JP4911846B2 - 凸起付与装置および生産物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、紙・合成樹脂フィルム・合成樹脂紙・合成樹脂板・金属薄板・食品加工物等のシート状物に凸起を付与する凸起付与装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
凹凸をシート状の物に付けたものは、凹凸の凸起性を利用して磨き紙として、古紙・廃紙を利用したものは凹凸の吸着性を利用して油分等の吸い取り紙として、また凹凸のクッション性を利用して梱包材としてのパッキング材として、さらに凹凸の美観性を利用して装飾素材として使用されてきている。
円形板を多数重ねてローラー表面を形成することによりシート状の物に安価に凹凸を付ける装置の発明については、発明者・出願人による特願平10−376698があり、特に円形板の間に間隔保持機構を設け一層安価に提供し得る装置についての発明としては、発明者・出願人による特願2001−102983がある。
【0003】
これまでの上記発明は、シート状物の表裏2面に凹凸を付与することを主目的としてなされてきたものであって、上記のように磨き紙、吸い取り紙、梱包材、装飾素材として極めて有用性の高いものであり、また、凹凸を付与された金属薄板・金網・段ボール・合成樹脂・不織布・合成樹脂フィルム・合成樹脂紙・合成樹脂板は、これら素材に付与された凹凸特有の効果を積極的に利用できるものであった。
【0004】
しかるに、これまでの発明による表裏2面に凹凸を付与されたシート状物を装飾材として利用する場合、それ自体を単独で使用する場合は充分であるが、装飾材として平面物に貼り付けて使用する場合には裏面の凸起が接着する際に邪魔となること等から、片面が平面であることが望ましい場合があった。また、表裏2面に凹凸があることから加工物を重ねて保管する場合には嵩張る等、応用範囲に限界があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
第一の目的は、片面にのみ凸起を有する製品を手軽に製作できる機器を提供することにある。
【0006】
第二の目的は、上記機器に使用する凸起付き円形板の板厚そのものの公差や凸起加工時のひずみによる厚みの変動を簡易に修正し得る手段を提供することにある。
【0007】
第三の目的は、多様な凸起模様・所定の模様を作りだせるようにし、またクッション性の良好な凸起加工物を製作可能にすることにある。
【0008】
第四の目的は、凸起加工と同時に、切れ目を入れたり定尺幅に切断可能な凸起付与装置を提供することにある。
【0009】
第五の目的は、所定幅の凸起加工物を同時多数に製作し得る装置を提供することにある。
【0010】
第六の目的は、用途に応じた凸起付与装置を軽量かつ安価に提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本願発明では次の技術的手段を講じている。
【0012】
請求項1に記載した発明は、多数重ねた円形板の外周部分でローラー表面を構成したローラーを用い、一のローラーは凸起を外周に有する円形板と必要に応じ付加した円形板および必要に応じそれらの間に間隔保持機構とを混在させてローラー表面を構成し、他のローラーは一のローラーの該凸起に対応する凹処を外周に有する円形板と必要に応じ付加した円形板および必要に応じそれらの間に間隔保持機構を混在させてローラー表面を構成した凸起を付与する装置において凸起を外周に有する円形板の凸起と該凸起に対応する凹処を外周に有する円形板の凹処とを、2種以上の凹凸から構成して、シート状物の表裏2面のうちの1面にのみ凸起を付与することを特徴とする。
また、円形板外周の凸起および凹処を、2種以上の凹凸から構成することにより、緩衝材のクッション性を高めること、また多様な凸起模様を作りだすことを可能にしたことを特徴とする。
間隔保持機構としては一般には輪状の間隔保持板(以下「スペーサ」という。)が使用される。
以下においては、間隔保持機構としてスペーサを利用した場合について述べる。
【0013】
請求項に記載した発明は、円形板外周の凸起または凹処に、2種以上の凸起または凹処を用いることにより、緩衝材のクッション性を高めること、また多様な凸起模様を作りだすことを可能にしたことを特徴とする。
【0014】
請求項に記載した発明は、凸起の異なる円形板を混用し、それに伴い凹処の異なる円形板を混用することにより、緩衝材のクッション性を高めること、また多様な凸起模様を作りだすことを可能にしたことを特徴とする。
