JP4910870B2 - 半導体レーザ素子の製造方法 - Google Patents

半導体レーザ素子の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4910870B2
JP4910870B2 JP2007123680A JP2007123680A JP4910870B2 JP 4910870 B2 JP4910870 B2 JP 4910870B2 JP 2007123680 A JP2007123680 A JP 2007123680A JP 2007123680 A JP2007123680 A JP 2007123680A JP 4910870 B2 JP4910870 B2 JP 4910870B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
electrode layer
semiconductor
opening
base electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007123680A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008282868A (ja
Inventor
孝彦 河原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2007123680A priority Critical patent/JP4910870B2/ja
Publication of JP2008282868A publication Critical patent/JP2008282868A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4910870B2 publication Critical patent/JP4910870B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Semiconductor Lasers (AREA)

Description

本発明は、半導体レーザ素子の製造方法に関する。
従来の半導体レーザ素子として、基板の一面側に半導体メサ部を含む多層半導体構造を形成し、多層半導体構造の表面に例えばTi、Pt、Auといった金属電極層を形成したものがある。このような半導体レーザ素子では、例えばAuめっきをマスクとしたドライエッチングによって、多層半導体構造の表面に金属電極層の電極パターンを形成していた。一方、例えばへき開によって多層半導体構造をチップごとに分割する際、容易に分割できるように、分割線の近傍にはAuめっきが存在しないようになっていた。
ところが、分割線の近傍にAuめっきが存在しない場合、エッチングによって当該部分の金属電極層が除去されてしまうこととなる。そのため、へき開後の半導体素子の端面(へき開面)付近では、注入される電流量が不十分となり、半導体レーザ素子の発光効率が低下するという問題があった。そこで、例えば特許文献1に記載の半導体素子の製造方法では、金属電極層をエッチングによって除去する際に、分割線の近傍をAu層で被覆し、当該部分に相当する多層半導体構造の表面にTi層及びPt層を残すようにしている。
特開平4−291979号公報
しかしながら、上述した特許文献1に係る半導体素子の製造方法では、分割線の近傍に被膜されたAu層は、Pt層のエッチングと並行してエッチングされている。そのため、Au層は、Auめっきに対応する部分にのみ存在し、へき開面付近には存在していない。したがって、へき開面付近においては、多層半導体構造を覆う金属電極層の厚さを確保できず、注入される電流量が依然として不十分となるため、半導体レーザ素子の発光効率を向上させることが困難であった。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、容易に多層半導体構造を分割することができ、かつ発光効率の向上を図ることができる半導体レーザ素子の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題の解決のため、本発明に係る半導体レーザの製造方法は、半導体基板の一面側に、半導体メサ部を含む多層半導体構造を形成する工程と、多層半導体構造の表面に、半導体メサ部を露出させるストライプ状の第1開口部を有する誘電体層を形成する工程と、誘電体層の表面、及び第1開口部の内部に下地電極層を形成する工程と、第1開口部に対応する第2開口部を有し、当該第2開口部の開口面積が下地電極層側に向かって徐々に小さくなるように第2開口部の内壁が傾斜しているレジスト層を下地電極層の表面に形成する工程と、レジスト層をマスクとして用い、その周縁部が庇となるように下地電極層の表面にめっき電極層を形成する工程と、めっき電極層をマスクとして用い、下地電極層をエッチングする工程と、多層半導体構造の積層方向から見て、庇と重なる位置に分割線を設定し、当該分割線に沿って半導体基板の他面側からへき開して多層半導体構造を分割する工程と、を備えたことを特徴としている。
