JP4912158B2 - 処理速度算出方法、算出装置及びプログラム - Google Patents

処理速度算出方法、算出装置及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、処理要求装置からの要求に応えて各種処理を実行する複数の処理装置に対する処理速度に関する情報を算出装置により算出する処理速度算出方法、算出装置及び該算出装置をコンピュータとして機能させるためのプログラムに関する。
近年、インターネット等による通信網を介したオンラインサービスが普及している。オンラインサービスにおいては、様々な処理が複数の処理装置により実行され、その結果がユーザの処理要求装置へ送信される。例えば、インターネットバンキングサービスにおいては、インターネットを介して複数のサービス、例えば入金サービス、出金サービス、残高照会サービス、定期預金サービス、外貨預金サービス、投資信託サービス、及び振り込みサービス等が提供される。
これらのサービスは複数の処理装置により実行されるが、時間帯またはサービスの種類により、処理能力が低下する場合、または、通信環境が悪化する場合がある。例えば、月末の場合、振り込みサービスを実行する処理装置の処理能力及び当該処理装置に係る通信速度が低下する。その一方で、月末であっても投資信託サービスを実行する処理装置には何ら問題が発生しない場合がある。
従来は、各処理装置に対する応答時間を計測し、応答時間の計測結果から性能低下または障害の発生の有無を検出する方法が提案されている(例えば特許文献1乃至3参照)。特許文献1に記載された応答計測装置は、統合WebAPサーバが利用する各WebAPサーバにリクエストを送信してその応答時間を計測し、計測結果を監視サーバに通知する。そして、監視サーバは、応答計測装置から通知された応答時間の計測結果から、性能低下あるいは障害が発生しているWebAPサーバを検出する。
特開2006−195709号公報 特開2003−163698号公報 特開2001−325223号公報
しかしながら、特許文献1乃至3に記載された技術はWebサーバ等の応答時間等を考慮しているにすぎず、各ユーザの処理要求装置と処理装置との間の通信状況及びユーザが処理を待ちうる時間等は考慮しておらず、よりユーザフレンドリーなサービスを提供できないという問題があった。すなわち、通信時間帯及び処理負担の多少によりサービス提供開始から終了までの時間が変動するところ、ユーザによっては長時間待機することができる者も存在すれば、短時間しか待機することができない者も存在する。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、処理装置における反応時間、さらには処理要求装置及び処理装置間の通信時間、並びに、ユーザが処理を中断する許容時間を考慮した処理速度に関する情報を算出することにより、ユーザ毎にカスタマイズされ、サービスを実行する処理装置毎により的確な処理速度に関する情報を提供することが可能な処理速度算出方法、算出装置及び該算出装置をコンピュータとして機能させるためのプログラムを提供することにある。
本発明に係る処理速度算出方法は、処理要求装置からの要求に応えて各種処理を実行する複数の処理装置に対する処理速度に関する情報を、制御部を有する算出装置により算出する処理速度算出方法において、各処理装置が処理に要した時間に基づく反応時間を前記制御部が処理装置毎に算出して記憶部に記憶し、処理要求装置から処理装置への処理の要求開始から、該処理の要求中断までの時間に基づく許容時間を、該処理要求装置を使用するユーザの識別情報毎に前記制御部が算出して記憶部に記憶し、算出した反応時間及び識別情報に対応する許容時間を前記記憶部から読み出し、読み出した反応時間及び識別情報に対応する許容時間に基づき、前記制御部が識別情報毎に各処理装置に対する処理速度に関する情報を算出することを特徴とする。本発明に係る処理速度算出方法は、処理要求装置及び処理装置間の情報の送受信に要する通信時間を前記制御部が取得し、識別情報毎に各処理装置に対する処理速度に関する情報を算出する場合、取得した通信時間、算出して前記記憶部に記憶した反応時間及び算出した識別情報に対応する許容時間を前記記憶部から読み出し、読み出した反応時間及び識別情報に対応する許容時間に基づき、前記制御部が識別情報毎に各処理装置に対する処理速度に関する情報を算出することを特徴とする。
本発明に係る算出装置は、処理要求装置からの要求に応えて各種処理を実行する複数の処理装置に対する処理速度に関する情報を算出する算出装置において、各処理装置が処理に要した時間に基づく反応時間を処理装置毎に算出する反応時間算出手段と、処理要求装置から処理装置への処理の要求開始から、該処理の要求中断までの時間に基づく許容時間を、該処理要求装置を使用するユーザの識別情報毎に算出する許容時間算出手段と、前記反応時間算出手段により算出した反応時間及び前記許容時間算出手段により算出した識別情報に対応する許容時間に基づき、識別情報毎に各処理装置に対する処理速度に関する情報を算出する算出手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る算出装置は、前記算出手段は、前記反応時間算出手段により算出した反応時間と前記許容時間算出手段により算出した識別情報に対応する許容時間と比に基づき、識別情報毎に各処理装置に対する処理速度に関する情報を算出するよう構成してあることを特徴とする。
本発明に係る算出装置は、処理要求装置からの要求に応えて各種処理を実行する複数の処理装置に対する処理速度に関する情報を算出する算出装置において、各処理装置が処理に要した時間に基づく反応時間を処理装置毎に算出する反応時間算出手段と、処理要求装置から処理装置への処理の要求開始から、該処理の要求中断までの時間に基づく許容時間を、該処理要求装置を使用するユーザの識別情報毎に算出する許容時間算出手段と、処理要求装置及び処理装置間の情報の送受信に要する通信時間を取得する取得手段と、該取得手段により取得した通信時間、前記反応時間算出手段により算出した反応時間及び前記許容時間算出手段により算出した識別情報に対応する許容時間に基づき、識別情報毎に各処理装置に対する処理速度に関する情報を算出する算出手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る算出装置は、前記算出手段は、前記取得手段により取得した通信時間に前記反応時間算出手段により算出した反応時間を加算し、加算した値と前記許容時間算出手段により算出した識別情報に対応する許容時間との比に基づき、識別情報毎に各処理装置に対する処理速度に関する情報を算出するよう構成してあることを特徴とする。
本発明に係る算出装置は、許容時間算出手段は、処理要求装置を使用するユーザの識別情報毎に、処理要求装置から処理装置への処理の要求開始から、該処理の要求中断までの時間の履歴を記憶した記憶部から、識別情報毎に前記時間の履歴を読み出し、読み出した前記時間の履歴に基づき識別情報毎の許容時間を算出するよう構成してあることを特徴とする。
本発明に係る算出装置は、前記算出手段により算出した識別情報毎の各処理装置に対する処理速度に関する情報を、識別情報に対応する処理要求装置または処理装置へ出力する出力手段を備えることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、処理要求装置からの要求に応えて各種処理を実行する複数の処理装置に対する処理速度に関する情報を、制御部を有するコンピュータにより算出させるプログラムにおいて、コンピュータに、各処理装置が処理に要した時間に基づく反応時間を処理装置毎に前記制御部が算出して記憶部に記憶する反応時間算出ステップと、処理要求装置から処理装置への処理の要求開始から、該処理の要求中断までの時間に基づく許容時間を、該処理要求装置を使用するユーザの識別情報毎に前記制御部が算出して記憶部に記憶する許容時間算出ステップと、前記反応時間算出ステップにより算出した反応時間及び前記許容時間算出ステップにより算出した識別情報に対応する許容時間を前記記憶部から読み出し、読み出した反応時間及び識別情報に対応する許容時間に基づき、前記制御部が識別情報毎に各処理装置に対する処理速度に関する情報を算出する算出ステップとを実行させることを特徴とする。本発明に係るプログラムは、処理要求装置及び処理装置間の情報の送受信に要する通信時間を前記制御部が取得する取得ステップを含み、前記算出ステップは、前記取得ステップにより取得した通信時間、前記反応時間算出ステップにより算出して記憶部に記憶した反応時間及び前記許容時間算出ステップにより算出した識別情報に対応する許容時間を前記記憶部から読み出し、読み出した反応時間及び識別情報に対応する許容時間に基づき、前記制御部が識別情報毎に各処理装置に対する処理速度に関する情報を算出することを特徴とする。
本発明にあっては、各処理装置から算出装置へ、各処理装置が処理に要した時間を送信する。また、処理要求装置から処理装置への処理の要求開始から、当該処理の要求中断までの時間を該処理要求装置に対応する識別情報に対応付けて算出装置へ送信する。処理要求装置及び処理装置間の情報の送受信に要する通信時間は処理要求装置により算出装置へ送信される。算出装置における、反応時間算出手段は、送信された各処理装置が処理に要した時間に基づく反応時間を、処理装置毎に算出する。
この反応時間の算出は、例えば、各処理装置が処理に要した時間の履歴を記憶部に記憶しておく。そして記憶部から処理装置毎に処理に要した時間の履歴を読み出し、読み出した時間の履歴に基づき、平均値を求める等して処置装置毎の反応時間を算出する。算出装置の許容時間算出手段は、送信された識別情報に対応する要求開始から要求中断までの時間に基づく許容時間を、識別情報毎に算出する。これは例えば、処理要求装置を使用するユーザの識別情報毎に、処理要求装置から処理装置への処理の要求開始から、当該処理の要求中断までの時間の履歴を記憶部に記憶しておく。そして記憶部から、識別情報毎に前記時間の履歴を読み出し、読み出した時間の履歴の平均等を算出することにより、識別情報毎の許容時間を算出する。