【0015】
請求項に記載した発明は、円形板の凸起・凹処の所定の部分を間引きするか、または該円形板の凸起または凹処のうちの所定の部分の所定の凸起または凹処を該部分以外の凸起または凹処と異なる凸起または凹処とすることによって、該部分に所定の模様を作り出す機能を持たせたことを特徴とする。
【0016】
請求項に記載した発明は、一部数の間隔保持機構に凸起加工物を切断する切断刃の機構を兼ねさせることにより、定尺幅に切断可能にすること、および凸起加工物の一部に切れ目を入れたりすることを可能にしたことを特徴とする。
【0017】
請求項に記載した発明は、凸起を外周に有する円形板を複数枚ごとおよび凹処を外周に有する円形板を複数枚ごとブロック化し、一のローラーおよび他のローラーに、上記ブロックを相互に噛み合うように、交互に重ねてローラー表面を構成することにより、シート状物の表裏2面に所定の幅で交互に凸起を付与することを可能にしたことを特徴とする。これにより比較的狭い幅の凸起加工物を彎曲を少なくして同時に多数製作することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の好ましい実施の形態を、添付図によって具体的に説明する。
【0019】
図5は凸起付与装置の使用状況を示す概略図である。一のローラー1と他のローラー2の間にシート状物6を通し、ローラー表面の凸起/凸起模様5で、シート状物に凸起を付与する。
【0020】
1および図2は、請求項1記載の発明に相当する発明の実施の形態を示す。
図1と図2の相違点は、図1の発明の実施の形態の場合にはスペーサ28があるのに対し、図2の場合には該スペーサが無いという点である。
以下においては、スペーサのある場合を主にして説明する。
【0021】
装置の全体および押付機構
図6および図7は、本願発明の装置の全体の概要示す。
図6は装置を正面からみた場合の断面図、図7は側面図である。
台板14には、一対の側柱11・上板15からなる側壁ブロックが左右一対のねじ等により固着される。側壁ブロック内には、下部ピース16が設けられ、さらにその上部に下部軸受台12・上部軸受台13が側柱間にスライド自在に嵌合されている。左右一対の下部軸受台にはローラー1が軸受を介して取り付けられ、また左右一対の上部軸受台にはローラー2が軸受を介して取り付けられ、上部軸受台は上板に螺合されたねじ17と隙間調整つまみ18からなる押し付け機構によって下方に押し付けられ、シート状物6の厚さや性状に応じてローラー間の隙間を自在に調整できるようになっている。
手動ハンドル19を回すと、ローラー1およびローラー2が回転しシート状物に凸起が付与される。
なお、上部軸受台の上端とねじの下端との間にコイルばね等を介在させることもできる。シート状物が薄い場合には、ローラー2の自重だけで凸起を付与することもできる。
また、ローラーの回転駆動源としてモータ等の動力源も使用できる。
図6および図7では、ローラー1に手動ハンドルを設けた状態を示しているが、該ハンドルをローラー2に設けてもよく、またローラー1とローラー2とを入れ替えてよい。
【0022】
ローラーの構造
図1は、ローラー1・2を組み立てた状況を示す。
ローラーが、凸起付き円形板120で構成されているものとすると、ローラーは、ローラー軸23の始端で嵌合した止め輪25、当て板24を介して、凸起付き円形板、凸起の無い単なる円形板110(図12)がある場合には単なる円形板、スペーサ28がある場合にはスペーサ、を適宜交互に嵌合し、終端は始端と同様に当て板、止め輪で把持・固定することによって組立・構成される。
ローラーが、凹処付き円形板130で構成されている場合も同様である。
なお、止め輪の代わりにボルト・ナット機構を採用してもよい(図省略)。
ローラーの凸起加工に供する部分の長さは、凸起加工されるシート状物6の加工幅・装置の価格等を考慮して決定され、家庭用の小さな装置では150mm程度、企業用の装置では600mm程度である。
また、ローラー軸径は、ローラーの凸起加工に供する部分の長さや凸起加工されるシート状物の性状を考慮して決定されるが、家庭用の小さな装置では20mm程度、企業用の装置では60mm程度である。
もちろんローラーの凸起加工に供する部分の長さやローラー軸径は、必要に応じ、より小さなあるいはより大きな寸法のものも製作できる。
なお、どちらのローラーに凸起付き円形板を使用してもよいが、以下の説明においては、便宜のため、ローラー1に凸起付き円形板を、ローラー2に凹処付き円形板を使用する場合を取り上げて説明する。