この半導体レーザ素子の製造方法では、下地電極層のエッチングを行う際に、周縁部が庇となるように形成しためっき電極層をマスクとして用いている。したがって、めっき電極層の庇の部分では、下地電極層はエッチングされずにそのまま残ることとなる。その後、多層半導体構造の積層方向から見て庇と重なる位置に設定した分割線に沿ってへき開を行うことにより、多層半導体構造を覆う下地電極層の厚さをへき界面に至るまでほぼ等厚にすることが可能となる。これにより、多層半導体構造に注入される電流量を十分に確保でき、半導体レーザ素子の発光効率の向上が図られる。また、上記の分割線に沿って半導体基板の他面側からへき開を行うことで、めっき電極層までへき界面を伸ばすことなく、多層半導体構造を分割することができる。したがって、容易に多層半導体構造を分割することができる。
また、庇の幅は、10μm以上であることが好ましい。へき開精度を考慮し、庇の幅が10μm以上あれば、多層半導体構造の積層方向から見て庇と重なる位置に設定した分割線に沿って容易にへき開を行うことができる。
また、庇の幅は、20μm以下であることが好ましい。庇の幅が20μmを超えると、めっき電極層の内部応力が多層半導体構造に過剰に作用し、信頼性を低下させる要因となり得る。したがって、庇の幅を上記幅以下とすることで、素子の信頼性が担保される。
また、下地電極層及びめっき電極層は、分割線の方向に突出するパッド電極部を有しており、多層半導体構造は、分割線を挟んで隣接する多層半導体構造との間でパッド電極部の突出方向が互いに反対向きになるように半導体基板上に配列されていることが好ましい。このような配列により、チップの収率を確保できる。
本発明に係る半導体レーザ素子の製造方法によれば、容易に素子部を分離することができ、かつ半導体レーザ素子の発光効率の向上を図ることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る半導体レーザ素子の製造方法の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る半導体レーザ素子の製造方法を用いて製造される半導体レーザ素子の一例を示す図である。図1(a)は、半導体レーザの平面図、図1(b)は、図1(a)におけるA−A切断面図、図1(c)は、図1(a)におけるB−B切断面図である。
図1(a)〜図1(c)に示す半導体レーザ素子1は、量子井戸構造のサブバンド間遷移によって生成した光を出力する素子であり、光通信用の光源や分光分析用の光源として利用されるものである。半導体レーザ素子1は、半導体基板2と、半導体基板2の一面側に形成された多層半導体構造3と、多層半導体構造3の表面に形成された下地電極層4と、下地電極層4の表面に形成されためっき電極層5と、裏面電極層6とを備えている。
半導体基板2は、例えばSnがドープされたn型InP基板である。半導体基板2の不純物濃度は、約3e+18cm−3となっており、半導体基板2の厚みは、約100μmとなっている。
多層半導体構造3は、半導体メサ部10、及び埋め込み層11によって構成されている。半導体メサ部10は、半導体基板2に対して高さ4μm程度の隆起状に形成され、半導体基板2側から順に、バッファ層20、下部光閉じ込め層21、活性層22、上部光閉じ込め層23、クラッド層24、中間層25、及びコンタクト層26が積層されている。
バッファ層20は、例えばSiがドープされたn型InP層である。バッファ層20の不純物濃度は、約8e+17cm−3となっており、バッファ層20の厚みは、約0.5μmとなっている。下部光閉じ込め層21は、例えばアンドープのInGaAsP層である。活性層22は、例えばInGaAsP層である。上部光閉じ込め層23は、例えばアンドープのInGaAsP層である。
クラッド層24は、例えばZnがドープされたp型InP層である。クラッド層24の不純物濃度は、約1e+18cm−3となっており、クラッド層24の厚みは、約2.0μmとなっている。中間層25は、例えばZnがドープされたp型InGaAsP層である。
中間層25の不純物濃度は、約5e+18cm−3となっており、中間層25の厚みは、約0.1μmとなっている。コンタクト層26は、例えばZnがドープされたp型InGaAs層である。コンタクト層26の不純物濃度は、約1e+19cm−3となっており、コンタクト層26の厚みは、約0.2μmとなっている。
埋め込み層11は、例えばFeがドープされたInP層である。埋め込み層11は、半導体メサ部10の両側にそれぞれ形成されており、多層半導体構造3は、埋め込み層11によって半導体メサ部10を埋め込むことでプレーナ型となっている。
多層半導体構造3の表面には、例えばSiOからなる絶縁層30が形成されている。絶縁層30は、例えば厚さ約0.4μm程度に形成され、半導体メサ部10を露出させるストライプ状の開口部30aを有している。開口部30aの幅は、例えば3μm程度である。
下地電極層4は、多層半導体構造3側から順に、Ti層41、Pt層42、及びAu層43が積層されて構成されている。下地電極層4は、幅約3μm程度のストライプ状をなしており、絶縁層30の開口部30aを塞ぐようにして、半導体レーザ素子1における半導体メサ部10の長手方向に対応する両端面1a,1aに至るまでほぼ等厚で延在している。
