JP2001256135A - サーバ装置及びwebシステム - Google Patents

サーバ装置及びwebシステム

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JP2001256135A
JP2001256135A JP2000063712A JP2000063712A JP2001256135A JP 2001256135 A JP2001256135 A JP 2001256135A JP 2000063712 A JP2000063712 A JP 2000063712A JP 2000063712 A JP2000063712 A JP 2000063712A JP 2001256135 A JP2001256135 A JP 2001256135A
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Koji Hirota
宏二 廣田
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クライアント装置が出した要求に対する結果
が得られるまでの正確な待ち時間を知ることのできるサ
ービス性に優れたサーバ装置及びWEBシステムを提供
する。 【解決手段】ネットワーク20を介して接続された複数
のクライアント装置30 〜30からの複数種類の要
求を受信する受信装置11と、この受信装置で受信され
た要求を順次記憶するステータスメモリ14と、要求の
種類と要求の数との組合せのそれぞれについて予測処理
時間が記憶された統計メモリ15と、受信装置11で要
求が受信された際に、ステータスメモリ14にに現在記
憶されている要求の種類及び要求の数に対応する予測処
理時間を統計メモリ15から読み出して待ち時間を計算
するプロセッサ13と、このプロセッサ13で計算され
た待ち時間をネットワーク20を介して要求を送信した
クライアント装置に送信する送信装置12とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーバ装置及びW
EBシステムに関し、特にクライアント装置からサーバ
装置にアクセスした際の待ち時間を予測する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネット技術の進展に伴
い、クライアント装置からインターネットを介して特定
のサーバ装置にアクセスすることにより、所望の情報の
検索、商品の購買申込や決済といった電子商取引等を行
うことができるネットワークシステムが提供されてい
る。
【0003】このようなネットワークシステムでは、ユ
ーザがクライアント装置から入力した要求がサーバ装置
に送信され、サーバ装置は、受信された要求に対応する
処理を行ってその処理結果をクライアント装置に返信
し、クライアント装置は、返信されてきた処理結果を表
示するという処理が行われる。なお、クライアント装置
から要求された処理の内容によっては、処理結果をクラ
イアント装置に返さない場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
るネットワークシステムでは、クライアント装置がサー
バ装置に要求を出してから結果が得られるまでの待ち時
間は区々である。これは、クライアント装置からの要求
を受け付けたサーバ装置の処理時間が、サーバ装置にお
ける処理の混み具合や処理の内容等に依存して変化する
こと、クライアント装置とサーバ装置との間のデータ転
送性能は、クライアント装置が接続されている通信経路
によって異なること等に起因する。
【0005】従って、クライアント装置側では、要求し
た処理が終了するまでの待ち時間を知ることができない
ため、その要求した処理を中止するかどうかの判断に困
るという問題がある。また、要求した処理が相当な時間
が経過しても終了しないといった事態が発生すると、ク
ライアント装置側ではサーバ装置側に対して問い合わせ
等を行う必要があり、サービス性に劣るという問題があ
る。
【0006】なお、この種の技術として、クライアント
装置で独自に(サーバ装置とは無関係に)待ち時間を算
出して表示する技術が知られている。このクライアント
装置では、例えばサーバ装置との間で送信又は受信する
データ量に基づいて待ち時間が算出される。例えば、ク
ライアント装置がサーバ装置から100Kバイトのデー
タを受信する場合、最初の1kバイトのデータの受信に
要した時間を計測し、この計測された時間に基づいて残
りのデータを受信するのに要する時間を算出し、これを
待ち時間として表示する。クライアント装置からサーバ
