JP4900087B2 - マルチユーザmimo通信のユーザ選択方法 - Google Patents

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    • H04B7/0632Channel quality parameters, e.g. channel quality indicator [CQI]

Description

本発明は、マルチユーザMIMO通信のユーザ選択方法に関する。
次世代移動通信の上りリンク無線アクセスでは、セルスループット向上のためにマルチユーザMIMO(Multiple Input Multiple Output)通信(以下、MU−MIMO)の利用が期待されている。MU−MIMOでは複数の端末が同一周波数でデータ信号を送信し、基地局では複数ユーザの送信信号をMIMO信号と考えて信号分離する。MU−MIMOはこれまでの時間、周波数リソースに加えて、空間チャネルをリソースとする空間分割多重アクセス方式(SDMA:Space Division Multiple Access)と考えられ、同時多重アクセスするユーザペアを適切に選択することにより、大きなマルチユーザダイバーシチ効果を得ることができる。
図4に上りリンクのMU−MIMOシステムの構成を示す。ここでは各送信装置は1送信アンテナを備えることを想定しているが、各送信装置が複数の送信アンテナを備え、1本を選択して送信する場合、あるいは複数の送信アンテナから送信する場合なども考えられる。
同時送信ユーザ数をMとすると、ユーザ送信装置201−1〜201−Mは、それぞれデータ信号を誤り訂正符号化し、ディジタル変調する。送信アンテナ202−1〜202−Mは、各ユーザのデータ信号を送信する。受信アンテナ203−1〜203−Mは、各ユーザの多重されたデータ信号を受信する。受信装置203は、各ユーザのデータ信号を分離し、誤り訂正復号を行う。また、受信装置203は、各ユーザのチャネル品質の測定に基づき、TTI(Transmission Time Interval)毎にデータ送信を行うユーザペアを選択する。受信装置204における受信信号yは選択(ペアリング)されたユーザJ1〜JMの送信シンボル
Figure 0004900087
とチャネル行列
Figure 0004900087
を用いて次式で表される。
Figure 0004900087
(1)
ここで、nは雑音ベクトルである。
ユーザ選択方法の関連技術として、各ユーザの受信SINRに基づく方法がある。図5は最大CIR法によるユーザ選択を行う装置の構成を示す図である。図5に示される例は、受信SINR測定手段101、ユーザ選択手段102、終了判定手段103で構成され、TTI毎に受信SINRの大きなユーザを選択する。受信SINR測定手段101は、各ユーザのパイロット信号(主にデータ非送信時に周期的に送信されるサウンディング用パイロット信号)を用いて上りリンクの受信SINRを測定する。移動通信システムにおいてチャネル品質を表す指標−CQI(Channel Quality Indicator)には一般に受信SINRが用いられる。よって受信SINRにCQIを用いてもよい。ユーザ選択手段102は、受信SINRの大きなユーザを選択する。全ユーザのセットを
Figure 0004900087
(Nuは全ユーザ数)、ユーザj(1≦j≦Nu)の受信SINRを
Figure 0004900087
とすると、第n(1≦n≦M)のMIMO多重レイヤで選択するユーザJnは次式で選択される。
Figure 0004900087
(2)
また、選択したユーザJnを次のMIMO多重レイヤで選択するユーザのセットから
Figure 0004900087
により削除する。
終了判定手段103は、同時送信ユーザ数Mのユーザ選択が終了したらユーザ選択情報を出力し、n<Mの場合は次のユーザ選択の処理へ移行する。
図6にM=2の場合の最大CIR法によるユーザ選択の様子を示す。TTI毎に受信SINRの1番目と2番目に大きなユーザを選択し、それらのユーザ送信装置にデータ送信を許可する。
図7は、Proportional Fairness(PF)法によるユーザ選択を行う装置の構成を示す図である。最大CIR法によるユーザ選択方法では、チャネル品質の良いユーザを選択することによりマルチユーザダイバーシチ効果を最大に得ることができるが、各ユーザの選択頻度(データ送信機会)に不公平が生じる。PF法は各ユーザのデータ送信機会を均等にするユーザ選択方法である。
図7に示す例では、受信SINR測定手段701、重み付けサポートデータレート計算手段704、ユーザ選択手段705、平均サポートデータレート更新手段706、終了判定手段703で構成され、TTI毎に平均サポートデータレートの逆数で重み付けしたサポートデータレートの大きなユーザを選択する方法である。受信SINR測定手段701は、各ユーザのパイロット信号を用いて上りリンクの受信SINRを測定する。重み付けサポートデータレート計算手段704は、各ユーザの受信SINRからサポートデータレート
Figure 0004900087
を算出し、平均サポートデータレート

