JP4908061B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、正規の基板収納ケースを不正処理した基板収納ケースと故意に交換するといった不正行為を防止するようにした遊技機に関するものである。
従来、この種の基板収納ケースは、台板の表面に遊技状態を制御するための制御回路基板を配置し、該制御回路基板の表面をカバー体で覆い内部を密閉している。通常、この基板収納ケースはパチンコ遊技機の裏側に配設される。ところで、パチンコホールにあっては、前記基板収納ケースのカバー体を開き遊技状態が遊技者に有利となるように不正処理したROMを正規のROMと交換してしまい、多くの賞球を不正に獲得するという不正行為が発生していた。
そこで、前記不正行為を防止するため基板収納ケースに特別な封止構造が採られている。すなわち、この封止構造は、台板に一体に設けられた第1嵌合部材とカバー体に一体に設けられた第2嵌合部材とを嵌め合わせ、その中に螺子等の係止部材を抜脱不能に嵌挿して第1嵌合部材と第2嵌合部材とを分離不能に連結するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−116912号公報(第5−7頁、図2)
前記特許文献1に係る基板収納ケースのように、そのカバー体の不正な開封を防止するようにした構成がその効果を発揮するのは、専らパチンコホールにパチンコ遊技機が搬入され、該パチンコ遊技機が島台に設置された後である。これに対し、パチンコ遊技機の生産工場から直接にまたは倉庫を介してパチンコホールへ搬入されるまでの間にあっては、パチンコ遊技機に装着された正規の基板収納ケースを不正処理した基板収納ケースとそっくり交換してしまうという不正行為が行なわれており、その対策に苦慮しているのが現状である。
そこで、本発明は、上記課題を解決すべくなされたもので、パチンコ遊技機の生産工場から直接にまたは倉庫を介してパチンコホールへ搬入されるまでの間での基板収納ケースに対する不正行為を防止するようにした遊技機を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するため本発明に係る遊技機は、遊技状態を制御する制御回路基板の外周側面に該制御回路基板を収納する基板収納ケースの外周面から外側へ突出しかつ該基板収納ケースの裏面とほぼ平行をなす切り離し板部を設け、前記切り離し板部には該切り離し板部を折り曲げることにより切断可能な薄肉溝を設けてなり、前記基板収納ケースを遊技機本体の取付面に取着すると共に該基板収納ケースの一側に配置されるようにして前記切り離し板部を覆う収納部材を該遊技機本体の取付面に取り外し不能に固着し、前記収納部材には前面開口が前記取付面により塞がれ前記切り離し板部が収納される収納室を形成すると共に該切り離し板部が抜き取られないように防ぐ抜止め防止手段を設け、前記遊技機本体の取付面から前記基板収納ケースを取り外すことにより前記薄肉溝に沿って折り曲げられ切断される前記切り離し板部を前記収納室内に引き出し不能に収納し得るようにした構成からなる。
本発明は、例えば取付面から基板収納ケースを故意に取り外すとき、切り離し板部が折れ曲り薄肉溝に沿って切断され、基板収納ケースから分離される。この分離された切り離し板部は、該切り離し板部の無用な抜脱を防ぐ抜止め防止手段により収納室内に引き出し不能に収納される。よって、パチンコホールに複数のパチンコ遊技機を搬入した際、それぞれ切り離し板部が残っているか否か収納室を見ることにより一目で解り、故意に不正処理した基板収納ケースと交換したか否かが容易に確認できることとなり、その交換行為が抑止される。これにより、パチンコ遊技機の生産工場から直接にまたは倉庫を介してパチンコホールへ搬入されるまでの間の基板収納ケースに対する不正行為を防止することができるという効果がある。
以下、本発明に係る遊技機の実施の形態を図面に基き説明する。本発明において遊技機とは、パチンコ遊技機、アレンジボール機、雀球機、パチスロ機、パロット(商標)機、スロットマシン等の遊技機を指すが、その一例としてパチンコ遊技機について説明する。なお、前記パロット機とは、パチンコ球を遊技媒体としてパチスロ機の遊技が可能な遊技機である。
