JP4911614B2 - 点火プラグのギャップ修正装置 - Google Patents

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Description

本発明は、点火プラグにおける一対の電極間のギャップの大きさが基準範囲に入るように修正する点火プラグのギャップ修正装置に関する。
一般に、エンジンのシリンダヘッドに装着する点火プラグは、一対の電極間のギャップに放電させて点火を行うため、このギャップの大きさが所定の基準範囲に入ることが必要条件となる。したがって、点火プラグの製造ラインにおいては、ギャップの大きさが検査項目の重要な一つとなり、ギャップの大きさが基準範囲に入らない場合には、所定の調整工程を経てギャップの大きさに対する調整が行われる。
従来、このような点火プラグを製造する方法としては、特許文献1で開示される点火プラグの製造方法が知られている。この製造方法は、高電圧が印加される中心電極と、この中心電極の先端部を突出させて保持する絶縁硝子と、中心電極の先端部と対向して配置される接地電極と、絶縁硝子を保持するハウジングを備える点火プラグの製造方法であって、接地電極とハウジングを冷間鍛造にて一体的に成形する冷間鍛造工程と、中心電極を絶縁硝子に組付けて保持せしめる組付工程と、絶縁硝子をハウジングに挿入し、かしめて保持せしめるかしめ工程と、中心電極と接地電極の絶縁性を検査する検査工程と、接地電極の先端を曲げて中心電極の先端部との間にギャップを形成するギャップ曲げ工程と、ギャップの大きさを調整する調整工程とを備えている。
特開2001−126844号
しかし、上述した従来の点火プラグの製造方法は、次のような問題点があった。
第一に、ギャップの大きさが基準範囲を外れる不良は、それほど頻繁に発生するわけではないため、ギャップの大きさを調整する調整工程では、通常、手作業等に頼る治具が用いられている。したがって、ギャップの大きさに係わる調整を容易かつ迅速(円滑)に行うことができないとともに、電極等を傷付けてしまうなどの不具合を生じやすい。
第二に、ギャップの大きさを調整する場合、ギャップの大きさを高い精度で検出する検出手段及びこの検出結果に基づいてギャップの大きさを調整する調整手段は、相互に密接に関係する重要な手段となるが、このような視点からの適切な調整装置が提案されておらず、結局、ギャップに対する高精度かつ安定した調整を行うことができない。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決した点火プラグのギャップ修正装置の提供を目的とするものである。
本発明は、上述した課題を解決するため、点火プラグ50における一対の電極51pと51n間のギャップGの大きさが基準範囲に入るように修正する点火プラグのギャップ修正装置1を構成するに際して、点火プラグ50を定位置Xsに固定可能なセット部2と、このセット部2にセットした点火プラグ50のギャップGの大きさを測定するギャップ測定部3と、起立した一方の電極(接地電極)51nを係止可能なクランプ機構部4と、このクランプ機構部4を進退移動させる進退移動部5と、少なくとも、ギャップ測定部3により測定した測定値Ddに対して、予め設定した基準値Dsに一致させるための修正量Eを求め、進退移動部5を駆動制御することにより、修正量Eだけクランプ機構部4を進退移動させる駆動制御部6を具備してなることを特徴とする。
この場合、発明の好適な態様により、ギャップ測定部3は、ギャップGを撮像する撮像部11と、この撮像部11により撮像した画像を処理してギャップGの大きさを求める画像処理部12により構成できる。また、クランプ機構部4は、接地電極51nに対して閉じることによりクランプし又は開くことによりアンクランプする一対のクランプレバー部13p,13qを有するクランプ本体部14と、このクランプ本体部14を開閉するソレノイド部15により構成できるとともに、進退移動部5は、パルス数に比例した回転数だけ回転するパルスモータ部16と、このパルスモータ部16の回転運動をクランプ機構部4の進退移動に変換する運動変換機構部17により構成できる。さらに、駆動制御部6は、予め設定したデータテーブルTから測定値Ddに対応する修正量Eを求める機能を設けることができるとともに、この修正量Eには、接地電極51nにて発生するスプリングバックを修正するスプリングバック修正分を含ませることができる。