の逆数で重み付けした値
Figure 0004900087
を計算する。
Figure 0004900087
の算出は、あらかじめ取得したAWGN(Adaptive White Gaussian Noise)環境におけるSINR対サポートデータレート特性をテーブル参照する方法が考えられる。すなわち変調・符号化方式MCSiの所要ブロック誤り率を実現するSINRしきい値をγiとすると、γi≦SINR<γi+1においてMCSiのサポートデータレートを選択する処理を行う。ユーザ選択手段105は、平均サポートデータレートの逆数で重み付けしたサポートデータレートのできるだけ大きなユーザを選択する。第nのMIMO多重レイヤで選択するユーザJnは、次式で選択される。
Figure 0004900087
(3)
また、選択したユーザJを次のMIMO多重レイヤで選択するユーザのセットから削除する。平均サポートデータレート更新手段106は、平均サポートデータレート
Figure 0004900087
を実際に送信したサポートデータレート
Figure 0004900087
を用いて更新する。
Figure 0004900087
(4)
ここで、tc
Figure 0004900087
の平均時間である。終了判定手段703は、同時送信ユーザ数Mのユーザ選択が終了したらユーザ選択情報を出力し、n<Mの場合は次のユーザ選択の処理へ移行する。
図5、図7に示した各装置で行われるユーザ選択方法では、各ユーザの受信SINRに基づくユーザ選択を行うが、MU−MIMOのユーザ選択では受信SINRだけでなく、ユーザペアのチャネルの直交性が影響する。
図8は、チャネルの直交性を考慮した全探索法によるユーザ選択を行う装置の構成を示す図である。図8に示す装置によるユーザ選択は、チャネルベクトル測定手段811、ユーザ組み合わせMIMO容量計算手段812、ユーザ選択手段813で構成され、全ユーザの組み合わせのMIMO容量を計算し、その容量が最大のユーザの組み合わせを選択する。
チャネルベクトル測定手段811は、各ユーザのパイロット信号(主にデータ非送信時に周期的に送信されるサウンディング用パイロット信号)を用いて上りリンクのチャネルベクトルを測定する。ユーザ組み合わせMIMO容量計算手段112は、全ユーザの組み合わせのMIMO容量を計算する。全ユーザの組み合わせ数はNallNuMであり、ユーザの組み合わせ
Figure 0004900087



におけるチャネル行列を
Figure 0004900087
とすると、
MIMO容量は次式で表される。
Figure 0004900087
ここで、Psはユーザあたりの送信電力、Pnは雑音電力である。ユーザ選択手段113は、MIMO容量
Figure 0004900087
が最大となるユーザの組み合わせkoptを選択する。
Figure 0004900087
(6)
全探索法によるユーザ選択方法では、Nall通りのMIMO容量
Figure 0004900087
を計算する必要があり、全ユーザ数Nuや同時送信ユーザ数M(=受信アンテナ数)が大きくなると演算量が膨大となる。
図9は、チャネルの直交性を考慮したグラムシュミット(GS:Gram-Schmitd)の直交化法によるユーザ選択を行う装置の構成を示す図である。
図9に示す装置で行われるGS直交化法によるユーザ選択は、チャネルベクトル測定手段911、射影チャネル電力計算手段914、ユーザ選択手段915、終了判定手段916、射影チャネルベクトル更新手段917で構成され、TTI毎にMIMO多重レイヤ毎にGS直交化で求めた各ユーザの射影チャネルベクトルの電力が大きなユーザを選択する方法であり、例えば、非特許文献1(Z. Tu and R. S. Blum, “Multiuser diversity for a dirty paper approach,” IEEE Commun. Lett., vol. 7, no. 8, pp. 370-372, Aug. 2003.)に開示されている。式(5)においてチャネル行列
Figure 0004900087
にQR分解
Figure 0004900087



