JP2011137963A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面の光沢度、厚み、白色度等が異なる記録媒体に切替えられて通紙されても装置を停止することなく定着処理が可能な定着装置及び該定着装置を備える画像形成装置を提供する。
【解決手段】非接触で搬送される記録媒体Pを予備加熱する予備加熱機構部12Aと、定着機構部12Bと、を備え、予備加熱機構部12Aは、搬送される記録媒体Pに近接した状態で記録媒体搬送方向に順次並べて配列され、定着処理のときに発熱状態となる複数の発熱体121aと、複数の発熱体121aと記録媒体搬送経路の間に配置され、発熱体121aから記録媒体Pへの輻射熱を遮る遮蔽物の開閉制御を行って複数の発熱体121aのうち搬送される記録媒体Pへ露出させる発熱体121aの本数の調整が可能なシャッター127と、を有し、記録媒体Pの表面光沢度、厚み、白色度の少なくともいずれかに基づいて、予備加熱機構部12Aにおけるシャッター127の開度が調整される。
【選択図】図2

Description

本発明は、予備加熱機構部を備える定着装置及び該定着装置を備えトナーを用いた複写機、ファクシミリ、プリンタ等の電子写真方式の画像形成装置に関し、特に、表面の光沢度、平滑度、厚み、白色度等が異なる各紙種に対応した定着装置及び画像形成装置に関するものである。
複写機、ファクシミリ、プリンタ等の電子写真方式の画像形成装置に用いられている定着装置は、所定の温度に制御された定着ローラと、弾性体を有してその定着ローラに圧接する加圧ローラとによって記録媒体表面上の未定着のトナー画像を加熱し、加圧することによって定着する熱ローラ定着方式が、モノクロ機からカラー機に至るまで幅広く採用されている。
ここで、定着装置には、主にカラー画像の画質や品位を向上させるために、トナー画像の光沢度を制御することが求められている。光沢度は特にカラー画像においては、ある程度高い方が、画像濃度が高くなり、色域を広くすることができるので、好ましい。しかし逆に、光沢度が高すぎると、反射光が多くなるため、文字画像においては、文字が読みにくくなるという欠点がある。
また、記録媒体の厚み、連量が増大すると記録媒体の熱容量が増えるため、トナーに与えられた熱が記録媒体に奪われ、トナーの記録媒体への定着が困難となり、その対応が求められていた。
また、白色度の高い記録媒体は、一般的に炭酸カルシウムなどの添加剤を多く含有しており、トナーが記録媒体に定着するのを阻害する要因となっている。例えば、カラー印刷で使用される上質紙は、普通紙(白色度70%程度)よりも炭酸カルシウムなどの添加剤を多く含有して、白色度が90%以上となっており、定着しにくい傾向があった。
これらの問題に対して、特許文献1では、記録媒体の光沢度を検出し、定着時間、定着温度、定着圧力などの定着条件を制御することにより、所望の光沢を得る手段が開示されている。
しかしながら、特許文献1の技術では、光沢度の調整のためには、定着速度、定着温度、定着圧力の定着条件を変更するとしており、このように定着条件を変更した後に定着処理が可能となるまでに所定の時間を要することから、生産性が低下する問題があった。
また、定着後に光沢度を測定して、目標とする光沢度とそれを得るための適切な熱量に調整する装置として、特許文献2では、テスト画像の光沢度を検出し、目標とする光沢度とそれを得るための適切な熱量を記憶し、本出力時に適応させる手段が開示されている。
しかしながら、特許文献2の技術では、テスト画像を印刷しないと最適条件がでないため、テスト画像分の記録媒体の無駄が生じ、生産性を低下させるものであった。
また、特許文献3,4には、定着ローラの前段部に用紙を加熱するプレヒータを設け、用紙の厚みに応じてプレヒータの用紙へ投入する熱量の制御を行う定着補助手段が開示されている。
しかしながら、特許文献3,4では、プレヒータが用紙の裏面に接触して加熱する構成となっており、厚紙への対応が難しかった。また、帳票など同じ厚みの用紙が連続することを前提としており、薄紙から厚紙に用紙の厚みが瞬間的に切り替わる場合の対応が困難であった。
また、特許文献5,6には、用紙の厚みに応じて投入する熱量を変更する手段が開示されている。
しかしながら、特許文献5の技術は、用紙の厚みが切り替わるときに、トナー画像のオフセットが極力発生しない程度の定着温度に変更することで、高速印刷を実現しようとするものであり、必ずしも画質と生産性を完全に両立させるものではなかった。
また、特許文献6の技術では、用紙の厚みに応じて定着ローラの制御温度を変更することが記載されているのみで、例えば厚紙に切り替わるときに定着ローラの制御温度を変更した後に定着処理が可能となるまでに所定の時間を要することから、生産性が低下する問題があった。