装置へデータを送信する場合も同様の方法で待ち時間が
算出されて表示される。
【0007】このクライアント装置によれば、データの
受信及び送信の何れか一方に要する概略の時間を知るこ
とはできるが、要求を送信してから結果が得られるまで
の時間、より詳しくはデータの送信転送に要する時間、
サーバ装置における処理に要する時間及びデータの受信
転送に要する時間のトータル時間を知ることはできな
い。
【0008】本発明は、上述した問題を解消するために
なされたものであり、その目的は、クライアント装置が
出した要求に対する結果が得られるまでの正確な待ち時
間を知ることのできるサービス性に優れたサーバ装置及
びWEBシステムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のサーバ装置は、
上記目的を達成するために、ネットワークを介して接続
された複数のクライアント装置からの複数種類の要求を
受信する受信装置と、前記受信装置で受信された要求を
順次記憶する第1記憶装置と、要求の種類と要求の数と
の組合せのそれぞれについて予測処理時間が記憶された
第2記憶装置と、前記受信装置で要求が受信された際
に、前記第1記憶手段に現在記憶されている要求の種類
及び要求の数に対応する予測処理時間を前記第2記憶手
段から読み出して待ち時間を計算する計算手段と、前記
計算手段で計算された待ち時間をネットワークを介して
前記要求を送信したクライアント装置に送信する送信装
置、とを備えたことを特徴とする。
【0010】このサーバ装置によれば、受信装置で要求
が受信された際に、第1記憶手段に現在記憶されている
要求の種類及び要求の数に対応する予測処理時間を第2
記憶手段から読み出して待ち時間を計算し、その計算結
果を待ち時間としてクライアント装置に送るので、サー
バ装置の混み具合に応じて適切な待ち時間をクライアン
ト装置に送信できる。その結果、クライアント装置から
サーバ装置への問い合わせを減少させることができ、サ
ービス性を向上させることができる。
【0011】また、本発明のWEBシステムは、クライ
アント装置とサーバ装置とがネットワークを介して接続
されたWEBシステムであって、前記サーバ装置は、前
記クライアント装置から受信された要求のデータサイズ
及び転送時間と、当該サーバ装置から送信する応答のデ
ータサイズ及び転送時間とを記憶する記憶手段と、前記
クライアント装置からの要求が受信された場合に、前記
記憶手段の記憶内容に基づいて、要求が受信されてから
応答を送信するまでの予想時間を計算する計算手段と、
該計算手段で計算された予想時間を待ち時間として前記
クライアント装置に送信する送信装置とを備え、前記ク
ライアント装置は、前記サーバ装置からの待ち時間を表
示する表示手段を備えたことを特徴とする。
【0012】このWEBシステムによれば、サーバ装置
は、クライアント装置から受信された要求のデータサイ
ズ及び転送時間と、当該サーバ装置から送信する応答の
データサイズ及び転送時間とを記憶しておき、この記憶
内容に基づいて、要求が受信されてから応答を送信する
までの予想時間を計算してクライアント装置に送信する
ので、クライアント装置では、要求してから結果が得ら
れるまでの正確な時間を知ることができる。その結果、
クライアント装置からサーバ装置への問い合わせを減少
させることができ、サービス性を向上させることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0014】(第1の実施の形態)この第1の実施の形
態に係るサーバ装置は、該サーバ装置における処理時間
を予測する。なお、この第1の実施の形態では、「購買
申込」「住所検索」及び「商品検索」といった3種類の
要求が存在する場合について説明するが、本発明におけ
る要求の種類はこれらに限定されず任意である。
【0015】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
サーバ装置が適用されるWEBシステムの概略の構成を
示す図である。このWEBシステムは、サーバ装置1
0、インターネット20及び複数のクライアント装置3
1〜30nから構成されている。
【0016】サーバ装置10は、受信装置11、送信装
置12、プロセッサ13、ステータスメモリ14及び統
計メモリ15から構成されている。受信装置11は、イ
ンターネット20からの要求を表すデータ(以下、単に
「要求」という)を受けとってプロセッサ13に送る。
送信装置12は、プロセッサ13からの応答を表すデー
タ(以下、単に「応答」という)をインターネット20
に送出する。
【0017】プロセッサ13は、本発明の計算手段及び