を適用すると、MIMO容量が最大となるユーザの組み合わせkoptは次式で表される。
Figure 0004900087
(7)
ここで、
Figure 0004900087
Figure 0004900087
の対角要素を示し、
Figure 0004900087
の2乗積を最大とするようにユーザを選択すればMIMO容量を最大化できる。これを準最適に実現するためにGS直交化を用いる。GS直交化は
Figure 0004900087
が最も大きくなるようにユーザを逐次選択しながらQR分解を行う処理に相当する。図10にGS直交化とQR分解の処理を示す。GS直交化の処理はNuユーザから第Mユーザを選択したら終了となる。また、図11にGS直交化の概念図を示す。GS直交化ではユーザjのチャネルベクトル
Figure 0004900087
をできるだけ大きく射影できるユーザと対応する直交軸を逐次選択しながら、既に選択したn本の直交軸から成る正規直交系
Figure 0004900087
の補空間
Figure 0004900087
への
Figure 0004900087
の射影チャネルベクトル
Figure 0004900087
を更新する処理を繰り返す。
チャネルベクトル測定手段911は、各ユーザのパイロット信号を用いて上りリンクのチャネルベクトルを測定する。射影チャネル電力計算手段914は、GS直交化により更新したユーザjの射影チャネルベクトル
Figure 0004900087
の電力を計算する。ここで、n=1では
Figure 0004900087
である。ユーザ選択手段915は、各ユーザの射影チャネル電力が最大のユーザを選択する。第nのMIMO多重レイヤで選択するユーザJnは、次式で選択される。
Figure 0004900087
(8)
また、選択したユーザJnを次のMIMO多重レイヤで選択するユーザのセットから削除する。終了判定手段916は、同時送信ユーザ数Mのユーザ選択が終了したらユーザ選択情報を出力し、n<Mの場合は次のユーザ選択のための処理へ移行する。射影チャネルベクトル更新手段917は、GS直交化により既に選択したユーザに対応する正規直交系
Figure 0004900087
の補空間
Figure 0004900087
へのユーザjの射影チャネルベクトル
Figure 0004900087
を更新する。
Figure 0004900087
(9)
Z. Tu and R. S. Blum, "Multiuser diversity for a dirty paper approach," IEEE Commun. Lett., vol. 7, no. 8, pp. 370-372, Aug. 2003.

以上に述べたように、受信SINRに基づくユーザ選択方法(最大CIR法とPF法)は、ユーザペアのチャネルの直交性を考慮していないため、マルチユーザダイバーシチ効果が十分に得られないという問題がある。
全探索法によるユーザ選択方法は、マルチユーザダイバーシチ効果は十分に得られるが、全ユーザ数と同時送信ユーザ数が増えると演算量が膨大となる問題がある。
GS直交化法によるユーザ選択法は、各ユーザの射影チャネル電力に基づく信号電力基準であるため、干渉電力が考慮されていないという問題がある。各ユーザの干渉電力は周波数や異なる時刻の測定では違いが生じると考えられる。
また、GS直交化法によるユーザ選択方法は、最大容量基準、すなわち、Channel Aware(CA)法によるユーザ選択方法であり(CA法は従来の最大CIR法に相当するものだが、MU−MIMOではCIRの他にチャネルの直交性も考慮するため、ここではCA法と呼ぶ)、PF法によるユーザ選択方法やチャネル品質以外の優先度(遅延要求や再送要求など)を考慮したユーザ選択方法への応用が示されていない。
本発明は、少ない演算量でマルチユーザダイバーシチ効果を十分に得ることができるユーザ選択方法および装置を実現することを目的とする。
本発明のユーザ選択方法は、マルチユーザMIMO通信のユーザ選択方法であって、
各ユーザの受信SINRとチャネルベクトルを用い、前のユーザ選択で更新した射影チャネルベクトルから直交係数を計算し、
前記直交係数により補正SINRを計算し、
前記補正SINRを用いてユーザ選択を行い、
次のユーザ選択のためにGS直交化により射影チャネルベクトルを更新し、
上記の動作を全ユーザに対して行い、
前記直交係数の計算では、GS直交化により更新した射影チャネルベクトルの電力を所定の周波数帯域幅にわたり平均あるいは合計し、それを同帯域幅の平均あるいは合計したチャネル電力で正規化して直交係数を計算することを特徴とする。
本発明のユーザ選択装置は、マルチユーザMIMO通信のユーザ選択装置であって、
パイロット信号を用いて各ユーザの受信SINRおよびチャネルベクトルを測定する受信SINR/チャネルベクトル測定手段と、
前のユーザ選択で更新した射影チャネルベクトルから直交係数を計算する直交係数計算手段と、
前記直交係数計算手段により計算された直交係数により補正SINRを計算する補正SINR計算手段と、
前記補正SINRに基づいてユーザ選択を行うユーザ選択手段と、
次のユーザ選択のためにGS直交化により射影チャネルベクトルを更新する射影チャネルベクトル更新手段と、を有し、
直交係数計算手段は、直交係数の計算では、GS直交化により更新した射影チャネルベクトルの電力を所定の周波数帯域幅にわたり平均あるいは合計し、それを同帯域幅の平均あるいは合計したチャネル電力で正規化して直交係数を計算することを特徴とする。

上記のように構成される本発明においては、マルチユーザMIMO通信のユーザ選択の際に、GS直交化により更新した射影チャネルベクトルから直交係数を計算し、前記直交係数で受信SINRを補正し、この補正SINRを用いてユーザ選択を行い、さらに次のユーザ選択のために射影チャネルベクトルを更新することを特徴とする。
本発明では、MIMO多重レイヤ毎にGS直交化に基づき計算した直交係数で受信SINRを補正し、この補正SINRを用いてユーザを逐次選択することにより、少ない演算量で大きなマルチユーザダイバーシチ効果を得ることができる。