【0023】
図3aは凸起121のある凸起付き円形板120、図3bは凹処131のある凹処付き円形板130を示す。
凸起付き円形板の凸起のない部分の径(以下「凸起付き円形板の基準径」という。)122と、凹処付き円形板の凹処のない部分の径(以下「凹処付き円形板の基準径」という。)132とは、一般には同一径が採用されるが、凸起・凹処のピッチを考慮して異なる径とすることもできる。
単なる円形板110(図12)には、一般には凸起付き円形板の凸起の無い円形板あるいは凹処付き円形板の凹処の無い円形板が使用される。
凸起付き円形板および凹処付き円形板(以下、両者を総称する場合に「円形板」という語を使用する。)ならびに単なる円形板(以下、これも含めて総称する場合にも適宜「円形板」という語を使用する。)の厚さは、要求される凸起の大きさや凸起加工されるシート状物6の厚さ・性状等によって決定されるが、一般には1mmないし3mm程度が使用され、厚さの異なる円形板を混用することもできる。
円形板の内径はローラー軸23の径を基準として公差を考慮して決定される。
円形板の内径側には突起26を設け、該突起はローラー軸に設けたキー溝27(図1)に嵌合するようにして、円形板の凸起・凹処の位置がずれないようにしてある。
また、突起の代わりに内径を構成する円弧の一部を直線、いわゆる弦、にしたものでもよい。
なお、突起・弦は単数でもよくまた複数設けてもよい。
円形板110・120・130には、鋼・アルミ・ステンレス鋼・チタン・銅等の金属材料の他、硬質の樹脂・ゴム等の非金属材料も使用される。
【0024】
図8は、凸起付き円形板120の凸起121の頂部から基準径部をみた図であって、理解しやすいように凸起の頂部は太い実線で、凸起と基準径部の交点は破線で示し、凸起付き円形板を半ピッチずらして描いたものである。
なお、ローラー軸方向に切断した断面をA矢視図として、両ローラーの噛み合い状況も示した。
凸起121または凹処131(図3)は、図8に示すように、両者が噛み合うように、かつ隣接凸起間距離125に示すように、凸起または凹処は近接しすぎないように設けられる。近接しすぎると、凸起の効果が薄れるからである。すなわち、凸起の効果が充分得られるように、隣接凸起間距離を適当な大きさとする必要がある。
【0025】
凸の形状については、図11に示すような載頭四角錐形状を基本形状として、凸先端の円周方向の厚さを薄くしたり、凸先端の板厚方向の厚さを薄くしたりすると、種々の先端形状が得られる。
載頭四角錐の凸形状は、四角錐の凸形状に比べて、底部矩形部の面積が同一であって凸起121の高さが同じであれば、シート状物6により多くの表面積を形成することができ、より大きな吸着効果を凸起加工物に与えることができるという利点を有している。
なお、図11中のB断面(B矢視図)は、凸起付き円形板120の板厚中心における断面を、凸起の形状を理解しやすくするために、円形板の円部分を直線状にして描いたものである。
【0026】
また、凸起121は一個の凸のみから構成される必要はなく、凸を複数重ねることもでき、また凹を組み込むこともできる(図9a)。
この関係は凹処131の場合も同様である(図9b)。
さらに、数種の異なる凸起を同一円形板に用いることもでき(図9)、また、図10に示すように、凸起のピッチも任意にすることができることから、多様な模様を作りだすことができる。
この関係は凹処の場合も同様である。
【0027】
さらに、上記記載のような凸起の異なる円形板を一のローラに混用し、それに伴い凹処の異なる円形板を他のローラーに混用し、凸起と凹処とが噛み合うように混在させて(図12、図13、図14)、さらに、多様な模様を作りだすことができる。
【0028】
凸起加工物に所定の模様を作りだすことは、円形板120・130の凸起・凹処の所定の部分を間引いて無模様の部分を凸起模様5の中に作りだすことによって、または円形板の凸起・凹処のうちの所定の部分の凸起・凹処を該部分以外の凸起・凹処と異なる凸起・凹処とすることによって可能となる。
【0029】
円形板120・130の間に挟持される間隔保持機構の一例としてのスペーサ28を、図4に示す。
通常使用されるスペーサの厚さは0.5mmないし2mmである。
スペーサの材質には円形板と同材質のものも採用できるが、硬質の非金属材料を使用すると、軽量・安価に製作することができる。
外径は、一般に基準径122・132(図3)よりは小さく、単なる円形板110とは異なり、シート状物6の凸起形成には直接には関与しないものである。