更新手段に対応する。このプロセッサ13は、サーバ装
置10の全体を制御する。プロセッサ13が行う制御の
内容については、後にフローチャートを参照しながら詳
細に説明する。
【0018】ステータスメモリ14は、本発明の第1記
憶手段に対応する。このステータスメモリ14は、複数
のクライアント装置301〜30nからインターネット2
0を介して送られてくる要求を順次記憶する。このステ
ータスメモリ14は、例えば図2に示すように、ユーザ
(セッションに対応する)1からの購買申込処理の要
求、ユーザ2からの住所検索の要求、ユーザ3からの商
品検索の要求、ユーザ4からの購買申込処理の要求、ユ
ーザ5からの商品検索の要求、といった具合に、このサ
ーバ装置10が受け付けた要求が受付順に記憶される。
【0019】このステータスメモリ14に記憶された要
求は、その要求に対応する処理が終了して応答が行われ
た時に消去される。従って、このステータスメモリ14
には、現在受け付けられて待ち状態になっている要求が
保持されている。
【0020】統計メモリ15は、本発明の第2記憶手段
に対応する。この統計メモリ15は、要求に対する待ち
時間を、要求の種類毎にテーブル形式で記憶する。図3
は、統計メモリ15の一構成例を示す。この統計メモリ
15は、購買申込処理用のテーブルと検索処理用のテー
ブルとから構成されている。なお、ここでいう検索処理
には住所検索処理と商品検索処理とが含まれており、以
下においても同じである。
【0021】購買申込処理用テーブルは、例えばステー
タスメモリ14に現在記憶されている検索処理待ちの件
数と購買申込処理待ちの件数とに応じた待ち時間が記憶
されている。例えばステータスメモリ14に現在記憶さ
れている検索処理待ち件数が10〜20件であって、購
買申込処理待ちの件数が10〜20件である場合は2秒
の待ち時間が必要であることをことを表している。な
お、検索処理待ちの件数及び購買申込処理待ちの件数が
共に10件未満である場合は待ち時間がないものとして
処理される。検索処理用テーブルも、詳細な図示は省略
するが、上記購買申込処理用テーブルと同様の形式で作
成されている。
【0022】複数のクライアント装置301〜30nの各
々は、例えばパーソナルコンピュータで構成されてい
る。これらクライアント装置301〜30nは、図示しな
いプロバイダを介してインターネット20に接続されて
いる。これらのクライアント装置301〜30nから種々
の要求がサーバ装置10に送られる。
【0023】次に、以上のように構成されるWEBシス
テムの動作を、図4に示したフローチャートを参照しな
がら、サーバ装置10の動作を中心に説明する。
【0024】サーバ装置10に含まれるプロセッサ13
は、通常、クライアント装置301〜30nから要求を受
信したかどうかを調べながら待機している(ステップS
10)。この待機は、受信装置11で要求が受信された
かどうかを調べる処理を繰り返すことによって実現され
ている。この待機状態で、複数のクライアント装置30
1〜30nからの何れかから要求が受信されたことが判断
されると、その要求(以下、「ターゲット要求」とい
う)はステータスメモリ14の最後に追加するようにし
て格納される(ステップS11)。
【0025】次に、予測処理時間の計算が行われる(ス
テップS12)。即ち、ステータスメモリ14に現在記
憶されている検索処理待ちの件数及び購買申込処理待ち
の件数が調べられ、これらに対応する待ち時間が統計メ
モリ15から読み出される。例えば、購買申込処理の要
求を受信した際に、既に受け付けられた購買申込処理待
ちが23件、検索処理待ちが32件存在する場合を仮定
すると、購買申込処理用テーブルから「4秒」というデ
ータが読み出される。
【0026】次に、メッセージの送信が行われる(ステ
ップS13)。即ち、プロセッサ13は、待ち時間、例
えば「4秒」というデータを含むメッセージを送信装置
12に送る。送信装置12は、そのメッセージを、ター
ゲット要求を送信したクライアント装置にインターネッ
ト20を介して送信する。このメッセージを受信したク
ライアント装置は、そのメッセージに含まれる待ち時
間、例えば「4秒」といいうデータを表示器(図示しな
い)に表示する。これにより、ユーザは、自分の要求に
対する結果が4秒後に得られることを知ることができ
る。
【0027】以上の処理が終了すると、サーバ装置10
は、内蔵されるタイマ(図示しない)をスタートさせる
(ステップS14)。このタイマは本発明の計測手段に
対応する。このタイマは、受け付けたターゲット要求に
対する処理が終了するまでの時間を計測するために使用
される。次に、他の処理が行われる(ステップS1