最後に算出装置の算出手段は、送信された通信時間、反応時間算出手段により算出した反応時間及び許容時間算出手段により算出した識別情報に対応する許容時間に基づき、識別情報毎に各処理装置に対する処理速度に関する情報を算出する。この算出は例えば、通信時間に反応時間を加算し、加算した値と算出した識別情報に対応する許容時間との比に基づき、識別情報毎に各処理装置に対する処理速度に関する情報を算出する。または、算出装置の算出手段は、反応時間算出手段により算出した反応時間及び許容時間算出手段により算出した識別情報に対応する許容時間に基づき、識別情報毎に各処理装置に対する処理速度に関する情報を算出する。
本発明にあっては、出力手段は、算出手段により算出した識別情報毎の各処理装置に対する処理速度に関する情報を、識別情報に対応する処理要求装置または処理装置へ出力する。処理要求装置においては、処理装置毎の処理速度に関する情報が表示される。
本発明にあっては、反応時間算出手段は、送信された各処理装置が処理に要した時間に基づく反応時間を、処理装置毎に算出し、許容時間算出手段は、送信された識別情報に対応する要求開始から要求中断までの時間に基づく許容時間を、識別情報毎に算出する。また、処理要求装置及び処理装置間の情報の送受信に要する通信時間を取得する。そして算出装置の算出手段は、通信時間、反応時間及び識別情報に対応する許容時間に基づき、識別情報毎に各処理装置に対する処理速度に関する情報を算出する。または、算出装置の算出手段は、反応時間及び識別情報に対応する許容時間に基づき、識別情報毎に各処理装置に対する処理速度に関する情報を算出する。このように構成したので、ユーザ毎の通信環境及びユーザの反応時間に対する許容度を考慮したよりきめ細かな処理速度に関する情報の算出が可能となる。
本発明にあっては、出力手段は、算出手段により算出した各処理装置に対する処理速度に関する情報を、識別情報に対応する処理要求装置または処理装置へ出力する。処理要求装置においては、処理装置毎の処理速度に関する情報が表示される。従って、ユーザ毎に個別の処理速度に関する情報が提供され、その結果ユーザはより早期にサービスの提供を受けることが可能な処理装置を選択することが可能となる等、本発明は優れた効果を奏する。
実施の形態1
以下本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は処理速度算出システムの概要を示す模式図である。処理速度算出システムは、インターネット等の通信網N、ユーザが使用する複数の処理要求装置2、2・・・、処理速度に関する情報を算出する算出装置1、及び処理要求装置2、2・・・からの要求に応えて各種処理を実行する複数の処理装置3、3、3・・・を含んで構成される。本実施の形態においては、処理速度算出システムをインターネットバンキングサービスに適用した例について説明するが、これに限るものではなく、インターネット上でのオンラインショッピング、各種検索サービス、または銀行内におけるATM(Automated Teller Machine)サービス等に適用しても良い。
処理要求装置2は例えばユーザのパーソナルコンピュータであり、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)等を用いたプロトコルにより算出装置1及び処理装置3との間で情報の送受信を行う。以下では処理要求装置2をパーソナルコンピュータ2として説明する。ユーザはパーソナルコンピュータ2にユーザを特定するための口座番号等の識別情報(以下、口座番号という)及びパスワードを入力し、処理装置3または算出装置1での認証を経てログインすることにより、各種サービスの提供を受けることができる。
処理装置3、3、3・・は、インターネットバンキングにおける各種サービス、例えば、入金サービス、出金サービス、残高照会サービス、定期預金サービス、外貨預金サービス、投資信託サービス、及び振り込みサービス等を行う装置であり、サーバコンピュータ等が使用される。以下では処理装置3をサーバコンピュータ3として説明する。サーバコンピュータ3はそれぞれのサービスを分担して行う。例えば一のサーバコンピュータ3は入金サービスに関する処理をユーザのパーソナルコンピュータ2からの要求に応じて実行し、他のサーバコンピュータ3は出金サービスに関する処理を、ユーザのパーソナルコンピュータ2からの要求に応じて実行する。以下では、各サーバコンピュータ3がそれぞれ異なる処理を実行する例について説明するが、一のサーバコンピュータ3が複数のサービスに係る処理を実行しても良いことはもちろんである。
算出装置1は各サーバコンピュータ3に対する処理速度に関する情報を算出する装置であり、例えばサーバコンピュータが用いられる。以下では、算出装置1を算出サーバ1として説明する。
図2は処理の要求開始から処理の結果を受信するまでの流れを示すタイムチャートである。左側はユーザのパーソナルコンピュータ2における処理を示し、右側はサーバコンピュータ3における処理を示す。また縦方向は時間の経過ta乃至tfを示している。ユーザはログイン後、例えば出金サービスを行うサーバコンピュータ3へ出金処理を行わせるべく、パーソナルコンピュータ2を用いてサーバコンピュータ3へアクセスする。パーソナルコンピュータ2はサーバコンピュータ3へ処理の要求を開始する旨の信号を送信する(ステップS21)。この要求開始時刻をtaとする。
サーバコンピュータ3は時刻tbにおいてパーソナルコンピュータ2から送信された要求を開始する旨の情報を受信する(ステップS22)。この期間ta〜tbは、パーソナルコンピュータ2とサーバコンピュータ3との間の通信状況に応じて変動するものであり、以下ではこの期間を上り通信時間という。
サーバコンピュータ3は処理の要求を受けて、出金サービスの処理を開始する(ステップS23)。この処理は例えば図示しないデータベースへのユーザの口座番号に対応する残高の読み出し等の処理が該当する。この処理は処理内容及び他のパーソナルコンピュータ2からのアクセス数等により変動するものであり、時刻tcに処理を終えたものとする。以下では処理開始から処理終了までの期間tb〜tcを、処理時間をいう。計算処理の終了後、サーバコンピュータ3は出金処理の結果に基づく処理結果をパーソナルコンピュータ2へ送信する(ステップS24)。
パーソナルコンピュータ2は送信された結果を受信する(ステップS25)。ここで、サーバコンピュータ3における処理結果の送信時をtc、パーソナルコンピュータ2における結果受信時をtdとする。この期間tc〜tdは、パーソナルコンピュータ2とサーバコンピュータ3との間の通信状況に応じて変動するものであり、以下ではこの期間を下り通信時間という。上り通信時間及び下り通信時間の総和である通信時間は、パーソナルコンピュータ2からサーバコンピュータ3へ所定のコマンド、たとえばpingコマンドに係る信号を送信することにより取得することができる。具体的にはパーソナルコンピュータ2におけるpingコマンドの入力に基づくエコー要求パケット送信時と、パーソナルコンピュータ2におけるサーバコンピュータ3からのエコー応答パケット受信時との差を演算することにより求めることができる。または、サーバコンピュータ3からパーソナルコンピュータ2へpingコマンドに係る信号を送信することにより取得しても良い。
ユーザのパーソナルコンピュータ2はこのようにして所定のサービスにおける処理を終了する。この一連の時間ta〜tdを以下では総処理時間という。総処理時間は、例えば投資信託サービスを行うサーバコンピュータ3の場合、処理時間に多くの時間が費やされることもあり、サービスによっては、換言すればサーバコンピュータ3によって、さらにはパーソナルコンピュータ2とサーバコンピュータ3との間の通信状況に応じて変動する。
また、ユーザによっては長時間待機できる者と、短時間しか待機できない者が存在する。処理中である総処理時間が完了する前に、パーソナルコンピュータ2から要求を中断する旨の信号が送信された場合(ステップS26)、サーバコンピュータ3は処理を中断する。また逆に、十分に処理が終了されるまでの時間を待機できるユーザの場合、総処理時間終了後の時刻td以降の時刻tfに、要求中断を示す情報を送信することが想定される。この場合、サーバコンピュータ3における処理が完了しているので、処理は中断しない。以下では、時間ta〜teまたはta〜tfで示す期間を待機時間という。このように、待機時間はユーザの性格により変動するものである。
図3はパーソナルコンピュータ2のハードウェア構成を示すブロック図である。パーソナルコンピュータ2は、制御部としてのCPU(Central Processing Unit)21、RAM(Random Access Memory)22、入力部23、表示部24、通信部26、時計部28及び記憶部25を含んで構成される。CPU21は、バス27を介してパーソナルコンピュータ2のハードウェア各部と接続されていて、それらを制御すると共に、記憶部25に格納された制御プログラム25Pに従って、種々のソフトウェア的機能を実行する。
表示部24は例えば液晶ディスプレイ等であり、入力部23はキーボード及びマウス等から構成される。通信部26はモデムまたはLAN(Local Area Network)カード等である。時計部28は現在の日時情報をCPU21へ出力する。記憶部25は例えばハードディスクで構成され、内部には上述した制御プログラム25P、インターネットエクスプローラ(登録商標)等のブラウザ252が記憶されている。