内径はローラー軸23の径を基準として公差を考慮して決定される。また、半径方向に切れ目を入れて、スプリングワッシャと同様作用効果を持たせてもよい。
【0030】
通常は、図1に示すように、円形板120・130の1枚ごとにスペーサ1枚が使用されるが、円形板の単数または複数枚とスペーサの単数または複数枚を、適宜混在させてローラーを構成することもでき(図12、図13、図14)、この場合も多様な模様を作りだすことができる。
【0031】
スペーサ28の厚みを円形板に設けて円形板と一体化し(図12、図13、図14)、スペーサの機能を円形板に持たせても良い。特に、硬質の非金属材料を使用して円形板を成形加工して製作する場合には有用である。
【0032】
一のローラーの円形板の側部と他のローラーの円形板の側部とが隣接する関係にある状態を図8に示すが、この場合にはこの両ローラーの側部間でせん断効果(鋏の効果)をシート状物6に働かせることができる。
このせん断効果をスペーサ28を使って積極的に利用するために、図12および図13に示すように、スペーサに切断刃を設けて、切断刃付きスペーサ30・31・32とすることもできる。
図12において、切断刃付きスペーサ30は、その径を凸起の径より大きくし、凸起付き円形板120とスペーサの間に挟持して1枚の切断刃として働くようにしたものであり、切断刃付きスペーサ31は、スペーサと円形板の間に挟持して、2枚の切断刃として協働するようにしたものであり、切断刃付きスペーサ32は、凸起付き円形板の間に挟持して1枚の切断刃として働くようにした例である。
【0033】
なお、切断刃付きスペーサ30・31・32は、全周に切断刃を設ける場合の他に、図15に示すように、切断刃を円周方向に関して部分的に適宜設けることができ、この場合には、シート状物6を部分的に切断することもできる。切断刃の数は単数でも複数でもよく、また切断刃の長さ・間隔は任意に設定でき、また、全周切断刃の切断刃付きスペーサと任意にローラーに混在させることもできる。
【0034】
また、図14に示すように、一のローラーは凸起を外周に有する円形板の複数枚および凹処を外周に有する円形板の複数枚を交互に重ねてローラー表面を構成し、他のローラーは一のローラーの該凸起に対応するような凹処を外周に有する円形板の複数枚および一のローラーの該凹処に対応するような凸起を外周に有する円形板の複数枚を交互に重ねてローラーを構成することにより、シート状物6の表裏2面に交互に凸起を付与することができる。
【0035】
ローラー2を構成する凹処付き円形板130の代わりに凸起に応答できる弾性体、たとえばゴム・軟質ウレタン、でローラー表面を形成したローラー(図省略)を使用しても良い。
これにより、ローラー1の凸起に応答して、ローラー2の表面の弾性体がくぼんで凹処を形成することから、当初から設けた凹処の効果とほぼ同等の効果が得られる。従って、弾性体の厚さは凹処の効果が充分得られるような厚さである必要がある。
【0036】
ローラー2を構成する円形板130の代わりに凹処のない硬質材料またはおよび金属材料でローラー表面を形成したローラー(図省略)を使用しても良い。
これにより、シート状物6の一面を平面に保ちながら他面にのみ凸起を付与することができ、この加工状況は加工面にのみ圧痕を付与したと同様な状況となる。
【0037】
凹凸をシート状物6の表裏2面に交互に付与する場合には、表裏の加工度は同一またはほぼ同一であることからシート状加工物は彎曲することは少ないが、シート状物の表裏2面のうちの1面に凸起を付与する場合には、表裏の加工度が大きく相違することからシート状加工物は彎曲し、商品価値の減価をもたらす。
図16は、この彎曲を防止するための機構を設けたもので一例を示す。図16aに示す方法は、両ローラーの接触面に対しシート状物の供給台140を供給台角度142だけ傾けたもので、凸起加工時にシート状物を拘束してシート状物に逆方向の彎曲を与えて凸起加工によって生じる彎曲と相殺させるものである。図16bに示す方法は、供給台の他にさらにローラー近くに案内棒141を設けたもので、案内棒にはローラーや単なる丸棒が使用される。
なお、シート状物の性状・形状を考慮して、供給台角度や案内棒の取り付け位置は、変えられるようにしておくことが望ましい(図示省略)。
また、図例は彎曲防止機構をシート状物の供給側に設けたものであるが、供給側と反対側に設けてもよい。
【0038】
その他、ローラーを加熱する機構、加熱温度を検出する機構および加熱温度を制御する装置等を組み込むと一層その有用性は高められる。
