JP4909663B2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4909663B2
JP4909663B2 JP2006197972A JP2006197972A JP4909663B2 JP 4909663 B2 JP4909663 B2 JP 4909663B2 JP 2006197972 A JP2006197972 A JP 2006197972A JP 2006197972 A JP2006197972 A JP 2006197972A JP 4909663 B2 JP4909663 B2 JP 4909663B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
heat storage
heat exchanger
heat
compressor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006197972A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008025900A (ja
Inventor
卓 関根
大誉 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2006197972A priority Critical patent/JP4909663B2/ja
Publication of JP2008025900A publication Critical patent/JP2008025900A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4909663B2 publication Critical patent/JP4909663B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Description

本発明は、蓄熱槽を備え、この蓄熱槽を介して冷却された冷媒を室内熱交換器に導いて、冷房運転を行う空気調和装置に関する。
一般に、アキュムレータ、圧縮機及び熱源側熱交換器を備える熱源側ユニットと、利用側熱交換器を備える利用側ユニットと、蓄熱槽内に配置された蓄熱用熱交換器及びこの蓄熱用熱交換器に連なる開閉弁を備える蓄熱ユニットとを備える空気調和装置が知られている。この種のものでは、例えば夜間10時から翌朝8時までの電力料金の低い時間帯には、製氷運転として、熱源側熱交換器からの液冷媒を蓄熱用熱交換器に供給した後、利用側熱交換器をバイパスさせ、上記開閉弁を介して熱源側熱交換器に流すことにより蓄熱槽に氷を作り、例えば昼間、気温が上昇する時間帯には、蓄熱利用冷房運転として、熱源側熱交換器からの液冷媒を蓄熱用熱交換器に循環させて蓄熱槽内の氷と熱交換させて、過冷却状態の液冷媒を作り、この過冷却状態の液冷媒を利用側熱交換器に供給して被調和室の冷房運転を行うものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−022215号公報
しかし、従来の構成では、蓄熱利用冷房運転時には、蓄熱槽内は満液の状態になっており、蓄熱用熱交換器内に滞留する冷媒は液相の状態にある。この状態において、上述した開閉弁をいきなり開にして、蓄熱利用冷房運転から製氷運転に転じると、蓄熱用熱交換器内に滞留する液冷媒が、一度に圧縮機の吸込側に流入する。この圧縮機の吸込側には液冷媒を貯留するアキュムレータが設けられているが、蓄熱用熱交換器内に滞留する多量の液冷媒が一度に流入するとアキュムレータからオーバーフローして圧縮機に液バックしこの圧縮機がロックするという問題がある。これを解消するためには、上述したアキュムレータの容量を大きくすればよいが、このような対策は機器を大型化するだけで、現実的ではない。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、アキュムレータの容量を大きくすることなく、圧縮機への液バックを防止することのできる空気調和装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、アキュムレータ、圧縮機及び熱源側熱交換器を備える熱源側ユニットと、利用側熱交換器を備える利用側ユニットと、蓄熱槽内に配置された蓄熱用熱交換器及びこの蓄熱用熱交換器に連なる開閉弁を備える蓄熱ユニットとを備え、前記熱源側熱交換器からの冷媒を蓄熱用熱交換器に通した後、前記利用側熱交換器をバイパスさせて、前記開閉弁を介して前記圧縮機に流す製氷運転もしくは温水除霜運転を可能とする空気調和装置において、前記圧縮機の吸込圧力を検出する吸込圧力検出手段と、前記製氷運転もしくは温水除霜運転の開始時に、前記開閉弁の単位時間あたりの開弁時間が所定時間以上となるように、当該開閉弁を開閉する弁制御手段と、を備え、前記弁制御手段は、検出された前記吸込圧力が所定値以上となるまで、前記開閉弁を所定の開弁時間だけ開き、この開弁時間よりも長い所定の閉弁時間だけ閉じるサイクルを継続して繰り返し実行することを特徴とする。
