JP4912822B2 - モータの冷却構造 - Google Patents

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本発明は、車両に設けられる送風ファン駆動用モータ等に適用されるモータの冷却構造に関する。
従来、ヨークに固定されたブラケットと、該ブラケットに対し弾性部材を介して支持されたブラシベースと、該ブラシベースに設けられたブラシと、を備え、前記ブラシからモータ軸に設けられたコンミテータに給電することで回転力を与える直流モータが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この従来のモータは、強制空冷方式であり、その冷却構造は、図3及び図4に示すように、ブラケットの側面に開口された冷却風取り入れ口から取り込まれた冷却風を、直接、コンミテータに当てずにロータとステータの隙間方向に導くために、ブラケットにブラケットスロープ部を形成している。
特開2004−274926号公報
しかしながら、従来のモータの冷却構造にあっては、ブラケットに追加構造としてブラケットスロープ部を形成したものであるため、ブラケットの成形型の構造が複雑になり、成形型費用が高くなる、という問題があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、コンミテータに直接当てないで冷却風の向きを変更する機能を確保しながら、ブラケットの構造簡素化によりブラケットの成形型の費用を低減することができるモータの冷却構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、ステータ側部材に固定されたブラケットと、該ブラケットに対し弾性部材を介して支持されたブラシベースと、該ブラシベースに設けられたブラシと、を備え、前記ブラシからロータ側部材に設けられたコンミテータに給電することで回転力を与えると共に、前記ブラケットの側面に開口された冷却風取り入れ口から取り込まれた冷却風をロータとステータの隙間方向に導くモータの冷却構造において、
前記ブラシベースに、前記冷却風取り入れ口から取り込まれた冷却風を前記コンミテータに直接当てないで冷却風の向きを変更する風向き変更案内構造を設ける。
前記ブラシベースは、一対のブラシ支持部と、該一対のブラシ支持部を連結すると共にコンミテータを取り囲む円環部と、該円環部から軸方向及び径方向に延設するフランジ部と、該フランジ部に形成された弾性部材取り付け部と、を有する。
前記風向き変更案内構造は、前記ブラケットの側面に開口された冷却風取り入れ口の内側位置に前記ブラシベースのフランジ部を配置し、風向き変更案内面を、前記弾性部材取り付け部に取り付けられた弾性部材の頭頂面と、前記ブラシベースの円環部から軸方向に延設した軸方向延設面とした
よって、本発明のモータの冷却構造にあっては、ブラシベースに風向き変更案内構造が設けられるため、ブラケットにブラケットスロープ部が形成される従来技術と比較し、ブラケットの構造が簡素化される。このブラケットの構造簡素化により、ブラケットの成形型も簡素化され、成形型費用を低減することができる。
また、ブラシベースの風向き変更案内構造は、冷却風取り入れ口から取り込まれた冷却風をコンミテータに直接当てないで冷却風の向きを変更するため、風向き変更機能をブラシベースに持たせることができる。
この結果、コンミテータに直接当てないで冷却風の向きを変更する機能を確保しながら、ブラケットの構造簡素化によりブラケットの成形型の費用を低減することができる。
そして、ブラケットの側面に開口された冷却風取り入れ口から取り込まれた冷却風をロータとステータの隙間方向に導くとき、ブラシベースのフランジ部に形成された弾性部材取り付け部に取り付けられた弾性部材の頭頂面と、ブラシベースの円環部から軸方向に延設した軸方向延設面と、を風向き変更案内面として導く。このため、モータの径方向から取り込まれる冷却風の向きを軸方向に変更する際、弾性部材の頭頂面とブラシベースの軸方向延設面とを利用し、確実に風向き変更案内を行うことができる。
以下、本発明のモータの冷却構造を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は実施例1の冷却構造が適用された車両の空調ユニットに設けられる送風ファン駆動用のモータ(モータの一例)を示す半断面図、図2は実施例1の冷却構造が適用されたブラケット及びブラシベースを示す分解斜視図である。