まず、本発明に係るパチンコ遊技機Pについて説明する。図4は本発明に係るパチンコ遊技機の裏面図である。図中、61は外枠であり、該外枠61の前側に遊技盤取付枠62がその一側を支点にして回動自在に装着され、該遊技盤取付枠62に遊技盤63が配設される。そして、遊技盤取付枠62の一側には、遊技盤63の裏面全体を覆う合成樹脂製の機構板64が開閉自在に装着される。
前記機構板64の裏面には、その上部に遊技球を貯留する球タンク65、該球タンク65から流下する遊技球を整列流下させるタンクレール66、また、その一側部に該タンクレール66から流下する遊技球の球圧を弱めるカーブ樋67、該カーブ樋67から遊技球を受け入れる球払出装置68、該球払出装置68から払い出された所定個数の遊技球を誘導する球排出樋69がそれぞれ配設されている。
また、前記機構板64のほぼ中央に開口70が開設され、該開口70に臨んで前記遊技盤63の裏面と対応する機構板64の表側に球集合カバー71が設けられ、該球集合カバー71の裏面に遊技状態を制御する基板収納ケースAが着脱自在に取着される。なお、72は遊技盤63面に設けられた可変表示装置(図示せず。)の後方部分を覆い保護する保護カバーである。本発明にあっては、前記外枠61、遊技盤取付枠62、球集合カバー71が設けられた遊技盤63及び機構板64を合わせて遊技機本体60という。よって、前記基板収納ケースAは、遊技機本体60の裏側であって球集合カバー71の裏面に着脱自在に装着されることになる。
前記球集合カバー71の裏面であって、基板収納ケースAが取着される取付面73には図4、6に示すように外枠61の底面とほぼ平行な水平段部74が形成され、該水平段部74を境としてその下側が後方へ少し突出している。該水平段部74のやや上側であり該水平段部74に沿って所定の間隔離した位置に、一対の横長の上係合孔75,75が開設される。また、該水平段部74の少し下側に前記両上係合孔75,75のほぼ中間に位置して下係合孔76が開設される。更に、前記上係合孔75,75の上方であり同じ高さで所定の間隔離した位置に、爪部77aを後方下面に突設させた一対の弾性係止片77,77が突設されている。
次に、基板収納ケースAについて説明する。図1は基板収納ケースの斜視図、図2は同分解斜視図である。基板収納ケースAは、前記球集合カバー71の裏面に取り付けられる台板1と、該台板1の表面に固着されパチンコ遊技機Pの遊技状態を制御する制御回路基板2と、前記台板1と同じ大きさからなり制御回路基板2を覆うようにして台板1に取着される箱状のカバー体3とからなる。
前記台板1は制御回路基板2に合致する縦長長方形の金属板1aからなり、該金属板1a表面の四隅角部に突起4,4…が設けられている。各突起4には金属板の裏面まで貫通するねじ挿通孔5が貫設されている。また、前記金属板1aにおける長手方向の一側端部の両側にその長手方向と平行な切込み6,6を入れ、該各切込み6の外側にそれぞれ段状に低く屈曲させた係合片部7が設けられる。前記切込み6,6間には、後記する4個の第1嵌合部材16,16…と嵌合する4個の第2嵌合部材8,8…が並設されている。各第2嵌合部材8には、後記する嵌合突子19を挿入する挿入孔9が穿設されている。
制御回路基板2は縦長長方形をなすプリント配線基板からなり、その表面にROM10a,CPU10b及びその他各種の電子部品10が関連付けられ配置されている。そして、この制御回路基板2は、その長手方向の一側の両側が該長手方向に沿って一定の幅で切り欠かれて切り離し板部12が設けられる。該切り離し板部12は基板収納ケースAの外周面から外側へ突出するようになっており、その表面には前記電子部品10は配置されてない。そして、その一側部位に短手方向と平行な横断状の薄肉溝11が設けられる。該薄肉溝11はV溝に成形され容易に折れ易くなっている。
また、制御回路基板2における前記薄肉溝11の両側に、該薄肉溝11と交差するように一対の貫通長孔13,13が開設される。更に、その一側に2個のマーキング14,14が同じく薄肉溝11と交差するように印刷されている。制御回路基板2の四隅部には、前記各突起4のねじ挿通孔5と対応して連通する挿通孔15,15…が開設されている。