本発明によれば、製氷運転もしくは温水除霜運転の開始時には、開閉弁の単位時間あたりの開弁時間が所定時間以上となるように、当該開閉弁を開閉するため、蓄熱用熱交換器内に滞留する液冷媒が、一度に圧縮機の吸込側に流入することが抑制される。従って、圧縮機の吸込側に流入する液冷媒は、アキュムレータによりすべて捕集されるので、圧縮機への液バックは防止される。また、圧縮機の吸込側に流入する液冷媒の量が減るため、アキュムレータの容量を減少させることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
空気調和装置10は、図1に示すように、熱源側ユニット11と、この熱源側ユニット11に接続された蓄熱ユニット12及び利用側ユニット13A、13Bと、これら各ユニットを統括的に制御する制御装置51とを備えて構成される。熱源側ユニット11は、容量可変型の圧縮機18を備え、この圧縮機18の吸込側にアキュムレータ19が接続され、当該圧縮機18の吐出側に四方弁20が接続されている。この四方弁20には、冷媒配管14を介して、熱源側熱交換器21、電動膨張弁22及びレシーバタンク23が順次接続されている。また、四方弁20にはアキュムレータ19が接続されている。
利用側ユニット13A、13Bは、利用側熱交換器24A、24Bと電動膨張弁25A、25Bとを備え、これら利用側熱交換器24A、25Bの一端24A1、24B1は、それぞれ冷媒配管17を介して四方弁20に接続されている。また、電動膨張弁25A、25Bは空調負荷に応じて開度が調整される。
蓄熱ユニット12は、蓄熱用熱交換器35を備え、この蓄熱用熱交換器35は蓄熱槽36内に水没するように配置されている。この蓄熱用熱交換器35の一端35Aには、冷媒配管37を介して、電動膨張弁38が接続される。この電動膨張弁38には、2つに分岐された冷媒配管39A、39Bが接続され、一方の冷媒配管39Aは、第1開閉弁41を介してレシーバタンク23に接続されている。また、他方の冷媒配管39Bは、各利用側ユニット13A、13Bの電動膨張弁25A、25Bにそれぞれ接続されている。
本構成では、上記冷媒配管39Aと冷媒配管37との間には、第1開閉弁41及び電動膨張弁38をバイパスするバイパス管40が設けられ、このバイパス管40には第2開閉弁42及び逆止弁45が配置されている。
また、蓄熱用熱交換器35の他端35Bには、第3開閉弁(開閉弁)43を有する冷媒配管46が接続され、この冷媒配管46は上記冷媒配管17に接続されている。また、蓄熱用熱交換器35の他端35Bと第3開閉弁43との間には、冷媒配管46から分岐して上記冷媒配管39Bに接続される冷媒配管47が設けられ、この冷媒配管47には第4開閉弁44及び逆止弁48が配置されている。
つぎに、この空気調和装置の動作を説明する。
(1)製氷運転
図1に示す空気調和装置10の製氷運転は、例えば、夜間10時から翌朝8時までの電力料金が安い時間帯に、熱源側ユニット11における熱源側熱交換器21からの液冷媒を蓄熱ユニット12における蓄熱槽36内の蓄熱用熱交換器35へ供給し、蓄熱槽36内に氷を作る運転である。
この場合には、蓄熱ユニット12において、第2開閉弁42及び第4開閉弁44が閉弁されて、第1開閉弁41、電動膨張弁38及び第3開閉弁43が開弁操作される。また、利用側ユニット13A、13Bでは、電動膨張弁25A、25Bは閉弁されている。
この状態で、熱源側ユニット11の圧縮機18が起動されると、この圧縮機18から吐出されたガス冷媒は、四方弁20を介して熱源側熱交換器21にて凝縮され、電動膨張弁22を経て減圧されてレシーバタンク23に流入し、ここでは余剰の液冷媒が貯留される。このレシーバタンク23を経た冷媒は、蓄熱ユニット12の第1開閉弁41を通過して電動膨張弁38にて更に減圧され、蓄熱槽36内の蓄熱用熱交換器35へ流入する。
