JP4909941B2 - 仮名入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンピュータ、ワードプロセッサ、携帯電話、電子辞書、家電機器等の電子機器に使用される仮名入力装置に関する。
従来、JIS規格の仮名入力装置のキー配列がほとんどのコンピュータ、ワードプロセッサで採用されているが、その配列が覚えにくく、所謂「かな入力」をする場合、初心者、高齢者には使い勝手が悪いという問題がある。また、アルファベットを使って仮名を入力する、所謂「ローマ字入力」をする場合も、その配列が覚えにくく、且つ打鍵数が多くなるという問題がある。
かかる問題を解決するためのものとして、特許文献1では50音入力装置用キーボード
が提案されている。この50音入力装置用キーボードでは、文字盤内のキー文字が仮名を五十音順に文字盤の中央から左右へ内側から外側に向けて展開すると共に、右手領域一段から順次右手領域四段へ、さらに左手領域一段から順次左手領域四段へと配置されている。より具体的には、図16に示すように、右手領域一段目の2列目から外側に向けて「あ,い,う,え,お」と配列し、右手領域二段目の2列目から外側に向けて「か,き,く,け,こ」と配列し、右手領域三段面の2列目から外側に向けて「さ,し,す,せ,そ」と配列し、右手領域四段目の2列目から外側に向けて「た,ち,つ,て,と」と配列し、さらに、左手領域一段目の1列目から外側に向けて「な,に,ぬ,ね,の」と配列し、左手領域二段目の1列目から外側に向けて「は,ひ,ふ,へ,ほ」と配列し、左手領域三段目の1列目から外側に向けて、この場合に限って、キーの平仮名上段位置に「ま,み,む,め,も」と配列し、キーの平仮名下段位置に「や,ゆ,よ,わ,を」と配列し、左手領域四段目の1列目から外側に向けて「ら,り,る,れ,ろ」と配列している。
また、高使用頻度の単語シラブルを形成する2文字仮名または3文字仮名を、それらの最初の仮名文字のキーおよびその近傍位置のキーの仮名モード上段位置に配置している。具体的には、右手領域一段目の1列目上段に「きゃ」、7列目上段に「じゃ」、7列目下段に「じゅ」と配列し、右手領域二段目の1列目上段に「きゅ」、2列目上段に「きょ」、3列目上段に「きょう」、4列目上段に「ぎょう」、5列目上段に「きゅう」、6列目上段に「ぎゅう」、7列目下段に「じょ」と配列し、右手領域三段目の1列目上段に「しゃ」、2列目上段に「しゅ」、3列目上段に「しょう」、4列目上段に「じょう」、5列目上段に「しゅう」、6列目上段に「じゅう」、7列目下段に「ちょう」と配列し、右手領域四段目の1列目上段に「しょ」、2列目上段に「ちゃ」、6列目上段に「ちゅう」と配列し、さらに、左手領域一段目の2列目上段に「にゅう」、4列目上段に「にょう」、5列目上段に「のう」と配列し、左手領域二段目の2列目上段に「ひょう」、5列目上段に「ほう」と配列し、左手領域四段目の4列目上段に「りょう」、5列目上段に「りょく」と配列している。
以上のような配列にすることにより、覚えやすい配列とし、少ないキータッチによってタイプ速度の向上を図るようにしている。
特許第3099210号公報(特許請求の範囲)
しかしながら、特許文献1に開示する配列では、覚えやすさ、使いやすさ、タイプ数の合理化・低減化という点では不十分であり、改善するべき点がある。特に五十音の配列に関して、人間工学的に適しているとはいえず、また、拗音に関しては、限られた単語シラブルしか対応することができないという問題がある。
本発明はかかる問題に鑑みなされたもので、覚えやすく、使いやすく、さらにはタイプ数を一層、合理化・低減化させてタイプ速度を高速化することができる仮名入力装置を提供することをその目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、電子機器に使用され、複数のキーからなり、該キーを選択することにより、該キーに割り当てられた文字に対応する信号を出力可能となり、該信号に対応する文字が電子機器に表示可能となった入力装置において、
そのキー配列は、右側領域、中央領域及び左側領域を有し、各領域は入力する使用者側から見て手前から遠方に向かって複数の段で構成されており、
右側領域の手前一段目のキーに、中央側から右側に向かって「あ,い,う,え,お」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
右側領域の手前二段目のキーに、中央側から右側に向かって「か,き,く,け,こ」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
右側領域の手前三段目のキーに、中央側から右側に向かって「さ,し,す,せ,そ」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
右側領域の手前四段目のキーに、中央側から右側に向かって「た,ち,つ,て,と」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
左側領域の手前一段目のキーに、中央側から左側に向かって「な,に,ぬ,ね,の」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
左側領域の手前二段目のキーに、中央側から左側に向かって「は,ひ,ふ,へ,ほ」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
左側領域の手前三段目のキーに、中央側から左側に向かって「ま,み,む,め,も」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
左側領域の手前四段目のキーに、中央側から左側に向かって「ら,り,る,れ,ろ」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
中央領域のキーに、「や,ゆ,よ,わ,を,ん」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
前記左側領域と前記中央領域の境界線は、手前から遠方に向かうに従って左側へと傾斜し、前記右側領域と前記中央領域の境界線は、手前から遠方に向かうに従って右側へと傾斜し、
さらに、濁音キーが設けられており、濁音キーを選択したときに、
「か」行の各仮名に割り当てられたキーに、「が,ぎ,ぐ,げ,ご」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
「さ」行の各仮名に割り当てられたキーに、「ざ,じ,ず,ぜ,ぞ」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
「た」行の各仮名に割り当てられたキーに、「だ,ぢ,づ,で,ど」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
「は」行の各仮名に割り当てられたキーに、「ば,び,ぶ,べ,ぼ」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
「は」行の各仮名に割り当てられたキーに隣接するキーに、「ぱ,ぴ,ぷ,ぺ,ぽ」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
前記右側領域と前記中央領域との境界付近に位置するいずれかのキー、及び前記左側領域と前記中央領域との境界付近に位置するいずれかのキーに、接触することで識別可能な識別手段が設けられ、
さらに1つ以上のファンクションキーを有し、
該ファンクションキーのいずれかが選択されたときに、
「か」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「きゅう」,「きょう」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
「さ」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「しゅう」,「しょう」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