次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明のCA法によってユーザを選択する装置の一実施形態の構成を示す図である。
本実施形態で行われるユーザ選択は、受信SINR/チャネルベクトル測定手段1、直交係数計算手段2、補正SINR計算手段3、ユーザ選択手段4、終了判定手段5、射影ベクトル更新手段6により行われる。TTI毎にMIMO多重レイヤ毎にGS直交化に基づき計算した直交係数で受信SINRを補正し、この補正SINRの大きなユーザを選択する方法である。
受信SINR/チャネルベクトル測定手段1は、各ユーザのパイロット信号(主にデータ非送信時に周期的に送信されるサウンディング用パイロット信号)を用いて上りリンクの受信SINRとチャネルベクトルを測定する。移動通信システムにおいてチャネル品質を表す指標−CQIには一般に受信SINRが用いられる。よって受信SINRにCQIを用いてもよい。直交係数計算手段2は、GS直交化により更新したユーザjのサブキャリアk(1≦k≦K:Kは平均サブキャリア数)の射影チャネルベクトル
Figure 0004900087
の電力を所定の周波数帯域幅(受信SINRの測定単位帯域幅、あるいはシングルキャリア信号の帯域幅)にわたり平均(あるいは合計)し、それを同帯域幅の平均(あるいは合計)チャネル電力で正規化して直交係数
Figure 0004900087
(0≦

≦1)
を計算する。ユーザjの第nのMIMO多重レイヤの直交係数
Figure 0004900087
は次式で表される。
Figure 0004900087
(10)
ここで、n=1では
Figure 0004900087
である。補正SINR計算手段3は、ユーザjの受信SINR
Figure 0004900087
に直交係数
Figure 0004900087
を乗じて補正SINRを計算する。ユーザ選択手段4は、補正SINRの大きなユーザを選択する。全ユーザのセットを
Figure 0004900087

ユーザjの補正SINRを
Figure 0004900087
とすると、第nのMIMO多重レイヤで選択するユーザJnは、次式で選択される。
Figure 0004900087
(11)
また、選択したユーザJnを次のMIMO多重レイヤで選択するユーザのセットから削除する。終了判定手段5は、同時送信ユーザ数Mのユーザ選択が終了したらユーザ選択情報を出力し、n<Mの場合は次のユーザ選択のための処理へ移行する。射影チャネルベクトル更新手段6は、GS直交化により既に選択したユーザに対応する正規直交系
Figure 0004900087
の補空間
Figure 0004900087
へのユーザjの射影チャネルベクトル
Figure 0004900087
を更新する。
Figure 0004900087
(12)
本実施例では、射影チャネルベクトル更新手段6は、サブキャリア毎に行うことを想定しているが、演算量を削減するため、コヒーレント帯域幅に相当するサブキャリアグループ毎に行うこともできる。
図2は本発明のPF法によりユーザ選択を行う装置の実施形態の構成を示す図である。
本実施形態で行われるユーザ選択は、受信SINR/チャネルベクトル測定手段21、直交係数計算手段22、補正SINR計算手段23、重み付けサポートデータレート計算手段27、ユーザ選択手段28、平均サポートデータレート更新手段29、終了判定手段25、射影チャネルベクトル更新手段26により行われる。
TTI毎にMIMO多重レイヤ毎にGS直交化に基づき計算した直交係数で受信SINRを補正し、この補正SINRからサポートデータレートを算出し、平均サポートデータレートの逆数で重み付けしたサポートデータレートの大きなユーザが選択される。
受信SINR/チャネルベクトル測定手段21は、各ユーザのパイロット信号を用いて上りリンクの受信SINRとチャネルベクトルを測定する。直交係数計算手段22は、GS直交化により更新したユーザjのサブキャリアkの射影チャネルベクトル
Figure 0004900087
の電力を所定の信号帯域幅(受信SINRの測定単位帯域幅、あるいはシングルキャリア信号の帯域幅)にわたり平均(あるいは合計)し、平均(あるいは合計)チャネル電力で正規化して直交係数
Figure 0004900087
(0≦

