JP4909426B2 - 軸封装置、その軸封装置を備えた粉粒体搬送装置及び軸封方法 - Google Patents

軸封装置、その軸封装置を備えた粉粒体搬送装置及び軸封方法 Download PDF

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Description

本発明は、広い用途としては粉粒体を扱う粉粒体処理装置の駆動部分の軸封装置に関するものであり、好ましくは石炭などの微粉体を高温高圧の環境下で供給または排出する粉粒体搬送装置、特に有毒ガスを含む微粉体の高圧搬送時に又は排出時に軸封部から外部への有毒ガスの漏出を防止する軸封装置、その軸封装置を備えた粉粒体搬送装置及び軸封方法に関する。
より具体的には、本発明は、石炭などの微粉体を高圧で供給または排出するロータリーバルブ、特に有毒ガスを含む微粉体の高圧搬送時に又は排出時に、ローターの軸封部からケーシング外への有毒ガスの漏出を防止する軸封手段を備えたロータリーバルブ、そのロータリーバルブを備えた粉粒体搬送装置及びそのロータリーバルブの軸封方法に関する。
粉粒体の供給・排出装置は、様々な大型プラント設備に組み込まれている場合が多く、たった一箇所の軸封部のトラブル発生によっても、プラント全体が停止する事態に陥り、甚大な損害を発生させてきた。
従来、粉粒体の供給・排出装置における軸封方式は、液体ポンプ等と同様に、複数段のグランドパッキンを使用するのが主流であった。しかし近年、市場が多様化するにつれて、より高温高圧の条件下で使用できる装置を求める声が多くなり、その要望に応えて開発されたものが、現在市場で数多く採用されている機械構造の軸封方式である。これにより、ある程度は軸封部のトラブル解消には効果が出ているが、構造が複雑で条件に合わせた機種の選定や取扱いが難しく、また使用する側の理解不足もあり、トラブルの完全な解消には至っておらず、市場では依然として高温高圧条件下での使用可能な装置を求める声がある。
本発明は、以上のような状況を打開して欲しいとの要望に応えるべく発明されたものであり、構造を単純部品で構成し、経年による能力の低下にも簡単な方法により再生できるようにした軸封方式を提供するものである。
従来から粉粒体などを連続して定量供給(定量排出)する粉粒体搬送装置としてロータリーバルブが用いられている。このロータリーバルブは、例えば特許文献1で開示されているように、上下を開口したケーシング内に複数枚の羽根を放射状に取り付けたローターを回転自在に軸支し、そのローター軸をモータなどの駆動手段によって回転させ、重力によって上部開口に落下供給される粉粒体を、各羽根間に形成された収容空間内に保持して下部開口から排出させている。ロータリーバルブは、ローター回転数の変更で容易に供給量を制御出来る機能を持ち、各種の粉粒体の定量供給として広く用いられている。
このような、ロータリーバルブをケーシング内が高圧となる環境下で使用する場合、ケーシング内の圧力によって内部の粉粒体がケーシング外に漏れ出さないように、特許文献2及び特許文献3などで提案される高シールロータリーバルブが知られている。これらの高シールロータリーバルブは、ケーシングを高気密でシールする構造として、ローター軸に固定したローターを挟むようにローター軸の軸方向に間隔をおいて一対のサイドプレートを固定するとともに、その各サイドプレートの外面に接触させる漏洩防止リングを設け、この漏洩防止リングを加圧空気によって前記各サイドプレートの外面に圧接させるように構成している。
特開2001−315962号公報 特開平1−197225号公報 特開2006−76766号公報