「た」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「ちゅう」,「ちょう」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
「な」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「にゅう」,「にょう」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
「は」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「ひゅう」,「ひょう」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
「ま」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「みゅう」,「みょう」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
「ら」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「りゅう」,「りょう」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
該ファンクションキーのいずれかが選択されたときに、
「か」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「きゃく」、「きょく」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
「さ」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「しゃく」,「しょく」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
「た」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「ちゃく」,「ちょく」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
「な」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「にゃく」,「にょく」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
「は」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「ひゃく」,「ひょく」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
「ま」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「みゃく」,「みょく」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
「ら」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「りゃく」,「りょく」の仮名がそれぞれ割り当てられる、
ことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記ファンクションキーのいずれかが選択されたときに、
「か」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「きゃ」,「きゅ」,「きょ」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
「さ」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「しゃ」,「しゅ」,「しょ」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
「た」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「ちゃ」,「ちゅ」,「ちょ」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
「な」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「にゃ」,「にゅ」,「にょ」の仮名がそれぞれ割り当てられ
「は」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「ひゃ」,「ひゅ」,「ひょ」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
「ま」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「みゃ」,「みゅ」,「みょ」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
「ら」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「りゃ」,「りゅ」,「りょ」の仮名がそれぞれ割り当てられる、ことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のものにおいて、前記ファンクションキーのいずれかが選択されたときに、「あ」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに「しゃん」,「しゅく」,「しゅつ」,「しゅん」,「しょん」のいずれかの仮名が割り当てられる、ことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のものにおいて、濁音キーとファンクションキーとが同時に選択されたときに、各キーにファンクションキーが選択されたときに割り当てられていた第1番目の仮名が濁音となる仮名である場合に、そのキーに第1番目の仮名が濁音に置き換えられた仮名が割り当てられる、ことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載のものにおいて、濁音キーとファンクションキーとが同時に選択されたときに、「は」行の各仮名に基本的に割り当てられたキーに隣接するキーに「ぴゅう,ぴょう,ぴゃ,ぴゅ,ぴょ」の仮名がそれぞれ割り当てられる、ことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項4記載のものにおいて、濁音キーとファンクションキーとが同時に選択されたときに、「は」行の各仮名に基本的に割り当てられたキーに隣接するキーのいずれかに「ぴゃく」,「ぴょく」の仮名がそれぞれ割り当てられる、ことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1ないし6のいずれか1項に記載のものにおいて、前記ファンクションキーの中の第1ファンクションキーが選択されたときに、各キーは、基本的に割り当てられた仮名○に対して「○ん」の仮名が割り当てられ、
前記ファンクションキーの中の第2ファンクションキーが選択されたときに、各キーは、基本的に割り当てられた仮名○に対して「○い」の仮名が割り当てられ、
前記ファンクションキーの中の第3ファンクションキーが選択されたときに、各キーは、基本的に割り当てられた仮名○に対して「○う」の仮名が割り当てられ、
前記ファンクションキーの中の第4ファンクションキーが選択されたときに、各キーは、基本的に割り当てられた仮名○に対して「○き」の仮名が割り当てられ、
前記ファンクションキーの中の第5ファンクションキーが選択されたときに、各キーは、基本的に割り当てられた仮名○に対して「○く」の仮名が割り当てられ、