Ti層41は、開口部30aを塞ぐように、例えば厚さ約500Å程度に形成され、開口部30aに露出する多層半導体構造3の表面に接触するように、開口部30aの内部にも形成されている。Pt層42は、例えば厚さ約500Å程度に形成されている。Au層43は、例えば厚さ約2000Å程度に形成されている。
めっき電極層5は、例えばAuめっきであり、厚さ約10μm程度に形成されている。めっき電極層5は、幅約3μm程度のストライプ状をなしており、めっき電極層5の長手方向の両端部5a,5aは、半導体レーザ素子1の両端面1a,1aよりも数μm程度突出した状態となっている。
めっき電極層5における下地電極層4側の周縁部には、めっき電極層5の断面積が下地電極層4側に向かって徐々に小さくなるように、約45°の傾斜面5bが形成されている。このような構成により、下地電極層4の表面にはめっき電極層5による庇7が形成されており、下地電極層4の表面と、めっき電極層5による庇7との間には、空隙Sが存在している。積層方向から見て、めっき電極層5の長手方向の両端に形成された庇7の幅は、例えば10μm程度となっている。
また、図1(a)に示すように、下地電極層4及びめっき電極層5は、絶縁層30の表面において開口部30aと直交する方向に突出し、パッド電極部8を構成している。このようなパッド電極部8を電流注入部とすることにより、半導体メサ部10への熱の影響を小さくすることができる。
裏面電極層6は、半導体基板2の他面側に形成されている。裏面電極層6は、半導体基板2側から順に、厚さ約200ÅのAuGeNi層、厚さ約200ÅのAu層、厚さ約500ÅのTi層、厚さ約500ÅのPt層、及び厚さ約8000ÅのAu層が積層されて構成されている。
続いて、上述した半導体レーザ素子1の製造方法について、図2〜図7を参照しながら説明する。各図において、(a)は平面図、(b)は(a)におけるA−A切断面図、(c)は(a)におけるB−B切断面図である。なお、説明の便宜上、一の素子に着目して製造工程を説明するが、実際には、ウエハ上に複数の素子がマトリクス状に配列されている(図8参照)。
まず、図2(a)〜図2(c)に示すように、Snがドープされたn型InPからなる半導体基板2を用意する。そして、例えばMOCVD法により、半導体基板2の一面側に、バッファ層20、下部光閉じ込め層21、活性層22、上部光閉じ込め層23、クラッド層24、中間層25、及びコンタクト層26を順次積層する。
次に、コンタクト層26の表面全面に、例えばSiNからなる絶縁層を積層する。フォトリソグラフィーにより、SiNの絶縁層を幅1.5μm程度のストライプ状に形成する。そして、ストライプ状の絶縁層をマスクとして、例えばSiClなどのガスを用いたドライエッチングを行うことにより、高さ4μm程度の半導体メサ部10を形成する。
半導体メサ部10を形成した後、所定のウエットエッチングにより、ドライエッチング時に形成された変性層を除去する。変性層を除去した後、例えばMOCVD法により、半導体メサ部10の両側に埋め込み層11をそれぞれ積層する。その後、ウエットエッチングによってSiNの絶縁層を除去することにより、半導体基板2の一面側に多層半導体構造3が形成される。
次に、多層半導体構造3の表面全面に、例えばSiOからなる絶縁層30を4000Å程度積層する。また、絶縁層30の表面にレジスト層を形成する。そして、このレジスト層をマスクとしたフォトリソグラフィーにより、絶縁層30に幅3μm程度のストライプ状の開口部(第1開口部)30aを形成し、半導体メサ部10を露出させる。半導体メサ部10を露出させた後、図3(a)〜図3(c)に示すように、開口部30aを覆うようにTi層41、Pt層42、及びAu層43を順次蒸着させる。その後、約400℃の温度で約3分間の熱処理を行う。
次に、図4(a)〜図4(c)に示すように、例えばフォトリソグラフィーにより、Au層43の表面全面に厚さ15μm程度のレジスト層51を形成する。そして、約90℃の温度で約1分間の熱処理を行い、i線のコンタクトアライナーを用いて約30秒の露光を行う。露光後、所定のフォトレジスト現像液を用いて現像を行い、さらに、約90℃の温度で約1分間の熱処理を行う。
これにより、レジスト層51において、絶縁層30の開口部30aに対応する位置には、開口面積が下地電極層4側に向かって徐々に小さくなるように内壁52が約45°傾斜している開口部(第2開口部)51aが形成される。また、開口部51aの略中央部には、パッド電極部8に対応する開口部51bも併せて形成される。
レジスト層51を形成した後、図5(a)〜図5(c)に示すように、亜硫酸金ナトリウムが含有されたノンシアン系弱アルカリ性光沢金めっき液中にウエハを浸漬させ、所定の電界をかける。そして、レジスト層51をマスクとして、下地電極層4の表面に厚さ10μm程度のめっき電極層5を形成する。