≦1)
を式(11)により計算する。補正SINR計算手段23は、ユーザjの受信SINR
Figure 0004900087
に直交係数
Figure 0004900087
を乗じて補正SINRを計算する。重み付けサポートデータレート計算手段27は、各ユーザの補正SINRからサポートデータレート
Figure 0004900087
を算出し、平均サポートデータレート
Figure 0004900087
の逆数で重み付けした値
Figure 0004900087
を計算する。
Figure 0004900087
の算出は、あらかじめ取得したAWGN環境におけるSINR対サポートデータレート特性をテーブル参照する方法が考えられる。すなわち変調・符号化方式MCSiの所要ブロック誤り率を実現するSINRしきい値をγiとすると、γi≦SINR<γi+1でMCSiのサポートデータレートを選択する処理を行う。ユーザ選択手段28は、平均サポートデータレートの逆数で重み付けしたサポートデータレートのできるだけ大きなユーザを選択する。第nのMIMO多重レイヤで選択するユーザJnは、次式で選択される。
Figure 0004900087
(13)
また、選択したユーザJnを次のMIMO多重レイヤで選択するユーザのセットから削除する。平均サポートデータレート更新手段29は、平均サポートデータレート
Figure 0004900087
を実際に送信したサポートデータレート
Figure 0004900087
を用いて式(4)により更新する。終了判定手段25は、同時送信ユーザ数Mのユーザ選択が終了したらユーザ選択情報を出力し、n<Mの場合は次のユーザ選択のための処理へ移行する。射影チャネルベクトル更新手段26は、GS直交化により既に選択したユーザに対応する正規直交系
Figure 0004900087
の補空間
Figure 0004900087
へのユーザjの射影チャネルベクトル
Figure 0004900087
を式(12)により更新する。
図1および図2にそれぞれ示した各実施形態では、全ユーザ数Nuに対して射影チャネルベクトル更新手段6,26、直交係数計算手段2,22、補正SINR計算手段3,23の一連の処理を行うことを想定しているが、第1のMIMO多重レイヤのユーザ選択時に優先度が上位のユーザを複数選択し、それらのユーザのみに対して第2以降のMIMO多重レイヤのユーザ選択を行う方法が考えられる。これにより演算量を大幅に削減できる。これはある程度の数(例えば16)の優先度が上位のユーザを考慮すればその中に直交性の高いユーザペアが存在し、優先度が下位のユーザがチャネルの直交性の影響だけで選択される可能性は低いと考えられるためである。
チャネル品質以外の優先度(遅延要求や再送要求など)を考慮したユーザ選択方法への応用は、補正SINRの関数で表される優先度にチャネル品質以外の優先度を加えた総合優先度でユーザ選択を行えば実現できる。総合優先度で選択したユーザに対してGS直交化処理を行う。
図3に本発明のCA法によるユーザ選択方法のスループット特性を示す。受信方式にはMMSE−SIC(最小平均2乗誤差法−シリアル干渉キャンセラ)を用いた。本発明のユーザ選択方法は、ユーザ数が増えるに従い、マルチユーザダイバーシチ効果によりスループットが大幅に改善しており、16ユーザでスループットをランダムユーザ選択と比べ約2倍、チャネルの直交性を考慮しない従来の最大CIR法と比べ約15%向上できる。また、従来の全探索法と比べ少ない演算量で同等のスループットを実現できる。
以上に述べたように、本発明のユーザ選択方法では、MIMO多重レイヤ毎にGS直交化に基づき計算した直交係数で受信SINRを補正し、この補正SINRを用いてユーザを逐次選択することにより、少ない演算量で大きなマルチユーザダイバーシチ効果を得ることができる。
なお、本実施例では上りリンクのMU−MIMOシステムのユーザ選択方法について述べているが、本発明のユーザ選択方法は下りリンクのMU−MIMOシステムにも適用できる。
本発明のCA法によるユーザ選択方法を示す図である。 本発明のPF法によるユーザ選択方法を示す図である。 本発明のユーザ選択方法のスループット特性を示す図である。 上りリンクのマルチユーザMIMOシステムを示す図である。 最大CIR法によるユーザ選択方法を示す図である。 最大CIR法によるユーザ選択の様子を示す図である。 PF法によるユーザ選択方法を示す図である。 全探索法によるユーザ選択方法を示す図である。 GS直交化法によるユーザ選択方法を示す図である。 GS直交化とQR分解の処理を示す図である。 GS直交化の概念を示す図である。
符号の説明

1 受信SINR/チャネルベクトル測定手段
2 直交係数計算手段
3 補正SINR計算手段
4 ユーザ選択手段
5 終了判定手段
6 射影チャネルベクトル更新手段
7 重み付けサポートデータレート計算手段
9 平均サポートデータレート更新手段

Claims (20)

  1. マルチユーザMIMO通信のユーザ選択方法であって、
    各ユーザの受信SINRとチャネルベクトルを用い、前のユーザ選択で更新した射影チャネルベクトルから直交係数を計算し、
    前記直交係数により補正SINRを計算し、
    前記補正SINRを用いてユーザ選択を行い、
    次のユーザ選択のためにGS直交化により射影チャネルベクトルを更新し、
    上記の動作を全ユーザに対して行い、
    前記直交係数の計算では、GS直交化により更新した射影チャネルベクトルの電力を所定の周波数帯域幅にわたり平均あるいは合計し、それを同帯域幅の平均あるいは合計したチャネル電力で正規化して直交係数を計算することを特徴とするユーザ選択方法。
  2. 請求項1記載のユーザ選択方法において、
    前記所定の周波数帯域幅は、受信SINRの測定単位帯域幅、あるいはシングルキャリア信号の帯域幅であることを特徴とするユーザ選択方法。
  3. マルチユーザMIMO通信のユーザ選択方法であって、
    各ユーザの受信SINRとチャネルベクトルを用い、前のユーザ選択で更新した射影チャネルベクトルから直交係数を計算し、
    前記直交係数により補正SINRを計算し、
    前記補正SINRを用いてユーザ選択を行い、
    次のユーザ選択のためにGS直交化により射影チャネルベクトルを更新し、
    上記の動作を全ユーザに対して行い、
    前記直交係数の計算では、ユーザj(1≦j≦Nu:Nuは全ユーザ数)のサブキャリアk(1≦k≦K:Kは平均サブキャリア数)の射影チャネルベクトルを
    Figure 0004900087

    、ユーザjのサブキャリアkのチャネルベクトルを
    Figure 0004900087

    としたとき、ユーザjの第nのMIMO多重レイヤの直交係数
    Figure 0004900087
    (0≦
    Figure 0004900087
    ≦1)
    を、
    Figure 0004900087

    の式を満たすように計算することを特徴とするユーザ選択方法。
  4. マルチユーザMIMO通信のユーザ選択方法であって、
    各ユーザの受信SINRとチャネルベクトルを用い、前のユーザ選択で更新した射影チャネルベクトルから直交係数を計算し、
    前記直交係数により補正SINRを計算し、
    前記補正SINRを用いてユーザ選択を行い、
    次のユーザ選択のためにGS直交化により射影チャネルベクトルを更新し、
    上記の動作を全ユーザに対して行い、
    前記ユーザ選択では、補正SINRからサポートデータレートを算出し、平均サポートデータレートの逆数で重み付けした前記サポートデータレートの大きなユーザを選択することを特徴とするユーザ選択方法。
  5. マルチユーザMIMO通信のユーザ選択方法であって、
    各ユーザの受信SINRとチャネルベクトルを用い、前のユーザ選択で更新した射影チャネルベクトルから直交係数を計算し、
    前記直交係数により補正SINRを計算し、
    前記補正SINRを用いてユーザ選択を行い、
    次のユーザ選択のためにGS直交化により射影チャネルベクトルを更新し、
    上記の動作を全ユーザに対して行い、
    前記ユーザ選択では、補正SINRの関数で表される優先度の大きなユーザを選択することを特徴とするユーザ選択方法。
  6. マルチユーザMIMO通信のユーザ選択方法であって、
    各ユーザの受信SINRとチャネルベクトルを用い、前のユーザ選択で更新した射影チャネルベクトルから直交係数を計算し、
    前記直交係数により補正SINRを計算し、
    前記補正SINRを用いてユーザ選択を行い、
    次のユーザ選択のためにGS直交化により射影チャネルベクトルを更新し、
    上記の動作を全ユーザに対して行い、
    前記ユーザ選択では、補正SINRの関数で表される優先度に、遅延要求や再送要求などのチャネル品質以外の優先度を加えた総合優先度の大きなユーザを選択することを特徴とするユーザ選択方法。
  7. マルチユーザMIMO通信のユーザ選択方法であって、
    各ユーザの受信SINRとチャネルベクトルを用い、前のユーザ選択で更新した射影チャネルベクトルから直交係数を計算し、
    前記直交係数により補正SINRを計算し、
    前記補正SINRを用いてユーザ選択を行い、
    次のユーザ選択のためにGS直交化により射影チャネルベクトルを更新し、
    上記の動作を全ユーザに対して行い、
    前記射影チャネルベクトルの更新では、GS直交化により既に選択したユーザに対応する正規直交系の補空間への射影チャネルベクトルを所定の周波数分解能毎に更新することを特徴とするユーザ選択方法。
  8. 請求項7記載のユーザ選択方法において、
    前記所定の周波数分解能は、サブキャリア毎、あるいはコヒーレント帯域幅に相当するサブキャリアグループ毎であることを特徴とするユーザ選択方法。
  9. マルチユーザMIMO通信のユーザ選択方法であって、
    各ユーザの受信SINRとチャネルベクトルを用い、前のユーザ選択で更新した射影チャネルベクトルから直交係数を計算し、
    前記直交係数により補正SINRを計算し、
    前記補正SINRを用いてユーザ選択を行い、
    次のユーザ選択のためにGS直交化により射影チャネルベクトルを更新し、
    上記の動作を全ユーザに対して行い、
    前記射影チャネルベクトルの更新では、ユーザjのサブキャリアkの射影チャネルベクトルを
    Figure 0004900087