ユーザはインターネットバンキングサービスを開始する場合、入力部23を操作することにより、ブラウザ252を起動し、サーバコンピュータ3へアクセスする。ユーザは入力部23から口座番号及びパスワードを入力する。CPU21はこの入力された口座番号及びパスワードを、通信部26を介してサーバコンピュータ3へ送信する。サーバコンピュータ3は送信された口座番号及びパスワードと、予め記憶した口座番号及びパスワードとを比較することにより認証を行う。認証成功後、サーバコンピュータ3はサービスを実行するHTMLで記述された画面データを読み出しパーソナルコンピュータ2へ送信する。パーソナルコンピュータ2のブラウザ252には送信された画面データが表示される。
図4は出金サービスの画面イメージを示す説明図である。なお、以下では説明を容易にするために、サービスとして、入金サービス、出金サービス及び投資信託サービスが存在し、これらのサービスの内、ユーザが出金サービスを実行する例について説明する。また以下では、入金サービスに関する処理を実行するサーバコンピュータ3を入金サーバ3A、出金サービスに関する処理を実行するサーバコンピュータ3を出金サーバ3B、及び、投資信託サービスに関する処理を実行するサーバコンピュータ3を投資信託サーバ3Cとする。ブラウザ252には図4に示すように、各種サービスを実行するための入金サービスボタン24A、出金サービスボタン24B及び投資信託サービスボタン24Cが横方向に並べて表示されている。
入金サービスボタン24A、出金サービスボタン24B及び投資信託サービスボタン24Cには、入金サーバ3A、出金サーバ3Bまたは投資信託サーバ3Cへアクセスするためのハイパーリンクが記述されている。図4の例では、出金サービスボタン24Bが入力部23を通じてクリックされ、出金サーバ3Bから、出金額等の入力画面が送信され、ブラウザ252に表示されている。ブラウザ252には、ログイン後のユーザの口座番号「123」が表示されている。ユーザは入力部23を通じて、出金する額を金額ボックス241へ入力する。図4の例では金額ボックス241に「1000」円が入力されている。
ブラウザ252の下部には、開始ボタン242及び中断ボタン243が並置されている。開始ボタン242及び中断ボタン243は共に、ハイパーリンクが記述されている。金額ボックス241への金額入力後、入力部23から、開始ボタン242がクリックされた場合、CPU21は開始ボタン242に記述されたハイパーリンクを参照して、要求開始信号、口座番号及び出金額を出金サーバ3Bへ送信する。これにより、出金サーバ3Bでの処理が実行される。この場合、CPU21は時計部28から出力される日時情報に基づき、要求開始信号を送信した要求開始日時をRAM22に記憶しておく。CPU21はこの処理期間中に、中断ボタン243が入力部23を通じてクリックされた場合、中断ボタン243に記述されたハイパーリンクを参照して、要求中断信号及び口座番号を出金サーバ3Bへ送信する。この場合、出金サーバ3Bでの出金処理は中断する。
さらに、CPU21は、時計部28から出力される日時情報に基づき、要求中断信号を送信した要求中断日時をRAM22に記憶する。CPU21は要求中断日時と要求開始日時をRAM22から読み出し、差分を算出する。そしてCPU21は、この差分を待機時間として、要求中断日時、サービス名及び口座番号と共に算出サーバ1へ送信する。
パーソナルコンピュータ2のCPU21は制御プログラム25Pの指示に従い、ログイン後、定期的にpingコマンドに係る信号を入金サーバ3A、出金サーバ3B及び投資信託サーバ3Cへ送信する。CPU21はpingコマンドに基づく信号であるエコー要求パケット送信時に時計部28から出力される日時情報と、pingコマンドに対応して入金サーバ3A、出金サーバ3Bまたは投資信託サーバ3Cから返信されたエコー応答パケット受信時の時計部28から出力される日時情報との差分に基づき、通信時間を算出する。このpingコマンドに係る信号を送信するタイミングは、ログイン後1分おきに行う等すればよい。このようにして算出された通信時間は順次、算出サーバ1へ送信される。
図5は出金サーバ3Bのハードウェア構成を示すブロック図である。出金サーバ3Bは、制御部としてのCPU31、RAM32、通信部36、時計部38、記憶部35及び口座データベース(以下、口座DBという)351を含んで構成される。CPU31は、バス37を介して出金サーバ3Bのハードウェア各部と接続されていて、それらを制御すると共に、記憶部35に格納された制御プログラム35Pに従って、種々のソフトウェア的機能を実行する。
通信部36はファイアウォールとしての機能を果たすゲートウェイ等である。時計部38は現在の日時情報をCPU31へ出力する。記憶部35は例えばハードディスクで構成され、内部には上述した制御プログラム35Pが記憶されている。CPU31は制御プログラム35Pに従い、ユーザの認証及び出金処理等の各種処理を実行する。通信部36には口座DB351も接続されている。CPU31は口座DB351のフィールドのキーを関連づけたスキーマにおいてSQL(Structured Query Language)を用いて対話することにより、必要な情報の記憶、検索等の処理を実行する。
図6は口座DB351のレコードレイアウトを示す説明図である。口座DB351は口座番号フィールド、パスワードフィールド、イベントフィールド、時間フィールド及び残高フィールドを含んで構成される。なお、口座DB351内のデータの記憶形式はあくまで一例でありこれに限るものではない。口座番号フィールドには、ユーザを特定するための口座番号が記憶されている。またパスワードフィールドにはユーザの認証を行うためのパスワードが口座番号に対応付けて記憶されている。
イベントフィールドには口座番号に対応付けてパーソナルコンピュータ2から送信された信号に基づくイベントを記憶している。また時間フィールドには口座番号及びイベントに対応付けてイベント発生時の日時情報を記憶している。例えば、イベントの一つである要求受信は、パーソナルコンピュータ2において図4に示す開始ボタン242がクリックされ、1000円の出金処理を行うための要求開始信号を受信した事を示すものであり、要求受信イベントは10時00分00秒に発生したことを示している。出金サーバ3BのCPU31は、要求開始信号を受信した場合、口座DB351のイベントフィールドに要求受信に係るイベントを記憶すると共に、時計部38からの出力に基づき日時情報を時間フィールドに記憶する。
イベントの一つである処理結果送信は、CPU31での出金処理に係る一連の処理が終了し、処理結果を送信した事を示すものであり、処理結果送信イベントは10時00分20秒に発生したことを示している。残高フィールドには口座番号、イベント及び時間に対応付けて残高が記憶されている。本例では、要求受信イベント時には、残高が12500円と記憶されている。CPU31は、1000円の出金処理を受けて、減算処理を行い、処理結果送信イベント時、1000円減額した残高11500円を残高フィールドに記憶する。出金サーバ3BのCPU31は、処理結果を送信した場合、口座DB351のイベントフィールドに処理結果送信に係るイベントを記憶すると共に、時計部38からの出力に基づき日時情報を時間フィールドに記憶する。
さらに図6に示すように、10時05分00秒には、イベントの一つである要求受信が再び発生している事が理解できる。要求中断イベントは、出金処理の途中で、図4に示す中断ボタン243が入力部23によりクリックされ、パーソナルコンピュータ2のCPU21が、出金サーバ3Bへ出金に係る要求を中断したことを示すものである。この要求中断イベントは、要求受信(10時05分00秒)の15秒後(10時05分15秒)に発生している。出金サーバ3BのCPU31は、中断ボタン243が操作されたことに伴いパーソナルコンピュータ2のCPU21により送信された要求中断信号を受信する。なお、時間フィールドに記載の例は月日の記載を省略している。
CPU31は要求中断信号を受信した場合、出金に係る処理を中断すると共に、口座DB351のイベントフィールドに要求中断に係るイベントを記憶する。そして、CPU31は、時計部38からの出力に基づき日時情報を時間フィールドに記憶する。なお、出金処理は中断されたので、残高フィールドの記憶内容は変化せず、本例では11500円のままである。CPU31は他の口座番号をもつ他のユーザの行為に起因するイベントについても同様に口座DB351に記憶する。
出金サーバ3BのCPU31は処理結果送信イベントが終了するたびに、処理結果送信イベントに対応する時間と要求受信イベントに対応する時間とを口座DB351から読み出し、その差分である処理時間を口座番号及び処理結果送信イベントが発生した日時情報(以下、処理結果送信日時)と共に算出サーバ1へ送信する。
また出金サーバ3BのCPU31は要求中断イベントが終了するたびに、要求中断イベントに対応する時間と要求受信イベントに対応する時間とを口座DB351から読み出し、その差分である待機時間を口座番号及び要求中断イベントが発生した日時情報(以下、要求中断日時)と共に算出サーバ1へ送信する。これにより、処理が終了するたび及び要求が中断されるたびに、処理時間及び待機時間が算出サーバ1に蓄積されることになる。なお、pingコマンドを用いた通信時間の算出はパーソナルコンピュータ2で実行し、算出した通信時間を算出サーバ1へ送信する形態につき説明するが、出金サーバ3Bで当該処理を行い、算出した通信時間を算出サーバ1へ送信するようにしても良い。例えば、ユーザの口座番号を用いたログイン後、出金サーバ3BのCPU31が、パーソナルコンピュータ2へpingコマンドに基づくエコー要求パケットを送信し、パーソナルコンピュータ2からのエコー応答パケットを受信し、送信時及び受信時の差により通信時間を算出するようにしても良い。そして出金サーバ3BのCPU31は算出した通信時間を、口座番号に対応付けて算出サーバ1へ送信する。