また、特許文献7には、白色度を検知して、その検知結果に応じて定着条件等を変更する手段が開示されている。
しかしながら、特許文献7の技術は、検知した用紙の白色度に応じて、形成する画像の色補正を行い、良好な画質を得ようとするものであり、定着不良を改善しようとするものではなかった。
また、特許文献1及び5〜7は、光沢度、用紙厚み、白色度について各々の記載はされているが、複合的には記載されていない。使用される紙種が少なく、画質、生産性が重視されていないオフィス用の複合機や家庭用プリンタでは、光沢度、用紙厚み、白色度について各々の検出による定着条件の制御で問題ないが、プロダクションプリンティング(PP)市場などの商業印刷分野では、使用される紙種が多く、画質、生産性も重視されるため、複合的に検出し、より最適な定着条件を決定する必要があった。
本発明は、以上の従来技術における課題に鑑みてなされたものであり、表面の光沢度、厚み、白色度等が異なる記録媒体が混在して通紙され、あるいは切替えられて通紙されても装置を停止することなく定着処理が可能な定着装置及び該定着装置を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために提供する本発明は、以下の通りである。
〔1〕 記録媒体(記録媒体P)上のトナー(未定着トナーT)を熱と圧力により定着させるニップ部を有する定着機構部(定着機構部12B)と、前記定着機構部の記録媒体搬送方向の上流側に配置され、非接触で搬送される前記記録媒体を加熱する予備加熱機構部(予備加熱機構部12A)と、を備え、前記予備加熱機構部は、搬送される記録媒体に近接した状態で記録媒体搬送方向に順次並べて配列され、定着処理のときに発熱状態となる複数の発熱体(発熱体121a)と、該複数の発熱体と記録媒体搬送経路の間に配置され、前記発熱体から前記記録媒体への輻射熱を遮る遮蔽物(遮蔽板127a)の開閉制御を行って前記複数の発熱体のうち搬送される記録媒体へ露出させる発熱体の本数の調整が可能なシャッター(シャッター127)と、を有し、前記記録媒体の表面光沢度、厚み、白色度の少なくともいずれかに基づいて、前記予備加熱機構部におけるシャッターの開度が調整されることを特徴とする定着装置(定着装置12、図2,図3)。
〔2〕 記録媒体表面の光沢度を測定する光沢度測定手段(光沢度測定手段129)を備え、前記光沢度測定手段による前記記録媒体の表面光沢度の測定結果に基づいて、前記予備加熱機構部におけるシャッターの開度が調整されることを特徴とする前記〔1〕に記載の定着装置。
〔3〕 記録媒体表面の光沢度を測定する光沢度測定手段を前記定着機構部の記録媒体搬送方向の下流側に備え、前記光沢度測定手段による前記記録媒体の表面光沢度及び該記録媒体に定着されたトナー画像の光沢度の測定結果に基づいて、前記予備加熱機構部におけるシャッターの開度が調整されることを特徴とする前記〔1〕に記載の定着装置。
〔4〕 記録媒体の厚みを測定する記録媒体厚み測定手段(記録媒体厚み測定手段1212)を備え、前記記録媒体厚み測定手段による前記記録媒体の厚みの測定結果に基づいて、前記予備加熱機構部におけるシャッターの開度が調整されることを特徴とする前記〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の定着装置。
〔5〕 記録媒体の白色度を測定する白色度測定手段(白色度測定手段1213)を備え、前記白色度測定手段による前記記録媒体の白色度の測定結果に基づいて、前記予備加熱機構部におけるシャッターの開度が調整されることを特徴とする前記〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の定着装置。
〔6〕 前記〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置(マルチレーザビームプリンタ1、図1)。
本発明の定着装置によれば、表面の光沢度、厚み、白色度等が異なる記録媒体が混在して通紙され、あるいは切替えられて通紙されても、予備加熱機構部において通紙される記録媒体に対応した加熱条件に短時間で変更できるので、装置を停止することなく定着処理が可能となる。
本発明の画像形成装置によれば、表面の光沢度、厚み、白色度等が異なる記録媒体が混在して通紙され、あるいは切替えられて通紙されても、本発明の定着装置を備えるので、記録媒体の搬送を停止させることなく通紙ができるとともに、該記録媒体に適切な光沢度のトナー画像を定着させることができる。
本発明に係る画像形成装置の構成を示す断面概略図である。 本発明に係る定着装置の構成を示す断面概略図である。 図2の予備加熱機構部におけるシャッターの詳細構成を示す図である。 図2の光沢度測定手段の構成を示す断面概略図である。 本発明の定着装置と従来の定着装置における記録媒体の切り替わりの際の搬送速度変化の様子を比較した図である。
