JP4908376B2 - 対流加熱型光沢改善器 - Google Patents

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Description

本発明は電子写真システムによる画像複製、とりわけその画像の光沢を制御するシステム及び方法に関する。
従来から、電子写真画像形成システムにおいては、トナーにより画像を形成して画像搬送部材例えばフォトレセプタドラム及び中間転写ベルトにより搬送し、記録媒体例えば用紙上に転写及び固着させる、という方式が広く用いられている。
この種の画像形成システムでは、記録媒体上にトナー像を迅速に固着させるため、トナー像が付着している記録媒体を相互に回転する一対の画像固着用ローラ(フューザローラ)の接触間隙即ちニップに通すことで、記録媒体を移送中に加熱及び加圧する、という仕組みの画像固着ユニットが用いられる。この仕組みによる画像固着ユニットは、トナー像を記録媒体に熔融固着させる装置であることから、一般に融着器即ちフューザと呼ばれている。
米国特許出願公開第2005/0219641号明細書(A1)
こうした方式による文書複製システム、とりわけカラープリンタに対しては、その複製出力として光沢が高レベルで均一なものが求められることが多いが、フューザによってもたらされる不均一な光沢や、フューザの加齢に伴う光沢の変化は往々にして避けがたいものである。得られる複製物における光沢上の欠陥即ち光沢欠陥には、フューザローラに起因するものとフューザより後段における温度分布により生じるものとがあり、前者の例としてはエッジ摩耗、オイルストリーク、エアナイフストリーク、ランダムウェイビーグロス、光沢低下等がある(ストリーク:縞状欠陥,ウェイビーグロス:波状欠陥)。例えば融着後における記録媒体やフューザローラの冷まし方が不均一であると冷却リングが発生し、それに伴いエアナイフストリーク等が露呈する。また、画像に接触するローラ上に汚濁物質が蓄積するにつれ、光沢低下が発生、進行する。更に、フューザより後段における温度分布による光沢欠陥の例としては、フューザからその後段へと記録媒体を移送するためのベルトに開いている孔が、偽像となって映り込む現象(ベルトホール偽像)等がある。
ここに、従来は、フューザローラに起因する光沢欠陥に対しそのフューザローラの交換で対処していたため、フューザローラの交換が割合に短周期で繰り返されていた。本発明の目的の一つは、フューザより後段で熱処理を施して光沢欠陥を治癒させ、それによってフューザの交換周期ひいては実質寿命を引き延ばすこと、例えば二倍或いはそれ以上に引き延ばすことにある。
本発明に係る対流加熱型光沢改善器は、トナー像が固着しているシートを受け入れ移送するシート移送器と、そのトナー像に熱気を送り加熱する加熱ユニットと、加熱ユニットにより加熱されたトナー像にそのトナー像よりも低温の冷気を供給する冷却部とを備え、シート上に形成されたトナー像の光沢及びその均一性を高める対流加熱型光沢改善器である。ここに、本発明は、電子写真画像形成システム内で使用する対流加熱型光沢改善ユニットとして実施することができる。その位置は、例えばフューザ(融着ユニット/ステーション)のすぐ下流とする。本ユニットには、例えば、トナー像が固着しているシートを受け入れ移送するシート移送器と、シート移送器上でシートを保持するシート保持器と、移送中のシートの少なくとも一部分に熱気を浴びせ対流性熱移転を引き起こす熱気源と、を設ける。更に、シート、シート移送器又はその双方からの除熱を促進する除熱ユニットを設けるとなおよい。
本発明は、更に、2個の対流加熱型光沢改善器を縦続接続した構成の両面用対流加熱型光沢改善ユニットとしても実施することができる。本ユニットでは、一方の光沢改善器によりシートの片面が加熱された後、その面が十分に冷めてから他方の光沢改善器によりシートの他面が加熱されるよう、各光沢改善器を設ける。
本発明は、更に、対流加熱型光沢改善器1個に加えシート反転ユニットを備える両面用対流加熱型光沢改善ユニットとしても実施することができる。シート反転ユニットは、光沢改善器による片面への加熱が済んだシートを十分に冷めた後に受け入れ、そのシートを表裏反転させ、そしてそのシートを同じ光沢改善器に再び送り込んで他面特にその上のトナー像を加熱させる。