このような構成を有する本発明に係る点火プラグのギャップ修正装置1によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) ギャップ測定部3により測定した測定値Ddから、予め設定した基準値Dsに一致させるための修正量Eを求め、進退移動部5を駆動制御することにより、当該修正量Eだけ点火プラグ50の接地電極51nの位置を修正するようにしたため、ギャップGの大きさを容易かつ迅速(円滑)に調整できるとともに、接地電極51n等を無用に傷付ける不具合も回避できる。
(2) セット部2にセットした点火プラグ50のギャップGの大きさをギャップ測定部3、特に、ギャップGを撮像する撮像部11と、この撮像部11により撮像した画像を処理してギャップGの大きさを求める画像処理部12を備えたギャップ測定部3により測定し、測定値Ddから求めた修正量Eだけ点火プラグ50の接地電極51nの位置を修正するようにしたため、ギャップGの大きさに対する高精度かつ安定した調整を行うことができる。
(3) 好適な態様により、クランプ機構部4を、接地電極51nに対して閉じることによりクランプし又は開くことによりアンクランプする一対のクランプレバー部13p,13qを有するクランプ部14と、このクランプ部14を開閉するソレノイド部15により構成すれば、接地電極51nに対して確実にクランプし又はアンクランプすることができる。
(4) 好適な態様により、進退移動部5を、パルス数に比例した回転数だけ回転するパルスモータ部16と、このパルスモータ部16の回転運動をクランプ機構部4の進退移動に変換する運動変換機構部17により構成すれば、クランプ機構部4を的確かつ容易に進退移動させることができる。
(5) 好適な態様により、駆動制御部6に、予め設定したデータテーブルTから測定値Ddに対応する修正量Eを求める機能を設ければ、演算処理等を行うことなく容易かつ低コストに実施することができる。
(6) 好適な態様により、修正量Eに、接地電極51nにて発生するスプリングバックを修正するスプリングバック修正分を含ませれば、より精度の高い調整を行うことができる。
次に、本発明に係る最良の実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係る点火プラグのギャップ修正装置1の構成について、図1〜図5を参照して説明する。
ギャップ修正装置1の全体構成を図1に示す。ギャップ修正装置1は、大別して、セット部2,ギャップ測定部3,クランプ機構部4,進退移動部5及び駆動制御部6を備える。20は固定した基台であり、この基台20の一側にはセット部2を配設する。セット部2は、基台20から水平方向に突出したプラグ装着部21を有し、このプラグ装着部21には垂直方向(鉛直方向)に貫通するネジ孔部22を設ける。したがって、点火プラグ50はネジ孔部22に対して下から螺合により着脱することができ、装着した際には、図1に示す定位置Xsに固定することができる。
なお、点火プラグ50は、図1及び図5に示すように、ハウジング部52と、このハウジング部52の上端に設け、かつ上述したネジ孔部22に螺合可能なネジ部53と、このネジ部53の上端に設けた絶縁硝子54と、この絶縁硝子54の上端面中心に露出した他方の電極(中心電極)51pと、ネジ部53の端縁から起立し、かつ逆L状に形成することにより先端を中心電極51pに対向させた一方の電極(接地電極)51nを備える。そして、一対の電極51pと51n間には、所定の基準範囲に入る大きさのギャップGが設けられる。