またこの待機時間は上述したように口座番号に対応付けて出金サーバ3Bから算出サーバ1へ送信する他、パーソナルコンピュータ2から算出サーバ1へ送信するようにしても良い。図3においてパーソナルコンピュータ2のCPU21は入力部23から開始ボタン242がクリックされた要求開始時間を時計部28からの出力に基づきRAM22に記憶しておく。そして、CPU21は、入力部23から中断ボタン243がクリックされた場合、その時間を要求中断時間として、時計部28からの出力に基づきRAM22に記憶する。そしてCPU21はRAM22に記憶した要求中断時間から要求開始時間を減じて待機時間を算出する。CPU21は算出した待機時間、口座番号、提供を受けているサービス名及びRAM22に記憶した要求中断時間に月日の情報を加えた要求中断日時を算出サーバ1へ送信する。このように待機時間はパーソナルコンピュータ2または出金サーバ3Bのいずれかにより送信される。以下では、パーソナルコンピュータ2から待機時間が送信されるものとして説明する。
図7は算出サーバ1のハードウェア構成を示すブロック図である。算出サーバ1は、制御部としてのCPU11、RAM12、通信部16、時計部18、及び記憶部15を含んで構成される。CPU11は、バス17を介して算出サーバ1のハードウェア各部と接続されていて、それらを制御すると共に、記憶部15に格納された制御プログラム15Pに従って、種々のソフトウェア的機能を実行する。
通信部16はファイアウォールとしての機能を果たすゲートウェイ等であり、入金サーバ3A、出金サーバ3B及び投資信託サーバ3C、並びに各ユーザのパーソナルコンピュータ2、2・・・との間で情報の送受信を行う。時計部18は現在の日時情報をCPU11へ出力する。記憶部15は例えばハードディスクで構成され、内部には上述した制御プログラム15P、通信時間ファイル151、反応時間ファイル152、許容時間ファイル153及び評価値ファイル154が記憶されている。
図8は通信時間ファイル151のレコードレイアウトを示す説明図である。通信時間ファイル151は入金サービス、出金サービス及び投資信託サービス等のサービス別に、口座番号に対応付けて通信時間が記憶されている。より具体的には、通信時間ファイル151は口座番号フィールド及び通信時間フィールドを含んで構成される。口座番号フィールドには口座番号が記憶されており、通信時間フィールドには口座番号に対応付けて各ユーザのパーソナルコンピュータ2から送信される通信時間が記憶されている。この通信時間は上述した如く、パーソナルコンピュータ2から口座番号に対応付けて通信時間が送信されるたびに、CPU11がその内容を更新する。図の例では、口座番号123のユーザのパーソナルコンピュータ2と出金サーバ3Bとの間の通信時間は現時点で3秒と記憶されている。なお、上述したように、通信時間ファイル151に記憶する通信時間は、出金サーバ3Bから送信される通信時間であっても良い。
図9は反応時間ファイル152のレコードレイアウトを示す説明図である。反応時間ファイル152は入金サービス、出金サービス及び投資信託サービス等のサービス別に、口座番号フィールド、処理結果送信日時フィールド、処理時間フィールド及び反応時間フィールドを含んで構成される。口座番号フィールドには口座番号が記憶されており、また処理結果送信日時フィールドには、口座番号に対応付けて、処理結果送信イベントに伴い、出金サーバ3Bから口座番号と共に送信された処理結果送信日時が記憶されている。すなわち、上述した如く、出金サーバ3BのCPU31は処理結果送信イベントが終了するたびに、処理結果送信イベントに対応する時間と要求受信イベントに対応する時間とを口座DB351から読み出し、その差分である処理時間を口座番号及び処理結果送信日時と共に算出サーバ1へ送信する。
算出サーバ1のCPU11は、この送信された処理結果送信日時を口座番号に対応付けて処理結果送信日時フィールドに記憶すると共に、処理時間フィールドにあわせて送信された処理時間を記憶する。例えば、口座番号123のユーザの要求に応えて、2006年12月1日10時20分に、出金サーバ3BのCPU31は処理結果をパーソナルコンピュータ2へ送信しており、この処理に要した処理時間は10秒と記憶されている。また、その2日後の2006年12月3日11時28分にも、口座番号123のユーザは出金サービスを利用しており、この場合、やや処理に時間を要し12秒と記憶されている。CPU11はこのように処理時間を時系列のデータとして反応時間ファイル152に記憶する。
反応時間フィールドには、処理時間に基づき算出される反応時間を処理サービス及び口座番号別に記憶している。この口座番号に係る反応時間は例えば、当該口座番号の処理時間フィールドに記憶されている処理時間の履歴に基づく平均値である。例えば、出金サービスにおいて、口座番号123のユーザに対しては平均値として反応時間14秒と記憶されており、口座番号124のユーザに対しては反応時間15秒と記憶されている。CPU11は出金サーバ3Bから処理時間が送信されるたびに、例えば10日分の処理時間の平均値を算出し、反応時間フィールドに記憶する。なお、履歴が蓄積されていない場合は、記憶部15に記憶した適宜の値または他の口座番号に係る反応時間を使用する。
なお、反応時間の算出はあくまで一例であり、処理時間の履歴を用いる形態であれば他の算出方法であっても良い。例えば、最も履歴の新しい処理時間を反応時間として採用しても良い。さらに、履歴が新しくなるにつれて重みが大きくなる係数を所定日数分の処理時間に乗じ、その平均値を求めるようにしても良い。具体的には、CPU11は記憶部15に記憶した段階的に小さくなる重みに係る係数を読み出す。この重みに係る係数を大きいものから順に、所定日数分、履歴の新しい処理時間順に乗算する。そして乗算後の値の総和を算出し、所定日数で除すことで反応時間を得る事ができる。また、本実施の形態においては口座番号別に反応時間を求めているが、全ての口座番号の所定日数分の処理時間の平均値を反応時間としても良い。以下では、サービス毎に全ての口座番号に係る直前10日分の処理時間の平均値をサービス毎の反応時間であるものとして説明する。
図10は許容時間ファイル153のレコードレイアウトを示す説明図である。許容時間ファイル153は入金サービス、出金サービス及び投資信託サービス等のサービス別に、口座番号フィールド、要求中断日時フィールド、待機時間フィールド及び許容時間フィールドを含んで構成される。口座番号フィールドには口座番号が記憶されており、また要求中断日時フィールドには、口座番号に対応付けて、要求中断に伴い、パーソナルコンピュータ2から口座番号、サービス名及び待機時間と共に送信された要求中断日時が記憶されている。待機時間フィールドにはパーソナルコンピュータ2から送信された要求中断日時における待機時間がそれぞれ記憶されている。
なお、待機時間が出金サーバ3Bから送信される場合、口座番号フィールドには口座番号が記憶され、要求中断日時フィールドには、口座番号に対応付けて、要求中断イベントに伴い、出金サーバ3Bから口座番号と共に送信された要求中断日時が記憶される。すなわち、上述した如く、サーバコンピュータ3のCPU31は要求中断イベントが終了するたびに、要求中断イベントに対応する時間と要求受信イベントに対応する時間とを口座DB351から読み出し、その差分である待機時間を口座番号及び要求中断イベントが発生した要求中断日時と共に算出サーバ1へ送信する。
算出サーバ1のCPU11は、パーソナルコンピュータ2から送信された要求中断日時を口座番号に対応付けて要求中断日時フィールドに記憶すると共に、待機時間フィールドにあわせて送信された待機時間を記憶する。例えば、口座番号123のユーザは、出金処理の要求開始後の2006年12月1日12時24分に、処理の終了を待ちきれず処理を中断している。この場合の待機時間は25秒である。また、その6日後の2006年12月7日11時28分にも処理を中断しており、この場合待機時間は20秒である。
この待機時間はユーザに係る口座番号別に記憶されている。例えば、口座番号124のユーザは、2006年11月13日11時20分に処理を中断し、待機時間は150秒、2006年12月2日11時3分に処理を中断し、待機時間は80秒と記憶されている。本例では、口座番号124のユーザの方が長時間処理を待つ傾向にあることが理解できる。
CPU11はこのように待機時間を時系列のデータとして許容時間ファイル153に記憶する。許容時間フィールドには、待機時間に基づき算出される許容時間を処理サービス及び口座番号別に記憶している。この口座番号に係る許容時間は例えば、当該口座番号の待機時間フィールドに記憶されている待機時間の履歴に基づく平均値である。例えば、出金サービスにおいて、口座番号123のユーザに対しては平均値として許容時間28秒と記憶されており、口座番号124のユーザに対しては許容時間120秒と記憶されている。CPU11は出金サーバ3Bから待機時間が送信されるたびに、例えば直前10日分の待機時間の平均値を算出し、許容時間フィールドに記憶する。なお、履歴が蓄積されていない場合は、記憶部15に記憶した適宜の値または他の口座番号に係る許容時間を使用する。
なお、許容時間の算出はあくまで一例であり、待機時間の履歴を用いる形態であれば他の算出方法であっても良い。例えば、最も履歴の新しい待機時間を許容時間として採用しても良い。さらに、履歴が新しくなるにつれて重みが大きくなる係数を所定日数分の待機時間に乗じ、その平均値を求めるようにしても良い。具体的には、CPU11は記憶部15に記憶した段階的に小さくなる重みに係る係数を読み出す。この重みに係る係数を大きいものから順に、所定日数分、履歴の新しい待機時間順に乗算する。そして乗算後の値の総和を算出し、所定日数で除すことで許容時間を得る事ができる。