しかし、ロータリーバルブの用途として、微粉炭を処理して気体燃料に変換する石炭ガス化炉における微粉炭の供給機構(排出機構)として用いる場合、ロータリーバルブのケーシング内が高温、高圧となるばかりでなく、微粉炭の燃焼により一酸化炭素などの有毒ガスが生成され、前記特許文献2で示す加圧空気で漏洩防止リングをサイドプレートに圧接する構造では、石炭の微粉炭が極めて粒子の細かな粉粒であるため、微粉炭が漏洩防止リングとサイドプレートとの隙間に入り込んで早期に漏洩防止リングが磨耗し、漏洩防止リングの磨耗によって生じる隙間から前記有毒ガスが簡単に漏れてしまう虞がある。一方、特許文献3は、漏洩防止リングをサイドプレートに圧接させる加圧空気の一部をサイドプレートとケーシング内面との隙間へと流れるように構成しているが、加圧空気によって漏洩防止リングをサイドプレートに直接、圧接させる構造では漏洩防止リングが早期に磨耗するとともに、石炭ガス化炉では高温のガスによっても漏洩防止リングが早期に損傷し、シール性が低下するなどして有毒ガスが外部に漏れ出る危険性も有している。このように、微粉炭を処理する石炭ガス化炉における微粉炭を供給するロータリーバルブにおいて、微粉炭によるシール性の低下による有毒ガスの漏洩を確実に防止できる封軸構造が望まれている。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、粉粒体処理装置の一般的装置である粉粒体搬送装置のロータリーバルブの軸封構造とし、微粉炭によるローター軸のシール性の劣化を効果的に防止するとともに、外部に漏れ出る有毒ガスを多段階に渡って効果的に防止することができる軸封装置、その軸封装置を備えた粉粒体搬送装置及び軸封方法を提供することを目的とする。さらに、より具体的には、ロータリーバルブ、そのロータリーバルブを備えた粉粒体搬送装置及びそのロータリーバルブの軸封方法を提供することを目的とする。
請求項1に係る軸封装置は、粉粒体処理装置の駆動回転軸と、この回転軸を軸支する軸受部との間に回転軸の軸方向に延びる軸封材充填用空間を形成し、この軸封材充填用空間内に前記回転軸の軸方向に複数のグランドパッキンを配置するとともに、前記軸受部の軸方向外側からグランドパッキン押えを押圧可能に設け、このグランド押えで前記軸封材充填用空間を塞いで前記各グランドパッキンを圧縮保持するとともに、前記軸封材充填用空間に配置された前記複数のグランドパッキンの間に加圧気体を供給する加圧気体供給手段を設け、この加圧気体供給手段によって粉粒体処理装置内部の圧力よりも高い圧力の加圧気体を供給するとともに、この加圧気体の供給位置は、前記圧縮率が異なる複数組のグランドパッキンの境界部に位置し、その供給位置を挟んで前記圧縮率が低いグランドパッキンを前記粉粒体処理装置の外側に、圧縮率が高いグランドパッキンを前記粉粒体処理装置の内側に配置し、かつ、圧縮率が高いグランドパッキンと、圧縮率が低いグランドパッキンをほぼ1個対3個の割合で配置したことを特徴とする。
請求項1の構成によれば、回転軸の軸線方向に配置した複数のグランドパッキンを回転軸の軸線方向に押し付けて回転軸をシールするとともに、内部圧力よりも高い圧力の加圧気体を軸封材充填用空間の複数のグランドパッキン間に供給することにより、装置内部から漏れ出る気体(有毒ガス)や微粉体を遮断するガスシールとなる。また、その加圧気体の一部は高圧縮率の外側のグランドパッキンにも向かうが加圧気体自体を毒性のない安全気体とすれば、仮に加圧気体が外部に漏れても全く問題ない。
請求項に係る軸封装置は、前記軸封材充填用空間に供給される加圧気体の圧力と粉粒体処理装置内部の圧力との差圧は、加圧気体の圧力が粉粒体処理装置内部の圧力より5%〜15%、好ましくは概ね10%高いことを特徴とする。
請求項の構成によれば、軸封材充填用空間の複数のグランドパッキン間に供給される加圧気体と装置内部の圧力との差圧が5%以下では、回転軸とグランドパッキンとの隙間に徐々に微細な粉粒体が侵入して回転軸とグランドパッキンが損傷して回転軸のシール性が悪化する。一方、内部圧力より15%以上の加圧気体を供給すると、グランドパッキンによる軸封部分に負荷がかかり軸受性能は悪化し、加圧空気の漏れの問題も発生する。
請求項に係る軸封装置は、前記複数のグランドパッキンの外側に前記回転軸に圧接する複数のVパッキンを並設し、この各Vパッキンをパッキン押えで保持したことを特徴とする。
請求項の構成によれば、グランドパッキンによる軸封部分から漏れ出る僅かなシールガスが複数のVパッキンで遮断され、外部への漏洩を防ぐ。
請求項に係る軸封装置は、前記複数のVパッキンの外側に、前記回転軸と摺動する前記パッキン押えの摺動面に断面鋸刃状の乱流発生部を設けたことを特徴とする。