5)。この他の処理には、既に受け付けられて購買申込
処理待ちや検索処理待ちになっている要求に対する処
理、新たな要求の受付処理等が含まれる。
【0028】そして、ターゲット要求に対する処理を実
行するタイミングが到来すると、そのターゲット要求に
応じた処理、例えば購買申込処理が実行される(ステッ
プS16)。この処理結果はターゲット要求を行ったク
ライアント装置に送信される。次に、タイマがストップ
される(ステップS17)。この時点で、タイマには、
ターゲット要求を受け付けてからそのターゲット要求に
対する処理が終了するまでの時間が保存されている。
【0029】次に、統計メモリ15の更新が行われる
(ステップS18)。即ち、統計メモリ15から上記タ
ーゲット要求に対応する待ち時間が読み出され、タイマ
に保存されている時間との平均が計算される。この計算
結果は、統計メモリ15の上記読み出された位置に格納
され、次回の予測処理時間の計算に使用される。その
後、シーケンスはステップS10に戻り、以下同様の処
理が繰り替えされる。
【0030】このように、統計メモリ15の内容は、ク
ライアント装置からの要求に対する処理が行われる毎に
更新されるので、常にサーバ装置の最新の状態に基づい
て予測処理時間を算出することができる。その結果、例
えばサーバ装置の一部に不具合が生じて縮退運転してい
るような場合であっても、サーバ装置における正確な処
理時間をユーザに知らせることができる。
【0031】なお、以上説明したサーバ装置は、クライ
アント装置からの要求に対する処理が行われる毎に統計
メモリ15の内容を更新するように構成したが、統計メ
モリ15の内容を固定的にして更新しないように構成す
ることもできる。この場合、統計メモリ15には、予め
統計的手法によって生成された待ち時間が記憶される。
この構成によれば、ステップS14、S17及びS18
のステップの処理は不要になるのでサーバ装置の構成が
簡単になるという利点がある。
【0032】(第2の実施の形態)この第2の実施の形
態に係るWEBシステムは、クライアント装置から出さ
れた要求に対する結果が該クライアント装置で得られる
までの時間、換言すれば、サーバ装置における処理時間
のみならず、クライアント装置とサーバ装置との間で行
われるデータ転送時間を含めた処理時間を予測する。
【0033】図5は、本発明の第2の実施の形態に係る
WEBシステムの概略の構成を示す図である。このWE
Bシステムは、サーバ装置40、インターネット50及
び複数のクライアント装置601〜60nから構成されて
いる。
【0034】サーバ装置40は、受信装置41、送信装
置42、プロセッサ43及び統計メモリ44から構成さ
れている。受信装置41は、インターネット50からの
要求を受け取ってプロセッサ43に送る。送信装置42
は、プロセッサ43からの応答をインターネット50に
送出する。
【0035】プロセッサ43は、本発明の計算手段に対
応する。このプロセッサ43は、サーバ装置40の全体
を制御する。プロセッサ43が行う制御の内容について
は、後にフローチャートを参照しながら詳細に説明す
る。
【0036】統計メモリ44は、本発明の記憶手段に対
応する。この統計メモリ44は、クライアント装置60
1〜60nからサーバ装置40に対する要求のデータサイ
ズ及び転送時間、並びにサーバ装置40からクライアン
ト装置601〜60nに対する応答のデータサイズ及び転
送時間を記憶する。より具体的には、図6に示すよう
に、クライアント装置601〜60nの送受信時刻、サー
バ装置40の送受信時刻、要求及び応答のデータサイ
ズ、転送の方向、並びに要求及び応答の転送時間(差)
を記憶している。
【0037】図6に示す統計メモリ44における第1行
目は、クライアント装置601〜60nからサーバ装置4
0へデータが転送され、その場合のデータサイズは12
28バイトであり、クライアント装置601〜60nにお
ける送信時刻は0時0分0秒であり、サーバ装置40に
おける受信時刻は0時2分0秒であり、それらの差は1
20秒であることを表している。
【0038】第2行目は、サーバ装置40からクライア
ント装置601〜60nへデータが転送され、その場合の
データサイズは1128バイトであり、サーバ装置40
における送信時刻は0時3分0秒であり、クライアント
装置601〜60nにおける受信時刻は0時3分30秒で
あり、それらの差は30秒であることを表している。な
お、クライアント装置601〜60nが応答を受信した時
刻は、後述するように、クライアント装置601〜60n
から送信されてくる確認要求によって得られるようにな
っている。