実施例1におけるモータ10は、図1に示すように、ステータ(永久磁石)11と、このステータ11を内側壁12aに沿わせて保持する円筒形のヨーク12と、ヨーク12の下底部(一方の底部)に設けられた開口12bを覆うブラケット13と、ヨーク12の中心に挿通し先端14aに送風ファン(図示せず)が取り付けられるモータ軸14と、モータ軸14の中間部分の周囲に固定されたロータ15と、車両等に設定するためのモータ設定ブラケット20と、を有している。
前記ヨーク12は、磁性を有する鉄等の金属により形成されており、上底部(他方の底部)に上底壁12cが一体に設けられた有底円筒状のヨーク本体12dと、ヨーク本体12dの外周に沿って嵌合された円筒状の補助ヨーク12eと、を備えている。
更に、ヨーク本体12dは、第一のネジ穴12jと、開口12bの近傍に位置すると共に鋼板等の硬質材料から形成された補強リング12hと、を有している。
この補強リング12hは、円環状を呈し、ヨーク本体12dに圧入されてその周端部12iの全周がヨーク本体12dの内壁に密着されられている。
また、ヨーク本体12dの上底壁12cは、側面視で上端を平面とした切頭円錐形状を呈している。
そして、この上底壁12cには、冷却用の空気を排出するための複数の排気孔12g、12gが設けられている。
更に、上底壁12cの中央部分は下方に向けて没入して没入凹部12fが形成されており、断面逆ハット状を呈している。
そして、この没入凹部12fに、モータ軸14の先端14a側を回転可能に支持する先端側軸受け16aが配設されている。
前記ブラケット13は、樹脂により形成されている。そして、ブラケット13は、図2に示すように、その上底が開口し下底に下端壁13bを備えた円筒状のブラケット本体部13aと、下端壁13bの中央から上方に突出した小円筒部13cと、を有している。
ブラケット本体部13aの側方には、冷却用の空気をモータ10内に吸気するための冷却風取り入れ口13dが設けられている。
更に、ブラケット13の内側には、ロータ15に制御電圧を印加するためのコンミテータ17と(図1)、バネ等により付勢されてコンミテータ17に弾性的に摺接するブラシ18,18を保持するブラシベース19と(図2)、小円筒部13cの中央に位置してモータ軸14の後端14b側を回転可能に支持する後端側軸受け16bと、が収納されている。
前記ロータ15は、積層鋼板製のコア15aと、コア15aの外周面の円周方向複数個所に設けたスロット15bと、スロット15bに巻回されたコイル15cと、を有している。そして、ブラシ18,18とコンミテータ17から制御電圧が印加されると、コイル15cの電流をスイッチングすることにより、ステータ11による固定磁界との相互作用によりロータ15とステータ11との間に回転力が発生し、ロータ15が回転し、ロータ15と同期してモータ軸14が回転するようになっている。
前記モータ設定ブラケット20は、樹脂等の弾性材料により形成されている。そして、モータ設定ブラケット20は、底部壁21aを備えた有底円筒形のモータ保持部21と、車両(図示せず)の所定位置に固定するための取付フランジ22と、モータ保持部21及びヨーク12に螺着されるネジ部材23と、を有し、断面略逆ハット状となっている。
前記モータ保持部21は、モータ10を収納可能な大きさに形成されており、モータ10をモータ保持部21の所定位置に収納すると、上底壁12cがモータ保持部21から突出するようになっている。
また、モータ保持部21には、管状の冷却風取り入れ管21bと、第二のネジ穴21cとが設けられている。この管状の冷却風取り入れ管21bは、冷却風取り入れ口13dと略同じ大きさの管穴21dを有し、この管穴21dがモータ10の冷却風取り入れ口13dと連通可能になっている。
更に、第二のネジ穴21cは、管穴21dと冷却風取り入れ口13dとを一致させて連通させたときに第一のネジ穴12jと一致するようになっており、この第一のネジ穴12j及び第二のネジ穴21cに、モータ保持部21の外側から円筒形のモータ保持部21の径方向内方に向けて、ネジ部材23が螺着できるようになっている。
また、取付フランジ22は、モータ保持部21の外周から周方向に延設することにより形成されており、円環状を呈している。そして、この取付フランジ22を車両のパネル等の取付対象物に固定することにより、モータ10を該車両内の所定の箇所に配設することができるようになっている。