請求項の構成によれば、仮にVパッキンからシールガスが漏れ出たとても、パッキン押えの摺動面に形成する断面鋸歯状の乱流発生部によってシールガスに渦巻き状の乱流が生じ、外部へ漏れ出ようとするごく僅かなシールガスの漏洩が防止される。
請求項5に係る軸封装置を備えた粉粒体搬送装置は、粉粒体の供給部と排出部とを備えたケーシングと、このケーシングの軸受部に軸支したローター軸と、このローター軸に固定して前記供給部と排出部の間において回転自在に設けたローターとを具備し、前記軸受部と前記ローター軸との間に前記ローター軸の軸方向に延びる軸封材充填用空間を形成し、この軸封材充填用空間内に前記回転軸の軸方向に複数のグランドパッキンを配置するとともに、前記軸受部の軸方向外側からグランドパッキン押えを押圧可能に設け、このグランド押えで前記軸封材充填用空間を塞いで前記各グランドパッキンを圧縮保持するとともに、前記軸封材充填用空間に配置された前記複数のグランドパッキンの間に加圧気体を供給する加圧気体供給手段を設けるとともに、この加圧気体の供給位置は、前記圧縮率が異なる複数組のグランドパッキンの境界部に位置し、その供給位置を挟んで前記圧縮率が低いグランドパッキンを前記粉粒体処理装置の外側に、圧縮率が高いグランドパッキンを前記粉粒体処理装置の内側に配置し、かつ、圧縮率が高いグランドパッキンと、圧縮率が低いグランドパッキンをほぼ1個対3個の割合で配置するように構成したことを特徴とする。
請求項の構成によれば、複数のグランドパッキンをローター軸の軸線方向に押し付けてローター軸をシールするとともに、ケーシングの内部圧力よりも高い圧力の加圧気体を軸封材充填用空間に配置された前記複数のグランドパッキンの間に供給することにより、ケーシングの内部から漏れ出る気体(有毒ガス)や微粉体を遮断するガスシールとなる。
請求項に係る粉粒体搬送装置の軸封方法は、前記軸封材充填用空間に配置された前記複数のグランドパッキンの間に、前記加圧気体供給手段により加圧気体を供給するものであり、前記軸封材充填用空間に供給される加圧気体の圧力と粉粒体処理装置内部の圧力との差圧は、加圧気体の圧力が粉粒体処理装置内部の圧力より5%〜15%、好ましくは概ね10%高い加圧気体供給して粉粒体搬送装置の軸封を得るように構成したことを特徴とする。
請求項の構成によれば、複数のグランドパッキンを予め所定の圧縮率で圧縮させて成形し、これを軸封材充填用空間に組み付けることで軸封材充填用空間に配置された前記複数のグランドパッキンの間に供給される加圧気体を内方へと流す際の流量を最適化する上で調整しやすくなる。また、組み付け後においてもグランド押えでグランドパッキンを圧縮することでグランドパッキンの圧縮率の調整が可能となる。
本発明の軸封装置により、構造を単純部品で構成し、経年による能力の低下にも簡単な方法により再生できるようにした軸封装置を提供できるものである。
また、本発明の軸封装置、その軸封装置を備えた粉粒体搬送装置及び軸封方法によれば、グランドパッキンと回転軸との隙間に侵入しようとする微細な粉粒体が加圧気体でガスシールされ、グランドパッキンのシール性を保つことができる。さらに、各グランドパッキンの外側に、回転軸に圧接する複数のVパッキンと、軸封部から漏れ出る気体に乱流を発生させる乱流発生部を配置することにより、軸封部から漏れ出る気体を多段階に渡って効果的にシールすることができる。このように、極めて粒子の細かな粉粒体を効果的にシールすることで、粉粒体による軸封部の損傷を防止するとともに、軸封部の損傷による気体(有毒ガス)の漏洩を多段階に渡って効果的に防止することができる。
実施例1に関わるロータリーバルブにおける軸封部分の拡大断面図である。 同上、ロータリーバルブの全体断面図である。 同上、図2のA−A線断面図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態としての粉粒体処理装置である粉粒体搬送装置として、ロータリーバルブに適用した実施例を図1から図3を参照して説明する。もちろん、本発明は、その発明の趣旨に反さない範囲で、実施例において説明したロータリーバルブ以外の粉粒体搬送装置或いは一般的な粉粒体処理装置の軸封装置に対しても容易に適用可能なことは説明を要するまでもない。従って、以下はロータリーバルブの軸封装置に特化して説明するが、本発明がこれに限られるというものではない。