一方、ギャップ測定部3は、点火プラグ50の上方に配してギャップGを撮像する撮像部11と、この撮像部11により撮像した画像を処理してギャップGの大きさを求める画像処理部12を備える。この場合、撮像部11には、CCD等を用いた撮像素子やテレビジョンカメラ等を用いることができる。また、画像処理部12からはギャップGの正確な寸法データが測定値Ddとして出力する。したがって、このギャップ測定部3は、セット部2にセットした点火プラグ50のギャップGの大きさを測定する機能を備える。
他方、進退移動部5は、基台20上に固定し、かつパルス数に比例した回転数だけ回転する横置設置したパルスモータ部16と、このパルスモータ部16の回転運動を後述するクランプ機構部4の進退移動に変換する運動変換機構部17を備える。そして、このパルスモータ部16の上方にクランプ機構部4を配設する。この場合、クランプ機構部4は、パルスモータ部16の上端面に配設したレール部25によりスライド自在に支持されるスライダ部26を備え、このスライダ部26の一端部から下方へ直角に延設した連結片部26sとパルスモータ部16の回転シャフト16sを運動変換機構部17により連結する。この運動変換機構部17には、例えば、回転シャフト16sの回転運動を進退運動に変換して連結片部26sに伝達するボールねじ機構を用いることができる。
さらに、スライダ部26の上面には、図2及び図3に示すクランプ本体部14及びソレノイド部15を配設する。クランプ本体部14は、スライダ部26の上面に固定した支軸部27により中間部が回動自在に支持される一対のクランプレバー部13p,13qを備える。各クランプレバー部13p,13qは、点火プラグ50側における先端部付近の対向面に形成した図2に示す矩形状の係合凹部28p,28qを有する。また、点火プラグ50側における各クランプレバー部13p,13q間にはスプリング29を介設する。一方、ソレノイド部15は、リニアソレノイドを用いたソレノイド本体部30と、このソレノイド本体部30の出力シャフト(アーマチュアシャフト)30sの先端に設けた操作駒部31を備える。
これにより、ソレノイド本体部30を駆動制御し、図2に示すように、操作駒部31を各クランプレバー部13p,13qから抜出る方向に変位させれば、各クランプレバー部13p,13qの点火プラグ50側はスプリング29により押広げられる。したがって、クランプ部14は開いた状態となり、接地電極51nに対してはアンクランプ状態となる。これに対して、ソレノイド本体部30を駆動制御し、図3に示すように、操作駒部31を各クランプレバー部13p,13qに対して押込む方向に変位させれば、各クランプレバー部13p,13qの点火プラグ50側はスプリング29の弾性に抗して閉方向に変位する。したがって、クランプ部14は閉じた状態となり、接地電極51nに対してクランプ状態にすることが可能となる。クランプ機構部4を、このような一対のクランプレバー部13p,13qを有するクランプ部14及びこのクランプ部14を開閉するソレノイド部15により構成すれば、接地電極51nに対して確実にクランプし又はアンクランプすることができるとともに、進退移動部5を、このようなパルスモータ部16及び運動変換機構部17により構成すれば、クランプ機構部4を的確かつ容易に進退移動させることができる。
また、駆動制御部6は、各種演算処理及び制御処理を司る制御部35及びデータテーブルTを備える。この場合、駆動制御部6は、少なくとも、ギャップ測定部3により測定した測定値Ddに対して、予め設定した基準値Dsに一致させるための修正量Eを求め、進退移動部5を駆動制御することにより、修正量Eだけクランプ機構部4を進退移動させる機能を備えている。したがって、制御部35の入力側には、画像処理部12の出力側及びデータテーブルTを接続するとともに、制御部35の出力側には、ソレノイド本体部30及びパルスモータ部16の入力側を接続する。
