JP4899110B2 - 無線基地局、中継局、無線中継システム、及び無線中継方法 - Google Patents

無線基地局、中継局、無線中継システム、及び無線中継方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信を利用した無線基地局、中継局、無線中継システム、及び無線中継方法に関する。詳しくは、処理遅延を少なくするとともに、無線リソースを最大限効率的に使用できるようにした無線基地局等に関する。
IEEE802.16WGでは、無線通信システムの例として固定通信用途向けのIEEE802.16d(例えば、以下の非特許文献1)と、移動通信用途向けのIEEE802.16e(例えば、以下の非特許文献2)を規定している。
図13は、かかるIEEE802.16dとIEEE802.16eのサービスイメージを示す図である。1つの無線基地局BSに、複数の端末MSが接続されるP−MP(Point-to-Multipoint)型接続を基本としている。
このようにIEEE802.16d等は、P−MP型接続を基本とするため、サービスエリアが無線基地局BSのカバーするカバーエリア(セル)に制限され、セルエッジでは通信レートが低くなる問題があった。
この問題を解消するため、IEEE802.16WGでは、無線基地局と無線端末の間で通信を中継する中継局について検討を開始している(IEEE802.16j)。
図14及び図15は、中継局を導入した無線通信システムの例を示す図である。
図14に示すように、セルエッジ付近の無線端末MS#2は、中継局RSを介して通信を行う。無線基地局BSと中継局RSとの間、及び中継局RSと無線端末MS#2との間の無線品質を向上させることで、無線端末MS#2が無線基地局BSと直接通信を行う場合と比較して、スループットを向上させることができる。
また、図15に示すように、無線基地局BSがカバーできないエリアに位置する無線端末MS#2に対して、無線基地局BSが中継局RSを介して無線端末MS#2と通信を行うことで、無線基地局BSのサービスエリアを拡大させることができる。
一方、中継局RSにおける中継方式としては、受信信号を復調、復号をせずに受信信号を再送信することにより中継する方式(Amplifier and Forward:AF方式)と、受信信号を復調、復号し、復号データを得てからデータを再度符号化し、変調して送信する中継する方式(Decode
and Forward:DF方式)とがある(例えば、以下の非特許文献3)。
図16は、無線フレームによるデータ送受信の例であり、AF方式を説明するための図である。同図に示すように、AF方式は、中継局RSにおいて無線基地局BSからの受信信号を復調、復号せず送信電力を増幅してから中継局RSのエリア内の無線端末MS#2に送信する。この場合、中継局RSは伝送信号に対して復調や復号化、さらに符号化や変調の処理を行わないため処理遅延が小さい。アップリンク方向も同様に、中継局RSは、無線端末MS#2からの受信信号を復調、復号をせずに受信信号を再送信することにより無線基地局BSに対する中継が実行される。
図17は、無線フレームによるデータ送受信の例であり、DF方式を説明するための図である。同図に示すように、DF方式は、無線基地局BSからの受信信号に対して中継局RSにおいて一旦復調(好ましくは更に復号)処理を施して受信データを得、そのデータに対して再度(好ましくは符号化処理及び)変調処理を施してから中継局RSのエリア内に送信する。この場合、復調(復号)処理が行われるため、伝搬路の影響により歪んだ信号を元に戻してから中継できるため、伝送品質の向上を図ることができる。アップリンクも同様で、中継局RSは無線端末MS#2からの受信信号を、一旦復調(更に復号)してデータを得て、そのデータに対して(符号化及び)変調処理を施してから無線基地局BS側へ送信することになる。
IEEE Std 802.16-2004 IEEE Std 802.16e-2005 J.N.Laneman, D.Tse.and G.W.Wornell, "Cooperative diversity in wireless networks: Efficientprotocols and outage behavior," IEEE Trans.Inform.Theory, vol.50,pp.3062-2084, Dec.2004
先に示したように、中継を行う際に、受信信号を復調、復号をせずに受信信号を再送信する方式と、受信信号を一旦復調及び復号処理を施して受信データを得、そのデータに対してし再度符号化及び変調処理を施してから再送信する方式がある。
しかし、処理遅延の面では後者が不利であるものの、品質面では前者が不利であり、処理遅延を抑えつつ、品質の向上を図ることは難しい。
本発明では、これらの方式を巧みに利用して理想的な中継を行うようにすることを目的の1つとする。
上記目的を達成するために、本発明の一実施態様によれば、中継局を介して無線端末と通信を行う無線基地局において、前記中継局において前記無線端末又は前記無線基地局からの受信データを所定時間ずらして夫々前記無線基地局又は前記無線端末に送信するために割当てられた信号中継領域と、前記中継局において前記無線端末又は前記無線基地局からの受信データを復調と復号化、更に符号化と変調処理を行い夫々前記無線基地局又は前記無線端末に送信するために割当てられたデータ中継領域とを含む無線フレームを生成する無線フレーム生成部と、前記生成した無線フレームを前記中継局に送信する送信部とを備えることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の他の実施態様によれば、無線端末と無線基地局の通信を中継する中継局において、信号中継領域とデータ中継領域とを含む無線フレームを受信する受信部と、前記信号中継領域において、前記無線端末又は前記無線基地局からの受信データを所定時間ずらして夫々前記無線基地局又は前記無線端末に送信し、前記データ中継領域において、前記無線端末又は前記無線基地局からの受信データを復調と復号化、更に符号化と変調処理を行い夫々前記無線基地局又は前記無線端末に送信する振り分け処理部とを備えることを特徴とする。