以下に、本発明に係る定着装置及び画像形成装置の構成について説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施の形態である乾式電子写真方式を用いたマルチカラーレーザビームプリンタの構成を示す断面概略図である。
図1に示すように、マルチカラーレーザビームプリンタ1は、2K、2Y、2M、2Cの作像部を有する。
光導電性を有する感光体3は、コントローラから印刷動作開始信号が出力されると、印刷速度に対応する速度で回転し、帯電器4により例えば負(−)の高電圧が印加され、感光体3表面は均一に帯電する。
ついで、コントローラからドットイメージに変換された文字データや図形データは、レーザ光ON/OFF信号として印刷装置に発信され、光学部5からのレーザ光が均一に帯電した感光体3表面に照射される。レーザ光の照射により、感光体3表面の電荷が消失した部分には、現像機6により負(−)帯電したトナーが静電吸引され、感光体3上に付着し、未定着トナーTを形成する。
感光体3上に形成されたトナー像は、用紙ガイド8により一定の張力に保たれながら搬送される記録媒体P上に、転写器10の静電吸引力により転写される。
未定着トナーTの転写を完了した感光体3は、表面の電荷を一様に消失した後、清掃機11により残留トナーを清掃し、再度帯電工程を開始する。
図1に示すマルチカラーレーザビームプリンタ1においては、作像部2K、2C、2M、2Yにおいて、それぞれ上記作像プロセスが行われて、未定着トナーTは記録媒体P上に順次重ねられる。その後、記録媒体Pは定着装置12に搬送され、定着プロセスが行われて、未定着トナーTは記録媒体P上に加熱定着される。
次に、本発明に係る定着装置12の構成について説明する。
図2は、本発明に係る定着装置の構成を示す断面概略図である。
定着装置12は、記録媒体P上のトナーTを熱と圧力により定着させるニップ部を有する定着機構部12Bと、定着機構部12Bの記録媒体搬送方向の上流側に配置され、非接触で搬送される記録媒体Pを加熱する予備加熱機構部12Aと、を備える。
ここで、予備加熱機構部12Aは、未定着トナーTが転写された記録媒体Pを定着機構部12Bに搬入する前に、トナー転写面側(図中記録媒体Pの上面側)から非接触で予備的に加熱するものであり、搬送される記録媒体Pに近接した状態で記録媒体搬送方向に順次並べて配列され、定着処理のときに発熱状態となり遠赤外線(輻射熱)を放射する複数のハロゲンランプなどの発熱体121a、及び該複数の発熱体121aの記録媒体搬送経路とは反対側に配置され、発熱体121aからの遠赤外線(輻射熱)を記録媒体搬送経路側に反射して発熱体121aの記録媒体Pに対する加熱効率を高める反射板121bからなる記録媒体加熱装置121と、複数の発熱体121aと記録媒体搬送経路の間に配置され、発熱体121aから記録媒体Pへの輻射熱を遮る遮蔽物からなり、該遮蔽物を不図示のモータの駆動により開閉動作させて前記複数の発熱体121aのうち搬送される記録媒体Pへ露出させる発熱体121aの本数の調整が可能なシャッター127と、を有する。
なお、本発明では、発熱体121aとして、例えばランプ1本あたりの加熱領域が記録媒体幅方向で500mm、記録媒体搬送方向で55mmであって、ワット密度0.033W/mm2の遠赤外線ランプ(ハロゲンランプ)を用い、この遠赤外線ランプ20本を記録媒体搬送方向に順次並べて配列する。
図3に、シャッター127の詳細な構成を示す。
シャッター127は、複数の発熱体121aそれぞれ1本ずつに対応して設けられる複数の遮蔽板127aと、該複数の遮蔽板127aを開閉可能に支持する遮蔽板回転駆動軸130と、複数の発熱体121aそれぞれを個別に囲むとともに記録媒体搬送経路側に開口部を有し、該開口部に遮蔽板回転駆動軸130が設けられる反射板121bと、を有する。ここで、遮蔽板127aや反射板121bの材料には、アルミやステンレスといったものを適用することが可能である。なお、シャッター127の駆動に際しては、駆動機構(不図示)により、遮蔽板回転駆動軸130を中心に複数の遮蔽板127aをそれぞれ個別に90度開閉させることが可能であり、図3には、遮蔽板127aが閉じた状態を実線で、開いた状態を破線で表示している。また、反射板121bの開口部には通常状態では、遮蔽板127aが配置され、シャッター閉の状態となっている。
シャッター127では、図示しない駆動機構により任意の遮蔽板127aを90度開放させてその箇所の反射板121bの開口部から退避させ、対応する発熱体121aを反射板121bの開口部を通して記録媒体Pに露出させるシャッター開動作が行われる。また、駆動機構により任意の遮蔽板127aを駆動させ、対応する発熱体121aの輻射熱を遮蔽するシャッター閉動作が行われる。