まず、本発明にて対流加熱を利用するのは、一つには、色によらず均等に加熱できるからである。例えば特許文献1(発明者:Kitano et al.)に記載の電子写真式画像形成装置においては、融着ステーションの下流にランプ及び反射器からなる輻射型ヒータが配置されている。この輻射型ヒータは、固着済のトナー像に向け輻射エネルギを照射することにより画像の光沢を変化させるので、これを利用することで画像の光沢を調整し出力させることができる。しかしながら、輻射エネルギ吸収能は物質毎に異なるので、この構成では、加熱の度合いが各部分毎にばらついてしまう。例えば、大抵のトナーは透明な熱可塑性素材に顔料を混ぜた組成を有している。主成分である透明熱可塑性素材は輻射エネルギ吸収能があまり高くないので、トナーの輻射エネルギ吸収能は主としてそのトナー中の顔料の種類によって決まる。通常、黒色顔料の輻射エネルギ吸収能は他の色の顔料よりも高いので、カラー画像形成装置にてこの輻射型ヒータを使用すると黒色部分が他の色の部分よりも強く加熱されることとなり、望ましくない。これに対し、対流加熱型ヒータであれば、黒色を含めどの色のトナーでも均等に加熱することができる。
図1に、本発明の一実施形態に係る対流加熱型光沢改善システム1を示す。この図に示す実施形態は片面加熱型の実施形態であり、対流加熱型光沢改善器2を1個備えている。光沢改善器2はシート状の記録媒体100上に固着しているトナー像を再加熱するための装置であり、この再加熱によりそのトナー像の欠陥を補正してその光沢を高めより均等乃至均質な光沢にすることができる。しかも、その画像に歪が生じることもない。
また、本実施形態における対流加熱型光沢改善器2は、シート移送手段の一例として、記録媒体100を受け入れて保持し移送するシート移送器3を備えている。
本実施形態におけるシート移送器3は、複数個のローラ5にベルト4を架け、それらのローラ5のうち1個をモータ30で駆動することによりベルト4を駆動する構成を採っている。移送器3を構成する部材のうちベルト4は、ラバーや繊維性の織物等、様々な素材によって形成することができる。また、モータ30はローラ5のうち1個を駆動しているが、各ローラ5をそれぞれ(個別の又は共通の)動力源で駆動するようにしてもよいし、ベルト4を駆動するためのローラをまた別に設けてもよい。例えば、ベルト4の外周面に接するよう別のローラを配置し、そのローラを駆動することでベルト4を駆動するようにしてもよい。そして、ローラ5は中空ローラであり、ベルト4から好適に熱を奪う(除熱する)ことができるよう、高熱伝導性素材により形成されている。ローラ5が中空であるので、その長手方向に沿ってローラ5内部に空気を吹き込むことで、ローラ5からの除熱を促進することもできる。
稼働時には、シート移送器3はまず、本システム1が組み込まれている電子写真システムのフューザから送られてくる記録媒体100を受け入れる。電子写真システム内におけるフューザと本システム1の位置関係はその用途によって様々である。例えばフューザのすぐ後段に本システム1を配置してもよいし、フューザと本システム1の間に他の部材を介在させてもよい。フューザのすぐ後段に本システム1を配置した構成では、フューザの出口にあるニップから出てくる媒体100を、本システム1の移送器3が即座に引き取ることができる。また、本システム1を、フューザが組み込まれている電子写真システムとは別のシステムに組み込み、システム間で媒体100を受け渡しするようにしてもよい。また、ユーザから与えられる媒体100を直ちに処理し、その媒体100上の画像の光沢を改善するシステムとして、即ちスタンドアロン型のユニットとして、本システム1を使用することもできる。
シート移送器3は、前段から記録媒体100を受け取るとその媒体100を直ちに保持、固定する。これを実現するため、本実施形態では、移送器3に、媒体100を矢印D2の方向に吸引して即座に保持固定するシート保持器を設けている。このシート保持器では、媒体100に吸引力を作用させるため、移送器3のベルト4に複数個あいている図示しない孔を使用する。こうした孔をベルト4に形成する手段は数多くあり、例えばベルト4がラバー製ならプレス、モールド、ドリル、レーザ加工、パーフォレーション等の工法で孔を形成することができる。また、繊維を織ってベルト4を形成する場合はその編み目が孔となるので、十分小さな編み目が十分多数形成されるよう、繊維の種類と織り方を決めればよい。