JP5343354B2 - 無線通信システム、無線通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信を行う無線通信システム、無線通信装置に関する。本発明は、どの送信形式が適用されたかの通知を受けない場合に、想定される複数の受信処理形式について受信処理を試行する無線通信装置を含む無線通信システムに用いるのが好適である。
データを送信する毎に送信形式を指定する無線通信方法が知られている。
例えば、WCDMA(Wide-band Code Division Multiple Access)通信技術において、導入されたHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)技術が挙げられる。
HSDPAでは、無線通信装置の1例としての基地局は、パケットデータをHS-PDSCH(High Speed-Physical Downlink Shared Channel)で送信する毎に、パケットデータの送信に先行して、無線通信装置の1例としての移動局に制御チャネル(HS-SCCH: High Speed-Shared Control Channel)を通じて送信形式を必ず通知する。
送信形式としては、例えば、無線部で適用される変調方式、送信データに適用される符号化レート、送信に用いる拡散コードが含まれる。
移動局は、パケットデータの送信に先行して送信形式が通知されるため、毎回、制御チャネルを受信し、適用される送信形式を断定して、パケットデータを断定したその送信形式に対応する受信形式で受信する。
3GPP TS25.212
先に説明したように、送信側の無線通信装置が、データ送信に先立って送信形式を毎回通知することで、送信形式が変更された場合でも、受信側の無線通信装置は通知された送信形式に対応する受信形式で受信することができ、円滑に受信処理を行なうことができる。
しかし、送信形式を毎回通知することは、無線トラフィックを圧迫するという別の問題を引き起こし得る。
そこで、複数の送信形式(有限数の送信形式)の各々に対応する受信形式について受信処理を行ってみて、正常な受信結果が得られる受信形式が正しい受信形式であったと判断し、正しいと判断された受信形式で受信処理したデータを受信データとして扱う処理(いわゆるブラインドディテクション(Bind Detection)処理)を受信側の無線通信装置が実行することで、送信形式が通知されないことを許容することが考えられる。
これによれば、送信形式の通知のためのトラフィックを抑制することができるが、受信処理を試みる候補が多いと受信処理に時間を要すなどの問題が生ずることとなる。
そこで、本発明は、効率よく、受信処理を行なうことを可能とすることを目的とする。
本発明においては、複数の送信形式の中からいずれかの送信形式を選択して、選択された送信形式に従ってデータの送信を行なう第1の無線通信装置と、該第1の無線通信装置から送信された前記データを受信する第2の無線通信装置とを備えた無線通信システムにおいて、前記第1の無線通信装置は、適用する送信形式の傾向の変化を前記第2の無線通信装置に通知する制御信号を生成する制御信号生成部と、生成された該制御信号を送信する無線送信部とを備え、前記第2の無線通信装置は、該制御信号に基づいて、受信処理を試みる受信形式の候補を切替える受信処理部、を備えた、ことを特徴とする無線通信システムを用いる。
また、本発明においては、第1のグループに属する複数の送信形式のうちのいずれかを選択してデータの送信を行う第1のモードから、第2のグループに属する複数の送信形式のうちのいずれかを選択してデータの送信を行う第2のモードに切り替え可能な無線通信装置において、前記第1のモードから前記第2のモードに切り替える際に、通信相手の無線通信装置に通知を行なう制御信号を生成部と、該制御信号を送信する送信部と、を備えたことを特徴とする無線通信装置を用いる。
好ましくは、前記制御信号は、前記第2のグループの識別情報を含む。
好ましくは、前記制御信号は、前記第2のグループに属するいずれかの送信形式を指定する情報を含む。
好ましくは、前記制御信号は、前記第2のグループに属するいずれかの送信形式を指定する情報を含み、指定される該送信形式は、前記第1のグループにも属する。
好ましくは、前記生成部は、前記制御信号により指定された送信形式で送信されたデータについての受信結果情報を受信できない場合、又は、否定的な受信結果情報を受信した場合に、前記第2のグループに属するいずれかの送信形式を指定する情報を含む制御信号を更に生成し、前記送信部は、更に生成された該制御信号を前記通信相手の無線通信装置に対して送信する。
好ましくは、前記制御信号は、該第2のグループに属する送信形式であって、前記第1のグループに属さない送信形式を含む。
好ましくは、前記第2のモードへの切り替えに応じて最初に送信されるデータは、前記第2のグループに属する複数の送信形式のうち、前記制御信号により指定された送信形式に従って送信される。
好ましくは、前記第1、2のモードにおいては、データの送信に際して、どの送信形式を適用するかを通知しないことがある。
好ましくは、前記第2のモードから前記第1のモードに更に切り替える際には、
前記生成部は、該第1のグループに属する送信形式であって、前記第2のグループに属さない送信形式を相手装置に通知する制御信号を更に生成し、
前記送信部は、生成した該制御信号を送信する。
好ましくは、前記第1のモードは、有音区間、前記第2のモードは無音区間にそれぞれ対応する。
好ましくは、前記第1のモードと前記第2のモードはそれぞれ送信間隔が異なる。
好ましくは、前記第1のグループに属する送信形式は、全て送信間隔が同じである。
また、本発明においては、第1のグループに属する複数の送信形式のいずれかを選択してデータの送信を行う第1のモードから、第2のグループに属する複数の送信形式のいずれかを選択してデータの送信を行う第2のモードに切り替え可能な無線通信装置からデータを受信する無線通信装置において、前記第1のモードから前記第2のモードに切り替わる際に送信される通知を受信し、該通知の受信に応じて、受信処理を試みる複数の受信形式を、前記第1のグループに属する送信形式に対応する複数の受信形式から、前記第2のグループに属する送信形式に対応する複数の受信形式に切替える受信処理部、を備えたことを特徴とする無線通信装置を用いる。
好ましくは、前記通知は、前記第2のグループに属するいずれかの送信形式であって、前記受信処理部は、通知された該送信形式に従って受信処理を実行する。
好ましくは、前記第1のグループに属する送信形式に対応する複数の受信形式について受信処理を試みるモードにおいて、前記通知を受ける前に、いずれのグループにも属さない送信形式を通知された場合に、前記第1のグループに属する送信形式に対応する複数の受信形式について受信処理を試みるモードのまま維持する。
好ましくは、前記第1のグループに属する送信形式に対応する複数の受信形式について受信処理を試みるモードにおいて、前記通知を受ける前に、何ら送信形式を通知されずに、データが送信された場合に、前記第1のグループに属する送信形式に対応する複数の受信形式について受信処理を試みるモードのまま維持する。
好ましくは、前記第1のグループに属する送信形式に対応する複数の受信形式について受信処理を試みるモードにおいて、前記通知を受ける前に、特定の信号を受信した場合に、複数の受信形式について受信処理を試みて、受信結果に基づいて受信データを得る処理を所定時間の間規制する。
本発明によれば、効率よく、受信処理を行なうことができる。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
この実施例では、適用される送信形式に偏りが生じ得る場合に、受信側に送信形式の偏りの変化を通知することで、受信側で受信処理を試行する受信形式の候補を絞ることを可能とする。
例えば、複数の送信形式の中からいずれかの送信形式を選択して、選択された送信形式に従ってデータの送信を行なう第1の無線通信装置と、該第1の無線通信装置から送信された前記データを受信する第2の無線通信装置とを備えた無線通信システムにおいて、第1の無線通信装置は、適用する送信形式の傾向の変化を第2の無線通信装置に通知する制御信号を第2の無線通信装置に送信し、第2の無線通信装置は、この制御信号に基づいて、受信処理を試みる受信形式の候補を切り替えることとする。
送信形式の傾向の変化は、有音区間から無音区間への切り替わりであってもよい。また、有音区間と無音区間では音声データの送信周期が異なるとともに、送信に用いる送信形式の候補が異なるものであってもよい。
以下、適用する送信形式の変化が生じる典型的な例として、音声データをIPパケットとして送信するVoIP(Voice of IP)について説明する。また、このようなデータを扱う無線通信システムの例として、LTE(Long Term Evolution)について説明する。LTEにおいては、無線通信装置の例として基地局、移動局を用いることとなる。
以下の実施例から理解される原理に基づき、LTEを他の無線通信システムに置き換えることもできることに注意されたい。
図1は、本実施例におけるモード切り替え制御の流れを示す図である。
無線通信により基地局から移動局に対して送信されるデータの例とて、例えば、音声パケットデータ(音声パケット)が考えられる。移動局が他の通信装置との間で音声通信を行なう際に、音声パケットデータが基地局から移動局に送信され、また、逆に移動局から基地局に対して音声パケットデータが送信される。
図1においては、横軸は時間の進む方向を示し、基地局から移動局に対して送信されるパケットデータの送信タイミングを□で示している。
送信されるパケットには、音声データを含むパケット(音声パケット)、背景雑音を含むパケット(背景雑音パケット)があり、主として相手が話している間は有音区間として音声パケットが基地局から送信され、相手が黙っている間は無音区間として背景雑音パケットが基地局から送信される。尚、音声パケット、背景雑音パケットは、音声符号化を行なう符号化装置(ボコーダ)によって適宜生成される。
有音区間では、相手の音声データを伝えるべく、比較的短い20msの周期で音声パケットが送信され、無音区間では、背景雑音データを伝えればよいので、比較的長い160msの周期で背景雑音パケットが送信されといったように、各区間で送信されるデータの特性が異なる。
従って、有音区間の間に適した送信形式群(複数の送信形式)と、無音区間の間に適した送信形式群(複数の送信形式)も異なる。尚、送信形式としては、例えば、パケットの無線送信を行なう際に適用する変調方式(QPSK, 16QAM等)、送信データに対して施す符号化処理における符号化レート(R=1/2、1/3等)、パケットの無線送信に用いる無線リソース(例えば、周波数)等が挙げられる。
各区間における送信に際して、適した送信形式を適用しようとすると、有音区間と無音区間では、それぞれ異なる送信形式群から送信形式を選択するのが効率的である。尚、パケットが有音パケットか、背景雑音パケットかはその内容から識別可能である。必要であれば、音声符号化装置が、識別ビットをパケットのいずこかに設定して出力する。
ここでは、有音区間の間に適した送信形式群に含まれる送信形式をT1A〜T1C(第1セット(グループ))、無音区間の間に適した送信形式群に含まれる送信形式をT2A、T2B(第2セット(第2のグループ))とすることとする。尚、第1セット(第1のグループ)と、第2セット(第2グループ)とでは、重複する送信形式を持つこともできるが、重複する送信形式を持たないようにすることもできる。ここでは、第1セット、第2セットは、重複する送信形式を含まないものとする。
このようにすると、有音区間、無音区間で、適用する送信形式の傾向が変化することとなるが、データの送信にあたって送信形式を基地局が移動局に通知しない場合は、移動局は、第1セットに含まれる送信形式T1A〜T1Cに対応する受信形式(第1セット:R1A〜R1C)、第2セットに含まれる送信形式T2A、T2Bに対応する受信形式(第2セット:R2A、R2B)の全てが、適用され得る送信形式の全候補となり、試行すべき受信処理が膨大なものとなる。
そこで、この実施例では、図2のように、モードの切り替えに応じて、基地局から移動局に対して通知を行なう(例えば制御信号の送信を行なう)こととする。
例えば、移動局は、ランダムアクセス信号の送信により基地局との通信を開始し、上りチャネル、下りチャンルを適宜設定されることで、パケットを用いた音声通信を開始する。
その際、移動局は、基地局から所定の周期(例えば、周期20ms)でパケットの送信が行われる旨の通知を受けることができる。また、この例では、有音区間から開始されることが基地局から移動局に通知され、基地局は、当初、第1セット(第1のグループ)に含まれる送信形式(T1A〜T1C)の中から送信に適用する送信形式を選択しているものとする。尚、基地局、移動局でそれぞれ適用するのを第1セットに固定することもできるし、このように、通信毎に設定することもできる。初期値として、いずれのセットでもない第0セットを設定することもできる。
この例では、移動局は、通信の開始後、20ms毎に第1セットに含まれる送信形式に対応する受信形式R1A〜R1Cでパケットの受信処理を試み(第2セット(R2A、R2B)は用いない)、正常な受信結果(受信データについて行なったCRCチェックによるエラー無しとの結果)が得られた場合に、その受信形式が正しかったと推定して、正しいと判定した受信形式で受信処理して得られたデータを受信データとして再生(音声再生)等の処理を行なう(ブラインドディテクション(Blind Detection)を行なう)。
図の例では、1A、1Bが、ブラインドディテクションで推定された送信形式(受信形式)となっており、基地局は、適用した送信形式1A、1Bを移動局に直接通知してはいない。
しかし、次に基地局から送信されるのは、有音区間から無音区間に切り替わり、背景雑音を含むパケットである。
従って、基地局は、第2セットに含まれる送信形式(T2A、T2B)の中から送信に適用する送信形式を選択するように切り替えるが、その際、移動局に対して通知を行なう。通知は、移動局が検出可能な所定の信号を基地局から送信することで実行することができる。
所定の信号の例としては、例えば、第2セットの識別情報とすることができる。第1セット、第2セットの2種類の識別のためであれば、1ビットにより表現することも可能であり、「0」であれば第1セット、「1」であれば第2セットを指定し、移動局は指定されたセットに属する受信形式で受信処理を試行すればよい。
所定の信号は、また、第2セットに属する所定の送信形式(受信形式)を指定する情報であってもよい。例えば、少なくとも第1セット又は第2セットに含まれる全ての送信形式のうち、いずれかの送信形式を指定する情報とすることもできる。例えば、001、010、011、100、101、110により、それぞれ送信形式T1A〜T1C、T2A、T2Bを指定することもできる。
所定の信号が、第2セットの識別は可能であるが、第2のセットに属する送信形式のうち、いずれの送信形式が適用されたか不明な場合は、移動局は、通知された第2セットを指定する所定の信号に基づき、第1セットに基づくブラインドディテクションから、第2セットに基づくブラインドディテクションにモードを切り替える。即ち、第2セットに属する送信形式に対応する受信形式R2A、R2Bにより受信処理を試行し、正しい受信結果が得られた受信形式による受信処理により得られたデータを音声の再生に用いるようにする。
図の例では、所定の信号(制御信号)により、送信形式がT2Aであることが基地局から通知されているため、移動局は、通知されたT2Aに対応する受信形式R2Aにより受信処理を実行ことで、正しい受信処理を実行することができる。即ち、他の候補R2Bについて受信処理を試行しなくてよい。尚、この際、基地局は、データを送信形式T2Aを適用して送信している。
そして、移動局は、所定の信号(制御信号)を受信したため、モードが変更されたものとして、第1セットから第2セットに切り替えてブラインドディテクションを実行する。
一方基地局は、その後しばらくは、特に送信形式の通知を行なわず(散発的に通知することを許容してもよい)、第2セットの中から選択した送信形式で背景雑音を含むパケットを送信する。
第1セット、第2セットに、重複する送信形式が含まれる場合には、次のように移動局は動作することもできる。
移動局は、第1セットに基づいてブラインドディテクションを実行していたところ、基地局から所定の信号として、第1セット、第2セットの双方に含まれる送信形式を指定されたとする。
ここで、移動局は、基地局からわざわざ所定の信号が送信されたのは、モードの切り替えによるものであると判断し、第1セットによるブラインドディテクションによる受信処理から第2セットによるブラインドディテクションによる受信処理に切り替えることができる。
この場合、基地局は、モードの切り替えを行なわない場合には、基本的に所定の信号を送信せず、移動局において意図しないモード切り替え処理が発生しないようにすることもできる。
さて、図2において、6個目のパケットは、音声パケットであり、無音区間から有音区間への切り替わりが生じている。
従って、基地局は、所定の信号(制御信号)により、第1セットの送信形式T1Aを移動局に送信するとともに、送信形式T1Aに従って音声パケットを送信する。
移動局は、通知された送信形式T1Aに対応する受信形式R1Aで受信処理を行って音声パケットを取得し、再生する。他の送信形式T1B、T1Cに対応する受信形式R1B、R1Cによる受信処理の試行をしなくてもよい。
その後は、基地局は、無音区間にモード切替を行なわない限り、再び第1セットから送信形式を選択するようにし、移動局は、第1セットに含まれる送信形式に対応する受信形式R1A〜R1Cによりブラインドディテクションを実行する。
以上のように所定の信号を基地局から送信することで、移動局における受信処理負担を軽減することができ、受信処理を効率的に実行することができることとなる。
次に、このような処理を実行するのに適した無線装置の例としての基地局1の構成について説明する。
・「無線通信装置の例としての基地局1の構成」
図3は、無線通信装置の例としての基地局1の構成を示す。ここでは、LTEに対応した基地局とするが、他のシステムに対応する無線通信装置であってもよい。
図において、10は送信制御装置を示す。送信制御装置10は、各部の制御を行なうとともに、送信処理を実行する。送信処理に際して、抽出装置から与えられるCQI(Channel Quality Indicator)を参照することもできる。CQIは、基地局1から送信された信号(パイロット信号等)について移動局2が行なった受信品質の測定結果情報である。また、送信制御装置10は、移動局から送信されたパケットデータの受信結果情報(ACK(正常に受信できたことを示す受信結果)、NACK(正常に受信できなかったことを示す受信結果))を取得する。また、送信制御装置は、抽出装置18から、移動局から送信されるその他の制御情報等を取得することできる。
さて、送信制御装置10は、基地局1と接続されたノード(他の基地局にも接続されたノード)からの送信データが、受信装置11で受信されると、そのデータを送信するスケジューリングを行って、スケジューリングに従った送信制御を行なう。送信データとしては、音声パケット等が含まれ、送信制御装置10は、先に説明したように有音区間では、20ms毎、無音区間では、160ms毎にパケットを送信するように送信制御を実行する。
その際、送信制御装置10は、データを送信する先の移動局2から受信したCQI情報を参照して送信形式を選択することができる。ただし、送信制御装置10は、有音区間では、送信形式(T1A〜T1C)の中から選択し、無音区間では、送信形式(T2A、T2B)の中から送信形式を選択する。選択にあたって、CQIが、無線環境が相対的に良好であることを示すのであれば、T1A〜T1Cのうち、より高速な送信形式を選択することもでるし、CQIが、無線環境が相対的に良くないことを示すのであれば、T1A〜T1Cのうち、より低速な送信形式を選択することもできる。
さて、送信制御装置10は、必要に応じて制御信号を生成すべきことを制御情報生成装置13に指示し、また、データ生成装置12に対して、送信データを出力させる制御を行なう。例えば、図2において、1番目、2番目、4番目、5番目、7番目のパケットを送信する際には、パケットの送信形式を通知するための制御信号を生成する処理を制御信号生成装置13に指示しない。しかし、3番目、6番目のパケットを送信する際には、送信するパケットが、有音区間に対応するものから無音区間に対応するパケットに切り替わるか、又は、無音区間に対応するパケットから有音区間に対応するパケットに切り替わるため、送信制御装置10は、所定の信号(制御信号)を生成するように、制御情報生成装置13に指示する。生成される所定の信号の例は先に示したものでよい。
さて、受信装置11は、受信したデータをデータ生成装置に転送するので、データ生成装置は、送信制御装置10によるスケジューリングに従って、送信すべきデータを無線フレーム生成装置14に与える。
無線フレーム生成装置14は、データ生成装置12から与えられた送信データ(PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)を介して送信されるデータ)を制御情報生成装置13からの制御情報(PDCCH(Physical Downlink Control Channel)で送信されるデータ)と多重して無線フレームを形成して、無線送信装置15に無線信号としてアンテナから送信させる。尚、LTEでは、下り方向の送信には、OFDMAが適用されるため、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)信号を生成する処理部が無線送信装置15に含まれる。
図4は、下りリンクに用いられるフレームの構成例を示す。
図において、縦方向は周波数を示し、横方向は時間を示す。図に示されているのは、20msの無線フレームを20個に分割して得られる1つのサブフレーム(1ms)を示している。図のようにサブフレームは、0.5msのスロットを2個含んでいる。
そして、点線Bで囲んだ領域(スロットの先頭から1〜3シンボル分)が制御信号が格納される領域であり、点線Cで囲んだ領域(残りの部分)が、データ(パケットデータ等)を送信する領域である。
制御チャネルは、所定の信号(送信形式の情報等)を含むことができる。送信形式の例としては、変調方式、符号化レート、送信領域(送信周波数等)を含むことができる。
また、所定の信号を送信しない場合には、その点線Bの領域を狭くし、データの送信領域を増大させることもできる。
制御チャネルで制御情報が送信される場合には、その制御情報に、例えば、移動局2のID情報を含めることにより、移動局2が、点線B中で、自身宛の制御情報があるか否か判定することを可能にすることができる。また、その制御情報に含まれる送信形式により、どの領域で、どのような変調方式でデータが送信されるかを移動局に通知することもできる。
次に、このような処理を実行するのに適した無線装置の例としての移動局2の構成について説明する。
・「無線通信装置の例としての移動局2の構成」
図5は、無線通信装置の例としての移動局2の構成を示す。ここでは、LTEに対応した移動局とするが、他のシステムに対応する無線通信装置であってもよい。
図において、20は無線受信装置を示し、基地局1から受信した無線信号の受信処理を行なう。21は、無線フレーム分解装置を示し、無線受信装置20で受信した受信信号を処理し、制御データ、パケットデータ等のデータを抽出し、それぞれ、制御情報解析装置22、データ受信装置23に与える。
制御情報解析装置22は、入力された受信データに制御情報が含まれる場合は、それを抽出し、抽出した制御情報をデータ受信装置に通知する。移動局2宛ての制御情報が含まれるかどうかの判定は、移動局2のIDが含まれるか否かを判定する等して行なうことができる。
例えば、制御情報に第1セット、第2セットのいずれかを指定する情報、又は、送信形式そのものを指定する情報が含まれる場合は、それをデータ受信装置23に与える。
データ受信装置23は、例えば第2セットであることが通知されると、第2セットに含まれる送信形式T2A、T2Bに対応する受信形式R2A、R2Bに対応する受信形式で受信処理を実行するように、無線受信装置20、無線フレーム分解装置21に通知し、自身も受信形式R2A、R2Bに対応する受信形式で受信処理を実行する。尚、この通知により、モードの切り替えを検出し、その後は通知されたセットに含まれる複数の受信形式(ここでは、R2A、R2B)を用いて、受信処理の試行を行なう(ブラインドディテクションを行なう)。
データ受信装置23は、例えば、送信形式がT2Aであることが通知されると、送信形式T2Aに対応する受信形式R2Aに対応する受信形式で受信処理を実行するように、無線受信装置20、無線フレーム分解装置21に通知し、自身も受信形式R2Aに対応する受信形式で受信処理を実行する。尚、この通知により、モードの切り替えを検出し、その後は通知されたT2Aが属する第2セットに含まれる送信形式T2A、T2Bに対応する複数の受信形式R2A、R2Bを用いて、受信処理の試行を行なう(ブラインドディテクションを行なう)。
そして、データ受信処理装置23は、各受信形式により実行した受信処理の結果を誤り検出装置24に順次与えて、誤りの有無を判定させる。受信処理を試みた順に、誤りの有無を判定してしまってもよい。
誤り検出装置24は、データに付加された誤り検出ビット(例えば、CRCビット)等を用いて、適用した受信形式のうち、どの形式が正しいかを推定し、誤りがなかった受信形式が正しい受信形式として、それに対応する受信処理結果をデータ処理装置に与える。一般に、正しくない受信形式で受信処理を行った場合に、受信結果が正しいとされる可能性は低いものと考えられる。
データ処理装置では、誤り検出装置24から与えられたデータ(例えば音声データ、背景雑音データ)に基づいて音声再生処理等(ボコーダによる復号、再生処理)を行なう。
制御情報解析装置22により、移動局2宛ての所定の信号が含まれていることが検出できなかった場合は、それまで適用していた側のセット(第1セット又は第2セット)に含まれる送信形式に対応する受信形式に従って受信処理を実行する。
無線受信装置20で受信処理された信号は、受信品質測定装置25にも与えられる。受信品質測定装置25は、例えば、受信SIR(Signal-to-Interference Ratio)、SINR(Signal-to-Interference. and Noise power Ratio)、受信レベル等を測定し、測定結果をCQIとして出力する。
CQIは、測定した受信品質そのものを示すデータとすることもできるが、予め設けられた各受信品質と対応するデータを送信することもできる。
26は、無線フレーム生成装置26を示し、CQI情報や、誤り検出装置で判定した、受信結果情報(ACK/NACK)を上り制御チャネルで送信する。ここで、NACKはブラインドディテクションで、対象のセット(第1セット又は第2セット)に含まれる、いずれの受信形式を適用してもエラーなしの受信データが得られなかった場合に生成し、送信することもできる。
尚、他に基地局1に送信すべきデータがある場合には、上りデータチャネルで送信することもできる。
さて、無線フレーム生成装置26で生成された送信データは、無線送信装置27により無線処理されてアンテナから送信される。尚、LTEにおいては、上り方向の無線送信には、SC-FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)方式を採用するため、無線送信装置27は、SC−FDMA方式に対応した無線信号を生成する処理部を含む。
次に図6を用いて基地局1における処理の流れについて説明する。
・「基地局1における処理の流れ」
図6は、基地局1における処理の流れを説明するための図である。
まず、ステップ1において、送信制御装置10は、適用する送信形式を第1セット、第2セットのいずれから選択するかを移動局2に対応させて記憶する。初期値として、移動局2とあせて(同期して)、第0セットとすることもできる。
記憶した第1セット、第2セットを上位レイヤ間の通信により予め移動局2に通知することもできる。
ステップ2において、受信装置11が送信データを受信すると、ステップ3で、送信制御装置10は、そのデータを送信する際に、送信パラメータを設定する。その際、データが、有音区間で伝送される音声パケットに対応する場合は、第1セット(T1A〜T1C)に含まれる送信形式の中から送信形式が選択され、無音区間で伝送される音声パケットに対応する場合は、第2セット(T2A、T2B)に含まれる送信形式の中から送信形式が選択される。選択の際、移動局2から通知されたCQIに基づいて送信パラメータを選択することができる。
ステップ4では、送信制御装置10は、選択した送信形式が、ステップ1で記憶したセットに対応する送信形式であるか否か判定する。
ステップ3で選択された送信形式が、ステップ1で記憶したセットの中から選択された送信形式である場合には、YESとなるため、ステップ6に進み、選択した送信形式で送信信号を送信する。この際、移動局2に対して送信形式を通知する制御信号の生成、送信を行わなくてよい。
一方、ステップ3で選択された送信形式が、ステップ1で記憶したセットの中から選択された送信形式でない場合(第0セットの場合も含まれる)には、Noとなるため、ステップ5に進み、送信制御装置10は、所定の信号(制御情報)を生成するように制御情報生成装置13に指示するとともに、ステップ1で記憶しているセットの情報を変更する処理を行なう。例えば、第1セットを記憶している場合に、第2セットの中から選択した送信形式を今回適用する場合には、記憶している第1セットを第2セットに更新する。尚、セットの記憶は、送信制御装置10が備えた記憶部に記憶させることで行なうことができる。
セットの更新を行なうと、送信制御装置10は、無線送信装置15に、選択した送信形式でデータ(パケット)を送信させるともに、所定の信号も送信させる。
尚、所定の信号は、例えば、図4の制御チャネル2で送信し、パケットデータは、データチャネル2で送信することができる。制御チャネル2は、データチャネル2で送信されるパケットデータの送信形式又は適用したセット情報を含む。
基地局1は、セットの更新について更に慎重に行なうこともできる。
基地局1は、所定の信号を送信するとともに、パケットデータの送信を行なうが、そのパケットデータについて、移動局2から受信結果(ACK又はNACKのいずれか)を受信しない場合は、セットの更新をせず、元の状態とすることもできる。移動局2が、所定の信号を検出できたのであれば、移動局2は少なくともいずれかの受信結果を送信するはずであり、受信結果が検出できないということは、移動局2は所定の信号の検出に失敗したと想定されるからである。この場合、基地局1は、次のパケットの送信の際に、適用する送信形式又は適用する送信形式を含むセット情報(第1セット又は第2セットの識別情報)を移動局2に送信する。これは、パケットデータについて、移動局2から受信結果(ACK又はNACKのいずれか)を受信するまで続けることができる。もちろん、所定回数の繰返しで終了することもできる。
また、基地局1は、所定の信号を送信するとともに、パケットデータの送信を行なうが、そのパケットデータについて、移動局2から否定的な受信結果(NACK)を受信した場合、セットの更新をせず、元の状態とすることもできる。移動局2が、NACKを送信したということは、正しくデータを受信できなかったことを意味し、所定の信号を正しく受信していない可能性があるからである。この場合、基地局1は、次のパケットの送信の際に、適用する送信形式又は適用する送信形式を含むセット情報(第1セット又は第2セットの識別情報)を移動局2に送信する。これは、パケットデータについて、移動局2から肯定的な受信結果(ACK)を受信するまで続けることができる。もちろん、所定回数の繰返しで終了することもできる。
次に図7を用いて移動局2における処理の流れについて説明する。
・「移動局2における処理の流れ」
図7は、移動局2における処理の流れを説明する。
まず、ステップ1において、データ受信装置23は、適用する送信形式を第1セット、第2セットのいずれから選択するかを記憶する。記憶した第1セット、第2セットを上位レイヤ間の通信により予め基地局1から通知されることもできる。所定値として第0セットを記憶することもできる。
ステップ2において、無線受信装置20が基地局から送信された信号を受信すると、ステップ3で、制御情報解析装置22は、制御情報が受信信号に含まれているか判定する。例えば、図4の点線枠Bで示した領域について自身のID(Identifier)等を用いて、自身宛の制御信号が含まれているかどうか判定し、存在しないと判断するとステップ4に進み、記憶したセットに含まれる送信形式に対応する各受信形式により受信処理を試行する。
そして、各受信処理の結果について誤り検出処理等を誤り検出装置24で実行して、誤りが検出されなかった場合は、ACKを無線フレーム生成装置26に与えて送信させる(ステップ6)とともに、誤りが検出されなかったデータをデータ処理装置に与えて、再生させる。また、試行した受信形式にいずれについても誤りが検出された場合は、NACKを無線フレーム生成装置26に与えて送信させる(ステップ6)。
さて、ステップ3で制御情報がありと判定された場合は、ステップ5に進む。
即ち、制御情報を制御情報解析装置22が解析した、基地局1が適用した送信形式(セット情報(第1セット又は第2セットの別))をデータ受信装置23に通知する。
データ受信装置23は、通知された送信形式に対応する受信形式で受信処理を実行するように、無線受信装置20、無線フレーム分解装置21に指示するとともに、自身もその受信形式に従った受信処理を行なうように制御する。尚、記憶したセットを通知された受信形式に対応するセットで更新する。例えば、第1セットを記憶している場合に、第2セットが通知された(第2セットに含まれる送信形式が通知された)場合には、記憶している第1セットを第2セットに更新する。
そして、移動局2は、ステップ6により受信結果を基地局1に送信する。
尚、データ受信装置23は、いずれのセット(ここでは、第1セット、第2セット)にも属さない送信形式を自局宛の制御情報において検出した場合は、モードの変更はないものとして、それまで適用していたセットを維持する。記憶していたセットに対応する受信形式による受信処理の試行を行い、記憶しているセットの更新は行わない。制御情報の受信が失敗である可能性があるからである。
また、基地局1の送信制御装置10が制御情報生成部13に対して特定の信号を生成することを指示した場合に、制御情報生成部13が特定の信号を生成し、無線フレーム生成装置14に与えることで特定の信号の送信を行なうこともできる。その際、同じ無線フレーム内で音声パケットを送信することもできる。
この場合、移動局2は、特定の信号を受信し、制御情報解析装置22でそれを検出する。データ受信装置23は、制御情報解析装置22から特定の信号を受信したことを検出した場合は、その後、ブラインドディテクションによる受信処理を規制することもできる。
規制する期間は所定の時間Tとすることもできる。例えば、セルサーチ等のために受信処理を行なうことを許容することもでき、セルサーチに必要とされる時間をTとすることもできる。
従って、基地局1は、ブラインドディテクションを行なう移動局2に対して、セルサーチ等の別の受信処理を行なうための受信期間を与えたい場合に、その特定の信号を送信することで、移動局2に対してそのような受信処理を許容することもできる。
モード切り替え制御の流れを示す。 モード切り替えの実施例を示す。 無線通信装置の例としての基地局1の構成例を示す。 下りリンクの送信に用いられるフレームの構成例を示す。 無線通信装置の例としての移動局2の構成例を示す。 基地局1における処理の流れを示す。 移動局2における処理の流れを示す。
符号の説明
1 無線通信装置(基地局1 )
2 無線通信装置(移動局2)
10 送信制御装置
11 受信装置
12 データ生成装置
13 制御情報生成装置
14 無線フレーム生成装置
15 無線送信装置
16 無線受信装置
17 無線フレーム分解装置
18 抽出装置
20 無線受信装置
21 無線フレーム分解装置
22 制御情報解析装置
23 データ受信装置
24 誤り検出装置
25 受信品質測定装置
26 無線フレーム生成装置
27 無線送信装置

Claims (6)

  1. 第1の無線通信装置と第2の無線通信装置とを備えた無線通信システムにおいて、
    前記第1の無線通信装置は、
    複数のモードのうちから選択された選択モードを示す制御信号を前記第2の無線通信装置に送信する制御信号送信部と、
    前記選択モードに対応付けられた複数の送信形式から選択した送信形式をデータに適用して生成したデータ信号を、前記第2の無線通信装置に送信するデータ信号送信部と、
    を備え、
    前記第2の無線通信装置は、
    前記制御信号を前記第1の無線通信装置から受信する制御信号受信部と、
    前記データ信号を前記第1の無線通信装置から受信するデータ信号受信部と、
    前記制御信号で示された前記選択モードに対応付けられた複数の送信形式それぞれに基づいて前記データ信号をそれぞれ復号して複数の復号データを生成し、該複数の復号データのうちで復号が成功した復号データに基づいて前記データを得る受信処理部と、
    を備えた、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記複数のモードのうちの各モードはそれぞれ複数の送信形式に対応付けられており、前記複数のモードのうちから2つのモードである第1モードと第2モードとを任意に選んだ場合、該第1モードに対応付けられた複数の送信形式と該第2モードに対応付けられた複数の送信形式とは異なる
    請求項1記載の無線通信システム。
  3. 複数のモードのうちから選択された選択モードを示す制御信号を他の無線通信装置に送信する制御信号送信部と、
    前記選択モードに対応付けられた複数の送信形式から選択した送信形式をデータに適用して生成したデータ信号を、前記他の無線通信装置に送信するデータ信号送信部と、
    を備え、
    前記他の無線通信装置は、前記制御信号で示された前記選択モードに対応付けられた複数の送信形式それぞれに基づいて前記データ信号をそれぞれ復号して複数の復号データを生成し、該複数の復号データのうちで復号が成功した復号データに基づいて前記データを得る
    ことを特徴とする無線通信装置。
  4. 前記複数のモードのうちの各モードはそれぞれ複数の送信形式に対応付けられており、前記複数のモードのうちから2つのモードである第1モードと第2モードとを任意に選んだ場合、該第1モードに対応付けられた複数の送信形式と該第2モードに対応付けられた複数の送信形式とは異なる
    請求項3記載の無線通信装置。
  5. 複数のモードのうちから選択された選択モードを示す制御信号を他の無線通信装置から受信する制御信号受信部と、
    前記選択モードに対応付けられた複数の送信形式から選択した送信形式をデータに適用して生成されたデータ信号を前記他の無線通信装置から受信するデータ信号受信部と、
    前記制御信号で示された前記選択モードに対応付けられた複数の送信形式それぞれに基づいて前記データ信号を復号して復号データを生成し、復号が成功した場合の該復号データに基づいて前記データを得る受信処理部と、
    を備えることを特徴とする無線通信装置。
  6. 前記複数のモードのうちの各モードはそれぞれ複数の送信形式に対応付けられており、前記複数のモードのうちから2つのモードである第1モードと第2モードとを任意に選んだ場合、該第1モードに対応付けられた複数の送信形式と該第2モードに対応付けられた複数の送信形式とは異なる
    請求項5記載の無線通信装置。
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