JP4914166B2 - ウッドスプリング - Google Patents

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Description

本発明は、ベッドの床張などに好適に用いられるウッドスプリングに関するものである。
ベッドの床張にウッドスプリングを用いたものとして、従来から、下記の特許文献に開示されているようなものが知られている。
特開2002−191475号公報 特開2000−152852号公報 特開平08−117061号公報 特開平06−189839号公報
しかしながら、これらの特許文献1〜4に記載された従来技術によるウッドスプリングは、いずれも、多数の帯状板(板ばね)を所定間隔で並列配置してスノコ状に組み立てたものであるため、部品数や組立工数が多く、構造が複雑であった。しかも、このうち特許文献2〜4のものは、互いに連結された多数の板ばねが、すべて上方へアーチ状に湾曲しているため、良好な通気性を確保するには、隣接する各板ばねの設置間隔を大きくするか、又は各板ばねの幅を小さくする必要があり、その場合、一枚あたりの板ばねが負担する荷重が大きくなるので、強度的に問題を生じるおそれがある。
本発明は、以上のような点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題とするところは、部品数が少なく、しかも通気性に優れると共に、強度の高いウッドスプリングを提供することにある。
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、請求項1の発明に係るウッドスプリングは、上方へ湾曲した複数の上向きばね板部と下方へ湾曲した複数の下向きばね板部がその幅方向に交互に並列すると共に両端が互いに連結され、これら上向きばね板部の長手方向中間部の下面及び下向きばね板部の長手方向中間部の上面を交互に経由するように延びる桟が、前記上向きばね板部及び下向きばね板部を湾曲状態に保持してなる構造を備え、前記上向きばね板部及び下向きばね板部の両端部が支持体に支持されるものである。なお、ここでいう「両端が互いに連結され」とは、別部材を介して結合した状態や、両端同士が連続した状態を含むものである。
上記構成を備えるウッドスプリングは、上方へ湾曲した複数の上向きばね板部及び下方へ湾曲した複数の下向きばね板部が、交互に並列した立体的な構造を有するため、これら上向きばね板部と下向きばね板部の間に、通気を促す大きな隙間が形成される。
また、このウッドスプリングは、両側の支持体間で下方への曲げ荷重が加えられると、上方へ湾曲した上向きばね板部は、曲率が小さくなる方向への変形力を受けるのに対し、下方へ湾曲した下向きばね板部は、前記曲げ荷重が桟を介して伝達されることにより、曲率が大きくなる方向への変形力を受ける。そしてこれらの変形力が、各上向きばね板部及び下向きばね板部の両端の連結部及び桟を介して互いに逆方向に作用するため、前記曲げ荷重に対する優れた強度を発揮することになる。
また、請求項2の発明に係るウッドスプリングは、請求項1に記載された構成において、上向きばね板部及び下向きばね板部が、板体に、互いに平行な複数の有端スリットを開設することによって、互いに連続して形成されたものである。このため、ウッドスプリングが、板体と桟の二部材のみで構成される。
また、請求項3の発明に係るウッドスプリングは、請求項1に記載された構成において、支持体がベッドフレームであることを特徴とする。
請求項1の発明に係るウッドスプリングによれば、通気性に優れると共に、強度の高い構造とすることができる。
請求項2の発明に係るウッドスプリングによれば、上向きばね板部及び下向きばね板部が互いに連続して板体をなすため、部品数を少なくしてコストを低減することができる。
請求項3の発明に係るウッドスプリングによれば、適度なばね性を有すると共に、通気性に優れ、しかも曲げ強度の高いベッド床張として、好適に用いることができる。
以下、本発明に係るウッドスプリングの好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。まず図1は、本発明に係るウッドスプリングを単体で示す平面図、図2は、同じく斜視図である。
図1及び図2に示されるように、本発明に係るウッドスプリング1は、平面形状(鉛直方向の投影形状)が長方形をなす板体11に、その長辺11aと平行に延びる複数(図示の例では五本)の有端スリット11cを短辺11bと平行な方向に対して等間隔で形成し、これら有端スリット11cによって帯状に六分割された部分を上下へ交互に撓ませながら、板体11の短辺11bと同じ長さの帯板状の桟12を、各有端スリット11cの長手方向中間位置を経由して、前記短辺11bと平行な方向へ通したものである。
そしてこのため、上方へ湾曲した複数の上向きばね板部111と下方へ湾曲した複数の下向きばね板部112が、その幅方向(短辺11bと平行な方向)に交互に並列すると共に、両端が板体11の短辺に沿った縁部113,113を介して互いに連続し、これら上向きばね板部111の長手方向中間部の下面及び下向きばね板部112の長手方向中間部の上面を交互に経由するように延びる桟12が、上向きばね板部111及び下向きばね板部112を湾曲状態に保持してなる構造を備える。板体11及び桟12はいずれも、例えば厚さが12mm程度の針葉樹合板からなる。
次に、図3は、本発明に係るウッドスプリングを床張として用いたベッドを示す平面図、図4は、図3におけるIV−IV断面図、図5は、図3におけるV−V断面図である。すなわち、これら図3,図4及び図5に示されるベッドは、複数(図示の例では三枚)のウッドスプリング1と、これを支持する木製のベッドフレーム2とからなる。