この蓄熱用熱交換器35内に流入した冷媒は蒸発されて、蓄熱用熱交換器35の外周に氷を付着した状態で形成する。その後、蓄熱用熱交換器35内のガス冷媒は、第3開閉弁43、冷媒配管17、四方弁20及びアキュムレータ19を経て圧縮機18に戻される。この製氷運転によって蓄熱槽36内に氷が形成され、この氷に蓄熱された冷熱が、次の蓄熱利用冷房運転にて利用される。
(2)蓄熱利用冷房運転
図2に示す空気調和装置10の蓄冷利用冷房運転は、例えば、昼間、気温が上昇する時間帯に、熱源側ユニット11における熱源側熱交換器21からの液冷媒を、蓄熱ユニット12における蓄熱槽36内の蓄熱用熱交換器35へ供給させて過冷却状態とし、この過冷却状態の液冷媒を利用側ユニット13A,13Bの利用側熱交換器24A,24Bへ供給して実施される。
この場合には、蓄熱ユニット12において、電動膨張弁38、第1開閉弁41及び第3開閉弁43が閉弁されて、第2開閉弁42、第4開閉弁44が開弁操作される。また、利用側ユニット13A、13Bでは、電動膨張弁25A、25Bは開弁操作されている。
この状態で、熱源側ユニット11の圧縮機18が起動されると、この圧縮機18から吐出されたガス冷媒は、四方弁20を介して熱源側熱交換器21にて凝縮され、電動膨張弁22を経て減圧されてレシーバタンク23に流入し、ここでは余剰の液冷媒が貯留される。このレシーバタンク23を経た冷媒は、第2開閉弁42及び逆止弁45を経て分岐され、この冷媒の多くが蓄熱槽36内の蓄熱用熱交換器35へ流入する。
この蓄熱用熱交換器35内に流入した液冷媒は、蓄熱用熱交換器35内を満杯状態で流れ、蓄熱用熱交換器35の外周に付着した氷を解氷し、この氷に蓄熱された冷熱により過冷却状態となる。その後、蓄熱用熱交換器35内の過冷却状態の液冷媒は、第4開閉弁44及び逆止弁48を経て、利用側ユニット13A、13Bの各電動膨張弁25A、25B、利用側熱交換器24A、24Bへそれぞれ流入し、これら利用側熱交換器24A、24Bで蒸発して室内を冷房する。その後、ガス冷媒は、冷媒配管17、四方弁20及びアキュムレータ19を経た後、圧縮機18へ戻される。
従って、この凝縮蓄冷利用による冷房運転では、前述の製氷運転で蓄熱槽36内の氷に蓄熱された冷熱を利用し、蓄熱槽36の蓄熱用熱交換器35内で液冷媒を過冷却状態として利用側熱交換器24へ供給するので、この利用側熱交換器24における冷房運転の効率を向上させることができる。
また、上述の蓄熱利用冷房運転においては、蓄熱ユニット12において、蓄熱用熱交換器35から第4開閉弁44側の冷媒配管47へ流入した液冷媒温度E1が、利用側ユニット13A、13Bにおける利用側熱交換器24A、24Bの蒸発温度E2よりも低いときに、蓄熱ユニット12の電動膨張弁38の開度が調整されて、蓄熱槽36内の蓄熱用熱交換器35で過冷却された液冷媒に、熱源側熱交換器21及び電動膨張弁22からの液冷媒を合流させ、この合流した液冷媒を利用側熱交換器24へ供給する。このような蓄熱利用冷房運転は、熱源側熱交換器21及び電動膨張弁22からの液冷媒が蓄熱用熱交換器35内で過冷却された液冷媒よりも温度が高いことから、利用側熱交換器24A、24Bへ流れる液冷媒の温度を上昇させて、この利用側熱交換器24A、24Bによる室内の冷房運転を適正化するものである。
(3)通常冷房運転
図3に示す空気調和装置10における通常冷房運転は、蓄熱ユニット12における蓄熱槽36内の氷に蓄熱された冷熱を利用しないで実施される冷房運転である。この場合、第1開閉弁41が開弁し、そのほかの第2開閉弁42、第3開閉弁43、第4開閉弁44及び電動膨張弁38がすべて閉弁操作される。また、利用側ユニット13A、13Bにおける電動膨張弁25A、25Bは空調負荷に応じて開弁される。
この状態で、熱源側ユニット11の圧縮機18が起動されると、この圧縮機18から吐出されたガス冷媒は、四方弁20を介して熱源側熱交換器21にて凝縮され、電動膨張弁22を経て減圧されてレシーバタンク23に流入し、ここでは余剰の液冷媒が貯留される。このレシーバタンク23を経た冷媒は、第1開閉弁41、電動膨張弁25A,25Bを経て、利用側熱交換器24A、24Bへ流入し、この利用側熱交換器24A,24Bで蒸発して室内を冷房した後、冷媒配管17を通り、四方弁20及びアキュムレータ19を経た後、圧縮機18へ戻される。
(4)温水蓄熱運転
図4に示す空気調和装置10の温水蓄熱運転は、例えば夜間10時から翌朝8時までの電力料金の安い時間帯に、圧縮機18からの高温高圧のガス冷媒を蓄熱ユニット12における蓄熱槽36の蓄熱用熱交換器35へ供給し、蓄熱槽36内の水を温水とする運転である。