ローラーを加熱する機構の一例として、ローラー軸23に発熱体を組み込んだ場合を図17に示す。ローラー軸の芯部をくり貫き、該くり貫き部分に発熱体43、たとえばニクロム線、を埋めこみ、電気絶縁体41上に設けたスリップリング42に発熱体を接続する。一方、電力をスリップリングブラシ44からスリップリングを介して発熱体に送り発熱させ、円形板を軸芯側から加熱し、凸起加工時に熱変形性のある樹脂シートに熱を加えて当該素材の軟化を図って熱変形を促し、充分な凸起を形成させる。
なお、発熱体とローラー軸との間は電気絶縁性が良くかつ耐熱性の良い材料、たとえばセラミックファイバー・ブランケット・炭化けい素・シリカ等、で充分な電気絶縁処理が施されている。
その他の加熱機構としては、ローラー軸をくり貫き当該くり貫き孔に発熱体を単に差し込むだけの回転しない固定式の機構や、ローラー外部から加熱する機構もある。
温度検出機構に用いられる方法には、非接触温度測定装置をローラー外部に設ける方法、上記発熱体の組み込みと同様ローラー軸をくり貫き当該くり貫き孔に熱電対等を設ける機構による方法等がある。
温度制御装置としては、予め設定した温度と温度検出機構により検出された温度とを比較して、発熱体の温度の制御に必要な熱源を供給できるものなら良い。
【0039】
金属薄板、たとえば鉄鋼薄板・アルミ薄板・ステンレス鋼薄板・チタン薄板・銅薄板、に凸起を付与する場合は、金属の種類にもよるが、日常使用する程度の厚さである、0.1mm(ステンレス鋼薄板)・0.4mm(アルミ薄板)程度なら、前述のローラーで凸起加工が可能である。
凸起を付与された金属薄板は、その光沢性の変化から装飾用としての用途が開ける他、凸起加工に起因する曲げ剛性の向上の効果から、単独で構造材として、あるいは他の素材を貼り付ける裏打ち材、たとえば吸音材・断熱材・保温材を張付けた建築材および工業用材、として、また他の素材、たとえばゴム等のスポンジ・
発泡ウレタン等、と複合した複合建築材として、広い用途を有するものである。
さらに、音・光の乱反射性が向上することから音・光の反射板の素材・建築材・工業用材として効果的に使用できるものである。また、表面積が増加し熱媒体の乱流が促進されること等から、放熱材としても利用できるものである。
【0040】
金属線、たとえば鋼線・アルミ線・ステンレス鋼線・銅線等、を素材とする金網に凸起を付与する場合は、金網の特性上、上記金属薄板に比較して少ない労力・動力で凸起加工が可能である。ただし、金網に凸起を付与する場合は、凸起121の大きなものが使用される。
凸起を付与された金網は、表面積の増加・剛性の増加・金網そのものの凸起性から、剛性・空隙性のあるフィルターの素材として一層適したものとなり、また、建築材・構造材としての金網の用途、たとえば吸音材・断熱材・保温材の保持材としての用途、が一層開かれるものである。
【0041】
段ボールに凸起を付与する場合は、段ボールは中芯紙を介在させていることから、凸起121の大きな凸起が必要となるが、少ない労力・動力で凸起加工が可能である。
段ボールは、梱包箱として多方面で使用されているが、その一方段ボール自体の剛性・空隙性が高いという特質から嵩張り廃棄時の量が縮小されにくいため、通常の紙製品に比べ廃棄しにくいという難点を有している。
しかしながら、段ボールの素材そのものは、グラビア紙等に比べて繊維質が多いため他の用途に再生利用しやすいものである。
特に、落ち葉・家庭ごみ等の身近な廃棄物を利用して肥料を作る場合に、凸起加工された段ボールは、凸起の大小・深さ・凸起部の開口率等によっては適度な浸透性・透過性・保水性が得られるため、落ち葉・家庭ごみ等の廃棄物の肥料化を促進する効果を有し、また段ボールの平面性・剛性・一体性から肥料のブロック化が容易となるため肥料としてのハンドリング性を高めることができる等の種々の効果を有する。
従って、凸起を付与した段ボールを肥料を作るための一素材として積極的に使用することは、嵩張って厄介物視される段ボールの処理に効果的であり、かつ地球環境の保全に資すること大なものがある。
さらに、段ボールの空隙性・凸起加工による入り組んだ表面効果を利用して、FRPの中芯材として使用することにより、FRP製品におけるFRP使用量を少なくした安価な製品を生産することが可能となる。
【0042】
合成樹脂を原料として合成樹脂板を生産する際平滑なローラーに該原料を供給したのでは該原料を適切に供給できず合成樹脂板を生産することが困難な場合がある。このような場合、該原料をローラーにより凸起を付与する凸起付与装置に通すと、ローラーの凸起により該原料を適確に供給できるとともに、次工程の平滑な合成樹脂板の生産工程に好適な凸起のある半完成品を供給することができる。なお、本工程で生産工程を終了して、凸起のある合成樹脂板の完成品とすることもできる。