前記ファンクションキーの中の第6ファンクションキーが選択されたときに、各キーは、基本的に割り当てられた仮名○に対して「○つ」の仮名が割り当てられる、ことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項7記載のものにおいて、濁音キーが選択されたときに、前記「○X」(X:ん,い,う,き,く,つのいずれかとする)に割り当てられていた各キーは、仮名○が濁音となる仮名である場合に、「○゛X」の仮名が割り当てられ、「は」行の各仮名に基本的に割り当てられたキーに隣接するキーに、「ぱX,ぴX,ぷX,ぺX,ぽX」の仮名がそれぞれ割り当てられる、ことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項8記載のものにおいて、さらに、第2濁音キー及び半濁音キーが設けられており、前記「○゛X」のキーが選択された後、第2濁音キーが選択されたときに、電子機器に「○゛X゛」が表示され、前記「○゛X」のキーが選択された後、半濁音キーが選択されたときに、電子機器に「○゛X゜」が表示される、ことを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項1ないし9のいずれか1項に記載のものにおいて、前記ファンクションキーのいずれかが選択されたときに、
「あ」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「ウィ,ウェ,ウォ」の片仮名がそれぞれ割り当てられ、
「か」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「クァ,クィ,クェ,クォ」の片仮名がそれぞれ割り当てられ、
「さ」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「スィ,ティ,トォ」の片仮名がそれぞれ割り当てられ、
「た」行の各仮名に割り当てられたキーに、「ツァ,ツィ,テュ,ツェ,ツォ」の片仮名がそれぞれ割り当てられ、
「は」行の各仮名に割り当てられたキーに、「ファ,フィ,フュ,フェ,フォ」の片仮名がそれぞれ割り当てられる、ことを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項10記載のものにおいて、濁音キーとファンクションキーとが選択されたときに、各キーにファンクションキーが選択されたときに割り当てられていた第1番目の仮名が濁音となる仮名である場合に、そのキーに第1番目の仮名が濁音に置き換えられた仮名が割り当てられ、「あ」が割り当てられたキーに「ヴァ」の片仮名が割り当てられることを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項1ないし11のいずれか1項に記載のものにおいて、
前記ファンクションキーが選択されたときに、各キーには使用者によって登録された所望の情報が割り当てられることを特徴とする。
右利きの人が多いことを考慮して人間工学的に考えると、手前段及び右側の方に使用頻度の高い文字を配列した方が適切である。使用頻度は、母音である「あ」行が高く、また、「あ」行から「ら」行の中では前半の文字の方が高い傾向にあるので、この使用頻度の傾向に合致したキー配列となっており、覚えやすく、使いやすいものとすることができる。
右側領域と左側領域の離間距離は、手前から遠方に向かって広がるように、即ち、右側領域と中央領域の境界線と、中央領域と左側領域の境界線が「逆ハ字」構造となるように設定されおり、手のつけ根を中心として回転移動させたときの移動軌跡と一致させることができるので、より使いやすいものとすることができる。
また、濁音・半濁音の仮名の入力を簡単に行うことができる。
右側領域と中央領域との境界及び左側領域と中央領域との境界を識別手段で識別することができるので、入力装置を見ずに入力をすることができるようになる。
また、入力に手間がかかり、間違いやすい一方で頻度の高い仮名列「しょう」、「しゅう」、「ちょう」、「きゅう」、「きょう」等を一つのキーに割り当てることで、キー選択数を低減し、入力の容易化・高速化を図ることができる。基本的に割り当てられた仮名との関係に規則性があるので覚えやすく、使いやすいものとすることができる
同様に、入力に手間がかかり、間違いやすい一方で頻度の高い仮名列「きゃく」、「きょく」、「しゃく」、「しょく」等を一つのキーに割り当てることで、キー選択数を低減し、入力の容易化・高速化を図ることができる。基本的に割り当てられた仮名との関係に規則性があるので覚えやすく、使いやすいものとすることができる。
請求項3記載の発明によれば、入力に手間がかかり、間違いやすい一方で頻度の高い仮名列「しゃん」,「しゅく」,「しゅつ」,「しゅん」,「しょん」を一つのキーに割り当てることで、キー選択数を低減し、入力の容易化・高速化を図ることができる。
請求項4ないし6記載の発明によれば、濁音・半濁音の仮名の入力を簡単に行うことができる。
請求項7記載の発明によれば、日本語の音読みの語尾は、「ん,い,う,き,く,つ」となることが大半であるので、それらが語尾となった組み合わせの仮名が一つのキーに割り当てられることで、キー選択数を合理化・低減化し、入力の容易化・高速化を図ることができる。その組み合わせに割り当てられたキーの語頭の仮名は、そのキーに基本的に割り当てられた仮名と同じであり規則性があるので、覚えやすく、使いやすいものとすることができる。
請求項8及び9記載の発明によれば、濁音・半濁音の仮名の入力を簡単に行うことができる。
請求項10記載の発明によれば、ファンクションキーを選択することにより、使用頻度の高く入力し難い片仮名列を一つのキーに割り当てることができる。
請求項11記載の発明によれば、濁音キーとファンクションキーとを選択することにより、濁音のついた片仮名列を一つのキーに割り当てることができる。
請求項12記載の発明によれば、各キーに使用者が所望の情報を割り当てることができるため、簡単に情報を管理することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
1.第1の実施の形態
図15は、本発明の第1の実施形態による仮名入力装置1を含む電子機器2のブロック図である。電子機器2としては、コンピュータ、ワードプロセッサ、携帯電話、電子辞書、家電機器等の任意の機器とすることができ、仮名入力装置1は、複数の打鍵可能なキーが配列されたキーボードやまたは複数の接触可能なキーが配列されたタッチパネルからなる入力手段4を備えている。以下、キーの打鍵または接触を「選択」と称し、一回または継続的な打鍵または接触のどちらでもよいものとする。
仮名入力装置1は入力キー処理手段5を備えており、該入力キー処理手段5は、前記キーが選択されることにより、そのキーに割り当てられた文字に対応する信号を電子機器2に備えられる日本語入力システム6に出力する。仮名入力装置1からは、仮名及び英数記号の文字に対応する信号が出力される。日本語入力システム6に入力された信号に対応する文字は、表示手段9に表示されると共に、図示しない「変換」キーの入力によって、仮名漢字変換手段7が漢字候補データベース8からの候補漢字に変換して、表示手段9にその候補漢字を表示する。日本語入力システム6は汎用のシステムとすることができる。
この本発明の仮名入力装置1の入力手段4のキーは、図1に示すように、大別して、文字が割り当てられる文字割り当てキー10と、それ以外の機能を持つファンクションキー12とに分類することができる。図示の例は、現行主流となっているQWERTYキーボードを基本としているが、これに限るものではない。
文字割り当てキー10は、大別して、右側領域10Rと、中央領域10Cと、左側領域10Lとに分けることができ、各領域はそれぞれ手前から遠方に向かって複数段(10R−1、10R−2、・・・10C−1、10C−2、・・・、10L−1、10L−2、・・・)からなっている。さらに、中央領域10Cと左側領域10Lとの間の境界線は、手前から遠方に向かって中央側から左側へと広がり、また、右側領域10Rと中央領域10Cとの間の境界線は、手前から遠方に向かってジグザグとなってはいるが全体としては手前から遠方に向かって中央側から右側へと広がっており、結果として、右側領域10Rと左側領域10Lの離間距離は、手前から遠ざかるに従って広がるように、即ち、2つの境界線は「逆ハ字」構造となるように設定されている。
右側領域10Rと中央領域10Cとの境界に位置するキーと、左側領域10Lと中央領域10Cとの境界に位置するキーには、突起のような接触することで識別可能な識別手段13が設けられるとよく、これによって、直接目視しなくても、境界を認識することができてブラインドタッチを行うことができる。