この場合には、蓄熱ユニット12において、第1開閉弁41、第3開閉弁43及び電動膨張弁38が開弁され、第2開閉弁42及び第4開閉弁44が閉弁操作される。また、利用側ユニット13A、13Bの電動膨張弁25A、25Bは閉弁される。
この状態で、熱源側ユニット11の圧縮機18が起動されると、この圧縮機18から吐出された高温高圧のガス冷媒は、四方弁20及び第3開閉弁43を経て、蓄熱槽36の蓄熱用熱交換器35内で凝縮され、蓄熱槽36内の水を温水とする。その後、蓄熱用熱交換器35内の凝縮冷媒は、電動膨張弁38、第1開閉弁41及び熱源側ユニット11のレシーバタンク23を経て電動膨張弁22で減圧され、熱源側熱交換器21にて蒸発された後、四方弁20及びアキュムレータ19を経て圧縮機18へ戻される。この温水蓄熱運転によって温水が作られ、この温水に蓄熱された温熱が、次の温水除霜運転に利用される。
(5)温水除霜運転
図5に示す空気調和装置10の暖房運転時における温水除霜運転は、蓄熱ユニット12における蓄熱槽36の温水を利用して熱源側熱交換器21の除霜を実施するものである。この場合、上記製氷運転時と同様に、蓄熱ユニット12において、第2開閉弁42及び第4開閉弁44が閉弁されて、第1開閉弁41、電動膨張弁38及び第3開閉弁43が開弁操作される。また、利用側ユニット13A、13Bでは、電動膨張弁25A、25Bは閉弁されている。
この状態で、熱源側ユニット11の圧縮機18が起動されると、蓄熱槽36の蓄熱用熱交換器35において、蓄熱槽36内の温水の熱を吸熱して冷媒が蒸発し、このガス冷媒が四方弁20、アキュムレータ19を経て圧縮機18に至る。この圧縮機18により冷媒は高温高圧ガスとなり、電動膨張弁22にて凝縮され、その放熱によって熱源側熱交換器21に付着した霜を除霜する。このように、蓄熱槽36内の温水を利用することによって熱源側熱交換器21の除霜効率が向上する。
(6)通常暖房運転
図6に示す空気調和装置10の通常暖房運転は、蓄熱ユニット12における蓄熱槽36内の温水を利用しないで実施される暖房運転である。この場合、上記通常冷房運転と同様に、第1開閉弁41が開弁し、そのほかの第2開閉弁42、第3開閉弁43、第4開閉弁44及び電動膨張弁38がすべて閉弁操作される。また、利用側ユニット13A、13Bにおける電動膨張弁25A、25Bは空調負荷に応じて開弁される。
この状態で、熱源側ユニット11の圧縮機18から吐出されたガス冷媒は、四方弁20を経て利用側ユニット13A、13Bの利用側熱交換器24A、24Bに至って凝縮されて液冷媒となり室内を暖房する。その後、この液冷媒は、蓄熱ユニット12の第1開閉弁41を経て、熱源側ユニット11の電動膨張弁22に至って減圧され、熱源側熱交換器21にて蒸発された後、四方弁20及びアキュムレータ19を経て圧縮機18へ戻される。
上述のように、蓄熱利用冷房運転時もしくは温水蓄熱運転時には、蓄熱槽36内は満液の状態になっており、蓄熱用熱交換器35内に滞留する冷媒は液相の状態にある。この状態において、第3開閉弁43をいきなり全開にして、蓄熱利用冷房運転から製氷運転、もしくは、温水蓄熱運転から温水除霜運転に転じると、蓄熱用熱交換器35内に滞留する液冷媒が、一度に圧縮機18の吸込側に流入する。この圧縮機18の吸込側には、液冷媒を貯留するアキュムレータ19が配置されているが、蓄熱用熱交換器35内に滞留する多量の液冷媒が一度に流入すると、アキュムレータ19からオーバーフローして、圧縮機18に液バックして、この圧縮機18がロックするおそれがある。
これを防止するために、本実施形態では、蓄熱利用冷房運転から製氷運転、もしくは、温水蓄熱運転から温水除霜運転に移行する際に、制御装置51は、第3開閉弁43の単位時間あたりの開弁時間が所定時間以上となるように、この第3開閉弁43を開閉制御するようになっている。この場合、制御装置51が第3開閉弁43の開閉制御を行う弁制御手段として機能する。
具体的には、製氷運転もしくは温水除霜運転が選択されると、制御装置51は、図7に示すように、第3開閉弁43を所定の開弁時間T1(例えば1秒間)開弁し、この開弁時間T1よりも長い所定の閉弁時間T2(例えば10秒間)閉弁するサイクルを実行する。この場合、制御装置51は、第3開閉弁43の開閉動作のサイクルを、この動作開始から所定継続時間T3(例えば5分間)が経過するまで繰り返し実行する。この所定継続時間T3が経過化すると、制御装置51は、上記サイクルを終了し、第3開閉弁43を開弁した状態で通常の製氷運転に移行する。この所定継続時間T3、開弁時間T1及び閉弁時間T2及びは、熱源側熱交換器21、アキュムレータ19の大きさ及び第3開閉弁43の口径に応じて実験的に求められる。