また、シャッター127では、このようなシャッター開閉動作を複数の発熱体121aそれぞれに対応して独立して行うことが可能であり、遮蔽板127aの開閉動作を制御することにより複数の発熱体121aのうち搬送される記録媒体Pへ露出させる発熱体121aの本数が調整される。すなわち、シャッター127の開度により記録媒体Pを加熱する発熱体121aの本数が決まり、記録媒体Pの予備加熱の程度が調整される。図2では、5本の発熱体121aが搬送される記録媒体Pに対して露出した状態となるようにシャッター開動作が行われている。
なお、シャッター127の開度とは、反射板121bの全開口部の数に対するシャッター開とされる開口部の数の割合である。
また、シャッター127の開度を増加させる制御は、定着機構部12Bのニップ部に近い側の発熱体121aから順番に記録媒体Pに露出させるように行う。本構成例の場合、シャッター127が全閉の状態から全開となる(複数の発熱体121aの全部が搬送される記録媒体Pへ露出する)までに要する時間は、0.5sである。
定着装置12では、例えば定着機構部12Bにおける定着条件(ニップ部における定着温度、ニップ圧等)を一定としておき、通紙される記録媒体Pの諸条件の変化に応じて予備加熱機構部12Aの条件(加熱条件)を変化させるようにする。具体的には、通紙される記録媒体Pの諸条件、すなわち記録媒体Pの表面光沢度、厚み、白色度の少なくともいずれかに基づいて、予備加熱機構部12Aにおけるシャッター127の開度(あるいはシャッター開動作を行う遮蔽板127aの数)を調整する制御が行われる(詳細については後述する)。
定着機構部12Bは、予備加熱機構部12Aで加熱された記録媒体P上の未定着トナーTをニップ部で熱と圧力により該記録媒体Pに定着させるものであり、定着ローラ122と、ヒータランプ125を内蔵する加熱ローラ124と、定着ローラ122及び加熱ローラ124に掛け回される定着ベルト123と、定着ベルト123を介して定着ローラ122に圧接してニップ部を形成する加圧ローラ126と、を備える。
ここで、定着ベルト123は、記録媒体P上の未定着トナーTを定着する無端ベルトであり、断面構造としては、例えばニッケル、ステンレス、ポリイミドなどの基材にシリコーンゴム層などの弾性層、更にその上に離型層を形成した3層構造となっている。
定着ローラ122は、中空円筒状の基体ローラの外周にシリコーンゴム(ソリッドシリコーンゴム)又はシリコーンスポンジ(発泡シリコーンゴム)などの耐熱弾性層を形成してなるローラである。
加熱ローラ124は、アルミ又は鉄の中空ローラであり、内部に定着ベルト123を加熱するためのハロゲンヒータなどのヒータランプ125からなる熱源を有していて、定着ベルト123の内周側の加圧ローラ126とは圧接しない位置に、すなわちニップ部に加熱源を有しないように配置されている。熱源は誘導加熱機構(IH)でもよい。また、定着ベルト123が加熱ローラ124に接触している領域の温度を検知する温度検知センサ(不図示)を備えている。
加圧ローラ126は、通常はアルミ又は鉄等の芯金の上にシリコーンゴム(ソリッドシリコーンゴム)又はシリコーンスポンジ(発泡シリコーンゴム)などの耐熱弾性層が設けられた円筒形状のローラである。また、加圧ローラ126には、該加圧ローラ126を押圧して定着ベルト123を介して定着ローラ122に圧接してニップ部を形成したり、該ニップ部を開放したりする加圧手段が設けられている。
定着機構部12Bの駆動の際には、例えば図2において、駆動モータにより加圧ローラ126が図中反時計回り方向に回転駆動する。また定着ベルト123が適切なテンションが付与された状態で記録媒体Pを排出する方向(図2では時計回り方向)に回動する。また、定着の際には、定着ベルト123は、従動ローラである加熱ローラ124内部に配置されたヒータランプ125の発熱により所定の温度(例えばトナー定着に適する温度)まで加熱される。
ついで、ニップ部に、未定着トナーTが形成され予備加熱機構部12Aで加熱された記録媒体Pが通され(図中、右側から左側方向への通紙)、ニップ部における加圧及び加熱により未定着トナーTを記録媒体P上に熱融着させて定着が行なわれる。このとき、未定着トナーTは定着後トナーT’となっている。
また、定着装置12は、定着装置12の入側に配置され、記録媒体Pをその裏面から支持しながら搬送する駆動ベルト方式の記録媒体搬送装置128と、定着装置12の出側に配置され、記録媒体Pをニップに挟み込んで搬送するローラ対の記録媒体搬送装置1211と、定着機構部12Bの記録媒体排出側(定着装置12の出側)に配置される光沢度測定手段129と、定着装置12の入側に配置される記録媒体厚み測定手段1212及び白色度測定手段1213を備える。なお、光沢度測定手段129を定着装置12の入側に配置してもよいし、定着装置12の入側と出側それぞれに配置してもよい。