カバー体3は透明な合成樹脂材からなり、台板1の金属板1aに対応した大きさをなす長方形状の天壁3aの外周縁に該外周縁を囲むようにして短側壁3b,3b及びその間の長側壁3c,3cを張り出させ、裏面を開口した箱状に形成される。そして、一方の短側壁3bの開口側の下縁に前記切り離し板部12を外側へ突出させるための細長の切欠凹部3dが設けられる。他方の短側壁3bの外側面には、切り離し可能な取付片16aを介して前記4個の第2嵌合部材8,8…に対応位置して4個の第1嵌合部材16,16…が並設される。これら4個の第1嵌合部材16,16…の周囲は、短側壁3bに一体に設けられるコ字形の囲い枠17により囲われる。
前記各第1嵌合部材16は、断面六角形状の通孔18が開設され、該各通孔18内に同じ大きさの断面六角形状からなる嵌合突子19がそれぞれ挿入されることになる。該各嵌合突子19は、各第1嵌合部材16の通孔18にきつく嵌入する六角柱状の大径部19aと、前記各第2嵌合部材8の挿入孔9にきつく嵌入する同じく六角柱状の小径部19bとからなる。そして、前記各第1嵌合部材16と各第2嵌合部材8とを合致させた状態で、第1嵌合部材16側から通孔18に嵌合突子19を押し込み、下端の小径部19bを第2嵌合部材8の挿入孔9に押し込む。これによって、第1・2嵌合部材8,16が分離不能に連結され、これらを破壊しない限り台板1からカバー体3が外せなくなる。なお、カバー体3の一方の長側壁3cの外側面には、予備として4個の嵌合突子19が切り離し可能に設けられる。
前記天壁3aの内面の四隅部に、前記台板1の各突起4に対応位置させてそれぞれ円柱状をなしかつその先端面に螺子孔20aを開設したボス部20が突設される。また、天壁3aには、適宜位置にカバー体3内部に篭る熱を外部へ放出するための放熱孔21,21…が複数開設される。前記両長側壁3c,3cの外側面であって前記第1嵌合部材16とは反対側に、表側が膨らむ断面蒲鉾状の支持軸22,22が同一軸線上に突設される。これは後記する収納部材23の軸受筒部29,29に嵌合させるものである。
図3(イ)(ロ)は収納部材の前・後側から見た斜視図である。該収納部材23は前記球集合カバー71の裏面の取付面73に基板収納ケースAの一側すなわち切り離し板部12側に配置され取り外し不能に固着され、球集合カバー71から基板収納ケースAを不正の目的を持って外されないようにするためのものである。該収納部材23は、合成樹脂製であって透明または半透明に成形され、基板収納ケースAを前記取付面73に縦長にして配置したとき該基板収納ケースAの横幅より少し幅の広い横長の被覆板24からなる。該被覆板24の前面中央部に、後方へ窪み前面が開放した収納室25が形成される。
前記収納室25を形成する上側板部26の前端面と被覆板24の前面24aとの間に、収納室25と連通する僅かな隙間27が設けられる。この隙間27には前記制御回路基板2の切り離し板部12が挿通されることになり、上側板部26の前端面に前記制御回路基板2に開設された2個の貫通長孔13,13にそれぞれ嵌り込む2個の抜止め防止手段としての抜止突起28,28が突設される。該各抜止突起28は、その前端面が被覆板24の前面24aと同一面となるようにその長さが設定されており、収納室25内に収納された切り離し板部12が前記隙間27から抜き取ることができないようになっている。前記抜止め防止手段は他の構成であっても良い。
前記被覆板24の両側上端部に、該被覆板24よりも後方へ突出する後端部が側面から見て半円弧状に形成された中空状の軸受筒部29,29が一体に設けられる。各軸受筒部29間の間隔は、前記カバー体3の短手方向の長さ寸法にほぼ設定されており、内面と前端面が連なるようにして開放され、その各後端部に前記各支持軸22が嵌合することになる。また、各軸受筒部29の上辺は被覆板24の前面24aから前方へ突出され、それら先端に前記取付面73の水平段部74より僅かに上に位置する各上係合孔75に係合する係止爪30が設けられる。前記収納室25の下縁の中央部に前方へ突出する支持片31が突設され、その先端に前記取付面73の水平段部74より少し下に位置する下係合孔76に係合する係止爪32が設けられる。前記各軸受筒部29の上面後部には、前記各支持軸22を該各軸受筒部29から抜き出すための抜き出し溝33が開設される。