【0039】クライアント装置601〜60nの各々は、
図5に示すように、受信装置61、送信装置62、プロ
セッサ63及び表示器64から構成されている。受信装
置61は、インターネット50からの応答を受け取って
プロセッサ63に送る。送信装置62は、プロセッサ6
3からの要求をインターネット50に送出する。
【0040】プロセッサ63は、各クライアント装置6
1〜60nの全体を制御する。プロセッサ63が行う制
御の内容については、後にフローチャートを参照しなが
ら詳細に説明する。表示器64は、本発明の表示手段に
対応する。この表示器64は、サーバ装置40から受信
されたメッセージを表示する。
【0041】次に、以上のように構成されるWEBシス
テムの動作を、図7(A)及び図7(B)に示したフロ
ーチャートを参照しながら説明する。なお、以下では、
クライアント装置601とサーバ装置40との間で行わ
れるデータ転送を例に挙げて説明する。
【0042】先ず、図7(A)に示したフローチャート
を参照しながらクライアント装置601の動作を説明す
る。
【0043】クライアント装置601に含まれるプロセ
ッサ63は、通常、ユーザからの要求が発生したかどう
かを調べながら待機している(ステップS20)。これ
は、ユーザがクライアント装置601の図示しない入力
部から要求を指示するデータを入力したかどうかを繰り
返し調べることにより実現されている。この待機状態
で、要求が発生したことが判断されると、クライアント
のシステム時刻が付加された要求が送信される(ステッ
プS21)。即ち、プロセッサ63は、その時点の時刻
を図示しない時計機構から読み出し、これをシステム時
刻として付加した要求を送信装置62に送る。送信装置
62は、このシステム時刻が付加された要求をインター
ネット50に送出する。
【0044】次に、プロセッサ63は、サーバ装置40
からのメッセージが受信されるのを待って待機状態に入
る(ステップS22)。この待機は、受信装置61でメ
ッセージが受信されたかどうかを繰り返し調べることに
よって実現されている。
【0045】一方、サーバ装置40は、クライアント装
置601からの要求を受け取ると、後述するように、待
ち時間を表すメッセージを送信する。従って、このステ
ップS22の繰り返し実行の過程で待ち時間を表すメッ
セージが受信されたことが判断されると、そのメッセー
ジが表示される(ステップS23)。これは、プロセッ
サ63が、受信装置61で受信されたメッセージを表示
器64に転送することにより行われる。これにより、ユ
ーザはサーバ装置40に要求した処理に対する結果が得
られるまでの待ち時間を知ることができる。
【0046】このメッセージの表示が完了すると、サー
バ装置40からの応答が受信されるのを待って待機状態
に入る(ステップS24)。この待機は、受信装置61
で応答のデータが受信されたかどうかを繰り返し調べる
ことによって実現されている。サーバ装置40は、クラ
イアント装置601からの要求に応じた処理が完了する
と応答を送信する(図7(B)のステップS36参
照)。従って、このステップS24の繰り返し実行の過
程で応答が受信されたことが判断されると、クライアン
トのシステム時刻が付加された確認要求が送信される
(ステップS25)。即ち、プロセッサ63は、その時
点の時刻を図示しない時計機構から読み出し、これをシ
ステム時刻として付加した確認要求を送信装置62に送
る。送信装置62は、このシステム時刻が付加された要
求をインターネット50に送出する。この確認要求は、
クライアント装置601が、応答を受信した時刻をサー
バ装置40に報告するために行われる。
【0047】次に、応答処理が行われる(ステップS2
6)。この応答処理では、例えば先にサーバ装置40に
対して行った要求が商品検索の要求であれば、検索され
た商品を表すデータがサーバ装置40から送信されてく
るので、そのデータを表示器64に表示する処理が行わ
れる。その後、シーケンスはステップS20に戻り、以
下同様の処理が繰り返される。
【0048】次に、図7(B)に示したフローチャート
を参照しながらサーバ装置40の動作を説明する。以下
の説明では、統計メモリ44には、先に行ったセッショ
ンによって図6の第1行〜第2行に示すようなデータが
既に格納されているものとする。
【0049】サーバ装置40に含まれるプロセッサ43
は、通常、クライアント装置601〜60nから要求を受
信したかどうかを調べながら待機している(ステップS
30)。この待機は、受信装置41で要求が受信された
かどうかを調べる処理を繰り返すことによって実現され
ている。ここで要求が受信されたことが判断されると、
統計メモリ44の更新が行われる(ステップS31)。