本実施の形態によれば、製氷運転もしくは温水除霜運転の開始時に、第3開閉弁43を所定の開弁時間T1だけ開き、この開弁時間T1よりも長い所定の閉弁時間T2だけ閉じることにより、簡単な構成で単位時間当たりの第3開閉弁43の開時間を小さくできるため、蓄熱用熱交換器35内に滞留する液冷媒が、一度に圧縮機18の吸込側に流入することはない。従って、圧縮機18の吸込側に流入する液冷媒は、アキュムレータ19によりすべて捕集されるので、圧縮機18への液バックは防止される。また、この構成によれば、圧縮機18の吸込側に流入する液冷媒の量が減るため、アキュムレータ19の小型化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、サイクルを所定継続時間T3が経過するまで継続するため、この所定継続時間T3の経過時には、蓄熱用熱交換器35内に滞留する液冷媒は、すべてアキュムレータ19に捕集されることにより、スムーズに製氷運転に移行することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものでないことは明らかである。例えば、本実施形態では、第3開閉弁43の開閉制御を所定継続時間T3が経過するまで継続して実行する構成としていたが、これに限るものではなく、圧縮機18の吸込側に吸込圧力を検出する圧力計(吸込圧力検出手段)を設け、検出された吸込圧力が所定の圧力値以上となるまで、第3開閉弁43の開閉制御を継続して実行する構成としても良い。
この構成では、第3開閉弁43が開弁されて蓄熱用熱交換器35内に滞留する液冷媒が徐々に圧縮機18の吸込側に流入すると、この圧縮機18の吸込圧力が上昇することにより、蓄熱用熱交換器35内の圧力と圧縮機18の吸込側の圧力とがバランスされる。このため、圧縮機18の吸込圧力が所定の圧力以上となれば、圧力差に基づいて蓄熱用熱交換器35内に滞留する液冷媒が圧縮機18の吸込側に流入することは無いと考えられる。従って、制御装置51は、検出された吸込圧力が所定の圧力以上となると、第3開閉弁43の開閉動作のサイクルを終了することにより、製氷運転もしくは温水除霜運転に移行する際の精度を高めることができ、この移行時間の短縮を図ることができる。
また、上記実施形態では、1台の熱源側ユニット11に1台の蓄熱ユニット12を接続する構成について説明したが、これに限るものではなく、1台の熱源側ユニット11に複数台(例えば2台)の蓄熱ユニットを接続する構成としても良い。この構成では、制御装置51は、図8に示すように、一方の蓄熱ユニット12の第3開閉弁43を上記した開弁時間T1(例えば1秒間)だけ開き、その後、閉弁時間T2(例えば10秒間)だけ閉じる制御を行う。続いて、制御装置51は、他方の蓄熱ユニット12の第3開閉弁43を上記した開弁時間T1(例えば1秒間)だけ開き、その後、閉弁時間T2(例えば10秒間)だけ閉じる制御を行う。
この構成によれば、蓄熱ユニット12の台数が増えた場合であっても、圧縮機18に対する単位時間当たりの第3開閉弁43の開弁時間は変わらないため、蓄熱用熱交換器35内に滞留する液冷媒が、一度に圧縮機18の吸込側に流入することはない。従って、圧縮機18の吸込側に流入する液冷媒は、アキュムレータ19によりすべて捕集されるので、圧縮機18への液バックは防止される。また、この構成によれば、圧縮機18の吸込側に流入する液冷媒の量が減るため、アキュムレータ19の小型化を図ることができる。
本実施形態に係る空気調和装置の製氷運転時の管路図である。 図1の一実施の形態における蓄熱冷房運転時の管路図である。 図1の一実施の形態における通常冷房運転時の管路図である。 図1の一実施の形態における温水蓄熱運転時の管路図である。 図1の一実施の形態における温水除霜運転時の管路図である。 図1の一実施の形態における通常暖房運転時の管路図である。 開閉弁の動作を示すタイミングチャートである。 蓄熱ユニットを複数台備える場合の開閉弁の動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
10 空気調和装置
11 熱源側ユニット
12 蓄熱ユニット
13A、13B 利用側ユニット
18 圧縮機
19 アキュムレータ
21 熱源側熱交換器
24A、24B 利用側熱交換器
35 蓄熱用熱交換器
36 蓄熱槽
43 第3開閉弁(開閉弁)
51 制御装置(弁制御手段)