本実施例の粉粒体搬送装置としてのロータリーバルブの具体的な用途としては、微粉炭を処理して気体燃料に変換する石炭ガス化炉における微粉炭の供給機構(排出機構)に用いた場合を例として説明する。しかし、これについても本発明が、上記実施例に限定されるというものではない。しかしながら、微粉炭が燃焼することにより発生する有毒ガスを含むという点で、本発明の軸封装置の作用効果が威力を発揮するものである。
以降、実施例の説明において、上下方向に関する用語は全ての図においての方向を意味し、左右方向に関する用語は図1及び図3においての方向を意味するものとして使用する。更に、外側とは図1及び図3の左側であり、内側とは図1及び図3の右側である。ロータリーバルブ1の全体構成は、図2、図3に示すように、図2において上下を開口したケーシング2とローター10とを備えている。前記ケーシング2は、上側開口部を供給口3、下側開口部を排出口4とし、その供給口3と排出口4の間に前記ローター10が回転する円筒状のローター室5を形成している。また、前記ケーシング2の両側面(図2)には、回転軸であるローター軸11の軸受部として円盤状のスタッフィングボックス6,6とベアリングボックス7,7及びベアリング座8,8が固定され、前記スタッフィングボックス6には後述する前記ローター10のローター軸11の軸封材を配置するために軸封材充填用空間6a(グランド室)が形成されるとともに、前記ベアリング座8には前記ローター軸11を軸支するベアリングユニット9が固定されている。
前記回転軸であるローター軸11は、内部に冷却水が通る貫通孔12を有する中空状であり、そのローター軸11にローター10を構成する複数のブレード13が放射状に固定されている。このブレード13が前記ローター室5内において回転するように、前記ローター軸11は、その軸芯を水平方向(図2の左右方向)とし、そのローター軸11の両端部を前記ローター室5から突出させて前記ベアリング座8に設けたベアリングユニット9によって軸支している。また、ローター軸11は前記ローター室5から突出した部分においてスリーブ16が一体的に固定され、このスリーブ16が前記スタッフィングボックス6の軸受孔17を通っている。また、前記ローター軸11の一端部は、中空状のシャフト18が一体的に固定され、このシャフト18を前記ベアリングユニット9によって軸支するとともに、シャフト18を前記ベアリングユニット9から外部に突出させ、その先端部にモータ等の駆動源19と接続するスプロケット19aを固定している。
次に主に図1及び図2を参照して本発明の軸封構造について説明する。前記スタッフィングボックス6の軸受孔17は、スタッフィングボックス6の外端部において径大な軸封材充填用空間6aと段差状に連続し、この軸封材充填用空間6aがスタッフィングボックス6の外面(図1の左側面)に開口しており、その軸封材充填用空間6a内に軸封部材として複数のグランドパッキンが配置されている。この複数のグランドパッキンは、少なくとも圧縮率の異なる複数の第1グランドパッキン20と、第2グランドパッキン21により構成されている。この第1及び第2グランドパッキン20,21は、軸封材充填用空間6a内に圧縮した状態で保持される。この保持力は、押圧リング23aを介して、スタッフィングボックス6の外面(図1の左側面)に設けられた締め付けボルト22によって発生させられ、グランド押え23によって圧縮した状態で抜け止め保持する。図1に示す実施例においては、1個の第1グランドパッキン20と、3個の第2グランドパッキン21を備えたものが図示されている。これら第1及び第2グランドパッキン20,21の配置の数は、適宜選択可能であるが、第1グランドパッキン20の数より第2グランドパッキン21の数を多く配置するほうが封止にはより有効である。