データテーブルTには、予め、測定値Ddに対応する修正量Eに係わるデータを格納する。図4には、データテーブルTの基礎となるモータ回転パルス数に対する修正寸法〔mm〕の関係となる特性データを示す。図4中、Roは接地電極51nにて発生するスプリングバックを無視した特性データを示すとともに、Rsはスプリングバックを修正するスプリングバック修正分を含ませた特性データを示す。したがって、任意の測定値Ddが得られた場合、この測定値Ddの基準値Dsに対する偏差、更にはこの偏差により、測定値Ddを基準値Dsに一致させるための修正量E(修正寸法〔mm〕)が得られるため、この測定値Ddに対する修正量Eを得るモータ回転パルス数の関係を、データテーブルTとして設定できる。このように、予め設定したデータテーブルTから測定値Ddに対応する修正量Eを求めるようにすれば、演算処理等を行うことなく容易かつ低コストに実施できる利点があるとともに、この際、修正量Eに、接地電極51nにて発生するスプリングバックを修正するスプリングバック修正分を含ませれば、より精度の高い調整を行うことができる。
次に、本実施形態に係るギャップ修正装置1の使用方法及び動作について、図1〜図7を参照しつつ図8に示すフローチャートに従って説明する。
まず、製造ラインで製造された点火プラグ50をギャップ修正装置1のセット部2にセットする(ステップS1)。この場合、点火プラグ50は、図1に示すように、セット部2のネジ孔部22に下から螺着し、接地電極51n側をプラグ装着部21の上方へ突出させる。また、この際、接地電極51nはクランプ部14に向けてセットする。これらのセット工程はロボット等により自動で行われる。なお、ギャップ修正装置1におけるクランプ機構部4は、クランプ部14を開いた状態にし、接地電極51nから離間した所定の待機位置(ホームポジョン)に待機している。
次いで、不図示のスタートボタンをONにすれば、最初に、ギャップ測定部3により、セット部2にセットした点火プラグ50のギャップGの大きさの測定が行われる(ステップS2)。この場合、撮像部11によりギャップGを上方から撮像する。そして、画像処理部12により、撮像部11により撮像した画像を処理してギャップGの大きさを求める。これにより、ギャップGの大きさに係わるデータは、測定値Ddとして制御部35に付与される。制御部35では、測定値Ddが付与されることにより、測定値Dd(ギャップG)が基準範囲内であるか否かの判定が行われ、基準範囲内であれば、検査済みの良品バルブとして次工程に排出される(ステップS3,S19)。
これに対して、ギャップG(測定値Dd)が基準範囲から外れている場合には、さらに、基準範囲よりも狭いか広いかを判別する(ステップS4)。この際、同時に、測定値Ddを基準値Dsに一致させるための修正量Eを求める。即ち、測定値Ddに対応する修正量EをデータテーブルTから読出す。なお、図5には、ギャップGの大きさが正常となる点火プラグ50を示すとともに、図6には、ギャップGが基準範囲よりも狭い点火プラグ50を、また、図7には、ギャップGが基準範囲よりも広い点火プラグ50をそれぞれ示す。各図から明らかなように、ギャップGの大きさが正常であれば、接地電極51nの先端が図5に示す正常位置Poに位置するが、ギャップGが基準範囲よりも狭い場合には、接地電極51nの先端が、中心電極51pに対して、より接近した位置、即ち、図6に示す位置Pfにあるとともに、ギャップGが基準範囲よりも広い場合には、接地電極51nの先端が、中心電極51pから、より離間した位置、即ち、図7に示す位置Prにある。さらに、図6には、ギャップGが基準範囲よりも狭い測定値Ddに対する修正量Eを+Esで示すとともに、図7には、ギャップGが基準範囲よりも広い測定値Ddに対する修正量Eを−Esで示す。
そして、ギャップGが基準範囲よりも狭い場合には、開いた状態のクランプ部14を待機位置から前進させる(ステップS5)。この場合、接地電極51nの位置は、測定値Ddから得られるため、制御部35は、パルスモータ部16を駆動制御し、クランプ部14を、測定値Ddに対応する位置まで前進させる。目標位置まで前進させたなら、制御部35は、ソレノイド本体部30を駆動制御し、操作駒部31を前位置へ変位させる。これにより、操作駒部31は一対のクランプレバー13pと13q間に進入し、クランプ部14が閉じるため、クランプ部14は接地電極51nをクランプする(ステップS6)。この状態を図3及び図6に示す。