ここで、光沢度測定手段129は、記録媒体P表面(トナー画像が形成されていない部分である非画像部表面)の光沢度を測定するものである。あるいは定着装置12の出側に配置され、記録媒体P上の画像部にある定着後トナーT’及び記録媒体Pの非画像部の光沢度を測定するものである。あるいは、定着装置12の入側に配置された光沢度測定手段129で記録媒体Pの非画像部の表面の光沢度を測定し、定着装置12の出側に配置された光沢度測定手段129で記録媒体Pの画像部の光沢度を測定するようにしてもよい。
図4に、光沢度測定手段129の概要構成を示す。なお、ここでいう光沢度は、日本工業規格JIS−Z8741の「鏡面光沢度−測定方法」で規定されたものであり、光沢度測定手段129は、同規定の入射角θが60度の鏡面光沢度に準拠した構成となっている。
図4に示すように、光沢度測定手段129は、光源1291からの光を光学系1292を介して記録媒体P上の定着後トナーT’及び非画像部の表面に照射し、記録媒体Pの定着後トナーT’及び非画像部の反射光を光学系1293を介して受光器1294で受光させる。
ここで、光源1291からの光の入射角θ(=60度)に対して、記録媒体Pの定着後トナーT’及び非画像部の表面からの鏡面反射光束をφ、標準面からの反射光束をφsとすると、光沢度Gは下記式(1)で表される。
G=(φ/φs)×(使用した標準面の光沢度) ・・・(1)
なおこのとき、あらかじめ使用した標準面の光沢度は100.0である。従って、光沢度は100以下の数値で表されることになる。
記録媒体厚み測定手段1212は、三角測量を応用した方式のものであり、発光素子と光位置検出素子(PSD)の組み合わせで構成されている。ここでは、発光素子には、半導体レーザを用い、半導体レーザの光を、投光レンズを通して集光し、測定対象物(記録媒体P)に照射する。そして、測定対象物から拡散反射された光線の一部を、受光レンズを通して光位置検出素子上にスポットを結ばせる構成としている。そして、その測定対象物が移動するごとにスポットも移動することから、そのスポットの位置を検出することで対象物までの変位量を知ることができ、厚みを測定することができる。
白色度測定手段1213は、ハンター方式による検出手段を採用することができる。ここでは、完全な白色を100%とし、特定の青色フィルターを通して青〜スミレ色の部分の光(主波長457nm)を45度の入射角で記録媒体Pに投射し、垂直方向(0度の角度)に反射する光を受光したときの反射率を白色度として測定する。
定着装置12では、定着装置12全体の各種駆動を制御する制御システム(不図示)が光沢度測定手段129による記録媒体P表面(非画像部表面)の光沢度の測定結果に基づいて、予備加熱機構部12Aにおけるシャッター127の開度を調整する。詳しくは、以下のように行う。なお、このときの光沢測定手段129は定着装置12の入側に配置されているものとする。また、シャッター127では、所定本数(例えば、3本)の発熱体121aに対応する反射板121bの開口部がシャッター開状態とされ、それ以外の開口部がシャッター閉状態となった状態を基準状態としている。
(S11) まず、光沢測定手段129により搬送されてきた記録媒体Pの非画像部の光沢度を測定する。なお、記録媒体P表面の光沢度はその紙種により異なっており、例えば、記録媒体Pの銘柄によるが、紙種が普通紙、マットコート紙あるいは上質紙であれば光沢度10%以下となり、グロスコート紙であれば10%より大となる。
(S12) ついで、測定された光沢度を基準値として設定する。
(S13) つぎに、設定された基準値に対して±15deg以内を画像部の光沢度の目標値として制御システムに記憶させる。画像光沢に関しては、個人の嗜好に関わる部分もあるが、一般的に画像部と非画像部の光沢度の差が15degより大きいと違和感を覚えるためである。例えば、記録媒体Pの非画像部の光沢度すなわち記録媒体P表面の光沢度が30°の場合、画像部すなわち定着後トナーT’の目標光沢度が15°以上、45°以下とされる。なお、記録媒体P表面の光沢度が30°であることから記録媒体Pの紙種はグロスコート紙であり、このときのその他の記録媒体Pの条件は標準条件、例えば厚み78μm、白色度70%として設定される。
(S14) 制御システムは、設定された画像部の目標光沢度に応じて、予備加熱機構部12Aのシャッター127の開度を変更する。例えば、直前まで通紙されていた記録媒体Pが普通紙で厚みが78μmであって、該記録媒体Pへ露出させる発熱体121aの本数が3本であった場合、画像部の光沢度が10°程度であることからつぎに通紙される記録媒体Pに対応させて画像部の光沢度を増加させる必要があり、つぎに通紙される記録媒体Pへ露出させる発熱体121aの本数が6本となるように、シャッター127の開度を調整する。なお、記録媒体Pの厚みが同じで普通紙からグロスコート紙に紙種だけが切り替わる場合には、定着性が確保された上で光沢度を増加させるようにすることから、普通紙の場合の記録媒体Pへ露出させる発熱体121aの本数から所定本数(本実施例の場合には3本)を追加するようにすればよい。