ここで、本発明においてグランドパッキンを用いる理由は、網組構造であるために、柔軟に成形できること、復元性を有すること、及び濾過性を有することである。ところが、このグランドパッキンは、一般的な理解としては、軸封止部に使用した場合には、微粉体の封止は期待できるが、気体の封止は完全とはいかずに漏れると考えられてきた。しかし、本発明においては、その漏れ量は、グランドパッキンを締め付けて保持することにより制御できることが分かった。また、後段で述べるVパッキンについては、成形品であり濾過性は低く、形状から自己封止機能は備えるものであるが、軸封止部に使用した場合には、気体の封止には期待できるが、経年により微小の漏れが発生してくる。その場合には増し締めにより再機能させる必要がある。本発明は、このようなグランドパッキンを圧縮成形したものを複数用い、さらにVパッキンを用いて構造が簡単な軸封止手段を考え出したものである。
このグランド押え23の外側(図1の左側)には、前記ローター軸11に外端に固定した中空状のスリーブ16の外周に空隙部25(パッキン室)が形成され、この空隙部25(パッキン室)内にスペーサー用のブッシュ24を介在させ、このブッシュ24の外側(図1左側)に生じた前記空隙部25内に複数のVパッキン26が挿入され保持されている。この複数のVパッキン26は、後述する軸封材充填用空間6aに供給される加圧気体Sの漏れを防止するためのものである。これらVパッキン26は、前記各グランドパッキン20,21の保持方法と同様に、グランド押え23の外面に締め付けボルト27によって固定されるパッキン押え28によって抜け止め保持される。また、パッキン押え28は前記ローター軸11との摺動面が断面鋸歯状29に形成され、この連続する鋸歯状空間は、ローター室5側からの気体に乱流を発生させて外部への加圧気体S(後述)の漏洩を防止する乱流発生部として機能する。
図1において、符号30は、第1グランドパッキン20と第2グランドパッキン21との間に、図示しない加圧気体供給源からの加圧気体Sを送る供給管である。符号31は、第1グランドパッキン20と軸封材充填用空間6aの内側端面(図1の軸封材充填用空間6aの右側端面)との間に介在するグランドリングである。符号32は、第1及び第2グランドパッキン20の間に介在するスペーサリングである。符号33a,33bはランタンリングであり、一方のランタンリング33a(図1の第1グランドパッキン20の右側、つまり、ロータリーバルブ1の外側方向)に前記加圧気体Sを送る供給管30が接続され、他方のランタンリング33bには、複数配置された第2グランドパッキン21,21の間にグリスを供給するグリスニップル34が接続されている。また、符号35は、グランド押え23とスタッフィングボックス6との隙間をシールするOリングである。符号36a,36bは、スリーブ16とシャフト18との隙間をシールするOリングである。
なお、本実施例では、前記供給管30から送る前記加圧気体Sとして窒素ガスを使用するが、窒素ガスに限らず空気等のロータリーバルブ1及び人体に悪影響を及ぼさないガスであれば任意なガスが使用可能である。また、前記軸封材充填用空間6aに供給される加圧気体Sは、前記ロータリーバルブ1のケーシング2の内部圧力より高く設定され、具体的には、ケーシング2の内部圧力がほぼ3.4MPaであり、加圧気体Sの圧力は、それより5%〜15%高い圧力、好ましくは概ね10%高い圧力(3.74MPa程度)で軸封材充填用空間6a(第1グランドパッキン20と第2グランドパッキン21の間)に供給される。すなわち、軸封材充填用空間6aの第1グランドパッキン20の外側(図1の左側)にケーシング2の内部圧力より高い圧力で加圧気体Sを供給することによって、ケーシング2からグランドパッキン部(20及び21)へ向けての微粉炭の流入(ケーシング2から外側に流出しようとする流れ)を防止し、ケーシング2内からの有毒ガスの漏れを防ぐガスシールを構成することができる。ここで、加圧気体Sの圧力がケーシング2の内部圧力に比して5%以下しか高くない場合は、グランドパッキン部(軸封材充填用空間6a)への微粉炭及び有毒ガスの流入を効果的に防止できず、グランドパッキン部に微粉炭及び有毒ガスが徐々に侵入してグランドパッキン部のシール性を保てない場合が発生し得る。一方、両者の圧力が15%以上の圧力差の場合は、グランドパッキン部(第1及び第2グランドパッキン20,21)の圧潰などによる焼付きなどを招くものであり、ケーシング2の内部圧力との差圧は、5%〜15%の範囲内、好ましくは概ね10%程度、高い圧力で軸封材充填用空間6aに加圧気体Sを供給することが望ましい。