【0043】
熱硬化性・熱可塑性繊維またはおよび熱硬化性・熱可塑性接着材を含有し熱硬化性・熱可塑性を有する不織布をローラーを加熱する機構を備えた凸起付与装置で凸起を付与すると、該不織布は全体として熱硬化性・熱可塑性を示し、該凸起は減耗しにくいものとなることから、食品等の下敷き材として使用すると水切性が良くなって食品の保存性が高まり、また研磨材として研磨性が高くなり、さらに、不織布として、より多数回の使用が可能となる。
【0044】
熱硬化性・熱可塑性を有する合成樹脂フィルム・合成樹脂紙・合成樹脂板をローラーを加熱する機構を備えた凸起付与装置で凸起を付与すると、凸起加工時のぎざぎざのないかつ表面の平滑な凸起を形成でき、また合成樹脂板の場合には生じやすい亀裂の発生を防止できることから、上記金属薄板と同様な用途が開かれる。
【0045】
【発明の効果】
本願発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような顕著な効果を奏する。
【0046】
凸起を外周に有する円形板等で構成するローラーと凹処を外周に有する円形板等で構成するローラーとからなる凸起付与装置としたことから、表裏2面のうちの1面に凸起を付与することが可能となり以下のような効果が生じる。
第1に、平面に接着する際の支障がなくなったため、装飾材として使用できる範囲が広がる。
第2に、積み重ねて保管する場合には嵩張ることがなくなったことから保管場所が少なくて済むようになる。
第3に、表面に商品価値の高い品物を包む梱包材としては、表面を保護しながら他の品物との間でクッション性を持たせることが要求されるが、凸起のない面で品物を包むことによって、このような要求に応えることができる。
【0047】
数重ねた円形板の外周部分でローラー表面を構成したことから、凸起模様は所定の円形板の外周に施せばよく、従来ローラーのようなローラー表面全面にわたる彫刻が不要となり、安価な装置の提供が可能となった。特に、該円形板はパーツ化および量産が可能なことから、一層のコスト低減を図ることが可能となる。
また、間隔保持機構を設け、間隔保持機構の一例としてスペーサを使用することとした。この結果以下のような効果が得られる。
第1に、円形板を多数重ねてローラーを形成するため、円形板の厚さの公差や、凸起(凹処)製造工程時、たとえば打ち抜き時・レーザー加工時、に発生するかえり・バリ・反り等の加工ひずみ等から、円形板の製作に過度の工作精度が要求されるが、相応の工作精度で製作した円形板の使用が可能となる。たとえば、打ち抜き加工時に発生するかえりを除去するためのバレル加工が不要となる。
第2に上記と同様の理由から、円形板を数枚・同数枚重ねてブロック化した場合同一厚さになりにくく凸起と凹処の噛み合いに支障が生じることから、数枚ごとに厚さが一定値に納まるようにいちいち加工調整しなければならず調整に手間と技能とを必要としていたが、間隔保持機構を設けることにより、このような調整を簡易に処理することが可能になる。すなわち、厚さの異なる数種のスぺーサを用意すれば、複数枚からなる円形板のブロックを同一厚さにすることが極めて容易になり、このようにブロック分けした複数枚からなる円形板のブロックをさらに積み重ねることにより、凸起・凹処の位置精度の良い長尺なローラーを簡易に組み立てることが可能になる。
第3に、スペーサの形状としては、円形板内径部に設けた突起26のごとく空回りを阻止する機構を設ける必要がなく、輪状の簡単な構造のものを採用しうることから製作が容易であり安価のものを採用することができ、ローラーのコストを削減できる。
第4に、スペーサの外径を凹処付き円形板の凹処が構成する円の直径より小さくすることによって凸起・凹処部分の加工ひずみ、たとえば打ち抜きのかえり・レーザー加工のせん断溶け、の影響を受けなくすることができる。
以上の諸効果から複雑な形状の凸起または凹処付き円形板そのものを加工調整する必要が少なくなり、装置を安価に提供できることになる。
【0048】
さらに、凸起付き円形板の凸起と凹処付き円形板の凹処に2種以上の凹凸からなる凸起・凹処を混用することによって以下のような種々の効果が発揮される。
第1の効果は、凸起の大小・形状によりクッション性が異なることから、凸起の大小・形状の異なる凸起を混用することにより、クッション性の硬軟が異なる優れた緩衝材の製作が可能になったことである。