以上の制御により、0.5s以内にシャッター127の開度が調整され、予備加熱機構部12Aにおける加熱条件が瞬時に変更されることから、記録媒体Pの搬送を停止させることなく、そのまま記録媒体Pを搬送しても(例えば、搬送速度30ips(762mm/s))、定着後トナーT’(画像部)について目標の光沢度を得ることができる。
なお、定着装置12の出側にも光沢度測定手段129を配置して、記録媒体Pの画像部の光沢度を測定し、その測定結果を以降に通紙される同条件の記録媒体Pの予備加熱条件に反映させて、シャッター127の開度を更に調整するとよい。例えば、前記ステップS14の制御の結果、定着装置12の出側の光沢度測定手段129により、記録媒体Pの画像部の光沢度が10°であった場合、目標光沢度よりも低いため、シャッター127の開度を増加させ、記録媒体Pへ露出させる発熱体121aの本数を増やすように制御する。一方、測定された画像部の光沢度が50°であった場合、目標光沢度よりも高いため、シャッター127の開度を減少させ、記録媒体Pへ露出させる発熱体121aの本数を減らすように制御する。これにより、記録媒体Pの非画像部と画像部の実際の光沢度を調整するので、よりよい画質の画像を得ることができる。
また、定着装置12では、制御システムが記録媒体厚み測定手段1212による記録媒体Pの厚みの測定結果に基づいて、予備加熱機構部12Aにおけるシャッター127の開度を調整する。詳しくは、以下のように行う。
(S21) まず、記録媒体厚み測定手段1212により搬送されてきた記録媒体Pの厚みを測定する。
(S22) ついで、制御システムは、以下に示す表1から測定された記録媒体Pの厚みに対応する記録媒体Pへ露出させる発熱体121aの本数(ランプ照射本数)を取得する。
(S23) つぎに、制御システムは、取得したランプ照射本数に応じて、予備加熱機構部12Aのシャッター127の開度を変更する。例えば、直前まで通紙されていた記録媒体Pが普通紙で厚みが78μmであって、該記録媒体Pへ露出させる発熱体121aの本数が3本であった場合、つぎに記録媒体Pが普通紙で測定された厚みが100μmのとき、つぎに通紙される記録媒体Pへ露出させる発熱体121aの本数が5本となるように、シャッター127の開度を調整する。
Figure 2011137963
以上の制御により、0.5s以内にシャッター127の開度が調整され、予備加熱機構部12Aにおける加熱条件が瞬時に変更されることから、記録媒体Pの搬送を停止させることなく、そのまま記録媒体Pを搬送しても(例えば、搬送速度30ips(762mm/s))、定着性よく画像を得ることができる。
なお、表1は、記録媒体Pの厚みに応じて、その記録媒体Pに良好な定着を行うとともに、適正な光沢度を得る上で必要なランプ照射本数を示している。すなわち、その本数は記録媒体Pの紙種(普通紙・マットコート紙とグロスコート紙)で異なっている。
また、定着装置12では、制御システムが白色度測定手段1213による記録媒体Pの白色度の測定結果に基づいて、予備加熱機構部12Aにおけるシャッター127の開度を調整する。詳しくは、以下のように行う。
(S31) まず、白色度測定手段1213により搬送されてきた記録媒体Pの白色度を測定する。
(S32) つぎに、制御システムは、測定された白色度が90%以上であるか否かを判定する。
(S33) 測定された白色度が90%以上であって、その直前に通紙されていた記録媒体Pの白色度が90%以上でない場合、つぎに通紙する記録媒体Pへ露出させる発熱体121aの本数を、直前に通紙されていた記録媒体Pへ露出させる発熱体121aの本数から増加させるように、予備加熱機構部12Aのシャッター127の開度を変更する。例えば、直前まで通紙されていた記録媒体Pが普通紙で厚みが78μmであって、該記録媒体Pへ露出させる発熱体121aの本数が3本であった場合、つぎに記録媒体Pがグロスコート紙で厚みが78μmのとき、つぎに通紙される記録媒体Pへ露出させる発熱体121aの本数が6本となるように、シャッター127の開度を調整する。
以上の制御により、0.5s以内にシャッター127の開度が調整され、予備加熱機構部12Aにおける加熱条件が瞬時に変更されることから、記録媒体Pの搬送を停止させることなく、そのまま記録媒体Pを搬送しても(例えば、搬送速度30ips(762mm/s))、定着性よく画像を得ることができる。