更に、上記目的を達成するために、本発明の他の実施態様によれば、中継局を介して無線端末と無線基地局とで通信を行う無線中継システムにおいて、前記無線基地局は、信号中継領域とデータ中継領域とを含む無線フレームを生成する無線フレーム生成部と、前記生成した無線フレームを前記中継局に送信する送信部とを備え、前記中継局は、前記無線フレームを受信する受信部と、前記信号中継領域において、前記無線端末又は前記無線基地局からの受信データを所定時間ずらして夫々前記無線基地局又は前記無線端末に送信し、前記データ中継領域において、前記無線端末又は前記無線基地局からの受信データを復調と復号化、更に符号化と変調処理を行い夫々前記無線基地局又は前記無線端末に送信する振り分け処理部とを備えることを特徴とする。
更に、上記目的を達成するために、本発明の他の実施態様によれば、中継局を介して無線端末と無線基地局とで通信を行う無線中継方法において、前記無線基地局は、信号中継領域とデータ中継領域とを含む無線フレームを生成し、前記生成した無線フレームを前記中継局に送信し、前記中継局は、前記無線フレームを受信する受信部と、前記信号中継領域において、前記無線端末又は前記無線基地局からの受信データを所定時間ずらして夫々前記無線基地局又は前記無線端末に送信し、前記データ中継領域において、前記無線端末又は前記無線基地局からの受信データを復調と復号化、更に符号化と変調処理を行い夫々前記無線基地局又は前記無線端末に送信することを特徴とする。
本発明によれば、理想的な中継を行うことができる。また、遅延に厳しいデータに対して処理遅延を少なくするとともに、遅延が許されるデータに対して品質向上を図ることができる無線基地局、中継局、無線中継システム、及び無線中継方法を提供することができる。
図1は無線フレームの構成例を示す図である。 図2は無線フレームのダウンリンク方向のデータの中継例を示す図である。 図3はダウンリンク方向のデータの送受信の例を示す図である。 図4は回線品質情報を収集するシーケンス例を示す図である。 図5は無線基地局の構成例を示す図である。 図6は無線基地局における処理の例を示すフローチャートである。 図7は信号中継領域通信メッセージのフォーマット例を示す図である。 図8はバーストの割当て例を示す図である。 図9は中継局の構成例を示す図である。 図10は中継局における処理の例を示すフローチャートである。 図11は信号中継領域とデータ中継領域の振り分け例を示す図である。 図12は信号中継領域とデータ中継領域の振り分け例を示す図である。 図13はサービスイメージの例を示す図である。 図14は中継局を導入した無線通信システムの例を示す図である。 図15は中継局を導入した無線通信システムの例を示す図である。 図16は無線フレームによるデータ送受信の例を示す図である。 図17は無線フレームによるデータ送受信の例を示す図である。
符号の説明
12:復調部 13:復号化部
16:MAP情報生成部 18:符号化部
19:変調部 20:送信部
21:制御部 32:振り分け処理部
33:保持メモリ 34:復調及び復号化処理部
35:符号化及び変調処理部 36:データ中継用メモリ
37:信号中継用メモリ 38:読み込み処理部
161:振り分け決定部 162:領域決定部
MS:無線端末 RS:中継局
BS:無線基地局 S1〜S4:第1〜第4の信号中継領域
D1〜D4:第1〜第4のデータ中継領域
この実施例では、無線基地局BSと無線端末MSとの間で送受信されるデータの中には遅延に厳しいデータ(例えば、リアルタイム性が求められるVoIPのデータなど)と、遅延にそれほど厳しくないデータが存在することに着目した。
本発明を実施するための最良の形態について以下説明する。
図1(A)は本実施例によるダウンリンク方向の無線フレーム(ダウンリンクサブフレーム、「DL−Subframe」)の構成例、図1(B)は本実施例によるアップリンク方向の無線フレーム(アップリンクサブフレーム、「UL−Subframe」)の構成例を示す図である。MMR−Linkは無線基地局と中継局間の通信を示し、Access−Linkは中継局と無線基地局間の通信を示す。尚、本無線中継システムは、中継局を介した無線端末と無線基地局から構成される中継システムである。
本実施例においては、無線フレームをAF方式で中継する信号中継領域S1〜S4と、DF方式で中継するデータ中継領域D1〜D4に無線フレームに分割することとした。
図1(A)に示すように、ダウンリンク方向の無線フレームには、中継局が無線基地局から受信する第1の信号中継領域S1と第1のデータ中継領域D1が含まれ、中継局が無線端末に送信する第2の信号中継領域S2と第2のデータ中継領域D2が含まれる。
第2の信号中継領域S2と第2のデータ中継領域D2は、夫々、第1の信号中継領域S1と第1のデータ中継領域D1から所定時間スロット分ずらした位置に配置される。
尚、S1の信号をAF方式で再送信するS2は図のように同じサブフレーム内に設定する。所定時間スロットが不足する場合は、図において、S2とD2を入れ替えるフォーマットとすることで、S1とS2との間の時間差を所定時間スロット以上に保つことができる。例えば、信号中継領域S1とS2の間にデータ中継領域(ここではD1、D2)をはさみこむことで、所定時間を確保することも一例として挙げられる。