このとき、レジスト層51の開口部51aの内壁52は、上述の傾斜を有しているため、レジスト層51の内壁52に対応する部分では、めっき電極層5も傾斜して形成される。これにより、めっき電極層5における下地電極層4側の周縁部には、めっき電極層5の断面積が下地電極層4側に向かって徐々に小さくなるように、約45°の傾斜面5bが形成される。
めっき電極層5を形成した後、図6(a)〜図6(c)に示すように、有機溶剤等を用いてレジスト層51を除去すると、下地電極層4の表面には、めっき電極層5による庇7が形成され、下地電極層4の表面とめっき電極層5による庇7との間には、空隙Sが形成される。積層方向から見て、めっき電極層5の長手方向の両端に形成された庇7の幅は、例えば10μm程度となっている。
次に、図7(a)〜図7(c)に示すように、めっき電極層5をマスクとし、Au層43及びPt層42を例えばArガスによってドライエッチングする。また、Ti層41をCFガスでドライエッチングする。この下地電極層4のドライエッチングは、例えば圧力1.0Pa、ガス流量30sccm、RFパワー100Wの条件下で行う。また、Au層43、Pt層42、Ti層41のエッチングレートは、それぞれ例えば150Å/min、100Å/min、100Å/minとする。
次に、半導体基板2を石英基板に貼り付け、半導体基板2の他面側を研磨して100μm程度にまで薄くする。また、半導体基板2の他面側に裏面電極層6を形成し、約350℃の温度で約1分間の熱処理を行う。そして、図8に示すように、積層方向から見て、めっき電極層5の庇7と重なる位置に分割線Dを設定し、例えばスクライバによってウエハ端部における分割線Dの延長線上に、スクライブ傷Eをそれぞれ形成する。
スクライブ傷Eを形成した後、図9に示すように、裏面電極層6が上面側となるように、ウエハをへき開装置60上に載置する。へき開装置60の上面側には、分割線Dに沿って延びる凹部60aが設けられており、凹部60aの底面には、スクライブ傷Eを確認するためのカメラが設置されている。また、へき開装置60の上方には、へき開用ブレード61がセットされている。
そして、カメラによってスクライブ傷Eとへき開用ブレード61との位置を凹部60a上にて合わせた状態で、へき開用ブレード61をウエハに押し付けることにより、分割線Dに沿って半導体基板2の他面側からへき開を行う。この後、分割線Dに直交する方向についても、同様のへき開を行うことにより、多層半導体構造3がチップごとに分割され、図1に示した半導体レーザ素子1が完成する。
以上説明したように、この半導体レーザ素子の製造方法では、下地電極層4のエッチングを行う際に、その周縁部が庇7となるように形成しためっき電極層5をマスクとして用いている。したがって、めっき電極層5の庇7の部分では、下地電極層4はエッチングされずにそのまま残ることとなる。その後、積層方向から見て庇7と重なる位置に設定した分割線Dに沿ってへき開を行うことにより、半導体レーザ素子1における半導体メサ部10の長手方向に対応する両端面1a,1aに至るまで、下地電極層4をほぼ等厚で延在させることが可能となる。
これにより、多層半導体構造3に注入される電流量を十分に確保でき、半導体レーザ素子1の発光効率の向上が図られる。また、上記の分割線Dに沿って半導体基板2の他面側からへき開を行うことで、へき界面が半導体基板2の他面側から下地電極層4の表面まで到達した段階で、多層半導体構造3を分割することができる。このように、めっき電極層5までへき界面を伸ばす必要がないことから、多層半導体構造3を容易に分割することができる。
また、この半導体レーザ素子1の製造方法では、庇7の幅は、10μm以上20μm以下となっている。例えばスクライバによるへき開精度は、±5.0μm程度であるため、庇7の幅が10μm以上あれば、積層方向から見て庇7と重なる位置に設定した分割線Dに沿って容易にへき開を行うことができる。一方、庇7の幅が20μmを超えると、めっき電極層5の内部応力が多層半導体構造3に過剰に作用し、半導体レーザ素子1の信頼性を低下させる要因となり得る。したがって、庇7の幅を20μm以下とすることで、半導体レーザ素子1の信頼性が担保される。
さらに、この半導体レーザ素子の製造方法では、下地電極層4及びめっき電極層5は、分割線Dの方向に突出するパッド電極部8を有しており、多層半導体構造3は、分割線Dを挟んで隣接する多層半導体構造3との間でパッド電極部8の突出方向が互いに反対向きになるように半導体基板2上に配列されている(図8参照)。このような配列により、チップの収率を確保できる。
本発明の一実施形態に係る半導体レーザ素子の製造方法を用いて製造される半導体レーザ素子の一例を示す図である 図1に示した半導体レーザ素子の製造工程を示す図である。 図2の後続の工程を示す図である。 図3の後続の工程を示す図である。 図4の後続の工程を示す図である。 図5の後続の工程を示す図である。 図6の後続の工程を示す図である。 図7の後続の工程を示す図である。 図8の後続の工程を示す図である。
符号の説明
1…半導体レーザ素子、2…半導体基板、3…多層半導体構造、4…下地電極層、5…めっき電極層、7…庇、8…電極パッド部、11…半導体メサ部、30…絶縁層(誘電体層)、30a…開口部(第1開口部)、51…レジスト層、51a…開口部(第2開口部)、52…内壁、D…分割線。