図11は評価値ファイル154のレコードレイアウトを示す説明図である。評価値ファイル154は、口座番号に対応付けて、各サーバコンピュータ3の処理速度に関する情報を評価値として記憶している。処理速度に関する情報である評価値は、例えば以下の算出手順により求める。CPU11は、許容時間ファイル153に記憶した許容時間を口座番号別に読み出す。例えば口座番号123の出金サービスの許容時間は28秒である。そして、CPU11は当該出金サービスに係る反応時間を反応時間ファイル152から読み出す。例えば出金サービスの反応時間は14秒であるとする。
さらに、CPU11は通信時間ファイル151に記憶した当該口座番号に対応する通信時間を読み出す。例えば口座番号123の出金サービスの通信時間は3秒である。CPU11は読み出した許容時間から読み出した反応時間及び通信時間の和を減じ、減じた値を読み出した許容時間で除することにより評価値を得る。上述の例では、許容時間28秒から、反応時間14秒と通信時間3秒との和17秒を減じて、減算値11秒を得、この減算値11を許容時間28秒で除することにより、評価値約0.39を得る。CPU11はこの評価値を算出する処理をサービス別、すなわち入金サーバ3A、出金サーバ3B及び投資信託サーバ3C別に口座番号毎に行い、サービス及び口座番号に対応付けて評価値を評価値ファイル154に記憶する。
この評価値は、減算値と許容時間との比に基づき正規化しており、正の値であってその値が大きいほど、そのユーザにとってサービス提供環境は良好である。逆に負の値であり、その値が小さくなるほど、サービス提供環境は混雑により劣悪といえる。なお、この評価値の算出方法は、通信時間、反応時間及び許容時間を用いる形態であれば他の算出方法であっても良い。例えば、許容時間から、通信時間と反応時間との和を減じた値を単に評価値としても良い。その他許容時間と通信時間及び反応時間の和との比を評価値としても良い。また、通信時間は反応時間に比して小さい場合は、必ずしも評価値の演算に含める必要がない。例えば、許容時間から反応時間を減じた減算値を、許容時間で除して評価値としても良い。さらに、許容時間から反応時間を減じた値を評価値としても良い。この場合、pingコマンドに係る信号の送信及び通信時間の送受信の通信負担が軽減されるため処理の高速化を図ることができる。このように、本実施の形態においてはパーソナルコンピュータ2とサーバコンピュータ3との間のリアルタイムでの通信時間を考慮したよりきめ細かな評価値を求める形態につき説明しているが、状況によっては必ずしも通信時間を利用する必要はない。
ユーザが後日再びインターネットバンキングサービスを行う場合、口座番号を入力することによりログインする。パーソナルコンピュータ2のCPU21はpingコマンドに係る信号を入金サーバ3A、出金サーバ3B及び投資信託サーバ3Cへ送信し、これにより得られた通信時間を算出サーバ1へ送信する。これにより算出サーバ1の通信時間ファイル151は更新される。算出サーバ1のCPU11は上述した処理により、更新された当該口座番号に係る通信時間ファイル151の通信時間、反応時間ファイル152に記憶した各サービスの反応時間及び許容時間ファイル153に記憶した各サービスの当該口座番号に係る許容時間に基づき、当該口座番号に係る各サービスの評価値を算出し、算出した各サービスの評価値を口座番号に対応付けて評価値ファイル154に記憶する。
算出サーバ1のCPU11はこの算出した口座番号に係る各サービスの評価値を、パーソナルコンピュータ2へ送信する。パーソナルコンピュータ2のCPU21は送信された各サービスの評価値を表示部24に表示する。また評価値を直接パーソナルコンピュータ2へ送信するのではなく、一度サーバコンピュータ3へ送信し、サーバコンピュータ3から評価値を視認し易いようHTML文書を作成した上で、パーソナルコンピュータ2へ送信するようにしても良い。以下では、評価値を算出サーバ1から、出金サーバ3Bを介してパーソナルコンピュータ2へ送信する形態を説明する。
算出サーバ1のCPU11は算出した各サービスの評価値を出金サーバ3Bへ送信する。出金サーバ3BのCPU31は送信された各サービスの評価値をRAM32に記憶する。そして、CPU31は、予め用意したHTML文書にこの各サービスの評価値を書き込む。CPU31は各サービスの評価値が記述されたHTML文書をパーソナルコンピュータ2へ送信する。パーソナルコンピュータ2のCPU21はブラウザ上にHTML文書を表示する。
図12は評価値の表示イメージを示す説明図である。図12に示すように、各サービスについて評価値及び評価値の大きさを視認することができるようスケール表示している。このスケールは中心部を普通、青色等で表示する右側を良好、赤色等で表示する左側を混雑と記述している。本例では入金サービスの評価値が0.2、出金サービスの評価値が入金サービスよりも良好な0.3、投資信託サービスの評価値が好ましくない負の値−0.3である。HTML文書においては、評価値が正の値で高いほどスケールの右側に●印が表示されるよう記述されており、評価値が負の値で小さいほどスケールの左側に●印が表示されるよう記述されている。また色によっても瞬時に判断できるよう、スケールの中心から右にかけて青色等を徐々に濃度が濃くなるよう着色する記述がなされており、逆にスケールの中心から左にかけて赤色等を徐々に濃度が濃くなるよう着色する記述がなされている。
この場合、口座番号123のユーザは出金サービスを先に行い、投資信託サービスは後回しにした方が良いと判断できる。ブラウザには、入金サービスボタン24A、出金サービスボタン24B及び投資信託サービスボタン24Cが、入金サーバ3A、出金サーバ3B及び投資信託サーバ3Cの処理開始ページへ移動するためのハイパーリンクを伴って表示されている。ここでユーザが入力部23から出金サービスボタン24Bをクリックした場合、図4に示す画面が表示され、出金処理が開始される。同様に入金サービスボタン24Aがクリックされた場合、入金サーバ3Aとの接続が確立し、入金サービスを開始する画面がブラウザに表示される。同じく、投資信託サービスボタン24Cがクリックされた場合、投資信託サーバ3Cとの接続が確立し、投資信託サービスを開始する画面がブラウザに表示される。
図13は通信時間の算出手順を示すフローチャートである。ユーザはパーソナルコンピュータ2とサーバコンピュータ3(出金サーバ3B)と通信を確立した後、サービスへログインすべく入力部23を介して、口座番号及びパスワードを入力する。CPU21は入力された口座番号及びパスワードを受け付け、サーバコンピュータ3へ送信する(ステップS131)。サーバコンピュータ3のCPU31は送信された口座番号及びパスワードが、口座DB351に記憶した口座番号及びパスワードに一致するか否かを判断する(ステップS132)。
サーバコンピュータ3のCPU31は口座番号及びパスワードが一致しないと判断した場合(ステップS132でNO)、不正なアクセスであるとして処理を終了する。一方CPU31は口座番号及びパスワードが一致すると判断した場合(ステップS132でYES)、ログインが成功したことを示すメニュー画面を記憶部35から読み出しパーソナルコンピュータ2へ送信する(ステップS133)。パーソナルコンピュータ2のCPU21はブラウザ252に送信されたメニュー画面を表示する(ステップS134)。
CPU21は制御プログラム25Pの指示に従い、サーバコンピュータ3のIP(Internet Protocol)アドレスを宛先としてpingコマンドを入力する(ステップS135)。CPU21はpingコマンドの入力に伴い、サーバコンピュータ3へエコー要求パケットを送信する(ステップS136)。CPU21はエコー要求パケットを出力した日時情報を時計部28からの出力に基づきRAM22に記憶する。サーバコンピュータ3のCPU31はエコー要求パケットを受けて、エコー応答パケットをパーソナルコンピュータ2へ送信する(ステップS137)。
パーソナルコンピュータ2のCPU21はサーバコンピュータ3から送信されたエコー応答パケットを受信する(ステップS138)。CPU21はエコー応答パケットを受信した日時情報を時計部28からの出力に基づきRAM22に記憶する。CPU21はエコー要求パケット送信時に係る日時情報及びエコー応答パケット受信時に係る日時情報をRAM22からそれぞれ読み出し、差分をとることで通信時間を算出する(ステップS139)。CPU21は口座番号及び通信時間を、サーバコンピュータ3を特定するためのサービス名またはIPアドレスと共に算出サーバ1へ送信する(ステップS1310)。
算出サーバ1は送信された口座番号及び通信時間並びにサーバコンピュータ3を特定するためのサービス名またはIPアドレスを受信する。そして算出サーバ1のCPU11は、受信したサービス及び口座番号に対応する通信時間を通信時間ファイル151に図8の如く記憶する(ステップS1311)。これによりサービス及び口座番号別の通信時間の取得が可能となる。パーソナルコンピュータ2のCPU21は全てのサーバコンピュータ3に対する以上の処理を終了したか否かを判断する(ステップS1312)。すなわち、本例では出金サーバ3B、入金サーバ3A及び投資信託サーバ3Cの3つのサーバコンピュータ3が存在するが、これら全てのサーバコンピュータ3に対する通信時間の算出が終了したか否かを判断する。CPU21は全てのサーバコンピュータ3に対する処理が終了していないと判断した場合(ステップS1312でNO)、ステップS135へ移行し、異なるIPアドレスを宛先としてpingコマンドを入力する処理を行う。
一方、全てのサーバコンピュータ3に対する処理が終了したと判断した場合(ステップS1312でYES)、一連の処理を終了する。なお、ステップS135乃至S1312の処理はログアウトまで、定期的、例えば10秒おきに繰り返し実行するようにしても良い。これにより、通信時間ファイル151にはパーソナルコンピュータ2と各サーバコンピュータ3との間の通信時間がリアルタイムで更新されることになる。なお、上述したようにpingコマンドの入力はサーバコンピュータ3において行っても良い。