そして、ファンクションキー12を選択することにより、文字割り当てキー10に割り当てられるキーが変更される複数の面からなる多層構造となっており、且つ、複数の面間において、右側領域10R、中央領域10C、左側領域10Lの配列に関連を持たせることによって、多層構造においても、同じ規則性に基づいて入力を行うことができて、覚えやすく、使いやすいものとすることができる。以下、各面について順次説明する。
(1)基本面(仮名第1面)
図2は、基本面の文字割り当てキーの配列を表している。この基本面は、初期値とすることが望ましい。
文字割り当てキー10に割り当てられる文字である仮名としては、右側領域の手前一段目10R−1のキーに、中央側から右側に向かって、「あ」行の「あ,い,う,え,お」が割り当てられ、右側領域の手前二段目10R−2のキーに、中央側から右側に向かって、「か」行の「か,き,く,け,こ」が割り当てられ、右側領域の手前三段目10R−3のキーに、中央側から右側に向かって、「さ」行の「さ,し,す,せ,そ」が割り当てられ、右側領域の手前四段目10R−4のキーに、中央側から右側に向かって、「た」行の「た,ち,つ,て,と」が割り当てられ、左側領域の手前一段目10L−1のキーに、中央側から左側に向かって、「な」行の「な,に,ぬ,ね,の」が割り当てられ、左側領域の手前二段目10L−2のキーに、中央側から左側に向かって、「は」行の「は,ひ,ふ,へ,ほ」が割り当てられ、左側領域の手前三段目10L−3のキーに、中央側から左側に向かって、「ま」行の「ま,み,む,め,も」が割り当てられ、左側領域の手前四段目10L−4のキーに、中央側から左側に向かって、「ら」行の「ら,り,る,れ,ろ」が割り当てられ、中央領域10Cのキーに、「や,ゆ,よ,わ,を,ん」が割り当てられる。
中央領域10Cについては、詳細には、中央領域の手前四段目10C−4に右側から左側に向かって、「や」行の「や,ゆ,よ」が割り当てられ、中央領域の手前三段目10C−3に左側から右側に向かって、「わ」行の「わ,を」が割り当てられ、中央領域の手前二段目10C−2に句読点「、,。」が割り当てられ、中央領域の手前一段目10C−1に「ん」が割り当てられる。
以上の割り当ての基本的な考え方は、右利きの人が多いことを考慮して人間工学的に考えると、手前段及び右側の方に使用頻度の高い文字を配列した方が良く、且つ最も頻度の高い文字は、母音の「あ」行であり、「あ」行から「ら」行の中では前半の文字の方が頻度が高いということに基づく。また、前述のように右側領域10Rと左側領域10Lとが「逆ハ字」構造となっているために、手のつけ根を中心として回転移動させたときの移動軌跡と一致させることができて、より使用勝手が良いものとなる。
そして、「あ」から「ん」までの46字は、この基本面で一様に展開されるために、覚えやすいものとなっている。
また、濁音、半濁音についてはファンクションキー12の一つであるPF11、PF12にそれぞれ割り当てられている。各仮名を入力後、PF11,PF12を押すことによって、濁音、半濁音が追加される。
(2)基本+シフト面(仮名第2面)
(1)の基本面に対してファンクションキー12の一つであるシフトキー12Aを選択すると、図3に示す文字割り当てキーの配列となる。
この面における文字割り当てキー10に割り当てられる文字である仮名としては、右側領域の手前一段目10R−1の基本面で「あ」行が割り当てられていたキーに、中央側から右側に向かって「ぁ,ぃ,ぅ,ぇ,ぉ」が割り当てられ、右側領域の手前二段目10R−2の基本面で「か」行が割り当てられていたキーに、中央側から右側に向かって「きゅう,きょう,きゃ,きゅ,きょ」が割り当てられ、右側領域の手前三段目10R−3の基
本面で「さ」行が割り当てられていたキーに、中央側から右側に向かって「しゅう,しょう,しゃ,しゅ,しょ」が割り当てられ、右側領域の手前四段目10R−4の基本面で「た」行が割り当てられていたキーに、中央側から右側に向かって「ちゅう,ちょう,ちゃ,ちゅ,ちょ」が割り当てられ、左側領域の手前一段目10L−1の基本面で「な」行が割り当てられていたキーに、中央側から左側に向かって「にゅう,にょう,にゃ,にゅ,にょ」が割り当てられ、左側領域の手前二段目10L−2の基本面で「は」行が割り当てられていたキーに、中央側から左側に向かって「ひゅう,ひょう,ひゃ,ひゅ,ひょ」が割り当てられ、左側領域の手前三段目10L−3の基本面で「ま」行が割り当てられていたキーに、中央側から左側に向かって「みゅう,みょう,みゃ,みゅ,みょ」が割り当てられ、左側領域の手前四段目10L−4の基本面で「ら」行が割り当てられていたキーに、中央側から左側に向かって「りゅう,りょう,りゃ,りゅ,りょ」が割り当てられ、中央領域10Cのキーに、「ゃ,ゅ,ょ,っ」が割り当てられる。
さらに中央領域10Cについては、詳細には、中央領域の手前四段目10C−4に右側から左側に向かって「ゃ,ゅ,ょ」が割り当てられ、中央領域の手前三段目10C−3に左側から右側に向かって長音と中点である「ー,・」が割り当てられる。
従来のJIS規格のキーボードでは、シフトの位置に「ぁ,ぃ,ぅ,ぇ,ぉ,ゃ,ゅ,ょ,っ」と、句読点、「」、記号が割り当てられているだけであるが、この実施形態では、「ぁ,ぃ,ぅ,ぇ,ぉ,ゃ,ゅ,ょ,っ」の他に、最も入力に手間がかかり、間違いやすい一方で頻度の高い仮名列「しょう」、「しゅう」、「ちょう」、「きゅう」、「きょう」等を割り当てている。
例えば、基本面の「さしすせそ」をシフトすると「しゅう,しょう,しゃ,しゅ,しょ」になる。「あいうえお」と「やゆよ」以外の各行は、同様の変換「○ゅう,○ょう,○ゃ,○ゅ,○ょ」が成り立つ仮名がそれぞれ「い」段に存在するので、同様の規則に従い、対応する行に「○ゅう,○ょう,○ゃ,○ゅ,○ょ」を割り当てる。
促音「っ」は、「つ」のシフトが「ちゃ」に割り当てられてしまうので、「ん」のシフトとする。また、長音「ー」と中点「・」はそれぞれ「わ」と「を」のシフトとする。
この仮名第2面の仮名列を用いる単語の例としては、「社長(しゃちょう)」、「吸収(きゅうしゅう)」、「九州(きゅうしゅう)」等多数ある。「きゃ」、「きゅ」及び左側領域に割り当てられる「○ゅう」、「○ゃ」、「○ゅ」、「○ょ」は、比較的使用頻度が低いが、擬音などの用途がある。
(3)「○ょく」面(仮名第3面)
(1)の基本面に対してファンクションキー12の一つである「かな3」キー12Bを選択すると、図4に示す文字割り当てキーの配列となる。
この面における文字割り当てキー10に割り当てられる文字である仮名としては、右側領域の手前一段目10R−1の基本面で「あ」行の割り当てられていたキーに、中央側から右側に向かって「しゃん,しゅく,しゅつ,しゅん,しょん」が割り当てられ、右側領域の手前二段目10R−2の基本面で「か」行の割り当てられていたキーに、中央側から4番目から右側に向かって「きゃく,きょく」が割り当てられ、右側領域の手前三段目10R−3の基本面で「さ」行の割り当てられていたキーに、中央側から4番目から右側に向かって「しゃく,しょく」が割り当てられ、右側領域の手前四段目10R−4の基本面で「た」行の割り当てられていたキーに、中央側から4番目から右側に向かって「ちゃく,ちょく」が割り当てられ、左側領域の手前一段目10L−1の基本面で「な」行の割り当てられていたキーに、中央側から4番目から左側に向かって「にゃく,にょく」が割り当てられ、左側領域の手前二段目10L−2の基本面で「は」行の割り当てられていたキーに、中央側から4番目から左側に向かって「ひゃく,ひょく」が割り当てられ、左側領域の手前三段目10L−3の基本面で「ま」行の割り当てられていたキーに、中央側から4番目から左側に向かって「みゃく,みょく」が割り当てられ、左側領域の手前四段目10L−4の基本面で「ら」行の割り当てられていたキーに、中央側から4番目から左側に向かって「りゃく,りょく」が割り当てられている。
仮名第2面で割り当てた「○ょう」については、変形として「○ゃく」、「○ょく」が存在するので、仮名第3面に「○ょう」よりも外側の対応する段の中央側から3番目から「○ゃく」、「○ょく」を割り当てる。これによって、仮名第2面に割り当てられた仮名列と仮名第3面で割り当てられた仮名列とを混乱して打ち間違えるおそれを低減させることができる。