Claims (4)

  1. 半導体基板の一面側に、半導体メサ部を含む多層半導体構造を形成する工程と、
    前記多層半導体構造の表面に、前記半導体メサ部を露出させるストライプ状の第1開口部を有する誘電体層を形成する工程と、
    前記誘電体層の表面、及び前記第1開口部の内部に下地電極層を形成する工程と、
    前記第1開口部に対応する第2開口部を有し、当該第2開口部の開口面積が前記下地電極層側に向かって徐々に小さくなるように前記第2開口部の内壁が傾斜しているレジスト層を前記下地電極層の表面に形成する工程と、
    前記レジスト層をマスクとして用い、その周縁部が庇となるように前記下地電極層の表面にめっき電極層を形成する工程と、
    前記めっき電極層をマスクとして用い、前記下地電極層をエッチングする工程と、
    前記多層半導体構造の積層方向から見て、前記庇と重なる位置に分割線を設定し、当該分割線に沿って前記半導体基板の他面側からへき開して前記多層半導体構造を分割する工程と、を備えたことを特徴とする半導体レーザ素子の製造方法。
  2. 前記庇の幅は、10μm以上であることを特徴とする請求項1記載の半導体レーザ素子の製造方法。
  3. 前記庇の幅は、20μm以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体レーザ素子の製造方法。
  4. 前記下地電極層及び前記めっき電極層は、前記分割線の方向に突出するパッド電極部を有しており、前記多層半導体構造は、前記分割線を挟んで隣接する多層半導体構造との間で前記パッド電極部の突出方向が互いに反対向きになるように前記半導体基板上に配列されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の半導体レーザ素子の製造方法。
JP2007123680A 2007-05-08 2007-05-08 半導体レーザ素子の製造方法 Expired - Fee Related JP4910870B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007123680A JP4910870B2 (ja) 2007-05-08 2007-05-08 半導体レーザ素子の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007123680A JP4910870B2 (ja) 2007-05-08 2007-05-08 半導体レーザ素子の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008282868A JP2008282868A (ja) 2008-11-20
JP4910870B2 true JP4910870B2 (ja) 2012-04-04