図14は処理時間及び反応時間の算出手順を示すフローチャートである。ログイン後、ユーザは出金サーバ3Bに対し、出金処理等の処理の要求を開始する。パーソナルコンピュータ2のCPU21は、入力部23から図4に示す開始ボタン242がクリックされた場合、要求開始を示す信号を出金サーバ3Bへ送信する(ステップS141)。出金サーバ3Bはパーソナルコンピュータ2から送信された要求開始を示す信号を受信する(ステップS142)。CPU31は口座DB351に時計部38からの日時情報に基づき、イベントとして要求受信及び要求受信のあった日時を口座番号に対応付けて記憶する(ステップS143)。
CPU31は要求に応えて残高確認及び出金等の処理を実行する(ステップS144)。CPU31は実行した処理結果をパーソナルコンピュータ2へ送信する(ステップS145)。パーソナルコンピュータ2のCPU21は処理結果を受信する(ステップS146)。出金サーバ3BのCPU31はステップS145における処理結果送信日時を時計部38からの出力に基づき、口座DB351へ口座番号に対応付けて、イベント処理結果送信として記憶する(ステップS147)。CPU31は口座DB351に記憶したステップS143における受信日時とステップS147における処理結果送信日時との差に基づき処理時間を算出し、算出した処理時間を口座DB351に記憶する(ステップS148)。
CPU31は口座DB351に記憶した処理結果送信日時及び処理時間を口座番号及びサービスに対応付けて算出サーバ1へ送信する(ステップS149)。算出サーバ1のCPU11は送信された処理結果送信日時及び処理時間を反応時間ファイル152に、サービス及び口座番号別に図9の如く記憶する(ステップS1410)。なお、処理時間の算出は出金サーバ3BのCPU31が実行する例を記載しているが、出金サーバ3Bから算出サーバ1へ、ステップS143における受信日時及びステップS147における処理結果日時を送信し、算出サーバ1のCPU11がこれらの差に基づき処理時間を算出するようにしても良い。
CPU11は各サービスにおける反応時間ファイル152に記憶された所定日数分の処理時間を読み出し、読み出した処理時間の平均値からサービス毎の反応時間を算出する(ステップS1411)。そしてCPU11は算出されたサービス毎の反応時間を反応時間ファイル152に記憶する(ステップS1412)。なお、上述したようにこの反応時間はサービス別に一つの反応時間を算出しても良いし、口座番号毎の処理時間の平均値を算出し、これを反応時間としても良い。また、上述したように、処理時間の平均値だけではなく、処理結果送信日時の履歴が新しい順に重みが重くなるよう係数を乗じ、その平均値を反応時間としても良い。さらには、直前の3つの処理時間の平均値を反応時間としても良い。これにより各サービスに対応するサーバコンピュータ3毎の反応時間が算出される。
図15は待機時間及び許容時間の算出手順を示すフローチャートである。ログイン後、ユーザは出金サーバ3Bに対し、出金処理等の処理の要求を開始する。パーソナルコンピュータ2のCPU21は、入力部23から図4に示す開始ボタン242がクリックされた場合、要求開始を示す信号を出金サーバ3Bへ送信する(ステップS151)。パーソナルコンピュータ2のCPU21は、時計部28からの出力に基づき要求開始のあった日時をRAM22に記憶する(ステップS152)。出金サーバ3Bはパーソナルコンピュータ2から送信された要求開始を示す信号を受信する(ステップS153)。CPU31は口座DB351に時計部38からの日時情報に基づき、イベントとして要求受信及び要求受信のあった日時を口座番号に対応付けて記憶する(ステップS154)。
CPU31は要求に応えて残高確認及び出金等の処理を実行する(ステップS155)。この処理中にユーザが処理結果を得る前に図4に示す中断ボタン243を、パーソナルコンピュータ2の入力部23を介してクリックする。CPU21はこの要求を中断する旨の信号を受け付け、通信部26を介して、要求中断信号を出金サーバ3Bへ送信する(ステップS156)。またパーソナルコンピュータ2のCPU21は時計部28からの出力に基づき要求中断のあった日時をRAM22に記憶する(ステップS157)。
出金サーバ3BのCPU31は送信された要求中断信号を受信し(ステップS158)、出金に係る処理を中断する(ステップS159)。パーソナルコンピュータ2のCPU21はステップS152において記憶した要求開始日時とステップS157において記憶した要求中断日時との差分に基づき待機時間を算出する(ステップS1510)。CPU21は口座番号、サービス、要求中断日時及び算出した待機時間を算出サーバ1へ送信する(ステップS1511)。算出サーバ1のCPU11はこれら送信された口座番号、サービス、要求中断日時及び待機時間を受信し、許容時間ファイル153に要求中断日時及び待機時間をサービス及び口座番号別に記憶する(ステップS1512)。
CPU11は各サービスにおける口座番号に係る待機時間を所定日数分読み出し、これの平均値を算出することにより、サービス及び口座番号別の許容時間を算出する(ステップS1513)。CPU11は算出した許容時間を図10の如く許容時間ファイル153に記憶する(ステップS1514)。なお、パーソナルコンピュータ2のCPU21はステップS152において記憶した要求開始日時とステップS157において記憶した要求中断日時を算出サーバ1へ送信し、算出サーバ1のCPU11がこれらの差から待機時間を算出しても良い。また、出金サーバ3BのCPU31がステップS154において記憶した要求日時及びステップS158において要求中断信号を受信した日時に基づき、これらの差から待機時間を算出し算出サーバ1へ送信するようにしても良い。さらに上述したように、許容時間は平均値の他、直前の中断時に係る待機時間を許容時間とする他、過去全ての待機時間の平均値、さらには履歴が新しいほど重みが重くなる係数を乗じ、これらの平均値を許容時間としても良い。
図16は評価値の算出手順を示すフローチャートである。算出サーバ1のCPU11は図13に示すステップS1311の処理後以下の手順により、口座番号毎にサービス別の評価値を算出する。CPU11はステップS1311で記憶した口座番号の通信時間を通信時間ファイル151から読み出し、さらにステップS1412で記憶した反応時間を反応時間ファイル152から読み出す(ステップS161)。CPU11はステップS1514で記憶した口座番号に対応する許容時間を許容時間ファイル153から読み出す(ステップS162)。CPU11は読み出した通信時間と反応時間とを加算し、読み出した許容時間から加算した値を減じる(ステップS163)。
CPU11はステップS163において減じた値を許容時間で除算し評価値を算出する(ステップS164)。CPU11はステップS161乃至ステップS164の処理を全てのサービスについて実行したか否かを判断する(ステップS165)。CPU11は全てのサービスについて処理を実行していないと判断した場合(ステップS165でNO)、ステップS161へ移行し、例えば投資信託サービスの当該口座番号に対する評価値を算出する。
一方、CPU11は全てのサービスについて処理を実行したと判断した場合(ステップS165でYES)、算出した評価値を口座番号に対応付けてサービス別に評価値ファイル154に図11の如く記憶する(ステップS166)。CPU11は記憶部15から基本となるテンプレートHTML文書を読み出す(ステップS167)。ここで、テンプレートHTML文書は、図12において評価値及び3つのスケール(横棒グラフ)における評価値に対応する●印が記述されていないものである。CPU11は読み出したテンプレートHTML文書にサービス別の評価値を、評価値ファイル154から読み出して記述する(ステップS168)。さらに、CPU11は、各スケールへ評価値に対応する印をテンプレートHTML文書に記述する(ステップS169)。これにより図12に示す評価値が記述されたHTML文書が完成する。
CPU11は記述後のHTML文書をサーバコンピュータ3へ送信する(ステップS1610)。サーバコンピュータ3のCPU31は送信されたHTML文書を受信し(ステップS1611)、ステップS132で認証を行った口座番号に対応するパーソナルコンピュータ2へこの受信した記述後のHTML文書を送信する(ステップS1612)。パーソナルコンピュータ2のCPU21は記述後のHTML文書を受信し、図12に如くブラウザ252にサービス毎の評価値を表示する(ステップS1613)。なお、本実施の形態においては、記述後のHTML文書を、サーバコンピュータ3を介してパーソナルコンピュータ2へ送信する形態につき説明したが、算出サーバ1からパーソナルコンピュータ2へ直接記述後のHTML文書を送信するようにしても良い。この場合、算出サーバ1のCPU11は口座番号に対応するパーソナルコンピュータ2のIPアドレスを参照し、パーソナルコンピュータ2へ記述後のHTML文書を送信する。パーソナルコンピュータ2のCPU21は新たにブラウザ252を起動し、評価値をブラウザ252に表示する。
実施の形態2
実施の形態1においては算出サーバ1が各サービスの反応時間及び許容時間を算出する構成としたが、各サーバコンピュータ3に算出サーバ1を接続し、サービス別に反応時間及び許容時間を算出するようにしても良い。図17は実施の形態2に係る処理速度算出システムの概要を示す模式図である。図に示すように入金サーバ3Aに入金用算出サーバ1Aが接続され、出金サーバ3Bに出金用算出サーバ1Bが接続され、投資信託サーバ3Cに投資信託用算出サーバ1Cがそれぞれ接続されている。実施の形態1においては、算出サーバ1が各サービスの反応時間及び許容時間を算出し、図9及び図10に示す如く反応時間ファイル152及び許容時間ファイル153に、各サービスの反応時間及び許容時間を記憶していた。実施の形態2においては、自身のサービスに対応する反応時間及び許容時間を算出し、反応時間ファイル152及び許容時間ファイル153に記憶する。