一方、図1(B)に示すように、アップリンク方向の無線フレームには、中継局が無線端末から受信する第3の信号中継領域S3と第3のデータ中継領域D3が含まれ、中継局が無線基地局に送信する第4の信号中継領域S4と第4のデータ中継領域D4が含まれる。
第4の信号中継領域S4と第4のデータ中継領域D4は、夫々、第3の信号中継領域S3と第3のデータ中継領域D3から所定時間スロット分ずらした位置に配置される。
ダウンリンクの説明の再に説明した所定時間確保の手法は、ここでも利用できる。S1、S2をS3、S4に読み替え、D1、D2をD3、D4に読み替えればよい。
尚、無線フレームにおいて、信号中継領域S1〜S4以外の領域を、データ中継領域D1〜D4あるいは、無線基地局配下の中継局および無線端末の送受信用に使用することもできる。本実施例では、説明の簡単化のため、図1(A)等に示すように、信号中継領域S1〜S4とデータ中継領域D1〜D4のみ示す。
図2は、このように構成された無線フレームによるデータの送受信の例を示す図である。
無線基地局BSは、Nフレーム目で中継局に対して信号中継領域(図中、「RS−Burst(signal)」)とデータ中継領域(図中、「RS−Burst(Data)」)に分割された無線フレームを送信している。
中継局RSは第1の信号中継領域S1にて無線基地局BSから信号を受信し、同一無線フレーム中の第2の信号中継領域S2にて無線端末MS#2に受信信号を送信する。このとき、中継局RSは、受信信号を復調、変調の処理を行わずに必要な信号増幅処理を行ってから第2の信号中継領域S2にて送信する。
つまり、中継局RSは、例えば、ダウンリンクサブフレームのMMR−Linkの信号中継領域(第1の信号中継領域S1)において無線基地局BSから受信した信号を、同一の無線フレーム内においてAccess−Linkの信号中継領域(第2の信号中継領域S2)で、無線端末MSに送信する。中継局RSにおける第1及び第2の信号中継領域S1、S2での中継は同一無線フレーム内で行われる。遅延が許容できる範囲内であれば、次のフレーム等で送信することもできる。
一方、中継局RSは、第1のデータ中継領域D1にて無線基地局BSからの信号を受信し、受信信号について復調(好ましくは更に復号化)処理を施した後、(好ましくは符号化及び)変調処理を施して無線端末MS#2に送信する。
つまり、中継局RSは、例えば、ダウンリンクサブフレームのMMR−Linkのデータ中継領域(第1のデータ中継領域D1)で無線基地局BSから受信した信号に対して復調等行い、無線フレームにおいてAccess−Linkのデータ中継領域(第2のデータ中継領域D2)で、無線端末MSに送信する。
尚、アップリンクの場合も、同様に中継局RSにおいて、信号中継領域(第3、第4の信号中継領域S3、S4)において無線端末MSからの信号を同一無線フレーム内にて無線基地局BSに送信し、データ中継領域(第3、第4のデータ中継領域D3、D4)において復調等を行い無線基地局BSに送信する。
このように、本実施例では、信号中継領域S1〜S4とデータ中継領域D1〜D4を含む無線フレームを構成してデータや信号の送受信を行うようにしたので、信号中継領域S1〜S4内のデータ等は中継局RSにて復調等が行われず、無線端末MSに送信することができるため処理遅延を少なくして遅延に厳しいデータ(例えばVOIPデータ等のリアルタイム性が要求されるデータ)の要求を満たすことができる。また、データ中継領域D1〜D4内のデータ等は中継局RSにて各リンクに適合した無線通信方式により通信が行われるため、品質の向上が図られ、無線リソースを最大限効率的に使用することができる。
ここで、DF方式では同一無線フレーム内で中継は行わず、図2に示すように、中継局RSは受信したデータをそれ以降の無線フレームのAccesee−Linkのデータ中継領域(第2のデータ中継領域D2)で送信する。図2の例では、次のフレーム(N+1)で送信している。もちろん、復調、復号等にさらに時間を要する場合は、更に遅れたフレームで送信することもできる。要するに、信号中継の場合にMフレーム後に送信を行うのであれば、データ中継の場合には、Nフレーム(M<N)後に送信するようにすることが望ましい。
信号中継について、データ中継に対してリアルタイム性を確保するためである。
図3は、かかる処理遅延を考慮した場合のデータ送受信の例を示す図である。同図に示すように、無線基地局BSからS11でMAPデータを生成して送信する場合に、無線基地局BSはまずデータを中継局RSに送信(S10)する。そして、その後MAPデータを送信して(S11)、中継局RSから無線基地局BSからのデータを無線端末MSに送信する(S12)ようにする。中継局RSにおける処理遅延を考慮して、無線基地局BSは中継局RSへデータの事前送信を行っている。尚、S10のDataの送信の際には、もちろんDL−MAPによりそのデータの送信タイミングが中継局RSに通知されている。処理遅延を考慮したデータ送受信は、アップリンクの場合も全く同様である。
ところで、信号中継領域S1〜S4において、MMR−LinkとAccess−Linkで使用する無線通信方式(変調方式と符号化方式)は同じである。AF方式では、中継局RSが送信局(無線基地局BSや無線端末MS)から受信した信号を受信局(無線端末MSや無線基地局BS)に送信するためである。信号中継領域S1〜S4をデータの送受信として使用する場合、その領域における無線通信方式は、MMR−LinkとAccess−Linkの夫々の回線品質(例えば、QPSK、16QAMなど)を比較し、回線品質の低い方で合わせて決定することが望ましい。回線品質を低い方に合わせることで、無線基地局BSと無線端末MS間の通信における誤り発生を抑えることができるからである。