図5は、本発明の定着装置と従来の定着装置における記録媒体の切り替わりの際の搬送速度変化の様子を比較したものである。ここでは、従来の定着装置は予備加熱機構部12Aを持たず定着機構部12Bのニップ部における定着温度もしくは圧力を制御する方式のものを前提としている。また、図中、実線が本発明の定着装置における記録媒体の搬送速度の変化、点線が従来の定着装置における記録媒体の搬送速度の変化を示している。
図5に示すように、記録媒体Pとして紙種、厚み、白色度の少なくともいずれかが異なる用紙Aから用紙Bに切り替えるときに、従来の方式では、搬送速度を0(すなわち、停止させる)まで低下させる必要があるが、本発明の定着装置によれば前述したように搬送速度を低下させることなく定着プロセスを維持することができる。なお、本実施例では、搬送速度が0になる時間は、定着温度を上げる必要がある場合は約1分、温度を下げる必要がある場合は約3分となる。
なお、記録媒体Pの搬送速度が一定の場合、予備加熱機構部12Aにおけるランプ照射本数とランプ照射時間は、比例関係にあるため、例えば搬送速度を半分(15ips)とした場合、ランプ照射時間が倍となるため、搬送速度の制御でも前述したような予備加熱条件の変更と同様の効果は得られるが、生産性は低下してしまうため、好ましくない。
また、定着装置12において、光沢度測定手段129、記録媒体厚み測定手段1212、白色度測定手段1213による3つの測定結果(記録媒体Pの非画像部の光沢度、厚み、白色度)に基づいて、予備加熱機構部12Aにおけるシャッター127の開度を調整してもよい。
表2に、定着装置12において、光沢度測定手段129、記録媒体厚み測定手段1212、白色度測定手段1213それぞれ単独の測定結果(光沢度、記録媒体厚み、白色度)に基づいて、予備加熱機構部12Aにおけるシャッター127の開度を調整した場合と、前記3つの測定結果(三種複合)に基づいて、予備加熱機構部12Aにおけるシャッター127の開度を調整した場合の各種記録媒体の画像の定着性、光沢度の評価を示す。なお、画像の定着性は定着後トナーT’の上に粘着テープを貼り付けた後に剥したときに画像の剥離がないものを良好とし、剥離があったものを不良とした。また、画像の光沢度は記録媒体の非画像部との光沢度差が±15deg以内のものを良好とし、それを外れるものを不良とした。また、総合評価として、画像の定着性、光沢度ともに良好のものを○、画像の定着性が良好で光沢度が不良のものを△、画像の定着性が不良のものを×とした。また、表中の記録媒体に関する数値(g/cm)は連量である。
Figure 2011137963
表2において、条件A(82g/cm、普通紙)の記録媒体を用いた場合には、光沢度、記録媒体厚み、白色度、三種複合いずれの測定結果に基づくものでも、画像の定着性、光沢度ともに良好であった。これは、使用した記録媒体が標準的なものであるため、どの測定結果に基づいても画像の定着性、光沢度の不良が発生しないためである。
また、条件B(220g/cm、上質紙)の記録媒体を用いた場合には、光沢度、記録媒体厚み、白色度いずれの測定結果に基づくものでも、画像の定着性が不良であり、三種複合の測定結果に基づくもののみが画像の定着性、光沢度ともに良好であった。これは、光沢度、白色度単独では記録媒体が厚紙(220g/cm)であることが検知されず、記録媒体厚み単独では記録媒体表面に炭酸カルシウムなどの定着性を阻害する添加物が存在することが検知されないためである。
また、条件C(300g/cm、普通紙)の記録媒体を用いた場合には、光沢度、白色度いずれの測定結果に基づくものでも、画像の定着性が不良であり、記録媒体厚み、三種複合の測定結果に基づくものが画像の定着性、光沢度ともに良好であった。これは、光沢度、白色度単独では記録媒体が厚紙(300g/cm)であることが検知されないためである。
また、条件D(79g/cm、グロスコート紙)の記録媒体を用いた場合には、記録媒体厚み、白色度いずれの測定結果に基づくものでも、画像の光沢度が不良であり、光沢度、三種複合の測定結果に基づくものが画像の定着性、光沢度ともに良好であった。これは、記録媒体厚み、白色度単独では記録媒体の非画像部に光沢があることが検知されないためである。
また、条件E(280g/cm、グロスコート紙)の記録媒体を用いた場合には、記録媒体厚みの測定結果に基づくものでは画像の光沢度が不良であり、白色度の測定結果に基づくものでは画像の密着性が不良であり、光沢度、三種複合の測定結果に基づくものが画像の定着性、光沢度ともに良好であった。これは、記録媒体厚み単独では記録媒体の非画像部に光沢があることが検知されず、白色度単独では記録媒体が厚紙(280g/cm)であることが検知されないためである。なお、光沢度単独でも画像の定着性、光沢度ともに良好であるが、この結果は定着装置12の出側で画像部の光沢度測定を行い、目標の光沢度となるようにシャッター開度を調整した場合に限るものである。