このように孔を形成して吸引力を作用させる構成では、本システム1の対流加熱型光沢改善器2を稼働させることにより、それらの孔の陰(偽像)がトナー像内に形成乃至転写されてしまう可能性もある。それを回避するには、媒体100の最小厚み、媒体100を形成している素材のスティフネス、並びに作用させる吸引力の強さに基づき、孔の最大直径を決める必要がある。具体的には、媒体100の厚みが孔の最大直径の数倍程度になるよう、孔の最大直径を決めるとよい。媒体100の厚みが0.2mmなら孔の最大直径は例えば0.1mmにする。そして、ベルト4は、熱気による温度上昇に耐えられる素材によって形成する必要がある。なお、織物即ちその表面の大半が開口している素材によりベルト4を形成する際には、その繊維の直径、即ち至近にある媒体100と接触する部分の直径を、媒体100の厚みより数倍細くする必要がある。
また、記録媒体100に作用させる吸引力を発生させるため、本実施形態では、シート移送器3特にそのシート保持器の一部としてプレナム6を設け、そのプレナム6を真空源31に接続している。真空源31を稼働させるとその作用によってプレナム6内が減圧乃至真空化されるので、ベルト4に形成されている孔のうちプレナム6の上方に位置する孔を介した吸引が発生する。即ち、その孔の上に媒体100があれば、その媒体100に対し吸引力が作用する。すると、ベルト4の表面特にプレナム6上方の面と、媒体100の片面即ちベルト4に接する面とが、密着する。これにより、媒体100は移送器3上に保持、固定される。なお、これ以外の方法で媒体100を保持するようにしてもよい。例えば、移送器3の表面に媒体100を静電吸着させてもよい。
シート移送器3は、この状態で記録媒体100を矢印D1の方向に移送し、対流加熱手段の一種である対流加熱ユニット8の直下を通過させる。このユニット8は対流性熱伝達用の熱気(トナー像より高温の空気)をもたらす熱気源32を備えており、その熱気は供給空間9を介し矢印D3の方向に供給される。熱気の行く先は空間9の下方にあるベルト4であり、従って、ベルト4の一部表面が熱気にさらされると同時に、もし媒体100が通過中であればその媒体100の露出面上にあるトナー像も熱気にさらされ、その一部が熔融する。更に、熱気源32は、例えば発熱用の巻線抵抗及びファン(若しくはブロワ)によって実現することができる。即ち、開放空間に配置した巻線抵抗によって空気を加熱し、その空気を矢印D3の方向に吹き付けるようにすればよい。また、発熱用の巻線抵抗をフィンの中に埋め込んだ構造のヒータを、熱気源32として使用してもよい。その場合、単なる巻線抵抗に比べてその表面積が拡がるため、空気とヒータとの間の温度差が小さくなる。熱気源32としては、更に、空気流に露出させたワイヤ、セラミックや金属で形成されたジャケット内に収容したワイヤ、水晶ハロゲンランプ、フィン構造中に埋め込んだ半導体ヒータ、自由空間中に配置した半導体ヒータ等も使用できる。各種の燃焼型熱交換器等も使用できるが、やや現実性には欠ける。総じて、空気流を加熱可能な手段であれば、どのような手段でも使用することができる。
熱気の供給に使用される供給空間9は、高速若しくは超高速で流れる熱気を矢印D3に沿って案内し、記録媒体100の表面に届けるための空間であり、それに適う構造物であればどのような構造物でも、この空間9の形成に使用できる。例えば、ダクト、パイプ等を用いるとよい。また、熱気の流速には最適値、即ち媒体100の表面に達したときに有していることが望ましい流速値がある。この流速最適値は、例えば媒体100の移送速度、送られてくる熱気の温度、熱気源32における送風パワー、ノイズレベル目標値等、数多くのパラメタによって左右される。即ち、達成したい流速が低ければ低い程熱気送風パワーは小さくて済み、従って多くの場合ノイズレベルも下がるが、反面で熱気を高温にしなければならず、媒体100が焦げる恐れも生じる。逆に、達成したい流速が高ければ高い程熱気は低温で済み、従って媒体100に焦げができる恐れも少なくなるが、反面、熱気送風パワーを大きくしなければならず、ノイズレベルも上がることが多い。こうしたことを勘案して決まる流速最適値は一般に6〜30m/secの範囲内であるので、12〜20m/secの流速になるよう熱気を流すのがよいであろう。