図4は、無線基地局BSが、MMR−LinkとAccess−Linkの各リンクの回線品質情報を収集するシーケンス例を示す図である。回線品質を低い方に合わせて決定するには、各リンクの回線品質を比較する必要がある。本実施例では、MMR−Linkの回線品質は無線基地局BSが主導で測定し、Access−Linkの回線品質は中継局RSが主導で測定する。
図4に示すように、中継局RSは無線端末MSとの通信により(S20)、Access−Linkの回線品質を測定する(S21)。尚、無線端末MSから受信回線品質を中継局RSに報告させることで、回線品質を測定することもできる。無線基地局BSは中継局RSとの通信により(S22)、MMR―Linkの回線品質を測定し回線品質情報を取得する(S23)。中継局RSは測定したAccess−Linkの回線品質情報を無線基地局BSに送信する(S24)。無線基地局BSでは、両者の回線品質情報から回線品質の低い方に合わせて、信号中継領域S1〜S4における無線通信方式を決定する。決定した無線通信方式の情報は、例えば、DL−MAPやUL−MAPに含めて中継局RSに送信される。中継局RSではこの情報に基づいて無線端末MSや無線基地局BSと通信を行う
尚、信号中継領域S1〜S4で使用する無線通信方式について、無線端末MS全体で同一の信号(BPSK(Binary Phase Shift Keying:2位相偏移変調)などのロバストな信号)を使用する場合には回線品質の測定や比較を行わなくともよい。
一方、データ中継領域(D1〜D4)における無線通信方式は、MMR−LinkとAccess−Linkのそれぞれの回線品質に合わせて決定することもできる。上述したように、中継局RSでは、各リンクに合わせた復調と復号化、更に符号化と変調の処理を行うからである。従って、一方のリンクは他方のリンクの回線品質を意識する必要はない。各々の回線品質に合わせて各々のデータ中継領域の無線通信方式が決定されるため、無線リソースを効率的に使用できる。
次に、無線基地局BSの構成と動作について図5乃至図8を参照して説明する。図5は、無線基地局BSの構成例を示す図である。
無線基地局BSは、受信部11と、復調部12と、復号化部13と、制御データ抽出部14と、ネットワークインターフェース(IF)部15と、MAP情報生成部16と、データバッファ17と、符号化部18と、変調部19と、送信部20と、制御部21を備える。更に、MAP情報生成部16は、振り分け決定部161と、領域決定部162を備える。
受信部11は、中継局RSや無線端末MSからのデータパケットや制御メッセージ(帯域要求、レンジング等)等を受信する。制御部21の制御により、データパケット等を復調部12で復調し、復号化部13で復号化する。
制御データ抽出部14は、制御メッセージをMAP情報生成部16に出力し、データパケットをネットワークIF部15に出力する。ネットワークIF部15は、データパケットを上位のIP(Internet Protocol)ネットワークに出力する。
MAP情報生成部16は、制御メッセージに基づいてDL−MAPやUL−MAPなどのMAP情報を生成するが、MAP情報生成部16の振り分け決定部161は、どのデータ等を信号中継領域S1〜S4で送受信するか、あるいはデータ中継領域D1〜D4で送受信するかを決定することで、振り分けを行う。また、領域決定部162では、信号中継領域S1〜S4とデータ中継領域D1〜D4とを無線フレーム中のどの領域にするかを決定する。領域の決定は、データや信号のデータ量や信号量などで決定する。
そして、MAP情報生成部16は、信号中継領域S1〜S4やデータ中継領域D1〜D4を含む無線フレームを考慮したMAP情報(UL−MAPやDL−MAP)を生成する。MAP情報は他のデータ(中継局への送信データ、無線端末MSへの送信データ)とともにデータバッファ17にて蓄積される。
尚、領域決定部162では、信号中継領域S1〜S4のみ決定し、それ以外の領域をデータ中継領域D1〜D4としてもよい。更に、振り分け決定部161と領域決定部162では、信号中継領域S1〜S4やデータ中継領域D1〜D4を指定したMAP情報を作成するのはなく、これらの領域を指定したMAC Management Massege(以下、信号中継領域通知メッセージ)を作成するようにしてもよい。
データバッファ17に蓄積されたMAP情報は、他のデータとともに、符号化部18、変調部19、送信部20を介して中継局RSや無線端末MSに送信される。
ただし、信号中継領域S1、S2において送信を行う場合(ダウンリンク)、その領域で送信される信号は、MMR−LinkとAccesee−Linkの回線品質の低い方に合わせて、符号化部18にて符号化を行い、変調部19にて変調が行われる。
勿論、第3及び第4の信号中継領域S3、S4において受信を行う場合(アップリンク)も、各リンクの回線品質の低い方に合わせて、復調部12にて復調し、復号化部13にて復号化を行う。制御部21は、復調部12や復号化部13、符号化部18や変調部19等を制御することで、かかる復調等が行われる。
図6は、無線基地局BSにおける処理の例を示すフローチャートである。この例では、信号中継領域S1〜S4やデータ中継領域D1〜D4の指定を信号中継領域通知メッセージで行う例である。MAP情報による場合も同様である。
処理が開始されると(S30)、MAP情報生成部16にて領域決定処理を行い(S31)、信号中継領域S1〜S4とデータ中継領域D1〜D4を指定した信号中継領域通知メッセージが生成される。