さらに、「し」に関しては、使用頻度の高い、「しゅく」、「しゅつ」、「しゅん」、の仮名列が存在する。例えば、「祝、宿、出、術、瞬、旬、純」などの漢字を入力するのに使われる。そこで、これらは、基本面の「い、う、え」に対応させるとよい。また、「しゃん」としては「マージャン」、「しゃんしゃん」といった使われ方があるので、基本面の「あ」に対応させ、「しょん」としては「マンション」、「ジョン」といった外来語によく使われるので、基本面の「お」に対応させる。真ん中の「や、ゆ、よ」に対応させて「あ」行の仮名を順番に割り当てることで規則性を持たせて覚えやすいものとすることができる。
(4)「ん」面
(1)の基本面に対してファンクションキー12の一つである「ん面」キー12Cを選択すると、図5に示す文字割り当てキーの配列となる。
文字割り当てキー10に割り当てられる文字である仮名としては、基本面にて割り当てられた仮名「○」に対して、「○ん」を同じキーに割り当てる。
この「○ん」は使用頻度が高く、「千、万、円、件、点、巻、本」等の数詞、単位があり、この「ん」面の中で対応する漢字がないのは「ぬん」、「るん」のみである。さらには「○ん○ん」の仮名列の例としては、「簡単(かんたん)」、「新鮮(しんせん)」、「感染(かんせん)」、「幹線(かんせん)」、「安心(あんしん)」等がある。これらの単語はこの「ん」面の2つのキーの選択で入力が完了するので、入力の合理化、低減化及び高速化を図ることができる。
(5)「い」面
(1)の基本面に対してファンクションキー12の一つである「い面」キー12Dを選択すると、図6に示す文字割り当てキーの配列となる。
文字割り当てキー10に割り当てられる文字である仮名としては、基本面にて割り当てられた仮名「○」に対して、「○い」を同じキーに割り当てる。
「○い○い」の仮名列の例としては、「経営(けいえい)」、「明細(めいさい)」、「訂正(ていせい)」、「平成(へいせい)」、「形成(けいせい)」等がある。これらの単語はこの「い」面の2つのキーの選択で入力が完了するので、入力の合理化、低減化及び高速化を図ることができる。
(6)「う」面
(1)の基本面に対してファンクションキー12の一つである「う面」キー12Eを選択すると、図7に示す文字割り当てキーの配列となる。
文字割り当てキー10に割り当てられる文字である仮名としては、基本面にて割り当てられた仮名「○」に対して、「○う」を同じキーに割り当てる。但し、例外的に基本的に割り当てられた仮名「れ」に対しては、使用頻度の観点から「ぜろ」とする。このような例外は適宜設定可能である。
「○う○う」の仮名列の例としては、「高校(こうこう)」、「走行(そうこう)」、「通行(つうこう)」、「空港(くうこう)」、「有用(ゆうよう)」等がある。これらの単語はこの「う」面の2つのキーの選択で入力が完了するので、入力の合理化、低減化及び高速化を図ることができる。
(7)「き」面
(1)の基本面に対してファンクションキー12の一つである「き面」キー12Fを選択すると、図8に示す文字割り当てキーの配列となる。但し、例外的に基本的に割り当てられた仮名「け」に対しては、使用頻度の観点から「げき」とする。このような例外は適宜設定可能である。
文字割り当てキー10に割り当てられる文字である仮名としては、基本面にて割り当てられた仮名「○」に対して、「○き」を同じキーに割り当てる。
(8)「く」面
(1)の基本面に対してファンクションキー12の一つである「く面」キー12Gを選択すると、図9に示す文字割り当てキーの配列となる。
文字割り当てキー10に割り当てられる文字である仮名としては、基本面にて割り当てられた仮名「○」に対して、「○く」を同じキーに割り当てる。
この「○く」の場合、次の仮名列との組み合わせによっては、「く」が促音「っ」になる場合がある。例えば、「国会」、「黒海」、「各国」、「陸橋」、「即興」、「即刻」、「白骨」、「約款」、「速乾」、「活発」等多数がある。よって、「○く□×」の入力に対して、日本語入力システム6の仮名漢字変換手段7は、「○く□×」と「○っ□×」の2通りの漢字候補を求めるようにするとよい。
「○く○く」の仮名列の例としては、「目測(もくそく)」、「確約(かくやく)」、「憶測(おくそく)」、「督促(とくそく)」、「北陸(ほくりく)」等がある。これらの単語はこの「く」面の2つのキーの選択で入力が完了するので、入力の合理化、低減化及び高速化を図ることができる。
(9)「つ」面
(1)の基本面に対してファンクションキー12の一つである「つ面」キー12Hを選択すると、図10に示す文字割り当てキーの配列となる。
文字割り当てキー10に割り当てられる文字である仮名としては、基本面にて割り当てられた仮名「○」に対して、「○つ」を同じキーに割り当てる。但し、例外的に基本的に割り当てられた仮名「ほ」に対しては、使用頻度の観点から「ぼつ」とする。このような例外は適宜設定可能である。
「く」面と同様に、「○つ」の場合、次の仮名列との組み合わせによっては、「つ」が促音「っ」になる場合がある。例えば、「結婚(けっこん)」、「突風(とっぷう)」、「達成(たっせい)」、「徹底(てってい)」、「発表(はっぴょう)」、「鉄橋(てっきょう)」、「立教(りっきょう)」、「列強(れっきょう)」、「圧巻(あっかん)」、「鉄管(てっかん)」、「結晶(けっしょう)」等多数がある。よって、「○つ□×」の入力に対して、日本語入力システム6の仮名漢字変換手段7は、「○つ□×」と「○っ□×」の2通りの漢字候補を求めるようにするとよい。
以上の(4)〜(9)で挙げた「○ん」、「○い」、「○う」、「○き」、「○く」、「○つ」で日本語の音読みは大半がカバーできる。例えば、これらの組み合わせの単語の例として、「○ん○う」、「○う○ん」の仮名列の単語例としては、「進行(しんこう)」、「銀行(ぎんこう)」、「健康(けんこう)」、「後半(こうはん)」、「鋼板(ごうはん)」、「通販(つうはん)」等、多数あり、「○い○う」、「○う○い」の仮名列の単語例としては、「傾向(けいこう)」、「最高(さいこう)」、「内装(ないそう)」、「配送(はいそう)」、「総計(そうけい)」、「交代(こうたい)」、「統計(とうけい)」等、多数ある。これらの組み合わせは、2つの面を切り換えてそれぞれ1つのキーを選択することで入力が完成するので、入力の合理化、低減化及び高速化を図ることができる。
2文字の仮名列としては、以上の他に「○ち」があり、よって、「ち面」をさらに多層構造の一つの面とすることも可能である。但し、「○ち」を使用する単語は、「価値(かち)」、「位置(いち)」、「拉致(らち)」、「措置(そち)」、「基地(きち)」、「土地(とち)」、「既知(きち)」といったように2文字の単語が多く、選択文字数の合理化効果は比較的少ないので、「ち面」は省略することも可能である。この実施形態では、「つ」面の中央領域10Cに「いち」、「しち」、「はち」、「ひち」を割り当てている。これによって、数称については、「零(ぜろ)」、「一(いち)」、・・・「十(じゅう)」、「百(ひゃく)」、「千(せん)」、「万(まん)」、「億(おく)」、「兆(ちょう)」が全て合理化される。
また、「つ」面の中央領域10Cにおいて、基本面の「。」に対応し、且つ「かつ」に隣接するキーに「にち」を割り当てている。
(10)英数面
以上は仮名の入力であったが、英数に関しても合理的な配列とすることが可能である。図11及び図12は、英数キー12Iが選択されたときの、英数面の文字割り当てキーの配列を表している。この例では、手前一段目から左側領域10Lと、中央領域10Cと、右側領域10Rの第1番目とに亘り、順に「ABC・・・」を配置している。また、右側領域10Rの残りの部分は、テンキーを割り当てている。こうして、別途のテンキーを省略することができる。
また、「英大」、「英小」のファンクションキー12J、12Kを設けて、図11、図12の面にそれぞれ切り換えるようにすることも可能である。
(11)濁音、半濁音
図2の基本面において、濁音となる仮名は、右側領域10Rでは「か」行、「さ」行、「た」行の3行であるのに対して、左側領域10Lでは「は」行のひとつのみである。また、半濁音となる仮名は、左側領域10Lの「は」行のみである。
そこで、図13に示すように、濁音ボタン12Lを文字割り当てキー10よりも手前で、好ましくは右側に配置することも可能である。濁音ボタン12Lを選択することによって、図13のように文字の割り当てを行うことも可能である。