前記第1及び第2グランドパッキン20,21は、潤滑材を染み込ませた繊維を編成した紐状のものである。通常、この種のグランドパッキンは、該紐状のものを適切な長さに切ってローター軸11とスタッフィングボックス6の内周面との間にローター軸11を取り巻く形で詰め込み、グランド押え23で蓋をし、締め付けボルト22で圧縮力を与えてシールするものである。本発明の実施例では、予め第1及び第2グランドパッキン20,21を所定の治具(図示無し)に押し込めてから所定の圧力率で圧縮して成形する。また、この成形の際に、第2グランドパッキン21を第1グランドパッキン20より強く圧縮形成させることにより、より有効な軸封効果を得ることができる。すなわち、具体的には、第1グランドパッキン20は、成形時に元の紐状物が90%程度まで圧縮される程度に成形し、第2グランドパッキン21は、成形時に元の紐状物が85%程度まで圧縮される程度に成形している。このようにして予め異なる圧縮率で成形した第1グランドパッキン20,第2グランドパッキン21は、次の順で配置される。つまり、ロータリーバルブ1のケーシング2側から見て、圧縮率の低い第1グランドパッキン20、加圧気体Sを供給するランタンリング33a、圧縮率の高い第2グランドパッキン21、グリスを供給するランタンリング33b、圧縮率の高い第2グランドパッキン21の順で軸封材充填用空間6aに詰めた状態で軸封材充填用空間6aをグランド押え23で蓋をし、最終的に締め付けボルト22でグランド押え23で第1及び第2グランドパッキン20,21に、図1の左側(ロータリーバルブ1の外側)から圧力を与えてローター軸11をシールする。さらに、前記グランド押え23と前記ローター軸11との間の空隙部25に複数のVパッキン26を挿入し、空隙部25をパッキン押え28で蓋をし、締め付けボルト27によって固定されるパッキン押え28によってVパッキン26に圧力を与えてローター軸11をシールする。また、第1グランドパッキン20と第2グランドパッキン21は、ほぼ1対3の割合で軸封材充填用空間6aに配置する。本実施例では一つの第1グランドパッキン20に対して三つの第2グランドパッキン21を配置しており、これら第1グランドパッキン20と第2グランドパッキン21との間に位置する加圧気体供給用のランタンリング33aは、グランドパッキン部全体の中間部より内側に位置する。
以上のように構成される本実施例においては、第1グランドパッキン20と第2グランドパッキン21との間に配置した供給管30から加圧気体S(本実施例においては窒素ガス)を、ケーシング2の内部圧力のほぼ3.4MPaに対して10%ほど高い圧力の3.74MPa程度の圧力でランタンリング33aの供給孔33dから軸封材充填用空間6aに供給する。ここで、ランタンリング33aの供給孔33dに両側に配置される第1グランドパッキン20及び第2グランドパッキン21は、炭素繊維や四フッ化エチレン樹脂繊維などに潤滑材を含浸させて編成した編組パッキンを所定の圧縮力で成形し、かつ、供給孔33dを挟んで内側(ローター室5側)の第1グランドパッキン20より、外側(グランド押え23側)の第1グランドパッキン20の方が高い成形圧縮率であるため、軸封材充填用空間6aに供給される加圧気体Sは成形圧縮率の低い第1グランドパッキン20に向かう気流が生じ、ケーシング2内から漏れ出そうとする有毒ガス及び微粉炭を遮断する安全気体によるガスシールとなる。また、その加圧気体Sは第2グランドパッキン21側にも向かうが、加圧気体S自体が毒性のない安全気体である。そして、この気体Sが第2グランドパッキン21のエリアに滞留する。