次いで、信号中継領域S1〜S4を変更する必要があるとき(S32でYes)、変更した信号中継領域S1〜S4を指定した信号中継領域通知メッセージがMAP情報生成部16で生成され(S33)、制御部21の制御によりMMR−Linkを介して送信される(S34)。そして、処理が終了する(S35)。尚、信号中継領域通知メッセージは、例えば、データ中継領域内に格納して送信することができる。中継局RSにおいてメッセージを取得する処理時間を得るには、データ領域で送信される方が都合がよいからである。ただし、このメッセージは無線端末MSに送信する必要はないので、中継の対象外とすることが望ましい。
一方、信号中継領域S1〜S4に変更がないときは(S32でNo)、領域決定処理(S31)で生成した領域を変更する必要がないため、そのまま処理が終了する(S35)。
信号中継領域S1〜S4の変更は、例えば、データ量の変化があった場合やオペレータによるマニュアル操作等により行われる。これらの情報を制御部21が取得し、MAP情報生成部16にその旨を通知することで実行される。
尚、本フローチャートでは、信号中継領域S1〜S4のみ変更が生じた場合を想定しているが、これは信号中継領域S1〜S4を決定すれば残りの領域はデータ中継領域D1〜D4であることを前提としているからである。即ち、信号中継通知メッセージは、無線基地局BSから中継局RSへの信号(MMR−Linkを介して送信する信号)の送信領域のうち信号中継領域とデータ中継領域の境界を通知するものであり、また、アクセスリンクの送信領域のうち信号中継領域とデータ中継領域の境界を通知するものである。上りも同様である。
図7は信号中継領域通知メッセージのフォーマット例を示し、図8はかかるメッセージによる構成された無線フレームの領域割当て例を示す図である。
図7の「Symbol Offset」と「Subchannel Offset」により、図8に示す第1の信号中継領域S1(または第3の信号中継領域S3)の開始点が決定される。また、図7の「No.OFDMA Symbols」により、図8に示す第1の信号中継領域S1等における時間軸方向の幅(シンボル数)が決定され、図7の「No.Subchannels」により、図8に示す第1の信号中継領域S1等における周波数軸方向の幅が決定される。
更に、本実施例では、信号中継領域通知メッセージ中に、第1の信号中継領域S1等の開始点から、時間軸方向に向けて第2の信号中継領域S2(または第4の信号中継領域S4)の開始点までのシンボル数が「No.Symbols」として定義されている。つまり、「No.Symbols」は、受信したデータ等をどのくらいのシンボル数(または時間)ずらして送信するかを定義している。このシンボル数を信号中継領域通知メッセージとして中継局RSに通知することで、第2の信号中継領域S2を使用して中継局RSから無線端末MSにデータ等を送信することができ、第4の信号中継領域S4を使用して中継局RSから無線基地局BSにデータ等を送信することができる。
尚、信号中継領域S1〜S4は、当該領域で送受信するデータのデータ量に応じて決定すればよい。データ量が多いと、例えば第1の信号中継領域S1と第2の信号中継領域S2をデータ量に合わせて大きな領域を確保するようにすればよい。領域決定部162においてデータ量に応じて、これらの信号中継領域S1〜S4を決定すればよい。
次に、中継局RSの構成と動作について、図9及び図10を参照して説明する。図9は中継局RSの構成例を示す図である。
中継局RSは、受信部31と、振り分け処理部32と、保持メモリ33と、復調及び復号化処理部34と、符号化及び変調処理部35と、データ中継用メモリ36と、信号中継用メモリ37と、読み込み処理部38と、送信部39とを備える。尚、復号化、符号化は省略することもできる。
受信部31は、無線基地局BSからの制御メッセージやMAP情報(又は信号中継領域通知メッセージ)、それ以外のデータ等を受信する。制御メッセージやMAP情報は、振り分け処理部32を介して復調及び復号化処理部34にて復調及び復号化処理が行われ、保持メモリ33で記憶される。
振り分け処理部32は、保持メモリ33に記憶される制御データ(信号中継通知メッセージ)あるいはMAP情報に基づいて、受信部31により受信したデータ等を振り分ける。振り分け処理部32は、第1及び第3の信号中継領域S1、S4で受信したデータ等を信号中継用メモリ37に出力し、第1及び第3のデータ中継領域D1、D3で受信したデータ等を復調及び復号化処理部34に出力する。
復調及び復号化処理部34は、振り分け処理部32からのデータ等に対して復調及び復号化処理を行い、保持メモリ33に記憶されたMAP情報に基づいて変調及び復号化処理を行う。予め、無線基地局BSと中継局RS、中継局RSと無線端末MSとの夫々の間で設定された復調等の方式で復調等が行われる。
符号化及び変調処理部35は、復調及び復号化処理部34からのデータ等に対して符号化及び変調を行う。この場合も、MAP情報に基づいて行う。中継局RSと無線基地局BS、中継局RSと無線端末MSとの夫々の間における最適な変調方式、符号化方式を用いて変調等が行われる。
データ中継用メモリ36は、符号化及び変調処理部35からのデータ等を一時記憶する。また、信号中継用メモリ37は振り分け処理部32からのデータ等を一時記憶する。
読み込み処理部38は、無線フレームの信号中継領域(第2の信号中継領域S2、第4の信号中継領域S4)のタイミングで信号中継用メモリ37からデータ等を読み出す。また、読み込み処理部38は、無線フレームのデータ中継領域(第2のデータ中継領域D2、第4のデータ中継領域D4)のタイミングでデータ中継用メモリ36からデータ等を読み出す。読み出されたデータ等は送信部39を介して、無線端末MSや無線基地局BSに送信される。