本発明に係るパチンコ遊技機Pは上記構成からなる。そこで、台板1の表面に切り離し板部12が第2係合部材8とは反対側となるようにして制御回路基板2を配置し、その四隅部の各挿通孔15を各突起4のねじ挿通孔5に合致させる。次に、台板1の表面に制御回路基板2を覆うようにしてカバー体3を被せ、各ボス部20の下端の螺子孔20aを前記各挿通孔15に合致させる。
この状態で、台板1の裏側から各ねじ挿通孔5、挿通孔15を介して螺子孔20aに螺子34を螺合させて、制御回路基板2と共に台板1とカバー体3を一体に組み付ける。このとき、前記各第1嵌合部材16と第2嵌合部材8も互いに合致して嵌合する。また、カバー体3における各第1嵌合部材16が設けられた側とは反対側の短側壁3bの開口下縁の切欠凹部3dから切り離し板部12が突出して外部に露出する。
このようにして組立てられた基板収納ケースAを図6に示すように球集合カバー72裏面の取付面73に配置する。そして、図7に示すように台板1の上辺両側に設けられた各係合片部7を取付面73に突設された各弾性係止片77の爪部77aに下側から差し込んで係合し、下辺の切り離し板部12を水平段部74下側の取付面73に当接させる。この状態で、両軸受筒部29,29をカバー体3の両側に突設された支持軸22,22に嵌着させ、更に、両軸受筒部29,29の両係止爪30、30を上係合孔75,75に係合させる。同様に、被覆板24における収納室25の下縁の係止爪32を下係合孔76に係合させる。
これにより、図5、図8に示すように取付面73に基板収納ケースAが取着される。基板収納ケースAは、上側の両係合片部7,7が両弾性係止片77,77の爪部77a,77aに係合され、下側の両支持軸22,22が両軸受筒部29,29に保持されてしっかりと固定される。収納部材23は、上側の両係止爪30,30が上係合孔75,75に係合し、下側の係止爪32が下係合孔76に係合して取り外し不能に固着される。また、被覆板24の前面24aが取付面73の水平段部74の下側に密着し、収納室25の前面開口が取付面73により塞がれて前記切り離し板部12が隙間27を介して収納室25に入り込むことになる。このとき、被覆板24の上縁が前記制御回路基板2の薄肉溝11に沿ってほぼ合致し、しかも、両抜止突起28,28が両貫通長孔13,13に挿通されてそれら前端面が取付面73に当接する。
組立てられたパチンコ遊技機Pは、パチンコ遊技機の生産工場から直接にまたは倉庫を介してパチンコホールへ搬入される。ところで、その間に前記正規の基板収納ケースAを不正処理した基板収納ケースと交換する不正行為が行なわれる可能性がある。この場合、図9に示すように前記制御回路基板2上部の両係合片部7,7を両係止片77,77の爪部77a,77aから無理に外し、正規の基板収納ケースAを両側下部の支持軸22,22を中心として後側へ回動させ、両支持軸22,22を両抜き出し溝33,33から抜いて取り外すことになる。
ところが、正規の基板収納ケースAを後側へ回動させると、切り離し板部12が取付面73に抑え付けられ薄肉溝11が折れ曲って切断される。これにより、その下側の切り離し板部12が収納室25内に収納される。しかも、隙間27は抜止突起28,28により塞がれるので、前記切断された切り離し板部12は収納室25内に抜き出し不能に収納されることになる。よって、取付面73に不正処理した基板収納ケースを交換したとしても、パチンコホールに複数のパチンコ遊技機Pを搬入した際、収納室25内に切り離し板部12が残っているか否かを見ることにより一目で解り、故意に不正処理した基板収納ケースと交換したか否かが容易に確認できることとなって、その交換行為が抑止される。これにより、パチンコ遊技機の生産工場から直接にまたは倉庫を介してパチンコホールへ搬入されるまでの間の基板収納ケースAに対する不正行為を防止することができる。