Claims (1)

  1. アキュムレータ、圧縮機及び熱源側熱交換器を備える熱源側ユニットと、利用側熱交換器を備える利用側ユニットと、蓄熱槽内に配置された蓄熱用熱交換器及びこの蓄熱用熱交換器に連なる開閉弁を備える蓄熱ユニットとを備え、前記熱源側熱交換器からの冷媒を蓄熱用熱交換器に通した後、前記利用側熱交換器をバイパスさせて、前記開閉弁を介して前記圧縮機に流す製氷運転もしくは温水除霜運転を可能とする空気調和装置において、
    前記圧縮機の吸込圧力を検出する吸込圧力検出手段と、前記製氷運転もしくは温水除霜運転の開始時に、前記開閉弁の単位時間あたりの開弁時間が所定時間以上となるように、当該開閉弁を開閉する弁制御手段と、を備え、
    前記弁制御手段は、検出された前記吸込圧力が所定値以上となるまで、前記開閉弁を所定の開弁時間だけ開き、この開弁時間よりも長い所定の閉弁時間だけ閉じるサイクルを継続して繰り返し実行することを特徴とする空気調和装置。
JP2006197972A 2006-07-20 2006-07-20 空気調和装置 Expired - Fee Related JP4909663B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006197972A JP4909663B2 (ja) 2006-07-20 2006-07-20 空気調和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006197972A JP4909663B2 (ja) 2006-07-20 2006-07-20 空気調和装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008025900A JP2008025900A (ja) 2008-02-07
JP4909663B2 true JP4909663B2 (ja) 2012-04-04