図3に示されるように、ベッドフレーム2は、相対的に長い一対のサイドフレーム211と、相対的に短い一対のエンドフレーム212を、平面形状が長方形をなすように組んだ枠部21と、その四隅に設けられた脚部22と、枠部21における各サイドフレーム211の内側面下部に設けられた一対の支持梁23とからなる。
ベッドフレーム2における枠部21の内法は、三枚のウッドスプリング1をその桟12の延長方向へ並べたサイズより僅かに大きく、すなわちサイドフレーム211,211の内側面間の内法は、ウッドスプリング1の長辺11aの長さよりも僅かに大きく、エンドフレーム212,212の内側面間の内法は、ウッドスプリング1の短辺11bの長さの3倍よりも僅かに大きいものとなっている。
ベッド床張としてのウッドスプリング1は、ベッドフレーム2の枠部21内に、両側の短辺11bがサイドフレーム211の内側面と対向するように設置される。そしてこの状態では、上向きばね板部111及び下向きばね板部112が、図3に示される平面形状においてエンドフレーム212と平行な方向へ延びており、その両側に位置する縁部113,113が、図5に示されるように、サイドフレーム211の内側面に設けられた支持梁23,23にそれぞれ支持される。
なお、ウッドスプリング1における板体11の縁部113は、請求項1に記載された「上向きばね板部及び下向きばね板部の両端部」に相当する。
以上のように構成されたベッドは、ベッドフレーム2における枠部21の内周に床張として三枚のウッドスプリング1を設置して支持梁23により支持し、その上に、敷布団やマットレスなどの不図示の寝具を敷設して用いられる。
ここで、ウッドスプリング1は、上方へ湾曲した複数の上向きばね板部111と、下方へ湾曲した複数の下向きばね板部112が、交互に並列した構造を有するため、板体11に開設した有端スリット11cの幅自体は小さいものであっても、通気を促す大きな隙間が形成される。このため、ウッドスプリング1上に敷設したマットレスなどの寝具に、人体(使用者)の体表面からの発汗作用による湿気が蓄積されるのを、有効に防止することができる。
また、このウッドスプリング1は、使用者の体重によって、ベッドフレーム2の支持梁23,23間で下方への曲げ荷重が加えられると、上方へ湾曲した各上向きばね板部111は、曲率が小さくなる方向への変形力を受け、下方へ湾曲した下向きばね板部112は、桟12を介して、曲率が大きくなる方向への変形力を受ける。そしてこれらの変形力が、各上向きばね板部111及び下向きばね板部112の両端の連結部(縁部113,113)及び桟12を介して互いに逆方向に作用するため、曲げ荷重に対する優れた強度を発揮すると共に、適度な弾力性を有する。
しかも上述のように、板体11に上向きばね板部111及び下向きばね板部112を形成するために開設した有端スリット11cの幅自体は小さいもので良いため、このことも曲げ強度の向上に寄与する。
そして、ウッドスプリング1は、フラットな板体11に開設した有端スリット11cにより分割された部分を交互に上下に撓ませ、桟12を挿し込むことによって立体構造にしたものであるため、板体11及び桟12の二部材のみで組み立てられ、しかも加工や組立工数も少ないことから、低コストで製造することができる。
また、本書では、説明の便宜上、「上向きばね板部」及び「下向きばね板部」の語句を用いて表現しているが、上向きばね板部111及び下向きばね板部112はウッドスプリング1の厚さ方向に対して互いに対称形状であり、このため例えば図1及び図2と表裏逆にした場合は、下向きばね板部112として示されている部分が上向きばね板部として機能し、上向きばね板部111と表現されている部分が下向きばね板部として機能することになる。したがって、ウッドスプリング1には実質的に表裏の別がないので、ベッドフレーム2への敷設を容易に行うことができる。
なお、図3及び図4には、三枚のウッドスプリング1をその桟12の延長方向へ並べて床張としたベッドを例示したが、ウッドスプリング1のサイズを桟12の長手方向へ延ばせば、二枚あるいは一枚のみで前記床張を構成することも可能である。
本発明に係るウッドスプリングの好ましい実施の形態を単体で示す平面図である。 図1のウッドスプリングを斜め上方から見た斜視図である。 本発明に係るウッドスプリングを床張として用いたベッドを示す平面図である。 図3におけるIV−IV断面図である。 図3におけるV−V断面図である。
符号の説明
1 ウッドスプリング
11 板体
11c 有端スリット
111 上向きばね板部
112 下向きばね板部
113 縁部
12 桟
2 ベッドフレーム(支持体)
21 枠部
211 サイドフレーム
212 エンドフレーム
22 脚部
23 支持梁

Claims (3)

  1. 上方へ湾曲した複数の上向きばね板部と下方へ湾曲した複数の下向きばね板部がその幅方向に交互に並列すると共に両端が互いに連結され、これら上向きばね板部の長手方向中間部の下面及び下向きばね板部の長手方向中間部の上面を交互に経由するように延びる桟が、前記上向きばね板部及び下向きばね板部を湾曲状態に保持してなる構造を備え、前記上向きばね板部及び下向きばね板部の両端部が支持体に支持されることを特徴とするウッドスプリング。
  2. 上向きばね板部及び下向きばね板部が、板体に、互いに平行な複数の有端スリットを開設することによって、互いに連続して形成されたことを特徴とする請求項1に記載のウッドスプリング。
  3. 支持体がベッドフレームであることを特徴とする請求項1に記載のウッドスプリング。
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