また、ベルト4やその上の記録媒体100の加熱に使用された熱気は、熱気排出手段の一種である排出空間10を介し矢印D4の方向に排出させる。この空間10も、例えばダクト、パイプ等の構造物によって形成することができる。即ち、媒体100の表面から離れていくよう使用済熱気を導くことができる構造物であれば、どのような構造物でも使用できる。また、空間10を介した使用済熱気の排出先は、本システム1の外部であってもよいし、同システム1内の対流加熱ユニット8であってもよい。即ち、空間10を介しファン等により使用済熱気を取り出し、それをユニット8で再加熱して供給空間9内に再び送り込むようにしてもよい。そして、空間10の断面積は空間9の断面積より広くするのが望ましい。そうすれば、排出される使用済熱気の圧力を供給時における熱気の圧力より低くすることができる。
更に、本実施形態では、図1に示すように供給空間9が排出空間10より上流にある。従って、シート移送器3により移送中の記録媒体100はまず空間9に達し、その空間9にて熱気を浴び、更に矢印D1に沿い下流に移動して空間10に達し、その空間10にて熱気を奪われる。対流加熱によりもたらされる優れた光沢仕上がりは、こうして使用済熱気を奪いトナーを迅速に冷ますことで損傷を受けにくいものになり、後段でのシート状媒体100の取扱が容易になる。
また、記録媒体100に達した時点での熱気の温度は、その媒体100に焦げや燃焼が生じない範囲内で、できるだけ高温にするのが望ましい。例えば、静止している媒体100にその温度の熱気を浴びせ始めてからその媒体100が燃え出すまでの時間が3秒以内に収まる温度を目処に、熱気の上限温度を設定、制御するとよい。それだけの時間的余裕を確保すれば、媒体100例えば紙がジャミングしたとき等に、熱気源32をシャットダウンさせることや、バルブを開いて供給空間9から排出空間10へと熱気を逃がすことができ、それによって媒体100への熱気の供給を停止させることができる。具体的には、媒体100に達した時点での熱気の温度を、例えば200〜300℃の範囲内の温度にする。
これ以外で採用可能な温度制御方式としては、例えば、使用する記録媒体100やトナーの種類に応じ、或いはその検知結果に応じ、設定を変更するという方式がある。また、シート移送器3を構成するベルト4の速度や対流加熱型光沢改善器2における媒体100のドゥウェルタイム(なまし時間/通過所要時間)を調整することでも、トナー像に供給される熱の量を制御することができる。そして、使用する熱気源32の仕組み及び能力次第では、供給する熱気の温度を制御して周期的に或いは一時的に変化させることもできる。例えば、ベルト4上に媒体100がないとき等に熱気の温度を下げることができる。
加えて、熱気の流速に関しても様々な制御方式を採用することができる。例えば、対流加熱ユニット8の直下に記録媒体100があるときだけ熱気を供給するよう、熱気源32を制御するとよい。また、シート移送器3が稼働している間は熱気のストリームを供給しそれ以外のときは停止するよう、熱気源32を制御してもよい。
本実施形態では、更に、シート移送器3から除熱するため対流除熱ユニットを設けている。このユニットは冷気源33及びそれに接続されたプレナム7から構成されており、プレナム7を介し冷気源33が使用済熱気を吸引してベルト4から除熱する仕組みとすることも、また逆に冷気(ベルト4より低温の空気)を浴びせ除熱する仕組みとすることも可能である。前者の仕組みを採る場合、例えば真空源31と同様の構成の装置を冷気源33として用い、ベルト4に形成された孔を介し矢印D8の方向に使用済熱気を吸い出す。後者の仕組みを採る場合、例えば冷却装置や外気取込装置を冷気源33として用い、ベルト4に形成された孔を介し矢印D7の方向に冷気を吹き付ける。なお、外気取込装置とは、本システム1が組み込まれている装置を取り巻く空間から空気を取り込む装置である。後述の対流除熱ユニット11に組み込まれている冷気源と同様の装置を、冷気源33として用いることもできる。また、このシート移送器用対流除熱ユニットは、例えば移送器3やその構成部材の温度が所定の上限温度に達したときだけ稼働するように制御してもよいし、本システム1やその組込先のシステム例えば電子写真システムの動作状態並びに時間経過による温度変化に基づき予測制御してもよい。