図13においては、基本面の「か」行、「さ」行、「た」行、「は」行に対応してそれぞれその濁音である「が」行、「ざ」行、「だ」行、「ば」行を割り当て、基本面の「は」行に隣接する濁音・半濁音のない基本面の「ま」行に対応して半濁音の「ぱ」行を割り当てている。尚、濁音・半濁音のない「な」行に対応して「ファ」、「フィ」、「フェ」、「フォ」を割り当てることもできる。また、「な」行に「ぱ」行を、「ま」行に「ファ」、「フィ」、「フェ」、「フォ」を割り当ててもよい。
これによって、親指で濁音ボタン12Lを選択しながら該当キーを選択することによって、指の移動量を減らしてより入力の高速化を図ることができる。
以上の濁音ボタン12Lは、他の面においても使用できるようにするとよい。例えば、図3の仮名第2面において、濁音ボタン12Lを選択することによって、図14に示すように、各キーにファンクションキーを選択されたときに割り当てられていた第1番目の仮名が濁音となる仮名である場合に、そのキーに第1番目の仮名が濁音に置き換えられた仮名が割り当てられ、「は」行の各仮名に基本的に割り当てられたキーに隣接する「ま」行の各仮名に基本的に割り当てられたキーに、第1番目の仮名が「ぴゅう,ぴょう,ぴゃ,ぴゅ,ぴょ」に置き換えられた仮名が割り当てられるとよい。
例えば、図4の仮名第3面において、濁音ボタン12Lを選択することによって、各キーにファンクションキーを選択されたときに割り当てられていた仮名列の第1番目の仮名が濁音となる仮名である場合に、そのキーに第1番目の仮名が濁音に置き換えられた仮名列が割り当てられ、「は」行の各仮名に基本的に割り当てられたキーに隣接するキーに、第1番目の仮名が「ぴゃく,ぴょく」に置き換えられた仮名列が割り当てられるとよい。
また、「○ん」、「○い」、「○う」、「○き」、「○く」、「○つ」面において、濁音ボタン12Lを選択することによって、「○X」(X:ん,い,う,き,く,つのいずれかとする)に割り当てられていた各キーは、仮名○が濁音となる仮名である場合に、「○゛X」の仮名が割り当てられる、「は」行の各仮名に基本的に割り当てられたキーに隣接するキーに、「ぱX,ぴX,ぷX,ぺX,ぽX」の仮名が割り当てられるとよい。
また、語頭及び語尾も濁音・半濁音とする場合には、語頭が濁音・半濁音となる仮名を入力後(例えば、「○゛X」を入力後)、PF11,PF12を押すことによって、語尾を濁音、半濁音に置き換える(例えば、「○゛X゛」)ものとするとよい。
(12)その他
以上の面の他に、ユーザによってキーの割り当てを任意に設定できる面を設けるとよい。この場合、ファンクションキーと文字割り当てキーとの組み合わせによる文字の割り当ては、日本語入力システム6に対して任意に登録可能とするとよく、日本語入力システム6において、登録されたテーブルが格納される。
濁音・半濁音をPF11,PF12等を選択して後付けする形態を第1実施例、濁音・半濁音を濁音ボタン12Lの選択で割り当てる形態を第2実施例として、JIS規格のかな入力と、ローマ字入力とのタッチ数の比較を行った結果を下表に示す。
Figure 0004909941
実施例1、2共に従来の汎用の入力方式である「かな入力」、「ローマ字入力」と比較して格段に入力タッチ数が少ないことが分かる。さらに、実施例2の入力タッチ数は、漢字数とほぼ同一となっている。例外としては、注1の場合のように、熟語に訓読みが含まれる場合には、実施例によるタッチ数は漢字数よりも増加する傾向となる。一方、注2の場合には、漢字の「下位」を1タッチで入力することができるため、漢字数よりも少ない結果となる。漢字は通常、音読みで入力する割合が多いので、本実施例では、キー選択数の合理化・低減化に有効であることが分かる。
2.第2の実施の形態
図17に仮名入力装置1の第2の実施の形態を示す。第2の実施の形態の仮名入力装置1は、文字割り当てキー10が第1の実施の形態のものと同じであるが、ファンクションキー12の一部が異なっている。以下、第1の実施の形態と異なる部分のみ説明する。
ファンクションキー12には、「ギ音面」キー12R、前実施の形態の「かな3」キー12Bと同じ「○ょく面」キー12Q、「前濁」キー12N、「゛」キー12O、「゜」キー12P、「設定1,設定2」キー12Mがそれぞれ設けられている。「前濁」キー12Nは、第1の実施の形態の濁音ボタン12Lと同じ作用を有しており、「゛」キー12Oは、語尾の文字を濁音に置き換え(例えば、「○X゛」)、「゜」キー12Pは語尾の文字を半濁音に置き換える(例えば、「○X゜」)。
(1)「ギ音面」
図18に示すように、図17の基本面に対して「ギ音面」キー12Rを選択すると、「あ」行の各仮名に割り当てられたキーに、「ウィ,ウェ,ウォ」の片仮名がそれぞれ割り当てられ、「か」行の各仮名に割り当てられたキーに、「クァ,クィ,クェ,クォ」の片仮名がそれぞれ割り当てられ、「さ」行の各仮名に割り当てられたキーに、「スィ,ティ,トォ」の片仮名がそれぞれ割り当てられ、「た」行の各仮名に割り当てられたキーに、「ツァ,ツィ,テュ,ツェ,ツォ」の片仮名がそれぞれ割り当てられ、「な」の仮名に割り当てられていたキーに、「ニェ」の片仮名が割り当てられ、「は」行の各仮名に割り当てられたキーに、「ファ,フィ,フュ,フェ,フォ」の片仮名がそれぞれ割り当てられ、「ま」行の各仮名に割り当てられたキーに、「フョ」の片仮名が割り当てられ、「や」の仮名に割り当てられたキーに、「チェ」の片仮名が割り当てられ、「を」の仮名に割り当てられたキーに、「シェ」の片仮名が割り当てられ、「、」が割り当てられたキーに、「ヒェ」の片仮名が割り当てられ、「。」が割り当てられたキーに、「キェ」の片仮名が割り当てられ、「ん」が割り当てられたキーに、「イェ」の片仮名が割り当てられる。
(2)「ギ音面」+「前濁」
図17の基本面に対して「ギ音面」キー12Rと「前濁」キー12Nとを選択すると、「ギ音面」キー12Rが選択されたときに各キーに割り当てられていた第1番目の仮名が濁音となる仮名である場合に、そのキーに第1番目の仮名が濁音に置き換えられた仮名が割り当てられる。また、「あ」が割り当てられたキーに「ヴァ」の片仮名が、「わ、を、ん」の各仮名に基本的に割り当てられたキーに、「ヴュ,ヴョ,ジュ」の片仮名が、「、」が割り当てられたキーに「デュ」の片仮名がそれぞれ割り当てられる。
図19に第2の実施の形態による仮名入力装置を含む電子機器2のブロック図を示す。これは、第1の実施の形態の日本語入力システム6に割り当て情報データベース22が加わった構成であり、これ以外の構成は第1の実施の形態と同じであるため、第1の実施の形態と同様の部分に関しては説明を省略する。割り当て情報データベース22には、後述する「設定1,2」キー12Mを選択したときに、入力される情報が記憶される。
(3)「設定1」、「設定2」
図17の基本面に対してファンクションキー12の一つである「設定1」キー12Mを選択すると、図19に示す登録手段14が起動し、表示手段9に登録画面が表示される。次に、情報を登録させたい文字割り当てキー10を1つ選択し、その後、任意の情報を入力する。最後に、登録画面に表示されている「登録」を選択することにより、登録手段14が、前記選択した文字割り当てキー10に情報を割り当てて割り当て情報データベース22に記録する。前記作業を繰り返すことにより、登録手段14が各キーにそれぞれ情報を割り当てて割り当て情報データベース22に記録することができる。「設定2」キー12Mを選択した場合も、「設定1」キー12Mと同様の方法で各ファンクションキー12にそれぞれ情報を割り当てて割り当て情報データベース22に記録することができる。情報としては、プロ野球チームの成績や、相撲の番付表など、使用者が記録させておきたい任意の情報とすることができる。
各文字割り当てキー10に登録させた情報を見るときは、「設定1」又は「設定2」キー12Mを選択し、所望の文字割り当てキー10を選択するだけで、登録させた情報が表示手段9に表示される。