次に、実施例1におけるモータ10の冷却構造について説明する。
実施例1におけるモータ10の冷却構造は、ヨーク12(ステータ側部材)に固定されたブラケット13と、該ブラケット13に対しゴム等の弾性部材24を介して支持されたブラシベース19と、該ブラシベース19に設けられたブラシ18,18と、を備え、前記ブラシ18,18からモータ軸14(ロータ側部材)に設けられたコンミテータ17に給電することで回転力を与えると共に、前記ブラケット13の側面に開口された冷却風取り入れ口13dから取り込まれた冷却風をロータ15とステータ11の隙間方向に導く。
前記ブラシベース19に、前記冷却風取り入れ口13dから取り込まれた冷却風を前記コンミテータ17に直接当てないで冷却風の向きを変更する風向き変更案内構造Gを設けている(図1及び図2参照)。
前記風向き変更案内構造Gは、前記ブラケット13の側面に開口された冷却風取り入れ口13dの内側位置に配置した前記ブラシベース19と前記ブラケット13との弾性支持部としている。
前記ブラシベース19は、図2に示すように、一対のブラシ支持部19a,19bと、該一対のブラシ支持部19a,19bを連結すると共にコンミテータを取り囲む円環部19cと、該円環部19cから軸方向及び径方向に延設するフランジ部19dと、該フランジ部19dに形成された弾性部材取り付け切り欠き19e(弾性部材取り付け部)と、を有する。
前記風向き変更案内構造Gは、図1に示すように、前記ブラケット13の側面に開口された冷却風取り入れ口13dの内側位置に、前記ブラシベース19のフランジ部19dを配置し、図2に示すように、風向き変更案内面を、前記弾性部材取り付け切り欠き19eに取り付けられた弾性部材24の頭頂面24aと、前記ブラシベース19の円環部19cから軸方向に延設した軸方向延設面19fとしている。
更に、前記風向き変更案内構造Gは、図2に示すように、前記弾性部材24の頭頂面24aを平面に形成し、前記ブラシベース19の円環部19cから軸方向に延設した軸方向延設面19fを円筒凹面に形成している。
次に、作用を説明する。
[モータ組み付け作用]
モータ10をモータ設定ブラケット20へ組み付けるモータ組み付け作用を説明する。
まず、モータ10を、ブラケット13側からモータ保持部21に挿入し、上底壁12cをモータ保持部21から上方に突出させた状態で、モータ10をモータ保持部21に収納する。
そして、モータ10の冷却風取り入れ口13dと、モータ保持部21の管穴21dとを一致させ、冷却風取り入れ口13dと管穴21dとを連通させる。
このとき、第一のネジ穴12jと第二のネジ穴21cとが一致する。そして、この組み付け状態において、図1に示したように、モータ保持部21の外側からモータ保持部21の径方向内方に向けて(円筒形のモータ保持部21の中心軸(モータ軸14)と直交する方向の該中心軸に向かう方に向けて)、ネジ部材23を、ヨーク12の第一のネジ穴12j及びモータ保持部21の第二のネジ穴21cに螺着する。
このように、実施例1のモータ10では、ネジ部材23によりモータ保持部21とヨーク12を固定する固定構造としたため、モータ軸14が回転してモータ10にモータ保持部21内で回転しようとする力が作用しても、モータ10がモータ保持部21内で回転することがない。
しかも、ネジ部材23を、モータ保持部21の外側からモータ保持部21の径方向内方に向けてモータ保持部21及びヨーク12に螺着したため、モータ10の回転中心となるモータ軸14から離間した位置でヨーク12がモータ保持部21に固定される。
[モータ空冷作用]
実施例1のモータ10が回転駆動し、モータ軸14の先端14aに設けられた送風ファン(図示せず)が回転すると、送風ファンの吸い込み側から吐出側に向かって流れる風が発生し、送風ファンの吸い込み側に存在する複数の排気孔12gの周囲は、大気圧より低圧となり、複数の排気孔12gからヨーク12内の空気を吸い上げる。
この空気吸い上げ作用により、図1の矢印に示すように、ファンユニットの外側に配置される管穴21dからユニット外気が吸い込まれ、吸い込まれたユニット外気は、冷却風取り入れ口13d→風向き変更案内構造G→ロータ15とステータ11の隙間→排気孔12gへと流れる冷却風となる。この強制空冷作用は、送風ファンの回転が維持されている限り繰り返され、コイル発熱があってもモータ内の温度雰囲気を所定温度以下に保つことができる。