すなわち、第1グランドパッキン20と第2グランドパッキン21を、ほぼ1個対3個の割合で軸封材充填用空間6aに配置することによって、毒性のない安全な気体Sが滞留するエリアを広く確保でき、仮にその第2グランドパッキン21に滞留する安全な加圧気体Sが外部に漏れ出たとしても環境的に全く問題ない。さらに、これら第2グランドパッキン21の外側に複数のVパッキン26がローター軸11の軸線方向に押し付けられ、第2グランドパッキン21から僅かに外部に漏れようとする気体(安全気体)をシールするとともに、このVパッキン26から漏れ出ようとするごく僅かな気体(安全気体)も前記パッキン押え28のローター軸11との摺動面に形成する断面鋸歯状の乱流発生部29によって渦巻き状の乱流が生じ、外部への漏洩を可及的に防止することができる。また、本実施例(設計温度450℃)では、ローター軸11の貫通孔12に冷却水を通して循環させ、ローター軸11を冷却することによってローター軸11に圧接させる第1グランドパッキン20,第2グランドパッキン21,Vパッキン26の熱による劣化を防止することができる。
以上のように、ローター室5から漏れ出してローター軸11の軸封部の隙間に入り込もうとする微粉炭及び有毒ガスを、複数の第1及び第2グランドパッキン20,21を配置し、第1グランドパッキン20と第2グランドパッキン21の間に環境に悪影響を与えない加圧気体S(安全気体)を供給することでガスシールすることが可能である。第1グランドパッキン20と第2グランドパッキン21によりシール性を保つとともに、たとえ、これら第1及び第2グランドパッキン20,21のグランドパッキン部とローター軸11との隙間に微粉炭及び有毒ガスが入り込んだとしても、その外側に配置したVパッキン26及び乱流発生部29によって多段階に渡って効果的にシールすることができる。このように、極めて粒子の細かな微粉炭及び有毒ガスを効果的にシールすることで、有毒ガスの漏出を封止し、かつ微粉炭による第1及び第2グランドパッキン20,21,Vパッキン26の損傷を防止する。このように、第1及び第2グランドパッキン20,21,Vパッキン26により軸封部のシール性を保つとともに、ケーシング2の内部圧力に対して10%ほど高い圧力で軸封材充填用空間6aに加圧気体Sを供給することにより、ケーシング2の内側に向かう加圧気体Sのガスシール効果によって微粉炭の漏洩を効果的に防止することができる。さらに、これら第1及び第2グランドパッキン20,21,Vパッキン26による軸封部から漏れ出る極僅かな気体(安全気体)もパッキン押え28の摺動面に形成する断面鋸歯状の乱流発生部29による乱流によって外部への流失を多段階に渡って効果的に防止することができる。また、加圧気体S自体が毒性のない安全気体であるから、この気体が第2グランドパッキン21のエリアに滞留し、仮に外部に流出しても環境的には全く問題ない。また、このように、加圧気体Sが外部に漏れ出した場合、締め付けボルト22を増し締めすることによって、第1及び第2グランドパッキン20,21の圧縮率を調整し、加圧気体Sの流出を可及的に防止することができる。
以上、本発明の一実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、本願発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施例では、ロータリーバルブの用途として、微粉炭を処理して気体燃料に変換する石炭ガス化炉における微粉炭の供給機構(排出機構)に用いた場合を例として説明したが、各種のロータリーバルブや軸封部を備えた各種粉粒体処理機械に広く利用可能である。例えば、ロータリーバルブに限らずスクリューコンベアやバタフライバルブ、ゲートバルブ、フラップダンパーといった各種粉粒体搬送装置の軸封として広く適用可能である。さらに、ロータリーバルブの基本的構造についても前記実施例に限定されるものはなく、適宜選定すればよい。また、グランドパッキンの圧縮率についても、圧縮率の異なる複数組のグランドパッキンを配列し、複数組のグランドパッキンによる圧縮率の低い領域と複数組のグランドパッキンによる圧縮率の高い領域とを形成してもよく、また、ローター側から外側に向かって次第に圧縮率が高くなるように個々のグランドパッキンの圧縮率を調整してもよい。さらに、圧縮率の異なるグランドパッキンの比率も1個対3個に限るものではない。