対流加熱ユニット8による加熱が済んだ記録媒体100は、例えば移送中の自然放熱によって除熱させてもよい。そうしたシステム構成を採る場合は、シート移送器3は、ユニット8を通過した媒体100を(自然除熱の途上で又はそれが済んだ後に)後段の装置に送る。例えば、本システム1が電子写真システム等のシステムに組み込まれている場合はそのシステム内のより後段の装置乃至ユニットに送り、スタンドアロンユニットとして使用されている場合は吐出口その他の機能部分に送る。
また、対流加熱ユニット8による加熱が済んだ記録媒体100を、後段の処理に供するのに先立ち除熱するようにしてもよい。即ち、本システム1における対流加熱によりもたらされる優れた光沢は、後段における処理や接触で損傷を受ける可能性がある。これを避けるには、加熱が済んだ媒体100を、後段での処理に先立ち十分に冷ましておくとよい。そのため、本実施形態では、冷却装置や外気取込装置(前述)等の冷気源34を有する対流除熱ユニット11を設けている。この冷気源34は、供給空間12を介し矢印D5の方向に沿って冷気(トナー像より低温の空気)を送り出す。その冷気は、ベルト4やその上の媒体100上の加熱済トナー像に達し、更に排出空間13を介し矢印D6の方向に排出される。これらの空間12及び13は、何れも(内蔵)ダクトやパイプによって形成できる。空間12を介した冷気の供給は、空間9を介した熱気の供給と同様、十分高い流速で行う。これは対流熱伝達係数を高くするためである。また、空間13を介した使用済冷気の排出は、例えば使用済冷気をファンにより吸い出すことで行う。ファンにより吸い出された使用済冷気は、例えば冷気源34によって再冷却し空間12に再供給することで、再循環させることができる。また、使用済冷気を本システム1の外部に放出させてもよい。更に、空間13の断面積を空間12の断面積より広くすることで、排出時の冷気圧力を供給時の冷気圧力より低くすることができる。
図4に、本システム1(或いは後述の実施形態に係るシステム)を組み込むことが可能な電子写真式カラー画像形成装置200を示す。この装置200においては、原稿スキャン等の手段で得られた画像データに基づき、例えばレーザ式のイメージング装置110がフォトレセプタ120上に潜像を形成する。フォトレセプタ120上に形成された潜像には、トナーカートリッジ130から供給される様々な色(図示例ではシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(B))のトナーを接触させ、これにより様々な色のトナー像を形成する。それらのトナー像は中間ベルト140に転写され、更に点145にて、サプライビン160から供給される記録媒体100上に転写される。転写されたトナー像はフューザ150にて媒体100上に固着させる。媒体100はその後本システム1に供給され、その上のトナー像の光沢が対流加熱により改善される。なお、以上の構成のうち本システム1以外の部分は周知の構成である。例えば、この参照を以てその全内容が本願に繰り入れられるところの特許文献1の記載を参照されたい。
図2に、本発明の他の実施形態に係る対流加熱型光沢改善システム60を示す。本実施形態は両面加熱型の実施形態であり、対流加熱型光沢改善器を2個(2及び42)備えている。本実施形態における光沢改善器42は光沢改善器2と同様の構成であり、光沢改善器2によって処理された記録媒体100を直ちに受け取れるよう光沢改善器2のすぐ後段に配置されている。また、図示されているように光沢改善器42の向きは光沢改善器2とは上下逆向きであるので、光沢改善器42では、媒体100の両面のうち光沢改善器2によって加熱された側の面とは逆の面(図では下側の面)の上にあるトナー像が加熱され、そのトナー像の光沢が改善される。なお、必要に応じ、光沢改善器2と光沢改善器42を互いに異なる構成にすることもでき、またそれらの間に別の構成部材を配置することもできる。
また、こうした構成では、前段の対流加熱型光沢改善器2によって加熱されその上のトナー像の光沢が改善された側の面、即ち記録媒体100の上面が、後段の対流加熱型光沢改善器42のベルト4に接触することになる。従って、光沢改善器42のベルト4に接触する前に媒体100の上面を十分に冷ましておかないと、その面上のトナー像が損傷を受ける可能性がある。媒体100の上面を十分に冷ますには、例えば、図1に示した対流除熱ユニット11を光沢改善器2に設ければよい。
図3に、本発明の更に他の実施形態に係る対流加熱型光沢改善システム61を示す。本実施形態も両面加熱型の実施形態であり、対流加熱型光沢改善器2及びシート反転器62を備えている。