    、第nのMIMO多重レイヤの選択ユーザをJnとしたとき、ユーザjのサブキャリアkの第nのMIMO多重レイヤの射影チャネルベクトルを、
    Figure 0004900087

    の式を満たすように更新することを特徴とするユーザ選択方法。
  10. マルチユーザMIMO通信のユーザ選択方法であって、
    各ユーザの受信SINRとチャネルベクトルを用い、前のユーザ選択で更新した射影チャネルベクトルから直交係数を計算し、
    前記直交係数により補正SINRを計算し、
    前記補正SINRを用いてユーザ選択を行い、
    次のユーザ選択のためにGS直交化により射影チャネルベクトルを更新し、
    上記の動作を全ユーザに対して行い、
    第1のMIMO多重レイヤのユーザ選択時の優先度が上位のユーザを複数選択し、それらのユーザのみに対して第2以降のMIMO多重レイヤのユーザ選択を行うことを特徴とするユーザ選択方法。
  11. マルチユーザMIMO通信のユーザ選択装置であって、
    パイロット信号を用いて各ユーザの受信SINRおよびチャネルベクトルを測定する受信SINR/チャネルベクトル測定手段と、
    前のユーザ選択で更新した射影チャネルベクトルから直交係数を計算する直交係数計算手段と、
    前記直交係数計算手段により計算された直交係数により補正SINRを計算する補正SINR計算手段と、
    前記補正SINRに基づいてユーザ選択を行うユーザ選択手段と、
    次のユーザ選択のためにGS直交化により射影チャネルベクトルを更新する射影チャネルベクトル更新手段と、を有し、
    直交係数計算手段は、直交係数の計算では、GS直交化により更新した射影チャネルベクトルの電力を所定の周波数帯域幅にわたり平均あるいは合計し、それを同帯域幅の平均あるいは合計したチャネル電力で正規化して直交係数を計算することを特徴とするユーザ選択装置。
  12. 請求項11記載のユーザ選択装置において、
    直交係数計算手段が平均あるいは合計する所定の周波数帯域幅は、受信SINRの測定単位帯域幅、あるいはシングルキャリア信号の帯域幅であることを特徴とするユーザ選択装置。
  13. マルチユーザMIMO通信のユーザ選択装置であって、
    パイロット信号を用いて各ユーザの受信SINRおよびチャネルベクトルを測定する受信SINR/チャネルベクトル測定手段と、
    前のユーザ選択で更新した射影チャネルベクトルから直交係数を計算する直交係数計算手段と、
    前記直交係数計算手段により計算された直交係数により補正SINRを計算する補正SINR計算手段と、
    前記補正SINRに基づいてユーザ選択を行うユーザ選択手段と、
    次のユーザ選択のためにGS直交化により射影チャネルベクトルを更新する射影チャネルベクトル更新手段と、を有し、
    直交係数計算手段は、直交係数の計算では、ユーザj(1≦j≦Nu:Nuは全ユーザ数)のサブキャリアk(1≦k≦K:Kは平均サブキャリア数)の射影チャネルベクトルを
    Figure 0004900087

    、ユーザjのサブキャリアkのチャネルベクトルを
    Figure 0004900087

    としたとき、ユーザjの第nのMIMO多重レイヤの直交係数
    Figure 0004900087
    (0≦
    Figure 0004900087
    ≦1)
    を、
    Figure 0004900087