ところで、MAP情報や信号中継領域通知メッセージに信号中継領域S1〜S4の位置を記載し、中継局RSにおいてそのMAP情報等に合わせて信号中継領域S1〜S4やデータ中継領域D1〜D4を無線フレームごとに変えて中継処理を行うことは、処理遅延の観点から好ましいことではない。このため、信号中継領域S1〜S4は数フレーム単位で切替えることが望ましい。この場合、無線基地局BSは中継局RSに対して、切り替えタイミングや信号中継領域S1〜S4等を事前に通知する必要がある。例えば、無線基地局BSは、図6に示すフローチャートにおいて、信号中継領域の変更(S32)を数フレームおきに行い、MAP情報や信号中継領域通知メッセージを中継局RSに送信し、中継局RSの保持メモリ33に記憶されたこれらの情報等に基づいて、振り分け処理部32で振り分けるようにすれば実施可能である。
図10は、中継局RSにおける処理の例を示すフローチャートである。
まず、処理が開始されると(S40)、受信部31で受信処理を行う(S42)。
次いで、振り分け処理部32において、信号中継領域(第1又は第3の信号中継領域S1、S3)か否かを制御データ/MAP情報を参照して判断し、データの振り分けを行う。(S42)。
受信したデータ等が信号中継領域のデータ等であれば(Yes)、信号中継用メモリ37に格納される(S43)。そして、第2または第4の信号中継領域S2、S4のタイミングで読み出されて(S44)、送信され(S45)、一連の処理が終了する(S46)。
一方、受信したデータ等が信号中継領域のデータ等でないとき(S42でNo)、受信したデータ等に対して復調(必要であれば更に復号化)処理を行う(S47)。
復調(復号化)したデータ等が制御データやMAP情報のとき(S48でYes)、保持メモリ33に制御データ等を保持し(S51)、処理が終了する(46)。
一方、復調及び復号化したデータ等が制御データやMAP情報でないとき(S48でNo)、復調等したデータ等に対して、(符号化及び)変調処理を行い(S49)、データ中継用メモリ36に格納する(S50)。そして、第2または第4のデータ中継領域D2、D4のタイミングで読み出されて、送信され、一連の処理が終了する(S44〜S46)。
図11と図12は、信号中継領域S1〜S4とデータ中継領域D1〜D4の振り分け例を示す図である。
図11は、QoS(Quality of Service)クラス別に使用する領域を振り分ける例である。QoSクラスのうち、UGS(Unsolicited
Grant Services)は、VoIP(Voice Over IP)などリアルタイム性が要求されるクラスである。そのため、UGSのデータは、即時中継可能な信号中継領域S1〜S4を使用して中継する。
一方、BE(ベストエフォート)は、遅延が多少許されるWebやftp(File Transfer Protocol)などで使用されるクラスである。そのため、無線リソースを効率的に使用するために、データ中継領域D1〜D4を使用した中継を行う。
図11に示すように、無線基地局BSは信号中継領域S1〜S4とデータ中継領域D1〜D4に分割されたMAP情報を送信し(S60、S64)、中継局RSでは、第1の信号中継領域S1でUGSのデータを受信し(S61、S65)、第1のデータ領域D1でBEのデータを受信する(S62、S66)。
そして、中継局RSは、第2の信号中継領域S2でUGSのデータを送信し(S63)、次のフレームにおける第2のデータ領域D2において、前フレームで受信したBEのデータを送信する(S68)。
例えば、Qosクラスのうち、rtPS(Real-Timing
Polling Services)のデータは信号中継領域S1〜S4で、nrtPS(Non-Real-Time Polling Services)のデータはデータ中継領域D1〜D4で送受信するようにしてもよい。
図12は、HARQデータに対する応答を、信号中継領域S1〜S4を使用して中継している例である。HARQデータの送信中に誤りが発生した場合、即時再送が必要である。このため、HARQデータに対する応答を、信号中継領域S1〜S4を使用して即時に送信元に返すようにする。
図12に示すように、HARQデータは、データ中継領域D1〜D4を使用して無線基地局BSから中継局RSを介して無線端末MSに送信される(S71、S72)。そのHARQデータの応答信号あるいは応答メッセージ(ACK/NACK)は、第3及び第4の信号中継領域S3、S4を使用して無線基地局BSに返される(S76、S77)。
データ系情報と制御系情報の種別により、信号中継領域S1〜S4で送受信される制御信号あるいは制御メッセージなどの制御系情報と、データ中継領域D1〜D4で送受信されるユーザデータなどのデータ系情報とを振り分けるようにすればよい。振り分けは、振り分け決定部161により行われる。
これにより、すべての中継をデータ中継領域D1〜D4で行う場合と比較して、再送にかかる時間を短縮できる。
これ以外にも、例えば、無線端末MSに関するチャネル情報や再送要求情報などを無線基地局BSに送信するFAST FEEDBACKのデータについて信号中継領域S1〜S4を使用して中継するようにしてもよい。
また、無線端末MS全体で同一の制御信号を信号中継領域S1〜S4を使用して中継するようにしてもよい。
更に、ダウンリンク方向については全てデータ中継領域D1〜D4により送受信を行い、アップリンク方向については全て信号中継領域S1〜S4により送受信を行うようにしてもよい。
本発明は、中継局を介して無線端末と無線基地局との間における無線通信に適用して好適である。

Claims (18)

  1. 中継局を介して無線端末と通信を行う無線基地局において、