また、不正処理した基板収納ケースが見破られないように正規の基板収納ケースAと外観上同じ形状にしようと、前記切り離し板部12をつなぐべく収納室25から該切り離し板部12を取り出そうとしても、隙間27は両抜止突起28,28により塞がれているので、取り出すことは不可能である。しかも、仮に収納部材23が取り外せて収納室25から切り離し板部12が取り出せ制御回路基板2の一側端に接合しようとしても、制御回路基板2に薄肉溝11を跨ぐようにしてマーキング14,14が印刷されており、パチンコホールに到着するまでの限られた時間内にそのマーキング14,14を復元することは困難になり、このようにしても不正行為が防止される。
図10乃至13は他の実施の形態に係る基板収納ケースA1を示すものであり、図10は他の実施の形態に係る基板収納ケースの分解斜視図、図11は取付面に同基板収納ケースを取り付けた状態を示す斜視図、図12は取付面に同基板収納ケースを取り付けた状態を示す側面断面図である。なお、他の実施の形態の構成は本発明とほとんど同一の構成からなるので、同一部位は同一番号を附すことにより詳しい説明は省略する。
他の実施の形態では、台板35に切り離し板部12が一体に設けられる。すなわち、台板35は制御回路基板2に合致する縦長長方形の合成樹脂板35a、例えばアクリル樹脂板からなり、該合成樹脂板35a表面の外周縁に沿って方形枠状のリブ36が周設される。そして、前記リブ36における第二嵌合部材8が設けられた側とは反対側の外側面に台板35の裏面と略平行な切り離し板部12が一体に設けられる。該切り離し板部12にはリブ36の外周面に沿って該切り離し板部12を折り曲げることにより切断可能な薄肉溝11が設けられている。また、該薄肉溝11の両側に該薄肉溝11に交差するようにして貫通長孔13,13が開設される。
そこで、台板35の表面に制御回路基板2を配置し、その四隅部の各挿通孔15を各突起4のねじ挿通孔5に合致させる。次に、台板35の表面に制御回路基板2を覆うようにしてカバー体3を被せ、各ボス部20の下端の螺子孔20aを前記各挿通孔15に合致させる。この状態で、台板35の裏側から各ねじ挿通孔5、挿通孔15を介して螺子孔20aに螺子34を螺合させて、制御回路基板2と共に台板35とカバー体3を一体に組み付ける。このとき、前記各第1嵌合部材16と第2嵌合部材8も互いに合致して嵌合する。これにより、台板35の一側に切り離し板部12が突出した状態で基板収納ケースA1が組立てられる。
前記球集合カバー71の裏面であって、基板収納ケースA1が取着される取付面73には、前記と同じく図11に示すように外枠61の底面とほぼ平行な水平段部74が形成され、該水平段部74を境としてその下側が後方へ少し突出している。該水平段部74のやや上側であり該水平段部74に沿って所定の間隔離した位置に、一対の横長の上係合孔75,75が開設される。また、該水平段部74の少し下側に前記両上係合孔75,75のほぼ中間に位置して下係合孔76が開設される。更に、前記上係合孔75,75の上方であり同じ高さで所定の間隔離した位置に、爪部77aを後方下面に突設させた一対の弾性係止片77,77が突設されている。
前記他の実施の形態に係る基板収納ケースA1は、球集合カバー72裏面の取付面73に配置し、図11、図12に示すように台板35の上辺両側に設けられた各係合片部7を取付面73に突設された各弾性係止片77の爪部77aに下側から差し込んで係合し、下辺の切り離し板部12を水平段部74下側の取付面73に当接させる。この状態で、両軸受筒部29,29をカバー体3の両側に突設された支持軸22,22に嵌着させ、更に、両軸受筒部29,29の両係止爪30、30を上係合孔75,75に係合させる。同様に、被覆板24における収納室25の下縁の係止爪32を下係合孔76に係合させる。