第2の効果は、2種以上の凸起のうちの1種に大きな凸起を採用することにより、複数枚の素材を重ねて凸起を付与することが可能になり、その結果複数枚が一体となって容易に分離できない凸起加工物の作成が可能になったことである。
この第2の効果によれば、複数枚重ねた加工紙の表面の1枚に商品名・産地・商標等の商品に関する事項を印刷した用紙を使用することにより、商品の商品価値を高める梱包緩衝材を安価に加工できる。
第3の効果は、2種以上の凸起のうちの1種に大きな凸起を採用することにより、凸起が1種だけの梱包材よりも屈曲性のよい梱包材を得ることが可能になり、第1の効果も加わってクッション性のよい梱包材として青果物・重量のある小型機械部品等を一個ずつ安価に梱包することが可能になったことである。
第4の効果は、大小異なる凸起を採用することにより、凸起加工物の平坦部分をさらに少なくし、表面積をさらに多くし、また紙を構成する填料、例えば炭酸カルシウム、や顔料をさらに粉砕する等の凸起加工性を高めることができたことである。この効果により、凸起加工紙に印刷されていた文字の判読が困難になったことから従来スリッター等で切断されてごみとして廃却されていた古紙を有用な梱包緩衝材として再利用することが可能となり、また、吸着性を向上させることができたことから古紙等を吸着性の一層良い吸着紙として使用することを可能とし、さらに、紙を構成する繊維間の水中での分離性(水離解性)が良くなったことから古紙の繊維を再利用することが容易になる。
【0049】
また、本願発明は、凸起または凹処付き円形板を多数重ねてローラー表面を形成することから、凸起または凹処に2種以上の凸起または凹処を付すこと、凸起(凹処)の異なる円形板を混在させること、凸起または凹処の所定の部分を間引きすること、所定の部分の所定の凸起または凹処を他と異なる凸起または凹処とすること、等は一枚ごとの円形板に施せばよく、したがって所定の模様を作り出す機能を持たせたローラーの製作は極めて容易である。
【0050】
それに加えて、凸起または凹処の所定の部分を間引きすること、所定の部分の所定の凸起または凹処を他と異なる凸起または凹処とすることによっても該部分に所定の模様を作り出す機能を持たせることができることから、商品独自の模様や商標をつけることによって、梱包品の商品価値を高めることができる。
【0051】
スペーサの厚みを円形板に設けて円形板と一体化してスペーサの機能を円形板に持たせることにより、安価なローラーを製作することが可能となる。特に、硬質の非金属材料を使用して円形板を成形加工して製作する場合には有用である。
【0052】
一のローラー1の凸起の側部と他のローラー2の円形板の側部とが隣接する関係にあるので、この部分でシート状物にせん断効果(鋏の効果)を働かせることができることから、シート状物に開孔を形成することも可能になる。
これにより紙のシート状物にはより大きな吸着性能を持たせることができ、油分等の吸着紙としての用途をさらに広げることが可能となる。
また、本願発明は、凸起または凹処付き円形板を多数重ねる構造とし、間隔保持機構の一例としてスペーサを使用したことから切断刃付きスペーサを組み込むことも容易である。
【0053】
一部数の間隔保持機構に切断機構を兼ねさせた結果、定尺幅の凸起加工物の加工が可能となり、梱包物の大きさに合わせた梱包材、また梱包箱の大きさに適した下敷・中敷・上敷等の梱包緩衝材を供給可能となる。
また、間隔保持機構に円周方向に部分的に切断機構をもたせたことにより、加工物の一部に積極的に切れ目を入れることができたことから、クッション性を高め、また使用時の切断の便を図ることができる。
【0054】
凸起を外周に有する円形板を複数枚ごとおよび凹処を外周に有する円形板を複数枚ごとブロック化し、一のローラーおよび他のローラーに、上記ブロックを相互に噛み合うように、交互に重ねてローラー表面を構成することにより、彎曲を少なくして、シート状物の表裏2面に所定の幅で交互に凸起を付与することが可能になり、比較的狭い幅の凸起加工物を同時に多数製作することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】間隔保持機構(スペーサ)を組み込んだローラの断面図および平面図である。
【図2】間隔保持機構(スペーサ)を組み込んでいないローラーの断面図および平面図である。
【図3】凸起付き円形板および凹処付き円形板の平面図である。
【図4】スペーサの平面図である。
【図5】凸起付与装置の使用状況を示す概略図である。
【図6】凸起付与装置を正面からみた場合の断面図である。
【図7】凸起付与装置の側面図である。