この後、パルスモータ部16を駆動制御し、クランプ部14を、読出した修正量Eだけ後退させる。即ち、図6に示すように、クランプ部14を矢印Er方向へ修正量Eだけ後退させるとともに、修正量Eに対応する目標位置に到達したならパルスモータ部16を停止させる(ステップS7,S8)。そして、さらに、パルスモータ部16を逆方向へ駆動制御し、接地電極51nにて発生するスプリングバックに対応する変位量だけ前進させる。次いで、ソレノイド本体部30を駆動制御し、操作駒部31を後位置へ変位させる。これにより、クランプ部14が開くため、クランプ部14は接地電極51nをアンクランプする(ステップS9,S10)。この後、パルスモータ部16を駆動制御し、開いた状態のクランプ部14を所定の待機位置まで後退させる(ステップS11)。
他方、ギャップGが基準範囲よりも広い場合には、まず、待機位置にあるクランプ部14を閉じた状態にする(ステップS12)。即ち、ソレノイド本体部30を駆動制御し、操作駒部31を前進させることによりクランプ部14を閉じる。次いで、パルスモータ部16を駆動制御し、クランプ部14を測定値Ddに対応する位置まで前進させるとともに、さらに、修正量Eに対応する位置まで前進させる。この場合、接地電極51nの位置は測定値Ddから得られるため、クランプ部14を測定値Ddに対応する位置まで前進させるとともに、続いて、クランプ部14を、読出した修正量Eに対応する位置まで前進させる。そして、クランプ部14が修正量Eに対応する目標位置に到達したならパルスモータ部16を停止させる(ステップS13,S14)。この後、パルスモータ部16を駆動制御し、クランプ部14を待機位置まで後退させるとともに、ソレノイド本体部30を駆動制御し、操作駒部31を後退させることにより、クランプ部14を開いた状態にする(ステップS15,S16)。
以上の修正処理が終了したなら、再度、ギャップ測定部3により、修正後における点火プラグ50のギャップGの大きさを測定する(ステップS17)。この際、ギャップGの大きさが基準範囲に入っていれば、修正処理を終了する(ステップS18)。そして、検査済みの良品バルブとして次工程に排出される(ステップS19)。これに対して、基準範囲に入っていない場合には、再度、同様の手順で修正処理を行う(ステップS18,S4…)。この場合、例えば、再度の修正処理は、一回までとし、二回の修正処理によってもギャップGの大きさが基準範囲に入らないときは、材料欠陥等の他の原因が考えられるため、不良品として処理することができる。以下、製造ラインで製造された次の点火プラグ50がある場合には、同様の検査処理(修正処理)を繰り返せばよい(ステップS20,S1…)。
よって、このような本実施形態に係る点火プラグのギャップ修正装置1によれば、ギャップ測定部3により測定した測定値Ddから、予め設定した基準値Dsに一致させるための修正量Eを求め、進退移動部5を駆動制御することにより、当該修正量Eだけ点火プラグ50の接地電極51nを進退移動させるようにしたため、ギャップGの大きさを容易かつ迅速(円滑)に調整できるとともに、接地電極51n等を無用に傷付ける不具合も回避できる。また、セット部2にセットした点火プラグ50のギャップGの大きさをギャップ測定部3、特に、ギャップGを撮像する撮像部11と、この撮像部11により撮像した画像を処理してギャップGの大きさを求める画像処理部12を備えたギャップ測定部3により測定し、測定値Ddに基づいて求めた修正量Eだけ点火プラグ50の接地電極51nを進退移動させるようにしたため、ギャップGの大きさに対する高精度かつ安定した調整を行うことができる。
以上、最良の実施形態について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量,数値等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。