Family

ID=40143461

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007123680A Expired - Fee Related JP4910870B2 (ja) 2007-05-08 2007-05-08 半導体レーザ素子の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4910870B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012054474A (ja) * 2010-09-02 2012-03-15 Opnext Japan Inc 半導体レーザ装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05152679A (ja) * 1991-11-29 1993-06-18 Nec Corp 半導体レーザ
JP2003332676A (ja) * 2002-05-08 2003-11-21 Mitsubishi Electric Corp 半導体光装置
JP2005260020A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Sanyo Electric Co Ltd 半導体素子およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008282868A (ja) 2008-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101100425B1 (ko) 반도체 레이저 다이오드 및 그 제조방법
US20080197377A1 (en) Photonic semiconductor device and manufacturing method
JP4785276B2 (ja) 半導体光機能素子の製造方法
US20120261707A1 (en) Semiconductor light emitting device and method for manufacturing same
US7947520B2 (en) Semiconductor laser and method of making the same
JP7241572B2 (ja) 半導体光素子、光モジュール、及び半導体光素子の製造方法
JP2006059881A (ja) 半導体レーザ素子及びその製造方法
JP4480948B2 (ja) 半導体レーザ素子及びその製造方法
JP4514868B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP4910870B2 (ja) 半導体レーザ素子の製造方法
JP2001298211A (ja) 半導体受光素子及びその製造方法
JP2021009999A (ja) 面発光レーザおよびその製造方法
CN113906640B (zh) 半导体光集成元件及半导体光集成元件的制造方法
JP3754995B2 (ja) 半導体光素子
JP4782463B2 (ja) 半導体レーザの製造方法
JP5118875B2 (ja) 半導体発光素子および半導体発光素子製造方法
JP5043495B2 (ja) 半導体発光素子
JP4529890B2 (ja) 半導体光素子の製造方法
JP3911003B2 (ja) 半導体装置
JP4489691B2 (ja) 半導体光素子の製造方法
JP2013044794A (ja) 光半導体素子の製造方法
US20240186763A1 (en) Method of manufacturing semiconductor optical device
JP2009135331A (ja) 半導体光集積素子の製造方法
JP5724284B2 (ja) 半導体光素子を作製する方法
US20130122623A1 (en) Method of manufacturing optical semiconductor device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100408

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111220

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150127

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees