JP4901743B2 - 通信端末装置、通信制御装置、無線通信システム、及び、通信方法 - Google Patents

通信端末装置、通信制御装置、無線通信システム、及び、通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、マルチキャリア通信方式において受信品質に応じて送信形式を選択して通信を行う無線通信システムに関する。
従来から、移動体通信システムではセル内における1つの基地局に対し、複数の移動局が同時に接続され無線通信を行う多元接続方式で通信が行われている。近年、このような多元接続方式においてデータ通信のさらなる高速化、高容量化が求められており、この分野の研究が盛んに行われてきている。
高容量化を実現する1つの方法として基地局での効率的なパケットスケジューリングが考えられている。その1つとして各移動局からの伝搬路状況の情報を基に効率的にパケットをスケジューリングする方法が提案されている。W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)移動通信システムにおける下り高速パケット伝送方式(HSDPA:High Speed Downlink Packet Access)では移動局が下り方向無線通信の伝搬路状況情報であるCQI(Channel Quality Indicator)を基地局に報告し、基地局は各移動局から報告されたCQIに基づいてパケットのスケジューリングを行うという方法が提案されている。
現在、3GPP(3rd Generation Partnership Project)では次世代通信方式の標準化策定に向け下り方向無線通信方式にマルチキャリア通信方式の一つであるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)通信方式を採用した1セル繰り返しOFDM(TDMA、FDMA) (Orthogonal Frequency Division Multiplex / Time Division Multiple Access、Frequency Division Multiple Access)通信方式の検討が行われている。この通信方式は、複数のセルで構成されるマルチセル環境において、すべてのセルで同じ周波数を用いて通信を行い、通信する際の変調方式がOFDMであり、アクセス方式がTDMA、FDMAを使用しているという技術である。
以下、OFDM/(TDMA、FDMA)通信方式の要素技術であるOFDM、TDMA、FDMAについて簡単に説明する。
まず、OFDM通信方式は、5GHz帯の無線LAN(Local Area Network)システムでも採用されている方式であり、数十から数千のキャリアを理論上干渉の起こらない最小となる周波数間隔に並べ、同時に通信する方式である。通常OFDM通信方式においてこのキャリアをサブキャリアと呼び、各サブキャリアをQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、64QAM等の変調方式で変調して通信を行う。
次に、TDMA通信方式は、データを送受信する際、時間を分割して各移動局が無線通信を行う方式である。通常、TDMAをアクセス方式に用いた通信システムにおいては、通信する時間の単位であるスロットが複数あるフレーム構成を使用する。
次に、FDMA通信方式は、データを送受信する際、周波数を分割してアクセスする方式である。通常、FDMAをアクセス方式に用いた通信システムおいては、周波数をいくつかの帯域に分け、アクセスする周波数帯域を分けることにより、無線通信を行う移動局を区別する方式である。
次に、OFDM/(TDMA、FDMA)について上述の緒言をもとに説明する。図10は、OFDM/(TDMA、FDMA)2次元のフレーム構成の一例を示す図である。図10において縦軸が周波数、横軸が時間である。矩形の1つがデータ伝送に用いる最小単位であり、本明細書では、スロットと称し、複数のスロットを周期的に並べたものをフレームと呼ぶ。スロットは、複数のOFDMシンボルから構成される。
図10は下り方向通信フレームの構成例を示したものであり、フレームは、時間軸方向に9つのスロットと周波数軸方向に12のスロットから構成される。基地局から移動局に無線データ通信を行う場合、基地局は、フレームを構成する各スロットを別々の移動局に割り当ててデータを送信することも可能であるし、全スロットを1つの移動局に割り当てて無線通信をすることも可能である。
非特許文献1に、3GGPで提案されているOFDM通信方式が示されている。非特許文献1では、下りリンク送信形式として、1つの通信区間を周波数方向と時間方向に分割したスロットを複数の移動局で効率的に使用することによってセル全体の通信効率を向上させるような通信方法が検討されている。前記下り方向無線通信方式では、複数の変調方式ならびに符号化率、拡散率を組み合わせ、各移動局の伝搬路状況に応じた方式で各スロットを伝搬路状況の良好な移動局に割り当て無線通信を行いセル全体のスループットを向上させるマルチユーザーダイバーシチ効果を得る通信方法と、伝搬路状況が悪化した場合もしくは移動局の移動速度が速い場合に周波数帯域幅全体もしくはその一部を使用し、より多くの周波数帯域のサブキャリアを使用することによるフェージングに強い効果、すなわち周波数ダイバーシチ効果を得られるような通信方法の提案がなされている。
NTT DoCoMo 「3GPP R1−050590 Physical Channels and Multiplexing in Evolved UTRA Downlink」2005年06月16日 p.6―11
前記非特許文献1に記載のマルチユーザーダイバーシチ効果を得る通信方法及び周波数ダイバーシチ効果を得る通信方法においてもHSDPAと同様に、各通信端末装置(移動局)が伝搬路状況をフィードバックし、通信制御装置(基地局)にてスケジューリングが行われる。しかしながら、複数の通信方式を効率的に切り替えるための伝搬路状況のフィードバック方法、通信制御装置での送信方法ならびにスケジューリング方法などに関しての具体的な提案はなされていない。前記非特許文献1に記載の複数の通信方法を切り替えて使用し無線通信を行うには、各通信端末装置による各スロットの伝搬路状況のフィードバックデータ量の増加、および、通信制御装置での各通信端末装置からのフィードバックデータのデータ処理量の増加、処理時間による遅延などが予想され、効率的で高速な処理が行える通信手順、フィードバックデータ形式、およびそれを実現するための通信端末装置と通信制御装置が必要とされる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、複数の通信方式を効率的に切り替えるために受信品質と送信形式に関する情報を通信制御装置へ効率的にフィードバックする通信端末装置、フィードバックされた情報に基づいて送信形式を切り替えて通信端末装置へデータを送信する通信制御装置、並びに、これらの技術を用いた無線通信システム及び通信方法を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る通信端末装置の一態様は、一定の時間長で定められる一つ以上の時間チャネルと、一定の周波数帯域で定められる一つ以上の周波数チャネルとによって特定される複数のスロットを用いて通信制御装置と通信を行う通信端末装置であって、制御情報を通信制御装置から受信する端末側受信部と、受信した制御情報を用いて、複数のスロットの受信品質を測定する受信品質測定部と、測定した受信品質測定結果に基づいて、前記複数のスロットにデータを割り当てる複数の送信形式から一つの送信形式を選択する送信形式選択部と、複数のスロットにおける受信品質を示す受信品質情報と、選択した送信形式を指定する送信形式情報とを前記通信制御装置へ通知するフィードバック情報を生成するフィードバック情報生成部と、生成したフィードバック情報を前記通信制御装置へ送信する端末側送信部と、を備え、前記端末側受信部は、前記送信形式情報で指定した送信形式のデータを前記通信制御装置から受信することを特徴とする。
このように、本発明に係る通信端末装置の一態様によれば、各通信端末装置が受信品質を測定し、測定した受信品質を通信制御装置にフィードバックする際に、適切な送信形式を指定する送信形式情報を通知することができる。これにより、各通信制御装置は、通信端末装置に対して適切な送信形式を選択することが可能になる。また、通信制御装置から送信されるデータの送信形式を各通信端末装置が判断することにより、通信制御装置の処理を削減することが可能になる。さらに、各通信端末装置から送信するフィードバック情報には必ずしも全ての伝搬路状況を含む必要がないため、通信端末装置の送信電力を削減することも可能である。各通信端末装置から適切な送信形式の情報がフィードバックされるため、通信制御装置は、より効率的なデータ割り当てを行うことが可能になる。
(2)また、本発明に係る通信端末装置の一態様において、前記フィードバック情報生成部は、前記複数の送信形式に対応する複数の異なるデータ形式を設定し、前記選択した送信形式に対応するデータ形式を選択し、前記測定した受信測定結果を前記選択したデータ形式へ編集して受信品質情報を生成し、生成した受信品質情報をフィードバック情報とすることを特徴とする。
このように、前記フィードバック情報生成部は、受信品質情報のデータ形式によって、通信端末装置側で選択した送信形式を通信制御装置へ通知することができる。これにより、通信制御装置は、通信端末装置が選択した送信形式で送信データを割り当てられるとともに、送信データを生成するにあたって必要な受信品質情報を取得することができる。
(3)さらに、本発明に係る通信端末装置の一態様において、前記フィードバック情報生成部は、複数のスロットの受信品質測定結果を平均した平均測定結果を算出し、算出した平均測定結果をフィードバック情報とすることよって、前記受信品質情報と、第一の送信形式を指定する送信形式情報とを通知するフィードバック情報を生成することを特徴とする。
このように、前記フィードバック情報生成部は、受信品質測定結果の平均値を用いて、受信品質と送信形式とを通信制御装置へ通知することができる。
(4)本発明に係る通信端末装置の一態様において、前記フィードバック情報生成部は、複数のスロットそれぞれの受信品質測定結果をフィードバック情報とすることによって、前記受信品質情報と、第二の送信形式を指定する送信形式情報とを通知するフィードバック情報を生成することを特徴とする。
このように、前記フィードバック情報生成部は、各スロットの受信品質測定結果をフィードバック情報とすることにより、受信品質と送信形式とを通信制御装置へ通知することができる。
(5)本発明に係る通信端末装置の一態様において、前記フィードバック情報生成部は、前記測定した受信品質測定結果に基づいて受信品質情報を生成し、生成した受信品質情報と前記送信形式情報とを含むフィードバック情報を生成することを特徴とする。
このように、前記フィードバック情報生成部は、受信品質情報へ送信形式を指定する送信形式情報を付加したフィードバック情報を生成することにより、受信品質と送信形式とを通信制御装置へ通知することができる。
(6)本発明に係る通信端末装置の一態様において、前記端末側受信部は、スロットを指定するフィードバック要求情報を含む制御情報を受信し、前記受信品質測定部は、前記フィードバック要求情報に指定されたスロットの受信品質を測定し、前記フィードバック情報生成部は、前記指定されたスロットの受信品質測定結果に基づいて受信品質情報を生成することを特徴とする。
このように、前記受信品質測定部は、通信制御装置から指定されたスロットについて受信品質を測定することにより、通信制御装置からの要求に応じたスロットの受信品質を通知することができる。
(7)本発明に係る通信端末装置の一態様において、前記受信品質測定部は、複数のスロットから所定数のスロットを選択してフィードバックスロットとし、選択したフィードバックスロットの受信品質を測定し、前記フィードバック情報生成部は、前記フィードバックスロットの受信品質測定結果に基づいて受信品質情報を生成することを特徴とする。
このように、前記受信品質測定部は、スロットの数を限定して受信品質を測定することが可能となり、負荷を抑制することができる。
(8)本発明に係る通信端末装置の一態様において、前記受信品質測定部は、測定した複数のスロットの受信品質測定結果から所定数のスロットを選択してフィードバックスロットとし、前記送信形式選択部は、選択したフィードバックスロットの受信品質測定結果に基づいて、複数の送信形式から一つの送信形式を選択し、前記フィードバック情報生成部は、前記フィードバックスロットの受信品質測定結果に基づいて受信品質情報を生成することを特徴とする。
このように、前記送信形式選択部並びに前記フィードバック情報選択部は、複数のスロットから選択されたスロットにおける受信品質情報に基づいて処理を実施することができる。これにより、処理の負荷を抑制することができる。
(9)本発明に係る通信端末装置の一態様において、前記受信品質測定部は、受信品質の良好な順に所定数のスロットをフィードバックスロットとして選択することを特徴とする。
このように、前記受信品質測定部によれば、受信品質の良好なスロットを選択して通信制御装置へ通知することができる。これにより、通信制御装置は、受信品質の良好なスロットについて処理を実施することができるようになり、効率の良いスケジューリングが可能となる。
(10)本発明に係る通信端末装置の一態様において、前記受信品質測定部は、受信品質の良好な順に所定数のスロットを選択し、さらに、受信品質の悪い順に所定数のスロットを選択して、フィードバックスロットとすることを特徴とする。
このように、前記受信品質測定部によれば、受信品質の良好なスロットに加え、受信品質の悪いスロットを通信制御装置へ通知することができる。これにより、通信制御装置は、受信品質のばらつきを把握することができる。
(11)本発明に係る通信端末装置の一態様において、前記受信品質測定部は、受信信号電力とキャリア信号電力から算出される伝搬路品質、または、受信データの誤り量から算出される受信データ品質との少なくとも一方を用いることを特徴とする。
このように、前記受信品質測定部は、受信品質として、伝搬路状況と受信データ品質とのいずれかを用いることができる。
(12)本発明に係る通信端末装置の一態様において、前記受信品質測定部は、同じスロットの受信品質を複数の時点で測定し、測定した複数の時点の受信品質に基づいて、自己の移動速度を判定することを特徴とする。
このように、前記受信品質測定部は、移動速度を考慮して受信品質を判断することができる。
(13)本発明に係る通信端末装置の一態様において、前記複数の送信形式は、スロット毎に伝搬路状況の良好な通信端末装置を割り当てるマルチユーザーダイバーシチ方式と、周波数方向に複数のスロットを使用し、ダイバーシチ効果を得られるように送信する周波数ダイバーシチ方式との少なくとも一方を含むことを特徴とする。
このように、異なる特徴を有する複数の送信形式を適切に切り替えることにより、効率の良い通信を実施することができる。
(14)本発明に係る通信制御装置の一態様において、一定の時間長で定められる一つ以上の時間チャネルと、一定の周波数帯域で定められる一つ以上の周波数チャネルとによって特定される複数のスロットにデータを割り当てる複数の送信形式を用いて複数の通信端末装置と通信を行う通信制御装置であって、制御情報を通信端末装置へ送信する制御側送信部と、前記制御情報に対応して、受信品質を示す受信品質情報と、前記複数の送信形式から一つの送信形式を指定する送信形式情報とを通知するフィードバック情報を受信する制御側受信部と、受信したフィードバック情報に基づいて、前記通信端末装置に適用する送信形式を選択する送信形式判断部と、選択した送信形式と前記受信品質情報と選択した送信形式とに基づいて、前記通信端末装置を送信先とするデータを各スロットへ割り当てるデータ割り当て部と、を備え、前記制御側送信部は、前記選択した送信形式を用いて、各スロットへ割り当てた各通信端末装置を送信先とするデータを送信することを特徴とする。
このように、本発明に係る通信制御装置の一態様によれば、各通信端末装置が受信品質をフィードバックする際に、適切な送信形式を指定する送信形式情報を通知することになり、通知された送信形式に基づいて、送信データを生成することができる。また、通信制御装置から送信されるデータの送信形式を各通信端末装置が判断することにより、通信制御装置の処理を削減することが可能になる。各通信端末装置から適切な送信形式の情報がフィードバックされるため、通信制御装置は、より効率的なデータ割り当てを行うことが可能になる。
(15)また、本発明に係る通信制御装置の一態様において、前記制御側受信部は、複数の異なるデータ形式のいずれかを用いて編集された受信品質情報をフィードバック情報として受信し、前記送信形式判断部は、前記受信品質情報が示すデータ形式に基づいて、複数の送信形式から一つの送信形式を選択することを特徴する。
このように、前記送信形式判断部は、受信品質情報のデータ形式によって送信形式を判断することができる。
(16)さらに、本発明に係る通信制御装置の一態様において、前記送信形式判断部は、前記受信品質情報が、複数のスロットの受信品質測定結果を平均した平均測定結果である場合に、第一の送信形式を選択することを特徴とする。
このように、前記送信形式判断部は、受信品質情報のデータ形式によって送信形式を判断することができるとともに、送信データ生成にあたって必要な受信品質情報を取得することができる。
(17)本発明に係る通信制御装置の一態様において、前記送信形式判断部は、前記受信品質情報が、複数のスロットそれぞれの受信品質測定結果である場合に、第二の送信形式を選択することを特徴とする。
このように、前記送信形式判断部は、受信品質情報のデータ形式によって送信形式を判断することができるとともに、送信データ生成にあたって必要な受信品質情報を取得することができる。
(18)本発明に係る通信制御装置の一態様において、前記制御側受信部は、前記複数の送信形式のいずれかを指定する送信形式情報を含むフィードバック情報を受信し、前記送信形式判断部は、フィードバック情報に含まれる送信形式情報に基づいて、複数の送信形式から一つの送信形式を選択することを特徴する。
このように、前記送信形式判断部は、受信品質情報に付加された送信形式情報によって送信形式を判断することができる。
(19)本発明に係る通信制御装置の一態様において、前記制御側送信部は、受信品質を測定要求するスロット位置を指定するフィードバック要求情報を含む制御情報を送信し、前記制御側受信部は、前記フィードバック要求情報に指定したスロット位置における受信品質情報と送信形式情報とを通知するフィードバック情報を受信し、前記データ割り当て部は、前記指定したスロット位置における受信品質情報と前記選択した送信形式とに基づいて、前記通信端末装置を送信先とするデータを各スロットへ割り当てることを特徴する。
このように、前記データ割り当て部は、通信制御装置側が要求したスロットの受信品質情報に基づいてスロットを割り当てることができる。これにより、効率の良いスケジューリングが実施できる。
(20)本発明に係る通信制御装置の一態様において、前記制御側受信部は、前記通信端末装置が複数のスロットから所定数のスロットをフィードバックスロットとして選択し、選択したフィードバックスロットにおける受信品質情報と前記送信形式情報とを通知するフィードバック情報を受信し、前記データ割り当て部は、前記フィードバックスロットにおける受信品質情報と前記選択した送信形式とに基づいて、前記通信端末装置を送信先とするデータを各スロットへ割り当てることを特徴する。
このように、前記データ割り当て部は、通信端末装置側が選択したフィードバックスロットの受信品質情報に基づいてスロットを割り当てることができる。これにより、効率の良いスケジューリングが実施できる。
(21)本発明に係る通信制御装置の一態様において、前記複数の送信形式は、スロット毎に伝搬路状況の良好な通信端末装置を割り当てるマルチユーザーダイバーシチ方式と、周波数方向に複数のスロットを使用し、ダイバーシチ効果を得られるように送信する周波数ダイバーシチ方式との少なくとも一方を含むことを特徴とする。
このように、異なる特徴を有する複数の送信形式を適切に切り替えることにより、効率の良い通信を実施することができる。
(22)本発明に係る無線通信システムの一態様は、一定の時間長で定められる一つ以上の時間チャネルと、一定の周波数帯域で定められる一つ以上の周波数チャネルとによって特定される複数のスロットを用いて通信制御装置と通信制御装置との間で通信を行う無線通信システムであって、前記通信端末装置は、制御情報を通信制御装置から受信する端末側受信部と、受信した制御情報を用いて、複数のスロットの受信品質を測定する受信品質測定部と、測定した受信品質測定結果に基づいて、前記複数のスロットにデータを割り当てる複数の送信形式から一つの送信形式を選択する送信形式選択部と、複数のスロットにおける受信品質を示す受信品質情報と、選択した送信形式を指定する送信形式情報とを前記通信制御装置へ通知するフィードバック情報を生成するフィードバック情報生成部と、生成したフィードバック情報を前記通信制御装置へ送信する端末側送信部と、を備え、前記通信制御装置は、前記制御情報を前記通信端末装置へ送信する制御側送信部と、前記制御情報に対応して、前記フィードバック情報を前記通信端末装置から受信する制御側受信部と、受信した前記フィードバック情報に基づいて、前記通信端末装置に適用する送信形式を選択する送信形式判断部と、選択した送信形式と前記受信品質情報と選択した送信形式とに基づいて、前記通信端末装置を送信先とするデータを各スロットへ割り当てるデータ割り当て部と、を備え、前記制御側送信部は、前記選択した送信形式を用いて、各スロットへ割り当てた各通信端末装置を送信先とするデータを送信し、前記端末側受信部は、前記送信形式情報で指定した送信形式のデータを前記通信制御装置から受信することを特徴とする。
このように、本発明に係る無線通信システムの一態様によれば、各通信端末装置が受信品質を測定し、測定した受信品質を通信制御装置にフィードバックする際に、適切な送信形式を指定する送信形式情報を通知することができる。これにより、各通信制御装置は、通信端末装置に対して適切な送信形式を選択することが可能になる。また、通信制御装置から送信されるデータの送信形式を各通信端末装置が判断することにより、通信制御装置の処理を削減することが可能になる。さらに、各通信端末装置から送信するフィードバック情報には必ずしも全ての伝搬路状況を含む必要がないため、通信端末装置の送信電力を削減することも可能である。各通信端末装置から適切な送信形式の情報がフィードバックされるため、通信制御装置は、より効率的なデータ割り当てを行うことが可能になる。
(23)本発明に係る通信方法の一態様は、一定の時間長で定められる一つ以上の時間チャネルと、一定の周波数帯域で定められる一つ以上の周波数チャネルとによって特定される複数のスロットを用いて通信制御装置と通信を行う通信端末装置の通信方法であって、制御情報を通信制御装置から受信し、受信した制御情報を用いて、複数のスロットの受信品質を測定し、測定した受信品質測定結果に基づいて、前記複数のスロットにデータを割り当てる複数の送信形式から一つの送信形式を選択し、複数のスロットにおける受信品質を示す受信品質情報と、選択した送信形式を指定する送信形式情報とを前記通信制御装置へ通知するフィードバック情報を生成し、生成したフィードバック情報を前記通信制御装置へ送信し、前記送信形式情報で指定した送信形式のデータを前記通信制御装置から受信することを特徴とする。
このように、本発明に係る通信方法の一態様によれば、各通信端末装置が受信品質を測定し、測定した受信品質を通信制御装置にフィードバックする際に、適切な送信形式を指定する送信形式情報を通知することができる。これにより、各通信制御装置は、通信端末装置に対して適切な送信形式を選択することが可能になる。また、通信制御装置から送信されるデータの送信形式を各通信端末装置が判断することにより、通信制御装置の処理を削減することが可能になる。さらに、各通信端末装置から送信するフィードバック情報には必ずしも全ての伝搬路状況を含む必要がないため、通信端末装置の送信電力を削減することも可能である。各通信端末装置から適切な送信形式の情報がフィードバックされるため、通信制御装置は、より効率的なデータ割り当てを行うことが可能になる。
(24)本発明に係る通信方法の一態様は、一定の時間長で定められる一つ以上の時間チャネルと、一定の周波数帯域で定められる一つ以上の周波数チャネルとによって特定される複数のスロットにデータを割り当てる複数の送信形式を用いて複数の通信端末装置と通信を行う通信制御装置の通信方法であって、制御情報を通信端末装置へ送信し、前記制御情報に対応して、受信品質を示す受信品質情報と、前記複数の送信形式から一つの送信形式を指定する送信形式情報とを通知するフィードバック情報を受信し、受信したフィードバック情報に基づいて、前記通信端末装置に適用する送信形式を選択し、選択した送信形式と前記受信品質情報と選択した送信形式とに基づいて、前記通信端末装置を送信先とするデータを各スロットへ割り当てし、前記選択した送信形式を用いて、各スロットへ割り当てた各通信端末装置を送信先とするデータを送信することを特徴とする。
このように、本発明に係る通信方法の一態様によれば、各通信端末装置が受信品質をフィードバックする際に、適切な送信形式を指定する送信形式情報を通知することになり、通知された送信形式に基づいて、送信データを生成することができる。また、通信制御装置から送信されるデータの送信形式を各通信端末装置が判断することにより、通信制御装置の処理を削減することが可能になる。各通信端末装置から適切な送信形式の情報がフィードバックされるため、通信制御装置は、より効率的なデータ割り当てを行うことが可能になる。
(25)本発明に係る通信方法の一態様は、一定の時間長で定められる一つ以上の時間チャネルと、一定の周波数帯域で定められる一つ以上の周波数チャネルとによって特定される複数のスロットを用いて通信制御装置と通信制御装置との間で通信を行う無線通信システムの通信方法であって、前記通信端末装置は、制御情報を通信制御装置から受信し、受信した制御情報を用いて、複数のスロットの受信品質を測定し、測定した受信品質測定結果に基づいて、前記複数のスロットにデータを割り当てる複数の送信形式から一つの送信形式を選択し、複数のスロットにおける受信品質を示す受信品質情報と、選択した送信形式を指定する送信形式情報とを前記通信制御装置へ通知するフィードバック情報を生成し、生成したフィードバック情報を前記通信制御装置へ送信し、前記通信制御装置は、前記制御情報を前記通信端末装置へ送信し、前記制御情報に対応して、前記フィードバック情報を前記通信端末装置から受信し、受信した前記フィードバック情報に基づいて、前記通信端末装置に適用する送信形式を選択し 選択した送信形式と前記受信品質情報と選択した送信形式とに基づいて、前記通信端末装置を送信先とするデータを各スロットへ割り当てし、前記通信制御装置は、前記選択した送信形式を用いて、各スロットへ割り当てた各通信端末装置を送信先とするデータを送信し、前記通信端末装置は、前記送信形式情報で指定した送信形式のデータを前記通信制御装置から受信することを特徴とする。
このように、本発明に係る通信方法の一態様によれば、各通信端末装置が受信品質を測定し、測定した受信品質を通信制御装置にフィードバックする際に、適切な送信形式を指定する送信形式情報を通知することができる。これにより、各通信制御装置は、通信端末装置に対して適切な送信形式を選択することが可能になる。また、通信制御装置から送信されるデータの送信形式を各通信端末装置が判断することにより、通信制御装置の処理を削減することが可能になる。さらに、各通信端末装置から送信するフィードバック情報には必ずしも全ての伝搬路状況を含む必要がないため、通信端末装置の送信電力を削減することも可能である。各通信端末装置から適切な送信形式の情報がフィードバックされるため、通信制御装置は、より効率的なデータ割り当てを行うことが可能になる。
(26)本発明に係る無線通信システムの一態様において、前記フィードバック情報生成部は、複数のスロットの受信品質測定結果の平均した平均測定結果を算出した平均測定結果と、複数のスロットそれぞれの受信品質測定結果とのいずれかを受信品質情報としてフィードバック情報を生成し、前記送信形式判断部は、前記フィードバック情報が前記平均測定結果である場合、周波数ダイバーシチ方式を送信形式として選択し、前記フィードバック情報が前記測定値結果である場合、マルチユーザダイバーシチ方式を送信形式として選択することを特徴とする。
このように、通信端末装置は、受信品質測定結果を平均測定結果または各スロットの受信品質測定結果のデータ形式で編集することによって、受信品質と送信形式とを通信制御装置へ通知することができる。また、通信制御装置は、受信品質情報のデータ形式によって送信形式を判断することができるとともに、送信データ生成にあたって必要な受信品質情報を取得することができる。これにより、フィードバック情報の情報量を削減することができる。
本発明によれば、通信端末装置が、受信品質と送信形式に関する情報を通信制御装置へ所定の形式でフィードバックすることにより、通信制御装置は、フィードバックされた情報に基づいて複数の送信形式を効率的に切り替えて通信端末装置へデータを送信することが可能となる。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
本明細書では、複数の通信端末装置の通信を制御する通信制御装置と、通信制御装置の制御のもとで、通信端末装置間で通信を行う無線通信システムを一例と説明する。無線通信システムは、マルチキャリア通信方式を用いる。
以下で説明する各実施形態では、無線通信システムは、1セル繰り返しOFDM/(TDMA、FDMA)の通信方式を用いて説明する。無線通信システムにおいて、通信制御装置は複数の通信端末装置と無線通信を行い、各通信端末装置に対しデータパケットを送信するためにフレーム内のリソースを各通信端末装置に適応的に割り当てる。具体的には、通信制御装置は、フレームを構成する複数のスロットへ、送信するデータを割り当てることになる。本明細書では、フレームは、図10に一例を示したように、複数のスロットから構成される。スロットは一定の時間長で定められる一つ以上の時間チャネルと、一定の周波数帯域で定められる一つ以上の周波数チャネルとによって特定される。
無線通信システム内の各通信端末装置は、通信制御装置から送信される制御情報に含まれる既知の情報を受信し、受信品質を測定する。各通信端末装置は測定した受信品質を基にフィードバック情報を作成する。この際、各通信端末装置は、フィードバック情報として、受信品質とともに、通信制御装置から自己へ送信される送信データの形式(送信形式)を通知することにより、送信データの形式を要求することができる。通信制御装置は各送信端末装置からのフィードバック情報と通信制御端末内にある各通信端末装置の送信データバッファの状態に基づいて、各通信端末装置へのリソース(スロット)割り当てを行う。この際、通信制御装置は、各通信端末装置から通知された送信形式により各通信端末装置への適切な送信形式を選択し、送信データのリソース割り当てを行う。
また、各実施形態では、通信制御装置と通信端末装置とから構成される無線通信システムを用いて説明する。また、図面では、一つの通信端末装置を示すが、通信端末装置は、複数存在し、通信制御装置は、複数の通信端末装置と信号を送受信することができるものである。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態に係る実施の形態に関して図面を参照し、説明する。図1は、第1の実施形態に係る通信制御装置の概略構成を示すブロック図である。図2は、第1の実施形態に係る通信端末装置の概略構成を示すブロック図である。本実施形態では、通信制御装置100と通信端末装置200とから構成される無線通信システムを用いて説明する。通信制御装置100は、送信形式判断部101、データ割り当て部102、データ変調部103、S/P(Serial/Parallel)変換部104、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform:逆高速フーリエ変換)部105、GI(Guard Interval:ガードインターバル)挿入部106、D/A(Digital/Analog)変換部107、無線送信部108、アンテナ部109、無線受信部110、A/D(Analog/Digital)変換部111、GI除去部112、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)部113、P/S(Parallel/Serial)変換部114、及び、データ復調部115を備える。
送信形式判断部101は各通信端末装置200から送信されるフィードバック情報に基づいて送信形式を判断する。フィードバック情報は、通信制御装置100が測定した受信品質測定結果と送信形式とを通知する情報である。
データ割り当て部102は、各通信端末装置200に送信するパケットデータに通信フレーム内のリソース(スロット)を割り当てる。データ変調部103は送信信号の変調を行う。S/P変換部104は、送信信号のシリアル信号をパラレル信号に変換する。IFFT部105は、送信信号のIFFT処理を行う。GI挿入部106は、送信信号にガードインターバルの挿入を行う。D/A変換部107はデジタルの送信信号をアナログの送信信号に変換する。無線送信部108は、アナログ送信信号の送信を行う。アンテナ部109は無線送信信号および無線受信信号の受け渡しを行う。無線受信部110は、アナログ受信信号の受信を行う。A/D変換部111はアナログ受信信号をデジタル受信信号に変換する。GI除去部112は、受信信号のGIを除去する。FFT部113は、受信信号のFFT処理を行う。P/S変換部114は受信パラレル信号をシリアル信号に変換する。データ復調部115は受信信号の復調を行う。
通信端末装置200は、データ変調部201、S/P変換部202、IFFT部203、GI挿入部204、D/A変換部205、無線送信部206、アンテナ部207、無線受信部208、A/D変換部209、GI除去部210、FFT部211、P/S変換部212、データ復調部213、受信品質測定部214、送信形式選択部215、及び、フィードバック情報生成部216を備える。
データ変調部201は送信信号の変調を行う。S/P変換部202は、送信信号のシリアル信号をパラレル信号に変換する。IFFT部203は、送信信号のIFFT処理を行う。GI挿入部204は、送信信号にGIの挿入を行う。D/A変換部205はデジタルの送信信号をアナログの送信信号に変換する。無線送信部206は、アナログ送信信号の送信を行う。アンテナ部207は無線送信信号および無線受信信号の受け渡しを行う。無線受信部209は、アナログ受信信号の受信を行う。A/D変換部209はアナログ受信信号をデジタル受信信号に変換する。GI除去部210は、受信信号のGIを除去する。FFT部211は、受信信号のFFT処理を行う。P/S変換部212は受信パラレル信号をシリアル信号に変換する。データ復調部213は受信信号の復調を行う。
受信品質測定部214は、受信信号の伝搬路状況および受信品質の測定を行う。本実施形態では、通信制御装置100から受信した制御信号を用いて、各スロットの受信品質を測定する。
送信形式選択部215は、受信品質測定部214が測定した受信品質測定結果に基づいて、フレームを構成する複数のスロットにデータを割り当てる複数の送信形式から一つの送信形式を選択する。
フィードバック情報生成部216は、受信品質測定部214が測定した測定結果(受信品質測定結果)並びに送信形式選択部215が選択した送信形式を基にフィードバック情報の生成を行う。フィードバック情報は、複数のスロットにおける受信品質を示す受信品質情報と、選択した送信形式を指定する送信形式情報とを通知する情報である。本実施形態では、フィードバック情報生成部216は、複数の送信形式に対応する複数の異なるデータ形式を設定し、送信形式測定部215が選択した送信形式に対応するデータ形式を選択し、受信品質測定部214が測定した受信測定結果を、選択したデータ形式へ編集して受信品質情報を生成し、生成した受信品質情報をフィードバック情報とする。これについては図4を用いて後述する。
以下の説明では、通信制御装置100において、データ変調部103、S/P変換部104、IFFT部105、GI挿入部106、D/A変換部107、及び、無線送信部108を制御側送信部116とし、無線受信部110、A/D変換部111、GI除去部112、FFT部113、P/S変換部114、及び、データ復調部115を制御側受信部117とする。また、通信端末装置200において、データ変調部201、S/P変換部202、IFFT部203、GI挿入部204、D/A変換部205、及び、無線送信部206を端末側送信部217とし、無線受信部208、A/D変換部209、GI除去部210、FFT部211、P/S変換部212、及び、データ復調部213を端末側受信部218として説明する。制御側送信部116、端末側送信部217は、送信データを送信形式に応じて変調、変換し、アンテナ部109を介して通信先へ送信する機能を有し、制御側受信部107、端末側受信部218は、通信先からアンテナ部109を介して受信データを受信し、送信形式に応じて変換、変調する機能を有する。また、端末側受信部218は、FTT部211でFTT処理した受信データを受信品質測定部214へ出力する。
次いで、図3の本実施形態に係るシーケンス図を参照して、本実施形態の無線通信システムの動作を説明する。図3は、第1の実施形態の通信制御装置と通信端末装置との無線データのやり取りとそれぞれの動作の一例を時系列で示した図である。無線通信システムは1つの通信制御装置100と複数の通信端末装置200とを備えたシステムであり、図3に示した図は複数の通信端末装置200の1つと通信制御装置100間の状態を示したものであるが、他の通信端末装置200に関しても同様の動作を行い通信制御装置100と無線通信を行うものとする。
まず、通信制御装置100は、制御情報を含む送信データを通信端末装置200に送信する(ステップS11)。制御情報は、通信端末装置200が既に知っている既知情報を含んでいる。送信データは、図10に示したフレーム構成で各通信端末装置200に送信され、各スロットには、既知情報であるパイロットシンボルと送信電力情報、変調方式情報が含まれるものとする。ただし、下り方向通信フレームの電力制御を行わず、各スロットが一定の電力で常に送信されている場合には必ずしも各スロットに送信電力情報を含む必要は無い。本実施形態では下り方向無線通信の電力制御を行わない場合に関して説明する。
通信端末装置200は通信制御装置100から制御情報を含む送信データを受信する。端末側送信部217は、送信データをFFT処理して受信品質測定部214へ出力し、受信品質測定部214は、各スロットの受信品質を測定する(ステップS12)。受信品質測定部214は、スロットに含まれる既知の制御情報により受信品質(伝搬路状況)を測定する。本実施形態では、受信品質測定部214は、受信品質として伝搬路の品質(環境)を示す伝搬路状況(伝搬路品質)を測定する場合を説明するが、その他の受信品質を用いてもよい。
具体的には、SINR(Signal to Interference and Noise Ratio)、SNR(Signal to Noise Ratio)、SIR(Signal to Interference Ratio)、CINR(Carrier to Interference and Noise Ratio)、CNR(Carrier to Noise Ratio)、CIR(Carrier to Interference Ratio)、RSSI(Received Signal Strength Indicator)などの受信信号電力とキャリア信号電力から算出される伝搬路品質、または、BER(Bit Error Rate)、PER(Packet Error Rate)、BLER(Block Error Rate)など受信データの誤り量から算出される受信データ品質を示す指標などを用いることが可能である。また、受信品質測定部214は、同一周波数スロットを時間軸方向に連続して測定する。これにより、受信品質測定部214は、伝搬路状況の時間的な変化を測定することが可能になり、通信端末装置200の移動速度の指標に用いることもできる。
次に、通信端末装置200の送信形式選択部215は、受信品質測定部214が測定した受信品質測定結果に基づいて、複数の送信形式から一つの送信形式を選択する(ステップS13)。フィードバック情報生成部216は、送信形式選択部215が選択した送信形式と受信品質測定部214が測定した受信品質測定結果とに基づいて、フィードバック情報を生成する(ステップS14)。上り方向無線通信により生成したフィードバック情報を通信制御装置100に通知する(ステップS15)。より具体的な通信端末装置200がフィードバック情報を生成する動作について図4を用いて説明する。図4は、本実施形態の通信端末装置200がフィードバック情報を生成する動作の一例を示す図である。
まず、通信端末装置200の受信品質測定部214は、通信制御装置100からのフィードバック要求情報が通知されているかを判断する(ステップS21)。フィードバック要求情報は、端末側受信部217によって受信される制御情報に含まれるが、今回受信した制御情報によって通知される方法でもよいし、以前に受信した制御情報によって通知されたフィードバック要求情報を用いる方法でも可能である。
フィードバック要求情報は、受信品質(伝搬路品質、受信データ品質、移動速度など)を測定するスロットを指定し、指定されたスロットの受信品質を測定した受信品質測定結果に基づく受信品質情報をフィードバックすることを要求する情報である。すなわち、フィードバック要求情報は、複数あるスロットのうち、どのスロットに関して受信品質の測定結果をフィードバック情報として通知するかを指定する情報である。フィードバック要求情報で要求(指定)されたスロットを指定スロットとする。フィードバック情報は、図10に示すフレーム構成のF1からF12までのスロットのいくつかを指定したものである。より具体的には、F1からF4までの連続した4スロットの指定、または、F1、F5、F9の非連続の3スロットなどの指定方法が考えられる。これにより、通信制御装置100は、通信端末装置200を割り当てたいスロット(割り当てる候補となるスロット)の受信品質情報を取得することができる。また、受信品質情報量を抑制することが可能となる。
通信端末装置200は、フィードバック要求情報が通信制御装置100から通知された場合には(ステップS21でYES)、指定位置のスロット(指定スロット)に関しての受信品質を測定する(ステップS22)。
次に、通信端末装置200において、送信形式選択部215は、受信品質測定部214が測定した指定スロットの受信品質測定結果に基づいて、複数の送信形式から一つの送信形式を選択する(ステップS23)。送信形式選択部215は、受信品質測定結果と所定の閾値とを比較して、受信品質が良好であるかを判断する。送信形式が二以上ある場合、多段階の閾値を用いて受信品質を比較して、送信形式を選択することになる。
本実施形態では、送信形式として、マルチユーザーダイバーシチ形式と周波数ダイバーシチ形式とを用いる。マルチユーザーダイバーシチ形式は、各通信端末装置200の伝搬路状況に応じた変調パラメータを適用し、各スロットを伝搬路状況の良好な通信端末装置200に割り当ててパケット送信を行うことによって、セル全体のスループットを向上させるマルチユーザーダイバーシチ効果を得る方式である。変調パラメータは、変調方式、符号化率、及び、拡散率の少なくとも一つを特定するパラメータであり、変調方式、符号化率、拡散率のいずれか二つ以上の要素を組み合わせて特定する場合を含む。周波数ダイバーシチ形式は、スケジューリング時に周波数軸方向に複数のスロットを使用して下り方向無線通信において周波数ダイバーシチ効果を得る方式である。なお、送信形式は、上記の二つに限られることはなく、複数の送信形式、例えば、第一の送信形式、第二の送信形式等の異なる複数の送信形式であれば本発明を適用することができる。送信方式の具体例については、図5から図7を用いて後述する。
送信形式選択部215は、指定スロットにおいて、伝搬路状況が良い場合は、マルチユーザーダイバーシチ形式を選択し、伝搬路状況が悪い場合、若しくは、通信端末装置200の移動速度が速く伝搬路状況の変動が激しい場合は、周波数ダイバーシチ形式を選択する。送信形式選択部215は、所定の受信品質を満たすか否かによって送信形式を選択する。送信形式選択部215は、通常は、マルチユーザーダイバーシチ形式を選択するようにしておき、伝搬路状況が悪い場合、若しくは、通信端末装置200の移動速度が速く伝搬路状況の変動が激しい場合には、送信形式を変更するようにしてもよい。送信形式を変更することによって、伝搬路状況に応じて通信制御装置100でのスケジューリング時に周波数軸方向に複数のスロットを使用して下り方向無線通信において周波数ダイバーシチ効果を持たせて無線送受信を行う。
フィードバック情報生成部216は、受信品質測定部214が測定した受信品質測定結果と送信形式選択部215が選択した送信形式とに基づいてフィードバック情報を生成する(ステップS24)。フィードバック情報生成部216は、送信形式選択部215が選択した送信形式に対応するデータ形式を複数のデータ形式から選択し、選択したデータ形式の受信品質測定結果を編集してフィードバック情報を生成する。本実施形態では、フィードバック情報に含まれる受信品質情報のデータ形式として、受信品質測定結果と指定スロットの位置(スロット番号)とを対応付けてフィードバック情報を生成する測定値形式と、指定スロットの受信品質測定結果を平均して平均測定結果を算出し、算出した平均測定結果をフィードバック情報として生成する平均値形式との異なるデータ形式を用いる。ただし、指定スロットの受信品質情報をある一定の条件でならべて、例えば周波数軸方向で周波数が低いスロットから順に(図10に示す周波数スロットのF1側から)などのようにすることによってスロット番号と対応付けることの代用とすることも可能であり、スロット番号を示す情報量を削減できる。
従って、フィードバック情報生成部216は、送信形式選択部215がマルチユーザーダイバーシチ形式を選択した場合、測定した受信品質測定結果と指定スロットのスロット番号とを対応づけて測定値形式のフィードバック情報を生成し、周波数ダイバーシチ形式を選択した場合、受信品質測定結果と指定スロットの数を用いて平均測定結果を算出し、平均測定結果と、平均値を算出した指定スロットの位置(スロット番号)とを組み合わせて平均値形式のフィードバック情報を生成する。
また、フィードバック情報は、必ずしも前述の受信品質測定結果をそのまま返す必要はなく、受信品質測定結果を量子化したデータ、もしくは測定された受信品質で送受信可能な変調方式またはその変調方式を示す情報ビット、もしくはそれ以前の測定機会に測定し通信制御装置100に通知済みの受信品質測定結果との変動値または前記変動値を量子化した情報ビットにより通知することができる。これにより、上り方向無線通信のデータ量の削減に寄与し、さらには通信端末装置200の消費電力を削減することができる。
フィードバック情報が通信制御装置100から通知されてない場合には(ステップS21でNO)、全スロットの受信品質を測定する(ステップS25)。フィードバック要求情報が通知されてない場合、測定量およびデータ処理量の削減のため、通信端末装置200は、あらかじめ伝搬路状況を測定するスロットを設定することも可能である。受信品質測定部214は、測定した全スロットの受信品質測定結果に基づいて、通信制御装置100へ受信品質情報を通知するスロット、すなわち、フィードバック情報へ受信品質測定結果に関する受信品質情報を含めるスロット(フィードバックスロット、選択スロット)を選択する(ステップS26)。例えば伝搬路状況が良好なスロットから上位5スロット、または伝搬路状況が良好なスロットから上位4スロットと下位1スロット、または送信可能な最も効率の高い変調方式を選択可能な1つ以上のスロットグループなどの条件に基づいてフィードバックスロットを選択することができる。また、測定したスロット全部の中からフィードバックするスロット数が通信制御装置100から指定されている場合、所定の条件に従って指定された数のスロットを選択してフィードバックスロットとする。受信品質の良好なスロットに限定して通知することにより、通信制御装置では、効率よくスケジューリングができる。また、受信品質の悪いスロットも通知することにより、通信制御装置は、受信品質のばらつきを把握することができる。
フィードバックスロットの選択は、受信品質を測定する前、受信品質を測定した後、受信品質を測定する前、後の両方のいずれの場合も可能である。スロット全部の受信品質を測定した後、受信品質の良好なスロットをフィードバックスロットとして選択する。受信品質が反映したフィードバックスロットを選択することができる。また、予めフィードバックスロットを選択した後、受信品質を測定する。例えば、前回の測定結果から受信品質が予想できる場合などに有効である。さらに、複数のスロットの内、まず、受信品質を測定する範囲を設定して受信品質を測定し、その後受信品質に基づいてフィードバックスロットを選択することも可能である。複数のスロットの内、所定の範囲をまず選択することによって、受信品質を測定する負荷を削減することができる。
受信品質測定部214は、選択したフィードバックスロットのスロット番号と、受信品質測定結果とを送信形式選択部215へ通知する。また、受信品質測定結果214は、あらかじめ伝搬路状況を測定するスロットを設定した場合、受信品質を測定した複数のスロットの中からフィードバックスロットを選択しても良いし、設定したスロット全部について送信形式選択部215へ通知してもよい。また、フィードバックスロットは、測定したスロット全部としてもよい。
送信形式選択部215は、受信品質測定部214が選択したフィードバックスロットの受信品質測定結果に基づいて、複数の送信形式から一つの送信形式を選択する(ステップS27)。送信形式は、前述と同様である。
フィードバック情報生成部216は、受信品質測定部214が測定した受信品質測定結果と送信形式選択部215が選択した送信形式とに基づいてフィードバック情報を生成する(ステップS28)。データ形式がマルチユーザーダイバーシチ形式の場合、測定したスロット全部の受信品質測定結果あるいは選択したフィードバックスロットの受信品質測定結果を通知する測定値形式となり、測定した各スロットの受信品質測定結果をスロットの位置を示す情報(スロット番号)と対応させてフィードバック情報を生成する。データ形式が周波数ダイバーシチ形式の場合、フィードバックスロットの平均測定結果を通知する平均値形式となり、測定したスロット全部あるいは測定したフィードバックスロット全部の受信品質測定結果を平均し、平均した平均測定結果とフィードバックスロットのスロット番号とをフィードバック情報として生成する。このように、フィードバック情報生成部216は、測定値形式では、全スロット(あるいはフィードバックスロット)の受信品質測定結果と全スロット(あるいはフィードバックスロット)を示すスロット番号をフィードバック情報として生成し、平均値形式では、複数のスロットにおける受信品質測定結果の平均であることを示す情報、平均値を算出したスロットの数、または平均値を算出したスロット位置を示すスロット番号のうちの少なくとも一つ、及び、平均測定結果を組み合わせてフィードバック情報を生成する。
次に、フィードバック情報を受信した通信制御装置100の動作について、図3を用いて説明する。通信制御装置100は、各通信端末装置200から送信されたフィードバック情報(ステップS15)を受信し、送信形式判断部101は、フィードバック情報のデータ形式により各通信端末装置への送信形式と通信端末装置200毎の送信データの変調方式を判断する(ステップS16)。具体的には、通信端末装置200から送信されたフィードバック情報のデータ形式を判断し、判断したデータ形式に基づいて、送信形式を選択する。本実施形態では、受信品質情報のデータ形式が測定値形式のフィードバック情報は、マルチユーザーダイバーシチ形式を選択し、受信品質情報のデータ形式が平均値形式のフィードバック情報は、周波数ダイバーシチ形式を選択する。
次にデータ割り当て部102は、フィードバック情報に含まれる受信品質測定結果と送信形式判断部101が判断した送信形式とに基づいて、送信データを各スロットへ割り当てる(ステップS17)。図5、図6は、周波数ダイバーシチ形式のスロット構成の一例を示す図である。周波数ダイバーシチ形式は、周波数ダイバーシチ効果を得られるように周波数方向に複数のスロットを同一時間スロットへ割り当てる。図7は、マルチユーザーダイバーシチ形式のスロット割り当ての一例を示す図である。マルチユーザーダイバーシチ形式は、単一スロット毎に割り当てる通信端末装置200を判定し下り方向無線通信を行うスロット割り当てる。
データ割り当て部102は、送信形式が周波数ダイバーシチ形式の場合、平均測定値に基づいて、図5、図6に一例を示したように、一スロットを時間軸方向に分割して複数の通信端末装置を送信先とする送信データを割り当てる。周波数ダイバーシチ形式でスロットを割り当てる送信形式において、図5は、全帯域を使用する例であり、符号化率の低いデータパケットを全周波数帯域にわたって周波数方向に送信シンボルとして繰り返し配置することによって周波数軸方向の周波数選択性の伝搬路状況の変動に対する耐性を向上させる形式である。図6は、一部の周波数帯域を使用し、非連続に割り当てる例であり、周波数方向に送信シンボルを配置した単一スロットを周波数方向に複数配置することによって周波数軸方向の周波数選択性の伝搬路状況の変動に対する耐性を向上させる形式である。また、データ割り当て部102は、送信形式がマルチユーザーダイバーシチ形式の場合、図7に一例を示したようにスロット毎に送信データを割り当てる。図7は、単一スロット毎に伝搬路状況、送信バッファ状態、データ送信優先度、品質保証などを考慮し割り当てる通信端末装置200を判定する形式である。また、データ割り当て部102は、各通信端末装置200からフィードバックされた情報を基に変調パラメータを決定する。
制御側送信部116は、各スロットへ通信端末装置を割り当てた割り当て情報及び送信データを送信する(ステップS18)。
上記説明では、通信制御装置100は、各通信端末装置200から送信されるフィードバック情報のデータ形式に対応した送信形式を選択し、各通信端末装置200に送信する送信データを各スロットに割り当てて下り方向無線送信を行う態様を説明した。通信制御装置が通信端末装置200からフィードバック情報を取得するフィードバック周期は、最短区間でスロット長の周期と同様となる。通信制御装置100は、スロット割り当ての周期をフィードバック周期と同一周期で行うことが可能になる。一方で、簡略化のためおよび動作電力削減のために、通信制御装置100は、スロット割り当てを、必ずしもフィードバック周期と同一周期で行う必要は無い。
このように、本実施の形態では、各通信端末装置が受信品質(伝搬路状況)を測定し、通信制御装置にフィードバックする際に所定のデータ形式によってフィードバック情報を通知することにより、送信形式を指定する送信形式情報を通知することができる。これにより、各通信制御装置は、通信端末装置に対して適切な送信形式を選択することが可能になるとともに、通信制御装置がデータ送信にあたって必要な受信品質測定結果のデータ形式を用いて受信品質を通知することが可能になる。また、通信制御装置から送信されるデータの送信形式を各通信端末装置が判断することにより、通信制御装置の処理を削減することが可能になる。さらに、各通信端末装置から送信するフィードバック情報には必ずしも全ての伝搬路状況を含む必要がないため、指定スロットあるいはフィードバックスロットなどスロットを限定することにより通信端末装置の送信電力を削減することも可能である。各通信端末装置から適切な送信形式の情報がフィードバックされるため、通信制御装置は、より効率的なデータ割り当てを行うことが可能になる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、第1の実施形態と基本的なシステムは同様であるが、フィードバック送信時に各通信端末装置が送信形式情報を通知する方法が異なる態様を説明する。
以下、本発明に係る第2の実施形態の無線通信システムについて説明する。第2の実施形態も第1の実施形態と同様に、無線通信方式は1セル繰り返しOFDM/(TDMA、FDMA)システムを用いて説明する。
第2の実施形態においても、各通信端末装置200が測定した受信品質測定結果を基に作成されたフィードバック情報を通信制御装置100が受信し、復調することにより、通信制御装置100は、フィードバック情報に基づいて、各通信端末装置200が送信する送信データの送信形式を判断することができる。第2の実施形態では、通信端末装置200が送信形式を特定する送信形式情報をフィードバック情報へ付加し、通信制御装置100は、フィードバック情報に付加された(含まれる)送信形式情報に基づいて送信形式を判断する態様である。
本実施形態の通信制御装置100は、図1と同様の構成を備え、第1の実施形態と同様のブロック構成を適用する。第1の実施形態との相違点は、送信形式判断部101に入力されるフィードバック情報に付加情報として送信形式を指定する送信形式情報が含まれている点である。送信形式判断部101は各通信端末装置200から通知されるフィードバック情報に含まれる送信形式情報により通信制御装置100が各通信端末装置200へ送信する送信データの送信形式を判断する。
本実施形態の通信端末装置200は、図2と同様の構成を備え、第1の実施形態と同様のブロック構成を適用する。通信端末装置200では、受信品質測定部214はスロットの受信品質を測定し、送信形式選択部215は、測定した受信品質測定結果に基づいて送信形式を選択する。フィードバック情報生成部216は、受信品質測定部214が測定した受信品質測定結果に基づいて受信品質情報を生成し、送信形式選択部215が選択した送信形式を示す送信形式情報を生成し、生成した受信品質情報と生成した送信形式情報とを含むフィードバック情報を生成する。送信形式情報は、送信形式を特定する情報であればよく、数値、文字列、その他通信制御装置100との間で取り決めたデータにより、送信形式を特定する。
以下、図8の本実施形態に係るシーケンス図を参照して、本実施形態の無線通信システムの動作を説明する。図8は、第2の実施形態の通信制御装置と通信端末装置との無線データのやり取りとそれぞれの動作の一例を時系列で示した図である。無線通信システムは1つの通信制御装置100と複数の通信端末装置200とを備えたシステムであり、図8は複数の通信端末装置200の1つと通信制御装置100間の状態を示したものであるが、他の通信端末装置200に関しても同様の動作を行い通信制御装置100と無線通信を行うものとする。
まず、通信制御装置100は、制御情報を含む送信データを通信端末装置200に送信する(ステップS31)。制御情報は、通信端末装置200が既に知っている既知情報を含んでいる。送信データは、図10に示したフレーム構成で各通信端末装置200に送信され、各スロットには、既知情報であるパイロットシンボルと送信電力情報、変調方式情報が含まれるものとする。第2の実施形態では下り方向無線通信の電力制御を行わない場合に関して説明する。
通信端末装置200は通信制御装置100から制御情報を含む送信データを受信する。端末側送信部217は、送信データをFFT処理して受信品質測定部214へ出力し、受信品質測定部214は、各スロットの受信品質を測定する(ステップS32)。受信品質としては、第1の実施形態で示したものと同様の指標を適用可能である。本実施形態では、受信品質測定部214は、受信品質として伝搬路状況を測定する場合を説明する。受信品質測定部214は、スロットに含まれるパイロットシンボル内の既知情報により伝搬路状況を測定する。
次に、通信端末装置200の送信形式選択部215は、受信品質測定部214が測定した受信品質測定結果に基づいて、複数の送信形式から一つの送信形式を選択する(ステップS33)。フィードバック情報生成部216は、受信品質測定部214が測定した受信品質測定結果に基づいて、受信品質情報を生成する(ステップS34)。また、送信形式選択部215が選択した送信形式を特定する送信形式情報を作成し、作成した送信形式情報を生成した受信品質情報へ付加してフィードバック情報を生成する(ステップS35)。上り方向無線通信により生成したフィードバック情報を通信制御装置100に通知する(ステップS36)。より具体的な通信端末装置200がフィードバック情報を生成する動作を図9に示したフローに従い以下に説明する。図9は、本実施形態の通信端末装置がフィードバック情報を生成する動作の一例を示す図である。
まず、通信端末装置200の受信品質測定部214は、通信制御装置100からフィードバック要求情報が通知されているかを判断する(ステップS41)。フィードバック要求情報、フィードバック要求情報に含まれる指定スロット、及び、フィードバック要求情報の通知方法は、第1の実施形態と同様である。通信端末装置200は、フィードバック要求情報が通信制御装置100から通知された場合には(ステップS41でYES)、指定位置のスロット(指定スロット)に関しての受信品質を測定する(ステップS42)。
次に、通信端末装置200において、送信形式選択部215は、受信品質測定部214が測定した指定スロットの受信品質測定結果に基づいて、複数の送信形式から一つの送信形式を選択する(ステップS43)。第1の実施形態と同様に、送信形式選択部215は、受信品質測定結果と所定の閾値とを比較して、受信品質が良好であるかを判断することができる。本実施形態では、第1の実施形態と同様に送信形式として、マルチユーザーダイバーシチ形式と周波数ダイバーシチ形式とを用いる。
送信形式選択部215は、指定スロットにおいて、伝搬路状況が良い場合は、マルチユーザーダイバーシチ形式を選択し、伝搬路状況が悪い場合、若しくは、通信端末装置200の移動速度が速く伝搬路状況の変動が激しい場合は、周波数ダイバーシチ形式を選択する。送信形式選択部215は、通常は、マルチユーザーダイバーシチ形式を選択するようにしておき、伝搬路状況が悪い場合、若しくは、通信端末装置200の移動速度が速く伝搬路状況の変動が激しい場合には、送信形式を変更するようにしてもよい。送信形式を変更することによって、伝搬路状況に応じて通信制御装置100でのスケジューリング時に周波数軸方向に複数のスロットを使用して下り方向無線通信において周波数ダイバーシチ効果を持たせて無線送受信を行う。
フィードバック情報生成部216は、受信品質測定部214が測定した受信品質測定結果と送信形式選択部215が選択した送信形式とに基づいてフィードバック情報を生成する(ステップS44)。フィードバック情報生成部216は、指定スロットと指定スロットそれぞれの受信品質測定結果とを対応づけて受信品質情報を生成する。さらに、送信形式を特定する送信形式情報を作成し、生成した受信品質情報へ付加してフィードバック情報を生成する(ステップS45)。本実施形態では、受信品質測定結果を通信制御装置100へ通知するデータ形式を用いて送信形式を通知することがないため、フィードバック情報のデータ形式は、予め通信制御装置100と通信端末装置200との間で取り決めたデータ形式を用いることが可能である。また、通信端末装置200は、フィードバック情報にデータ形式を指定する情報を含めることにより、受信品質の状況(伝搬路状況)に応じてデータ形式を選択することができる。これにより、フィードバック情報の情報量を抑制することも可能になる。例えば、各スロット自身のスロット位置を示す情報と、各スロットの伝搬路状況情報とを対応させフィードバック情報を生成する測定値形式を用いる。あるいは、指定スロット間において伝搬路状況がほぼ同一であり、送信形式(送信変調方式)を変更する必要が無い場合には、指定スロット全部の受信品質測定結果を平均した平均値を算出し、算出した平均値と指定スロットのスロット番号とをフィードバック情報とする平均値形式を用いる。平均値形式を用いる場合は、測定値形式を用いる場合に比べ、情報量を抑制することができる。
また、フィードバック情報は、(1)平均測定値または受信品質測定結果を量子化したデータ、(2)平均測定値での伝搬路状況において送受信可能な変調パラメータ(変調方式)またはその方式を示す情報ビット、(3)今回フィードバック情報を通知するより前に測定し通信制御装置100に通知済みの伝搬路状況データとの変動値もしくは前記変動値を量子化した情報ビット、などのデータにより通知することができる。さらに、通信端末装置200では、指定スロットを示す情報(スロット番号)、または複数の指定スロットの平均であることを示す情報(平均測定値であることを示す情報、データ形式を示す情報)、または平均測定値を算出したスロット位置を示す情報(スロット番号)と、前記平均測定値とを対応させフィードバック情報を生成することもできる。
さらには、指定スロットにおいて伝搬路状況が悪い場合もしくは通信端末装置200の移動速度が速く伝搬路状況変動が激しい場合とそうでない場合とで、送信形式情報において異なる送信形式を指定することにより、通信制御装置100へ伝搬路状況を通知することができる。送信形式情報は、ビットを用いて送信形式を指定することもできる。例えば、ビットがON“1”の場合、マルチユーザーダイバーシチ形式であり、ビットがOFF“0”の場合、周波数ダイバーシチ形式であるというように指定できる。また、送信形式が3以上ある場合には表示用のビットを増やすことにより対応することができる。
フィードバック情報が通信制御装置100から通知されてない場合には(ステップS41でNO)、全スロットの受信品質を測定する(ステップS46)。フィードバック要求情報が通知されてない場合、測定量およびデータ処理量の削減のために通信端末装置200であらかじめ伝搬路状況を測定するスロットを設定することも可能である。受信品質測定部214は、測定した全スロットの受信品質測定結果に基づいて、通信制御装置100へ受信品質を通知するスロット、すなわち、フィードバック情報へ受信品質測定結果を含めるスロット(フィードバックスロット、選択スロット)を選択する(ステップS47)。受信品質測定部214は、フィードバックするスロットを第1の実施形態と同様に選択することが可能である。
受信品質測定部214は、選択したフィードバックスロットのスロット番号と、受信品質測定結果とを送信形式選択部215へ通知する。受信品質測定結果214は、あらかじめ伝搬路状況を測定するスロットを選択した場合、受信品質を測定した複数のスロットの中からフィードバックスロットを選択しても良いし、選択したスロット全部について送信形式選択部215へ通知してもよい。また、フィードバックスロットは、測定したスロット全部としてもよい。
送信形式選択部215は、受信品質測定部214が選択したスロット(フィードバックスロット)の受信品質測定結果に基づいて、複数の送信形式から一つの送信形式を選択する(ステップS48)。送信形式は、前述と同様である。
フィードバック情報生成部216は、受信品質測定部214が測定した受信品質測定結果と送信形式選択部215が選択した送信形式とに基づいてフィードバック情報を生成する(ステップS49)。フィードバックスロット全部の受信品質測定結果を通知する場合、フィードバックスロットの受信品質測定結果を各スロットの位置を示す情報(スロット番号)と対応させる。
また、前述したステップS44と同様に、情報をフィードバックするスロット間において伝搬路状況がほぼ同一であり、送信変調方式を変更する必要が無い場合には、複数スロットの受信品質測定結果を平均した平均測定結果を、平均したスロット位置を示す情報と対応させる。その他、ステップS44と同様に受信品質情報を生成し、送信形式を指定する送信形式情報を生成して、受信品質情報へ付加してフィードバック情報を生成する(ステップS50)。
次に、各通信端末装置200から送信されたフィードバック情報を受信した通信制御装置100の動作について図8を用いて説明する。通信制御装置100は、フィードバック情報を受信し、送信形式判断部101は、フィードバック情報に付加されている送信形式情報により各通信端末装置200への送信形式を判断する(ステップS37)。送信形式情報としてビットを付加する例では、当該ビットがON“1”もしくはOFF“0”により、送信形式を判断する。選択する送信形式として、本実施形態では、マルチユーザーダイバーシチ形式と、周波数ダイバーシチ形式とのいずれかを選択する。送信形式の具体例は、第1の実施形態で図5から図7を用いて説明したものと同様である。
通信制御装置100は、各通信端末装置200から通知される送信形式情報に対応した送信形式を選択し、各通信制御装置に送信データをスロットに割り当てて(ステップS38)下り方向無線送信を行う(ステップS39)。通信制御装置が通信端末装置200からフィードバック情報を取得するフィードバック周期は、最短区間でスロット長の周期と同様となる。通信制御装置100は、スロット割り当ての周期をフィードバック周期と同一周期で行うことが可能になる。一方で、簡略化のためおよび動作電力削減のために、通信制御装置100は、スロット割り当てを、必ずしもフィードバック周期と同一周期で行う必要は無い。
このように、本実施形態では、各通信端末装置が受信品質(伝搬路状況)を測定し、通信制御装置にフィードバックする際に付加情報を追加して通知することにより、送信形式を指定する送信形式情報を通知することができる。これにより、通信制御装置は、各通信端末装置に対して適切な送信形式を選択することが可能になる。また、通信制御装置から送信されるデータの送信形式を各通信端末装置が判断することにより、通信制御装置の処理を削減することが可能になる。さらに、第1の実施形態と同様に各通信端末装置から送信するフィードバック情報には必ずしも全ての伝搬路状況を含む必要がないため、通信端末装置の送信電力を削減することも可能である。各通信端末装置から適切な送信形式の情報がフィードバックされるため、通信制御装置は、より効率的なデータ割り当てを行うことが可能になる。
なお、上記各実施形態では、無線通信システムは、1セル繰り返しOFDM/(TDMA、FDMA)通信方式を用いることを前提として説明した。しかしながら、一定の時間長で定められる一つ以上の時間チャネルと、一定の周波数帯域で定められる一つ以上の周波数チャネルとによって特定される複数のスロットにデータを割り当ててデータを送信する通信装置間において、スロットにデータを割り当てる複数の送信形式を用いる無線通信システムであれば、本発明を適用することができる。
第1の実施形態に係る通信制御装置の概略構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る通信端末装置の概略構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の通信制御装置と通信端末装置との無線データのやり取りとそれぞれの動作の一例を時系列で示した図である。 本実施形態の通信端末装置がフィードバック情報を生成する動作の一例を示す図である。 周波数ダイバーシチ形式のスロット構成(全周波数帯域を使用する場合)の一例を示す図である。 周波数ダイバーシチ形式のスロット構成(一部の周波数帯域を使用する場合)の一例を示す図である。 マルチユーザーダイバーシチ形式のスロット構成の一例を示す図である。 第2の実施形態の通信制御装置と通信端末装置との無線データのやり取りとそれぞれの動作の一例を時系列で示した図である。 第2の実施形態の通信端末装置がフィードバック情報を生成する動作の一例を示す図である。 OFDM/(TDMA、FDMA)2次元のフレーム構成の一例を示す図である。
符号の説明
100 通信制御装置
101 送信形式判断部
102 データ割り当て部
103 データ変調部
104 S/P変換部
105 IFFT部
106 GI挿入部
107 D/A変換部
108 無線送信部
109 アンテナ部
110 無線受信部
111 A/D変換部
112 GI除去部
113 FFT部
114 P/S変換部
115 データ復調部
116 制御側送信部
117 制御側受信部
200 通信端末装置
201 データ変調部
202 S/P変換部
203 IFFT部
204 GI挿入部
205 D/A変換部
206 無線送信部
207 アンテナ部
208 無線受信部
209 A/D変換部
210 GI除去部
211 FFT部
212 P/S変換部
213 データ復調部
214 受信品質測定部
215 送信形式選択部
216 フィードバック情報生成部
217 端末側送信部
218 端末側受信部

Claims (24)

  1. 一定の時間長で定められる一つ以上の時間チャネルと、一定の周波数帯域で定められる一つ以上の周波数チャネルとによって特定される複数のスロットを用いて通信制御装置と通信を行う通信端末装置であって、
    制御情報を通信制御装置から受信する端末側受信部と、
    受信した制御情報を用いて、複数のスロットの受信品質を測定する受信品質測定部と、
    測定した受信品質測定結果に基づいて、前記複数のスロットにデータを割り当てる複数の送信形式から一つの送信形式を選択する送信形式選択部と、
    複数のスロットにおける受信品質を示す受信品質情報と、選択した送信形式を指定する送信形式情報とを前記通信制御装置へ通知するフィードバック情報を生成するフィードバック情報生成部と、
    生成したフィードバック情報を前記通信制御装置へ送信する端末側送信部と、を備え
    前記フィードバック情報生成部は、前記測定した受信品質測定結果に基づいて受信品質情報を生成し、生成した受信品質情報と前記送信形式情報とを含むフィードバック情報を生成することを特徴とする通信端末装置。
  2. 前記フィードバック情報生成部は、前記複数の送信形式に対応する複数の異なるデータ形式を設定し、前記選択した送信形式に対応するデータ形式を選択し、前記測定した受信測定結果を前記選択したデータ形式へ編集して受信品質情報を生成し、生成した受信品質情報をフィードバック情報とすることを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  3. 前記フィードバック情報生成部は、複数のスロットの受信品質測定結果を平均した平均測定結果を算出し、算出した平均測定結果をフィードバック情報とすることよって、前記受信品質情報と、第一の送信形式を指定する送信形式情報とを通知するフィードバック情報を生成することを特徴とする請求項2記載の通信端末装置。
  4. 前記フィードバック情報生成部は、複数のスロットそれぞれの受信品質測定結果をフィードバック情報とすることによって、前記受信品質情報と、第二の送信形式を指定する送信形式情報とを通知するフィードバック情報を生成することを特徴とする請求項2記載の通信端末装置。
  5. 前記端末側受信部は、スロットを指定するフィードバック要求情報を含む制御情報を受信し、
    前記受信品質測定部は、前記フィードバック要求情報に指定されたスロットの受信品質を測定し、
    前記フィードバック情報生成部は、前記指定されたスロットの受信品質測定結果に基づいて受信品質情報を生成することを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  6. 前記受信品質測定部は、複数のスロットから所定数のスロットを選択してフィードバックスロットとし、選択したフィードバックスロットの受信品質を測定し、
    前記フィードバック情報生成部は、前記フィードバックスロットの受信品質測定結果に基づいて受信品質情報を生成することを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  7. 前記受信品質測定部は、測定した複数のスロットの受信品質測定結果から所定数のスロットを選択してフィードバックスロットとし、
    前記送信形式選択部は、選択したフィードバックスロットの受信品質測定結果に基づいて、複数の送信形式から一つの送信形式を選択し、
    前記フィードバック情報生成部は、前記フィードバックスロットの受信品質測定結果に基づいて受信品質情報を生成することを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  8. 前記受信品質測定部は、受信品質の良好な順に所定数のスロットをフィードバックスロットとして選択することを特徴とする請求項記載の通信端末装置。
  9. 前記受信品質測定部は、受信品質の良好な順に所定数のスロットを選択し、さらに、受信品質の悪い順に所定数のスロットを選択して、フィードバックスロットとすることを特徴とする請求項記載の通信端末装置。
  10. 前記受信品質測定部は、受信信号電力とキャリア信号電力から算出される伝搬路品質、または、受信データの誤り量から算出される受信データ品質との少なくとも一方を用いることを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  11. 前記受信品質測定部は、同じスロットの受信品質を複数の時点で測定し、測定した複数の時点の受信品質に基づいて、自己の移動速度を判定することを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  12. 前記複数の送信形式は、スロット毎に伝搬路状況の良好な通信端末装置を割り当てるマルチユーザーダイバーシチ方式と、周波数方向に複数のスロットを使用し、ダイバーシチ効果を得られるように送信する周波数ダイバーシチ方式との少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  13. 一定の時間長で定められる一つ以上の時間チャネルと、一定の周波数帯域で定められる一つ以上の周波数チャネルとによって特定される複数のスロットにデータを割り当てる複数の送信形式を用いて複数の通信端末装置と通信を行う通信制御装置であって、
    制御情報を通信端末装置へ送信する制御側送信部と、
    前記制御情報に対応して、受信品質を示す受信品質情報と、前記複数の送信形式から一つの送信形式を指定する送信形式情報とを通知するフィードバック情報を受信する制御側受信部と、
    受信したフィードバック情報に基づいて、前記通信端末装置に適用する送信形式を選択する送信形式判断部と、
    選択した送信形式と前記受信品質情報とに基づいて、前記通信端末装置を送信先とするデータを各スロットへ割り当てるデータ割り当て部と、を備え、
    前記制御側送信部は、前記選択した送信形式を用いて、各スロットへ割り当てた各通信端末装置を送信先とするデータを送信し、
    前記制御側受信部は、前記複数の送信形式のいずれかを指定する送信形式情報を含むフィードバック情報を受信し、
    前記送信形式判断部は、フィードバック情報に含まれる送信形式情報に基づいて、複数の送信形式から一つの送信形式を選択することを特徴する通信制御装置。
  14. 前記制御側受信部は、複数の異なるデータ形式のいずれかを用いて編集された受信品質情報をフィードバック情報として受信し、
    前記送信形式判断部は、前記受信品質情報が示すデータ形式に基づいて、複数の送信形式から一つの送信形式を選択することを特徴する請求項13記載の通信制御装置。
  15. 前記送信形式判断部は、前記受信品質情報が、複数のスロットの受信品質測定結果を平均した平均測定結果である場合に、第一の送信形式を選択することを特徴とする請求項14記載の通信制御装置。
  16. 前記送信形式判断部は、前記受信品質情報が、複数のスロットそれぞれの受信品質測定結果である場合に、第二の送信形式を選択することを特徴とする請求項14記載の通信制御装置。
  17. 前記制御側送信部は、受信品質を測定要求するスロット位置を指定するフィードバック要求情報を含む制御情報を送信し、
    前記制御側受信部は、前記フィードバック要求情報に指定したスロット位置における受信品質情報と送信形式情報とを通知するフィードバック情報を受信し、
    前記データ割り当て部は、前記指定したスロット位置における受信品質情報と前記選択した送信形式とに基づいて、前記通信端末装置を送信先とするデータを各スロットへ割り当てることを特徴とする請求項13記載の通信制御装置。
  18. 前記制御側受信部は、前記通信端末装置が複数のスロットから所定数のスロットをフィードバックスロットとして選択し、選択したフィードバックスロットにおける受信品質情報と前記送信形式情報とを通知するフィードバック情報を受信し、
    前記データ割り当て部は、前記フィードバックスロットにおける受信品質情報と前記選択した送信形式とに基づいて、前記通信端末装置を送信先とするデータを各スロットへ割り当てることを特徴する請求項13記載の通信制御装置。
  19. 前記複数の送信形式は、スロット毎に伝搬路状況の良好な通信端末装置を割り当てるマルチユーザーダイバーシチ方式と、周波数方向に複数のスロットを使用し、ダイバーシチ効果を得られるように送信する周波数ダイバーシチ方式との少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項13記載の通信制御装置。
  20. 一定の時間長で定められる一つ以上の時間チャネルと、一定の周波数帯域で定められる一つ以上の周波数チャネルとによって特定される複数のスロットを用いて通信端末装置と通信制御装置との間で通信を行う無線通信システムであって、
    前記通信端末装置は、
    制御情報を通信制御装置から受信する端末側受信部と、
    受信した制御情報を用いて、複数のスロットの受信品質を測定する受信品質測定部と、
    測定した受信品質測定結果に基づいて、前記複数のスロットにデータを割り当てる複数の送信形式から一つの送信形式を選択する送信形式選択部と、
    複数のスロットにおける受信品質を示す受信品質情報と、選択した送信形式を指定する送信形式情報とを前記通信制御装置へ通知するフィードバック情報を生成するフィードバック情報生成部と、
    生成したフィードバック情報を前記通信制御装置へ送信する端末側送信部と、を備え、
    前記通信制御装置は、
    前記制御情報を前記通信端末装置へ送信する制御側送信部と、
    前記制御情報に対応して、前記フィードバック情報を前記通信端末装置から受信する制御側受信部と、
    受信した前記フィードバック情報に基づいて、前記通信端末装置に適用する送信形式を選択する送信形式判断部と、
    選択した送信形式と前記受信品質情報とに基づいて、前記通信端末装置を送信先とするデータを各スロットへ割り当てるデータ割り当て部と、を備え、
    前記制御側送信部は、前記選択した送信形式を用いて、各スロットへ割り当てた各通信端末装置を送信先とするデータを送信し、
    前記端末側受信部は、前記送信形式情報で指定した送信形式のデータを前記通信制御装置から受信し、
    前記フィードバック情報生成部は、前記測定した受信品質測定結果に基づいて受信品質情報を生成し、生成した受信品質情報と前記送信形式情報とを含むフィードバック情報を生成し、
    前記制御側受信部は、前記複数の送信形式のいずれかを指定する送信形式情報を含むフィードバック情報を受信し、
    前記送信形式判断部は、フィードバック情報に含まれる送信形式情報に基づいて、複数の送信形式から一つの送信形式を選択することを特徴とする無線通信システム。
  21. 一定の時間長で定められる一つ以上の時間チャネルと、一定の周波数帯域で定められる一つ以上の周波数チャネルとによって特定される複数のスロットを用いて通信制御装置と通信を行う通信端末装置の通信方法であって、
    制御情報を通信制御装置から受信し、
    受信した制御情報を用いて、複数のスロットの受信品質を測定し、
    測定した受信品質測定結果に基づいて、前記複数のスロットにデータを割り当てる複数の送信形式から一つの送信形式を選択し、
    複数のスロットにおける受信品質を示す受信品質情報と、選択した送信形式を指定する送信形式情報とを前記通信制御装置へ通知するフィードバック情報を生成し、
    生成したフィードバック情報を前記通信制御装置へ送信し、
    前記送信形式情報で指定した送信形式のデータを前記通信制御装置から受信し、
    前記測定した受信品質測定結果に基づいて受信品質情報を生成し、生成した受信品質情報と前記送信形式情報とを含むフィードバック情報を生成することを特徴とする通信方法。
  22. 一定の時間長で定められる一つ以上の時間チャネルと、一定の周波数帯域で定められる一つ以上の周波数チャネルとによって特定される複数のスロットにデータを割り当てる複数の送信形式を用いて複数の通信端末装置と通信を行う通信制御装置の通信方法であって、
    制御情報を通信端末装置へ送信し、
    前記制御情報に対応して、受信品質を示す受信品質情報と、前記複数の送信形式から一つの送信形式を指定する送信形式情報とを通知するフィードバック情報を受信し、
    受信したフィードバック情報に基づいて、前記通信端末装置に適用する送信形式を選択し、
    選択した送信形式と前記受信品質情報とに基づいて、前記通信端末装置を送信先とするデータを各スロットへ割り当てし、
    前記選択した送信形式を用いて、各スロットへ割り当てた各通信端末装置を送信先とするデータを送信し、
    前記複数の送信形式のいずれかを指定する送信形式情報を含むフィードバック情報を受信し、
    フィードバック情報に含まれる送信形式情報に基づいて、複数の送信形式から一つの送信形式を選択することを特徴とする通信方法。
  23. 一定の時間長で定められる一つ以上の時間チャネルと、一定の周波数帯域で定められる一つ以上の周波数チャネルとによって特定される複数のスロットを用いて通信端末装置と通信制御装置との間で通信を行う無線通信システムの通信方法であって、
    前記通信端末装置は、
    制御情報を通信制御装置から受信し、
    受信した制御情報を用いて、複数のスロットの受信品質を測定し、
    測定した受信品質測定結果に基づいて、前記複数のスロットにデータを割り当てる複数の送信形式から一つの送信形式を選択し、
    複数のスロットにおける受信品質を示す受信品質情報と、選択した送信形式を指定する送信形式情報とを前記通信制御装置へ通知するフィードバック情報を生成し、
    生成したフィードバック情報を前記通信制御装置へ送信し、
    前記測定した受信品質測定結果に基づいて受信品質情報を生成し、生成した受信品質情報と前記送信形式情報とを含むフィードバック情報を生成し、
    前記通信制御装置は、
    前記制御情報を前記通信端末装置へ送信し、
    前記制御情報に対応して、前記フィードバック情報を前記通信端末装置から受信し、
    受信した前記フィードバック情報に基づいて、前記通信端末装置に適用する送信形式を選択し、
    選択した送信形式と前記受信品質情報とに基づいて、前記通信端末装置を送信先とするデータを各スロットへ割り当てし、
    前記複数の送信形式のいずれかを指定する送信形式情報を含むフィードバック情報を受信し、
    フィードバック情報に含まれる送信形式情報に基づいて、複数の送信形式から一つの送信形式を選択し、
    前記通信制御装置は、前記選択した送信形式を用いて、各スロットへ割り当てた各通信端末装置を送信先とするデータを送信し、
    前記通信端末装置は、前記送信形式情報で指定した送信形式のデータを前記通信制御装置から受信することを特徴とする通信方法。
  24. 前記フィードバック情報生成部は、複数のスロットの受信品質測定結果平均した平均測定結果と、複数のスロットそれぞれの受信品質測定結果である測定値結果とのいずれかを受信品質情報としてフィードバック情報を生成し、
    前記送信形式判断部は、前記フィードバック情報が前記平均測定結果である場合、周波数ダイバーシチ方式を送信形式として選択し、前記フィードバック情報が前記測定値結果である場合、マルチユーザダイバーシチ方式を送信形式として選択することを特徴とする請求項20記載の無線通信システム。
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