例えば、出金用算出サーバ1Bは、出金サービスに係る反応時間及び許容時間を算出し反応時間ファイル152及び許容時間ファイル153に記憶する。そして、所定のタイミングで、他の入金用算出サーバ1A及び投資信託用算出サーバ1Cへアクセスし、これらが記憶する反応時間ファイル152及び許容時間ファイル153との同期を行う。そして、例えば出金用算出サーバ1Bが、上述した処理により各サービスの評価値を口座番号毎に算出し、算出した各サービスの評価値を入金用算出サーバ1A及び投資信託用算出サーバ1Cへ送信し、評価値ファイル154を更新すればよい。
本実施の形態2は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態3
実施の形態1と実施の形態2とを組み合わせる構成であっても良い。図18は実施の形態3に係る処理速度算出システムの概要を示す模式図である。実施の形態3においては、入金用算出サーバ1Aが入金サーバ3Aに接続されており、投資信託用算出サーバ1Cが投資信託サーバ3Cに接続されている。出金用算出サーバ1Bは、他の入金用算出サーバ1A及び投資信託用算出サーバ1Cを総括するサーバである。入金用算出サーバ1A、出金用算出サーバ1B及び投資信託用算出サーバ1Cは実施の形態2と同じく、自己のサービスに係る反応時間及び許容時間を算出する。入金用算出サーバ1Aは出金用算出サーバ1Bへ算出した入金サービスに係る反応時間及び許容時間を適宜のタイミングで送信する。
同様に投資信託用算出サーバ1Cは出金用算出サーバ1Bへ算出した投資信託サービスに係る反応時間及び許容時間を適宜のタイミングで送信する。出金用算出サーバ1Bは実施の形態1と同様に自己のサービスに係る反応時間及び許容時間を算出する。これにより、出金用算出サーバ1Bには、実施の形態1の算出サーバ1と同じく全てのサービスに係る反応時間及び許容時間が記憶される。最後に出金用算出サーバ1Bは算出した評価値を出金サーバ3B、入金サーバ3A及び投資信託サーバ3Cへ送信する。このように、実施の形態1における算出サーバ1の各処理を分散して実行し、適宜のタイミングで実行後のデータを共有するようにしても良い。
本実施の形態3は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1及び2と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態4
図19は実施の形態4に係る算出サーバ1の構成を示すブロック図である。実施の形態4に係る算出サーバ1を動作させるためのプログラムは、本実施の形態4のように、CD−ROM等の可搬型記録媒体10Aで提供することも可能である。さらに、コンピュータプログラムを、通信網Nを介して図示しないサーバコンピュータからダウンロードすることも可能である。以下に、その内容を説明する。
図19に示す算出サーバ1の図示しない記録媒体読み取り装置に、反応時間を算出させ、許容時間を算出させ、通信時間を取得させ、処理速度に関する情報を算出させるプログラムが記録された可搬型記録媒体10Aを、挿入して記憶部15の制御プログラム15P内にこのプログラムをインストールする。または、かかるプログラムを、通信部16を介して外部の図示しないサーバコンピュータからダウンロードし、記憶部15にインストールするようにしても良い。かかるプログラムはRAM12にロードして実行される。これにより、上述のような本発明の算出サーバ1として機能する。
本実施の形態4は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1乃至3と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
(付記1)
処理要求装置からの要求に応えて各種処理を実行する複数の処理装置に対する処理速度に関する情報を算出装置により算出する処理速度算出方法において、
各処理装置により前記算出装置へ、各処理装置が処理に要した時間を送信するステップと、
処理要求装置から処理装置への処理の要求開始から、該処理の要求中断までの時間を該処理要求装置に対応する識別情報に対応付けて該処理要求装置により前記算出装置へ送信するステップと、
処理要求装置及び処理装置間の情報の送受信に要する通信時間を前記処理要求装置により前記算出装置へ送信するステップと、
前記送信された各処理装置が処理に要した時間に基づく反応時間を、前記算出装置により、処理装置毎に算出する反応時間算出ステップと、
前記送信された識別情報に対応する要求開始から要求中断までの時間に基づく許容時間を、前記算出装置により、識別情報毎に算出する許容時間算出ステップと、
前記送信された通信時間、前記反応時間算出ステップにより算出した反応時間及び前記許容時間算出ステップにより算出した識別情報に対応する許容時間に基づき、識別情報毎に各処理装置に対する処理速度に関する情報を、前記算出装置により算出する算出ステップと
を備えることを特徴とする処理速度算出方法。
(付記2)
通信網を介して接続される処理要求装置からの要求に応えて各種処理を実行する複数の処理装置、及び、該処理装置に対する処理速度に関する情報を算出する算出装置を有する処理速度算出システムにおいて、
各処理装置により前記算出装置へ、各処理装置が処理に要した時間を送信する手段と、
処理要求装置から処理装置への処理の要求開始から、該処理の要求中断までの時間を該処理要求装置に対応する識別情報に対応付けて該処理要求装置により前記算出装置へ送信する手段と、
処理要求装置及び処理装置間の情報の送受信に要する通信時間を前記処理要求装置により前記算出装置へ送信する手段と、
前記送信された各処理装置が処理に要した時間に基づく反応時間を、前記算出装置により、処理装置毎に算出する反応時間算出手段と、
前記送信された識別情報に対応する要求開始から要求中断までの時間に基づく許容時間を、前記算出装置により、識別情報毎に算出する許容時間算出手段と、
前記送信された通信時間、前記反応時間算出手段により算出した反応時間及び前記許容時間算出手段により算出した識別情報に対応する許容時間に基づき、識別情報毎に各処理装置に対する処理速度に関する情報を、前記算出装置により、算出する算出手段と
を備えることを特徴とする処理速度算出システム。
(付記3)
前記算出手段により算出した識別情報毎の各処理装置に対する処理速度に関する情報を、識別情報に対応する処理要求装置または処理装置へ前記算出装置により出力する出力手段
を備えることを特徴とする付記2に記載の処理速度算出システム。
(付記4)
処理要求装置からの要求に応えて各種処理を実行する複数の処理装置に対する処理速度に関する情報を算出する算出装置において、
各処理装置が処理に要した時間に基づく反応時間を処理装置毎に算出する反応時間算出手段と、
処理要求装置から処理装置への処理の要求開始から、該処理の要求中断までの時間に基づく許容時間を、該処理要求装置に対応する識別情報毎に算出する許容時間算出手段と、
前記反応時間算出手段により算出した反応時間及び前記許容時間算出手段により算出した識別情報に対応する許容時間に基づき、識別情報毎に各処理装置に対する処理速度に関する情報を算出する算出手段と
を備えることを特徴とする算出装置。
(付記5)
前記算出手段は、
前記反応時間算出手段により算出した反応時間と前記許容時間算出手段により算出した識別情報に対応する許容時間と比に基づき、識別情報毎に各処理装置に対する処理速度に関する情報を算出する
よう構成してあることを特徴とする付記4に記載の算出装置。
(付記6)
処理要求装置からの要求に応えて各種処理を実行する複数の処理装置に対する処理速度に関する情報を算出する算出装置において、
各処理装置が処理に要した時間に基づく反応時間を処理装置毎に算出する反応時間算出手段と、
処理要求装置から処理装置への処理の要求開始から、該処理の要求中断までの時間に基づく許容時間を、該処理要求装置に対応する識別情報毎に算出する許容時間算出手段と、
処理要求装置及び処理装置間の情報の送受信に要する通信時間を取得する取得手段と、
該取得手段により取得した通信時間、前記反応時間算出手段により算出した反応時間及び前記許容時間算出手段により算出した識別情報に対応する許容時間に基づき、識別情報毎に各処理装置に対する処理速度に関する情報を算出する算出手段と
を備えることを特徴とする算出装置。
(付記7)
前記算出手段は、
前記取得手段により取得した通信時間に前記反応時間算出手段により算出した反応時間を加算し、加算した値と前記許容時間算出手段により算出した識別情報に対応する許容時間との比に基づき、識別情報毎に各処理装置に対する処理速度に関する情報を算出する
よう構成してあることを特徴とする付記6に記載の算出装置。
(付記8)
前記算出手段は、
前記取得手段により取得した通信時間に前記反応時間算出手段により算出した反応時間を加算し、加算した値と前記許容時間算出手段により算出した識別情報に対応する許容時間との差を求め、求めた差を前記許容時間で除すことにより、識別情報毎に各処理装置に対する処理速度に関する情報を算出する
よう構成してあることを特徴とする付記6または7に記載の算出装置。
(付記9)
前記反応時間算出手段は、
各処理装置が処理に要した時間の履歴を記憶した記憶部から、処理装置毎に処理に要した時間の履歴を読み出し、読み出した時間の履歴に基づき処置装置毎の反応時間を算出する
よう構成してあることを特徴とする付記6乃至8のいずれか一つに記載の算出装置。
(付記10)
許容時間算出手段は、
処理要求装置を使用するユーザの識別情報毎に、処理要求装置から処理装置への処理の要求開始から、該処理の要求中断までの時間の履歴を記憶した記憶部から、識別情報毎に前記時間の履歴を読み出し、読み出した前記時間の履歴に基づき識別情報毎の許容時間を算出する