即ち、図6に示した統計メモリ44の第3行目のクライ
アントの欄にその要求(以下、「ターゲット要求」とい
う)に付加されてきたクライアントのシステム時刻が格
納され、サーバの欄にそのターゲット要求を受信した時
点のサーバのシステム時刻が格納され、サイズの欄にそ
のターゲット要求のデータサイズが格納され、方向の欄
にクライアント装置からサーバ装置への転送である旨を
表す右向き矢印(→)が格納され、差の欄にクライアン
トのシステム時刻とサーバのシステム時刻との差が格納
される。
【0050】次に、予測処理時間の計算が行われる(ス
テップS32)。この処理では、先ず、統計メモリ44
の第1行目を参照することにより、1バイトのデータを
クライアント装置からサーバ装置に転送するのに要する
時間(=120/1228)が算出される。そして、こ
の算出された時間に、次に送られてくるはずのデータの
サイズを乗算することによりクライアント装置からサー
バ装置への予測時間が算出される。次に、統計メモリ4
4の第2行目を参照することにより、1バイトのデータ
をサーバ装置からクライアント装置に転送するのに要す
る時間(=30/1128)が算出される。そして、こ
の算出された時間に、次に送り返すはずのデータのサイ
ズを乗算することによりサーバ装置からクライアント装
置への予測時間が算出される。次に、これら2つの予測
時間が加算され、この加算結果に、更に、ターゲット要
求に応じた処理を行う時間(後述するステップS35の
処理に要する時間)が加算され、その結果が予測処理時
間とされる。
【0051】次に、待ち時間を表すメッセージの送信が
行われる(ステップS33)。即ち、プロセッサ13
は、ステップS32で計算された予測処理時間、つまり
待ち時間を含むメッセージを送信装置42に送信する。
これにより、送信装置42は、そのメッセージをインタ
ーネット50を介して、要求を送信したクライアント装
置60に送信する。これにより、メッセージを受信し
たクライアント装置60 1は、上述したように、そのメ
ッセージに含まれる待ち時間を表示器64に表示しユー
ザに知らせる。これにより、ユーザは、自分の要求に対
する結果が得られるまでの時間を知ることができる。
【0052】以上の処理が終了すると、次に、他の処理
が行われる(ステップS34)。この他の処理には、既
に受け付けられている各種処理、新たな要求の受付処理
等が含まれる。そして、先に受け付けたターゲット要求
に対する処理を実行するタイミングが到来すると、その
ターゲット要求に応じた処理、例えば検索処理が実行さ
れる(ステップS35)。次に、応答送信が行われる
(ステップS36)。即ち、ステップS35で行った処
理結果が応答としてクライアント装置60に送信され
る。
【0053】次に、統計メモリ44の更新が行われる
(ステップS37)。即ち、図6に示した統計メモリ4
4の第4行目のサーバの欄にその応答を送信した時点の
サーバのシステム時刻が格納される。次に、確認が受信
されるのを待って待機状態に入る(ステップS38)。
この待機は、受信装置41で確認のデータが受信された
かどうかを繰り返し調べることによって実現されてい
る。
【0054】この状態で、クライアント装置60がサ
ーバ装置40からの応答を受信すると、クライアント装
置601は、上述したように、クライアントのシステム
時刻が付加された確認を送信する(ステップS25)。
従って、このステップS38の繰り返し実行の過程で確
認のデータが受信されたことが判断されると、統計メモ
リ44の更新が行われる(ステップS39)。この更新
では、図6に示した統計メモリ44の第4行目のクライ
アントの欄にその確認に付加されてきたクライアントの
システム時刻が格納され、サイズの欄に応答のデータサ
イズが格納され、方向の欄にサーバ装置からクライアン
ト装置への転送である旨を表す左向き矢印(←)が格納
され、差の欄にクライアントのシステム時刻とサーバの
システム時刻との差が格納される。
【0055】このようにして、上記ステップS31、S
37及びS39で更新された統計メモリ44の第3列及
び第4列のデータは、次回のクライアント装置60
サーバ装置40との間のデータ転送時に参照される。そ
の後、シーケンスはステップS30に戻り、以下同様の
処理が繰り返される。
【0056】このように、統計メモリ15の内容は、ク
ライアント装置とサーバ装置との間で一連のデータ転送
が行われる毎に更新されるので、常にサーバ装置の最新
の状態及び通信経路の最新の状態に基づいて予測処理時
間を算出することができる。従って、特に、回線速度の
異なる多くのサイトからの要求を受け付ける場合に、よ