実施例1では、上記強制空冷作用において、冷却風の通路となる風向き変更案内構造Gを、ブラシベース19に設けている。このため、ブラケットにブラケットスロープ部が形成される従来技術と比較し、ブラケット13の構造が簡素化される。このブラケット13の構造簡素化により、ブラケット13の成形型も簡素化され、成形型費用を低減することができる。
また、ブラシベース19の風向き変更案内構造Gは、冷却風取り入れ口13dから取り込まれた冷却風をコンミテータ17に直接当てないで冷却風の向きを変更するため、風向き変更機能をブラシベース19に持たせることができる。
そして、実施例1では、風向き変更案内構造Gを、ブラケット13の側面に開口された冷却風取り入れ口13dの内側位置に配置したブラシベース19とブラケット13との弾性支持部としている。このため、ブラシベースに新たにブラケットスロープ部を追加して形成する必要がなく、既存の弾性支持部を利用した風向き変更案内構造Gとすることができる。
さらに、風向き変更案内構造Gは、ブラケット13の側面に開口された冷却風取り入れ口13dの内側位置に、ブラシベース19のフランジ部19dを配置し、風向き変更案内面を、弾性部材取り付け切り欠き19eに取り付けられた弾性部材24の頭頂面24aと、ブラシベース19の円環部19cから軸方向に延設した軸方向延設面19fとしている。このため、モータ10の径方向から取り込まれる冷却風の向きを、軸方向に変更する風向き変更案内を、弾性部材24の頭頂面24aとブラシベース19の軸方向延設面19fとを利用して行うことができる。
加えて、風向き変更案内構造Gは、弾性部材24の頭頂面24aを平面に形成し、前記ブラシベース19の円環部19cから軸方向に延設した軸方向延設面19fを円筒凹面に形成している。この平面(頭頂面24a)によって、モータ10の径方向から取り込まれる冷却風に抵抗を与えず、しかも、円筒凹面(軸方向延設面19f)によって、風が必要以上にブラシベース19の周りに分散してしまうことが防止される。この結果、冷却風の向きを径方向から軸方向へと円滑、かつ、効果的に変更することができる。
次に、効果を説明する。
実施例1のモータ10の冷却構造にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) ヨーク12に固定されたブラケット13と、該ブラケット13に対し弾性部材24を介して支持されたブラシベース19と、該ブラシベース19に設けられたブラシ18,18と、を備え、前記ブラシ18,18からモータ軸14に設けられたコンミテータ17に給電することで回転力を与えると共に、前記ブラケット13の側面に開口された冷却風取り入れ口13dから取り込まれた冷却風をロータ15とステータ11の隙間方向に導くモータ10の冷却構造において、前記ブラシベース19に、前記冷却風取り入れ口13dから取り込まれた冷却風を前記コンミテータ17に直接当てないで冷却風の向きを変更する風向き変更案内構造Gを設けたため、コンミテータ17に直接当てないで冷却風の向きを変更する機能を確保しながら、ブラケット13の構造簡素化によりブラケット13の成形型の費用を低減することができる。
(2) 前記風向き変更案内構造Gは、前記ブラケット13の側面に開口された冷却風取り入れ口13dの内側位置に配置した前記ブラシベース19と前記ブラケット13との弾性支持部としたため、既存の弾性支持部を利用し、ブラシベース19に新たにブラケットスロープ部を追加することなく、風向き変更案内構造Gを設けることができる。
(3) 前記ブラシベース19は、一対のブラシ支持部19a,19bと、該一対のブラシ支持部19a,19bを連結すると共にコンミテータを取り囲む円環部19cと、該円環部19cから軸方向及び径方向に延設するフランジ部19dと、該フランジ部19dに形成された弾性部材取り付け切り欠き19eと、を有し、前記風向き変更案内構造Gは、前記ブラケット13の側面に開口された冷却風取り入れ口13dの内側位置に、前記ブラシベース19のフランジ部19dを配置し、風向き変更案内面を、前記弾性部材取り付け切り欠き19eに取り付けられた弾性部材24の頭頂面24aと、前記ブラシベース19の円環部19cから軸方向に延設した軸方向延設面19fとしたため、モータ10の径方向から取り込まれる冷却風の向きを軸方向に変更する際、弾性部材24の頭頂面24aとブラシベース19の軸方向延設面19fとを利用し、確実に風向き変更案内を行うことができる。