    前記中継局において復調および変調せずに中継される第1の信号を前記無線基地局から前記中継局に送信するための無線リソースである第1の信号中継領域と、前記第1の信号を前記中継局から前記無線端末に送信するための無線リソースである第2の信号中継領域を含むとともに、前記中継局において復調および変調して中継される第2の信号を前記無線基地局から前記中継局に送信するための無線リソースである第1のデータ中継領域、あるいは、前記中継局がm(mは整数)番目の無線フレームにおいて受信し復調および変調した第3の信号を前記中継局から前記無線端末に送信するための無線リソースである第2のデータ中継領域のいずれかを含むn(nはm<nを満たす整数)番目の無線フレームについての領域割当て情報を生成する領域割当て情報生成部と、
    前記生成した領域割当て情報に基づいて、前記n番目の無線フレームにおける第1の信号中継領域において前記第1の信号を前記中継局に送信し、前記生成したn番目の無線フレームにおける前記第1のデータ中継領域において前記第2の信号を前記中継局に送信する送信部と
    を備えることを特徴とする無線基地局。
  2. 前記第1および第2の信号中継領域における無線通信方式として、該無線基地局と該中継局との間の回線品質と、該中継局と、該中継局からの中継信号の受信先の無線端末との間の回線品質のうち回線品質の低い方に従った無線通信方式が選択されることを特徴とする請求項1記載の無線基地局。
  3. 前記第1および第2のデータ中継領域における無線通信方式として、該無線基地局と該中継局との間の回線品質に従った無線通信方式が選択されることを特徴とする請求項1記載の無線基地局。
  4. 前記領域割当て情報生成部は、前記第1の信号中継領域に振り分けるデータを決定する振り分け決定部と、前記n番目の無線フレーム内における前記第1および第2の信号中継領域を決定する領域決定部とを備えることを特徴とする請求項1記載の無線基地局。
  5. 前記振り分け決定部は、制御系情報とデータ系情報の種別及びQoSクラスの種別に応じて前記データを振り分けることを特徴とする請求項4記載の無線基地局。
  6. 無線端末と無線基地局の通信を中継する中継局において、
    前記無線基地局から送信された領域割当て情報を受信し、受信した前記領域割当て情報に基づいて、前記無線基地局あるいは前記無線端末からn(nは整数)番目の無線フレームにおける第1の信号中継領域において送信された第1の信号と、前記n番目の無線フレームにおける第1のデータ中継領域において送信された第2の信号を受信する受信部と、
    前記領域割当て情報に基づいて、前記n番目の無線フレームにおける前記第1の信号中継領域において受信した前記第1の信号を、復調および変調せずに、前記n番目の無線フレームにおける第2の信号中継領域において前記無線端末あるいは前記無線基地局に送信し、前記n番目の無線フレームにおける第1のデータ中継領域において受信した前記第2の信号を、復調および変調してからm(mはn<mを満たす整数)番目の無線フレームにおける第2のデータ中継領域において前記無線端末あるいは前記無線基地局に送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする中継局。
  7. 中継局を介して無線端末と無線基地局とで通信を行う無線中継システムにおいて、
    前記無線基地局は、
    第1と第2の信号中継領域を含むとともに、第1あるいは第2のデータ中継領域のいずれかを含む無線フレームについての領域割当て情報を生成する領域割当て情報生成部と、
    前記領域割当て情報を前記中継局に送信するとともに、前記領域割当て情報に基づいて、n(nは整数)番目の無線フレームにおける前記第1の信号中継領域において第1の信号を前記中継局に送信し、前記生成したn番目の無線フレームにおける前記第1のデータ中継領域において第2の信号を前記中継局に送信する送信部とを備え、
    前記中継局は、
    前記第1および第2の信号と前記領域割当て情報を前記無線基地局から受信する受信部と、
    前記領域割当て情報に基づいて、前記n番目の無線フレームにおける前記第1の信号中継領域において受信した前記第1の信号を、復調および変調せずに前記n番目の無線フレームにおける前記第2の信号中継領域において前記無線端末に送信し、前記n番目の無線フレームにおける前記第1のデータ中継領域において受信した前記第2の信号を、復調および変調してからm(mはn<mを満たす整数)番目の無線フレームにおける第2のデータ中継領域において前記無線端末に送信する送信部とを備えた、
    ことを特徴とする無線中継システム。
  8. 中継局を介して無線端末と無線基地局とで通信を行う無線中継方法において、
    前記無線基地局は、
    第1と第2の信号中継領域を含むとともに、第1あるいは第2のデータ中継領域のいずれかを含む無線フレームについての領域割当て情報を生成し、
    前記領域割当て情報を前記中継局に送信するとともに、前記領域割当て情報に基づいて、前記生成したn(nは整数)番目の無線フレームにおける前記第1の信号中継領域において第1の信号を前記中継局に送信し、前記生成したn番目の無線フレームにおける前記第1のデータ中継領域において第2の信号を前記中継局に送信し、
    前記中継局は、
    前記第1および第2の信号と前記領域割当て情報を受信し、
    前記領域割当て情報に基づいて、前記n番目の無線フレームにおける前記第1の信号中継領域において受信した前記第1の信号を、復調および変調せずに前記n番目の無線フレームにおける前記第2の信号中継領域において前記無線端末に送信し、前記n番目の無線フレームにおける前記第1のデータ中継領域において受信した前記第2の信号を、復調および変調してからm(mはn<mを満たす整数)番目の無線フレームにおける第2のデータ中継領域において前記無線端末に送信する
    ことを特徴とする無線中継方法。
  9. 中継局を介して無線端末と通信を行う無線基地局において、