1 ロータリーバルブ
2 ケーシング
3 供給口(供給部)
4 排出口(排出部)
5 ローター室
6 スタッフィングボックス(軸受部)
6a 軸封材充填用空間
10 ローター
11 ローター軸(回転軸)
20 第1グランドパッキン
21 第2グランドパッキン
23 グランド押え
26 Vパッキン
28 パッキン押え
29 乱流発生部

Claims (6)

  1. 粉粒体処理装置の駆動回転軸と、この回転軸を軸支する軸受部との間に回転軸の軸方向に延びる軸封材充填用空間を形成し、この軸封材充填用空間内に前記回転軸の軸方向に複数のグランドパッキンを配置するとともに、前記軸受部の軸方向外側からグランドパッキン押えを押圧可能に設け、このグランド押えで前記軸封材充填用空間を塞いで前記各グランドパッキンを圧縮保持するとともに、前記軸封材充填用空間に配置された前記複数のグランドパッキンの間に加圧気体を供給する加圧気体供給手段を設け、この加圧気体供給手段によって粉粒体処理装置内部の圧力よりも高い圧力の加圧気体を供給するとともに、この加圧気体の供給位置は、前記圧縮率が異なる複数組のグランドパッキンの境界部に位置し、その供給位置を挟んで前記圧縮率が低いグランドパッキンを前記粉粒体処理装置の外側に、圧縮率が高いグランドパッキンを前記粉粒体処理装置の内側に配置し、かつ、圧縮率が高いグランドパッキンと、圧縮率が低いグランドパッキンをほぼ1個対3個の割合で配置したことを特徴とする軸封装置。
  2. 前記軸封材充填用空間に供給される加圧気体の圧力と粉粒体処理装置内部の圧力との差圧は、加圧気体の圧力が粉粒体処理装置内部の圧力より5%〜15%、好ましくは概ね10%高いことを特徴とする請求項1記載の軸封装置。
  3. 前記複数のグランドパッキンの外側に前記回転軸に圧接する複数のVパッキンを並設し、この各Vパッキンをパッキン押えで圧縮保持したことを特徴とする請求項1又は2に記載の軸封装置。
  4. 前記複数のVパッキンの外側に、前記回転軸と摺動する前記パッキン押えの摺動面に断面鋸刃状の乱流発生部を設けたことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の軸封装置。
  5. 粉粒体の供給部と排出部とを備えたケーシングと、このケーシングの軸受部に軸支したローター軸と、このローター軸に固定して前記供給部と排出部の間において回転自在に設けたローターとを具備し、前記軸受部と前記ローター軸との間に前記ローター軸の軸方向に延びる軸封材充填用空間を形成し、この軸封材充填用空間内に前記回転軸の軸方向に複数のグランドパッキンを配置するとともに、前記軸受部の軸方向外側からグランドパッキン押えを押圧可能に設け、このグランド押えで前記軸封材充填用空間を塞いで前記各グランドパッキンを圧縮保持するとともに、前記軸封材充填用空間に配置された前記複数のグランドパッキンの間に加圧気体を供給する加圧気体供給手段を設けるとともに、この加圧気体の供給位置は、前記圧縮率が異なる複数組のグランドパッキンの境界部に位置し、その供給位置を挟んで前記圧縮率が低いグランドパッキンを前記粉粒体処理装置の外側に、圧縮率が高いグランドパッキンを前記粉粒体処理装置の内側に配置し、かつ、圧縮率が高いグランドパッキンと、圧縮率が低いグランドパッキンをほぼ1個対3個の割合で配置するように構成したことを特徴とする軸封装置を備えた粉粒体搬送装置
  6. 前記請求項5記載の軸封手段を備えた粉粒体搬送装置の軸封方法であって、前記軸封材充填用空間に配置された前記複数のグランドパッキンの間に、前記加圧気体供給手段により加圧気体を供給するものであり、前記軸封材充填用空間に供給される加圧気体の圧力と粉粒体処理装置内部の圧力との差圧が、加圧気体の圧力は粉粒体処理装置内部の圧力より5%〜15%、好ましくは概ね10%高い加圧気体供給して粉粒体搬送装置の軸封を得るように構成したことを特徴とする軸封方法。
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