これにより、取付面73に基板収納ケースA1が取着される。基板収納ケースA1は、上側の両係合片部7,7が両弾性係止片77,77の爪部77a,77aに係合され、下側の両支持軸22,22が両軸受筒部29,29に保持されてしっかりと固定される。収納部材23は、上側の両係止爪30,30が上係合孔75,75に係合し、下側の係止爪32が下係合孔76に係合して取り外し不能に固着される。また、被覆板24の前面24aが取付面73の水平段部74の下側に密着し、収納室25の前面開口が取付面73により塞がれて前記切り離し板部12が隙間27を介して収納室25に入り込むことになる。このとき、被覆板24の上縁が前記制御回路基板2の薄肉溝11に沿ってほぼ合致し、しかも、両抜止突起28,28が両貫通長孔13,13に挿通されてそれら前端面が取付面73に当接する。
他の実施の形態に係る基板収納ケースA1を装着したパチンコ遊技機Pにあっても、図13に示すように正規の基板収納ケースA1を後側へ回動させると、切り離し板部12が取付面73に抑え付けられ薄肉溝11が折れ曲って切断される。これにより、その下側の切り離し板部12が収納室25内に収納される。しかも、隙間27は抜止め防止手段としての抜止突起28,28により塞がれるので、前記切断された切り離し板部12は収納室25内に抜き出し不能に収納されることになる。よって、取付面73に不正処理した基板収納ケースを交換したとしても、パチンコホールに複数のパチンコ遊技機Pを搬入した際、収納室25内に切り離し板部12が残っているか否かを見ることにより一目で解り、故意に不正処理した基板収納ケースと交換したか否かが容易に確認できることとなり、その交換行為が抑止される。
これにより、パチンコ遊技機の生産工場から直接にまたは倉庫を介してパチンコホールへ搬入されるまでの間での基板収納ケースA1に対する不正行為を防止することができる。また、不正処理した基板収納ケースが見破られないように正規の基板収納ケースA1と外観上同じ形状にしようと、前記切り離し板部12をつなぐべく収納室25から該切り離し板部12を取り出そうとしても、隙間27は両抜止突起28,28により塞がれているので、取り出すことは不可能である。
切り離し板部12は、制御回路基板2又は台板35に一体に設けた構成を説明したが、他に例えばカバー体3の外周側面の一側に同様にして一体に突設するようにしても良く、更にはカバー体3の外周側面の一側に別体として成形した切り離し板部12を接着するようにしても良い。
基板収納ケースの斜視図。 同分解斜視図。 (イ)は収納部材の前側から見た斜視図、(ロ)同後側から見た斜視図。 本発明に係るパチンコ遊技機の裏面図。 取付面に基板収納ケースを装着した状態を示す斜視図。 取付面に基板収納ケースを装着する前の斜視図。 取付面に基板収納ケースを取り付ける状態を示す側面断面図。 取付面に基板収納ケースを取り付けた状態を示す側面断面図。 取付面から基板収納ケースを外す状態を示す側面断面図。 他の実施の形態に係る基板収納ケースの分解斜視図。 取付面に同基板収納ケースを取り付けた状態を示す斜視図。 取付面に同基板収納ケースを取り付けた状態を示す側面断面図。 取付面から同基板収納ケースを外す状態を示す側面断面図。
符号の説明
11 薄肉溝
12 切り離し板部
23 収納部材
25 収納室
28 抜止め防止手段(抜止突起)
60 遊技機本体
73 取付面
A 基板収納ケース
A1 基板収納ケース
P 遊技機(パチンコ遊技機)

Claims (1)

  1. 遊技状態を制御する制御回路基板の外周側面に該制御回路基板を収納する基板収納ケースの外周面から外側へ突出しかつ該基板収納ケースの裏面とほぼ平行をなす切り離し板部を設け、前記切り離し板部には該切り離し板部を折り曲げることにより切断可能な薄肉溝を設けてなり、
    前記基板収納ケースを遊技機本体の取付面に取着すると共に該基板収納ケースの一側に配置されるようにして前記切り離し板部を覆う収納部材を該遊技機本体の取付面に取り外し不能に固着し、
    前記収納部材には前面開口が前記取付面により塞がれ前記切り離し板部が収納される収納室を形成すると共に該切り離し板部が抜き取られないように防ぐ抜止め防止手段を設け、
    前記遊技機本体の取付面から前記基板収納ケースを取り外すことにより前記薄肉溝に沿って折り曲げられ切断される前記切り離し板部を前記収納室内に引き出し不能に収納し得るようにしたことを特徴とする遊技機。
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