本発明の実施形態による仮名入力装置のキー配列を示す平面図である。 本発明の実施形態による仮名入力装置のキー配列を示す平面図であり、基本面(仮名第1面)を表す。 本発明の実施形態による仮名入力装置のキー配列を示す平面図であり、シフトキーを選択した基本+シフト面(仮名第2面)を表す。 本発明の実施形態による仮名入力装置のキー配列を示す平面図であり、仮名第3面を表す。 本発明の実施形態による仮名入力装置のキー配列を示す平面図であり、「ん」面を表す。 本発明の実施形態による仮名入力装置のキー配列を示す平面図であり、「い」面を表す。 本発明の実施形態による仮名入力装置のキー配列を示す平面図であり、「う」面を表す。 本発明の実施形態による仮名入力装置のキー配列を示す平面図であり、「き」面を表す。 本発明の実施形態による仮名入力装置のキー配列を示す平面図であり、「く」面を表す。 本発明の実施形態による仮名入力装置のキー配列を示す平面図であり、「つ」面を表す。 本発明の実施形態による仮名入力装置のキー配列を示す平面図であり、英数面(大文字)を表す。 本発明の実施形態による仮名入力装置のキー配列を示す平面図であり、英数面(小文字)を表す。 本発明の実施形態による仮名入力装置のキー配列を示す平面図であり、基本面から濁音ボタンを選択したときのキー配列を表す。 本発明の実施形態による仮名入力装置のキー配列を示す平面図であり、仮名第2面から濁音ボタンを選択したときのキー配列を表す。 本発明の入力装置と電子機器との関係を表すブロック図である。 従来の仮名入力装置のキー配列を示す平面図である。 本発明の第2の実施形態による仮名入力装置のキー配列を示す平面図であり、基本面を表す。 本発明の第2の実施形態による仮名入力装置のキー配列を示す平面図であり、「ギ音面」を表す。 本発明の第2の実施形態による入力装置と電子機器との関係を表すブロック図である。
1 仮名入力装置
2 電子機器
10 文字割り当てキー
10R 右側領域
10L 左側領域
10C 中央領域
12 ファンクションキー

Claims (12)

  1. 電子機器に使用され、複数のキーからなり、該キーを選択することにより、該キーに割り当てられた文字に対応する信号を出力可能となり、該信号に対応する文字が電子機器に表示可能となった入力装置において、
    そのキー配列は、右側領域、中央領域及び左側領域を有し、各領域は入力する使用者側から見て手前から遠方に向かって複数の段で構成されており、
    右側領域の手前一段目のキーに、中央側から右側に向かって「あ,い,う,え,お」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
    右側領域の手前二段目のキーに、中央側から右側に向かって「か,き,く,け,こ」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
    右側領域の手前三段目のキーに、中央側から右側に向かって「さ,し,す,せ,そ」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
    右側領域の手前四段目のキーに、中央側から右側に向かって「た,ち,つ,て,と」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
    左側領域の手前一段目のキーに、中央側から左側に向かって「な,に,ぬ,ね,の」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
    左側領域の手前二段目のキーに、中央側から左側に向かって「は,ひ,ふ,へ,ほ」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
    左側領域の手前三段目のキーに、中央側から左側に向かって「ま,み,む,め,も」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
    左側領域の手前四段目のキーに、中央側から左側に向かって「ら,り,る,れ,ろ」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
    中央領域のキーに、「や,ゆ,よ,わ,を,ん」の仮名がそれぞれ割り当てられ
    前記左側領域と前記中央領域の境界線は、手前から遠方に向かうに従って左側へと傾斜し、前記右側領域と前記中央領域の境界線は、手前から遠方に向かうに従って右側へと傾斜し、
    さらに、濁音キーが設けられており、濁音キーを選択したときに、
    「か」行の各仮名に割り当てられたキーに、「が,ぎ,ぐ,げ,ご」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
    「さ」行の各仮名に割り当てられたキーに、「ざ,じ,ず,ぜ,ぞ」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
    「た」行の各仮名に割り当てられたキーに、「だ,ぢ,づ,で,ど」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
    「は」行の各仮名に割り当てられたキーに、「ば,び,ぶ,べ,ぼ」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
    「は」行の各仮名に割り当てられたキーに隣接するキーに、「ぱ,ぴ,ぷ,ぺ,ぽ」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
    前記右側領域と前記中央領域との境界付近に位置するいずれかのキー、及び前記左側領域と前記中央領域との境界付近に位置するいずれかのキーに、接触することで識別可能な識別手段が設けられ、
    さらに1つ以上のファンクションキーを有し、
    該ファンクションキーのいずれかが選択されたときに、
    「か」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「きゅう」,「きょう」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
    「さ」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「しゅう」,「しょう」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
    「た」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「ちゅう」,「ちょう」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
    「な」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「にゅう」,「にょう」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
    「は」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「ひゅう」,「ひょう」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
    「ま」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「みゅう」,「みょう」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
    「ら」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「りゅう」,「りょう」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
    該ファンクションキーのいずれかが選択されたときに、
    「か」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「きゃく」、「きょく」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
    「さ」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「しゃく」,「しょく」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