り正確な待ち時間を予測するこが可能になる。その結
果、クライアント装置からサーバ装置への問い合わせを
減少させることができ、サービス性を向上させることが
できる。
【0057】なお、この第2の実施の形態では、サーバ
装置自体の予測処理時間については言及しなかったが、
上述した第1の実施の形態と同様の構成をこの第2の実
施の形態に係るサーバ装置に適用すれば、更に詳細な待
ち時間をクライアントに通知することができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
クライアント装置が出した要求に対する結果が得られる
までの正確な待ち時間を知ることのできるサービス性に
優れたサーバ装置及びWEBシステムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るサーバ装置が
適用されるWEBシステムの構成を示す図である。
【図2】図1に示すステータスメモリへの記憶例を示す
図である。
【図3】図1に示す統計メモリへの記憶例を示す図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るサーバ装置の
動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るWEBシステ
ムの構成を示す図である。
【図6】図5に示す統計メモリへの記憶例を示す図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係るWEBシステ
ムにおけるクライアント装置及びサーバ装置の動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
10,40 サーバ装置 11,41,61 受信装置 12,42,62 送信装置 13、43,63 プロセッサ 14 ステータスメモリ 15,44 統計メモリ 20,50 インターネット 301〜30n,601〜60n クライアント装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して接続された複数の
    クライアント装置からの複数種類の要求を受信する受信
    装置と、 前記受信装置で受信された要求を順次記憶する第1記憶
    装置と、 要求の種類と要求の数との組合せのそれぞれについて予
    測処理時間が記憶された第2記憶装置と、 前記受信装置で要求が受信された際に、前記第1記憶手
    段に現在記憶されている要求の種類及び要求の数に対応
    する予測処理時間を前記第2記憶手段から読み出して待
    ち時間を計算する計算手段と、 前記計算手段で計算された待ち時間をネットワークを介
    して前記要求を送信したクライアント装置に送信する送
    信装置と、を備えたことを特徴とするサーバ装置。
  2. 【請求項2】 前記受信装置で受信された要求に対する
    実際の処理時間を計測する計測手段と、 該計測手段で計測された処理時間と、該処理時間に対応
    する前記第2記憶手段内の予測処理時間との平均をとっ
    て前記第2記憶手段内の予測処理時間を書き換える更新
    手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載のサ
    ーバ装置。
  3. 【請求項3】 クライアント装置とサーバ装置とがネッ
    トワークを介して接続されたWEBシステムであって、 前記サーバ装置は、 前記クライアント装置から受信された要求のデータサイ
    ズ及び転送時間と、当該サーバ装置から送信する応答の
    データサイズ及び転送時間とを記憶する記憶手段と、 前記クライアント装置からの要求が受信された場合に、
    前記記憶手段の記憶内容に基づいて、要求が受信されて
    から応答を送信するまでの予想時間を計算する計算手段
    と、 該計算手段で計算された予想時間を待ち時間として前記
    クライアント装置に送信する送信装置とを備え、 前記クライアント装置は、前記サーバ装置からの待ち時
    間を表示する表示手段を備えたことを特徴とするWEB
    システム。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段の内容は、前記クライアン
    ト装置から前記サーバ装置への要求及び前記サーバ装置
    から前記クライアント装置への応答が発生する毎に更新
    されることを特徴とする請求項3に記載のWEBシステ
    ム。
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