    前記中継局において復調および変調せずに中継される第1の信号を前記無線端末から前記中継局に送信するための無線リソースである第1の信号中継領域と、前記第1の信号を前記中継局から前記無線基地局に送信するための無線リソースである第2の信号中継領域を含むとともに、前記中継局において復調および変調して中継される第2の信号を前記無線端末から前記中継局に送信するための無線リソースである第1のデータ中継領域と、前記中継局がm(mは整数)番目の無線フレームにおいて受信し復調および変調した第3の信号を前記中継局から前記無線基地局に送信するための無線リソースである第2のデータ中継領域のいずれかを含むn(nはm<nを満たす整数)番目の無線フレームについての領域割当て情報を生成する領域割当て情報生成部と、
    前記生成した領域割当て情報に基づいて、前記n番目の無線フレームにおける前記第2の信号中継領域において前記第1の信号を前記中継局から受信し、前記生成したn番目の無線フレームにおける前記第2のデータ中継領域において前記第3の信号を前記中継局から受信する受信部と
    を備えることを特徴とする無線基地局。
  10. 中継局を介して無線端末と無線基地局とで通信を行う無線中継システムにおいて、
    前記無線基地局は、
    第1と第2の信号中継領域を含むとともに、第1あるいは第2のデータ中継領域のいずれかを含む無線フレームについての領域割当て情報を生成する領域割当て情報生成部と、
    前記生成した領域割当て情報に基づいて、n(nは整数)番目の無線フレームにおける前記第2の信号中継領域において第1の信号を前記中継局から受信し、前記生成したn番目の無線フレームにおける前記第2のデータ中継領域において前記中継局がm(mはm<nを満たす整数)番目の無線フレームにおいて受信し、復調および変調した第3の信号を前記中継局から受信する受信部とを備え、
    前記中継局は、
    前記領域割当て情報を前記無線基地局から受信し、前記領域割当て情報に基づいて、前記無線端末から前記n番目の無線フレームにおける前記第1の信号中継領域において前記第1の信号を受信し、前記n番目の無線フレームにおける前記第1のデータ中継領域において第2の信号を受信する受信部と、
    前記領域割当て情報に基づいて、前記n番目の無線フレームにおける前記第1の信号中継領域において受信した前記第1の信号を、復調および変調せずに前記n番目の無線フレームにおける前記第2の信号中継領域において前記無線基地局に送信し、前記n番目の無線フレームにおける前記第1のデータ中継領域において受信した前記第2の信号を、復調および変調してからk(kはn<kを満たす整数)番目の無線フレームにおける第2のデータ中継領域において前記無線基地局に送信する送信部とを備えた、
    ことを特徴とする無線中継システム。
  11. 中継局を介して無線端末と無線基地局とで通信を行う無線中継方法において、
    前記無線基地局は、第1と第2の信号中継領域を含むとともに、第1あるいは第2のデータ中継領域のいずれかを含む無線フレームについての領域割当て情報を生成し、
    前記領域割当て情報に基づいて、n(nは整数)番目の無線フレームにおける前記第2の信号中継領域において第1の信号を前記中継局から受信し、前記n番目の無線フレームにおける前記第2のデータ中継領域において前記中継局がm(mはn<mを満たす整数)番目の無線フレームにおいて受信し、復調および変調した第3の信号を前記中継局から受信し、
    前記中継局は、前記無線基地局から前記領域割当て情報を受信し、前記領域割当て情報に基づいて、前記無線端末から前記n番目の無線フレームにおける前記第1の信号中継領域において第1の信号を受信し、前記n番目の無線フレームにおける前記第1のデータ中継領域において第2の信号を受信し、
    前記領域割当て情報に基づいて、前記n番目の無線フレームにおける前記第1の信号中継領域において受信した前記第1の信号を、復調および変調せずに前記n番目の無線フレームにおける前記第2の信号中継領域において前記無線基地局に送信し、前記n番目の無線フレームにおける前記第1のデータ中継領域において受信した前記第2の信号を、復調および変調してからk(kはn<kを満たす整数)番目の無線フレームにおける第2のデータ中継領域において前記無線基地局に送信する
    ことを特徴とする無線中継方法。
  12. 前記第2および第3の信号は、前記中継局において、復調が行われ、復号化及び符号化が行われずに、変調が行われて中継されることを特徴とする請求項1記載の無線基地局。
  13. 前記送信部は、前記第2の信号を復調し、復号化および符号化を行わずに、変調して前記無線端末あるいは前記無線基地局に送信することを特徴とする請求項6記載の中継局。
  14. 前記中継局の送信部は、前記第2の信号を復調し、復号化および符号化を行わずに、変調して前記無線端末に送信することを特徴とする請求項7記載の無線中継システム。
  15. 前記中継局は、前記第1の信号を復調し、復号化および符号化を行わずに、変調して前記無線端末に送信することを特徴とする請求項8記載の無線中継方法。
  16. 前記第2および第3の信号は、前記中継局において、復調が行われ、復号化および符号化が行われずに、変調が行われて中継されることを特徴とする請求項9記載の無線基地局。
  17. 前記中継局の送信部は、前記第2および第3の信号を復調し、復号化および符号化を行わずに、変調して前記無線基地局に送信することを特徴とする請求項10記載の無線中継システム。
  18. 前記中継局は、前記第2の信号を復調し、復号化および符号化を行わずに、変調して前記無線基地局に送信することを特徴とする請求項11記載の無線中継方法。
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