    の式を満たすように計算することを特徴とするユーザ選択装置。
  14. マルチユーザMIMO通信のユーザ選択装置であって、
    パイロット信号を用いて各ユーザの受信SINRおよびチャネルベクトルを測定する受信SINR/チャネルベクトル測定手段と、
    前のユーザ選択で更新した射影チャネルベクトルから直交係数を計算する直交係数計算手段と、
    前記直交係数計算手段により計算された直交係数により補正SINRを計算する補正SINR計算手段と、
    前記補正SINRに基づいてユーザ選択を行うユーザ選択手段と、
    次のユーザ選択のためにGS直交化により射影チャネルベクトルを更新する射影チャネルベクトル更新手段と、を有し、
    補正SINRからサポートデータレートを算出し、平均サポートデータレートの逆数で重み付けしたサポートデータレートを計算するサポートデータレート計算手段を有し、
    ユーザ選択手段は、ユーザ選択では、前記サポートデータレートの大きなユーザを選択することを特徴とするユーザ選択装置。
  15. マルチユーザMIMO通信のユーザ選択装置であって、
    パイロット信号を用いて各ユーザの受信SINRおよびチャネルベクトルを測定する受信SINR/チャネルベクトル測定手段と、
    前のユーザ選択で更新した射影チャネルベクトルから直交係数を計算する直交係数計算手段と、
    前記直交係数計算手段により計算された直交係数により補正SINRを計算する補正SINR計算手段と、
    前記補正SINRに基づいてユーザ選択を行うユーザ選択手段と、
    次のユーザ選択のためにGS直交化により射影チャネルベクトルを更新する射影チャネルベクトル更新手段と、を有し、
    ユーザ選択手段は、ユーザ選択では、補正SINRの関数で表される優先度の大きなユーザを選択することを特徴とするユーザ選択装置。
  16. マルチユーザMIMO通信のユーザ選択装置であって、
    パイロット信号を用いて各ユーザの受信SINRおよびチャネルベクトルを測定する受信SINR/チャネルベクトル測定手段と、
    前のユーザ選択で更新した射影チャネルベクトルから直交係数を計算する直交係数計算手段と、
    前記直交係数計算手段により計算された直交係数により補正SINRを計算する補正SINR計算手段と、
    前記補正SINRに基づいてユーザ選択を行うユーザ選択手段と、
    次のユーザ選択のためにGS直交化により射影チャネルベクトルを更新する射影チャネルベクトル更新手段と、を有し、
    ユーザ選択手段は、ユーザ選択では、補正SINRの関数で表される優先度に、遅延要求や再送要求などのチャネル品質以外の優先度を加えた総合優先度の大きなユーザを選択することを特徴とするユーザ選択装置。
  17. マルチユーザMIMO通信のユーザ選択装置であって、
    パイロット信号を用いて各ユーザの受信SINRおよびチャネルベクトルを測定する受信SINR/チャネルベクトル測定手段と、
    前のユーザ選択で更新した射影チャネルベクトルから直交係数を計算する直交係数計算手段と、
    前記直交係数計算手段により計算された直交係数により補正SINRを計算する補正SINR計算手段と、
    前記補正SINRに基づいてユーザ選択を行うユーザ選択手段と、
    次のユーザ選択のためにGS直交化により射影チャネルベクトルを更新する射影チャネルベクトル更新手段と、を有し、
    射影チャネルベクトル更新手段は、射影チャネルベクトルの更新では、GS直交化により既に選択したユーザに対応する正規直交系の補空間への射影チャネルベクトルを所定の周波数分解能毎に更新することを特徴とするユーザ選択装置。
  18. 請求項17記載のユーザ選択装置において、
    射影チャネルベクトル更新手段が更新する際の所定の周波数分解能は、サブキャリア毎、あるいはコヒーレント帯域幅に相当するサブキャリアグループ毎であることを特徴とするユーザ選択装置。
  19. マルチユーザMIMO通信のユーザ選択装置であって、
    パイロット信号を用いて各ユーザの受信SINRおよびチャネルベクトルを測定する受信SINR/チャネルベクトル測定手段と、
    前のユーザ選択で更新した射影チャネルベクトルから直交係数を計算する直交係数計算手段と、
    前記直交係数計算手段により計算された直交係数により補正SINRを計算する補正SINR計算手段と、
    前記補正SINRに基づいてユーザ選択を行うユーザ選択手段と、
    次のユーザ選択のためにGS直交化により射影チャネルベクトルを更新する射影チャネルベクトル更新手段と、を有し、
    射影チャネルベクトル更新手段は、射影チャネルベクトルの更新では、ユーザjのサブキャリアkの射影チャネルベクトルを
    Figure 0004900087

    、第nのMIMO多重レイヤの選択ユーザをJnとしたとき、ユーザjのサブキャリアkの第nのMIMO多重レイヤの射影チャネルベクトルを、
    Figure 0004900087

    の式を満たすように更新することを特徴とするユーザ選択装置。
  20. マルチユーザMIMO通信のユーザ選択装置であって、
    パイロット信号を用いて各ユーザの受信SINRおよびチャネルベクトルを測定する受信SINR/チャネルベクトル測定手段と、
    前のユーザ選択で更新した射影チャネルベクトルから直交係数を計算する直交係数計算手段と、
    前記直交係数計算手段により計算された直交係数により補正SINRを計算する補正SINR計算手段と、
    前記補正SINRに基づいてユーザ選択を行うユーザ選択手段と、
    次のユーザ選択のためにGS直交化により射影チャネルベクトルを更新する射影チャネルベクトル更新手段と、を有し、
    ユーザ選択手段は、第1のMIMO多重レイヤのユーザ選択時の優先度が上位のユーザを複数選択し、それらのユーザのみに対して第2以降のMIMO多重レイヤのユーザ選択を行うことを特徴とするユーザ選択装置。
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