【図8】凸起付き円形板、単なる円形板およびスペーサを組み込んだローラー表面の平面図と噛み合いを示す断面図である。
【図9】凸起付き円形板の凸起および凹処付き円形板の凹処を示す平面図である。
【図10】2種以上の凸起を付けた凸起付き円形板を示す平面図である。
【図11】凸起付き円形板の凸起の基本形状(戴頭四角錐)を示す平面図であり、B矢視図は、該円形板の板厚中心における断面を、円形板の円部分を直線状にして描いたものである。
【図12】凸起付き円形板、凹処付き円形板、単なる円形板、スペーサおよび切断刃付きスペーサを組み込んだ場合のローラーの噛み合いを示す断面図である。
【図13】図12と同様であるが、特に単なる円形板を多数重ねた場合を示す断面図である。
【図14】図13と同様であるが、ローラーに凸起付き円形板と凹処付き円形板を混在させた場合を示す断面図である。
【図15】円周方向に関して部分的な切断刃を有する切断刃付きスペーサを示す平面図である。
【図16】彎曲防止機構を示す側面図である。
【図17】ローラー軸に発熱体を組み込んだ状況を示す断面図である。
【符号の説明】
1 一のローラー
2 他のローラー
5 凸起模様
6 シート状物
11 側柱
12 下部軸受台
13 上部軸受台
14 台板
15 上板
16 下部ピース
17 ねじ
18 隙間調整つまみ
19 手動ハンドル
23 ローラー軸
24 当て板
25 止め輪
26 突起
27 キー溝
28 スペーサ
30 切断刃付きスペーサ
31 切断刃付きスペーサ
32 切断刃付きスペーサ
41 電気絶縁体
42 スリップリング
43 発熱体
44 スリップリングブラシ
110 単なる円形板
120 凸起付き円形板
121 凸起
122 凸起付き円形板の基準径
125 隣接凸起間距離
130 凹処付き円形板
131 凹処
132 凹処付き円形板の基準径
140 供給台
141 案内棒
142 供給台角度

Claims (6)

  1. 多数重ねた円形板の外周部分でローラー表面を構成したローラーの間に、シート状物を通すことによりシート状物に凸起を付与する装置であって、一のローラーは凸起を外周に有する円形板と必要に応じ付加した円形板および必要に応じそれらの間に間隔保持機構とを混在させてローラー表面を構成し、他のローラーは一のローラーの該凸起に対応する凹処を外周に有する円形板と必要に応じ付加した円形板および必要に応じそれらの間に間隔保持機構を混在させてローラー表面を構成した凸起を付与する装置において凸起を外周に有する円形板の凸起と該凸起に対応する凹処を外周に有する円形板の凹処とを、2種以上の凹凸から構成して、シート状物の表裏2面のうちの1面に凸起を付与すること、を特徴とする凸起付与装置
  2. 請求項記載の凸起付与装置において、円形板外周の凸起または凹処が、2種以上の凸起または凹処から構成されていること、を特徴とする凸起付与装置
  3. 請求項記載の凸起付与装置において、一のローラーに凸起の異なる円形板を混在させ、他のローラーに凹処の異なる円形板を混在させたこと、を特徴とする請求項1ないし請求項記載の凸起付与装置
  4. 請求項記載の凸起付与装置において、外周に凸起または凹処を有する円形板の凸起・凹処の所定の部分を間引きすることによって、または該円形板の凸起または凹処のうちの所定の部分の所定の凸起または凹処を該部分以外の凸起または凹処と異なる凸起または凹処とすることによって、該部分に所定の模様を作り出す機能を持たせたこと、を特徴とする請求項1ないし請求項記載の凸起付与装置
  5. 請求項1記載の凸起付与装置のうち混在する各種円形板の間に間隔保持機構を混在させた凸起付与装置において、間隔保持機構に切断機構を設け、全周にわたって切断機構を有する間隔保持機構またはおよび円周の所定部分に切断機構を有する間隔保持機構を、間隔保持機構の一部数に混在させたこと、を特徴とする請求項1ないし請求項記載の凸起付与装置
  6. 請求項1ないし請求項記載の凸起付与装置装置において、一のローラーは凸起を外周に有する円形板の複数枚および凹処を外周に有する円形板の複数枚を交互に重ねてローラー表面を構成し、他のローラーは一のローラーの該凸起に対応するような凹処を外周に有する円形板の複数枚および一のローラーの該凹処に対応するような凸起を外周に有する円形板の複数枚を交互に重ねてローラー表面を構成して、シート状物の表裏2面に交互に凸起を付与すること、を特徴とする請求項1ないし請求項記載の凸起付与装置
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