(4) 前記風向き変更案内構造Gは、前記弾性部材24の頭頂面24aを平面に形成し、前記ブラシベース19の円環部19cから軸方向に延設した軸方向延設面19fを円筒凹面に形成したため、冷却風の向きを径方向から軸方向へと円滑、かつ、効果的に変更することができる。
以上、本発明のモータの冷却構造を実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施例1に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、風向き変更案内構造Gを、ブラケット13の側面に開口された冷却風取り入れ口13dの内側位置に配置したブラシベース19とブラケット13との弾性支持部とする例を示した。しかし、例えば、弾性支持部は従来の位置のままとし、ブラシベースに新たにブラケットスロープ部を追加したり、また、実施例1のように、弾性支持部に風向き変更案内構造を設ける場合、ブラケットスロープに相当する構成を追加したりしても良い。要するに、風向き変更案内構造をブラシベースに設け、冷却風取り入れ口から取り込まれた冷却風をコンミテータに直接当てないで冷却風の向きを変更するものであれば、具体的な構成は実施例1に限られることはない。
実施例1では、車両の空調ユニットに設けられる送風ファン駆動用のモータへの適用例を示したが、他の用途のモータへも勿論適用することができる。要するに、ブラケットとブラシベースとブラシとコンミテータとを備え、ブラケットの側面に開口された冷却風取り入れ口から取り込まれた冷却風をロータとステータの隙間方向に導くモータであれば適用することができる。
実施例1の冷却構造が適用された車両の空調ユニットに設けられる送風ファン駆動用のモータを示す半断面図である。 実施例1の冷却構造が適用されたブラケット及びブラシベースを示す分解斜視図である。 従来例の冷却構造が適用された車両の空調ユニットに設けられる送風ファン駆動用のモータを示す一部断面図である。 従来例の冷却構造が適用されたブラケット及びブラシベースを示す分解斜視図である。
符号の説明
10 モータ
11 ステータ
12 ヨーク(ステータ側部材)
13 ブラケット
13d 冷却風取り入れ口
14 モータ軸(ロータ側部材)
15 ロータ
17 コンミテータ
18 ブラシ
19 ブラシベース
19a,19b ブラシ支持部
19c 円環部
19d フランジ部
19e 弾性部材取り付け切り欠き(弾性部材取り付け部)
19f 軸方向延設面
24 弾性部材
24a 頭頂面
G 風向き変更案内構造

Claims (2)

  1. ステータ側部材に固定されたブラケットと、該ブラケットに対し弾性部材を介して支持されたブラシベースと、該ブラシベースに設けられたブラシと、を備え、前記ブラシからロータ側部材に設けられたコンミテータに給電することで回転力を与えると共に、前記ブラケットの側面に開口された冷却風取り入れ口から取り込まれた冷却風をロータとステータの隙間方向に導くモータの冷却構造において、
    前記ブラシベースに、前記冷却風取り入れ口から取り込まれた冷却風を前記コンミテータに直接当てないで冷却風の向きを変更する風向き変更案内構造を設け
    前記ブラシベースは、一対のブラシ支持部と、該一対のブラシ支持部を連結すると共にコンミテータを取り囲む円環部と、該円環部から軸方向及び径方向に延設するフランジ部と、該フランジ部に形成された弾性部材取り付け部と、を有し、
    前記風向き変更案内構造は、前記ブラケットの側面に開口された冷却風取り入れ口の内側位置に前記ブラシベースのフランジ部を配置し、風向き変更案内面を、前記弾性部材取り付け部に取り付けられた弾性部材の頭頂面と、前記ブラシベースの円環部から軸方向に延設した軸方向延設面とした
    ことを特徴とするモータの冷却構造。
  2. 請求項1に記載されたモータの冷却構造において、
    前記風向き変更案内面は、前記弾性部材の頭頂面を平面に形成し、前記ブラシベースの円環部から軸方向に延設した軸方向延設面を円筒凹面に形成した
    ことを特徴とするモータの冷却構造。
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