よう構成してあることを特徴とする付記6乃至9のいずれか一つに記載の算出装置。
(付記11)
前記取得手段は、
処理要求装置から処理装置へ送信した所定のコマンドに係る信号の送受信に要した通信時間を、前記処理要求装置から取得するよう構成してある
ことを特徴とする付記6乃至10のいずれか一つに記載の算出装置。
(付記12)
前記算出手段により算出した識別情報毎の各処理装置に対する処理速度に関する情報を、識別情報に対応する処理要求装置または処理装置へ出力する出力手段
を備えることを特徴とする付記6乃至11のいずれか一つに記載の算出装置。
(付記13)
処理要求装置からの要求に応えて各種処理を実行する複数の処理装置に対する処理速度に関する情報をコンピュータにより算出させるプログラムにおいて、
コンピュータに、
各処理装置が処理に要した時間に基づく反応時間を処理装置毎に算出する反応時間算出ステップと、
処理要求装置から処理装置への処理の要求開始から、該処理の要求中断までの時間に基づく許容時間を、該処理要求装置に対応する識別情報毎に算出する許容時間算出ステップと、
処理要求装置及び処理装置間の情報の送受信に要する通信時間を取得する取得ステップと、
該取得ステップにより取得した通信時間、前記反応時間算出ステップにより算出した反応時間及び前記許容時間算出ステップにより算出した識別情報に対応する許容時間に基づき、識別情報毎に各処理装置に対する処理速度に関する情報を算出する算出ステップと
を実行させるプログラム。
処理速度算出システムの概要を示す模式図である。 処理の要求開始から処理の結果を受信するまでの流れを示すタイムチャートである。 パーソナルコンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。 出金サービスの画面イメージを示す説明図である。 出金サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 口座DBのレコードレイアウトを示す説明図である。 算出サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 通信時間ファイルのレコードレイアウトを示す説明図である。 反応時間ファイルのレコードレイアウトを示す説明図である。 許容時間ファイルのレコードレイアウトを示す説明図である。 評価値ファイルのレコードレイアウトを示す説明図である。 評価値の表示イメージを示す説明図である。 通信時間の算出手順を示すフローチャートである。 処理時間及び反応時間の算出手順を示すフローチャートである。 待機時間及び許容時間の算出手順を示すフローチャートである。 評価値の算出手順を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る処理速度算出システムの概要を示す模式図である。 実施の形態3に係る処理速度算出システムの概要を示す模式図である。 実施の形態4に係る算出サーバの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 算出サーバ
1A 入金用算出サーバ
1B 出金用算出サーバ
1C 投資信託用算出サーバ
2 パーソナルコンピュータ
3 サーバコンピュータ
3A 入金サーバ
3B 出金サーバ
3C 投資信託サーバ
11 CPU
15 記憶部
16 通信部
18 時計部
151 通信時間ファイル
152 反応時間ファイル
153 許容時間ファイル
154 評価値ファイル
21 CPU
23 入力部
24 表示部
25 記憶部
26 通信部
28 時計部
31 CPU
35 記憶部
36 通信部
38 時計部
351 口座DB
N 通信網
10A 記録媒体

Claims (10)

  1. 処理要求装置からの要求に応えて各種処理を実行する複数の処理装置に対する処理速度に関する情報を、制御部を有する算出装置により算出する処理速度算出方法において、
    各処理装置が処理に要した時間に基づく反応時間を前記制御部が処理装置毎に算出して記憶部に記憶し
    処理要求装置から処理装置への処理の要求開始から、該処理の要求中断までの時間に基づく許容時間を、該処理要求装置を使用するユーザの識別情報毎に前記制御部が算出して記憶部に記憶し
    算出した反応時間及び識別情報に対応する許容時間を前記記憶部から読み出し、読み出した反応時間及び識別情報に対応する許容時間に基づき、前記制御部が識別情報毎に各処理装置に対する処理速度に関する情報を算出する
    処理速度算出方法。
  2. 処理要求装置及び処理装置間の情報の送受信に要する通信時間を前記制御部が取得し、
    識別情報毎に各処理装置に対する処理速度に関する情報を算出する場合、取得した通信時間、算出して前記記憶部に記憶した反応時間及び算出した識別情報に対応する許容時間を前記記憶部から読み出し、読み出した反応時間及び識別情報に対応する許容時間に基づき、前記制御部が識別情報毎に各処理装置に対する処理速度に関する情報を算出する
    請求項1に記載の処理速度算出方法。
  3. 処理要求装置からの要求に応えて各種処理を実行する複数の処理装置に対する処理速度に関する情報を算出する算出装置において、
    各処理装置が処理に要した時間に基づく反応時間を処理装置毎に算出する反応時間算出手段と、
    処理要求装置から処理装置への処理の要求開始から、該処理の要求中断までの時間に基づく許容時間を、該処理要求装置を使用するユーザの識別情報毎に算出する許容時間算出手段と、
    前記反応時間算出手段により算出した反応時間及び前記許容時間算出手段により算出した識別情報に対応する許容時間に基づき、識別情報毎に各処理装置に対する処理速度に関する情報を算出する算出手段と
    を備えることを特徴とする算出装置。
  4. 前記算出手段は、
    前記反応時間算出手段により算出した反応時間と前記許容時間算出手段により算出した識別情報に対応する許容時間との比に基づき、識別情報毎に各処理装置に対する処理速度に関する情報を算出する
    よう構成してあることを特徴とする請求項3に記載の算出装置。
  5. 処理要求装置からの要求に応えて各種処理を実行する複数の処理装置に対する処理速度に関する情報を算出する算出装置において、
    各処理装置が処理に要した時間に基づく反応時間を処理装置毎に算出する反応時間算出手段と、
    処理要求装置から処理装置への処理の要求開始から、該処理の要求中断までの時間に基づく許容時間を、該処理要求装置を使用するユーザの識別情報毎に算出する許容時間算出手段と、
    処理要求装置及び処理装置間の情報の送受信に要する通信時間を取得する取得手段と、
    該取得手段により取得した通信時間、前記反応時間算出手段により算出した反応時間及び前記許容時間算出手段により算出した識別情報に対応する許容時間に基づき、識別情報毎に各処理装置に対する処理速度に関する情報を算出する算出手段と
    を備えることを特徴とする算出装置。
  6. 前記算出手段は、
    前記取得手段により取得した通信時間に前記反応時間算出手段により算出した反応時間を加算し、加算した値と前記許容時間算出手段により算出した識別情報に対応する許容時間との比に基づき、識別情報毎に各処理装置に対する処理速度に関する情報を算出する
    よう構成してあることを特徴とする請求項5に記載の算出装置。
  7. 許容時間算出手段は、
    処理要求装置を使用するユーザの識別情報毎に、処理要求装置から処理装置への処理の要求開始から、該処理の要求中断までの時間の履歴を記憶した記憶部から、識別情報毎に前記時間の履歴を読み出し、読み出した前記時間の履歴に基づき識別情報毎の許容時間を算出する
    よう構成してあることを特徴とする請求項5または6に記載の算出装置。
  8. 前記算出手段により算出した識別情報毎の各処理装置に対する処理速度に関する情報を、識別情報に対応する処理要求装置または処理装置へ出力する出力手段
    を備えることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか一つに記載の算出装置。
  9. 処理要求装置からの要求に応えて各種処理を実行する複数の処理装置に対する処理速度に関する情報を、制御部を有するコンピュータにより算出させるプログラムにおいて、
    コンピュータに、
    各処理装置が処理に要した時間に基づく反応時間を処理装置毎に前記制御部が算出して記憶部に記憶する反応時間算出ステップと、
    処理要求装置から処理装置への処理の要求開始から、該処理の要求中断までの時間に基づく許容時間を、該処理要求装置を使用するユーザの識別情報毎に前記制御部が算出して記憶部に記憶する許容時間算出ステップと、
    前記反応時間算出ステップにより算出した反応時間及び前記許容時間算出ステップにより算出した識別情報に対応する許容時間を前記記憶部から読み出し、読み出した反応時間及び識別情報に対応する許容時間に基づき、前記制御部が識別情報毎に各処理装置に対する処理速度に関する情報を算出する算出ステップと
    を実行させるプログラム。
  10. 処理要求装置及び処理装置間の情報の送受信に要する通信時間を前記制御部が取得する取得ステップを含み、
    前記算出ステップは、
    前記取得ステップにより取得した通信時間、前記反応時間算出ステップにより算出して記憶部に記憶した反応時間及び前記許容時間算出ステップにより算出した識別情報に対応する許容時間を前記記憶部から読み出し、読み出した反応時間及び識別情報に対応する許容時間に基づき、前記制御部が識別情報毎に各処理装置に対する処理速度に関する情報を算出する
    請求項9に記載のプログラム。
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