この図に示す通り、本実施形態においては、図1に示したものと同様又は類似の構成を有する対流加熱型光沢改善器2に、記録媒体100を複数回通す構成を採っている。即ち、光沢改善器2のシート移送器3は、その片面の処理が済んだ媒体100をシート反転手段の一種であるシート反転器62に送り込む。反転器62は、送り込まれた媒体100を、その表裏を反転させて光沢改善器2に再供給する。従って、再供給時における媒体100の向きは、既に初回の通過で処理されている側の面及びその上の光沢改善済トナー像がベルト4に接触し、初回の通過時にベルト4に接触していた側の面及びその上の光沢未改善トナー像が光沢改善用の熱気にさらされるような向きになる。
シート反転器62は、この図に示すように、シート移送器3から受け取った記録媒体100をガイド63,64の間隙に送り出す。対流除熱ユニット11の動作によって、その媒体100は、既に(ほぼ)十分に冷めている。送り出された媒体100は、ガイド63,64によって矢印D20の方向に案内され、ローラ20,21の間隙を通り、更にガイド65,66の間隙を通ってローラ23及び24に達する。ローラ23及び24は、ローラ23,24の間隙に到達した媒体100の動きを停止、反転させる方向に回転している。従って、ローラ23及び24に達した媒体100はその移動方向を変え、ローラ21,22の間隙を通り、矢印D21の方向に沿ってガイド67,68の間隙を通り、そして出てきたときとは表裏逆の向きで移送器3に再び入っていく。対流加熱型光沢改善器2における二回目の処理が済み、従って表裏両面の処理が済んだ媒体100は、移送器3によって後段に送られる。即ち、本システム61の組込先である電子写真システムその他のシステム内で本システム61より下流にある装置や、吐出口等の機能部分に送られる。
なお、図示したシート反転器62は一例構成に過ぎず、他の構成或いは他の仕組みにより記録媒体100を表裏反転させることもできる。
本発明に係る対流加熱型光沢改善システム、特に片面加熱型の実施形態を示す模式図である。 本発明に係る対流加熱型光沢改善システム、特に光沢改善器を2個使用した両面加熱型の実施形態を示す模式図である。 本発明に係る対流加熱型光沢改善システム、特に光沢改善器とシート反転器を併用した両面加熱型の実施形態を示す模式図である。 本発明に係る対流加熱型光沢改善器が組み込まれた電子写真式画像形成システムを示す模式図である。
符号の説明
1,60,61 対流加熱型光沢改善システム、2,42 対流加熱型光沢改善器、3 シート移送器、8 対流加熱ユニット、9 供給空間、10 排出空間、32 熱気源、100 記録媒体。

Claims (3)

  1. トナー像が固着しているシートを受け入れ移送するシート移送器と、
    そのトナー像に熱気を送り加熱する加熱ユニットと、
    加熱ユニットにより加熱されたトナー像にそのトナー像よりも低温の冷気を供給する冷却部とを備え、
    シート上に形成されたトナー像の光沢及びその均一性を高める対流加熱型光沢改善器。
  2. 請求項1に記載の対流加熱型光沢改善器において、
    トナー像に冷気が供給された後のシートの表裏を反転し、シート移送器にそのシートを戻すように供給するシート反転手段を備え、加熱ユニットで、光沢改善済みトナー像が形成された側とは別の面上の光沢未改善トナー像を加熱する対流加熱型光沢改善器。
  3. 請求項1に記載の対流加熱型光沢改善器において、
    シート移送器は、
    シート移送時にシートを受け入れ、支持するシート移送面であって、複数の孔を有するシート移送面と、
    シート移送面上のシートを保持するシート保持器であって、真空源に接続されるプレナムを有するシート保持器とを含み、
    真空源の稼働によりプレナム内が減圧または真空化され、シート移送面上の孔のうち、プレナムの上方に位置する孔を介した吸引を発生させ、シート移送器上のシートを保持する対流加熱型光沢改善器。
JP2007273277A 2006-10-25 2007-10-22 対流加熱型光沢改善器 Expired - Fee Related JP4908376B2 (ja)

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