Family

ID=39116709

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006197972A Expired - Fee Related JP4909663B2 (ja) 2006-07-20 2006-07-20 空気調和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4909663B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110701747A (zh) * 2019-09-26 2020-01-17 珠海格力电器股份有限公司 一种空调系统的控制方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104633836B (zh) * 2013-11-14 2017-05-31 珠海格力电器股份有限公司 空调器除霜控制方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56144266A (en) * 1980-04-11 1981-11-10 Motoyasu Uehara Chlorine type bleaching agent
JPH0327261Y2 (ja) * 1985-09-06 1991-06-12
JPH0375460A (ja) * 1989-08-17 1991-03-29 Daikin Ind Ltd ヒートポンプシステム及びその運転制御方法
JPH10170086A (ja) * 1996-12-11 1998-06-26 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和装置
JP2001235239A (ja) * 2000-02-23 2001-08-31 Seiko Seiki Co Ltd 超臨界蒸気圧縮サイクル装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110701747A (zh) * 2019-09-26 2020-01-17 珠海格力电器股份有限公司 一种空调系统的控制方法
CN110701747B (zh) * 2019-09-26 2020-10-27 珠海格力电器股份有限公司 一种空调系统的控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008025900A (ja) 2008-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103822355B (zh) 热泵式热水供给装置
JP5327308B2 (ja) 給湯空調システム
JP5642207B2 (ja) 冷凍サイクル装置及び冷凍サイクル制御方法
KR101985134B1 (ko) 온도성층형 급탕탱크를 이용한 급탕 및 과냉각 히트펌프시스템
EP2527751B1 (en) Air conditioning-hot water supply combined system
WO2014080612A1 (ja) 冷凍サイクル装置及びそれを備えた温水生成装置
JP2011174672A (ja) 冷凍サイクル装置および温水暖房装置
WO2010143373A1 (ja) ヒートポンプシステム
JP5904628B2 (ja) デフロスト運転用の冷媒管を備えた冷凍サイクル
JP2008196798A (ja) 空気調和機
JP5333507B2 (ja) ヒートポンプ給湯装置
KR20140123384A (ko) 공기열 이원 사이클 히트펌프 냉난방 장치
JP2013083439A (ja) 給湯空調システム
JP2013083439A5 (ja)
JP2007255866A (ja) 空気調和装置
JP2006242506A (ja) 蓄熱式空気調和装置
JP4909663B2 (ja) 空気調和装置
JP2014031930A (ja) 冷凍サイクル装置
JP4996974B2 (ja) 冷凍装置、空気調和装置及びこれらの制御方法
JP2016125724A (ja) 蓄熱式空気調和機
JP2006029738A (ja) 蓄熱式空気調和装置
JP2005003251A (ja) 空気調和装置
JP2002061897A (ja) 蓄熱式空気調和機
JP3915634B2 (ja) 給湯装置
JP2003222416A (ja) 蓄熱式空気調和装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090717

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110524

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110712

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111220

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120116

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150120

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4909663

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150120

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees