバウンズ計算処理ステップと、
    道路や路線等のオブジェクトと計算した占有範囲との関係に基づいて、注記を構成する文字を地図上で流す方向の重み付けを計算する重み付け計算ステップと、
    注記候補抽出ステップで抽出した注記候補の中から計算で得られた重み付けを用いて注記を選択して配置する注記選択配置ステップと、
    を計算機に実行させる注記レイアウト装置の制御方法。
  6. 前記注記候補保持部がコンテキストに対応したスコアを関連付けて注記を保持するコンテキストスコア付注記保持手段を有する注記レイアウト装置の制御方法であって、
    利用者または地図作成者からの入力または指示により、表示を希望する地図のコンテキストを取得するコンテキスト取得ステップをさらに計算機に実行させるとともに、
    注記候補抽出ステップは、
    コンテキスト取得ステップで取得したコンテキストと配置ルール保持部に保持されているルールに基づいてコンテキストスコア付注記保持手段から注記候補を抽出するコンテキスト依存注記抽出ステップを含む請求項5に記載の注記レイアウト装置の制御方法。
  7. 注記選択配置ステップは、
    さらにコンテキスト取得ステップにて取得したコンテキストに基づいて注記を選択して配置するコンテキスト依存注記配置ステップをさらに含む請求項6に記載の注記レイアウト装置の制御方法。
  8. 注記選択配置ステップは、
    注記同士の地図上での衝突を計算し、その計算結果を利用して注記を選択して配置する衝突考慮注記配置ステップを含む請求項5から7のいずれか一に記載の注記レイアウト装置の制御方法。
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