例えば、点火プラグ50のタイプは任意であり、例示以外の各種タイプの点火プラグに対しても同様に適用できる。また、ギャップ測定部3として、撮像部11と画像処理部12を用いた場合を例示したが、他の測定手段の適用を排除するものではない。同様に、クランプ機構部4として、一対のクランプレバー部13p,13qを有するクランプ本体部14とソレノイド部15を用いた場合を例示し、進退移動部5として、パルスモータ部16と運動変換機構部17を用いた場合を例示したが、他の同様の機能を発揮する構成を排除するものではない。さらに、駆動制御部6において、予め設定したデータテーブルTから測定値Ddに対応する修正量Eを求める場合を例示したが、所定の演算式を用いた演算処理を行ってもよい。
本発明の最良の実施形態に係るギャップ修正装置の全体構成図、 同ギャップ修正装置におけるクランプ部を開いた状態を示すクランプ機構部の平面図、 同ギャップ修正装置におけるクランプ部を閉じた状態を示すクランプ機構部の一部断面平面図、 同ギャップ修正装置におけるデータテーブルの基礎となるモータ回転パルス数に対する修正寸法の関係を示す特性データ図、 ギャップの大きさが正常な点火プラグの一部を拡大して示す側面図、 同ギャップ修正装置にセットしたギャップが狭い点火プラグの一部を拡大して示す側面図、 同ギャップ修正装置にセットしたギャップが広い点火プラグの一部を拡大して示す側面図、 同ギャップ修正装置の使用方法及び動作を説明するフローチャート、
符号の説明
1:ギャップ修正装置,2:セット部,3:ギャップ測定部,4:クランプ機構部,5:進退移動部,6:駆動制御部,11:撮像部,12:画像処理部,13p:クランプレバー部,13q:クランプレバー部,14:クランプ本体部,15:ソレノイド部,16:パルスモータ部,17:運動変換機構部,50:点火プラグ,51n:電極(接地電極),51p:電極,G:ギャップ,Xs:定位置,Dd:測定値,E:修正量,T:データテーブル

Claims (6)

  1. 点火プラグにおける一対の電極間のギャップの大きさが基準範囲に入るように修正する点火プラグのギャップ修正装置において、前記点火プラグを定位置に固定可能なセット部と、このセット部にセットした点火プラグのギャップの大きさを測定するギャップ測定部と、起立した一方の電極(接地電極)を係止可能なクランプ機構部と、このクランプ機構部を進退移動させる進退移動部と、少なくとも、前記ギャップ測定部により測定した測定値に対して、予め設定した基準値に一致させるための修正量を求め、前記進退移動部を駆動制御することにより、前記修正量だけ前記クランプ機構部を進退移動させる駆動制御部を具備してなることを特徴とする点火プラグのギャップ修正装置。
  2. 前記ギャップ測定部は、ギャップを撮像する撮像部と、この撮像部により撮像した画像を処理してギャップの大きさを求める画像処理部を備えることを特徴とする請求項1記載の点火プラグのギャップ修正装置。
  3. 前記クランプ機構部は、前記接地電極に対して閉じることによりクランプし又は開くことによりアンクランプする一対のクランプレバー部を有するクランプ本体部と、このクランプ本体部を開閉するソレノイド部を備えることを特徴とする請求項1記載の点火プラグのギャップ修正装置。
  4. 前記進退移動部は、パルス数に比例した回転数だけ回転するパルスモータ部と、このパルスモータ部の回転運動を前記クランプ機構部の進退移動に変換する運動変換機構部を備えることを特徴とする請求項1記載の点火プラグのギャップ修正装置。
  5. 前記駆動制御部は、予め設定したデータテーブルから前記測定値に対応する修正量を求める機能を備えることを特徴とする請求項1記載の点火プラグのギャップ修正装置。
  6. 前記修正量には、前記接地電極にて発生するスプリングバックを修正するスプリングバック修正分を含むことを特徴とする請求項5記載の点火プラグのギャップ修正装置。
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