以上のように、光沢度測定手段129、記録媒体厚み測定手段1212、白色度測定手段1213それぞれ単独の測定結果(光沢度、記録媒体厚み、白色度)に基づいて、予備加熱機構部12Aにおけるシャッター127の開度を調整した場合でも、ある記録媒体の条件下で定着性、光沢度ともに良好な結果が得られた。また、光沢度測定手段129、記録媒体厚み測定手段1212、白色度測定手段1213の3つの測定結果(三種複合)に基づいて、予備加熱機構部12Aにおけるシャッター127の開度を調整した場合にのみ、全ての記録媒体の条件で定着性、光沢度ともに良好な結果が得られた。
以上、本発明の定着装置によれば、表面の光沢度、厚み、白色度等が異なる各種の記録媒体Pに画像形成を行った場合においても、記録媒体Pの搬送を停止させることなく、良好な定着性と適切な光沢度を示す画像を得ることができる。
なお、これまで本発明を図面に示した実施形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
1 マルチカラーレーザビームプリンタ
2Y,2M,2C,2K 作像部
3 感光体
4 帯電器
5 光学部
6 現像機
8 用紙ガイド
10 転写器
11 清掃機
12 定着装置
12A 予備加熱機構部
12B 定着機構部
121 記録媒体加熱装置
121a ハロゲンランプ(発熱体)
121b 反射板
122 定着ローラ
123 定着ベルト
124 加熱ローラ
125 ヒータランプ
126 加圧ローラ
127 シャッター
127a 遮蔽板
128,1211 記録媒体搬送装置
129 光沢度測定手段
130 遮蔽板回転駆動軸
1212 記録媒体厚み測定手段
1213 白色度測定手段
1291 光源
1292 入射光光学系
1293 反射光光学系
1294 受光器
P 記録媒体
T 未定着トナー
T’ 定着後トナー
特開2004−286992号公報 特開2002−214964号公報 特開2008−165153号公報 特開2002−23552号公報 特開2007−86675号公報 特開平4−168469号公報 特開2006−126281号公報

Claims (6)

  1. 記録媒体上のトナーを熱と圧力により定着させるニップ部を有する定着機構部と、
    前記定着機構部の記録媒体搬送方向の上流側に配置され、非接触で搬送される前記記録媒体を加熱する予備加熱機構部と、
    を備え、
    前記予備加熱機構部は、搬送される記録媒体に近接した状態で記録媒体搬送方向に順次並べて配列され、定着処理のときに発熱状態となる複数の発熱体と、該複数の発熱体と記録媒体搬送経路の間に配置され、前記発熱体から前記記録媒体への輻射熱を遮る遮蔽物の開閉制御を行って前記複数の発熱体のうち搬送される記録媒体へ露出させる発熱体の本数の調整が可能なシャッターと、を有し、
    前記記録媒体の表面光沢度、厚み、白色度の少なくともいずれかに基づいて、前記予備加熱機構部におけるシャッターの開度が調整されることを特徴とする定着装置。
  2. 記録媒体表面の光沢度を測定する光沢度測定手段を備え、
    前記光沢度測定手段による前記記録媒体の表面光沢度の測定結果に基づいて、前記予備加熱機構部におけるシャッターの開度が調整されることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 記録媒体表面の光沢度を測定する光沢度測定手段を前記定着機構部の記録媒体搬送方向の下流側に備え、
    前記光沢度測定手段による前記記録媒体の表面光沢度及び該記録媒体に定着されたトナー画像の光沢度の測定結果に基づいて、前記予備加熱機構部におけるシャッターの開度が調整されることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  4. 記録媒体の厚みを測定する記録媒体厚み測定手段を備え、
    前記記録媒体厚み測定手段による前記記録媒体の厚みの測定結果に基づいて、前記予備加熱機構部におけるシャッターの開度が調整されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の定着装置。
  5. 記録媒体の白色度を測定する白色度測定手段を備え、
    前記白色度測定手段による前記記録媒体の白色度の測定結果に基づいて、前記予備加熱機構部におけるシャッターの開度が調整されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の定着装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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