    「た」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「ちゃく」,「ちょく」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
    「な」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「にゃく」,「にょく」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
    「は」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「ひゃく」,「ひょく」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
    「ま」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「みゃく」,「みょく」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
    「ら」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「りゃく」,「りょく」の仮名がそれぞれ割り当てられる、
    ことを特徴とする仮名入力装置。
  2. 記ファンクションキーのいずれかが選択されたときに、
    「か」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「きゃ」,「きゅ」,「きょ」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
    「さ」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「しゃ」,「しゅ」,「しょ」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
    「た」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「ちゃ」,「ちゅ」,「ちょ」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
    「な」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「にゃ」,「にゅ」,「にょ」の仮名がそれぞれ割り当てられ
    「は」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「ひゃ」,「ひゅ」,「ひょ」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
    「ま」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「みゃ」,「みゅ」,「みょ」の仮名がそれぞれ割り当てられ、
    「ら」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「りゃ」,「りゅ」,「りょ」の仮名がそれぞれ割り当てられる、ことを特徴とする請求項1記載の仮名入力装置。
  3. 前記ファンクションキーのいずれかが選択されたときに、「あ」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに「しゃん」,「しゅく」,「しゅつ」,「しゅん」,「しょん」のいずれかの仮名が割り当てられる、ことを特徴とする請求項1または2記載の仮名入力装置。
  4. 濁音キーとファンクションキーとが同時に選択されたときに、各キーにファンクションキーが選択されたときに割り当てられていた第1番目の仮名が濁音となる仮名である場合に、そのキーに第1番目の仮名が濁音に置き換えられた仮名が割り当てられる、ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の仮名入力装置。
  5. 濁音キーとファンクションキーとが同時に選択されたときに、「は」行の各仮名に基本的に割り当てられたキーに隣接するキーに「ぴゅう,ぴょう,ぴゃ,ぴゅ,ぴょ」の仮名がそれぞれ割り当てられる、ことを特徴とする請求項記載の仮名入力装置。
  6. 濁音キーとファンクションキーとが同時に選択されたときに、「は」行の各仮名に基本的に割り当てられたキーに隣接するキーのいずれかに「ぴゃく」,「ぴょく」の仮名がそれぞれ割り当てられる、ことを特徴とする請求項記載の仮名入力装置。
  7. 記ファンクションキーの中の第1ファンクションキーが選択されたときに、各キーは、基本的に割り当てられた仮名○に対して「○ん」の仮名が割り当てられ、
    前記ファンクションキーの中の第2ファンクションキーが選択されたときに、各キーは、基本的に割り当てられた仮名○に対して「○い」の仮名が割り当てられ、
    前記ファンクションキーの中の第3ファンクションキーが選択されたときに、各キーは、基本的に割り当てられた仮名○に対して「○う」の仮名が割り当てられ、
    前記ファンクションキーの中の第4ファンクションキーが選択されたときに、各キーは、基本的に割り当てられた仮名○に対して「○き」の仮名が割り当てられ、
    前記ファンクションキーの中の第5ファンクションキーが選択されたときに、各キーは、基本的に割り当てられた仮名○に対して「○く」の仮名が割り当てられ、
    前記ファンクションキーの中の第6ファンクションキーが選択されたときに、各キーは、基本的に割り当てられた仮名○に対して「○つ」の仮名が割り当てられる、ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の仮名入力装置。
  8. 濁音キーが選択されたときに、前記「○X」(X:ん,い,う,き,く,つのいずれかとする)に割り当てられていた各キーは、仮名○が濁音となる仮名である場合に、「○゛X」の仮名が割り当てられ、「は」行の各仮名に基本的に割り当てられたキーに隣接するキーに、「ぱX,ぴX,ぷX,ぺX,ぽX」の仮名がそれぞれ割り当てられる、ことを特徴とする請求項記載の仮名入力装置。
  9. さらに、第2濁音キー及び半濁音キーが設けられており、前記「○゛X」のキーが選択された後、第2濁音キーが選択されたときに、電子機器に「○゛X゛」が表示され、前記「○゛X」のキーが選択された後、半濁音キーが選択されたときに、電子機器に「○゛X゜」が表示される、ことを特徴とする請求項記載の仮名入力装置。
  10. 記ファンクションキーのいずれかが選択されたときに、
    「あ」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「ウィ,ウェ,ウォ」の片仮名がそれぞれ割り当てられ、
    「か」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「クァ,クィ,クェ,クォ」の片仮名がそれぞれ割り当てられ、
    「さ」行の各仮名に割り当てられたキーのいずれかに、「スィ,ティ,トォ」の片仮名がそれぞれ割り当てられ、
    「た」行の各仮名に割り当てられたキーに、「ツァ,ツィ,テュ,ツェ,ツォ」の片仮名がそれぞれ割り当てられ、
    「は」行の各仮名に割り当てられたキーに、「ファ,フィ,フュ,フェ,フォ」の片仮名がそれぞれ割り当てられる、ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の仮名入力装置。
  11. 濁音キーとファンクションキーとが選択されたときに、「あ」が割り当てられたキーに「ヴァ」の片仮名が割り当てられることを特徴とする請求項10記載の仮名入力装置。
  12. 前記ファンクションキーが選択されたときに、各キーには使用者によって登録された所望の情報が割り当てられることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に記載の仮名入力装置。
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